JPH0620636B2 - 吸引式精密鋳造方法及び吸引加圧式精密鋳造方法 - Google Patents
吸引式精密鋳造方法及び吸引加圧式精密鋳造方法Info
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- JPH0620636B2 JPH0620636B2 JP874786A JP874786A JPH0620636B2 JP H0620636 B2 JPH0620636 B2 JP H0620636B2 JP 874786 A JP874786 A JP 874786A JP 874786 A JP874786 A JP 874786A JP H0620636 B2 JPH0620636 B2 JP H0620636B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、吸引式及び吸引加圧式精密鋳造方法に関し、
鋳込みに際して型空洞内に気体が入り込む前に溶湯が湯
口を塞いで、型空洞内の細部までスムーズに湯回りでき
る方法を提供する。
鋳込みに際して型空洞内に気体が入り込む前に溶湯が湯
口を塞いで、型空洞内の細部までスムーズに湯回りでき
る方法を提供する。
<従来技術> 本発明の対象となる吸引加圧式精密鋳造方法の基本技術
は、例えば、第1図或いは第3図に示すように、鋳造機
本体A内に溶解室1と鋳込室2を仕切壁11を介して上
下に形成し、溶解室1に溶解装置36を設け、鋳込室2
内に通気性の鋳型14を鋳型受台16で仕切壁11に向
つて気密状に押付け、溶解室1に加圧ガスを圧入すると
ともに、鋳込室2を真空引きし、鋳造材料35を溶解装
置36で溶解して鋳型14内に鋳込むようにした形式の
ものである。
は、例えば、第1図或いは第3図に示すように、鋳造機
本体A内に溶解室1と鋳込室2を仕切壁11を介して上
下に形成し、溶解室1に溶解装置36を設け、鋳込室2
内に通気性の鋳型14を鋳型受台16で仕切壁11に向
つて気密状に押付け、溶解室1に加圧ガスを圧入すると
ともに、鋳込室2を真空引きし、鋳造材料35を溶解装
置36で溶解して鋳型14内に鋳込むようにした形式の
ものである。
また、吸引式精密鋳造方法の基本技術は鋳込室2を真空
引きすることを特徴とし、上記吸引加圧式方法のように
必ずしも鋳込室2の上方に溶解室1を設けてこれを加圧
することを要しないものである。
引きすることを特徴とし、上記吸引加圧式方法のように
必ずしも鋳込室2の上方に溶解室1を設けてこれを加圧
することを要しないものである。
そこで、例えば吸引加圧式精密鋳造方法の従来方法につ
いて述べると、第3図に示すように、溶解室1内にるつ
ぼ13を収容し、るつぼ13の中央に空けた溶融材料通
過穴19を仕切壁11の溶融口12の上方に連通状に位
置決めし、るつぼ13に鋳造材料35を載置して鋳込み
を行なうのである。
いて述べると、第3図に示すように、溶解室1内にるつ
ぼ13を収容し、るつぼ13の中央に空けた溶融材料通
過穴19を仕切壁11の溶融口12の上方に連通状に位
置決めし、るつぼ13に鋳造材料35を載置して鋳込み
を行なうのである。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、上記従来技術の鋳造方法では、鋳込みに
際して鋳造材料35が溶融した場合、溶湯がるつぼ13
から湯口22に落下するより前に加圧ガスが湯口22に
達し、溶湯よりも速く加圧ガスが鋳型の型空洞23内に
入り込んでしまう。
際して鋳造材料35が溶融した場合、溶湯がるつぼ13
から湯口22に落下するより前に加圧ガスが湯口22に
達し、溶湯よりも速く加圧ガスが鋳型の型空洞23内に
入り込んでしまう。
