JPH06210852A - インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録ヘッドカートリッジ及びこれを搭載した記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録ヘッドカートリッジ及びこれを搭載した記録装置

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JPH06210852A
JPH06210852A JP5006984A JP698493A JPH06210852A JP H06210852 A JPH06210852 A JP H06210852A JP 5006984 A JP5006984 A JP 5006984A JP 698493 A JP698493 A JP 698493A JP H06210852 A JPH06210852 A JP H06210852A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドのコンパクト化を図るためベース
プレートの両面に、フレキシブル配線基板を折り曲げて
配す場合の配線基板の配置の確実性を向上させることを
目的とする。 【構成・効果】 フレキシブル配線基板の前記折り曲げ
部にスリット部を設けることによって上述の目的を達成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置から取り外し
のできる小型のインクジェット記録ヘッド、インクジェ
ット記録ヘッドカートリッジ、及びこれを搭載した記録
装置に関する。
【0002】
【関連技術の説明】今日、種々の記録方式が開発されて
おり、中でも記録信号に応じて吐出口からインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録方式は装置の小型化
及び低騒音化を図ることが容易であるために近年広く使
用されている。
【0003】一般に、このインクジェット記録装置に用
いられる記録ヘッド部は、保守の容易性、使用寿命等の
上から、記録装置より記録ヘッドカートリッジとして取
り外しができる様に構成されている。更に、この記録ヘ
ッドカートリッジもインクの使用寿命等を考慮したイン
クタンクと記録ヘッドと分離することが可能な構成とな
っている。そして、記録ヘッドのインクの供給及び電気
信号の供給はそれぞれチューブジョイント、コネクタ接
触端子等を介して成される。
【0004】図8及び図9は関連技術のインクジェット
記録ヘッドの一例を示しており、インクジェット記録ヘ
ッドのうちでも、エネルギー発生手段として特に電気熱
変換体を利用して、発生する熱エネルギーに応じてイン
クに発泡現象を起こさせることによって、インク滴を吐
出する形態の記録ヘッドを示す。
【0005】支持板1の上面には、電気熱変換体を表面
に成膜形成しSi等を基材としたヒータボード2と、記
録装置本体からヒータボード2への電気信号を伝達する
ガラスエポキシ等を基材とし電気的配線が施された配線
基板9とが接着され、ヒータボード2と配線基板9はワ
イヤボンディング7により接続される。
【0006】配線基板9の上面には、記録装置本体のフ
レキシブル配線基板との接触によって電気的に接続され
るコンタクトパッド4が配設されている。
【0007】インクはインク供給部材6を介して、イン
クタンクもしくは記録装置側から、ヒータボード2と天
板5との接合によって形成される共通液室及びノズルへ
供給され、吐出口8より吐出される。
【0008】しかしながら、上述した記録ヘッドの構成
においては、支持板1の同一面側にインクタンクもしく
は装置側のインク供給部とインク供給部材6とのインク
ジェット部と、配線基板のコネクタパッド4が配された
部分が配置されている。このため、記録ヘッドの接続離
脱を行った場合、インクジョイント部からの僅かなイン
クが漏れだしコネクタパッド部がインクに汚染され、接
続不良が発生するという虞があった。
【0009】また、一方近年では更なる装置の小型化が
要望されているが、コンタクトパッド部は接続端子数、
パッド面積等に制約があるため、コンタクトパッド部の
占める面積を小さくすることは困難であり、また、記録
ヘッドの支持板の面積はヒータボード部、ワイヤボンデ
ィング部、コンタクトパッド部の合計により決定されて
いたため、小型化が容易ではなかった。
【0010】この様な解決すべき課題を解決する方法と
して、発明者3は先に、インクを吐出するために利用さ
れるエネルギーを発生するエネルギー発生手段が設けら
れた素子基板と配線基板との支持体上への配置を改良
し、素子基板が配された面と逆側にコンタクトパッドを
形成した記録ヘッドを提案した。
【0011】その後本発明者らが、更に研究を進めた結
果、配線基板の折り曲げ、およびその配線に関して更に
改良をすることで素子基板と装置側とは信頼性がより高
くより確実な方法で電気的接続を成すことが可能である
ことを見出した。
【0012】本発明は上述の見出された要件に基づくも
ので、より小型で信頼性の高い安定した記録を行うこと
が可能なインクジェット記録ヘッド、インクジェット記
録ヘッドカートリッジ、及びこれを用いた記録装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、吐出口からインクを吐出して記録を
