JPH06208252A - 表面不活性化トナー組成物 - Google Patents

表面不活性化トナー組成物

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JPH06208252A
JPH06208252A JP4319767A JP31976792A JPH06208252A JP H06208252 A JPH06208252 A JP H06208252A JP 4319767 A JP4319767 A JP 4319767A JP 31976792 A JP31976792 A JP 31976792A JP H06208252 A JPH06208252 A JP H06208252A
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JP4319767A
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Roger N Ciccarelli
エヌ シッカレリ ロジャー
Denise R Bayley
アール ベイリー デニス
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Xerox Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、多色(二色を含む)の像を形成す
るのに有効な表面不活性化トナー組成物を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は、トナー樹脂粒子、着色顔料粒子及
び帯電強化剤を混合する工程、続いて、該混合物に、表
面添加剤を加える工程を含み、帯電強化剤が主として表
面不活性化成分として作用する、約10〜約30μC/g の実
質的に安定な正又は負の摩擦電気量を有する表面不活性
化トナー組成物の製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、トナー、現像
剤、及び多色(二色を含む)の画像を形成する工程を有
する画像形成法に関する。さらに詳細に述べると、本発
明のある実施態様において、像形成部材の帯電、その部
材上での高電位、中電位及び低電位の領域を含む潜像の
形成、現像剤組成物による低電位領域の潜像の現像、そ
れに続く現像剤組成物による高電位領域の潜像の現像、
この現像された像の支持体への転写、並びに任意にこの
像の支持体への永久的な定着の工程を含む二色画像を得
る方法に関する。本発明の別の実施態様は、表面を不活
性化したトナーを得る方法、さらに詳細に述べると、該
トナー顔料は表面が不活性化されていて、それによって
顔料が、それを含むトナー及び現像剤組成物の電気特性
に及ぼす悪影響を、減少又は実質的に除去する方法に関
する。
【0002】実施態様のトナーは、樹脂粒子、負電荷の
赤色顔料、及びジステアリルジメチルアンモニウムメチ
ルスルフェートなどの正電荷の帯電強化剤を含むことが
でき、並びにあるトナーは、樹脂粒子、負電荷の青色顔
料、及びジステアリルジメチルアンモニウムメチルスル
フェートなどの正電荷の帯電強化剤を含み;かつここで
選択された顔料は、表面が不活性化されている。表面の
不活性化は、例えばある着色顔料及び帯電強化剤を該ト
ナー樹脂粒子と混合することによって達成される。本発
明の方法の利点は、特に着色(黒色を除く)された現像
剤と黒色現像剤の相互作用がない結果、一回の現像パス
(single development pass) で、高品質の二色画像を生
み出すことができること;及び本発明の実施態様におい
てトナー顔料の表面を不活性化することである。表面の
不活性化により、いくつか、例えば、三種の着色トナー
のための、通常のキャリヤーの選択が可能になる。ここ
で、それぞれのトナー用の顔料は異なる色であり、及び
それぞれのトナーは所望の摩擦帯電レベルを持つことが
でき;これらのトナーは、特に通常のキャリヤー粒子
と、同じ又は類似の像形成特性を備えることができ;こ
れらのトナーは、類似の摩擦電気特性、例えば公知のフ
ァラデー箱又は公知の電荷ホトスペクトロメーターを用
いて測定した場合、それぞれのトナーに対して約±10ト
リボユニット以内、及び好ましくは約±5トリボユニッ
ト以内の摩擦電気量を持つことができ;それぞれのトナ
ーは、バックグラウンド付着物の少ない現像された像を
可能にする、同じ又は類似のキャリヤーに対して、優れ
た混合時間、例えば公知の電荷ホトスペクトロメーター
を用いて測定した場合に、45秒とほぼ等しいか又はそれ
以下、及び実施態様においては約5〜約15秒を、備えて
いて;並びにこの静電現像装置は、実施態様において、
いろいろ異なる色の像を得るために、同じ又は類似であ
ることができる。本発明の他の利点は、現像に続く高品
質な画像の形成を可能にする、安定な負の摩擦電気のト
ナーの性質を備える現像剤、及び安定な負の摩擦電気に
帯電したトナーの提供を含む。これは広い範囲の相対湿
度条件、例えば効果的な温度帯、約20〜約80℃の範囲
