JPH0620685A - 電池用電極およびその製造方法 - Google Patents
電池用電極およびその製造方法Info
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- JPH0620685A JPH0620685A JP3248119A JP24811991A JPH0620685A JP H0620685 A JPH0620685 A JP H0620685A JP 3248119 A JP3248119 A JP 3248119A JP 24811991 A JP24811991 A JP 24811991A JP H0620685 A JPH0620685 A JP H0620685A
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- JP
- Japan
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- electrode
- fluororesin
- active material
- brush
- battery
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】三次元基体を電極基体とする電池用電極の表面
に、糸状化したフッ素樹脂を設け、電極活物質の脱落を
防止する。 【構成】多孔度96%の発泡ニッケルに活物質を充填し
た後、乾燥して加圧成型した電極を60〜80℃に加熱
しながら一方向に連続的に移動させ、この移動方向と直
交するよう第1のブラシを固定し、この第一のブラシに
てフッ素樹脂懸濁液を塗着する。この塗着と同時に電極
表面と第一のブラシの接面の摩擦によりフッ素樹脂の糸
状化を実現させ、かつ、電極の移動方向と直交するよう
稼働する第二のブラシにてこの糸状化を複雑化させる。
この複雑に絡み合った糸状フッ素樹脂層にて電極内の活
物質の脱落を防止する。
に、糸状化したフッ素樹脂を設け、電極活物質の脱落を
防止する。 【構成】多孔度96%の発泡ニッケルに活物質を充填し
た後、乾燥して加圧成型した電極を60〜80℃に加熱
しながら一方向に連続的に移動させ、この移動方向と直
交するよう第1のブラシを固定し、この第一のブラシに
てフッ素樹脂懸濁液を塗着する。この塗着と同時に電極
表面と第一のブラシの接面の摩擦によりフッ素樹脂の糸
状化を実現させ、かつ、電極の移動方向と直交するよう
稼働する第二のブラシにてこの糸状化を複雑化させる。
この複雑に絡み合った糸状フッ素樹脂層にて電極内の活
物質の脱落を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡金属を代表とす三
次元基体を電極基体とする、例えばニッケル・カドミュ
ウム電池,ニッケル・水素電池の電極に関する物で、特
に活物質の電極基体からの脱落防止に関する物である。
次元基体を電極基体とする、例えばニッケル・カドミュ
ウム電池,ニッケル・水素電池の電極に関する物で、特
に活物質の電極基体からの脱落防止に関する物である。
【0002】
【従来の技術】従来、ニッケル極では三次元基体である
スポンジ状ニッケルを電極基体とし、これに活物質であ
る水酸化ニッケル粉末を含むペースト状混合物を充填し
て成るアルカリ電池用電極では、これら活物質の脱落防
止のために、例えば特願昭53−40837では、活物
質を多孔度97%のスポンジ状ニッケル多孔体中に塗着
充填した後、約150kg/cm2の圧力で加圧成型し、乾
燥後、1〜15wt%のフッ素樹脂微粉末懸濁液を含浸し
て乾燥し、このフッ素樹脂微粉末の連なった、あるいは
凝集した多孔層を電極内部に設けていた。
スポンジ状ニッケルを電極基体とし、これに活物質であ
る水酸化ニッケル粉末を含むペースト状混合物を充填し
て成るアルカリ電池用電極では、これら活物質の脱落防
止のために、例えば特願昭53−40837では、活物
質を多孔度97%のスポンジ状ニッケル多孔体中に塗着
充填した後、約150kg/cm2の圧力で加圧成型し、乾
燥後、1〜15wt%のフッ素樹脂微粉末懸濁液を含浸し
て乾燥し、このフッ素樹脂微粉末の連なった、あるいは
