JPH0620938Y2 - シール装置 - Google Patents
シール装置Info
- Publication number
- JPH0620938Y2 JPH0620938Y2 JP1988143376U JP14337688U JPH0620938Y2 JP H0620938 Y2 JPH0620938 Y2 JP H0620938Y2 JP 1988143376 U JP1988143376 U JP 1988143376U JP 14337688 U JP14337688 U JP 14337688U JP H0620938 Y2 JPH0620938 Y2 JP H0620938Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- cylinder
- peripheral surface
- ring
- sealing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Valves (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係るシール装置は、例えば自動車用四輪操舵
装置に組み込まれるスプール弁のシール装置として利用
し、このスプール弁の操作性、信頼性、耐久性を向上さ
せるものである。
装置に組み込まれるスプール弁のシール装置として利用
し、このスプール弁の操作性、信頼性、耐久性を向上さ
せるものである。
(従来の技術) 狭い道での進路変更を容易に行なえる様に、自動車の回
転半径を小さくする為、或は、高速走行時に於ける進路
変更でも車両の安定性が保たれる様にする為、ハンドル
を操作した場合に、前輪だけでなく後輪も動かす四輪操
舵装置が、近年使用される様になって来た。
転半径を小さくする為、或は、高速走行時に於ける進路
変更でも車両の安定性が保たれる様にする為、ハンドル
を操作した場合に、前輪だけでなく後輪も動かす四輪操
舵装置が、近年使用される様になって来た。
第5図はこの様な四輪操舵装置の1例を示しているが、
先ずこの四輪操舵装置の構造と作用とに就いて説明す
る。
先ずこの四輪操舵装置の構造と作用とに就いて説明す
る。
1は入力側ロッドで、ハンドルの動きに応じ、前輪の舵
角に対応する長さ(バリアブルレシオギアの採用等によ
り、必ずしも比例しない。)だけ、軸方向(第5図の左
右方向)に移動する。又、2は出力側ロッドで、軸方向
(同左右方向)に亙る移動により、後輪を操舵する。
角に対応する長さ(バリアブルレシオギアの採用等によ
り、必ずしも比例しない。)だけ、軸方向(第5図の左
右方向)に移動する。又、2は出力側ロッドで、軸方向
(同左右方向)に亙る移動により、後輪を操舵する。
入力側ロッド1と出力側ロッド2とに両端部をそれぞれ
枢支した、第一の連結ロッド3の中間部には、枢支部材
4を介して第二の連結ロッド5の中間部を結合し、この
第二の連結ロッド5の一端は、油圧切換弁6のスプール
7の端部に、他端は枢軸28に、それぞれ枢支してい
る。
枢支した、第一の連結ロッド3の中間部には、枢支部材
4を介して第二の連結ロッド5の中間部を結合し、この
第二の連結ロッド5の一端は、油圧切換弁6のスプール
7の端部に、他端は枢軸28に、それぞれ枢支してい
る。
スプール7を、軸方向に亙る変位を自在として内蔵して
成る油圧切換弁6のシリンダ8には、圧油ポンプ9の吐
出口に通じる圧油供給ポート10と、油タンク11に通
じる排出ポート12と、後述する油圧シリンダ13の第
一、第二の室14、15に通じる第一、第二のポート1
6、17とを、それぞれ形成しており、スプール7の軸
方向に亙る変位に基づき、圧油供給ポート10及び排出
ポート12と、第一のポート16及び第二のポート17
との連通を切り換える様にしている。
成る油圧切換弁6のシリンダ8には、圧油ポンプ9の吐
出口に通じる圧油供給ポート10と、油タンク11に通
じる排出ポート12と、後述する油圧シリンダ13の第
