JPH06209666A - シクラメン - Google Patents
シクラメンInfo
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- JPH06209666A JPH06209666A JP5021847A JP2184793A JPH06209666A JP H06209666 A JPH06209666 A JP H06209666A JP 5021847 A JP5021847 A JP 5021847A JP 2184793 A JP2184793 A JP 2184793A JP H06209666 A JPH06209666 A JP H06209666A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclamen
- embryos
- embryo
- callus
- somatic
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- Pending
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Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シクラメンの優良個体のクローン大量増殖技
術の確立を図ること。 【構成】 無菌化して吸水催芽処理した完熟種子より取
り出した胚を2,4−Dとサイトカイニンとショ糖を含
むLS固形培地に置床して培養して品種、系統間で分化
の程度に大きな差がないようなシクラメンの不定胚を誘
導する。また。シクラメンの不定胚を棒状胚まで分化、
発育させた後、暗黒下、10〜25℃で培養し、発根
(発芽)率を向上させる。また、シクラメンの不定胚を
2,4−Dとカイネチンを用いて固形培地上で培養して
植物体を再生するシクラメン育種母本の作出することで
不定胚由来のシクラメンのF1ハイブリッド親の作出の
効率化を図る。
術の確立を図ること。 【構成】 無菌化して吸水催芽処理した完熟種子より取
り出した胚を2,4−Dとサイトカイニンとショ糖を含
むLS固形培地に置床して培養して品種、系統間で分化
の程度に大きな差がないようなシクラメンの不定胚を誘
導する。また。シクラメンの不定胚を棒状胚まで分化、
発育させた後、暗黒下、10〜25℃で培養し、発根
(発芽)率を向上させる。また、シクラメンの不定胚を
2,4−Dとカイネチンを用いて固形培地上で培養して
植物体を再生するシクラメン育種母本の作出することで
不定胚由来のシクラメンのF1ハイブリッド親の作出の
効率化を図る。
Description
【0001】本発明は、シクラメンの植物体の再生方法
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シクラメンの優良園芸品種の大量増殖に
関する研究は現在までのところ、ほとんど報告されてい
ないが、大谷らは品種「テーブル ミニ ライラック
ローズ」の播種後一年目の植物体の展開葉からカルスを
誘導して、そのカルスから不定胚を得る方法について報
告している(園芸学会雑誌、第58巻別冊1、1989
年574頁)。これによれば、大谷らの不定胚誘導手順
は次の通りである。
関する研究は現在までのところ、ほとんど報告されてい
ないが、大谷らは品種「テーブル ミニ ライラック
ローズ」の播種後一年目の植物体の展開葉からカルスを
誘導して、そのカルスから不定胚を得る方法について報
告している(園芸学会雑誌、第58巻別冊1、1989
年574頁)。これによれば、大谷らの不定胚誘導手順
は次の通りである。
【0003】まず、展開葉を滅菌後、2,4−ジクロロ
フェノキシ酢酸(以下、2,4−Dと言う。)、カイネ
チン、ジェランガム、5%ショ糖を加え、pHを5.0
にしたLS培地で暗黒下に培養して二種類のカルスを得
る。一つはフライアブルなカルスで、他方は緻密で硬い
カルスである。フライアブルカルスをLS培地にα−ナ
フタレン酢酸(以下、NAAと言う。)、カイネチン等
を添加して、カルス増殖と不定胚形成を同時に続けて、
40〜50日間隔で継代培養する。
フェノキシ酢酸(以下、2,4−Dと言う。)、カイネ
チン、ジェランガム、5%ショ糖を加え、pHを5.0
にしたLS培地で暗黒下に培養して二種類のカルスを得
る。一つはフライアブルなカルスで、他方は緻密で硬い
カルスである。フライアブルカルスをLS培地にα−ナ
フタレン酢酸(以下、NAAと言う。)、カイネチン等
を添加して、カルス増殖と不定胚形成を同時に続けて、
40〜50日間隔で継代培養する。
【0004】継代培養培地で形成された不定胚をNA
A、カイネチン、ジェランガム、5%ショ糖等を加えた
1/2濃度のLS培地で照明下に培養すると塊茎様体を
経て幼植物体が得られる。この幼植物体を1/2濃度の
LSホルモンフリー培地(1.5%ショ糖、0.2%ジ
ェランガム含有)で照明下に培養して植物体を得る。そ
して、展開葉が5〜10枚になった植物体を鉢上げする
と開花する。なお、不定胚から幼植物体誘導時に上記ホ
ルモンの他にインドール酢酸(IAA)を添加する報告
(G.WICARTら、Protoplasma 11
9巻 159−167頁、1984年)もある。
A、カイネチン、ジェランガム、5%ショ糖等を加えた
1/2濃度のLS培地で照明下に培養すると塊茎様体を
経て幼植物体が得られる。この幼植物体を1/2濃度の
LSホルモンフリー培地(1.5%ショ糖、0.2%ジ
ェランガム含有)で照明下に培養して植物体を得る。そ
して、展開葉が5〜10枚になった植物体を鉢上げする
と開花する。なお、不定胚から幼植物体誘導時に上記ホ
ルモンの他にインドール酢酸(IAA)を添加する報告
(G.WICARTら、Protoplasma 11
9巻 159−167頁、1984年)もある。
【0005】また、大橋らは品種ショパンNo.12の
培養株の組織(根)から軟カルス、不定胚を経て小植物
を得ることができたと報告している(園芸学会雑誌、第
60巻、別冊1(1991年))。この報告によれば、
つぼみ内組織(花柱、子房壁、花弁、葯、胎座)または
同系統の培養株の組織(葉身、葉柄、塊茎、根)をショ
糖6%、pH5.6、ゲルライト0.2%を含むMS培
地を基本培地として、これに2,4−D1.0mg/リ
ットルおよび2,4−D1.0mg/リットル、BA
0.1mg/リットルを添加した二種類の培地に置床し
て、置床30日間経過後にショ糖6%、pH5.6、ゲ
ルライト0.2%を含むMS培地に移植する。この間の
培養はすべて25℃、暗黒下に行い、軟カルスの形成が
あったのは胎座と根であり、根を2,4−D1.0mg
/リットル、BA0.1mg/リットルの培地に置床し
たときにのみ、不定胚が形成され、19個(置床数の9
5%)の小植物が分化したというものである。
培養株の組織(根)から軟カルス、不定胚を経て小植物
を得ることができたと報告している(園芸学会雑誌、第
60巻、別冊1(1991年))。この報告によれば、
