JPH06208244A - 電子写真トナー用樹脂組成物 - Google Patents
電子写真トナー用樹脂組成物Info
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- JPH06208244A JPH06208244A JP50A JP2058793A JPH06208244A JP H06208244 A JPH06208244 A JP H06208244A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 2058793 A JP2058793 A JP 2058793A JP H06208244 A JPH06208244 A JP H06208244A
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- resin
- acid
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- toner
- polypropylene resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐オフセット性の発生温度を低下させること
なく、従来よりもトナーの流動性を高めることができる
電子写真トナー用樹脂組成物を提供する。 【構成】 低分子量ポリプロピレン系樹脂(A)と、無
水マレイン酸で変性した変性ポリプロピレン系樹脂
(B)からなる電子写真トナー用離型剤(I)と熱可塑
性樹脂系バインダー(C)からなる電子写真トナー用樹
脂組成物。
なく、従来よりもトナーの流動性を高めることができる
電子写真トナー用樹脂組成物を提供する。 【構成】 低分子量ポリプロピレン系樹脂(A)と、無
水マレイン酸で変性した変性ポリプロピレン系樹脂
(B)からなる電子写真トナー用離型剤(I)と熱可塑
性樹脂系バインダー(C)からなる電子写真トナー用樹
脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真トナー用樹脂組
成物に関する。さらに詳しくはホットオフセット性およ
び流動性に優れた加熱定着型の複写機もしくはプリンタ
ーに適した電子写真トナー用離型剤を含有するトナー用
樹脂組成物に関する。
成物に関する。さらに詳しくはホットオフセット性およ
び流動性に優れた加熱定着型の複写機もしくはプリンタ
ーに適した電子写真トナー用離型剤を含有するトナー用
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱定着方式のトナーはヒートロールによ
り支持体上に定着される。その際、定着下限温度は低い
ことが望まれる。一方ロール温度が高くなるとトナーが
ロールにくっつく現象が現れる。このホットオフセット
の起こる温度は高いことが望まれる。一般にバインダー
の分子量が高くなるとホットオフセット温度は高くなる
が同時に定着下限温度も高くなる。逆に分子量が下がる
とホットオフセット温度と定着下限温度がともに低くな
る。この矛盾した要求性能を満たすための方法として、
低分子量ポリプロピレンなどの離型剤を添加してホット
オフセット温度を高めた電子写真トナーが知られてい
る。しかしながら、低分子量のポリプロピレンは硬度が
小さいため、トナーの流動性を低下させる欠点を持って
おり、この欠点を改良するために、カルボン酸または酸
無水物で変性するなどの検討がなされている。
り支持体上に定着される。その際、定着下限温度は低い
ことが望まれる。一方ロール温度が高くなるとトナーが
ロールにくっつく現象が現れる。このホットオフセット
の起こる温度は高いことが望まれる。一般にバインダー
の分子量が高くなるとホットオフセット温度は高くなる
が同時に定着下限温度も高くなる。逆に分子量が下がる
とホットオフセット温度と定着下限温度がともに低くな
る。この矛盾した要求性能を満たすための方法として、
低分子量ポリプロピレンなどの離型剤を添加してホット
オフセット温度を高めた電子写真トナーが知られてい
る。しかしながら、低分子量のポリプロピレンは硬度が
小さいため、トナーの流動性を低下させる欠点を持って
おり、この欠点を改良するために、カルボン酸または酸
無水物で変性するなどの検討がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
変性した低分子量ポリプロピレン系樹脂は、硬度が大き
くなることでトナーの流動性の低下を抑える効果は得ら
れるが、反面、未変性物と比べ溶融粘度が高くなるた
め、ホットオフセット温度が低下するという欠点を有し
ており、実用に供されるには至っていない。
変性した低分子量ポリプロピレン系樹脂は、硬度が大き
くなることでトナーの流動性の低下を抑える効果は得ら
れるが、反面、未変性物と比べ溶融粘度が高くなるた
め、ホットオフセット温度が低下するという欠点を有し
ており、実用に供されるには至っていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はホットオフセ
ット温度が高く、かつ優れたトナーの流動性を与える電
子写真トナー用離型剤およびトナー用樹脂組成物につい
て鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発
明は、低分子量ポリプロピレン系樹脂(A)と、低分子
量ポリプロピレン系樹脂(b1)を(メタ)アクリル
酸、マレイン酸および無水マレイン酸からなる群より選
ばれる1種以上の酸モノマー(b2)で変性した変性ポ
リプロピレン樹脂(B)からなる離型剤(I)と熱可塑
性樹脂系バインダー(C)とからなることを特徴とする
電子写真トナー用樹脂組成物である。
ット温度が高く、かつ優れたトナーの流動性を与える電
子写真トナー用離型剤およびトナー用樹脂組成物につい
て鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発
明は、低分子量ポリプロピレン系樹脂(A)と、低分子
量ポリプロピレン系樹脂(b1)を(メタ)アクリル
酸、マレイン酸および無水マレイン酸からなる群より選
ばれる1種以上の酸モノマー(b2)で変性した変性ポ
リプロピレン樹脂(B)からなる離型剤(I)と熱可塑
性樹脂系バインダー(C)とからなることを特徴とする
電子写真トナー用樹脂組成物である。
【0005】本発明における低分子量ポリプロピレン系
樹脂(A)は、160℃における溶融粘度が通常10〜
3000cpsであり、プロピレン単位の含有量が通常