一、第二の室14、15に通じる第一、第二のポート1
6、17とを、それぞれ形成しており、スプール7の軸
方向に亙る変位に基づき、圧油供給ポート10及び排出
ポート12と、第一のポート16及び第二のポート17
との連通を切り換える様にしている。
又、スプール7の一端面に突設した突出杆18の基端部
と先端部とに外嵌した止め輪19、19の外周縁部を、
シリンダ8の内周面に形成した段部20、20に対向さ
せると共に、両止め輪19、19の間に圧縮ばね21を
設けて、このスプール7が、外力が加わらない限り、中
立位置(第5〜6図に示す位置)に保持され、圧油供給
ポート10と排出ポート12とが直接連通して、後述す
る油圧シリンダ13の何れの室14、15にも、圧油の
給排が行なわれない様にしている。
と先端部とに外嵌した止め輪19、19の外周縁部を、
シリンダ8の内周面に形成した段部20、20に対向さ
せると共に、両止め輪19、19の間に圧縮ばね21を
設けて、このスプール7が、外力が加わらない限り、中
立位置(第5〜6図に示す位置)に保持され、圧油供給
ポート10と排出ポート12とが直接連通して、後述す
る油圧シリンダ13の何れの室14、15にも、圧油の
給排が行なわれない様にしている。
又、出力側ロッド2の中間部周囲にも、同様の止め輪2
2、22と圧縮ばね23とを設け、各止め輪22、22
の外周縁を、次述する油圧シリンダ13の内周面に形成
した段部24、24に対向させる事で、外力(油圧力)
が加わらない限り、出力側ロッド2が中立位置に保持さ
れ、後輪に舵角が付与されない様にしている。
2、22と圧縮ばね23とを設け、各止め輪22、22
の外周縁を、次述する油圧シリンダ13の内周面に形成
した段部24、24に対向させる事で、外力(油圧力)
が加わらない限り、出力側ロッド2が中立位置に保持さ
れ、後輪に舵角が付与されない様にしている。
出力側ロッド2を囲む位置には油圧シリンダ13が設け
られており、この油圧シリンダ13に、出力側ロッド2
の中間部外周面に固定したピストン25を、油密に且つ
軸方向に亙る移動自在に嵌装している。
られており、この油圧シリンダ13に、出力側ロッド2
の中間部外周面に固定したピストン25を、油密に且つ
軸方向に亙る移動自在に嵌装している。
そして、この油圧シリンダ13内でピストン25の両側
に位置する、第一、第二の室14、15と、前記油圧切
換弁6の第一、第二のポート16、17とは、第一、第
二の油圧通路26、27により、互いに接続している。
に位置する、第一、第二の室14、15と、前記油圧切
換弁6の第一、第二のポート16、17とは、第一、第
二の油圧通路26、27により、互いに接続している。
上述の様に構成される四輪操舵装置を使用して車両の操
舵を行なう場合、前輪の操舵操作に伴なって、入力側ロ
ッド1が軸方向に移動すると、第一の連結ロッド3が、
出力側ロッド2との枢支部を中心として揺動し、それ迄
第6図に示す状態であったスプール7とシリンダ8との
関係が、第7図に示した状態に迄変化し、油圧切換弁6
の各ポート10、12、16、17が切り換えられて、
圧油供給ポート10と第一のポート16(或は第二のポ
ート17)とが、排出ポート12と第二のポート17
(或は第一のポート16)とが、それぞれ連通し、油圧
シリンダ13の第一の室14(或は第二の室15)に圧
油が、第一の油圧通路26(或は第二の油圧通路27)
を通じて送り込まれ、第二の室15(或は第一の室1
4)から油が、第二の油圧通路27(或は第一の油圧通
路26)を通じて排出される。この様に油圧切換弁6が
切り換えられた瞬間には、未だ出力側ロッド2は動いて
いないが、スプール7の移動に伴なって油圧切換弁6の
各ポート10、12、16、17が切り換えられ、第
一、第二の油圧通路26、27を介して油圧シリンダ1
3への圧油の給排が行なわれると、この油圧シリンダ1
3に嵌装したピストン25を介して出力側ロッド2が軸
方向に移動し、後輪が操舵される。
舵を行なう場合、前輪の操舵操作に伴なって、入力側ロ
