JPH0620845A - 回転体への給電機構 - Google Patents
回転体への給電機構Info
- Publication number
- JPH0620845A JPH0620845A JP4197875A JP19787592A JPH0620845A JP H0620845 A JPH0620845 A JP H0620845A JP 4197875 A JP4197875 A JP 4197875A JP 19787592 A JP19787592 A JP 19787592A JP H0620845 A JPH0620845 A JP H0620845A
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- JP
- Japan
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- secondary coil
- cathode
- rotating body
- rotating
- filament
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 給電部分で摩耗を生じることがなく、しかも
回転体の重量が過大にならないようにした回転体への給
電機構を提供する。 【構成】 環状の真空外囲器1内に環状の固定陽極2
と、フィラメント4を備えた環状の回転陰極3とが対向
配置され、回転陰極3が電磁マグネット装置5によって
磁気浮上されて回転駆動される。回転陰極3には、これ
と略同芯状の2次コイル12が取り付けられ、この2次
コイル12を挟む込むように、1次コイル14が巻回さ
れたコア13が配備されている。交流電源15で1次コ
イル14を通電することにより形成される磁気回路16
は、2次コイル12に鎖交するので、2次コイル12に
電流が誘起され、フィラメント4が非接触給電される。
回転体の重量が過大にならないようにした回転体への給
電機構を提供する。 【構成】 環状の真空外囲器1内に環状の固定陽極2
と、フィラメント4を備えた環状の回転陰極3とが対向
配置され、回転陰極3が電磁マグネット装置5によって
磁気浮上されて回転駆動される。回転陰極3には、これ
と略同芯状の2次コイル12が取り付けられ、この2次
コイル12を挟む込むように、1次コイル14が巻回さ
れたコア13が配備されている。交流電源15で1次コ
イル14を通電することにより形成される磁気回路16
は、2次コイル12に鎖交するので、2次コイル12に
電流が誘起され、フィラメント4が非接触給電される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転陰極X線管装置
に備えられた回転陰極への給電等に利用される回転体へ
の給電機構に関する。
に備えられた回転陰極への給電等に利用される回転体へ
の給電機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、提案されている回転陰極X線管装
置は、環状の真空外囲器内に環状の陽極を固定設置し、
この陽極に対向するように熱電子放出用のフィラメント
を備えた回転陰極を配備し、前記回転陰極を磁気浮上さ
せながら回転駆動することにより、真空外囲器の中心孔
に挿入された被検体の全周囲に、前記陽極からX線を照
射するように構成されている。このような回転陰極X線
管装置において、回転陰極への給電は、回転陰極に取り
付けられたスリップリングに給電用ブラシを摺動接触さ
せることによって行われている。
置は、環状の真空外囲器内に環状の陽極を固定設置し、
この陽極に対向するように熱電子放出用のフィラメント
を備えた回転陰極を配備し、前記回転陰極を磁気浮上さ
せながら回転駆動することにより、真空外囲器の中心孔
に挿入された被検体の全周囲に、前記陽極からX線を照
射するように構成されている。このような回転陰極X線
管装置において、回転陰極への給電は、回転陰極に取り
付けられたスリップリングに給電用ブラシを摺動接触さ
せることによって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述した従来の給電機構によれば、給
電用ブラシの摩耗により粉塵が発生して真空外囲器内に
離散し、真空外囲器の真空度が低下したり、耐電圧性能
が低下するという問題点がある。また、従来の給電機構
は、給電部分の摩耗により寿命が比較的短いという問題
点もある。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述した従来の給電機構によれば、給
電用ブラシの摩耗により粉塵が発生して真空外囲器内に
離散し、真空外囲器の真空度が低下したり、耐電圧性能
が低下するという問題点がある。また、従来の給電機構
は、給電部分の摩耗により寿命が比較的短いという問題
点もある。
【0004】そこで、最近では、上記の問題点を解消す
るために、回転体への非接触給電機構が種々提案されて
いる。そのなかの一つに、図6に示したような、いわゆ
る回転トランスを使用した非接触給電機構を備えた回転
陰極X線管装置がある。
るために、回転体への非接触給電機構が種々提案されて