75重量%以上のポリプロピレン系樹脂である。
樹脂(A)は、160℃における溶融粘度が通常10〜
3000cpsであり、プロピレン単位の含有量が通常
75重量%以上のポリプロピレン系樹脂である。
【0006】本発明の該低分子量ポリプロピレン系樹脂
(A)の160℃における溶融粘度は、通常10〜30
00cps、好ましくは15〜2000cpsである。
160℃における溶融粘度が10cps未満では電子写
真用トナーに用いた場合に、トナーの流動性が低下す
る。また、3000cpsを越える場合は、ホットオフ
セット温度が低下する場合がある。この160℃におけ
る溶融粘度は、例えば、ブルックフィールド型回転粘度
計を用いて測定することができる。測定温度以外の条件
はJIS−K7117−1987に準じて行い、測定試
料の温度調整には温度レギュレーター付きオイルバスを
用いるとよい。
(A)の160℃における溶融粘度は、通常10〜30
00cps、好ましくは15〜2000cpsである。
160℃における溶融粘度が10cps未満では電子写
真用トナーに用いた場合に、トナーの流動性が低下す
る。また、3000cpsを越える場合は、ホットオフ
セット温度が低下する場合がある。この160℃におけ
る溶融粘度は、例えば、ブルックフィールド型回転粘度
計を用いて測定することができる。測定温度以外の条件
はJIS−K7117−1987に準じて行い、測定試
料の温度調整には温度レギュレーター付きオイルバスを
用いるとよい。
【0007】また、この低分子量ポリプロピレン系樹脂
(A)中のプロピレン単位の含有量は、通常75重量%
以上、好ましくは80重量%以上である。プロピレン単
位の含有量が75%未満の場合は、電子写真用トナーに
用いた場合、ホットオフセット温度が低下する場合があ
る。
(A)中のプロピレン単位の含有量は、通常75重量%
以上、好ましくは80重量%以上である。プロピレン単
位の含有量が75%未満の場合は、電子写真用トナーに
用いた場合、ホットオフセット温度が低下する場合があ
る。
【0008】本発明において、該変性ポリプロピレン系
樹脂(B)を構成する、酸モノマー(b2)で変性する
前の低分子量ポリプロピレン系樹脂(b1)は、160
℃における溶融粘度が通常10〜5000cpsであ
り、プロピレン単位の含有量が通常75重量%以上のポ
リプロピレン系樹脂である。具体的には、前記にポリプ
ロピレン系樹脂(A)として例示したものと同様なもの
が挙げられる。(b1)と(A)は同じでも異なってい
てもよいが、(b1)として160℃における溶融粘度
が(A)よりも同等以上の低分子量ポリプロピレン系樹
脂を用いることが好ましい。
樹脂(B)を構成する、酸モノマー(b2)で変性する
前の低分子量ポリプロピレン系樹脂(b1)は、160
℃における溶融粘度が通常10〜5000cpsであ
り、プロピレン単位の含有量が通常75重量%以上のポ
リプロピレン系樹脂である。具体的には、前記にポリプ
ロピレン系樹脂(A)として例示したものと同様なもの
が挙げられる。(b1)と(A)は同じでも異なってい
てもよいが、(b1)として160℃における溶融粘度
が(A)よりも同等以上の低分子量ポリプロピレン系樹
脂を用いることが好ましい。
【0009】本発明の該低分子量ポリプロピレン系樹脂
(b1)の160℃における溶融粘度は、通常10〜5
000cps、好ましくは15〜3000cpsであ
る。160℃における溶融粘度が10cps未満では電
子写真用トナーに用いた場合に、トナーの流動性が低下
する。また、5000cpsを越える場合は、ホットオ
フセット温度が低下する場合がある。該(b1)は前記
の(A)と同じものを使用して差し支えないが、(b
1)として、160℃の溶融粘度が(A)より高いもの
を使用するのが好ましい。
(b1)の160℃における溶融粘度は、通常10〜5
000cps、好ましくは15〜3000cpsであ
る。160℃における溶融粘度が10cps未満では電
子写真用トナーに用いた場合に、トナーの流動性が低下
する。また、5000cpsを越える場合は、ホットオ
フセット温度が低下する場合がある。該(b1)は前記
の(A)と同じものを使用して差し支えないが、(b
1)として、160℃の溶融粘度が(A)より高いもの
を使用するのが好ましい。
【0010】また、この低分子量ポリプロピレン系樹脂
(b1)中のプロピレン単位の含有量は、(A)と同様
に通常75重量%以上、好ましくは80重量%以上であ
る。プロピレン単位の含有量が75%未満の場合は、電
子写真用トナーに用いた場合、ホットオフセット温度が
低下する場合がある。
(b1)中のプロピレン単位の含有量は、(A)と同様
に通常75重量%以上、好ましくは80重量%以上であ
る。プロピレン単位の含有量が75%未満の場合は、電
子写真用トナーに用いた場合、ホットオフセット温度が
低下する場合がある。
【0011】該低分子量ポリプロピレン系樹脂(b1)
としては、例えば、高分子量ポリプロピレン系樹脂の熱
減成物;この熱減成物の部分酸化物;この熱減成物を更
にスチレン系モノマー(スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン等)、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル[(メタ)アクリ
ル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル等]、マレイン
酸アルキルエステル(マレイン酸モノメチルエステル、
マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸モノブチル
エステル、マレイン酸ジメチルエステル、マレイン酸ジ
エチルエステル、マレイン酸ジブチルエステル等)、ニ
トリル基含有モノマー[(メタ)アクリロニトリル
等]、特願平2−105702記載の有機シラン化合
物、特願平2−304826記載の有機弗素化合物等の
酸モノマー以外のモノマーで変性した物;並びに、この
変性物の部分酸化物が挙げられる。
としては、例えば、高分子量ポリプロピレン系樹脂の熱
減成物;この熱減成物の部分酸化物;この熱減成物を更
にスチレン系モノマー(スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン等)、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル[(メタ)アクリ
ル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル等]、マレイン