ッド1が軸方向に移動すると、第一の連結ロッド3が、
出力側ロッド2との枢支部を中心として揺動し、それ迄
第6図に示す状態であったスプール7とシリンダ8との
関係が、第7図に示した状態に迄変化し、油圧切換弁6
の各ポート10、12、16、17が切り換えられて、
圧油供給ポート10と第一のポート16(或は第二のポ
ート17)とが、排出ポート12と第二のポート17
(或は第一のポート16)とが、それぞれ連通し、油圧
シリンダ13の第一の室14(或は第二の室15)に圧
油が、第一の油圧通路26(或は第二の油圧通路27)
を通じて送り込まれ、第二の室15(或は第一の室1
4)から油が、第二の油圧通路27(或は第一の油圧通
路26)を通じて排出される。この様に油圧切換弁6が
切り換えられた瞬間には、未だ出力側ロッド2は動いて
いないが、スプール7の移動に伴なって油圧切換弁6の
各ポート10、12、16、17が切り換えられ、第
一、第二の油圧通路26、27を介して油圧シリンダ1
3への圧油の給排が行なわれると、この油圧シリンダ1
3に嵌装したピストン25を介して出力側ロッド2が軸
方向に移動し、後輪が操舵される。
出力側ロッド2の移動に伴なって、第一の連結ロッド3
と出力側ロッド2との枢支部が移動すると、第一の連結
ロッド3の中間部と第二の連結ロッド5の中間部とを結
合している枢支部材4が、元の位置に迄移動し、この結
果第一の連結ロッド3の中間部と、スプール7に一端を
枢支した第二の連結ロッド5の中間部とを互いに結合し
ている、枢支部材4の変位が解消される。
と出力側ロッド2との枢支部が移動すると、第一の連結
ロッド3の中間部と第二の連結ロッド5の中間部とを結
合している枢支部材4が、元の位置に迄移動し、この結
果第一の連結ロッド3の中間部と、スプール7に一端を
枢支した第二の連結ロッド5の中間部とを互いに結合し
ている、枢支部材4の変位が解消される。
この変位補正、即ち、入力側ロッド1と出力側ロッド2
の軸方向に亙る移動により、枢支部材4の位置が往復移
動する操作は、瞬時に行なわれる為、実際には第一の連
結ロッド3が、あたかも第5図に示した位置に固定の枢
支部材4を中心として回動した如く、入力側ロッド1の
動きが出力側ロッド2にそのまま伝えられ、後輪の操舵
が、前輪の操舵と関連させつつ行なわれる。
の軸方向に亙る移動により、枢支部材4の位置が往復移
動する操作は、瞬時に行なわれる為、実際には第一の連
結ロッド3が、あたかも第5図に示した位置に固定の枢
支部材4を中心として回動した如く、入力側ロッド1の
動きが出力側ロッド2にそのまま伝えられ、後輪の操舵
が、前輪の操舵と関連させつつ行なわれる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述の様に構成され作用する自動車用四輪操
舵装置に組み込まれる油圧切換弁6には、圧油ポンプ9
からこの油圧切換弁6に送り込まれた圧油が、外部に漏
洩しない様にする為のシール装置を組み込む必要があ
る。
舵装置に組み込まれる油圧切換弁6には、圧油ポンプ9
からこの油圧切換弁6に送り込まれた圧油が、外部に漏
洩しない様にする為のシール装置を組み込む必要があ
る。
この為従来は、スプール7の外周面とシリンダ8の内周
面との間にOリングを装着する事で、上記圧油の漏洩防
止を図っていた。
面との間にOリングを装着する事で、上記圧油の漏洩防
止を図っていた。
ところが、この様なOリングによる漏洩防止構造の場
合、確実な漏洩防止を図る為、Oリングの接触圧を大き
くすると、スプール7を移動させる為に要する駆動力が
大きくなって、四輪操舵装置の作動の円滑さが損なわれ
る事が考えられる。又、作動の円滑さを優先させる為、
Oリングの接触圧を小さくすると、圧油の漏洩防止効果
の点で不安が生じる。
合、確実な漏洩防止を図る為、Oリングの接触圧を大き
くすると、スプール7を移動させる為に要する駆動力が
大きくなって、四輪操舵装置の作動の円滑さが損なわれ
る事が考えられる。又、作動の円滑さを優先させる為、