このため、鋳型14の型空洞23内の真空度が瞬間的に
破壊され、薄くて広い部分或いは細くて長い形状部分に
まで湯が回るのを加圧ガスが背圧となつて阻害して、細
部まで精確な鋳造品を得ることが出来なくなる。
破壊され、薄くて広い部分或いは細くて長い形状部分に
まで湯が回るのを加圧ガスが背圧となつて阻害して、細
部まで精確な鋳造品を得ることが出来なくなる。
このことは、上述のような吸引加圧式方法に限らず、吸
引式鋳造方法においても、鋳型内の真空度が破壊されて
湯回りが型空洞の細部にまで引き亘らず、不良な鋳造品
しか得られない点で同じである。
引式鋳造方法においても、鋳型内の真空度が破壊されて
湯回りが型空洞の細部にまで引き亘らず、不良な鋳造品
しか得られない点で同じである。
本発明は、なによりも、鋳込室外の気体或いは加圧ガス
が侵入する前に溶湯が確実に鋳型の型空洞に流入して良
好な湯回りを行なうことができるようにすることを技術
的課題とする。
が侵入する前に溶湯が確実に鋳型の型空洞に流入して良
好な湯回りを行なうことができるようにすることを技術
的課題とする。
<問題点を解決するための手段> 上記課題を達成するための手段を、実施例に対応する第
1図及び第2図に基いて説明する。
1図及び第2図に基いて説明する。
即ち、鋳造材料35から鍔50を一体に突設し、仕切壁
11に溶解口12を鋳型14の湯口22に対応させて空
け、鋳造材料35を溶解口12と湯口22に臨ませた状
態で鋳造材料35の鍔50を湯口22の周肉壁上面51
と溶解口12の周肉壁下面52との間に気密状に挟持固
定し、この状態から鋳造材料35を溶解装置36で上か
ら溶解していき、下部まで溶解した溶湯が瞬時に湯口2
2を塞いで、湯口22に続く型空洞23に溶解室1の加
圧ガスが入り込めないようにして、型空洞23の真空度
を低下させないまま、溶湯が湯口22から型空洞23内
に大きな背圧による流動抵抗を受けることなく隅々まで
スムーズに流れ込むようにした事を特徴とする吸引加圧
式精密鋳造方法並びに当該吸引加圧式方法に主要構成を
同一にしながら、上記仕切壁に代えて鋳込室の上壁11
に溶解口12を空けることを特徴とする吸引式精密鋳造
方法である。
11に溶解口12を鋳型14の湯口22に対応させて空
け、鋳造材料35を溶解口12と湯口22に臨ませた状
態で鋳造材料35の鍔50を湯口22の周肉壁上面51
と溶解口12の周肉壁下面52との間に気密状に挟持固
定し、この状態から鋳造材料35を溶解装置36で上か
ら溶解していき、下部まで溶解した溶湯が瞬時に湯口2
2を塞いで、湯口22に続く型空洞23に溶解室1の加
圧ガスが入り込めないようにして、型空洞23の真空度
を低下させないまま、溶湯が湯口22から型空洞23内
に大きな背圧による流動抵抗を受けることなく隅々まで
スムーズに流れ込むようにした事を特徴とする吸引加圧
式精密鋳造方法並びに当該吸引加圧式方法に主要構成を
同一にしながら、上記仕切壁に代えて鋳込室の上壁11
に溶解口12を空けることを特徴とする吸引式精密鋳造
方法である。
上記吸引式精密鋳造方法は、鋳込室2を吸引しながら鋳
造することを必須要件とする。
造することを必須要件とする。
従つて、鋳込室2の上方に溶解室1を設けることは必須
ではなく、例えば、大気開放状の部位に溶解装置(アー
ク放電電極或いはトーチ等)を設けても良い。
ではなく、例えば、大気開放状の部位に溶解装置(アー
ク放電電極或いはトーチ等)を設けても良い。
また、溶解室1を設ける場合には、溶解室1を大気連通
状にして鋳込室2を吸引しても差し支えないが、要する
に、溶解室1に対して鋳込室2が負圧になるように設定
すれば良いのである。
状にして鋳込室2を吸引しても差し支えないが、要する
に、溶解室1に対して鋳込室2が負圧になるように設定