で、相対湿度が20〜90%において、実質的にバックグラ
ウンド付着物及び汚れが無い画像である。
【0003】
【従来の技術】光反応性像形成部材の一つの極性への帯
電、及びその部材上に同じ極性で少なくとも3種の異な
る電位レベルの像を形成する方法が、米国特許第4,078,
929 号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、多
色、例えば二色の像、及び例えば帯電した層状像形成部
材のバックグラウンド部分を現像することができる放電
領域現像画像を得るための画像形成方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記及び他の目
的は、現像剤、トナー及びそれらの画像形成方法を提供
することによって達成される。特に、本発明は、トナー
樹脂粒子、着色顔料粒子及び帯電強化剤を混合する工
程、続いて、該混合物に、表面添加剤を加える工程を含
み、帯電強化剤が主として表面不活性化成分として作用
する、約10〜約30μC/g の実質的に安定な正又は負の摩
擦電気量を有する表面不活性化トナー組成物の製造方法
を提供するものである。また、本発明の実施態様におい
て、トナー樹脂粒子、Lithol Scarlet D3700(登録商
標)のようなLithol Scarlet(BASF社)、及びHOSTAPER
M PINK E(登録商標)のようなHOSTAPERM PINK(BASF
社)などの着色顔料粒子の混合、並びにその後この混合
物への正電荷又は負電荷の帯電強化剤の混合、次に公知
の表面添加剤の添加の工程を含む表面不活性化トナーの
製造方法を提供している。第二の表面不活性化トナー
は、着色顔料として、NEOPEN BLUE(登録商標)又はSUDA
N BLUE(登録商標)(アメリカンホーキスト(American Ho
echst)社)などの青色顔料を選択する以外は、同様な方
法で製造することができる。現像剤は、例えば通常ポリ
メチルアクリレートなどのポリマーで被覆し、かつこの
コーティング中に導電性粒子、例えばVULCAN(登録商
標)カーボンブラック(キャボット(Cabot)社)のよう
なカーボンブラックなどを含む、スチールなどの公知の
キャリヤーと、前述のトナーを混合して製造することが
できる。
【0006】本発明の実施態様において、表面不活性化
赤色トナーは、負の摩擦電荷を持つ赤色顔料を、正に帯
電した帯電制御剤と、適当な公知の容器の中で、例えば
7:1のような割合で混合することによって製造され、
例えば約20重量%のカーボンブラックなどの導電性粒子
を含むポリメチルメタクリレートのコーティングを0.8
重量%含有するスチールコアを含む特定のキャリヤーと
ともに用いることにより、本発明における所望の混合時
間、例えば約15〜約30秒、及びこの中で示した安定した
トナーの摩擦電気特性、さらに詳細に述べると約 -17μ
C/g を達成する。このトナー成分は、ロジーブレンダー
(Lodige Blender)の中で混合し、磨砕、超微粉砕し、か
つ平均の粒子の体積直径が約9〜約20μm 、好ましくは
約10〜約15μm であるトナー粒子を得るために分級する
ことができる。実施態様において、青色顔料は、正電荷
及び負電荷の帯電制御剤、例えば米国特許第4,845,003
号(その開示は本願明細書の内容として全て引用する。)
に記載されているBONTRONE-88(登録商標)(日本のオリ
エントケミカル社)などのアルミニウム錯体と混合する
ことができる。ある実施態様において、赤色顔料及び正
電荷の帯電制御剤を含むトナー、及び負電荷の帯電制御
剤を含む青色トナーの両方のトナーは、-17μC/g の摩
擦電気に帯電し、及び前述のスチールで被覆したキャリ
ヤーに対し約30秒の混合時間を持つことから、表面の不
活性化が達成されたとした。本発明の現像剤は、二色画
像の形成のために選択することができるものであって、
この画像形成は下記の工程でなされるものである;(1)
画像形成装置内での像形成部材の帯電;(2) 高電位、中
電位及び低電位の領域を含む潜像の、その部材上での形
成;(3) この中で説明した表面が不活性化され着色され
た赤色又は青色などのトナー及びキャリヤー粒子を含む
本発明の現像剤を使った、例えば導電性磁気ブラシ現像
法による、前記の低電位領域の潜像の現像;(4) それに
続く、キャリヤー粒子、及び樹脂、カーボンブラックの
ような黒色顔料、並びに、特に正電荷の帯電強化剤を含
むトナーを含有する第二の現像剤を含む現像剤を使っ
た、導電性磁気ブラシ現像法による、前記の高電位領域
の潜像の現像;(5) 現像された二色画像の適当な支持体
への転写;並びに(6) 支持体への像の定着の工程であ
る。
【0007】本発明の表面を不活性化した赤色及び青色
トナーのために選択された樹脂粒子の例には、スチレン
アクリレート、スチレンメタクリレート、ポリエステ
ル、架橋スチレンメタクリレート、及びスチレンブタジ
エンがあって、特にPLIOLITES(登録商標)、PLIOTONES
(登録商標)(グッドイヤー社)などの、例えば約80〜約9