凝集した多孔層を電極内部に設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、活物質
粉末中に上記フッ素樹脂微粉末等の結着剤を混入する
と、その量が多くなるほど利用率、効率放電、電池寿命
等の特性劣化につながる。この事を改善するための特開
昭54−97739号公報では、ポリエチレン等の熱可
塑性樹脂を電極表面上で溶融させて網状とし、この網状
のポリエチレンがスポンジ状ニッケル多孔体の表面骨格
部分と溶着して活物質の脱落防止を図っている。また、
網状のポリエチレンを形成した後にフッ素樹脂微粉末等
の結着剤を少量含浸するとその効果は大きくなり、か
つ、その結着剤の総量を従来の方策(特開昭53−40
837号公報)より少なくする事ができると提案してい
る。
粉末中に上記フッ素樹脂微粉末等の結着剤を混入する
と、その量が多くなるほど利用率、効率放電、電池寿命
等の特性劣化につながる。この事を改善するための特開
昭54−97739号公報では、ポリエチレン等の熱可
塑性樹脂を電極表面上で溶融させて網状とし、この網状
のポリエチレンがスポンジ状ニッケル多孔体の表面骨格
部分と溶着して活物質の脱落防止を図っている。また、
網状のポリエチレンを形成した後にフッ素樹脂微粉末等
の結着剤を少量含浸するとその効果は大きくなり、か
つ、その結着剤の総量を従来の方策(特開昭53−40
837号公報)より少なくする事ができると提案してい
る。
【0004】しかし、ポリエチレンを溶融する温度が1
20℃となり、この温度長時間保つと活物質である水酸
化ニッケル粉末自身の結晶水が分解する恐れがあり、け
っして良い影響を与えない。また、網状に溶融したホリ
エチレンの骨格全体を水酸化ニッケル粉末の粒径(平均
粒径50μm)よりも小さくする事は非常に難しい、そ
のため網状ポリエチレンの空間部分からの脱落を防ぐに
は、網状ポリエチレンを形成した後に、この電極をフッ
素樹脂微粉末懸濁液に浸漬し、再び乾燥すると言う、従
来の作業工程を追加しなければならないという問題点が
あった。
20℃となり、この温度長時間保つと活物質である水酸
化ニッケル粉末自身の結晶水が分解する恐れがあり、け
っして良い影響を与えない。また、網状に溶融したホリ
エチレンの骨格全体を水酸化ニッケル粉末の粒径(平均
粒径50μm)よりも小さくする事は非常に難しい、そ
のため網状ポリエチレンの空間部分からの脱落を防ぐに
は、網状ポリエチレンを形成した後に、この電極をフッ
素樹脂微粉末懸濁液に浸漬し、再び乾燥すると言う、従
来の作業工程を追加しなければならないという問題点が
あった。
【0005】本発明の目的は、利用率、高率放電、電池
寿命等の特性劣化につながる活物質粉末中のフッ素樹脂
微粉末等の結着剤の混入量を減らし、かつ、活物質であ
る水酸化ニッケル粉末に悪影響を及ぼさない温度で処理
し、さらには、従来方策より活物質の脱落防止に効果が
現れる脱落防止層を備えた、電池用電極を提供すること
にある。
寿命等の特性劣化につながる活物質粉末中のフッ素樹脂
微粉末等の結着剤の混入量を減らし、かつ、活物質であ
る水酸化ニッケル粉末に悪影響を及ぼさない温度で処理
し、さらには、従来方策より活物質の脱落防止に効果が
現れる脱落防止層を備えた、電池用電極を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、発泡金属等の三次元基体に活物質を充填
した後に、電極表面にフッ素樹脂を塗着し、かつ、この
時、塗着面に摩擦する様な外力を加えて、フッ素樹脂末
を糸状化させる。このフッ素樹脂は低分子量の四フッ化
エチレン樹脂微粉末、あるいは、ディスパージョンと呼
ばれる四フッ化エチレン樹脂粉末や四フッ化エチレン−
六フッ化プロピレン共重合樹脂微粉末を含んだ懸濁液で
あっても、摩擦,振動等の機械的力によって糸状化する
ものであれば構わない。通常、前記したフッ素樹脂粉末
の糸状化は機械的力だけでなく加熱によっても発現する
が、その温度はその樹脂自身の軟化点であるため高温で
ある。
に、本発明は、発泡金属等の三次元基体に活物質を充填
した後に、電極表面にフッ素樹脂を塗着し、かつ、この