すれば良いのである。
尚、鋳込室2の吸引は、鋳込みの時にも引き続いて行な
つても良いし、鋳込みの時には停止するようにしても差
し支えない。
つても良いし、鋳込みの時には停止するようにしても差
し支えない。
一方、吸引加圧式精密鋳造方法は、溶解室1に加圧ガス
を圧入するとともに、鋳込室2を真空引きすることを必
須要件とする鋳造法であり、加圧ガスは圧縮空気でも、
アルゴン、ネオン等の不活性ガスでも良い。
を圧入するとともに、鋳込室2を真空引きすることを必
須要件とする鋳造法であり、加圧ガスは圧縮空気でも、
アルゴン、ネオン等の不活性ガスでも良い。
<作 用> 鋳造材料35を溶解装置36で溶解すると、鋳造材料3
5は上部から下部にかけて順々に軟化、溶解してゆく
が、軟化し始めてから完全溶融に至るまでの間に鍔50
が湯口22の周肉壁上面51と溶解口12の周肉壁下面
52とに挟持されたままで、その中央部が溶解室1側の
正圧により湯口22に向つてたれ下がり、いわば湯口2
2をふたする状態になる。
5は上部から下部にかけて順々に軟化、溶解してゆく
が、軟化し始めてから完全溶融に至るまでの間に鍔50
が湯口22の周肉壁上面51と溶解口12の周肉壁下面
52とに挟持されたままで、その中央部が溶解室1側の
正圧により湯口22に向つてたれ下がり、いわば湯口2
2をふたする状態になる。
このため、下部まで溶解した溶湯が、加圧ガス或いは空
気等が入り込む前に速やかに型空洞23内に流入するこ
とができ、鋳込みに際して型空洞23の真空度を低下さ
せることはなく、もって、溶湯は湯口22から型空洞2
3内に大きな背圧による流動抵抗を受けることはない。
気等が入り込む前に速やかに型空洞23内に流入するこ
とができ、鋳込みに際して型空洞23の真空度を低下さ
せることはなく、もって、溶湯は湯口22から型空洞2
3内に大きな背圧による流動抵抗を受けることはない。
<発明の効果> 溶湯は、加圧ガス或いは空気等が入り込む前に速やかに
型空洞内に流れ込んで空洞の隅々にまでスムーズに行き
亘ることができるので、吸引或いは吸引加圧式の両精密
鋳造方法にあつても、鋳込み温度と鋳込みタイミングを
的確にとらえて湯回りを良好に行なうことができ、細部
まで精密な鋳造品を得ることができる。
型空洞内に流れ込んで空洞の隅々にまでスムーズに行き
亘ることができるので、吸引或いは吸引加圧式の両精密
鋳造方法にあつても、鋳込み温度と鋳込みタイミングを
的確にとらえて湯回りを良好に行なうことができ、細部
まで精密な鋳造品を得ることができる。
<実施例> 以下、本発明方法を実施するための装置を第1図及び第
2図に基いて説明する。
2図に基いて説明する。
図中、符号1は密閉に形成された溶解室であり、その下
側に密閉に形成された鋳込室2が配置される。
側に密閉に形成された鋳込室2が配置される。
溶解室1は密閉状の溶解室ケース3内に形成され、その
横側面に開設された操作口4は蓋5で密閉に閉じられ
る。
横側面に開設された操作口4は蓋5で密閉に閉じられ
る。
鋳込室2は上面開口状の鋳込みケース6内に形成され、
連結ボルト7・高さ調節ナット8・揺動式係止腕9によ
り、鋳込みケース6が溶解ケース3に圧接されて、溶解
室2がシールリング10で密閉に保たれる。
連結ボルト7・高さ調節ナット8・揺動式係止腕9によ
り、鋳込みケース6が溶解ケース3に圧接されて、溶解
室2がシールリング10で密閉に保たれる。
係止腕9を水平に回転させてナット8から離脱させる
と、鋳込みケース6を溶解ケース3から取外して、溶解
室2の上面を開放できる。
と、鋳込みケース6を溶解ケース3から取外して、溶解
室2の上面を開放できる。
溶解ケース3の底壁の中央部に仕切壁11が一体に形成
され、この仕切壁11の中央部に溶解口12が明けられ