8重量%のような、高いスチレン含有量のものである。
前記の樹脂は、有効量、例えば約70〜約98重量%存在
し、この樹脂は、スチレンを約89〜約92重量%含むスチ
レンブタジエンとすることができる。一般的なトナー樹
脂は、スチレンブチルメタクリレート、線状ポリエステ
ル、スチレン−ブタジエン重合体、特にスチレンが約83
〜約93重量%、好ましくは約88重量%、及びブタジエン
が約7〜約17重量%、好ましくは約12重量%であるスチ
レン−ブタジエン共重合体、例えばPLIOLITES(登録商
標)又はPLIOTONES(登録商標)としてグッドイヤー社か
ら発売されている樹脂などである。スチレン -n-ブチル
メタクリレート重合体、 特にスチレンセグメントが約50
〜約70重量%、好ましくは約58重量%、及びn-ブチルメ
タクリレート部分が約30〜約50重量%、好ましくは約42
重量%であるスチレン -n-ブチルメタクリレート共重合
体も適している。これらの樹脂の混合物も適している。
さらにスチレン部分が約50〜約80重量%、好ましくは65
重量%、及びn-ブチルメタクリレート部分が約50〜約20
重量%、好ましくは約35重量%であるスチレン-n-ブチ
ルメタクリレート重合体が適している。
【0008】赤色顔料の例には、Lithol Scarlet、特に
Lithol Scarlet D3700(登録商標)、Lithol Fast Scarlet
L4300(登録商標)、 Lithol Scarlet K4165(登録商標)、
Lithol Rubine NB04573(登録商標)、 Hostaperm Pink E
(登録商標)、これらの混合物など、負に帯電したこれら
の顔料がある。前述の顔料は、種々の有効量、例えば約
2〜約15重量%、及び好ましくは約5〜約10重量%で存
在する。青色顔料の例は、種々の有効量、例えば前記赤
色顔料で説明した量、及びさらに詳細に述べると好まし
い実施態様において約2〜約15重量%で存在し、NEOPEN
BLUE(登録商標) NB802、 SUDAN BLUE OS(登録商標)な
どを含む。さらにNEOPEN BLUE(登録商標)及びHOSTAPER
M PINK(登録商標)の混合物、SUDAN BLUE OS(登録商
標)及びHOSTAPERM PINK(登録商標)の混合物(例えば
青色を約8〜約10及びピンクを約1〜約2)、NEOPEN B
LUE(登録商標)及びLITHOL RUBINE(登録商標)の混合物
(例えば青色を約8〜約10及びRUBINE(登録商標)を約
1〜約2)、SUDAN BLUE(登録商標)及びLITHOL RUBIN
E(登録商標)の混合物(例えば青色を約8〜約10及びRU
BINE(登録商標)を約1〜約2)などを選択することが
できる。
【0009】帯電強化剤は、前述のトナーの中に種々の
有効量、例えば約1(0.1)〜約20重量%、好ましくは約
0.5〜約5重量%で存在し、公知の添加剤、例えばジス
テアリルジメチルアンモニウムメチルスルフェート、セ
チルピリジニウムハロゲン化物、特に塩化物、ビスルフ
ィド及びこれらの混合物を含む。具体的な帯電強化剤の
例は、アルキルピリジニウムハロゲン化物、及び好まし
いのは米国特許第4,298,672 号に開示されている塩化セ
チルピリジニウム、 米国特許第4,338,390 号に開示され
ている有機スルフェート及びスルホネート、 米国特許第
4,560,635 号に開示されているジステアリルジメチルア
ンモニウムメチルスルフェート(DDAMS)などである。こ
のトナーは、存在する帯電強化剤の量、並びにその他の
組成物、例えばトナー樹脂、表面の不活性化、顔料、キ
ャリヤーコア、及びキャリヤーコアのために選択された
コーティングなどの正確な組成を含むいくつかの公知の
因子によって決まる、約10〜約45μC/g 、 及び好ましく
は約15〜約25μC/g の負電荷又は正電荷を持つことがで
き、並びに混合時間は約15〜約60秒、好ましくは約15〜
約30秒である。負電荷の帯電強化剤の例は、この中で言
及しているアルミニウム錯体、例えばBONTORON E-88(登
録商標)及びE-84(登録商標)(日本のオリエントケミカ
ル社)、並びに他の公知の負電荷の帯電強化剤である。
【0010】着色されたトナー組成物の製造において、
通常トナー樹脂、顔料及び帯電強化剤を含む得られた生
成物は、超微磨砕及び分級を行うことができる。分級は
主に、好ましくない微粉を除去するため、及び大体にお
いて例えば平均の体積直径が約5〜約25μm 、好ましく
は約10〜約20μm のトナー粒子が得られるように非常に
大きい粒子を除去するために行う。前述のトナーは、主
にトナーの導電性及び粉末の流動性の制御のために、表
面又は外部添加剤として、米国特許第3,590,000 号;第
3,655,374 号;第3,900,588 号及び第3,983,045 号に開
示されている、AEROSIL(登録商標) R972のようなコロイ
ドシリカ、金属塩、脂肪酸の金属塩、特にステアリン酸
亜鉛、金属酸化物などの添加剤を、有効量、例えば約0.
