JPH06211082A - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JPH06211082A
JPH06211082A JP619593A JP619593A JPH06211082A JP H06211082 A JPH06211082 A JP H06211082A JP 619593 A JP619593 A JP 619593A JP 619593 A JP619593 A JP 619593A JP H06211082 A JPH06211082 A JP H06211082A
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case
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push
engagement
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Akira Yoshimura
晁 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外ケース5の内部に出入れ自在に内ケース6
を装着する。内ケース6に連動体7と押上体8とからな
る押上げ機構9を装着する。連動体7は、内ケース6に
前後方向に摺動自在に装着し、係止凹部37と係止鉤部44
a との係合により、内ケース6を前側に引き出すと一体
的に移動するとともに、係合保持部15と係合突条45との
係合により、内ケース6を最も手前側に引き出す直前に
停止する。さらに内ケース6を引き出すと、停止した連
動体7の前軸軸支部46と、内ケース6の後軸軸支部34と
が接近し、押上体8の前軸部55と後軸部56とが接近し
て、押上体8がヒンジ部53にて屈曲して上方に突出す
る。この状態で、収納部25内のカードの手前側が持ち上
がる。 【効果】 内ケース6を最も手前側に引き出す直前にカ
ードの手前側を持ち上げて容易に取出しでき、開閉動作
時にカードを傷付けることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のインス
トルメントパネルなどに設けられ、各種のカードあるい
は小物などを収納する収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平3−42748号公
報に記載されたカード入れケースが知られている。
【0003】このカード入れケースは、自動車の室内前
面のインストルメントパネルに取付けられており、室内
に開口して固定された箱状の外ケースと、この外ケース
の内部に出入れ自在に装着され、上面を開口した収納部
を形成した内ケースとを有しており、この内ケースの収
納部に各種のカードを積層収納するようになっている。
【0004】また、内ケースの底板の前後方向の中間位
置には、テーパ板と、このテーパ板の手前側に薄肉ヒン
ジを介して接続された保持板とからなる、略くの字状に
屈曲可能な中間部底板が設けられている。そして、この
テーパ板は、後端部が内ケースの側板に回動自在に軸支
されているとともに、スプリング体により手前側が上方
に向って回動する方向に付勢されている。一方、保持板
の前端部からは、両側方孔に向ってガイドピンが突設さ
れており、このガイドピンが、内ケースの側板に前後方
向を長手方向として形成されたガイド孔に摺動自在に係
合している。
【0005】そして、内ケースを手前側に引き出すと、
保持板のガイドピンがガイド孔内を後側に摺動すると同
時にテーパ板の前側が上方に回動して、中間部底板が略
くの字状に屈曲し、収納したカードの手前側を持ち上
げ、これらのカードを容易に取出すことができるように
なっている。また、内ケースを外ケース内に押し込む
と、保持板のガイドピンが外ケースの開口部近傍に形成
したストッパに当接してガイド孔内を前側に摺動し、中
間部底板が内ケースの底板に対して平行状に伸展され
て、カードを内ケースの収納部内に水平状に収納できる
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、内ケースを手前側に引き出し始めた直後