る。
され、この仕切壁11の中央部に溶解口12が明けられ
る。
また、溶解室2内で仕切壁11下に鋳型14が配置され
て環状シール15で気密接当される。
て環状シール15で気密接当される。
鋳型14は受台16と高さ調節ボルト17を介して鋳込
みケース6に支持される。
みケース6に支持される。
鋳型14は義歯用であり、鉄製筒枠14a内に石膏と砂
とからなる形材21が形成され、この形材21内に湯口
22及び造形型空洞23が形成される。
とからなる形材21が形成され、この形材21内に湯口
22及び造形型空洞23が形成される。
鋳型14の湯口22は仕切壁11の溶解口12を通じて
溶解室1に連通され、これにより、溶解室1と鋳込室2
とが、溶解口12、湯口22、型空洞23、型材21の
粒子間隙で形成されるガス抜き路、及び受台16の上面
に刻設されたガス抜き溝16aを順に経て連通される。
溶解室1に連通され、これにより、溶解室1と鋳込室2
とが、溶解口12、湯口22、型空洞23、型材21の
粒子間隙で形成されるガス抜き路、及び受台16の上面
に刻設されたガス抜き溝16aを順に経て連通される。
溶解室1の上面の一側部に圧力不活性ガス注入口25が
明けられ、この注入口25が流量調節弁26を介して不
活性ガスの一種であるアルゴンガスの容器27に接続さ
れる。
明けられ、この注入口25が流量調節弁26を介して不
活性ガスの一種であるアルゴンガスの容器27に接続さ
れる。
また、溶解室1からガスライン47を導出してアルゴン
ガス容器27に接続し、ガスライン27に手動開閉弁4
6を介装する。
ガス容器27に接続し、ガスライン27に手動開閉弁4
6を介装する。
溶解室1の一側下部に真空引き口28が明けられ、この
真空引き口28が手動開閉弁41及び逆止弁29を介し
て真空ポンプ30に接続される。
真空引き口28が手動開閉弁41及び逆止弁29を介し
て真空ポンプ30に接続される。
鋳込室2の上面の一側部に不活性ガス排出口31が明け
られ、この排出口31が絞り調節用の弁32及び手動開
閉弁43を経て切換弁33で大気放出口34と真空ポン
プ30とに切換可能に接続される。
られ、この排出口31が絞り調節用の弁32及び手動開
閉弁43を経て切換弁33で大気放出口34と真空ポン
プ30とに切換可能に接続される。
一方、中央部を球状に膨出させ、その側部に鍔50を連
設した形状のインゴットに鋳造材料35を形成し、当該
鋳造材料35を溶解口12と湯口22に臨ませた状態で
受台16を上昇せしめ、その鍔50を湯口22の周肉壁
上面51と溶解口12の周肉壁下面52との間に気密状
に挟持固定する。
設した形状のインゴットに鋳造材料35を形成し、当該
鋳造材料35を溶解口12と湯口22に臨ませた状態で
受台16を上昇せしめ、その鍔50を湯口22の周肉壁
上面51と溶解口12の周肉壁下面52との間に気密状
に挟持固定する。
溶解室1内で、上記鋳造材料35の上側にタングステン
製のアーク放電電極36が適当間隔距てて配置され、こ
のアーク放電電極36と鋳造材料35とに亘つて電源3
7から直流電圧又は交流電圧が電圧調節器38・昇圧器
39・溶解ケース3・及び仕切壁11を経て印加される
ように構成される。
製のアーク放電電極36が適当間隔距てて配置され、こ
のアーク放電電極36と鋳造材料35とに亘つて電源3
7から直流電圧又は交流電圧が電圧調節器38・昇圧器
39・溶解ケース3・及び仕切壁11を経て印加される
ように構成される。
アーク放電電極36は、高さ調節ネジ40で高さ調節可
能に、溶解ケース3に固定され、このアーク放電電極3
6の高さと、電圧調節器38で調節されるアーク放電電
圧とを次のように設定する。
能に、溶解ケース3に固定され、このアーク放電電極3