行なうインクジェット記録ヘッドにおいて、支持体の一
面に、記録信号に応じてインクを吐出するためのエネル
ギーをインクに作用させるエネルギー発生手段を有する
素子基板と、前記記録信号を前記素子基板に伝達するフ
レキシブル配線基板の前記配線基板との接続がなされる
接続端子が設けられた部分とが配され、前記フレキシブ
ル配線基板を折り曲げて前記支持体の他の一面に、前記
フレキシブル配線基板の装置側との電気的接続を行なう
接続端子が設けられた部分が配されており、前記フレキ
シブル配線基板の折り曲げ部に前記フレキシブル配線基
板自体の曲げ反力を緩和させるスリット形状を有するこ
とを特徴とするインクジェット記録ヘッドであり、もし
くは、この記録ヘッドを用いたインクジェットヘッドカ
ートリッジ、もしくはこの記録ヘッドを用いたインクジ
ェット記録装置である。
【0014】
【作用】上記の本発明においては、ヒータボードに記録
装置側からの信号を伝える配線手段として、フレキシブ
ル配線基板を用い、記録装置との電気的接続を行なうコ
ンタクトパッド部とヒータボード実装部を支持板の異な
る面に配置することによって、支持板の面積を小さくす
ることができ、延いては記録ヘッドを小型化でき、記録
装置を小型化できる。
【0015】また、インクジョイント部とコンタクトパ
ッド部とを別の領域に分離したため、コンタクトパッド
部のインクによる汚染を防止することができ動作不良を
防止することができるものである。
【0016】又特に発明によれば、フレキシブル配線基
板を支持体の裏面に折り曲げて固定保持させるためにフ
レキシブル配線基板自体の曲げ反力を緩和させるための
スリットを有することによって支持板のヒータボードが
配置される面の反対面にコンタクトパット部を安定して
保持位置に位置決めすることができる。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)次に図1乃至図2を参照して前記手段を
適用したインクジェット記録ヘッドの一実施例を説明す
る。尚、図1は実施例に係るインクジェット記録ヘッド
の断面模式図、斜視図、図2は本発明に係るインクジェ
ット記録ヘッドの模式的上面図及び断面図であり、同一
部材については同一符号を用いている。
【0018】先ず図1を参照して、本実施例のインクジ
ェット記録ヘッドの全体構成を説明する。
【0019】アルミ板等の金属よりなる支持板1の一面
の一部に、インクを吐出するために利用されるエネルギ
ーを発生する電気熱変換体(エネルギー発生素子)を表
面に成膜したSi基板等を基材としたヒータボード(素
子基板)2が配されている。
【0020】ヒータボード2へ記録装置本体から送られ
てくる電気信号を伝達する、ポリイミドを基材としたフ
レキシブル配線(FPC)基板3は、ヒータボード2が
配された支持体1の面と同一面に、ヒータボード2と接
続される接続端子が配された面が、また支持体1のヒー
タボード2が配された面と逆の面に記録装置側との接続
部であるコンタクトパッド(接続端子)4が配された面
がくるように配されている。そして、ヒータボード2と
FPC基板3とは、ワイヤボンディングで接続されてい
る。ヒータボード2上に、インクを電気熱変換体近傍に
導くための流路を形成するための、溝付天板5を配す
る。
【0021】インクは、インク供給部材6を介して記録
装置本体に配されたインク供給部、もしくはインクタン
クから、ヒータボードと上述の天板5との接合により形
成される共通液室及び流路へ供給される。
【0022】そして、記録装置側の記録信号供給手段か
らの信号は、記録装置本体側のフレキシブル配線基板の
コンタクトパッド(接続端子部)と記録ヘッドの搭載時
に接触する記録ヘッド側のコンタクトパッド4を介し
て、装置側から供給される。これに伴って前述の電気熱
変換体が駆動し、インクが加熱されて吐出口8より吐出
される。
【0023】このように本実施例においては、FPC基
板3の折り曲げ部において、スリット部(開口部)を有
することによってヒータボード2と異なる面にコンタク
トパッドを容易に確実に配置することができるため、支
持板1の両面を有効に利用することができ、支持板1の
面積を縮小することがてきるため、記録ヘッドの小型化
を図ることができるとともに、誤動作の少ない記録ヘッ
ド、記録装置を得ることができる。
【0024】又、インクジョイント部と反対側にコンタ
クトパッド部を配置したため、パッド部のインクによる
汚染を防止することができる。
【0025】次に、本実施例における記録ヘッドの製造
工程についてその主要部を説明する。
【0026】まず、洗浄が成された支持体の一面上の必
要部分に、スクリーン印刷等によってエポキシ系接着剤
やSE9145、SE4410(トーレダウコーニング
シリコーン社製)と言ったシリコーン系接着剤等の接着
剤を塗布する。尚、支持体としては、セラミックやガラ
ス等を用いることも可能であるが、Al等の金属を用い
る方が望ましい。
【0027】次に、接着剤が塗布された面の一端部に、
ヒータボード2を位置決め配置して接着し、同一面の他
端部にFPC配線基板3のコンタクトパッド側の半分を
はみ出すようにしてワイボンパッド側を位置決め貼り合
わせ接着する。
【0028】その後、ヒータボード2と配線基板3の接
続端子は、ワイヤボンディング7等によって接続する。
【0029】そして、ヒータボード上に天板を接着する
ことによって、インク路や共通液室を形成し、この天板
にインク供給部材6を接続して、液状シリコーンゴムの