に、保持板のガイドピンがガイド孔内を後側に摺動し、
テーパ板の前側が上方に回動して収納したカードの手前
側が持ち上げられるとともに、内ケースを閉じる際に
は、内ケースが外ケース内に完全に押し込まれる直前
に、保持板のガイドピンが外ケースの開口部近傍に形成
したストッパに当接してガイド孔内を前側に摺動し、テ
ーパ板が回動してカードを水平状に保持するため、内ケ
ースに多数枚のカードを収納した際には、内ケースの開
閉動作時に最上部のカードの上面が外ケースの開口部内
周の上縁部に摺接し、このカードに擦り傷を付ける場合
があるとの問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、開閉動作時に収納物を傷付けることがなく、収納
物の取出しも容易な収納ケースを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の収納ケースは、
前面に前部開口部を開口した外ケースと、この外ケース
の内部に前記前部開口部を介して前後方向に出入れ自在
に装着され上部に上部開口部を開口した内ケースと、こ
の内ケースの内部に収納された収納物を上方に押し上げ
る押上げ機構とを具備した収納ケースにおいて、前記押
上げ機構は、前記内ケースに前後方向に移動可能に装着
された連動体と、前記内ケースの前側部に装着された押
上体とを備え、前記連動体は、前記内ケースに設けられ
た連動用係合部に係脱可能に係合され、前記内ケースの
手前側への移動にともない前記連動体を前側に移動させ
る第1の係合部と、前記内ケースが最も手前側に引き出
される状態近くで前記外ケースに設けられた係合保持部
に係脱可能に係合され、前記連動体の第1の係合部と前
記内ケースの連動用係合部との係合を解除させて前記連
動体を停止させる第2の係合部と、前記内ケースを前記
外ケースに押し込む状態で前記押上体に設けられた当接
部に当接して前記押上体を後側に押動し、前記連動体の
第2の係合部と前記外ケースの係合保持部との係合を解
除させて前記連動体を前記内ケースとともに後退させる
押動部とを有し、前記押上体は、上側に向って屈曲可能
なヒンジ部と、このヒンジ部の前側に設けられ、前記連
動体に設けられた前軸軸支部に軸支された前軸部と、前
記ヒンジ部の後側に設けられ、前記内ケースに設けられ
た後軸軸支部に軸支された後軸部とを有したものであ
る。
【0009】
【作用】本発明の収納ケースでは、内ケースを外ケース
から前側に引き出す過程において、まず、連動体の第1
の係合部と内ケースの連動用係合部との係合により、連
動体が内ケースとともに前側に移動する。そして、内ケ
ースが最も手前側に引き出される状態近くで、連動体の
第2の係合部が外ケースの係合保持部に係合され、連動
体の前進が停止される。さらに内ケースを前側に引き出
すと、停止した連動体の前軸軸支部と、内ケースの後軸
軸支部とが接近する。この状態で、押上体の前軸部と後
軸部とが接近し、この押上体がヒンジ部にて屈曲されて
上方に突出し、内ケース内部に収納された収納物の手前
側が上側に持ち上げられる。一方、内ケースを外ケース
に押し込む過程においては、まず、連動体の第2の係合
部と外ケースの係合保持部との係合により、連動体が停
止されたまま、内ケースが後側に移動し、停止した連動
体の前軸軸支部と、内ケースの後軸軸支部とが離間す
る。この状態で、押上体の前軸部と後軸部とが離間する
に伴い、この押上体が伸展されて上方に突出した部分が
下降し、収納物の手前側が下降して内ケース内部に収納
される。続いて、内ケースを後側に押し込むと、内ケー
スの押動部が連動体の当接部に当接して連動体が後側に
押動され、連動体の第2の係合部と外ケースの係合保持
部との係合が解除されて、連動体が内ケースとともに後
退し、外ケース内に格納される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の収納ケースの一実施例の構成
を図面を参照して説明する。
【0011】図2において、1は自動車の室内の乗員に
面して設けられたインストルメントパネルで、このイン
ストルメントパネル1の両側方向略中央部にオーディオ
装置などとともに収納ケース3が取付けられている。
【0012】そして、この収納ケース3は、図1ないし