いる。そのなかの一つに、図6に示したような、いわゆ
る回転トランスを使用した非接触給電機構を備えた回転
陰極X線管装置がある。
【0005】この回転陰極X線管装置は、環状の真空外
囲器1内に環状の陽極2を固定設置し、この陽極2に対
向して環状の回転陰極3が配備されている。回転陰極3
には、熱電子放出用のフィラメント4が備えられてい
る。真空外囲器1の外周面には、回転陰極3を磁気浮上
させるための電磁マグネットや、磁気浮上された回転陰
極3を回転駆動するためのステータを備えた電磁マグネ
ット装置5が取り付けられている。
囲器1内に環状の陽極2を固定設置し、この陽極2に対
向して環状の回転陰極3が配備されている。回転陰極3
には、熱電子放出用のフィラメント4が備えられてい
る。真空外囲器1の外周面には、回転陰極3を磁気浮上
させるための電磁マグネットや、磁気浮上された回転陰
極3を回転駆動するためのステータを備えた電磁マグネ
ット装置5が取り付けられている。
【0006】回転陰極3に備えられたフィラメント4へ
の非接触給電機構は次のように構成されている。すなわ
ち、2次コイル6が巻回された複数個の『コ』の字状の
コア7を回転陰極3の適宜な個所に取り付け、2次コイ
ル6のリード線をフィラメント4に接続する。一方、回
転陰極3側のコア7に対向して、1次コイル8が巻回さ
れた『コ』の字状のコア9を真空外囲器1に取り付け、
1次コイル8を交流電源10に接続する。回転陰極3が
電磁マグネット装置5によって磁気浮上されて回転して
いる状態で、1次コイル8に通電すると、コア7がコア
9に対向する位置に来たときに、両コア7,9間に磁気
回路が形成され、回転陰極3側の2次コイル6に電流が
誘起されることにより、フィラメント4が非接触給電さ
れる。これによりフィラメント4から熱電子が放出され
て陽極2に衝突し、陽極2からX線が真空外囲器1の中
心側に向けて照射される。
の非接触給電機構は次のように構成されている。すなわ
ち、2次コイル6が巻回された複数個の『コ』の字状の
コア7を回転陰極3の適宜な個所に取り付け、2次コイ
ル6のリード線をフィラメント4に接続する。一方、回
転陰極3側のコア7に対向して、1次コイル8が巻回さ
れた『コ』の字状のコア9を真空外囲器1に取り付け、
1次コイル8を交流電源10に接続する。回転陰極3が
電磁マグネット装置5によって磁気浮上されて回転して
いる状態で、1次コイル8に通電すると、コア7がコア
9に対向する位置に来たときに、両コア7,9間に磁気
回路が形成され、回転陰極3側の2次コイル6に電流が
誘起されることにより、フィラメント4が非接触給電さ
れる。これによりフィラメント4から熱電子が放出され
て陽極2に衝突し、陽極2からX線が真空外囲器1の中
心側に向けて照射される。
【0007】しかしながら、上述したような非接触給電
機構によれば、回転体である回転陰極3に複数個のコア
7を取り付ける必要があるので、回転陰極3の重量が重
くなり、これを磁気浮上および回転駆動するための電磁
マグネット装置5の負荷が大きくなるという問題点があ
る。また、コア7とコア9とが対向したときに、両コア
7,9間のギャップに吸引力が働くので、この吸引力に
よる回転陰極3の変位を回避するために、電磁マグネッ
ト装置5を複雑に制御しなければならいという問題点も
ある。
機構によれば、回転体である回転陰極3に複数個のコア
7を取り付ける必要があるので、回転陰極3の重量が重
くなり、これを磁気浮上および回転駆動するための電磁
マグネット装置5の負荷が大きくなるという問題点があ
る。また、コア7とコア9とが対向したときに、両コア
7,9間のギャップに吸引力が働くので、この吸引力に
よる回転陰極3の変位を回避するために、電磁マグネッ
ト装置5を複雑に制御しなければならいという問題点も
ある。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、給電部分で摩耗を生じることがな
く、しかも回転体の重量が過大にならないようにして、
回転体への非接触給電を比較的簡単に行うことができる
回転体への給電機構を提供することを目的とする。
れたものであって、給電部分で摩耗を生じることがな
く、しかも回転体の重量が過大にならないようにして、
回転体への非接触給電を比較的簡単に行うことができる
回転体への給電機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、回転体に非接触状態で給電する機構で
あって、前記回転体に同芯状に取り付けられた2次コイ
ルと、前記2次コイルに鎖交した磁気回路を形成する1
次コイルと、前記1次コイルに接続される交流電源とを
備えたものである。
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、回転体に非接触状態で給電する機構で
あって、前記回転体に同芯状に取り付けられた2次コイ
ルと、前記2次コイルに鎖交した磁気回路を形成する1
次コイルと、前記1次コイルに接続される交流電源とを
備えたものである。
【0010】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。交流電源