酸アルキルエステル(マレイン酸モノメチルエステル、
マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸モノブチル
エステル、マレイン酸ジメチルエステル、マレイン酸ジ
エチルエステル、マレイン酸ジブチルエステル等)、ニ
トリル基含有モノマー[(メタ)アクリロニトリル
等]、特願平2−105702記載の有機シラン化合
物、特願平2−304826記載の有機弗素化合物等の
酸モノマー以外のモノマーで変性した物;並びに、この
変性物の部分酸化物が挙げられる。
【0012】上記の熱減成する高分子量ポリプロピレン
系樹脂としては、例えば、プロピレンの単独重合体;プ
ロピレンと他のオレフィン(エチレン、ブテンなど)と
の共重合体;並びに、これらの重合体を前述の、スチレ
ン系モノマー、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、
マレイン酸アルキルエステル、ニトリル基含有モノマ
ー、有機シラン化合物、有機弗素化合物などの酸モノマ
ー以外のモノマーで変性した物が挙げられる。この高分
子量ポリプロピレン系樹脂のメルトインデックスはJI
S−K6758に準じて測定され、190℃におけるメ
ルトインデックスは通常0.1〜150、好ましくは1
〜100g/10min.である。
系樹脂としては、例えば、プロピレンの単独重合体;プ
ロピレンと他のオレフィン(エチレン、ブテンなど)と
の共重合体;並びに、これらの重合体を前述の、スチレ
ン系モノマー、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、
マレイン酸アルキルエステル、ニトリル基含有モノマ
ー、有機シラン化合物、有機弗素化合物などの酸モノマ
ー以外のモノマーで変性した物が挙げられる。この高分
子量ポリプロピレン系樹脂のメルトインデックスはJI
S−K6758に準じて測定され、190℃におけるメ
ルトインデックスは通常0.1〜150、好ましくは1
〜100g/10min.である。
【0013】上記熱減成物の製法を例示すると、上記の
高分子量ポリプロピレン系樹脂を、熱の加わり方が均一
である管状反応管を用い、300〜450℃で0.5〜
10時間通過させることにより熱減成物が得られる。熱
減成物の溶融粘度は、熱減成温度と熱減成時間で調整す
ることができる。300℃未満では熱減成に長時間を要
し、450℃を越えると熱減性が短時間となりすぎるた
め、溶融粘度の調整が難しくなる。
高分子量ポリプロピレン系樹脂を、熱の加わり方が均一
である管状反応管を用い、300〜450℃で0.5〜
10時間通過させることにより熱減成物が得られる。熱
減成物の溶融粘度は、熱減成温度と熱減成時間で調整す
ることができる。300℃未満では熱減成に長時間を要
し、450℃を越えると熱減性が短時間となりすぎるた
め、溶融粘度の調整が難しくなる。
【0014】本発明において、該変性ポリオレフィン系
樹脂(B)を構成する該酸モノマーの使用量は、通常
0.1〜50重量%、好ましくは0.2〜40重量%、
更に好ましくは0.5〜30重量%である。酸モノマー
の使用量が0.1%重量未満では電子写真用トナーに用
いた場合、トナーの流動性向上に充分な効果が得られな
い。また、50重量%を越える場合は、変性ポリオレフ
ィン系樹脂の吸湿性が大きくなり、トナーに用いた場
合、画像濃度の安定性が悪くなる場合がある。
樹脂(B)を構成する該酸モノマーの使用量は、通常
0.1〜50重量%、好ましくは0.2〜40重量%、
更に好ましくは0.5〜30重量%である。酸モノマー
の使用量が0.1%重量未満では電子写真用トナーに用
いた場合、トナーの流動性向上に充分な効果が得られな
い。また、50重量%を越える場合は、変性ポリオレフ
ィン系樹脂の吸湿性が大きくなり、トナーに用いた場
合、画像濃度の安定性が悪くなる場合がある。
【0015】本発明において、該変性ポリプロピレン系
樹脂(B)の製法を例示すると、該ポリプロピレン系樹
脂(b1)に、(メタ)アクリル酸、マレイン酸および
無水マレイン酸からなる群より選ばれる1種以上の酸モ
ノマーを過酸化物触媒存在下もしくは無触媒下でグラフ
トあるいは付加反応することにより(B)を得ることが
できる。また、酸モノマーとともに、必要によりその他
のラジカル重合性を有するモノマー[前述のスチレン系
モノマー、(メタ)アルキルエステル、マレイン酸アル
キルエステル、ニトリル基含有モノマー、有機シラン化
合物、有機弗素化合物など]を用いることができる。
樹脂(B)の製法を例示すると、該ポリプロピレン系樹
脂(b1)に、(メタ)アクリル酸、マレイン酸および
無水マレイン酸からなる群より選ばれる1種以上の酸モ
ノマーを過酸化物触媒存在下もしくは無触媒下でグラフ
トあるいは付加反応することにより(B)を得ることが
できる。また、酸モノマーとともに、必要によりその他
のラジカル重合性を有するモノマー[前述のスチレン系
モノマー、(メタ)アルキルエステル、マレイン酸アル
キルエステル、ニトリル基含有モノマー、有機シラン化
合物、有機弗素化合物など]を用いることができる。
【0016】上記グラフトあるいは付加反応は、不活性
気体雰囲気下、過酸化物触媒(ベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン等)存在下もしくは無触媒下、
ポリオレフィン系樹脂(A)の融点以上300℃以下、
好ましくは融点以上250℃以下で、反応時間1〜20
時間で行うことができる。
気体雰囲気下、過酸化物触媒(ベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン等)存在下もしくは無触媒下、
ポリオレフィン系樹脂(A)の融点以上300℃以下、
好ましくは融点以上250℃以下で、反応時間1〜20
時間で行うことができる。
【0017】本発明の変性ポリプロピレン樹脂(B)の
酸価は、通常0.5〜40、好ましくは1〜20であ
る。酸価が0.5未満の場合は電子写真用トナーに用い
た場合にトナー流動性向上の効果が不十分である。ま
た、40を超える場合はホットオフセット温度が低下す
ることがある。
酸価は、通常0.5〜40、好ましくは1〜20であ
る。酸価が0.5未満の場合は電子写真用トナーに用い
た場合にトナー流動性向上の効果が不十分である。ま
た、40を超える場合はホットオフセット温度が低下す
ることがある。
【0018】本発明の離型剤中の(A)/(B)の重量
比は、通常70/30〜99.5/0.5、好ましくは