封止剤によって封止する。
【0030】次に、支持体の裏面に両面接着フィルム1
0、をあらかじめ位置決めをして貼り合わせを行ない、
FPC基板3の支持体からはみ出した部分のコンタクト
パッド側をスリットを有する折り曲げ部で180度折り
曲げて接着フィルム上で位置決めし重ね合わせて押し付
け、接着する。
【0031】(第2実施例)前述した第1実施例では、
図3で示すフレキシブル配線基板3の折り曲げ部の2箇
所にスリット部を設けたが、これは層構成でというとフ
レキシブル配線基板の上下に位置するポリイミド材のベ
ースフィルム側とカバーフィルム側の両方の基材にスリ
ットが開けられているのに対し、第2実施例において
は、ベースフィルム側にはスリット部はなくカバーフィ
ルム側だけにスリット部を有する構造形状をとってい
る。
【0032】その効果としては、前述した第1実施例と
ほぼ同じ効果が得られ、FPC基板を支持体の裏面に折
り曲げて接着固定で保持させ配するためにFPC基板自
体の曲げ反力を緩和させるスリット形状を有することに
よって支持板のヒータボードが配置される面の反対面に
コンタクトパッド部を安定した保持の位置決めで配置す
ることができる。
【0033】(その他の実施例)図4(A)は、先の実
施例において説明したインクジェット記録ヘッドと着脱
可能なインクタンク11、とを接続したインクジェット
へッドカートリッジの模式的断面図又、同図(B)はイ
ンクジェットヘッドカートリッジの模式的断面図を示し
ており、先の実施例で示した様に記録ヘッド部を小型化
できるためこれに合わせてインクタンクをも小型化する
ことができる。
【0034】上述の実施態様及び実施例を利用して製造
されたインクジェット記録ヘッド及びインクジェット記
録ヘッドカートリッジを装着されたインクジェット記録
装置の一例について、図5を用いて説明する。図5は、
インクジェット記録装置の一例の主要部を示す模式的斜
視図である。
【0035】図5において、320はプラテン324上
に搬送された被記録媒体である記録紙(不図示)の記録
面に対向してインクの吐出口を複数具えた、記録液体貯
留部一体構造の取り外し自在カートリッジ型のインクジ
ェット記録ヘッドカートリッジである。316はインク
ジェット記録ヘッドカートリッジ320を載置するため
のキャリッジであり、駆動モータ317の駆動力を伝達
する駆動ベルト318の一部と連結され、互いに平行に
配設された2本のガイドシャフト329A及び329B
と摺動可能とされている。これにより、インクジェット
記録ヘッドカートリッジ320は、記録紙の全幅にわた
る往復移動が可能とされている。
【0036】326は記録ヘッドからのインク吐出不良
の回復及び予防を行う回復装置であり、インクジェット
記録ヘッドカートリッジ320の移動範囲の所定箇所、
例えばホームポジションと対向する位置に配設される。
回復装置326は、伝動機構323を介したモータ32
2の駆動力によってインクジェット記録ヘッドの吐出口
のキャッピングを行なう。この回復装置326のキャッ
プ326Aによるインクジェット記録ヘッドの吐出口の
キャッピング動作に関連して、回復装置326に設けら
れた適宜の吸引手段(不図示)による吐出口からのイン
ク吸引、若しくは装置側からインクが記録ヘッドに供給
される形態の装置(不図示)においては、インクジェッ
ト記録ヘッドへのインク供給経路に設けられた適宜の加
圧手段(不図示)によるインク圧送が行なわれる。これ
により、インクを吐出口から強制的に排出させて、吐出
口内方の増粘インク等の異物を除去するといった回復処
理がなされる。
【0037】330は回復装置326の側面に配設さ
れ、シリコーンゴムで形成されたワイピング用部材とし
てのブレードである。このブレード330はブレード保
持部材330Aに片持ち梁形態で保持され、回復装置3
26と同様、モータ322および伝動機構323によっ
て動作して、インクジェット記録ヘッドの吐出口面との
係合が可能となる。これにより、例えばインクジェット
記録ヘツドの記録動作中の適切なタイミングで、或いは
回復装置326を用いた回復処理の後等に、インクジェ
ット記録ヘッドの移動範囲中にブレード330を突出さ
せ、インクジェット記録ヘッドの移動動作に伴なって吐
出口面に付着した結露、濡れ或いは麈埃等の異物をふき
とることができる。
【0038】このインクジェット記録装置の記録紙搬送
手段、キャリッジ及び回復装置の駆動、更に記録ヘッド
の駆動等は、例えば装置本体側のCPUを含む制御手段
より出力された命令、信号に基づいて制御される。
【0039】次に本実施例に関する記録装置を組み込ん
だ情報処理装置に関して、その構成と電気回路について
説明する。
【0040】図6は本実施例に関する記録装置を組み込
んだ情報処理装置604の外観を表わす模式的斜視図で
ある。同図において、601は上述のプリンタ部、60
2は文字や数字およびその他のキャラクタを入力するた
めキーや、各種指令を与えるためのキーなどを備えたキ
ーボード部、603は表示器を備える表示部、である。
【0041】図7は本実施例に関する情報処理装置の電
気回路構成を表わすブロック図である。
【0042】同図において、501は主制御をなすコン
トローラであり、502はある手順を実行する例えばマ
イクロコンピュータ形態のCPU、503はテキストデ
ータや画像データを展開したりする領域や作業用の領域
などを設けたRAM、504は前記手順に対応したプロ