に接続された1次コイルに通電すると、この1次コイル
によって磁気回路が形成される。この磁気回路は、回転
体に取り付けられた2次コイルに鎖交するので、2次コ
イルに電流が誘起され、回転体が非接触給電される。
に接続された1次コイルに通電すると、この1次コイル
によって磁気回路が形成される。この磁気回路は、回転
体に取り付けられた2次コイルに鎖交するので、2次コ
イルに電流が誘起され、回転体が非接触給電される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
明する。
【0012】<第1実施例>図1は、第1実施例に係る
回転陰極X線管装置の概略構成を示した断面図である。
図中、符号1は環状の真空外囲器であり、この真空外囲
器1内に環状の陽極2が固定設置されている。この陽極
2に対向して、断面が略『T』の字状の環状の回転陰極
3が配備されている。回転陰極3には熱電子放出用のフ
ィラメント4が陽極2に対向する位置に設けられてい
る。真空外囲器1の外周部には、回転陰極3を磁気浮上
させるための電磁マグネットや、磁気浮上された回転陰
極3を、例えば10Hz程度の高速度で回転駆動するた
めのステータを備えた電磁マグネット装置5が取り付け
られている。上述した回転体としての回転陰極3に設け
られたフィラメント4への非接触給電機構は、次のよう
に構成されている。
回転陰極X線管装置の概略構成を示した断面図である。
図中、符号1は環状の真空外囲器であり、この真空外囲
器1内に環状の陽極2が固定設置されている。この陽極
2に対向して、断面が略『T』の字状の環状の回転陰極
3が配備されている。回転陰極3には熱電子放出用のフ
ィラメント4が陽極2に対向する位置に設けられてい
る。真空外囲器1の外周部には、回転陰極3を磁気浮上
させるための電磁マグネットや、磁気浮上された回転陰
極3を、例えば10Hz程度の高速度で回転駆動するた
めのステータを備えた電磁マグネット装置5が取り付け
られている。上述した回転体としての回転陰極3に設け
られたフィラメント4への非接触給電機構は、次のよう
に構成されている。
【0013】回転陰極3において、フィラメント4が設
けられた側と反対側に、複数本の支柱11が略等間隔に
立設されており、これらの支柱11の先端部分を周回す
るように、2次コイル12が回転陰極3と略同芯状に巻
回されている。この2次コイル12から導出されたリー
ド線はフィラメント4に接続されている。また、真空外
囲器1内には、2次コイル12を挟み込むととともに、
支柱11の回転移動を許容する、略『C』の字状の数個
のコア13が図示しない支持機構によって固定設置され
ている。各コア13には1次コイル14が巻回されてお
り、各1次コイル14は交流電源15に接続されてい
る。交流電源15としては、商用周波数の電源でもよい
が、本実施例ではコア13を小型化するために、約1k
Hzの高周波電源を用いている。
けられた側と反対側に、複数本の支柱11が略等間隔に
立設されており、これらの支柱11の先端部分を周回す
るように、2次コイル12が回転陰極3と略同芯状に巻
回されている。この2次コイル12から導出されたリー
ド線はフィラメント4に接続されている。また、真空外
囲器1内には、2次コイル12を挟み込むととともに、
支柱11の回転移動を許容する、略『C』の字状の数個
のコア13が図示しない支持機構によって固定設置され
ている。各コア13には1次コイル14が巻回されてお
り、各1次コイル14は交流電源15に接続されてい
る。交流電源15としては、商用周波数の電源でもよい
が、本実施例ではコア13を小型化するために、約1k
Hzの高周波電源を用いている。
【0014】以上のように構成された回転陰極X線管装
置において、電磁マグネット装置5によって回転陰極3
は磁気浮上しながら回転駆動される。このとき、交流電
源15によって1次コイル14に通電すると、2次コイ
ル12を挟み込むコア13によって、2次コイル12と
鎖交する磁気回路16(図中に鎖線でしめす)が形成さ
れる。その結果、2次コイル12に電流が誘起され、フ
ィラメント4が給電される。フィラメント4への給電に
より、フィラメント4から陽極2へ向けて熱電子が放出
されて陽極2へ衝突し、陽極2から真空外囲器1の中心
側へ向けてX線が照射される。フィラメント4からの熱
電子放出は、回転陰極3を高速回転させながら行われる
ので、真空外囲器1の中心孔に挿通された図示しない被
検体の全周囲からX線が照射される。
置において、電磁マグネット装置5によって回転陰極3
は磁気浮上しながら回転駆動される。このとき、交流電
源15によって1次コイル14に通電すると、2次コイ
ル12を挟み込むコア13によって、2次コイル12と
鎖交する磁気回路16(図中に鎖線でしめす)が形成さ
れる。その結果、2次コイル12に電流が誘起され、フ
ィラメント4が給電される。フィラメント4への給電に
より、フィラメント4から陽極2へ向けて熱電子が放出
されて陽極2へ衝突し、陽極2から真空外囲器1の中心
側へ向けてX線が照射される。フィラメント4からの熱
電子放出は、回転陰極3を高速回転させながら行われる
ので、真空外囲器1の中心孔に挿通された図示しない被