1〜約3重量%含むことができる。具体的なコロイドシ
リカ外部添加剤の例は、AEROSIL(登録商標) R972、AERO
SIL(登録商標) R976、AEROSIL(登録商標) R812など(デ
グサ(Degussa)社)、並びに金属塩又は脂肪酸の金属塩
は、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カドミウ
ムであり、これらの添加剤は、前述の着色したトナーの
表面に混合することができる。一般に前記のシリカは、
トナーの約0.1〜約2重量%、好ましくは約0.3重量%
の量で存在し、前記のステアリン酸塩は、トナーの約0.
1〜約2重量%、好ましくは約0.3重量%の量で存在す
る。これら二種類の外部添加剤の量の変化は、トナーの
帯電レベル及び導電性の調整を可能にする。例えば、シ
リカ量の増加は、一般にその摩擦電気帯電を負電荷の方
向に調整し、及び新しいトナーがキャリヤーと接触した
後に摩擦電気を帯電するのに必要な時間の測定値である
混合時間を向上する。さらに、ステアリン酸塩の量の増
加は、混合時間を向上し、現像剤組成物をさらに導電性
にし、その摩擦電気帯電を正電荷方向に調整し、及び湿
度感受性を向上する。
【0011】本発明の実施態様における着色した現像剤
用のキャリヤーは、平均直径が約25〜約225 μm である
スチールコア、並びに例えばメチルターポリマー、ポリ
メチルメタクリレート、及びポリメチルメタクリレート
約35〜約65重量%とクロロトリフルオロエチレン−塩化
ビニル共重合体約35〜約65重量%との混合物とからなる
群から選択したその外側のコーティングを含むことがで
きる。このコーティングは、カーボンブラックなどのコ
ーティング導電性粒子を0〜約40重量%含み、コーティ
ングの重量は該キャリヤーの約0.2〜約3重量%であ
る。黒色現像剤のためのキャリヤーは、平均直径が約25
〜約225 μm であるスチールコア、並びに例えば、導電
性粒子を0〜約40重量%含むクロロトリフルオロエチレ
ン−塩化ビニル共重合体からなる群が選ばれた外側のコ
ーティングを含むことができ、コーティングの重量が該
キャリヤーの約0.4〜約1.5重量%であり;ポリフッ化
ビニルが、コーティングの重量で該キャリヤーの約0.01
〜約0.2重量%であり;かつポリ塩化ビニルが、コーテ
ィングの重量で該キャリヤーの約0.01〜約0.2重量%で
あるものである。実施態様において、このキャリヤー粒
子は導電性で、本発明の実施例の導電率は、例えば約10
-14 〜約10-6(オーム-cm)-1で、 好ましくは約10-11
約10-7(オーム-cm)-1である。ステアリン酸亜鉛などの
表面添加剤のトナー粒子の表面への添加も、さらに現像
剤を導電性にする。実施態様において、表面の不活性化
には、顔料がトナーの摩擦電気帯電に及ぼす悪影響を最
小化、又は回避する意味がある。
【0012】現像の工程の間、現像剤ハウジングを、現
像されている電位のレベルと像形成部材上の電荷の中間
レベルとの間の電圧にバイアスすることができる。例え
ば、もしこの潜像が、約-800ボルトの高レベルの電位、
約-400ボルトの中レベルの電位及び約-100ボルトの低レ