グラムやその他フォントデータなどの固定データを格納
したROM、505はCPU502の実行サイクルを作
り出したりプリンタ部601による記録動作の際必要な
タイミングを作り造り出したりするタイマ、506はC
PU502からの信号と周辺装置を結ぶインターフェイ
ス部、である。
【0043】また、507はプリンタ部601のコント
ローラであり、508はヘッドカートリッジ101に記
録信号や電力などを送出するヘッドドライバ、509
a、bはそれぞれキャリアモータ402a、搬送モータ
402bを駆動するのに必要な信号や電力などを送出す
るモータドライバ、510はキャリア102の位置を検
出し例えばホームポジションにキャリア102があるか
どうか判断するためのキャリアセンサ、511は記録媒
体6が未挿入であったりページ終端まで記録が終了して
しまったときに記録媒体6以外のところに記録を行なわ
せないために記録媒体6の有無を検出するペーパーセン
サ、である。
【0044】さらに、605は例えばFDD、HDD、
RAMカードなどの外部記憶装置、512は例えば他の
情報処理装置と通信を行なったり、内部のバスに直接接
続して周辺機器を制御したりするための外部インターフ
ェイスである。
【0045】なお、図7のブロック図に含まれていない
が、他に上記の電気回路に電力を供給するための電源部
があり、これには例えば充電式のバッテリーや使い捨て
の乾電池、あるいは情報処理装置本体を固定して使用す
る場合のAC電源用変換器などがある。
【0046】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式
の記録ヘッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたら
すものである。
【0047】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4,723,129号明細書、同第4,
740,796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデ
マンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させ
て、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イン
ク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の
成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を
吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動
信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮
が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆
動信号としては、米国特許第4,463,359号明細
書、同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に
関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、更に優れた記録を行なう
ことができる。
【0048】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4,558,333号明細書、米国特許
第4,459,600号明細書を用いた構成も本発明に
含まれるものである。
【0049】更に、記録装置が記録できる最大の記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満
たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとして
の構成をいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0050】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0051】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャビング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別
の加熱素子或いはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0052】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0053】以上説明した本発明実施例においては、液
体インクを用いて説明しているが、本発明では室温で固
体状であるインクであっても、室温で軟化した状態とな
るインクであっても用いることができる。上述のインク
ジェット装置では、インク自体の温度を30℃以上70
℃以下の範囲内で調整することにより、インクの粘性を
安定吐出範囲にあるように制御するのが一般的である。
故にその様なインクジェット装置では、記録信号が付与
されている装置使用時に液状であるインクを用いればよ
い。加えて、インクの固形状態から液体状態への態変化
のエネルギーとして熱エルルギーを積極的に使用せしめ