6の高さと、電圧調節器38で調節されるアーク放電電
圧とを次のように設定する。
即ち、アーク放電で鋳造材料35が必要充分に溶解・加
熱されて溶け落ちるに至つた時点におけるアーク放電電
極36と鋳造材料35との間に距離をアーク放電限界値
として、このアーク放電限界値でアーク放電が途切れて
停止するように設定される。
熱されて溶け落ちるに至つた時点におけるアーク放電電
極36と鋳造材料35との間に距離をアーク放電限界値
として、このアーク放電限界値でアーク放電が途切れて
停止するように設定される。
尚、符号20は鋳造材料35の溶解状態を観察するため
ののぞき窓である。
ののぞき窓である。
次に、上記構成の精密鋳造装置を用いて、吸引加圧式精
密鋳造方法の実施手順の一例を説明する。
密鋳造方法の実施手順の一例を説明する。
この精密鋳造方法は、不活性雰囲気形成工程、材料溶解
工程、及び鋳込み工程の順から成る。
工程、及び鋳込み工程の順から成る。
不活性雰囲気形成工程では、鋳造材料35の酸化及び窒
化を防ぐために、溶解室1及び鋳込室2を不活性雰囲気
にする。
化を防ぐために、溶解室1及び鋳込室2を不活性雰囲気
にする。
即ち、切換弁33を真空ポンプ30側に切換えて手動開
閉弁41及び43を開き、真空ポンプ30を作動させる
と、逆止弁29を通じて溶解室1が真空にされるととも
に、切換弁33と絞り調節弁32とを通じて鋳込室2及
び鋳型14内が真空にされる。
閉弁41及び43を開き、真空ポンプ30を作動させる
と、逆止弁29を通じて溶解室1が真空にされるととも
に、切換弁33と絞り調節弁32とを通じて鋳込室2及
び鋳型14内が真空にされる。
そして、充分に真空になつたところで、切換弁33を閉
じ、真空ポンプ30を停止する。
じ、真空ポンプ30を停止する。
次いで、流動調節弁26及び手動開閉弁46を開けて、
アルゴンガス容器27からアルゴンガスを溶解室1及び
鋳込室2に注入する。
アルゴンガス容器27からアルゴンガスを溶解室1及び
鋳込室2に注入する。
このとき、アルゴンガスが溶解室1及び鋳込室2に流れ
込み、両室に残留する残存空気をアルゴンで置換して空
気濃度を更に稀釈し、斯かる真空引きとアルゴン置換を
3〜4回繰り返して、不活性雰囲気濃度を高めてゆく。
込み、両室に残留する残存空気をアルゴンで置換して空
気濃度を更に稀釈し、斯かる真空引きとアルゴン置換を
3〜4回繰り返して、不活性雰囲気濃度を高めてゆく。
次いで、手動開閉弁41及び46を閉じ、流量調整弁2
6及び手動開閉弁43を開き、切換弁33を真空ポンプ
30側に切換えることにより、溶解室1にアルゴンガス
を注入し、鋳込室2を真空引きしながら、鋳込室2を溶
解室1に対して負圧に設定して、以下の材料溶解工程に
入る。
6及び手動開閉弁43を開き、切換弁33を真空ポンプ
30側に切換えることにより、溶解室1にアルゴンガス
を注入し、鋳込室2を真空引きしながら、鋳込室2を溶
解室1に対して負圧に設定して、以下の材料溶解工程に
入る。
即ち、アーク放電電極36と鋳造材料35との間に所定
値の電圧を印加してアーク放電を起こさせると、このア
ーク放電の熱で鋳造材料35が上方から下方にかけて順
に軟化、溶融してゆく。
値の電圧を印加してアーク放電を起こさせると、このア
ーク放電の熱で鋳造材料35が上方から下方にかけて順
に軟化、溶融してゆく。
その際、鍔50が一番遅く溶解するので、鋳造材料35
は軟化し始めてから完全溶解に至るまでの間に当該鍔5
0が湯口22及び溶解口12の両周肉壁面に挟持された
ままの状態で溶解室1の正圧により、その中央部が湯口
22に向つて下方に凸曲した円弧状にたれ下がつてゆ
き、湯口22をいわば閉塞するようになる。
は軟化し始めてから完全溶解に至るまでの間に当該鍔5