80/20〜99/1である。(B)が0.5重量%未
満の場合は、電子写真用トナーに用いた場合、トナーの
流動性向上の効果が不充分である。また、70重量%を
越える割合で用いた場合は、ホットオフセット温度が低
下することがある。
比は、通常70/30〜99.5/0.5、好ましくは
80/20〜99/1である。(B)が0.5重量%未
満の場合は、電子写真用トナーに用いた場合、トナーの
流動性向上の効果が不充分である。また、70重量%を
越える割合で用いた場合は、ホットオフセット温度が低
下することがある。
【0019】本発明の樹脂組成物は、本発明の離型剤と
熱可塑性樹脂系バインダー(C)とからなるものであ
る。熱可塑性樹脂系バインダー(C)としては、通常ト
ナー用バインダーとして用いられるものであればよく、
特に限定はないが、例えば、スチレン系樹脂、スチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブ
タジエン系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、およびそれらの複合物等が挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、スチレン−(メタ)
アクリル酸エステル共重合体およびポリエステル系樹脂
である。
熱可塑性樹脂系バインダー(C)とからなるものであ
る。熱可塑性樹脂系バインダー(C)としては、通常ト
ナー用バインダーとして用いられるものであればよく、
特に限定はないが、例えば、スチレン系樹脂、スチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブ
タジエン系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、およびそれらの複合物等が挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、スチレン−(メタ)
アクリル酸エステル共重合体およびポリエステル系樹脂
である。
【0020】スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体としては、例えば、スチレン系モノマー[スチレ
ン、アルキルスチレン(α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、p−メトキシスチレン等)等]と、(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマー{アクリルの炭素数
が1〜18のアルキル(メタ)アクリレート[メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート等]、ヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート[ヒドロキシルエチル(メタ)アクリ
レート等]、アミノ基含有(メタ)アクリレート[ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、モルホリノエチル(メ
タ)アクリレート等]等}との共重合体を挙げることが
できる。
重合体としては、例えば、スチレン系モノマー[スチレ
ン、アルキルスチレン(α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、p−メトキシスチレン等)等]と、(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマー{アクリルの炭素数
が1〜18のアルキル(メタ)アクリレート[メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート等]、ヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート[ヒドロキシルエチル(メタ)アクリ
レート等]、アミノ基含有(メタ)アクリレート[ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、モルホリノエチル(メ
タ)アクリレート等]等}との共重合体を挙げることが
できる。
【0021】この共重合体の構成成分として、必要によ
り他のモノマー{ビニルエステル(酢酸ビニル等)、ビ
ニルエーテル(ビニルエチルエーテル等)、脂肪族炭化
水素系ビニル(ブタジエン、α−オレフィン等)、ニト
リル基含有ビニル化合物[(メタ)アクリロニトリル
等]、N−ビニル化合物(N−ビニルピロリドン等)、
不飽和カルボン酸もしくはその無水物[(メタ)アクリ
ル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸等]、2個以上
の重合性二重結合を有する多官能モノマー[ジビニルベ
ベンゼン、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物のジ(メ
タ)アクリル酸エステル等]等}をスチレン系モノマ
ー、(メタ)アクリル酸エステル系モノマーと共に用
い、共重合したものでもよい。共重合体中の他のモノマ
ー量は、全モノマーの重量に基づいて、通常0〜30重
量%、好ましくは0〜20重量%である。
り他のモノマー{ビニルエステル(酢酸ビニル等)、ビ
ニルエーテル(ビニルエチルエーテル等)、脂肪族炭化
水素系ビニル(ブタジエン、α−オレフィン等)、ニト
リル基含有ビニル化合物[(メタ)アクリロニトリル
等]、N−ビニル化合物(N−ビニルピロリドン等)、
不飽和カルボン酸もしくはその無水物[(メタ)アクリ
ル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸等]、2個以上
の重合性二重結合を有する多官能モノマー[ジビニルベ
ベンゼン、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物のジ(メ
タ)アクリル酸エステル等]等}をスチレン系モノマ
ー、(メタ)アクリル酸エステル系モノマーと共に用
い、共重合したものでもよい。共重合体中の他のモノマ
ー量は、全モノマーの重量に基づいて、通常0〜30重
量%、好ましくは0〜20重量%である。
【0022】スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の製法を例示すると、重合開始剤の存在下もしく
は非存在下、上記各モノマーを用いて、溶液重合、懸濁