つぼみ内組織(花柱、子房壁、花弁、葯、胎座)または
同系統の培養株の組織(葉身、葉柄、塊茎、根)をショ
糖6%、pH5.6、ゲルライト0.2%を含むMS培
地を基本培地として、これに2,4−D1.0mg/リ
ットルおよび2,4−D1.0mg/リットル、BA
0.1mg/リットルを添加した二種類の培地に置床し
て、置床30日間経過後にショ糖6%、pH5.6、ゲ
ルライト0.2%を含むMS培地に移植する。この間の
培養はすべて25℃、暗黒下に行い、軟カルスの形成が
あったのは胎座と根であり、根を2,4−D1.0mg
/リットル、BA0.1mg/リットルの培地に置床し
たときにのみ、不定胚が形成され、19個(置床数の9
5%)の小植物が分化したというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記、大谷らのシクラ
メンのカルスおよび不定胚誘導法によると、1mg/リ
ットルの2,4−D(オーキシン)と0.5mg/リッ
トルのカイネチン(サイトカイニン)からは100%カ
ルスが誘導されるが、このカルスからは不定胚を形成す
るフライアブルカルスは全く得られていない。フライア
ブルカルスはホルモンとして1mg/リットルの2,4
−Dを単独で添加した培地と1mg/リットルの2,4
−Dと0.1mg/リットルのカイネチンを含む培地か
らそれぞれ14.3%(緻密で硬いカルスを含めると3
5.7%)、46.7%得られるのみである。このよう
にフライアブルカルスの形成率が低いと、カルスからの
不定胚大量培養に有利な液体培養に適さない。また、前
記大橋らの誘導方法では、シクラメンの胚様体カルスの
誘導は品種、系統間で分化の程度に大きな差がみられ、
分化のみられる品種、系統でも最適な植物調節物質の濃
度は異なることが報告されている。
メンのカルスおよび不定胚誘導法によると、1mg/リ
ットルの2,4−D(オーキシン)と0.5mg/リッ
トルのカイネチン(サイトカイニン)からは100%カ
ルスが誘導されるが、このカルスからは不定胚を形成す
るフライアブルカルスは全く得られていない。フライア
ブルカルスはホルモンとして1mg/リットルの2,4
−Dを単独で添加した培地と1mg/リットルの2,4
−Dと0.1mg/リットルのカイネチンを含む培地か
らそれぞれ14.3%(緻密で硬いカルスを含めると3
5.7%)、46.7%得られるのみである。このよう
にフライアブルカルスの形成率が低いと、カルスからの
不定胚大量培養に有利な液体培養に適さない。また、前
記大橋らの誘導方法では、シクラメンの胚様体カルスの
誘導は品種、系統間で分化の程度に大きな差がみられ、
分化のみられる品種、系統でも最適な植物調節物質の濃
度は異なることが報告されている。
【0007】本発明者らは既に、パーシカム系固定種シ
クラメンの外植片を2,4−Dとカイネチンを含む培地
で培養してカルスを誘導し、該カルスをホルモンを含ま
ない培地で不定胚を誘導すること、および該不定胚を液
体培地で振とう培養することで、不定胚を分離すること
に成功し、その方法について特許出願(特願平2−41
6880号)している。
クラメンの外植片を2,4−Dとカイネチンを含む培地
で培養してカルスを誘導し、該カルスをホルモンを含ま
ない培地で不定胚を誘導すること、および該不定胚を液
体培地で振とう培養することで、不定胚を分離すること
に成功し、その方法について特許出願(特願平2−41
6880号)している。
【0008】また、本発明者らは、大量培養に適した液
体培養系でのシクラメンの不定胚の効率的な誘導法を確
立すべく次のような液体培養技術を完成し、特許出願し
た(特願平3−349126号)。すなわち、その方法
はシクラメンの外植片を2,4−Dとカイネチンを含む
固形培地にて培養し、カルスを生成させた後、ホルモン
類を含まない固形培地にて、小瘤状の不定胚を誘導し、
該不定胚を2,4−Dとカイネチンを含む液体培地にて
培養し、得られた培養物から30μm以上、2mm以下
の大きさの細胞塊のみをメッシュで選別しながら継代増
殖させるシクラメンの不定胚誘導方法である。しかし、
この方法も葉柄を外植片としている場合に成功したにす
ぎず、シクラメンでは品種間差、個体差が大きく、これ
を解決する手段を必要としていた。そこで、本発明の第
一の目的はシクラメンの胚様体カルスの誘導は品種、系
統間で分化の程度に大きな差がないようなシクラメンの
不定導方法を確立することである。
体培養系でのシクラメンの不定胚の効率的な誘導法を確
立すべく次のような液体培養技術を完成し、特許出願し
た(特願平3−349126号)。すなわち、その方法
はシクラメンの外植片を2,4−Dとカイネチンを含む
固形培地にて培養し、カルスを生成させた後、ホルモン
類を含まない固形培地にて、小瘤状の不定胚を誘導し、
該不定胚を2,4−Dとカイネチンを含む液体培地にて
培養し、得られた培養物から30μm以上、2mm以下
の大きさの細胞塊のみをメッシュで選別しながら継代増
殖させるシクラメンの不定胚誘導方法である。しかし、
この方法も葉柄を外植片としている場合に成功したにす
ぎず、シクラメンでは品種間差、個体差が大きく、これ
を解決する手段を必要としていた。そこで、本発明の第
一の目的はシクラメンの胚様体カルスの誘導は品種、系
統間で分化の程度に大きな差がないようなシクラメンの
不定導方法を確立することである。
【0009】また、シクラメンの種子の発芽適温は20
℃前後であるが、不定胚の発根については前記大谷らの
報告では26℃で発芽させ、前記大橋らの報告では20
℃と25℃で発芽させた例があるのみで、シクラメンの
種子から誘導した不定胚の発根条件についての詳細な検
討はなされていない。そこで本発明の第二の目的はシク
ラメンの種子等の不定胚から分化、発育させた棒状胚の
発根条件を確立することを目的としている。
℃前後であるが、不定胚の発根については前記大谷らの
報告では26℃で発芽させ、前記大橋らの報告では20
℃と25℃で発芽させた例があるのみで、シクラメンの
種子から誘導した不定胚の発根条件についての詳細な検
討はなされていない。そこで本発明の第二の目的はシク
ラメンの種子等の不定胚から分化、発育させた棒状胚の
発根条件を確立することを目的としている。
【0010】さらに、イネの不定胚由来の再生植物体は
培養系の種類により稔実率が−85.9%から−27%
と低下したが、これは雄性不稔によるものであることが
松野らによって報告されている(育種学雑誌第41巻、
別冊2、312頁、1991年)。一方、シクラメンで
は大谷らが前記雑誌に不定胚から再生した植物体は正常
であったことを報告している。一方、本発明者らは本発
明者らが開発したシクラメンの不定胚から植物体を再生
すべく研究を重ねて来た。そこで、本発明の第三の目的
はシクラメンの不定胚由来のシクラメンのF1ハイブリ
ッド親の作出の効率化を図ることである。このように本
発明はシクラメンの優良個体のクローン大量増殖技術の
確立を図ることを目的としている。
培養系の種類により稔実率が−85.9%から−27%
と低下したが、これは雄性不稔によるものであることが