Oリングの接触圧を小さくすると、圧油の漏洩防止効果
の点で不安が生じる。
第5図に示した様な四輪操舵装置の油圧切換弁6に於い
て、圧油が外部に漏洩する可能性のある部分は、第二の
連結ロッド5がシリンダ8を貫通している部分だけであ
り、この部分に揺動シールを設ければ、Oリングを省略
しても、圧油が外部に漏洩する事を防止出来る。但し、
揺動シールを用いる場合でも、第二の連結ロッド5の変
位が円滑に行なわれる様に、揺動シールとして容易に変
形するものを用いると、シリンダ8内の圧力が高くなっ
た場合には、揺動シールが破裂する恐れが生じる等、確
実な漏洩防止を図る事が出来ない。
て、圧油が外部に漏洩する可能性のある部分は、第二の
連結ロッド5がシリンダ8を貫通している部分だけであ
り、この部分に揺動シールを設ければ、Oリングを省略
しても、圧油が外部に漏洩する事を防止出来る。但し、
揺動シールを用いる場合でも、第二の連結ロッド5の変
位が円滑に行なわれる様に、揺動シールとして容易に変
形するものを用いると、シリンダ8内の圧力が高くなっ
た場合には、揺動シールが破裂する恐れが生じる等、確
実な漏洩防止を図る事が出来ない。
本考案のシール装置は、上述の様な不都合を解消するも
のである。
のである。
(課題を解決する為の手段) 本考案のシール装置は、シリンダの内部で変位する内部
側部材とシリンダ筒の外部で変位する外部側部材とを連
結するロッドの外周面と、上記シリンダの周面に形成し
た通孔の内周面との間の液密保持を図る為のシール装置
であって、弾性材製で、外周縁部を上記通孔の内周面に
固定し、内周縁部を上記ロッドの外周面に当接させて、
ロッドの変位に伴なつて弾性変形する揺動シール板と、
この揺動シール板の外側面に当接したバックアップリン
グとから成り、このバックアップリングを、ロッドの変
位方向に亙る変位自在とした事を特徴としている。
側部材とシリンダ筒の外部で変位する外部側部材とを連
結するロッドの外周面と、上記シリンダの周面に形成し
た通孔の内周面との間の液密保持を図る為のシール装置
であって、弾性材製で、外周縁部を上記通孔の内周面に
固定し、内周縁部を上記ロッドの外周面に当接させて、
ロッドの変位に伴なつて弾性変形する揺動シール板と、
この揺動シール板の外側面に当接したバックアップリン
グとから成り、このバックアップリングを、ロッドの変
位方向に亙る変位自在とした事を特徴としている。
(作用) 上述の様に構成される本考案のシール装置の場合、揺動
シール板が、バックアップリングによって補強されてい
る為、この揺動シール板を弾性変形し易い、比較的軟質
の材料により造った場合でも、十分な強度を確保する事
が出来る。
シール板が、バックアップリングによって補強されてい
る為、この揺動シール板を弾性変形し易い、比較的軟質
の材料により造った場合でも、十分な強度を確保する事
が出来る。
又、上記バックアップリングは、ロッドの変位方向に亙
る変位を自在とされている為、大きな剛性を有するバッ
クアップリングの存在によって、上記ロッドの変位が妨
げられる事がない。
る変位を自在とされている為、大きな剛性を有するバッ
クアップリングの存在によって、上記ロッドの変位が妨
げられる事がない。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更に詳しく
説明する。
説明する。
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第1図は中
立時に於けるシール装置の状態を、第2図はロッド変位
時に於けるシール装置の状態を、第3図は内圧が加わっ
た場合に於けるシール装置の状態を、それぞれ示す断面
図である。
立時に於けるシール装置の状態を、第2図はロッド変位
時に於けるシール装置の状態を、第3図は内圧が加わっ
た場合に於けるシール装置の状態を、それぞれ示す断面
図である。
29はシリンダ筒で、油圧切換弁6を内蔵するハウジン
グ30に形成した円筒状空間31に内嵌固定されてい