ベルの電位を含むならば、高電位領域の潜像を現像する
着色され表面不活性化されている正電荷のトナーを含む
現像剤ハウジングは、約-500ボルトにバイアスすること
ができ、低電位領域の潜像を現像する負電荷のトナーを
含む現像剤ハウジングは、約-300ボルトにバイアスする
ことができる。これらのバイアスは、正電荷のトナーで
現像される高電位領域のための、約-200ボルトの現像電
位、及び負電荷のトナーで現像される低電位領域のため
の、約+200 ボルトの現像電位となる。バックグラウン
ド付着物は、このバックグラウンドの中間の電圧を、カ
ラー現像剤ハウジングのバイアスと黒色現像剤ハウジン
グのバイアスの間に保つことによって抑えられる。一般
に、正電荷のトナーを含むハウジングを、中レベルの電
位より約100 〜約150 ボルト高い電圧にバイアスし、か
つ負電荷のトナーを含むハウジングを、中レベルの電位
より約100 〜約150ボルト低い電圧にバイアスすること
が好ましい。現像した像は、その後、いずれか適当な支
持体、例えば紙、透明画部材などに転写する。転写の前
に、両方のトナーを同じ極性で帯電させるために、コロ
トロンを用いてこの現像した像を帯電するのが好まし
く、こうして転写を増強する。転写はいずれか適当な方
法、例えばコロトロンを用いて、該トナーの極性と反対
の極性に支持体の裏側を帯電する方法で行うことができ
る。この転写した像は、その後いずれか適当な方法で、
支持体に永久的に定着させる。本発明のトナーには、熱
及び圧力を使った融着が好ましい。
【0013】通常、高電位部の潜像の現像のためには、
例えばカーボンブラックなどの顔料を有する正電荷のト
ナーを含む黒色現像剤を選択する。この現像剤は、着色
顔料の代わりに黒色顔料を使う以外は前述の着色された
現像剤と類似の成分を含むことができ、並びにこの帯電
強化剤は、例えば塩化アルキルピリジニウム、及び好ま
しくは塩化セチルピリジニウムで、有効量、例えば約0.
1〜約10重量%、 及び好ましくは約1〜約5重量%で存
在する。本発明の方法のために適した黒色現像剤の例
は、トナー及びキャリヤーを含む。本発明の実施態様の
キャリヤーは、フェライト、スチール、又は例えば平均
直径が約25〜約215 μm 、及び好ましくは約50〜約150
μm で、クロロトリフルオロエチレン−塩化ビニル共重
合体(OXY 461(登録商標)としてオキシデンタルペトロ
リアム(Occidental Petroleum)社から発売)のコーティ
ングを含有する、ホエガナエスアンカースチールグリッ
ト(Hoeganes Anchor Steel Grit)などのスチールコアを
含む。このコーティングは、コーティング中に均一に分
散した導電性粒子を0〜約40重量%含有し、コーティン
グの重量で約0.4〜約1.5重量%である。このコーティ
ングは、一般にメチルエチルケトン又はトルエンなどの
適した溶媒で、キャリヤーコア上を覆われた溶液であ
る。代わりに、このキャリヤーコーティングは、ポリフ
ッ化ビニルのコーティング(Tedlar(登録商標)としてデ
ュポン社(E.I.DuPont de Nemours and Company)から発
売)を、コーティング重量でキャリヤーの約0.01〜約0.