ることで熱エネルギーによるヘッド昇温を防止するため
に、又は放置状態でインクを固化させることによってイ
ンクの蒸発を防止するために、記録信号に応じて熱エネ
ルギーを付与することによってインクが液化して液状で
吐出するものや、記録媒体に到達する時点ではすでに固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクも本発明では使用可能である。
【0054】以上の実施例においてはインクジェット記
録ヘッドのうちでも特に熱エネルギーを利用しインクを
発泡させてインク滴を吐出させる形態の記録ヘッドにつ
いて示したが、その他の方式、例えば電歪素子等を用い
てインク滴を吐出させる形態の記録ヘッドにも本発明は
好適に適用できる。
【0055】
【発明の効果】上記の本発明においては、ヒータボード
に記録装置側からの信号を伝える配線手段として、フレ
キシブル配線基板を用い、記録装置との電気的接続を行
なうコンタクトパッド部とヒータボード実装部を支持板
の異なる面に配置することによって、支持板の両面を有
効に利用することで支持板の面積の縮小が図れ、記録ヘ
ッドの小型化が実現できる。
【0056】また、インクジョイント部とコンタクトパ
ッド部とを別の領域に分離したため、コンタクトパッド
部のインクによる汚染を防止することができるものであ
る。
【0057】又特に本発明によればFPC配線基板を支
持体の裏面に折り曲げて接着固定で保持させ配するため
にFPC配線基板自体の曲げ反力を緩和させるスリット
形状を折り曲げ部に有することによって支持板のヒータ
ボードが配置される面の反対面にコンタクトパッド部を
安定した保持の位置決めで配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの第1
の実施例を示す模式的断面図、及び斜視図。
【図2】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの第1
の実施例を示す上面図及び断面図。
【図3】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの第2
の実施例を示す構成及び断面図。
【図4】本発明に係るインクジェット記録ヘッドカート
リッジ実施例を示す模式的断面図、及び模式的斜視図。
【図5】本発明のインクジェット記録装置の一例の主要
部を示す模式的斜視図。
【図6】本発明の記録装置を搭載した情報処理装置の模
式的外観を示す斜視図。
【図7】本発明の記録装置を搭載した情報処理装置の主
要な電気回路構成を表わすブロック図。
【図8】関連技術としてのインクジェット記録ヘッドを
示す断面図。
【図9】関連技術としてのインクジェット記録ヘッドを
示す斜視図。
【符号の説明】
1 支持板 2 ヒータボード 3 フレキシブル(FPC)配線基板 3a FPC基板スリット部 4 コンタクトパッド 5 天板 6 インク供給部材 7 ワイヤボンディング 8 吐出口 9 ガラスエポキシ基材配線基板 10 両面接着フィルム 11 インクタンク 12 タグ 31 ポリイミドベースフィルム 32 接着剤 33 銅箔 34 ポリイミドカバーフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9113−2C B41J 29/00 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口からインクを吐出して記録を行な
    うインクジェット記録ヘッドにおいて支持体の一面に、
    記録信号に応じてインクを吐出するためのエネルギーを
    インクに作用させるエネルギー発生手段を有する素子基
    板と、前記記録信号を前記素子基板に伝達するフレキシ
    ブル配線基板の前記配線基板との接続がなされる接続端
    子が設けられた部分とが配され、 前記フレキシブル配線基板を折り曲げて前記支持体の他
    の一面に、前記フレキシブル配線基板の装置側との電気
    的接続を行なう接続端子が設けられた部分が配されてお
    り、 前記フレキシブル配線基板の折り曲げ部に前記フレキシ
    ブル配線基板自体の曲げ反力を緩和させるスリット形状
    を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1のインクジェット記録ヘッド
    と、該記録ヘッドに着脱可能なインクタンクと、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録ヘッドカートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1のインクジェット記録ヘッド
    と、 前記インクジェット記録ヘッドの支持体の素子基板が配
    される面側と異なる面側に配された前記接続端子との接
    続を行なう接続端子部と、を有することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
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JP2013134857A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具

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