る。このシリンダ筒29内には、油圧回路を切り換える
為のスプール7が、軸方向(第1図の左右方向)に亙る
変位自在に嵌装されており、このスプール7の端部に、
ロッド32(前記第5図に於ける第二の連結ロッド5に
相当する。)この一端部が枢支されている。
グ30に形成した円筒状空間31に内嵌固定されてい
る。このシリンダ筒29内には、油圧回路を切り換える
為のスプール7が、軸方向(第1図の左右方向)に亙る
変位自在に嵌装されており、このスプール7の端部に、
ロッド32(前記第5図に於ける第二の連結ロッド5に
相当する。)この一端部が枢支されている。
そしてこのロッド32は、シリンダ筒29に形成した第
一の通孔33と、ハウジング30に形成した第二の通孔
34とを貫通し、シリンダ筒29及びハウジング30の
外部に突出させている。この様に、ハウジング30外に
迄突出させたロッド32の他端は、前記第5図に示す様
に、枢軸28に枢支し、中間部は枢支部材4を介して第
一の連結ロッド3の中間部に枢支して、この第一の連結
ロッド3の動きをスプール7に伝達する様にしている。
一の通孔33と、ハウジング30に形成した第二の通孔
34とを貫通し、シリンダ筒29及びハウジング30の
外部に突出させている。この様に、ハウジング30外に
迄突出させたロッド32の他端は、前記第5図に示す様
に、枢軸28に枢支し、中間部は枢支部材4を介して第
一の連結ロッド3の中間部に枢支して、この第一の連結
ロッド3の動きをスプール7に伝達する様にしている。
ハウジング30に形成した第二の通孔34の、シリンダ
筒29側(第1図の下側)開口部には、大径部35を形
成し、更にこの大径部35の内周面で、シリンダ筒29
から離れた部分には、少し内径が小さくなった段部36
を形成している。
筒29側(第1図の下側)開口部には、大径部35を形
成し、更にこの大径部35の内周面で、シリンダ筒29
から離れた部分には、少し内径が小さくなった段部36
を形成している。
37は、上記大径部35の内側に支持された揺動シール
板で、ゴム等の変形し易い弾性材により造られている。
即ち、上記大径部35の内径とほぼ一致する外径を有す
る短円筒状に形成された外側支持部38の内側に、金属
製の補強環39を内嵌して、この外側支持部38の外周
面を大径部35の内周面に押圧し、揺動シール板37を
第二の通孔34の内側に支持すると共に、揺動シール板
37の外周と第二の通孔34の内周面との間の液密保持
を図っている。
板で、ゴム等の変形し易い弾性材により造られている。
即ち、上記大径部35の内径とほぼ一致する外径を有す
る短円筒状に形成された外側支持部38の内側に、金属
製の補強環39を内嵌して、この外側支持部38の外周
面を大径部35の内周面に押圧し、揺動シール板37を
第二の通孔34の内側に支持すると共に、揺動シール板
37の外周と第二の通孔34の内周面との間の液密保持
を図っている。
一方、ダイヤフラム状に形成され、外側支持部38の端
縁から内方に向けて連続する変位部40の内周縁には、
断面がU字形の折り返し部41が形成されており、この
折り返し部41の内周縁を、第一、第二の両通孔33、
34を貫通したロッド32の外周面に当接させている。
そして、折り返し部41の外側には、コイルばね等の弾
性環42を装着して、変位部40の内周縁をロッド32
の外周面に押圧し、この部分の液密保持を図っている。
縁から内方に向けて連続する変位部40の内周縁には、
断面がU字形の折り返し部41が形成されており、この
折り返し部41の内周縁を、第一、第二の両通孔33、
34を貫通したロッド32の外周面に当接させている。
そして、折り返し部41の外側には、コイルばね等の弾
性環42を装着して、変位部40の内周縁をロッド32
の外周面に押圧し、この部分の液密保持を図っている。
更に、前記段部36の内側には、ステンレス鋼、ナイロ
ン、PTFE等、十分な剛性と耐食性とを有する材料に
より円輪状に造られたバックアプリング43を装着し
て、このバックアップリング43の表面(第1図の下