検体の全周囲からX線が照射される。
【0015】上述したフィラメント4への非接触給電機
構の等価回路を図2に示す。同図より明らかなように、
フィラメント4は、1次コイル14と2次コイル12に
よって構成されるトランスの作用によって給電されてい
る。ここで、2次コイル12とフィラメント4とで構成
される2次側回路に注目すると、2次側回路にはフィラ
メント4の抵抗値の他に、2次コイル12のリアクタン
ス成分が加わった形態になっている。2次コイル12の
リアクタンス成分は交流抵抗として作用するので、フィ
ラメント4への給電の妨げになる。そこで、図3に示す
ように、2次コイル12のリアクタンス成分を打ち消す
ようなコンデンサ17を2次側回路(具体的には、回転
陰極3上の適宜な位置)に設ければ、フィラメント4へ
の給電を効率良く行うことができる。
構の等価回路を図2に示す。同図より明らかなように、
フィラメント4は、1次コイル14と2次コイル12に
よって構成されるトランスの作用によって給電されてい
る。ここで、2次コイル12とフィラメント4とで構成
される2次側回路に注目すると、2次側回路にはフィラ
メント4の抵抗値の他に、2次コイル12のリアクタン
ス成分が加わった形態になっている。2次コイル12の
リアクタンス成分は交流抵抗として作用するので、フィ
ラメント4への給電の妨げになる。そこで、図3に示す
ように、2次コイル12のリアクタンス成分を打ち消す
ようなコンデンサ17を2次側回路(具体的には、回転
陰極3上の適宜な位置)に設ければ、フィラメント4へ
の給電を効率良く行うことができる。
【0016】<第2実施例>図4は、第2実施例に係る
回転陰極X線管装置の概略構成を示した断面図である。
図中、図1の符号と同一の符号で示した構成部分は、第
1実施例と同様の構成であるのでここでの説明は省略す
る。
回転陰極X線管装置の概略構成を示した断面図である。
図中、図1の符号と同一の符号で示した構成部分は、第
1実施例と同様の構成であるのでここでの説明は省略す
る。
【0017】本実施例に係る回転陰極X線管装置の非接
触給電機構は次のように構成されている。すなわち、真
空外囲器1の周囲の数個所に『ロ』の字状のコア20が
配備されており、各コア20の真空外囲器1の内側にあ
たる側辺を除いた3側辺に1次コイル21が巻回され、
この1次コイル21に交流電源15が接続されている。
1次コイル21が通電されることにより、コア20に沿
って形成される磁気回路22は、回転陰極3に取り付け
られた2次コイル12に鎖交するので、第1実施例と同
様に、回転体である回転陰極3が非接触給電される。
触給電機構は次のように構成されている。すなわち、真
空外囲器1の周囲の数個所に『ロ』の字状のコア20が
配備されており、各コア20の真空外囲器1の内側にあ
たる側辺を除いた3側辺に1次コイル21が巻回され、
この1次コイル21に交流電源15が接続されている。
1次コイル21が通電されることにより、コア20に沿
って形成される磁気回路22は、回転陰極3に取り付け
られた2次コイル12に鎖交するので、第1実施例と同
様に、回転体である回転陰極3が非接触給電される。
【0018】本実施例では、2次コイル12と鎖交する
コア20は、第1実施例のコア13のように磁気ギャッ
プをもたないので、2次コイル12に誘起される電流を
大きくすることが可能であるが、その反面、真空外囲器
1、陽極2および回転陰極3が、それぞれ磁気回路22
に鎖交した、いわゆるワンターンコイルを形成するの
で、真空外囲器1等にも電流が誘起され、真空外囲器1
等が温度上昇しやすくなるいう難点と、コア20によっ
てX線が一瞬遮られるという難点がある。第1実施例で
は、その構成上、前記のようなワンターンコイルが形成
されないので、真空外囲器1等の温度上昇や、X線の遮
断という問題は生じない。本実施例において、真空外囲
器1等への電流誘起を回避するためには、電流通路を遮
断するように、真空外囲器1等に例えばセラミックス等
の絶縁体を嵌め付ければよい。また、X線の遮断を回避
するには、X線経路にあたるコア20の一部に間隙を設
ければよいが、そうすることによって2次コイル12に
誘起される電流が幾分低下することは避けられない。
コア20は、第1実施例のコア13のように磁気ギャッ
プをもたないので、2次コイル12に誘起される電流を
大きくすることが可能であるが、その反面、真空外囲器
1、陽極2および回転陰極3が、それぞれ磁気回路22
に鎖交した、いわゆるワンターンコイルを形成するの
で、真空外囲器1等にも電流が誘起され、真空外囲器1
等が温度上昇しやすくなるいう難点と、コア20によっ
てX線が一瞬遮られるという難点がある。第1実施例で
は、その構成上、前記のようなワンターンコイルが形成
されないので、真空外囲器1等の温度上昇や、X線の遮
断という問題は生じない。本実施例において、真空外囲
器1等への電流誘起を回避するためには、電流通路を遮
断するように、真空外囲器1等に例えばセラミックス等
の絶縁体を嵌め付ければよい。また、X線の遮断を回避
するには、X線経路にあたるコア20の一部に間隙を設
ければよいが、そうすることによって2次コイル12に