松野らによって報告されている(育種学雑誌第41巻、
別冊2、312頁、1991年)。一方、シクラメンで
は大谷らが前記雑誌に不定胚から再生した植物体は正常
であったことを報告している。一方、本発明者らは本発
明者らが開発したシクラメンの不定胚から植物体を再生
すべく研究を重ねて来た。そこで、本発明の第三の目的
はシクラメンの不定胚由来のシクラメンのF1ハイブリ
ッド親の作出の効率化を図ることである。このように本
発明はシクラメンの優良個体のクローン大量増殖技術の
確立を図ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記本発明の第一の目的
は次の第一発明の構成によって達成される。すなわち、
無菌化して吸水催芽処理した完熟種子より取り出した胚
を2,4−Dとサイトカイニンとショ糖を含むLS固形
培地に置床して培養するシクラメン胚様体カルスの誘導
方法である。2,4−Dとサイトカイニンの培地への添
加量は特に制限はないが、それぞれ0.1〜10pp
m、0.001〜10ppm含ませることが好ましい。
サイトカイニンとしてはカイネチン、BA(ベンジルア
ミノプリン)またはゼアチンを用いることができる。ま
た、培地はショ糖を1〜12%以上含むことが胚様体カ
ルスの誘導には望ましい。本発明に用いられる完熟種子
から取り出した胚の培養を行う培地は固形培地であれ
ば、一般的に植物の培養に用いられる培地を使用するこ
とができる。また、本発明で行われる無菌化処理は一般
的に行われている無菌化処理法を適用できる。また、吸
水催芽処理も一般的に行われている無菌化処理法を適用
できる。
は次の第一発明の構成によって達成される。すなわち、
無菌化して吸水催芽処理した完熟種子より取り出した胚
を2,4−Dとサイトカイニンとショ糖を含むLS固形
培地に置床して培養するシクラメン胚様体カルスの誘導
方法である。2,4−Dとサイトカイニンの培地への添
加量は特に制限はないが、それぞれ0.1〜10pp
m、0.001〜10ppm含ませることが好ましい。
サイトカイニンとしてはカイネチン、BA(ベンジルア
ミノプリン)またはゼアチンを用いることができる。ま
た、培地はショ糖を1〜12%以上含むことが胚様体カ
ルスの誘導には望ましい。本発明に用いられる完熟種子
から取り出した胚の培養を行う培地は固形培地であれ
ば、一般的に植物の培養に用いられる培地を使用するこ
とができる。また、本発明で行われる無菌化処理は一般
的に行われている無菌化処理法を適用できる。また、吸
水催芽処理も一般的に行われている無菌化処理法を適用
できる。
【0012】本発明によると胚様体カルスは球状胚や棒
状胚状の不定胚を生成しながら増殖する。本発明者らは
先にシクラメン不定胚の液体培地での大量培養法を提案
しているが(特願平3−349126号)が、これは葉
柄を外植片としている。前記したように、この特願平3
−349126号記載の方法では液体で大量培養可能な
不定胚は2mm以下30μm以上のメッシュで選別され
たものである。本発明によれば、完熟種子中の胚の長さ
約2mm、径約0.2mm程度の棒状胚であるが、その
棒状胚から誘導されたカルスは長さ約2mm程度の棒状
胚、それ以下の大きさの球状胚、そして、それ以下の小
細胞塊より構成され、上記特願平3−349126号公
報に開示した液体培養の目的にかなうカルスとなり得
る。こうして、品種、系統間で分化の程度に大きな差が
ないカルスから不定胚の大量培養が可能となり、シクラ
メンの液体培養での不定胚を利用した効率的大量増殖法
の開発の可能性が広がった。
状胚状の不定胚を生成しながら増殖する。本発明者らは
先にシクラメン不定胚の液体培地での大量培養法を提案
しているが(特願平3−349126号)が、これは葉
柄を外植片としている。前記したように、この特願平3
−349126号記載の方法では液体で大量培養可能な
不定胚は2mm以下30μm以上のメッシュで選別され
たものである。本発明によれば、完熟種子中の胚の長さ
約2mm、径約0.2mm程度の棒状胚であるが、その
棒状胚から誘導されたカルスは長さ約2mm程度の棒状
胚、それ以下の大きさの球状胚、そして、それ以下の小
細胞塊より構成され、上記特願平3−349126号公
報に開示した液体培養の目的にかなうカルスとなり得
る。こうして、品種、系統間で分化の程度に大きな差が
ないカルスから不定胚の大量培養が可能となり、シクラ
メンの液体培養での不定胚を利用した効率的大量増殖法
の開発の可能性が広がった。
【0013】本発明の第二の目的は次の第二発明の構成
によって達成される。すなわち、シクラメンの不定胚を
棒状胚まで分化、発育させた後、暗黒下、10〜25℃
で発根させるシクラメンの不定胚の発根方法である。不
定胚の発根温度は10〜25℃であるが、好ましくは1
5〜23℃である。このとき、棒状胚を発根させる固形
培地のゲルライト濃度を0.2〜0.4%とすると不定
胚の発芽(塊茎化・発根・出芽)率が向上する。また、
棒状胚を発根させる固形培地の無機塩濃度を分化、発育
させた基本培地1/2以下とすることでも不定胚の発根
率が向上する。なお、不定胚は根端部からでも得ること
ができる。ただし、根端部の培養に用いるサイトカイニ
ンはカイネチンに限定される。
によって達成される。すなわち、シクラメンの不定胚を
棒状胚まで分化、発育させた後、暗黒下、10〜25℃
で発根させるシクラメンの不定胚の発根方法である。不
定胚の発根温度は10〜25℃であるが、好ましくは1
5〜23℃である。このとき、棒状胚を発根させる固形
培地のゲルライト濃度を0.2〜0.4%とすると不定
胚の発芽(塊茎化・発根・出芽)率が向上する。また、
棒状胚を発根させる固形培地の無機塩濃度を分化、発育
させた基本培地1/2以下とすることでも不定胚の発根
率が向上する。なお、不定胚は根端部からでも得ること
ができる。ただし、根端部の培養に用いるサイトカイニ
ンはカイネチンに限定される。
【0014】本発明の第三の目的は次の第三発明の構成
によって達成される。すなわち、シクラメンの不定胚を
2,4−Dとカイネチンを用いて固形培地上で培養して
植物体を再生するシクラメン育種母本の作出方法であ
る。また、このとき再生植物体のうち染色体数が正常で
雄性不稔の変異株を選抜すすることで熟練の必要な除雄
交配を必要としないF1ハイブリッド作出が可能とな
る。
によって達成される。すなわち、シクラメンの不定胚を
2,4−Dとカイネチンを用いて固形培地上で培養して
植物体を再生するシクラメン育種母本の作出方法であ
る。また、このとき再生植物体のうち染色体数が正常で
雄性不稔の変異株を選抜すすることで熟練の必要な除雄
交配を必要としないF1ハイブリッド作出が可能とな
る。
【0015】
【作用】本発明の第一発明は種子が強固な種皮を持つこ
とに着目したもので、強固な種皮を持つ種子を苛酷な滅
菌処理をしても中の胚にはほとんど影響せず、外植片
(胚)の無菌化が容易であるを見いだしたことに基づき
完成されたものである。
とに着目したもので、強固な種皮を持つ種子を苛酷な滅