面)と揺動シール板37の裏面(同じく上面)とを当接
させている。
ン、PTFE等、十分な剛性と耐食性とを有する材料に
より円輪状に造られたバックアプリング43を装着し
て、このバックアップリング43の表面(第1図の下
面)と揺動シール板37の裏面(同じく上面)とを当接
させている。
このバックアップリング43の内径は、前記ロッド32
の外径よりも少しだけ大きくして、このロッド32のバ
ックアップリング43内側での揺動を自在としている。
又、バックアップリング43の外径は、段部36の内径
よりも小さくして、このバックアップリング43の、段
部36の内側での面方向に亙る変位を自在としている。
更に、バックアップリング43の表面内周寄り部分は、
内周縁に向けて次第にバックアップリング43の厚さを
大きくする様な曲面を成し、第3図に示す様に、揺動シ
ール板37の変位部40が内圧を受けた場合に、この変
位部40の一部に強い曲げ応力が加わらない様にしてい
る。
の外径よりも少しだけ大きくして、このロッド32のバ
ックアップリング43内側での揺動を自在としている。
又、バックアップリング43の外径は、段部36の内径
よりも小さくして、このバックアップリング43の、段
部36の内側での面方向に亙る変位を自在としている。
更に、バックアップリング43の表面内周寄り部分は、
内周縁に向けて次第にバックアップリング43の厚さを
大きくする様な曲面を成し、第3図に示す様に、揺動シ
ール板37の変位部40が内圧を受けた場合に、この変
位部40の一部に強い曲げ応力が加わらない様にしてい
る。
上述の様に構成される本考案のシール装置を、四輪操舵
装置の油圧切換弁6等の組み込むと、ロッド32が貫通
している部分の内側に迄圧油が達した場合でも、ハウジ
ング30に形成した第二の通孔34の内周面とロッド3
2の外周面との間に設けた揺動シール板37によって、
この圧油が外部に漏洩する事が阻止される。シリンダ筒
29の外周面とハウジング30の内周面との間の液密
は、Oリング44、44により保持するが、この両周面
同士は互いに変位する事がない為、各Oリング44、4
4の当接圧は十分に大きくする事が出来る。
装置の油圧切換弁6等の組み込むと、ロッド32が貫通
している部分の内側に迄圧油が達した場合でも、ハウジ
ング30に形成した第二の通孔34の内周面とロッド3
2の外周面との間に設けた揺動シール板37によって、
この圧油が外部に漏洩する事が阻止される。シリンダ筒
29の外周面とハウジング30の内周面との間の液密
は、Oリング44、44により保持するが、この両周面
同士は互いに変位する事がない為、各Oリング44、4
4の当接圧は十分に大きくする事が出来る。
揺動シール板37を構成する変位部40の裏面にはバッ
クアップリング43が当接しており、第3図に示す様
に、変位部40が油圧により押された場合でも、この圧
力はバックアップリング43により支えられる。この
為、揺動シール板37の変位部40を弾性変形し易い、
比較的軟質の材料により造った場合でも、変位部40が
油圧により破裂する様な事はなく、揺動シール板37の
強度を十分に確保する事が出来る。
クアップリング43が当接しており、第3図に示す様
に、変位部40が油圧により押された場合でも、この圧
力はバックアップリング43により支えられる。この
為、揺動シール板37の変位部40を弾性変形し易い、
比較的軟質の材料により造った場合でも、変位部40が
油圧により破裂する様な事はなく、揺動シール板37の
強度を十分に確保する事が出来る。
又、第2図に示す様にロッド32が変位した場合、上記
バックアップリング43は、段部36の内側で、ロッド
32の変位方向に亙って変位する。この変位は、梃子の
原理により、軽い力で行なわれる為、大きな剛性を有す
るバックアップリング43の存在によって、ロッド32
の変位が妨げられる事がない。
バックアップリング43は、段部36の内側で、ロッド
32の変位方向に亙って変位する。この変位は、梃子の
原理により、軽い力で行なわれる為、大きな剛性を有す