0が湯口22及び溶解口12の両周肉壁面に挟持された
ままの状態で溶解室1の正圧により、その中央部が湯口
22に向つて下方に凸曲した円弧状にたれ下がつてゆ
き、湯口22をいわば閉塞するようになる。
そして、鋳造材料35がその上部から底部まで完全に溶
解すると、アーク放電が放電限界値に達して途切れ、自
動停止する。
解すると、アーク放電が放電限界値に達して途切れ、自
動停止する。
これにより、完全に溶融した鋳造材料35は鋳込みに適
正な温度範囲内に自動的に入るが、このとき、既述のご
とく、溶解した材料35は湯口22にたれ下がるので、
溶解室1のアルゴンガスが湯口22に達する前に溶湯が
速やかに湯口22を閉塞して、湯口22に続く型空洞2
3にアルゴンガスが入り込めないようにし、以下の鋳込
み工程に自動的に移行してゆく。
正な温度範囲内に自動的に入るが、このとき、既述のご
とく、溶解した材料35は湯口22にたれ下がるので、
溶解室1のアルゴンガスが湯口22に達する前に溶湯が
速やかに湯口22を閉塞して、湯口22に続く型空洞2
3にアルゴンガスが入り込めないようにし、以下の鋳込
み工程に自動的に移行してゆく。
鋳起み工程では、溶湯は適正な温度範囲に保たれなが
ら、その全部が一丸となつて湯口22から型空洞23内
に鋳込まれる。
ら、その全部が一丸となつて湯口22から型空洞23内
に鋳込まれる。
この場合、上述のように、アルゴンガスは型空洞23内
に入り込まないので溶湯が湯口22から型空洞23内に
大きな背圧による流動抵抗を受けることがなく、型空洞
23内は高い真空度に維持される。
に入り込まないので溶湯が湯口22から型空洞23内に
大きな背圧による流動抵抗を受けることがなく、型空洞
23内は高い真空度に維持される。
従つて、溶湯は型空洞23の細部、即ち、薄くて広い部
分や細くて長い形状部分にまでスムーズに行き亘つて、
きわめて良好に湯回りすることができる。
分や細くて長い形状部分にまでスムーズに行き亘つて、
きわめて良好に湯回りすることができる。
このため、最終の鋳造品を細部まで精密に仕上げること
ができる。
ができる。
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図は本
発明方法を実施するための精密鋳造機の縦断正面図、第
2図は同鋳造機の斜視図、第3図は従来例を示す第1図
相当図である。 1……溶解室、2……溶解室、11……仕切壁(鋳込室
の上壁)、12……溶解口、14……鋳型、16……鋳
型受台、22……湯口、23……型空洞、35……鋳造
材料、36……溶解装置、50……鍔、51……22の
周肉壁上面、52……12の周肉壁下面、A……鋳造機
本体。
発明方法を実施するための精密鋳造機の縦断正面図、第
2図は同鋳造機の斜視図、第3図は従来例を示す第1図
相当図である。 1……溶解室、2……溶解室、11……仕切壁(鋳込室
の上壁)、12……溶解口、14……鋳型、16……鋳
型受台、22……湯口、23……型空洞、35……鋳造
材料、36……溶解装置、50……鍔、51……22の
周肉壁上面、52……12の周肉壁下面、A……鋳造機
本体。
Claims (2)
- 【請求項1】鋳造機本体A内に鋳込室2を形成し、鋳込
室2内に通気性の鋳型14を鋳型受台16で鋳込室の上
壁11に向つて気密状に押付け、溶解室1に加圧ガスを
圧入するとともに、鋳込室2を真空引きし、鋳造材料3
5を溶解装置36で溶解して鋳型14内に鋳込む吸引式
精密鋳造方法において、鋳造材料35から鍔50を一体
に突設し、鋳込室の上壁11に溶解口12を鋳型14の
湯口22に対応させて空け、鋳造材料35を溶解口12
と湯口22に臨ませた状態で鋳造材料35の鍔50を湯