2重量%、好ましくは約0.05重量%含むことができる。
このポリフッ化ビニルのコーティングは、一般にコア上
に、粉体被覆法、これはキャリヤーコアを粉末状のポリ
フッ化ビニルで被覆し、次にこのコーティングを融着す
るために加熱する方法によって被覆する。ある好ましい
実施態様において、キャリヤーは、ポリフッ化ビニル(T
edlar(登録商標))とブレンドした、酸化されていないス
チールコアを含み、そのポリフッ化ビニルは、コアの約
0.05重量%の量で存在する。その後、この混合物は、ポ
リフッ化ビニルコーティングをこのコアに融着するため
に、キルン内で約204.4 °C(400 °F)で加熱処理する。
得られたキャリヤーの導電率は、約7.6×10-10(オーム
-cm)-1である。任意に、ポリフッ化ビニリデン(Kynar
(登録商標)としてペンワルト(Pennwalt)社から発売)
の追加コーティングを、該黒色現像剤のキャリヤーの第
一のコーティングの表面に、コーティング重量で約0.01
〜約0.2重量%、粉体被覆することができる。黒色現像
剤用のこのキャリヤーは、 一般に約10-14 〜約10-7、好
ましくは約10-12 〜10-9(オーム-cm)-1の導電率を有
す。他のキャリヤーは、前記の継続中の特許出願に含ま
れるものから選択できる。
【0014】さらに本発明の黒色正電荷トナーは、任意
に外部添加剤として、少なくとも約80%が水酸基によっ
て一方の鎖端が停止した重合鎖の、完全に飽和した炭化
水素主鎖である、線状高分子アルコールを含むことがで
きる。この線状高分子アルコールの一般式は、CH3(CH2)
n CH2OH ( 式中、 n は約30〜約300、好ましくは約30〜約
50の数)で、 米国特許第4,883,736 号に開示されてい
る。
【0015】
【実施例】
実施例1 黒色現像剤組成物を、下記の方法で製造した。スチレン
-n- ブチルメタクリレート樹脂92重量部、Regal 330(登
録商標)カーボンブラック(キャボット社)6重量部、
及び帯電強化剤塩化セチルピリジニウム2重量部を、押
出機の中で溶融混合した。この場合、押出ダイの温度は
130 〜145 ℃の間を維持し、バレルの温度は約80〜約10
0 ℃の範囲にした。次に、体積平均直径が12μm の大き
さのトナー粒子を得るために、超微粉砕及び風力分級を
おこなった。その後、 クロロトリフルオロエチレン- 塩
化ビニル共重合体(OXY 461(登録商標)としてオクシデ
ンタルペトロリアム社から発売) 80重量部の中に均質に
分散したVULCAN(登録商標)カーボンブラック(キャボ
ット社) 20重量部を含むコーティング0.4重量部で、粒
径が約75〜約150 μm のホエガネスアンカースチールコ
ア(ホエガネス社)を溶液塗布して、キャリヤー粒子を
調製した。 このコーティングは、 メチルエチルケトン溶
媒で表面を覆われた溶液であった。 その後、黒色現像剤
は、 この被覆したキャリヤー97.5重量部及び前述のトナ
ー2.5重量部を、ロジーブレンダーの中で、約10分間ブ
レンドして製造し、公知のファラデー箱を用いて測定す
ると摩擦電気帯電が+18 μC/g で、 キャリヤー導電率が
6.6×10-10(オーム-cm)-1であるトナーを含有する現像
剤が得られた。前記の調製したトナーと同じ成分を含む
実質的に未帯電の追加トナーの混合時間は、米国特許第
4,375,673 号(その開示は、 本願明細書の内容として全
て引用する。)に開示されている公知の電荷ホトスペクト
ロメーターで測定した場合、30秒以下であった。
【0016】実施例2 赤色現像剤組成物を、下記の方法で製造した。スチレン
ブタジエン(89/11)92重量%、該トナーに負電荷を伝達
する負に帯電した顔料としてLithol Scarlet D3700(登
録商標)(BASF社)7重量%、及び一定の摩擦電気を持つ
ための顔料の表面の不活性化、及び所望の混合時間特性
である約30秒のために、正電荷帯電制御剤ジステアリル
ジメチルアンモニウムメチルスルフェート1重量%を、
押出機の中で溶融混合した。この場合、押出ダイの温度
は130 〜145 ℃の間を維持し、バレルの温度は約80〜約
100 ℃の範囲にした。次に、体積平均直径が11.5μm の
大きさのトナー粒子を得るために、超微粉砕及び風力分
級をおこなった。その後、このトナー粒子の表面に、 AER
OSIL(登録商標) R972 0.3重量%、 及びステアリン酸亜
鉛0.3重量%を混合した。次に、 ポリメチルメタクリレ
ート 80 重量部の中に均質に分散したVULCAN(登録商
標)カーボンブラック(キャボット社) 20重量部を含む
コーティング 0.8重量部で、粒径が約75〜約150 μm
のホエガネスアンカースチールコア(ホエガネス社)を
溶液塗布して、キャリヤー粒子を調製した。 このコーテ
ィングは、 トルエン溶媒で表面を覆われた溶液であっ
た。 その後、得られた赤色現像剤は、 この被覆したキャ
リヤー97.5重量部及び前述の赤色トナー2.5重量部を、
ロジーブレンダーの中で、約10分間混合して製造し、公
知のファラデー箱で測定すると摩擦電荷が-18 μC/g
で、 キャリヤー導電率が1.5×10-10(オーム-cm)-1であ
るトナーを含有する現像剤が得られた。上記で製造した