るバックアップリング43の存在によって、ロッド32
の変位が妨げられる事がない。
尚、第4図に示す様に、揺動シール板37とバックアッ
プリング43とを、金属板を断面がL字形に曲げ形成し
て成る保持環45の内側に保持すれば、これら揺動シー
ル板37とバックアップリング43とを第二の通孔34
の大径部35に装着する作業を、一挙動で容易に行なえ
る様になる。
プリング43とを、金属板を断面がL字形に曲げ形成し
て成る保持環45の内側に保持すれば、これら揺動シー
ル板37とバックアップリング43とを第二の通孔34
の大径部35に装着する作業を、一挙動で容易に行なえ
る様になる。
上記保持環45の外周面には、全周に亙ってゴム層46
を形成し、保持環45を大径部35に押し込んだ場合
に、保持環45が大径部35の内側にしっかりと固定さ
れ、且つ、保持環45の外周面と大径部35の内周面と
の間の液密保持が図られる様にしている。
を形成し、保持環45を大径部35に押し込んだ場合
に、保持環45が大径部35の内側にしっかりと固定さ
れ、且つ、保持環45の外周面と大径部35の内周面と
の間の液密保持が図られる様にしている。
保持環45と補強環39とは、何れもゴム製の揺動シー
ル板37とゴム層46とを形成する場合に、成形用の型
にインサートしておく事で、所定部分に容易に装着する
事が出来る。又、バックアップリング43は、揺動シー
ル板37とゴム層46とを成形した後、弾性環42を装
着する以前に、揺動シール板37の内周縁部を弾性変形
させる事で、容易に保持環45の内側に装着する事が出
来る。
ル板37とゴム層46とを形成する場合に、成形用の型
にインサートしておく事で、所定部分に容易に装着する
事が出来る。又、バックアップリング43は、揺動シー
ル板37とゴム層46とを成形した後、弾性環42を装
着する以前に、揺動シール板37の内周縁部を弾性変形
させる事で、容易に保持環45の内側に装着する事が出
来る。
(考案の効果) 本考案のシール装置は、以上に述べた通り構成され作用
する為、シール装置の存在により、このシール装置を組
み込んだ油圧切換弁等の作動力が大きくなる事がなく、
しかも長期間に亙って確実なシール性能を得る事が出来
る等、シール装置を組み込んだ機器の操作性、信頼性、
耐久性を向上させる事が出来る。
する為、シール装置の存在により、このシール装置を組
み込んだ油圧切換弁等の作動力が大きくなる事がなく、
しかも長期間に亙って確実なシール性能を得る事が出来
る等、シール装置を組み込んだ機器の操作性、信頼性、
耐久性を向上させる事が出来る。
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第1図は中
立時に於けるシール装置の状態を、第2図はロッド変位
時に於けるシール装置の状態を、第3図は内圧が加わっ
た場合に於けるシール装置の状態を、それぞれ示す断面
図、第4図は本考案の別の実施例を示す要部断面図、第
5図は本考案のシール装置が組み込まれる油圧切換弁を
有する自動車用四輪操舵装置を示す断面図、第6図は油
圧切換弁の中立状態を、第7図は切り換えられた状態
を、それぞれ示す、第5図のX部拡大断面図である。 1:入力側ロッド、2:出力側ロッド、3:第一の連結
ロッド、4:枢支部材、5:第二の連結ロッド、6:油
圧切換弁、7:スプール、8:シリンダ、9:圧油ポン
プ、10:圧油供給ポート、11:油タンク、12:排
出ポート、13:油圧シリンダ、14:第一の室、1
5:第二の室、16:第一のポート、17:第二のポー
ト、18:突出杆、19:止め輪、20:段部、21:
圧縮ばね、22:止め輪、23:圧縮ばね、24:段
部、25:ピストン、26:第一の油圧通路、27:第
二の油圧通路、28:枢軸、29:シリンダ筒、30:
ハウジング、31:円筒状空間、32:ロッド、33:
第一の通孔、34:第二の通孔、35:大径部、36:
段部、37:揺動シール板、38:外側支持部、39:
補強環、40:変位部、41:折り返し部、42:弾性