誘起される電流が幾分低下することは避けられない。
【0019】上述した各実施例では回転陰極X線管装置
を例に採って説明したが、この発明は回転陰極X線管装
置に限定されない。例えば、図5にしたような普及型の
X線断層撮影装置におけるX線管への給電にも適用する
ことができる。図中、符号30は図示しない駆動機構に
よって回転駆動される環状の回転板であり、この回転板
30にX線管31とX線検出器32とが対向配置されて
いる。X線管31への給電機構は、第1実施例の場合と
同様で、回転板30に周設された複数本の支柱11にX
線管31に接続された2次コイル12を巻回し、この2
次コイル12を挟み込むように『C』の字状の複数個の
コア13を配設し、各コア13に巻回された1次コイル
14を交流電源15を接続して通電することにより、X
線管31に非接触給電することができる。
を例に採って説明したが、この発明は回転陰極X線管装
置に限定されない。例えば、図5にしたような普及型の
X線断層撮影装置におけるX線管への給電にも適用する
ことができる。図中、符号30は図示しない駆動機構に
よって回転駆動される環状の回転板であり、この回転板
30にX線管31とX線検出器32とが対向配置されて
いる。X線管31への給電機構は、第1実施例の場合と
同様で、回転板30に周設された複数本の支柱11にX
線管31に接続された2次コイル12を巻回し、この2
次コイル12を挟み込むように『C』の字状の複数個の
コア13を配設し、各コア13に巻回された1次コイル
14を交流電源15を接続して通電することにより、X
線管31に非接触給電することができる。
【0020】なお、この発明はX線管への非接触給電だ
けでなく、モータ等のような各種の回転体への非接触給
電にも適用することが可能である。
けでなく、モータ等のような各種の回転体への非接触給
電にも適用することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、回転体に同芯状に2次コイルを取り付け、
この2次コイルに鎖交した磁気回路を形成する1次コイ
ルに交流電源を接続しているので、1次コイルに通電す
ることにより2次コイルに電流が誘起がされ、回転体を
非接触給電することができる。したがって、スリップリ
ングと給電用ブラシを用いた接触給電機構のように、ブ
ラシの摩耗による粉塵が生じることがなく、また、寿命
の長い給電機構が実現できる。また、この発明によれ
ば、回転体に取り付けられるのは、軽量な2次コイルで
あるので、回転体の駆動機構に対する負荷が比較的軽く
なり、回転体への実用的な非接触給電機構を実現するこ
とができる。
明によれば、回転体に同芯状に2次コイルを取り付け、
この2次コイルに鎖交した磁気回路を形成する1次コイ
ルに交流電源を接続しているので、1次コイルに通電す
ることにより2次コイルに電流が誘起がされ、回転体を
非接触給電することができる。したがって、スリップリ
ングと給電用ブラシを用いた接触給電機構のように、ブ
ラシの摩耗による粉塵が生じることがなく、また、寿命
の長い給電機構が実現できる。また、この発明によれ
ば、回転体に取り付けられるのは、軽量な2次コイルで
あるので、回転体の駆動機構に対する負荷が比較的軽く
なり、回転体への実用的な非接触給電機構を実現するこ
とができる。
【図1】この発明の第1実施例に係る回転陰極X線管装
置の概略構成を示した断面図である。
置の概略構成を示した断面図である。
【図2】第1実施例装置の等価回路図である。
【図3】第1実施例装置において、2次コイルによるリ
アクタンス成分を取り除くための構成を示した等価回路
図である。
アクタンス成分を取り除くための構成を示した等価回路
図である。
【図4】第2実施例に係る回転陰極X線管装置の概略構
成を示した断面図である。
成を示した断面図である。
【図5】その他の実施例の概略構成を示した断面図であ
る。
る。
【図6】先に提案された非接触給電機構を備えた回転陰
極X線管装置の概略構成を示した断面図である。
極X線管装置の概略構成を示した断面図である。
1…真空外囲器 2…陽極 3…回転陰極 4…フィラメント 5…電磁マグネット装置 12…2次コイル 13,20…コア 14,21…1次コイル 15…交流電源 16,22…磁気回路 17…コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 回転体に非接触状態で給電する機構であ
って、前記回転体に同芯状に取り付けられた2次コイル
と、前記2次コイルに鎖交した磁気回路を形成する1次
コイルと、前記1次コイルに接続される交流電源とを備