菌処理をしても中の胚にはほとんど影響せず、外植片
(胚)の無菌化が容易であるを見いだしたことに基づき
完成されたものである。
【0016】一般に、葉片や葉柄の無菌化は非常に困難
で、そのため黄化処理(光を当てずに葉を黄色にさせる
処理(図解組織培養入門、古川仁朗編著、誠文堂新光
社、72頁、参照)などをしてから無菌化している。さ
らには塩化水銀という強力で有害な滅菌剤も利用されて
いる。一方、本発明によれば、完熟種子を無菌化して吸
水催芽処理して取り出した胚を外植片として用いるの
で、ほとんどの品種について胚様体カルスが得られる。
で、そのため黄化処理(光を当てずに葉を黄色にさせる
処理(図解組織培養入門、古川仁朗編著、誠文堂新光
社、72頁、参照)などをしてから無菌化している。さ
らには塩化水銀という強力で有害な滅菌剤も利用されて
いる。一方、本発明によれば、完熟種子を無菌化して吸
水催芽処理して取り出した胚を外植片として用いるの
で、ほとんどの品種について胚様体カルスが得られる。
【0017】第二発明によれば、25℃では全体平均1
%しか発根しないが、20℃では全体平均で38%が発
根し、約40倍分化率が向上した(カルス化したものを
除く)。このように、不定胚の分化率(発根率)を向上
させることにより不定胚培養系における苗生産コストの
低減を図れる。
%しか発根しないが、20℃では全体平均で38%が発
根し、約40倍分化率が向上した(カルス化したものを
除く)。このように、不定胚の分化率(発根率)を向上
させることにより不定胚培養系における苗生産コストの
低減を図れる。
【0018】一般に、F1ハイブリッドを作るためには
雄性不稔系と維持系と回復系の3種の株が必要であり、
交配による選抜は栽培期間が長い(シクラメンで約1
年)ため効率が悪かったが、第三発明によれば、フラス
コレベルの培養で変異を誘発させ雄性不稔系を作出でき
るため効率が上がる。いったん雄性不稔の培養系をつく
れば培養でクローン増殖できるで維持系は不要となり、
雄性不稔系と回復系たけの2系法でハイブリッドの作出
が可能となる。不定胚由来の再生植物体で染色体数が正
常で雄性不稔のシクラメンが得られる。
雄性不稔系と維持系と回復系の3種の株が必要であり、
交配による選抜は栽培期間が長い(シクラメンで約1
年)ため効率が悪かったが、第三発明によれば、フラス
コレベルの培養で変異を誘発させ雄性不稔系を作出でき
るため効率が上がる。いったん雄性不稔の培養系をつく
れば培養でクローン増殖できるで維持系は不要となり、
雄性不稔系と回復系たけの2系法でハイブリッドの作出
が可能となる。不定胚由来の再生植物体で染色体数が正
常で雄性不稔のシクラメンが得られる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を説明する。 実施例1 シクラメンの品種「フィンランディア」の完熟種子を7
0%エタノールに10秒間、1%アンチホルミンに40
分間浸漬して滅菌処理して無菌化した後、吸水催芽処理
を行い、次いで、LSホルモンフリー固形培地で25
℃、暗黒下に1〜30日間静置して吸水催芽処理する。
そして、胚を取り出し、これを2、4−Dを1ppm、
カイネチンを0.1ppm、ショ糖を5%含むLS固形
培地に25℃で暗黒下、2カ月間静置させて、胚様体カ
ルスを得る。得られた胚様体カルスの写真を図1に示
す。また、本発明は品種等を選ばない方法であるので、
その他の品種、例えば「嵯峨」、「ロザムンデ」、「ラ
ージホワイト」等でも同様に誘導が可能である。
0%エタノールに10秒間、1%アンチホルミンに40
分間浸漬して滅菌処理して無菌化した後、吸水催芽処理
を行い、次いで、LSホルモンフリー固形培地で25
℃、暗黒下に1〜30日間静置して吸水催芽処理する。
そして、胚を取り出し、これを2、4−Dを1ppm、
カイネチンを0.1ppm、ショ糖を5%含むLS固形
培地に25℃で暗黒下、2カ月間静置させて、胚様体カ
ルスを得る。得られた胚様体カルスの写真を図1に示
す。また、本発明は品種等を選ばない方法であるので、
その他の品種、例えば「嵯峨」、「ロザムンデ」、「ラ
ージホワイト」等でも同様に誘導が可能である。
【0020】前記したように、この特願平3−3491
26号記載の方法では液体で大量培養可能な不定胚は2
mm以下30μm以上のメッシュで選別されたものであ
る。本実施例に記載の完熟種子中の胚は、その長さ約2
mm、径約0.2mm程度の棒状胚であるが、その棒状
胚から誘導されたカルスは長さ約2mm程度の棒状胚、
それ以下の大きさの球状胚、そして、それ以下の小細胞
塊より構成され、上記特願平3−349126号公報に
開示した液体培養の目的にかなうカルスとなり得る。こ
うして、品種、系統間で分化の程度に大きな差がないカ
ルスから不定胚の大量培養が可能となる。
26号記載の方法では液体で大量培養可能な不定胚は2
mm以下30μm以上のメッシュで選別されたものであ
る。本実施例に記載の完熟種子中の胚は、その長さ約2
mm、径約0.2mm程度の棒状胚であるが、その棒状
胚から誘導されたカルスは長さ約2mm程度の棒状胚、
それ以下の大きさの球状胚、そして、それ以下の小細胞
塊より構成され、上記特願平3−349126号公報に
開示した液体培養の目的にかなうカルスとなり得る。こ
うして、品種、系統間で分化の程度に大きな差がないカ
ルスから不定胚の大量培養が可能となる。
【0021】実施例2 本実施例はシクラメンの不定胚から発根させる方法であ
る。シクラメンの葉柄からカルス、不定胚を誘導し、不
定胚から発根させるまでの手順を説明する。まず、品種
「ラージホワイト」の葉柄から2,4−Dを1ppm、
カイネチンを0.5ppm、ショ糖5%を含むLS固形
培地で25℃、暗黒下に30日間静置しカルスを誘導す
る。このカルスをショ糖を3%含むMS固形培地に25
℃で暗黒下、30日間静置して不定胚を誘導する。得ら
れた不定胚を2,4−Dを1ppm、カイネチンを0.
5ppm、ショ糖を5%含むLS液体培地で25℃で暗
黒下に21日間液体培養する。21日経過すると得られ
た不定胚をフィルターにより、大きさが500μmより
小さく106μm以上のものと500μm以上のものに
選別し、500μmより小さく106μm以上のものは
再度前記不定胚液体培養系に戻し、500μm以上の大
きさのものをMS液体培地で棒状胚まで分化、発育処理
する。このとき、MS液体培地における不定胚密度は1
00ケ/ml以下とする。こうして不定胚を分化、発育
させて得られた棒状胚は、以下の条件で発根させるた。
25℃と20℃における発根データを表1と表2に示
す。
る。シクラメンの葉柄からカルス、不定胚を誘導し、不
定胚から発根させるまでの手順を説明する。まず、品種
「ラージホワイト」の葉柄から2,4−Dを1ppm、
カイネチンを0.5ppm、ショ糖5%を含むLS固形
培地で25℃、暗黒下に30日間静置しカルスを誘導す
る。このカルスをショ糖を3%含むMS固形培地に25
℃で暗黒下、30日間静置して不定胚を誘導する。得ら
れた不定胚を2,4−Dを1ppm、カイネチンを0.