重合、もしくは塊状重合することにより共重合体が得ら
れる。重合開始剤としては、アゾ系開始剤(アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル等)、
過酸化物系開始剤[ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン等]が挙げられる。重合反応は通常不活性
気体雰囲気下で行われる。重合温度は通常50〜250
℃、好ましくは70〜230℃である。反応時間は他の
条件によって左右されるが、通常1〜50時間、好まし
くは2〜15時間である。重合後、脱溶剤、脱モノマー
あるいは乾燥などの工程を経て、共重合体を得ることが
できる。
重合体の製法を例示すると、重合開始剤の存在下もしく
は非存在下、上記各モノマーを用いて、溶液重合、懸濁
重合、もしくは塊状重合することにより共重合体が得ら
れる。重合開始剤としては、アゾ系開始剤(アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル等)、
過酸化物系開始剤[ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン等]が挙げられる。重合反応は通常不活性
気体雰囲気下で行われる。重合温度は通常50〜250
℃、好ましくは70〜230℃である。反応時間は他の
条件によって左右されるが、通常1〜50時間、好まし
くは2〜15時間である。重合後、脱溶剤、脱モノマー
あるいは乾燥などの工程を経て、共重合体を得ることが
できる。
【0023】また、ポリエステル系樹脂としては、多価
アルコールと多価カルボン酸との縮合物が挙げられる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコール;水添ビスフェ
ノールA等のジオール;トリメチロールプロパン等のト
リオール;ビスフェノール(ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF等)のアルキレンオキサイド(エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド等)付加物;フェノール
樹脂のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド等)付加物等を挙げることができ
る。多価カルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸(マ
ロン酸、コハク酸、アジピン酸等)、芳香族ジカルボン
酸およびそれらの無水物(フタル酸、無水フタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸等)、3価以上のポリカルボ
ン酸(トリメリット酸等)等を挙げることができ、公知
の方法で製造することができる。
アルコールと多価カルボン酸との縮合物が挙げられる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコール;水添ビスフェ
ノールA等のジオール;トリメチロールプロパン等のト
リオール;ビスフェノール(ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF等)のアルキレンオキサイド(エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド等)付加物;フェノール
樹脂のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド等)付加物等を挙げることができ
る。多価カルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸(マ
ロン酸、コハク酸、アジピン酸等)、芳香族ジカルボン
酸およびそれらの無水物(フタル酸、無水フタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸等)、3価以上のポリカルボ
ン酸(トリメリット酸等)等を挙げることができ、公知
の方法で製造することができる。
【0024】本発明の樹脂組成物中の本発明の離型剤
(I)と該熱可塑性樹脂系バインダー(C)の構成割合
は、トナーの要求性能に応じて調整すればよいが、
(I)/(C)の重量比が通常0.5/99.5〜10
/90、好ましくは1/99〜5/95である。
(I)と該熱可塑性樹脂系バインダー(C)の構成割合
は、トナーの要求性能に応じて調整すればよいが、
(I)/(C)の重量比が通常0.5/99.5〜10
/90、好ましくは1/99〜5/95である。
【0025】本発明の樹脂組成物は、離型剤と熱可塑性
樹脂系バインダー以外に着色剤や種々の添加剤等を配合
して電子写真トナーの成分として用いるものである。着
色剤としてはカーボン、鉄黒、ベンジジンイエロー、キ
ナクドリン、ローダミンB、フタロシアニン等が挙げら
れる。種々の添加剤としては、荷電調整剤(ニグロシ
ン、四級アンモニウム塩等)、磁性粉(鉄、コバルト、
ニッケル等の強磁性金属の粉末もしくはマグネタイト、
ヘマタイト、フェライト等)等が挙げられる。着色剤は
本発明の樹脂組成物100重量部に対し通常1〜30重
量部を用いる。
樹脂系バインダー以外に着色剤や種々の添加剤等を配合
して電子写真トナーの成分として用いるものである。着
色剤としてはカーボン、鉄黒、ベンジジンイエロー、キ
ナクドリン、ローダミンB、フタロシアニン等が挙げら
れる。種々の添加剤としては、荷電調整剤(ニグロシ
ン、四級アンモニウム塩等)、磁性粉(鉄、コバルト、
ニッケル等の強磁性金属の粉末もしくはマグネタイト、
ヘマタイト、フェライト等)等が挙げられる。着色剤は
本発明の樹脂組成物100重量部に対し通常1〜30重
量部を用いる。
【0026】電子写真用トナーの製造は1)前記トナー
成分を乾式ブレンドした後、溶融混練し、その後粗粉砕
し、最終的にジェット粉砕機を用いて微粉化し、さらに
分級し粒径が通常2〜20μの微粉として得るか、2)
熱可塑性樹脂系バインダー(C)を構成する単量体を他
のトナー成分存在下で、懸濁重合し粒径が通常2〜20
μの微粉を得ることによっても得ることができるが、特
に製法はこれらに限定されるものではない。
成分を乾式ブレンドした後、溶融混練し、その後粗粉砕
し、最終的にジェット粉砕機を用いて微粉化し、さらに
分級し粒径が通常2〜20μの微粉として得るか、2)
熱可塑性樹脂系バインダー(C)を構成する単量体を他
のトナー成分存在下で、懸濁重合し粒径が通常2〜20