図8に示すように、インストルメントパネル1の内側に
固定された略箱状の外ケース5と、この外ケース5の内
部に嵌合されて前後方向に出入れ自在に装着された内ケ
ース6と、この内ケース6に装着された連動体7および
押上体8からなる押上げ機構9となどにより構成されて
いる。
【0013】そして、この外ケース5は、平面矩形の略
箱状に一体成形され、乗員に面する手前側の一面を開口
して前部開口部11を設けるとともに、この前部開口部11
の周囲にフランジ部12が突設されており、このフランジ
部12の後面部をインストルメントパネル1に形成した開
口部の周囲に当接し、この前部開口部11とインストルメ
ントパネル1の開口部とを連通した状態でインストルメ
ントパネル1の内側に固定されている。
【0014】また、この外ケース5は略矩形板状の底板
部14を有しており、この底板部14の前部開口部11近傍
に、係合保持部15が一体に形成されている。この係合保
持部15は、前後方向に相対向する弾性変形可能な前部係
合片16および後部係合片17を有している。そして、これ
らの前後の係合片16,17の上面は、それぞれ上方に向っ
て傾斜しているとともに、これらの相対向する先端部に
はそれぞれ段部が形成され、下方に向って凹設された係
合凹部18が形成されている。
【0015】さらに、この外ケース5の両側の側壁部1
9,19の内面側には、前後方向に長い案内凹状部19a ,1
9a が上端部に沿って形成されている。
【0016】また、内ケース6は、平面矩形状の底板部
21の周囲に、前壁部22、後壁部23、および両側一対の側
壁部24,24が立設され、これらの壁部22,23,24,24に
囲まれた内部が収納部25になっているとともに、上面が
開口した上部開口部26になっている。
【0017】そして、この内ケース6の底板部21は、前
後方向の中央部よりも若干前側に位置して、前側下方に
傾斜する傾斜段部31が形成されており、この傾斜段部31
を介して、底板部21に、前側底板部32と、この前側底板
部32よりも若干上側に位置する後側底板部33とが形成さ
れているとともに、この傾斜段部31の前側に沿って両側
一対の断面略U字状をなす後軸軸支部34,34が形成され
ている。さらに、これらの後軸軸支部34,34の後側に連
続して、これらの後軸軸支部34,34と同様の幅寸法を有
し、前側底板部32よりも上側で、かつ、後側底板部33よ
りも下側に位置する支持面部35,35が形成されていると
ともに、これらの支持面部35,35の後側に、これらの支
持面部35,35と同様の幅寸法の平面矩形状をなす挿通孔
36,36が形成されている。
【0018】一方、この内ケース6の底板部21の裏面側
の後端部近傍には、両側方向を長手方向とする下方に開
口した連動用係合部としての係止凹部37が形成されてい
る。
【0019】また、この内ケース6の両側の側壁部24,
24の上端部に沿って、外側に突出する両側一対の突条3
8,38が形成されており、これらの突条38,38を外ケー
ス5の案内凹状部19a ,19a に摺動自在に係合すること
により、内ケース6が外ケース5の内部に前後方向に出
入れ自在に装着されている。
【0020】さらに、この内ケース6の前壁部22は、外
ケース5の前部開口部11を覆い得るように上下方向およ
び両側方向に突設されているとともに、この前壁部22の
前面は前方に膨出する曲面状に形成されている。
【0021】また、連動体7は、略矩形板状の基板部41
と、この基板部41の前端部の両側部から突設された細長
矩形板状の両側一対の連動腕部42,42とを有している。
そして、基板部41と各連動腕部42,42との接続部分に
は、クランク状に屈曲された当接部としてのクランク部
43が形成され、各連動腕部42,42は基板部41に対して平
行状で、かつ、若干上側に位置するようになっている。
【0022】さらに、連動体7の基板部41の略中央部に
は、前側上方に向う弾性舌片44が一体に突設され、この
弾性舌片44の先端部に、上方に向って第1の係合部とし
ての係止鉤部44a が突設されている。また、この基板部
41の後端部からは、下方に向ってフランジ状をなす第2
の係合部としての係合突条45が突設されている。さら