5ppm、ショ糖を5%含むLS液体培地で25℃で暗
黒下に21日間液体培養する。21日経過すると得られ
た不定胚をフィルターにより、大きさが500μmより
小さく106μm以上のものと500μm以上のものに
選別し、500μmより小さく106μm以上のものは
再度前記不定胚液体培養系に戻し、500μm以上の大
きさのものをMS液体培地で棒状胚まで分化、発育処理
する。このとき、MS液体培地における不定胚密度は1
00ケ/ml以下とする。こうして不定胚を分化、発育
させて得られた棒状胚は、以下の条件で発根させるた。
25℃と20℃における発根データを表1と表2に示
す。
【0022】 (表1) シクラメン不定胚の発根率に対する環境条件の影響 (温度×ゲルライト濃度×無機塩濃度) ゲルライト濃度(%) 0.2 0.25 0.3 0.4 無 1 0 0 0 6 機 濃 1/2 0 6 0 0 塩 度 1/5 − 0 0 0 (%) 1/10 − − 0 0 全体平均発根率:1% (25℃)
【0023】 (表2) シクラメン不定胚の発根率に対する環境条件の影響 (温度×ゲルライト濃度×無機塩濃度) ゲルライト濃度(%) 0.2 0.25 0.3 0.4 無 1 19 13 38 19 機 濃 1/2 19 44 38 38 塩 度 1/5 − 50 50 50 (%) 1/10 − − 69 56 全体平均発根率:38% ( 20℃) なお、表1、表2に示す実験は共に次のような条件でお
こなった。 (1)カルス化したものは発根個体数から除外 (2)各区の不定胚供試数は16ケ (3)25℃、20℃とも暗条件下、2カ月間培養、基
本培地はMS培地(分化、発育の基本培地と同じ)な
お、表で(−)は培地が固化しないため実験が不可能で
あったことを示す。
こなった。 (1)カルス化したものは発根個体数から除外 (2)各区の不定胚供試数は16ケ (3)25℃、20℃とも暗条件下、2カ月間培養、基
本培地はMS培地(分化、発育の基本培地と同じ)な
お、表で(−)は培地が固化しないため実験が不可能で
あったことを示す。
【0024】また、図2には無機塩濃度×1、25℃、
暗黒下、2ケ月間の培養でのゲルライト濃度0.2%
(図中左上の1−1)、0.25%(図中右上の1−
2)、0.3%(図中左下の1−3)、0.4%(図中
右下の1−4)の各発根の様子を示す。また、図3には
20℃における無機塩濃度×1に対して、ゲルライト濃
度0.2%(図中左上の1−1)、0.25(図中右上
の1−2)、0.3%(図中左下の1−3)、0.4%
(図中右下の1−4)の各発根の様子を示す。また、図
4には無機塩濃度×1/2、20℃、暗黒下、2ケ月間
の培養でのゲルライト濃度0.2%(図中左上の2−
1)、0.25(図中右上の2−2)、0.3%(図中
左下2−3)、0.4%(図中右下の2−4)の各発根
の様子を示す。図5には無機塩濃度×1/5、20℃、
暗黒下、2ケ月間の培養でのゲルライト濃度0.25%
(図中上の3−2)、0.3%(図中左下の3−3)、
0.4%(図中右下の3−4)の各発根の様子を示す。
また、図6には無機塩濃度×1/10、20℃、暗黒
下、2ケ月間の培養でのゲルライト濃度0.3%(図中
左の4−3)、0.4(図中右の4−4)の各発根の様
子を示す。表1、表2に示すように、25℃では全体平
均1%しか発根しないが、20℃では全体平均で38%
発根し、約40倍分化率が向上した(カルス化したもの
を除く)。また、ゲルライト濃度を0.2〜0.4%ま
で変化させた時の発根率は最大44%となった。温度を
20℃にした時の平均発根率38%に対し、44/38
≒1.2倍発根率が向上したことになる。また、無機塩
濃度を1/5以下にした場合の発根率50%以上で、最
大69%となり、69/44≒1.6倍に向上した。ま
た、無機塩濃度は1/10以下とすると培地が固化せず
発根生長が抑制される。
暗黒下、2ケ月間の培養でのゲルライト濃度0.2%
(図中左上の1−1)、0.25%(図中右上の1−
2)、0.3%(図中左下の1−3)、0.4%(図中
右下の1−4)の各発根の様子を示す。また、図3には
20℃における無機塩濃度×1に対して、ゲルライト濃
度0.2%(図中左上の1−1)、0.25(図中右上
の1−2)、0.3%(図中左下の1−3)、0.4%
(図中右下の1−4)の各発根の様子を示す。また、図
4には無機塩濃度×1/2、20℃、暗黒下、2ケ月間
の培養でのゲルライト濃度0.2%(図中左上の2−
1)、0.25(図中右上の2−2)、0.3%(図中
左下2−3)、0.4%(図中右下の2−4)の各発根
の様子を示す。図5には無機塩濃度×1/5、20℃、
暗黒下、2ケ月間の培養でのゲルライト濃度0.25%
(図中上の3−2)、0.3%(図中左下の3−3)、
0.4%(図中右下の3−4)の各発根の様子を示す。
また、図6には無機塩濃度×1/10、20℃、暗黒
下、2ケ月間の培養でのゲルライト濃度0.3%(図中
左の4−3)、0.4(図中右の4−4)の各発根の様
子を示す。表1、表2に示すように、25℃では全体平
均1%しか発根しないが、20℃では全体平均で38%
発根し、約40倍分化率が向上した(カルス化したもの
を除く)。また、ゲルライト濃度を0.2〜0.4%ま
で変化させた時の発根率は最大44%となった。温度を
20℃にした時の平均発根率38%に対し、44/38
≒1.2倍発根率が向上したことになる。また、無機塩
濃度を1/5以下にした場合の発根率50%以上で、最
大69%となり、69/44≒1.6倍に向上した。ま
た、無機塩濃度は1/10以下とすると培地が固化せず
発根生長が抑制される。
【0025】また、本実施例に関連して、次の方法でシ
クラメンの不定胚から発根させることができる。この方
法はシクラメンの葉柄より2,4−Dとカイネチンを含
む固形培地でカルスを誘導させた後、ホルモンを除いた
固形培地にて不定胚を誘導し、この不定胚を再び2,4
−Dとカイネチンを含む液体培地にて振とう培養し、5
00μm以上の球状胚をホルモンを含まない液体培地に
て棒状胚まで分化、発育させ、棒状胚をホルモンを含ま
ず、かつ窒素源のアンモニア態窒素と硝酸態窒素の比を
1/10以下とした固形培地にて培養して発根させる方
法である。
クラメンの不定胚から発根させることができる。この方
法はシクラメンの葉柄より2,4−Dとカイネチンを含
む固形培地でカルスを誘導させた後、ホルモンを除いた
固形培地にて不定胚を誘導し、この不定胚を再び2,4
−Dとカイネチンを含む液体培地にて振とう培養し、5
00μm以上の球状胚をホルモンを含まない液体培地に
て棒状胚まで分化、発育させ、棒状胚をホルモンを含ま
ず、かつ窒素源のアンモニア態窒素と硝酸態窒素の比を
1/10以下とした固形培地にて培養して発根させる方
法である。
【0026】さらに具体的に上記発根方法を記載すると
「ラージホワイト」の葉柄を2,4−Dを1ppm、カ
イネチンを0.5ppm、ショ糖を5%含むLS固形培
地で25℃、暗黒下に30日間培養し、カルスを誘導す
る。ついでこのカルスから不定胚を誘導するために、シ
ョ糖を3%含有するMS液体培地で25℃、暗黒下30
日間置き、得られた不定胚を、次いで2、4−Dを1p
pm、カイネチンを0.01ppm、ショ糖5%を含む
LS液体培地で、25℃、暗黒下に21日間培養する。