えたことを特徴とする回転体への給電機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197875A JPH0620845A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 回転体への給電機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197875A JPH0620845A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 回転体への給電機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0620845A true JPH0620845A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16381775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4197875A Pending JPH0620845A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 回転体への給電機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620845A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989002341A1 (fr) * | 1987-09-09 | 1989-03-23 | Fanuc Ltd | Procede de planification d'usinage automatique fonde sur un systeme expert |
| JP2001338820A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Hitachi Medical Corp | ギャップ付き変圧器及びこれを用いた非接触給電装置並びにx線ct装置 |
| JP2002065656A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-05 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
| JP2002065657A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-05 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
| JP2006103879A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Asyst Shinko Inc | 搬送台車 |
| JP2010268531A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-25 | Nagano Japan Radio Co | 電力伝送システム |
| US8142140B2 (en) | 2007-03-23 | 2012-03-27 | Nec Corporation | Fan unit, electronic apparatus with fan unit, method of opening/closing shutter of fan unit, and shutter |
| JP2013135490A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Nichiei Intec Co Ltd | 真空チャンバ |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4197875A patent/JPH0620845A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989002341A1 (fr) * | 1987-09-09 | 1989-03-23 | Fanuc Ltd | Procede de planification d'usinage automatique fonde sur un systeme expert |
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| JP2002065656A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-05 | Hitachi Medical Corp | X線ct装置 |
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| US8142140B2 (en) | 2007-03-23 | 2012-03-27 | Nec Corporation | Fan unit, electronic apparatus with fan unit, method of opening/closing shutter of fan unit, and shutter |
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| JP2013135490A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Nichiei Intec Co Ltd | 真空チャンバ |
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