環、43:バックアップリング、44:Oリング、4
5:保持環、46:ゴム層。
立時に於けるシール装置の状態を、第2図はロッド変位
時に於けるシール装置の状態を、第3図は内圧が加わっ
た場合に於けるシール装置の状態を、それぞれ示す断面
図、第4図は本考案の別の実施例を示す要部断面図、第
5図は本考案のシール装置が組み込まれる油圧切換弁を
有する自動車用四輪操舵装置を示す断面図、第6図は油
圧切換弁の中立状態を、第7図は切り換えられた状態
を、それぞれ示す、第5図のX部拡大断面図である。 1:入力側ロッド、2:出力側ロッド、3:第一の連結
ロッド、4:枢支部材、5:第二の連結ロッド、6:油
圧切換弁、7:スプール、8:シリンダ、9:圧油ポン
プ、10:圧油供給ポート、11:油タンク、12:排
出ポート、13:油圧シリンダ、14:第一の室、1
5:第二の室、16:第一のポート、17:第二のポー
ト、18:突出杆、19:止め輪、20:段部、21:
圧縮ばね、22:止め輪、23:圧縮ばね、24:段
部、25:ピストン、26:第一の油圧通路、27:第
二の油圧通路、28:枢軸、29:シリンダ筒、30:
ハウジング、31:円筒状空間、32:ロッド、33:
第一の通孔、34:第二の通孔、35:大径部、36:
段部、37:揺動シール板、38:外側支持部、39:
補強環、40:変位部、41:折り返し部、42:弾性
環、43:バックアップリング、44:Oリング、4
5:保持環、46:ゴム層。
Claims (2)
- 【請求項1】シリンダの内部で変位する内部側部材とシ
リンダ筒の外部で変位する外部側部材とを連結するロッ
ドの外周面と、上記シリンダの周面に形成した通孔の内
周面との間の液密保持を図る為のシール装置であって、
弾性材製で、外周縁部を上記通孔の内周面に固定し、内
周縁部を上記ロッドの外周面に当接させて、ロッドの変
位に伴なって弾性変形する揺動シール板と、この揺動シ
ール板の外側面に当接したバックアップリングとから成
り、このバックアップリングを、ロッドの変位方向に亙
る変位自在とした事を特徴とするシール装置。 - 【請求項2】シリンダが四輪操舵装置用油圧切換弁を構
成するものであり、内部側部材がこのシリンダの軸方向
に亙って変位するスプールである、請求項1に記載され
たシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988143376U JPH0620938Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988143376U JPH0620938Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | シール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0266767U JPH0266767U (ja) | 1990-05-21 |
| JPH0620938Y2 true JPH0620938Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31410144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988143376U Expired - Lifetime JPH0620938Y2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620938Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP1988143376U patent/JPH0620938Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0266767U (ja) | 1990-05-21 |
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