時、塗着面に摩擦する様な外力を加えて、フッ素樹脂末
を糸状化させる。このフッ素樹脂は低分子量の四フッ化
エチレン樹脂微粉末、あるいは、ディスパージョンと呼
ばれる四フッ化エチレン樹脂粉末や四フッ化エチレン−
六フッ化プロピレン共重合樹脂微粉末を含んだ懸濁液で
あっても、摩擦,振動等の機械的力によって糸状化する
ものであれば構わない。通常、前記したフッ素樹脂粉末
の糸状化は機械的力だけでなく加熱によっても発現する
が、その温度はその樹脂自身の軟化点であるため高温で
ある。
【0007】これらフッ素樹脂は、前記した特開昭53
−40837号公報、特開昭54−97739号公報で
提案されているように、活物質粉末の粒子間あるいは活
物質粉末の粒子層の表面に球形のまま凝集または連なっ
て層を形成しても結着性を有するが、糸状化させると、
その結着力は強化する。そのため、含浸して、乾燥させ
るだけの方策より、使用されるフッ素樹脂量を少なくす
る事ができる。また、これらフッ素樹脂の糸状化は、外
力を受ける方向と同一方向に形成するため、二方向以上
の外力をフッ素樹脂に与えると結着力をより強化させる
事ができる。
−40837号公報、特開昭54−97739号公報で
提案されているように、活物質粉末の粒子間あるいは活
物質粉末の粒子層の表面に球形のまま凝集または連なっ
て層を形成しても結着性を有するが、糸状化させると、
その結着力は強化する。そのため、含浸して、乾燥させ
るだけの方策より、使用されるフッ素樹脂量を少なくす
る事ができる。また、これらフッ素樹脂の糸状化は、外
力を受ける方向と同一方向に形成するため、二方向以上
の外力をフッ素樹脂に与えると結着力をより強化させる
事ができる。
【0008】この糸状化するフッ素樹脂が懸濁液状であ
り、かつ、この懸濁液が浸透性を有している場合、あら
かじめ電極を60〜80℃に加熱した状態で懸濁液を塗
装し、塗着と同時に懸濁液の水分を蒸発させて、電極表
面にのみフッ素樹脂が存在するようにする。また、この
電極が一方向に連続的に移動して製造される工程におい
て、電極の移動方向と直交するような位置に固定し、こ
のブラシの上部にはフッ素樹脂懸濁液を貯蓄するタンク
を設け、ブラシの毛細間を利用してタンク内のフッ素樹
脂懸濁液を電極表面まで落下させて塗着を実現させれ
ば、塗着と同時にこのブラシと電極表面の摩擦力にて塗
着されたフッ素樹脂が糸状と化し、さらに、この電極の
移動方向と直交するよう稼働するブラシにて糸の方向を
複雑化させる。
り、かつ、この懸濁液が浸透性を有している場合、あら
かじめ電極を60〜80℃に加熱した状態で懸濁液を塗
装し、塗着と同時に懸濁液の水分を蒸発させて、電極表
面にのみフッ素樹脂が存在するようにする。また、この
電極が一方向に連続的に移動して製造される工程におい
て、電極の移動方向と直交するような位置に固定し、こ
のブラシの上部にはフッ素樹脂懸濁液を貯蓄するタンク
を設け、ブラシの毛細間を利用してタンク内のフッ素樹
脂懸濁液を電極表面まで落下させて塗着を実現させれ
ば、塗着と同時にこのブラシと電極表面の摩擦力にて塗
着されたフッ素樹脂が糸状と化し、さらに、この電極の
移動方向と直交するよう稼働するブラシにて糸の方向を
複雑化させる。
【0009】
【作用】上記方策によれば電極表面だけに糸状化したフ
ッ素樹脂層を設ける事ができるので、活物質層にフッ素
樹脂等の結着剤の混入量の増加に伴って起こる、利用
率、効率放電,電池寿命等の特性劣化を防ぎ、さらに
は、その方策が活物質に影響を及ぼさない温度で処理す
ることが可能となる。図1に本発明からなる電極の表面
のSEM写真の模式図を示す。この図から分るように、
線径が0.2μm以下の糸状フッ素樹脂により、活物質
粒子が強固に固定されている事が確認できる。
ッ素樹脂層を設ける事ができるので、活物質層にフッ素
樹脂等の結着剤の混入量の増加に伴って起こる、利用
率、効率放電,電池寿命等の特性劣化を防ぎ、さらに
は、その方策が活物質に影響を及ぼさない温度で処理す
ることが可能となる。図1に本発明からなる電極の表面
のSEM写真の模式図を示す。この図から分るように、
線径が0.2μm以下の糸状フッ素樹脂により、活物質