こうして、得られた不定胚から500μmより小さく1
06μm以上の大きさのものと500μm以上の大きさ
のものとの選別を行い、500μmより小さく106μ
m以上の大きさの不定胚は前記LS液体培地に戻し、再
度液体培養を行う。一方、500μm以上の大きさの不
定胚は不定胚密度100ケ/ml以下でMS液体培地で
分化、発育させる。20℃、暗黒下21日間経過後発芽
(塊茎化・発根・出芽)した。発芽した様子を図7、ゲ
ルライト濃度0.2%)に示す。
「ラージホワイト」の葉柄を2,4−Dを1ppm、カ
イネチンを0.5ppm、ショ糖を5%含むLS固形培
地で25℃、暗黒下に30日間培養し、カルスを誘導す
る。ついでこのカルスから不定胚を誘導するために、シ
ョ糖を3%含有するMS液体培地で25℃、暗黒下30
日間置き、得られた不定胚を、次いで2、4−Dを1p
pm、カイネチンを0.01ppm、ショ糖5%を含む
LS液体培地で、25℃、暗黒下に21日間培養する。
こうして、得られた不定胚から500μmより小さく1
06μm以上の大きさのものと500μm以上の大きさ
のものとの選別を行い、500μmより小さく106μ
m以上の大きさの不定胚は前記LS液体培地に戻し、再
度液体培養を行う。一方、500μm以上の大きさの不
定胚は不定胚密度100ケ/ml以下でMS液体培地で
分化、発育させる。20℃、暗黒下21日間経過後発芽
(塊茎化・発根・出芽)した。発芽した様子を図7、ゲ
ルライト濃度0.2%)に示す。
【0027】500μm以上の球状胚をホルモンを含ま
ない液体培地にて棒状胚まで分化、発育させる前記方法
によると、発根率が44/50×100=88%と実施
例2のMS培地を使用した時の88/69=1.28倍
向上した。また、実施例3のMS培地では棒状胚からカ
ルス化するものが5〜30%程度でるのに対し、この方
法ではカルス化は完全に抑えられる。
ない液体培地にて棒状胚まで分化、発育させる前記方法
によると、発根率が44/50×100=88%と実施
例2のMS培地を使用した時の88/69=1.28倍
向上した。また、実施例3のMS培地では棒状胚からカ
ルス化するものが5〜30%程度でるのに対し、この方
法ではカルス化は完全に抑えられる。
【0028】さらに、分化率(発根率)を向上させるこ
とにより不定胚培養系における苗生産コストを低減でき
る。一般に、不定胚からプラグ苗化させる際に未発芽の
部分は欠株となり、この部分を発芽したものを交換する
のに大きな労力を必要とするが、この方法により、前記
工程の省略化には発芽率向上が重要であり、前記方法は
この工程の省略化に対する効果が大である。さらに、ア
ンモニア態窒素と硝酸態窒素の比(モル比)が1/2の
MS培地で発根させた場合の発根率は最大69%(実施
例2)であり、発根までの期間は2カ月間であるが、こ
の方法だと1カ月で可能となり期間が1/2に短縮でき
る。
とにより不定胚培養系における苗生産コストを低減でき
る。一般に、不定胚からプラグ苗化させる際に未発芽の
部分は欠株となり、この部分を発芽したものを交換する
のに大きな労力を必要とするが、この方法により、前記
工程の省略化には発芽率向上が重要であり、前記方法は
この工程の省略化に対する効果が大である。さらに、ア
ンモニア態窒素と硝酸態窒素の比(モル比)が1/2の
MS培地で発根させた場合の発根率は最大69%(実施
例2)であり、発根までの期間は2カ月間であるが、こ
の方法だと1カ月で可能となり期間が1/2に短縮でき
る。
【0029】棒状胚は次の方法で誘導することもでき
る。すなわち、シクラメンの外植片を2,4−Dとカイ
ネチンを含む固形培地にて培養し、カルスを生成させた
後、ホルモンを含まない固形培地にて小瘤状の不定胚を
誘導し、該不定胚を2,4−Dとカイネチンを含む液体
培地にて培養し、得られた培養物から100μm以上、
好ましくは500μm以上の不定胚をホルモンを含まな
い液体培地にて振とう培養し、該不定胚を分化、発育す
る際に、不定胚密度を100ケ/ml以下とすることを
特徴とする方法である。
る。すなわち、シクラメンの外植片を2,4−Dとカイ
ネチンを含む固形培地にて培養し、カルスを生成させた
後、ホルモンを含まない固形培地にて小瘤状の不定胚を
誘導し、該不定胚を2,4−Dとカイネチンを含む液体
培地にて培養し、得られた培養物から100μm以上、
好ましくは500μm以上の不定胚をホルモンを含まな
い液体培地にて振とう培養し、該不定胚を分化、発育す
る際に、不定胚密度を100ケ/ml以下とすることを
特徴とする方法である。
【0030】ニンジンでは不定胚の分化、発育に密度が
影響し、150ケ/ml以下にすると80〜90%が分
化(分化、発育)することが知られている。しかし、い
ままで、シクラメンでは球状胚から棒状胚への分化、発
育のための最適条件を検討した例は知られていない。上
記分化、発育方法でシクラメンの不定胚は不定胚密度を
100ケ/ml以下にしないと分化、発育せず、約15
0ケ/mlでの分化率は約45%となることを本発明者
らは発見した。液体培地により、この分化、発育が制御
できるのでタンク培養へのスケールアップが可能とな
る。また、球状胚に対して同調的に分化、発育できるの
で苗生産コストを低減させることができる。
影響し、150ケ/ml以下にすると80〜90%が分
化(分化、発育)することが知られている。しかし、い
ままで、シクラメンでは球状胚から棒状胚への分化、発
育のための最適条件を検討した例は知られていない。上
記分化、発育方法でシクラメンの不定胚は不定胚密度を
100ケ/ml以下にしないと分化、発育せず、約15
0ケ/mlでの分化率は約45%となることを本発明者
らは発見した。液体培地により、この分化、発育が制御
できるのでタンク培養へのスケールアップが可能とな
る。また、球状胚に対して同調的に分化、発育できるの
で苗生産コストを低減させることができる。
【0031】具体例で説明する。まず、「ラージホワイ
ト」の葉柄をLS固形培地(2,4−D1ppm、カイ
ネチン0.5ppm、ショ糖5%含有)で25℃、暗黒
下に30日間培養しカルスを誘導する。得られたカルス
からショ糖を3%含むMS固形培地で不定胚を25℃、
暗黒下に30日間培養する。ついで、この不定胚を2,
4−Dを1ppm、カイネチンを0.01ppm、ショ
糖を5%含むLS液体培地で25℃、暗黒下に21日間
培養する。そして、500μmより小さく106μm以
上の大きさの不定胚と500μm以上の大きさのの不定
胚と選別し、前者は前記LS液体培地で25℃、暗黒下
に培養する方法を繰り返し、500μm以上の大きさの
不定胚はホルモンを含まないMS液体培地で25℃、2
1日間処理をすると棒状胚に分化、発育する。不定胚の
分化、発育に対する培養密度の効果を表3に示す。
ト」の葉柄をLS固形培地(2,4−D1ppm、カイ
ネチン0.5ppm、ショ糖5%含有)で25℃、暗黒
下に30日間培養しカルスを誘導する。得られたカルス
からショ糖を3%含むMS固形培地で不定胚を25℃、
暗黒下に30日間培養する。ついで、この不定胚を2,
4−Dを1ppm、カイネチンを0.01ppm、ショ
糖を5%含むLS液体培地で25℃、暗黒下に21日間
培養する。そして、500μmより小さく106μm以
上の大きさの不定胚と500μm以上の大きさのの不定