μの微粉を得ることによっても得ることができるが、特
に製法はこれらに限定されるものではない。
【0027】前記電子写真トナーは必要に応じて鉄粉、
ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライト等のキャリアー
粒子と混合されて電気的潜像の現像剤として用いられ
る。また粉体の流動性改良のため疏水性コロイダルシリ
カ微粉末を用いることもできる。
ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライト等のキャリアー
粒子と混合されて電気的潜像の現像剤として用いられ
る。また粉体の流動性改良のため疏水性コロイダルシリ
カ微粉末を用いることもできる。
【0028】前記電子写真トナーは複写機たとえば加熱
定着型の複写機またはプリンターの熱定着用ヒートロー
ル部で加熱されることによって支持体(紙、ポリエステ
ルフィルム等)に定着し記録材料とされる。
定着型の複写機またはプリンターの熱定着用ヒートロー
ル部で加熱されることによって支持体(紙、ポリエステ
ルフィルム等)に定着し記録材料とされる。
【0029】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明するが
本発明はこれにより限定されるものではない。実施例
中、部はいずれも重量部を表す。
本発明はこれにより限定されるものではない。実施例
中、部はいずれも重量部を表す。
【0030】合成例1 高分子量ポリプロピレン(宇部興産製J130G)を、
スタティックミキサーを組み込んだ管に連続的に通しな
がら355〜360℃で80分間熱減成を行い、溶融粘
度70cps、アイソタクティック含量96%のポリプ
ロピレン系樹脂(A−1)を得た。
スタティックミキサーを組み込んだ管に連続的に通しな
がら355〜360℃で80分間熱減成を行い、溶融粘
度70cps、アイソタクティック含量96%のポリプ
ロピレン系樹脂(A−1)を得た。
【0031】合成例2 エチレン−プロピレン共重合体(宇部興産製J609
H)を、スタティックミキサーを組み込んだ管に連続的
に通しながら355〜360℃で80分間熱減成を行
い、160℃での溶融粘度が72cps、アイソタクテ
ィック含量90%のポリプロピレン系樹脂(A−2)を
得た。
H)を、スタティックミキサーを組み込んだ管に連続的
に通しながら355〜360℃で80分間熱減成を行
い、160℃での溶融粘度が72cps、アイソタクテ
ィック含量90%のポリプロピレン系樹脂(A−2)を
得た。
【0032】合成例3 高分子量ポリプロピレン(宇部興産製J130G)をス
タティックミキサーを組み込んだ管に連続的に通しなが
ら355〜360℃で50分間熱減成を行い、溶融粘度
300cpsのポリプロピレン(b1−1)を得た。得
られたポリプロピレン(b1−1)400gと無水マレ
イン酸12gを窒素導入管、温度計、冷却管および攪拌
棒を備えた1Lの4ツ口コルベンに仕込み、コルベン内
に窒素を通しながらマントルヒーターで加熱。昇温、攪
拌しながら195℃で10時間反応させた。反応後、温
度を195℃に保持した状態で系内を減圧にし、5mm
Hg減圧下で1時間脱気処理し、未反応の無水マレイン
酸などの揮発分を除去した。冷却後取り出し、160℃
での溶融粘度430cps、酸価13の無水マレイン酸
で変性された変性ポリプロピレン系樹脂(B−1)を得
た。
タティックミキサーを組み込んだ管に連続的に通しなが
ら355〜360℃で50分間熱減成を行い、溶融粘度
300cpsのポリプロピレン(b1−1)を得た。得
られたポリプロピレン(b1−1)400gと無水マレ
イン酸12gを窒素導入管、温度計、冷却管および攪拌
棒を備えた1Lの4ツ口コルベンに仕込み、コルベン内
に窒素を通しながらマントルヒーターで加熱。昇温、攪
拌しながら195℃で10時間反応させた。反応後、温
度を195℃に保持した状態で系内を減圧にし、5mm
Hg減圧下で1時間脱気処理し、未反応の無水マレイン
酸などの揮発分を除去した。冷却後取り出し、160℃
での溶融粘度430cps、酸価13の無水マレイン酸
で変性された変性ポリプロピレン系樹脂(B−1)を得
た。
【0033】合成例4 合成例3で得たポリプロピレン(b1−1)400gと
無水マレイン酸40gを1Lのオートクレーブに仕込
み、系内を窒素置換後、昇温、攪拌しながら180℃に
保持。系内に2重量%のジーt−ブチルパーオキサイド
のキシレン溶液100gを4時間連続的に滴下。冷却後
取り出し、温度計、攪拌棒を備えた1L4ツ口コルベン
に仕込み、195℃、5mmHg以下の減圧下で2時間
脱気処理し、キシレン、未反応の無水マレイン酸などの
揮発分を除去した。冷却後取り出し、160℃での溶融
粘度2200cps、酸価42の無水マレイン酸で変性
された変性ポリプロピレン系樹脂(B−2)を得た。
無水マレイン酸40gを1Lのオートクレーブに仕込
み、系内を窒素置換後、昇温、攪拌しながら180℃に
保持。系内に2重量%のジーt−ブチルパーオキサイド
のキシレン溶液100gを4時間連続的に滴下。冷却後
取り出し、温度計、攪拌棒を備えた1L4ツ口コルベン
に仕込み、195℃、5mmHg以下の減圧下で2時間
脱気処理し、キシレン、未反応の無水マレイン酸などの
揮発分を除去した。冷却後取り出し、160℃での溶融
粘度2200cps、酸価42の無水マレイン酸で変性
された変性ポリプロピレン系樹脂(B−2)を得た。
【0034】合成例5 スチレン660部、ブチルアクリレート340部を用
い、溶剤、重合開始剤を用いず、130〜180℃で熱
重合を行った。引続き180℃、5mmHg以下の減圧
下で残存モノマーなどの揮発分を除去し、Tg53℃、
数平均分子量11,000、重量平均分子量70,00
0のスチレン−アクリル酸エステル系熱可塑性樹脂(C
−1)を得た。分子量の測定はGPC法により行なっ
た。GPC法による熱可塑性樹脂の分子量測定は以下の
条件で行なった。 装置 :東洋曹達製 HLC802A カラム :TSKgel GMH6 2 本 測定温度 :40℃ 試料溶液 :0.5wt%のTHF溶液 溶液注入量:200μl 検出装置 :屈折率検出器
い、溶剤、重合開始剤を用いず、130〜180℃で熱
重合を行った。引続き180℃、5mmHg以下の減圧
下で残存モノマーなどの揮発分を除去し、Tg53℃、
数平均分子量11,000、重量平均分子量70,00
0のスチレン−アクリル酸エステル系熱可塑性樹脂(C
−1)を得た。分子量の測定はGPC法により行なっ