トナーと同じ成分を含む実質的に未帯電の追加トナーの
混合時間は、公知の電荷ホトスペクトロメーターで測定
した場合、30秒以下であった。
【0017】上述の赤色現像剤及び実施例1の黒色現像
剤を、その後、米国特許第4,078,929 号(その開示は本
願明細書の内容として全て引用する。)に開示されている
方法に従って、 トリレベル像を発生及び現像する設備を
備えた像形成装置に入れた。トリレベル潜像を、その像
形成部材上に形成し、-100ボルトの低電位領域をこの赤
色現像剤で現像し、 その後この黒色現像剤によって-750
ボルトの高電位領域を現像し、 次にこの二色像を紙に転
写し、 かつこの像を紙に熱融着した。形成された像は、
400,000 の像形成サイクルにおいて、実質的にバックグ
ラウンドが無いという優れた複写の品質を示した。また
前述のトナーは、安定した摩擦電気帯電特性、 試験が終
了した時点での相対湿度20〜約80%、温度約25〜約70°
C において、400,000 の像形成サイクルの間、比較的一
定である摩擦電気帯電特性を示した。他の表面が不活性
化され着色されたトナー及び黒色トナー並びに現像剤
は、米国特許第4,078,829 号(その開示は本願明細書の
内容として全て引用する。)に開示されている方法に従っ
たトリレベル像の発生及び現像のために、これらのトナ
ーを選択した場合に、実質的に同様な結果である、 実施
例1及び2の方法を繰り返して製造した。例えばシアン
トナーは、スチレン91重量%及びブタジエン9重量%で
あるスチレンブタジエン共重合体90重量%、NEOPEN BLU
E(BASF社)7重量%、及び帯電強化剤ジステアリルジメ
チルアンモニウムメチルスルフェート1重量%を、バン
バリーミキサーの中で溶融混合し製造した。その後、現
像剤を、前記と同じキャリヤーを使って実施例2の方法
を繰り返して製造した結果、トナーの電荷は-18 μC/g
で、 上記成分を含む未帯電の追加したトナーの混合時間
は45秒であった。さらに青色トナーは、スチレンブタジ
エン樹脂であるPLIOTONE(登録商標)樹脂(グッドイヤ
ーケミカル社)90 重量%、PV Fast Blue(登録商標)7
重量%、及びBONTORON E-88(登録商標)3重量%を選択
した以外は前述の方法を繰り返して製造し、その表面に
は、Aerosil R972(登録商標)0.3重量%、及びステアリ
ン酸亜鉛0.3重量%を混合した。この混合は、この表面
成分を調製したトナーと混合して行った。現像剤は、実
施例2の方法を繰り返して製造し、及びこの現像剤は、
米国特許第4,078,929 号に開示されたトリレベル像形成
法のために選択され、 実質的に同様な結果が得られた。
【0018】本発明の方法のために、第一の現像剤及び
第二の現像剤は種々の有効量、例えば第一の現像剤を約
10〜約90%及び第二の現像剤を約90〜約10%、好ましく
は本発明の実施態様におけるように第一の着色された現
像剤を約40〜60%及び第二の黒色現像剤を60〜40%を選
択することができる。例えば該トナー及び現像剤のため
に選択された具体的な成分などを含むいくつかの因子に
よって決まる、この中で具体的に述べていない他の量
を、選択することができる。
【0019】実施例3 トナー及び現像剤は、赤色顔料としてLithol Scarlet K
4460(登録商標)(BASF社)を選択した以外は、実施例2
の方法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得ら
れた。このトナーの摩擦電荷は約-19 μC/g であった。 実施例4 トナー及び現像剤は、赤色顔料としてLithol Scarlet K
4165(登録商標)(BASF社)を選択した以外は、実施例2
の方法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得ら
れた。このトナーの摩擦電荷は約-17 μC/g であった。
【0020】実施例5 トナー及び現像剤は、赤色顔料としてLithol Scarlet L
4300(登録商標)(BASF社)を選択した以外は、実施例2
の方法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得ら
れた。このトナーの摩擦電荷は約-16 μC/g であった。 実施例6 トナー及び現像剤は、赤色顔料としてLithol Rubine NB
D4573(登録商標)(BASF社)を選択した以外は、実施例2
の方法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得ら
れた。このトナーの摩擦電荷は約-20 μC/g であった。
【0021】実施例7 トナー及び現像剤は、顔料としてLithol Scarlet D3700
(登録商標)6.44 重量%、 及びHostaperm Pink E(登録
商標)(アメリカンホーキスト社)0.56 重量%を選択し、
このトナー成分がそのために合計100 %であるよう樹脂
を減らす以外は、実施例2の方法を繰り返して製造し、
実質的に同様な結果が得られた。このトナーの摩擦電荷
は約-17 μC/g であった。 実施例8 トナー及び現像剤は、顔料としてLithol Scarlet K4660