胚と選別し、前者は前記LS液体培地で25℃、暗黒下
に培養する方法を繰り返し、500μm以上の大きさの
不定胚はホルモンを含まないMS液体培地で25℃、2
1日間処理をすると棒状胚に分化、発育する。不定胚の
分化、発育に対する培養密度の効果を表3に示す。
【0032】 (表3) (不定胚の分化、発育に対する培養密度の効果) 培養初発密度 分化、発育した不定胚(棒状胚) 分化、発育率 (ケ/ml) 密度 (ケ/ml) (%) 655 0 0 321 0 0 91 6 6.6 47 21 44.7 また、低密度で分化、発育させた不定胚の写真を図8
に、高密度で分化、発育しない不定胚の写真を図9に示
す。
に、高密度で分化、発育しない不定胚の写真を図9に示
す。
【0033】また、本実施例に関連してシクラメンの不
定胚を誘導する2つの方法について述べる。その1つ
は、シクラメンの発芽された植物体の根端部を2,4−
Dとカイネチンを含み、かつ、ショ糖を3%以上含むL
S固形培地に置床して、培養することを特徴とするシク
ラメン胚様体カルスを誘導する方法である。当該カルス
は球状胚や棒状胚状の不定胚を生成しながら増殖する。
定胚を誘導する2つの方法について述べる。その1つ
は、シクラメンの発芽された植物体の根端部を2,4−
Dとカイネチンを含み、かつ、ショ糖を3%以上含むL
S固形培地に置床して、培養することを特徴とするシク
ラメン胚様体カルスを誘導する方法である。当該カルス
は球状胚や棒状胚状の不定胚を生成しながら増殖する。
【0034】この方法を具体的に述べるとシクラメンの
品種「嵯峨」を70%エタノールに10秒間、1%アン
チホルシンに40分間浸漬処理して、LSホルモンフリ
ー培地に置床、20℃、暗黒下、静置培養することで無
菌的に播種し、幼植物を形成させ、その根端部を2,4
−Dを1ppm、カイネチンを0.1ppmおよびショ
糖を9%含むLS固形培地で20℃、暗黒下、2カ月間
培養する。得られた胚様体カルスを図10に示す。な
お、図11にはショ糖を1%にした他は前記と同様のL
S固形培地で、同一条件でカルスを培養したが胚様体は
全く生成しなかった(図11)。なお、このとき、LS
固形培地中のショ糖濃度が1%では胚様体カルスがまっ
たく得られなかった。
品種「嵯峨」を70%エタノールに10秒間、1%アン
チホルシンに40分間浸漬処理して、LSホルモンフリ
ー培地に置床、20℃、暗黒下、静置培養することで無
菌的に播種し、幼植物を形成させ、その根端部を2,4
−Dを1ppm、カイネチンを0.1ppmおよびショ
糖を9%含むLS固形培地で20℃、暗黒下、2カ月間
培養する。得られた胚様体カルスを図10に示す。な
お、図11にはショ糖を1%にした他は前記と同様のL
S固形培地で、同一条件でカルスを培養したが胚様体は
全く生成しなかった(図11)。なお、このとき、LS
固形培地中のショ糖濃度が1%では胚様体カルスがまっ
たく得られなかった。
【0035】この根端部を用いるシクラメン胚様体カル
ス誘導方法は前記大谷らの方法とは、外植片に根を使う
ところが異なっている以外は同じ方法であり、また、前
記大橋らの方法とはサイトカイニンのBAをカイネチン
に基本培地をMS培地からLS培地に置き換えた以外は
同じ方法である。
ス誘導方法は前記大谷らの方法とは、外植片に根を使う
ところが異なっている以外は同じ方法であり、また、前
記大橋らの方法とはサイトカイニンのBAをカイネチン
に基本培地をMS培地からLS培地に置き換えた以外は
同じ方法である。
【0036】シクラメンの根端部は側根も含めて1個体
から多数の外植片が得られ、根端部は生長点同様の分裂
・増殖が盛んな組織であり、種子と同様に滅菌処理にも
強い長所がある。さらに、同様に品種・個体によっては
ほとんどの組織で胚様体カルスが得られない場合でも根
を外植片とすれば得られる。さらに、外植片あたりの胚
様体カルス誘導の再現性は「嵯峨」で92%(12コ/
13コ×100)、「フィンランディア」で17%(2
コ/12コ×100)であった。
から多数の外植片が得られ、根端部は生長点同様の分裂
・増殖が盛んな組織であり、種子と同様に滅菌処理にも
強い長所がある。さらに、同様に品種・個体によっては
ほとんどの組織で胚様体カルスが得られない場合でも根
を外植片とすれば得られる。さらに、外植片あたりの胚
様体カルス誘導の再現性は「嵯峨」で92%(12コ/
13コ×100)、「フィンランディア」で17%(2
コ/12コ×100)であった。
【0037】次の方法はピクロラムを含有するMS液体
培地で、増殖維持しているシクラメンの液体培養細胞を
ピクロラムとゼアチンを含むMS液体培地のリン酸濃度
を1/100〜1/2に減らした培地にて培養し、不定
胚を誘導とすることを特徴とする不定胚誘導法である。
この方法でのリン酸濃度は1/20〜1/5に減らすこ
とが好ましい。この方法では本発明者らが先に出願した
液体培養での不定胚誘導方法(特願平3−84733
号)の不定胚(塊茎様体)誘導効率は1mlあたり12
ケであったのに比べ、不定胚誘導効率が20ケ/mlと
従来の1.67倍となった。例えば、ピクロラムを1p
pm含むMS培地で液体培養(25℃、暗黒下)して次
いで、ピクロラムを2ppm、ゼアチンを0.2ppm
を含み、リン酸濃度1/10のMS培地で培養する。2
週間目で球状胚の初期段階の胚様体が20ケ/mlで得
られた。得られた胚様体(不定胚)の写真を図12に示
す。
培地で、増殖維持しているシクラメンの液体培養細胞を
ピクロラムとゼアチンを含むMS液体培地のリン酸濃度
を1/100〜1/2に減らした培地にて培養し、不定
胚を誘導とすることを特徴とする不定胚誘導法である。
この方法でのリン酸濃度は1/20〜1/5に減らすこ
とが好ましい。この方法では本発明者らが先に出願した
液体培養での不定胚誘導方法(特願平3−84733
号)の不定胚(塊茎様体)誘導効率は1mlあたり12
ケであったのに比べ、不定胚誘導効率が20ケ/mlと
従来の1.67倍となった。例えば、ピクロラムを1p
pm含むMS培地で液体培養(25℃、暗黒下)して次
いで、ピクロラムを2ppm、ゼアチンを0.2ppm
を含み、リン酸濃度1/10のMS培地で培養する。2
週間目で球状胚の初期段階の胚様体が20ケ/mlで得
られた。得られた胚様体(不定胚)の写真を図12に示
す。
【0038】一般に植物は通常環境条件が悪化(寒さ、
乾燥等)してくると開花、結実し、悪条件下でも生命の
維持が可能な種子という形態をとり、次世代を存続させ
る。この方法では、生命の維持に必須のリン酸を減少さ
せるというストレスを与えたことが細胞が潜在的に有す
る種子形成(不定胚誘導)機能を呼びお越したと考えら
れる。この方法は液体培養系なのでタンク培養へのスケ
ールアップが可能となる。タンク培養など、工業的生産
が可能となり計画的な苗生産が可能となる。
乾燥等)してくると開花、結実し、悪条件下でも生命の
維持が可能な種子という形態をとり、次世代を存続させ
る。この方法では、生命の維持に必須のリン酸を減少さ
せるというストレスを与えたことが細胞が潜在的に有す
る種子形成(不定胚誘導)機能を呼びお越したと考えら
れる。この方法は液体培養系なのでタンク培養へのスケ
ールアップが可能となる。タンク培養など、工業的生産
が可能となり計画的な苗生産が可能となる。