た。GPC法による熱可塑性樹脂の分子量測定は以下の
条件で行なった。 装置 :東洋曹達製 HLC802A カラム :TSKgel GMH6 2 本 測定温度 :40℃ 試料溶液 :0.5wt%のTHF溶液 溶液注入量:200μl 検出装置 :屈折率検出器
【0035】合成例6 イソフタル酸302gとビスフェノールAのエチレンオ
キサイド2モル付加物480gおよびジブチル錫オキサ
イド1.6gを220℃でエステル化反応を行い、Tg
63℃、酸価が45、水酸基価1.5のポリエステル系
熱可塑性樹脂(2)を得た。
キサイド2モル付加物480gおよびジブチル錫オキサ
イド1.6gを220℃でエステル化反応を行い、Tg
63℃、酸価が45、水酸基価1.5のポリエステル系
熱可塑性樹脂(2)を得た。
【0036】実施例1 ポリプロピレン系樹脂(A−1)480gと変性ポリプ
ロピレン系樹脂(B−1)20gを、温度計および攪拌
棒を備えた1LコルベMMに仕込む。昇温、攪拌しなが
ら180℃で1時間混合した。取り出し後冷却し、本発
明の離型剤(R−1)を得た。
ロピレン系樹脂(B−1)20gを、温度計および攪拌
棒を備えた1LコルベMMに仕込む。昇温、攪拌しなが
ら180℃で1時間混合した。取り出し後冷却し、本発
明の離型剤(R−1)を得た。
【0037】実施例2 ポリプロピレン系樹脂(A−1)480gと変性ポリプ
ロピレン系樹脂(B−2)20gを、実施例1と同様の
操作で均一混合し、本発明の離型剤(R−2)を得た。
ロピレン系樹脂(B−2)20gを、実施例1と同様の
操作で均一混合し、本発明の離型剤(R−2)を得た。
【0038】実施例3 ポリプロピレン系樹脂(A−1)425gと変性ポリプ
ロピレン系樹脂(B−1)75gを、実施例1と同様の
操作で均一混合し、本発明の離型剤(R−3)を得た。
ロピレン系樹脂(B−1)75gを、実施例1と同様の
操作で均一混合し、本発明の離型剤(R−3)を得た。
【0039】実施例4 ポリプロピレン系樹脂(A−2)480gと変性ポリオ
レフィン系樹脂(B−1)20gを、実施例1と同様の
操作で均一混合し、本発明の離型剤(R−4)を得た。
レフィン系樹脂(B−1)20gを、実施例1と同様の
操作で均一混合し、本発明の離型剤(R−4)を得た。
【0040】実施例5 熱可塑性樹脂(C−1)450gと離型剤(R−1)5
0gを、実施例1と同様の装置を用いて、190℃で2
時間混合した。取り出し後冷却し、本発明の樹脂組成物
(Z−1)を得た。
0gを、実施例1と同様の装置を用いて、190℃で2
時間混合した。取り出し後冷却し、本発明の樹脂組成物
(Z−1)を得た。
【0041】比較例1 ポリプロピレン系樹脂(A−1)単独を比較の離型剤
(R−5)とした。
(R−5)とした。
【0042】比較例2 ポリプロピレン系樹脂(A−1)150gと変性ポリプ
ロピレン系樹脂(B−2)350gを、実施例1と同様
の操作で均一混合し、比較の離型剤(R−6)とした。
ロピレン系樹脂(B−2)350gを、実施例1と同様
の操作で均一混合し、比較の離型剤(R−6)とした。
【0043】使用例1 離型剤(R−1)および熱可塑性樹脂(C−1)を用い
て以下の方法により電子写真用トナーを作製し、さらに
電子写真現像剤を作製した。 《トナー作製方法》 離型剤(R−1) 4部 熱可塑性樹脂(C−1) 87部 カーボンブラック 8部 (三菱化成工業製(株)製MA−100) 荷電調整剤 1部 (保土谷化学工業(株)製スピロンブラックTRH) 上記配合物を粉体ブレンドしたのちラボプラストミルで
140℃、30rpmで10間混練し、混練物をジェッ
トミルPJM100(日本ニューマチック社製)で微粉
砕した。粉体気流分級機MSD(日本ニューマチック社
製)で微粉砕物から2μ以下の微粉をカットした。得ら
れた粉体1000部にアエロジルR972(日本アエロ
ジル)3部を均一混合してトナーを得た。 《現像剤作製方法》上記トナー25部に、電子写真用キ
ャリアー鉄粉(日本鉄粉社製F−100)1000部を
混合して電子写真用現像剤(G−1)を得た。
て以下の方法により電子写真用トナーを作製し、さらに
電子写真現像剤を作製した。 《トナー作製方法》 離型剤(R−1) 4部 熱可塑性樹脂(C−1) 87部 カーボンブラック 8部 (三菱化成工業製(株)製MA−100) 荷電調整剤 1部 (保土谷化学工業(株)製スピロンブラックTRH) 上記配合物を粉体ブレンドしたのちラボプラストミルで
140℃、30rpmで10間混練し、混練物をジェッ
トミルPJM100(日本ニューマチック社製)で微粉
砕した。粉体気流分級機MSD(日本ニューマチック社
製)で微粉砕物から2μ以下の微粉をカットした。得ら
れた粉体1000部にアエロジルR972(日本アエロ
ジル)3部を均一混合してトナーを得た。 《現像剤作製方法》上記トナー25部に、電子写真用キ
ャリアー鉄粉(日本鉄粉社製F−100)1000部を
混合して電子写真用現像剤(G−1)を得た。
【0044】使用例2〜4 離型剤(R−1)をそれぞれ離型剤(R−2)〜(R−
4)にかえる以外は使用例1と同様の方法により電子写
真用現像剤(G−2)〜(G−4)を得た。
4)にかえる以外は使用例1と同様の方法により電子写
真用現像剤(G−2)〜(G−4)を得た。
【0045】使用例5 離型剤(R−1)4部を樹脂組成物(Z−1)40部
に、熱可塑性樹脂(C−1)87部を51部にする以外
は使用例1と同様の方法により、電子写真用現像剤(G
−5)を得た。
に、熱可塑性樹脂(C−1)87部を51部にする以外
は使用例1と同様の方法により、電子写真用現像剤(G
−5)を得た。
【0046】使用例6 熱可塑性樹脂(C−1)を熱可塑性樹脂(C−2)にか
える以外は使用例1と同様の方法により、電子写真用現
像剤(G−6)を得た。
える以外は使用例1と同様の方法により、電子写真用現
像剤(G−6)を得た。
【0047】比較使用例1、2 離型剤(R−1)を比較の離型剤(R−5)、(R−
6)にかえる以外は使用例1と同様の方法により比較電
子写真用現像剤(G−7)、(G−8)を得た。
6)にかえる以外は使用例1と同様の方法により比較電
子写真用現像剤(G−7)、(G−8)を得た。
【0048】使用例1〜6で得た現像剤(G−1)〜
(G−6)の試験例1〜6、および比較使用例1、2で
得た現像剤(G−7)、(G−8)の比較試験例1、2
の評価結果を表1に示す。
(G−6)の試験例1〜6、および比較使用例1、2で
得た現像剤(G−7)、(G−8)の比較試験例1、2