粒子が強固に固定されている事が確認できる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例をニッケル・水素電池用の
ニッケル極について説明する。活物質に水酸化ニッケル
粉末(平均粒径15μm )、これに活物質の活性化剤と
してコバルトを5wt%加え、これら混合粉末に対して
0.4の割合(重量比)いで水を加え、これに増粘剤と
してカルボキシメチルセルロースナトリウムを混合粉末
に対して0.004の割合(重量比)いで加えたスラリ
を、三次元基体である多孔度96%の発泡ニッケルに圧
入する。このスラリが充填された電極を80℃の気流中
を通過させて水分を蒸発させ、その後150kg/cm2の
圧力で加圧成型する。この加圧成型された電極を図2に
示す製造装置にて、電極表面に糸状フッ素樹脂層を形成
させる。この製造装置は電極1を加熱するヒータ4部と
フッソ樹脂を塗着および糸状化させる固定ブラシ2と電
極の移動方向と直交するよう稼働する稼働ブラシ3とで
構成されている。ヒータ4の温度は、電極表面温度が8
0℃を越えないように80℃以下に設定する。また、ヒ
ータ4と電極1は接触の有無は限定しない。ヒータ4に
て60〜80℃に熱せられた電極1は、フッ素樹脂懸濁
液を貯蓄しているタンク5を上部に備え、かつ、タンク
5内より浸透してきたフッ素樹脂懸濁液を含んだ固定ブ
ラシ2の下を、塗着ならびに摩擦を同時に受けながら矢
印方向に移動する。さらに、この移動方向と直交するよ
う稼働する稼働ブラシ3にて、前記固定ブラシ2による
糸方向と交わるように糸状化を複雑化させた後、再び8
0℃の気流中を通過させて乾燥する。前記フッ素樹脂懸
濁液はダイキン工業製の四フッ化エチレン樹脂微粉末懸
濁液(製品名ポリフロンディスパージョンD−1)に水
を加えて、フッ素樹脂濃度を3wt%まで希釈したもので
ある。本実施例では、四フッ化エチレン樹脂微粉末懸濁
液を使用したが、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレ
ン共重合樹脂微粉末懸濁液あるいは低分子量四フッ化エ
チレン樹脂微粉末等の外力にて糸状化する物であればか
まわない。また、上記製造装置のブラシの材質、堅さ等
は電極の移動速度あるいはブラシの電極を押付ける強さ
を変化させて調節できるので、特に限定はしない。
ニッケル極について説明する。活物質に水酸化ニッケル
粉末(平均粒径15μm )、これに活物質の活性化剤と
してコバルトを5wt%加え、これら混合粉末に対して
0.4の割合(重量比)いで水を加え、これに増粘剤と
してカルボキシメチルセルロースナトリウムを混合粉末
に対して0.004の割合(重量比)いで加えたスラリ
を、三次元基体である多孔度96%の発泡ニッケルに圧
入する。このスラリが充填された電極を80℃の気流中
を通過させて水分を蒸発させ、その後150kg/cm2の
圧力で加圧成型する。この加圧成型された電極を図2に
示す製造装置にて、電極表面に糸状フッ素樹脂層を形成
させる。この製造装置は電極1を加熱するヒータ4部と
フッソ樹脂を塗着および糸状化させる固定ブラシ2と電
極の移動方向と直交するよう稼働する稼働ブラシ3とで
構成されている。ヒータ4の温度は、電極表面温度が8
0℃を越えないように80℃以下に設定する。また、ヒ
ータ4と電極1は接触の有無は限定しない。ヒータ4に
て60〜80℃に熱せられた電極1は、フッ素樹脂懸濁
液を貯蓄しているタンク5を上部に備え、かつ、タンク
5内より浸透してきたフッ素樹脂懸濁液を含んだ固定ブ
ラシ2の下を、塗着ならびに摩擦を同時に受けながら矢
印方向に移動する。さらに、この移動方向と直交するよ
う稼働する稼働ブラシ3にて、前記固定ブラシ2による
糸方向と交わるように糸状化を複雑化させた後、再び8
0℃の気流中を通過させて乾燥する。前記フッ素樹脂懸
濁液はダイキン工業製の四フッ化エチレン樹脂微粉末懸
濁液(製品名ポリフロンディスパージョンD−1)に水
を加えて、フッ素樹脂濃度を3wt%まで希釈したもので
ある。本実施例では、四フッ化エチレン樹脂微粉末懸濁