口22の周肉壁上面51と溶解口12の周肉壁下面52
との間に気密状に挟持固定し、この状態から鋳造材料3
5を溶解装置36で上から溶解していき、下部まで溶解
した溶湯が瞬時に湯口22を塞いで、湯口22に続く型
空洞23に鋳込室2外の気体が溶解口12から入り込め
ないようにして、型空洞23の真空度を低下させないま
ま、溶湯が湯口22から型空洞23内に大きな背圧によ
る流動抵抗を受けることなく隅々までスムーズに流れ込
むようにした事を特徴とする吸引式精密鋳造方法 - 【請求項2】鋳造機本体A内に溶解室1と鋳込室2を仕
切壁11を介して上下に形成し、溶解室1に溶解装置3
6を設け、鋳込室2内に通気性の鋳型14を鋳型受台1
6で仕切壁11に向つて気密状に押付け、溶解室1に加
圧ガスを圧入するとともに、鋳込室2を真空引きし、鋳
造材料35を溶解装置36で溶解して鋳型14内に鋳込
む吸引加圧式精密鋳造方法において、鋳造材料35から
鍔50を一体に突設し、仕切壁11に溶解口12を鋳型
14の湯口22に対応させて空け、鋳造材料35を溶解
口12と湯口22に臨ませた状態で鋳造材料35の鍔5
0を湯口22の周肉壁上面51と溶解口12の周肉壁下
面52との間に気密状に挟持固定し、この状態から鋳造
材料35を溶解装置36で上から溶解していき、下部ま
で溶解した溶湯が瞬時に湯口22を塞いで、湯口22に
続く型空洞23に溶解室1の加圧ガスが入り込めないよ
うにして、型空洞23の真空度を低下させないまま、溶
湯が湯口22から型空洞23内に大きな背圧による流動
抵抗を受けることなく隅々までスムーズに流れ込むよう
にした事を特徴とする吸引加圧式精密鋳造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP874786A JPH0620636B2 (ja) | 1986-01-18 | 1986-01-18 | 吸引式精密鋳造方法及び吸引加圧式精密鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP874786A JPH0620636B2 (ja) | 1986-01-18 | 1986-01-18 | 吸引式精密鋳造方法及び吸引加圧式精密鋳造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62168656A JPS62168656A (ja) | 1987-07-24 |
| JPH0620636B2 true JPH0620636B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=11701525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP874786A Expired - Lifetime JPH0620636B2 (ja) | 1986-01-18 | 1986-01-18 | 吸引式精密鋳造方法及び吸引加圧式精密鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620636B2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-18 JP JP874786A patent/JPH0620636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62168656A (ja) | 1987-07-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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