の評価結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】評価方法 (1)耐ホットオフセット性 市販の熱定着方式の複写機を用い、ホットオフセットが
発生するヒートロールの温度で評価した。 E:240℃以上 G:220℃以上240℃未満 P:220℃未満 (2)流動性 ホソカワミクロン社製パウダーテスターを用いて流動性
指数を測定し評価した。 E:流動性指数80以上 G:流動性指数70以上80未満 P:流動性指数70未満 (3)フィルミング性 現像剤をターブラーシェーカーミキサーで3時間100
rpmで攪拌した後、キャリアー表面に付着しているト
ナー量を顕微鏡で観察した。
発生するヒートロールの温度で評価した。 E:240℃以上 G:220℃以上240℃未満 P:220℃未満 (2)流動性 ホソカワミクロン社製パウダーテスターを用いて流動性
指数を測定し評価した。 E:流動性指数80以上 G:流動性指数70以上80未満 P:流動性指数70未満 (3)フィルミング性 現像剤をターブラーシェーカーミキサーで3時間100
rpmで攪拌した後、キャリアー表面に付着しているト
ナー量を顕微鏡で観察した。
【0051】本発明の電子写真トナー用樹脂組成物を含
んだトナーは流動性を損なうことなく優れた耐ホットオ
フセット性を示し、かつキャリアーへのトナーの付着
(キャリアーへのフィルミング)も少ないことが確認で
きた。
んだトナーは流動性を損なうことなく優れた耐ホットオ
フセット性を示し、かつキャリアーへのトナーの付着
(キャリアーへのフィルミング)も少ないことが確認で
きた。
【0052】
【発明の効果】本発明の電子写真トナー用樹脂組成物
は、トナーの流動性を損なうこともなく優れた耐ホット
オフセット性を示し、かつ、キャリアーへのフィルミン
グ物の付着も少ない。従って、本発明の樹脂組成物の有
用性は極めて高い。
は、トナーの流動性を損なうこともなく優れた耐ホット
オフセット性を示し、かつ、キャリアーへのフィルミン
グ物の付着も少ない。従って、本発明の樹脂組成物の有
用性は極めて高い。
Claims (5)
- 【請求項1】 低分子量ポリプロピレン系樹脂(A)
と、低分子量ポリプロピレン系樹脂(b1)を(メタ)
アクリル酸、マレイン酸および無水マレイン酸からなる
群より選ばれる1種以上の酸モノマー(b2)で変性し
た変性ポリプロピレン樹脂(B)からなる離型剤(I)
と熱可塑性樹脂系バインダー(C)とからなることを特
徴とする電子写真トナー用樹脂組成物。 - 【請求項2】 該ポリプロピレン系樹脂(b1)が高分
子量ポリプロピレン樹脂の熱減成物である請求項1記載
の電子写真トナー用樹脂組成物。 - 【請求項3】 該変性ポリプロピレン系樹脂(B)の酸
価が0.5〜40である請求項1または2記載の電子写
真トナー用樹脂組成物。 - 【請求項4】 (A)/(B)の重量比が70/30〜
99.5/0.5である請求項1〜3のいずれか記載の
電子写真トナー用樹脂組成物。 - 【請求項5】 (I)/(C)の重量比が0.5/9
9.5〜10/90である請求項1〜4のいずれか記載
の電子写真トナー用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06208244A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 電子写真トナー用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06208244A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 電子写真トナー用樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06208244A true JPH06208244A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=12031370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Pending JPH06208244A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 電子写真トナー用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06208244A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0772093A1 (en) | 1995-10-30 | 1997-05-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner for developing electrostatic image, process-cartridge and image forming method |
| JP2000047428A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Canon Inc | トナー |
| JP2002167484A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-11 | Japan Polychem Corp | ポリプロピレン系樹脂組成物およびその製造方法 |
| US7785760B2 (en) | 2006-01-18 | 2010-08-31 | Ricoh Company Limited | Toner and method of preparing the toner |
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Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
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| JPH04337737A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-25 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー |
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1993
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