液を使用したが、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレ
ン共重合樹脂微粉末懸濁液あるいは低分子量四フッ化エ
チレン樹脂微粉末等の外力にて糸状化する物であればか
まわない。また、上記製造装置のブラシの材質、堅さ等
は電極の移動速度あるいはブラシの電極を押付ける強さ
を変化させて調節できるので、特に限定はしない。
【0011】上記方策にて得られたニッケル極と、ミッ
シュメタル系水素吸蔵合金を主成分とする水素極を組合
わせて、設計容量1050mAhのAA型ニッケル・水素
電池を作成し、0.2Cで15時間充電した後、0.2
Cで放電するサイクル試験を実施した。その結果を図3
に示す。aは本発明からなるニッケル極、bは電極表面
が糸状になっていないフッ素樹脂層(PTFE)にて覆
われたニッケル極を用いた設計容量1050mAhのAA
型ニッケル・水素電池・cは電極表面にポリエチレン層
を設け、かつ、フッ素樹脂(PTFE)を含浸したニッ
ケル極を用いた設計容量1050mAhのAA型ニッケル
・水素電池である。この図から分るように、本発明から
なるニッケル極を用いた電池aの容量が最も高く、か
つ、サイクル試験による容量低下が最も少ない。糸状に
なっていないニッケル極を用いた電池bの容量は本発明
品と同程度であるが、サイクルが進につれ活物質の脱落
が原因と思われる容量低下が大きかった。電極表面にポ
リエチレン層を設けた電池cのサイクル試験での容量低
下の割合いはaについで低いが、ポリエチレン層を設け
る際の熱処理が原因と思われる活物質の性能劣化によ
り、初期容量が最も低かった。
シュメタル系水素吸蔵合金を主成分とする水素極を組合
わせて、設計容量1050mAhのAA型ニッケル・水素
電池を作成し、0.2Cで15時間充電した後、0.2
Cで放電するサイクル試験を実施した。その結果を図3
に示す。aは本発明からなるニッケル極、bは電極表面
が糸状になっていないフッ素樹脂層(PTFE)にて覆
われたニッケル極を用いた設計容量1050mAhのAA
型ニッケル・水素電池・cは電極表面にポリエチレン層
を設け、かつ、フッ素樹脂(PTFE)を含浸したニッ
ケル極を用いた設計容量1050mAhのAA型ニッケル
・水素電池である。この図から分るように、本発明から
なるニッケル極を用いた電池aの容量が最も高く、か
つ、サイクル試験による容量低下が最も少ない。糸状に
なっていないニッケル極を用いた電池bの容量は本発明
品と同程度であるが、サイクルが進につれ活物質の脱落
が原因と思われる容量低下が大きかった。電極表面にポ
リエチレン層を設けた電池cのサイクル試験での容量低
下の割合いはaについで低いが、ポリエチレン層を設け
る際の熱処理が原因と思われる活物質の性能劣化によ
り、初期容量が最も低かった。
【0012】
【発明の効果】上述したように、本発明からなる電極
は、その表面だけにフッ素樹脂層を設ける事ができ、か
つ、そのフッ素樹脂層が糸状化し、さらには、この糸が
複雑に絡み合うようになる。また、これらの処理をフッ
素樹脂の塗着と同時に発現でき、活物質である水酸化ニ
ッケルに悪影響を及ぼさない温度で処理できるため、従
来の単にフッ素樹脂を含浸する方法、あるいは、ポリエ
チレン等の熱可塑性樹脂を溶融して網状化した層を電極
表面に設け、かつ、フッ素樹脂を含浸する方法に比べ、
製造工程を簡略化でき、さらには、活物質の結着力を強
化でき、また、電極内のフッ素樹脂量を減らす事ができ
る点で優れている。
は、その表面だけにフッ素樹脂層を設ける事ができ、か
つ、そのフッ素樹脂層が糸状化し、さらには、この糸が
複雑に絡み合うようになる。また、これらの処理をフッ
素樹脂の塗着と同時に発現でき、活物質である水酸化ニ
ッケルに悪影響を及ぼさない温度で処理できるため、従
来の単にフッ素樹脂を含浸する方法、あるいは、ポリエ
チレン等の熱可塑性樹脂を溶融して網状化した層を電極
表面に設け、かつ、フッ素樹脂を含浸する方法に比べ、
製造工程を簡略化でき、さらには、活物質の結着力を強
化でき、また、電極内のフッ素樹脂量を減らす事ができ
る点で優れている。
【図1】本発明からなるニッケル・水素電池のニッケル