【0039】実施例3 本実施例はシクラメンの育種母体の作出方法に関するも
のであり、次のような方法により行った。まず、「ラー
ジホワイト」の葉柄を2,4−Dを1ppm、カイネチ
ンを0.5ppm、ショ糖を5%含むLS固形培地に1
カ月間、暗黒下に25℃で培養する。次いで、ショ糖を
3%含むMS固形培地に25℃、暗黒下に1カ月間静置
して不定胚を誘導する。この不定胚をさらに、ホルモン
を含まないMS固形培地に移し、3カ月間、暗黒下で2
0℃で培養する。苗化した個体は鉢上し、栽培した。開
花した7株で雄性不稔の調査をしたところ、前記7株と
も不稔であった。不稔株を図13に示す。
のであり、次のような方法により行った。まず、「ラー
ジホワイト」の葉柄を2,4−Dを1ppm、カイネチ
ンを0.5ppm、ショ糖を5%含むLS固形培地に1
カ月間、暗黒下に25℃で培養する。次いで、ショ糖を
3%含むMS固形培地に25℃、暗黒下に1カ月間静置
して不定胚を誘導する。この不定胚をさらに、ホルモン
を含まないMS固形培地に移し、3カ月間、暗黒下で2
0℃で培養する。苗化した個体は鉢上し、栽培した。開
花した7株で雄性不稔の調査をしたところ、前記7株と
も不稔であった。不稔株を図13に示す。
【0040】今まで、不定胚から再生したシクラメンで
雄性不稔のものは知られていない。本実施例により除雄
性交配を必要としないF1ハイブリッド作出が可能とな
るための交配作業の省略化がはかれる。例えば、網室内
に雄性不稔の株と回復系の株を置き、ハチやハエなどを
放飼することにより、F1種子が得られる。除雄交配は
熟練を要するが、本実施例の方法では当業者の技術レベ
ルが高くなくても可能である。
雄性不稔のものは知られていない。本実施例により除雄
性交配を必要としないF1ハイブリッド作出が可能とな
るための交配作業の省略化がはかれる。例えば、網室内
に雄性不稔の株と回復系の株を置き、ハチやハエなどを
放飼することにより、F1種子が得られる。除雄交配は
熟練を要するが、本実施例の方法では当業者の技術レベ
ルが高くなくても可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明の第一によれば、品種間、個体間
の差異を問わず、胚様体カルスを誘導することができ
る。また、第二発明によれば、不定胚からの分化率が向
上する。また、第三発明によれば、いったん雄性不稔の
培養系をつくれば培養でクローン増殖でき、除雄性交配
を必要としないF1ハイブリッド作出が可能となるため
の交配作業の省略化がはかれる。
の差異を問わず、胚様体カルスを誘導することができ
る。また、第二発明によれば、不定胚からの分化率が向
上する。また、第三発明によれば、いったん雄性不稔の
培養系をつくれば培養でクローン増殖でき、除雄性交配
を必要としないF1ハイブリッド作出が可能となるため
の交配作業の省略化がはかれる。
【図1】 本発明の実施例1で得られた胚様体カルスに
関する生物の形態を示す写真。
関する生物の形態を示す写真。
【図2】 本発明の実施例2の不定胚の発根に対するゲ
ルライト濃度の効果を示す生物の形態の写真。
ルライト濃度の効果を示す生物の形態の写真。
【図3】 本発明の実施例2の不定胚の発根に対するゲ
ルライト濃度の効果を示す生物の形態の写真。
ルライト濃度の効果を示す生物の形態の写真。
【図4】 本発明の実施例2の不定胚の発根に対するゲ
ルライト濃度の効果を示す生物の形態の写真。
ルライト濃度の効果を示す生物の形態の写真。
【図5】 本発明の実施例2の不定胚の発根に対する無
機塩濃度の効果を示す生物の形態の写真。
機塩濃度の効果を示す生物の形態の写真。
【図6】 本発明の実施例2の不定胚の発根に対する無
機塩濃度の効果を示す生物の形態の写真。
機塩濃度の効果を示す生物の形態の写真。
【図7】 本発明の実施例2に関連する棒状胚からの発
根の様子を示す生物の形態の写真。
根の様子を示す生物の形態の写真。
【図8】 本発明の実施例2に関連する培養初発密度が
低密度で分化、発育させた不定胚を示す生物の形態の写
真。
低密度で分化、発育させた不定胚を示す生物の形態の写
真。
【図9】 本発明の実施例2に関連する培養初発密度が
高密度で分化、発育しない不定胚を示す生物の形態の写
真。
高密度で分化、発育しない不定胚を示す生物の形態の写
真。
【図10】 本発明の実施例2に関連する胚様体カルス
に関する生物の形態を示す写真。
に関する生物の形態を示す写真。
【図11】 本発明の実施例2に関連する比較例で得ら
れた胚様体カルスに関する生物の形態を示す写真。
れた胚様体カルスに関する生物の形態を示す写真。
【図12】 本発明の実施例2に関連するリン酸飢餓培
養2週間目で誘導された胚様体に関する生物の形態を示
す写真。
養2週間目で誘導された胚様体に関する生物の形態を示
す写真。
【図13】 本発明の実施例3の不定胚由来の雄性不稔
株に関する生物の形態を示す写真。
株に関する生物の形態を示す写真。
Claims (3)
- 【請求項1】 無菌化して吸水催芽処理した完熟種子か
ら取り出した胚を2,4−Dとサイトカイニンとショ糖
を含むLS固形培地に置床して培養することを特徴とす
るシクラメン胚様体カルスの誘導方法。 - 【請求項2】 シクラメンの不定胚を棒状胚まで分化、
発育させた後、暗黒下、10〜25℃で発根させること
を特徴とするシクラメン不定胚の発根法。 - 【請求項3】 シクラメンの不定胚を2,4−Dとカイ
ネチンを含む固形培地で培養して植物体を再生すること
を特徴とするシクラメン育種母本の作出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5021847A JPH06209666A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | シクラメン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5021847A JPH06209666A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | シクラメン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06209666A true JPH06209666A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12066496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5021847A Pending JPH06209666A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | シクラメン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06209666A (ja) |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP5021847A patent/JPH06209666A/ja active Pending
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