(登録商標)6.4重量%、 及びHostaperm Pink E(登録商
標)(アメリカンホーキスト社)0.6重量%を選択した以外
は、実施例2の方法を繰り返して製造し、実質的に同様
な結果が得られた。このトナーの摩擦電荷は約-17 μC/
g であった。
【0022】実施例9 青色トナー及び現像剤は、顔料としてNeopen Blue ND80
2(登録商標)(BASF社)9重量%、スチレンブタジエン樹
脂89.5重量%、 及びDDAMS 帯電強化剤1.5重量%を選択
した以外は、実施例2の方法を繰り返して製造し、実質
的に同様な結果が得られた。このトナーの摩擦電荷は約
-18 μC/g であった。 実施例10 青色トナー及び現像剤は、顔料としてSudan Blue OS(登
録商標)(BASF社)9重量%、スチレンブタジエン樹脂8
9.5重量%、 及びDDAMS 帯電強化剤1.5重量%を選択し
た以外は、実施例2の方法を繰り返して製造し、実質的
に同様な結果が得られた。このトナーの摩擦電荷は約-1
8 μC/g であった。
【0023】実施例11 青色トナー及び現像剤は、顔料としてNeopen Blue NB80
2(登録商標)9重量%、Hostaperm Pink E(登録商標)
1重量%、 スチレンブタジエン樹脂88.5重量%、 及びDD
AMS 帯電強化剤1.5重量%を選択した以外は、実施例2
の方法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得ら
れた。このトナーの摩擦電荷は約-17 μC/g であった。 実施例12 青色トナー及び現像剤は、顔料としてSudan Blue OS(登
録商標)9重量%、Hostaperm Pink E(登録商標)1重
量%、 スチレンブタジエン樹脂88.5重量%、 及びDDAMS
帯電強化剤1.5重量%を選択した以外は、実施例2の方
法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得られ
た。このトナーの摩擦電荷は約-17 μC/gであった。
【0024】実施例13 青色トナー及び現像剤は、顔料としてSudan Blue OS(登
録商標)9重量%、Lithol Rubine NB4573(登録商標)
0.5重量%、 スチレンブタジエン樹脂89重量%、及びDDAM
S 帯電強化剤1.5重量%を選択した以外は、実施例2の
方法を繰り返して製造し、実質的に同様な結果が得られ
た。このトナーの摩擦電荷は約-19 μC/g であった。 実施例14 青色トナー及び現像剤は、正電荷の顔料としてPV Fast
Blue B2GA(登録商標)(アメリカンホーキスト社)7重量
%、スチレンブタジエン樹脂90重量%、 及び負電荷の帯
電強化剤錯体Bontron E-88(登録商標)(オリエントケミ
カル社)3重量%を選択した以外は、実施例2の方法を
繰り返して製造し、このトナーの摩擦電荷は約-17 μC/
g であった。
【0025】実施例15 青色トナー及び現像剤は、正電荷の顔料としてPV Fast
Blue B2GA(登録商標)(アメリカンホーキスト社)7重量
%、スチレンブタジエン樹脂90重量%、 及び負電荷の帯
電強化剤Bontron E-44(登録商標)(オリエントケミカル
社)3重量%を選択した以外は、実施例2の方法を繰り
返して製造し、このトナーの摩擦電荷は約-18 μC/g で
あった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 381

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー樹脂粒子、着色顔料粒子及び帯電
    強化剤を混合する工程、続いて、該混合物に、表面添加
    剤を加える工程を含み、帯電強化剤が主として表面不活
    性化成分として作用する、約10〜約30μC/g の実質的に
    安定な正又は負の摩擦電気量を有する表面不活性化トナ
    ー組成物の製造方法。
JP4319767A 1991-05-28 1992-11-30 表面不活性化トナー組成物 Pending JPH06208252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4319767A JPH06208252A (ja) 1991-05-28 1992-11-30 表面不活性化トナー組成物

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/706,476 US5208129A (en) 1991-05-28 1991-05-28 Passivated toner compositions comprising positive charge enhancing additive
JP4319767A JPH06208252A (ja) 1991-05-28 1992-11-30 表面不活性化トナー組成物

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ID=26569823

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