極の表面のSEM写真の模式図である。
極の表面のSEM写真の模式図である。
【図2】本発明からなる製造装置である。
1は電極、2は固定ブラシ、3は稼働ブラシ、4はヒー
タ、5はタンク
タ、5はタンク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】ニッケル・水素電池の充放電回数と電池容量と
の関係を示す曲線図である。
の関係を示す曲線図である。
Claims (5)
- 【請求項1】三次元基体に活物質が充填された電極にお
いて、、電極表面層に糸状化したフッ素樹脂層を有する
事を特徴とする電池用電極。 - 【請求項2】フッ素樹脂の糸状化を機械的外力にてなさ
れる請求項1に記載の電池用電極。 - 【請求項3】電極におけるフッ素樹脂の糸状化を、電極
表面層にフッ素樹脂を塗着すると同時に行う事を特徴と
する請求項1に記載の電池用電極の製造方法。 - 【請求項4】電極が一方向に連続的に移動してなる製造
工程において、フッ素樹脂の糸状化を前記電極の移動方
向に直交するよう固定されたブラシと移動方向に直交稼
働するブラシとで行う請求項3に記載の電池用電極の製
造方法。 - 【請求項5】一方向に移動している電極が少なくともフ
ッ素樹脂を塗着する間だけ加熱されている請求項4に記
載の電池用電極の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3248119A JPH0620685A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 電池用電極およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3248119A JPH0620685A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 電池用電極およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620685A true JPH0620685A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=17173516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3248119A Pending JPH0620685A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 電池用電極およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620685A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3711701A1 (de) * | 1987-04-07 | 1988-10-27 | Kempf Georg Ulrich | Elektrophotographische kopiervorrichtung |
| US4891517A (en) * | 1987-07-22 | 1990-01-02 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Heat sensitive copying machine |
| JP2005038730A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Yuasa Corp | 非焼結式ニッケル電極およびアルカリ蓄電池 |
| JP2008123770A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Gs Yuasa Corporation:Kk | 電池 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3248119A patent/JPH0620685A/ja active Pending
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