に、各保持部42,42の先端部からは、それぞれ下方に向
って断面略U字状をなす前軸軸支部46,46が突設されて
いる。
【0023】そして、この連動体7は、内ケース6の底
板部21の挿通孔36,36に各連動腕部42,42を下側から挿
通させ、基板部41を内ケース6の後側底板部33の下面に
摺接させ、各連動腕部42,42を内ケース6の支持面部3
5,35上に摺接させ、各連動腕部42,42先端の前軸軸支
部46,46を内ケース6の前側底板部32上に摺接させた状
態で、連動体7のクランク部43が内ケース6の挿通孔3
6,36の押動部としての前端縁部36a 、後端縁部36b に
当接する範囲において、前後方向に摺動自在に内ケース
6に装着されている。
【0024】また、内ケース6に対して連動体7を最も
前進させた状態で、連動体7の基板部41から突設した弾
性舌片44の係止鉤部44a が、内ケース6の底板部21裏面
の係止凹部37に係合するようになっている。そして、連
動体7を係合した内ケース6を外ケース5の内部に係合
した状態で、連動体7の弾性舌片44が内ケース6の底板
部41に当接して、この連動体7を下方に押し下げ、この
連動体7の係合突条45を外ケース5の底板部14上に摺接
させて、この係合突条45を係合保持部15の係合凹部18に
係脱可能に係合させるようになっている。
【0025】なお、これらの係止鉤部44a と係止凹部37
との係合保持力は、係合突条45と係合保持部15との係合
保持力よりも弱く設定されている。
【0026】また、押上体8は、それぞれ平面矩形状を
なす前板部51と後板部52とが、薄肉に形成された屈曲自
在なヒンジ部53を介して一体に連結されているととも
に、前板部51の前端部および後板部52の後端部からは、
それぞれ両側方向に向って前軸部55,55および後軸部5
6,56が一体に突設されている。そして、これらの前軸
部55,55が連動体7の各連動腕部42,42先端の前軸軸支
部46,46に回動自在に軸支されているとともに、後軸部
56,56が内ケース6の後軸軸支部34,34に回動自在に軸
支されるようになっている。
【0027】そして、内ケース6に対して連動体7を前
進させた状態では、連動体7の各連動腕部42,42先端の
前軸軸支部46,46と、内ケース6の後軸軸支部34,34と
の間の離間寸法が大きくなり、これらの軸支部34,46に
軸支された押上体8の前軸部55,55と後軸部56,56との
間の離間寸法が大きくなって、押上体8が平面状に伸展
される。
【0028】また、内ケース6に対して連動体7を後退
させた状態では、連動体7の各連動腕部42,42先端の前
軸軸支部46,46と、内ケース6の後軸軸支部34,34との
間の離間寸法が小さくなり、これらの軸支部34,46に軸
支された押上体8の前軸部55,55と後軸部56,56との間
の離間寸法が小さくなって、押上体8がヒンジ部53を支
点として略くの字状に屈曲し、中間部が上側に向って突
出されるようになっている。
【0029】なお、外ケース5の後側には、図示しない
ダンパ装置が設けられいる。このダンパ装置は、例え
ば、内ケース6の後壁部23に接続されたするピストン
杆、このピストン杆を前側へ付勢するスプリング体、ピ
ストン杆の移動速度を制御するエアダンパ、およびピス
トン杆を係止するロック機構などから構成されている。
そして、このダンパ装置は、操作者により内ケース6が
外ケース5内に押し込まれた状態でロック機構により係
止され、外ケース5のフランジ部12の前面側と内ケース
6の前壁部22の後面側との間に所定の間隔を形成した状
態で、内ケース6を保持する。また、操作者が内ケース
6の前壁部22を後方へ軽く押動した状態でロック機構の
係止が解除され、エアダンパにより制動されながらスプ
リング体の付勢力によりピストン杆が前側に突出し、内
ケース6が外ケース5から緩やかに押し出されるように
なっている。
【0030】次に、本実施例の収納ケース3の動作を説
明する。
【0031】まず、図4および図5に示すように、内ケ
ース6を外ケース5内に押し込んで、内ケース6をダン
パ装置のロック機構により保持した状態では、連動体7
のクランク部43が内ケース6の底板部21の挿通孔36の前
端縁部36a に当接し、かつ、連動体7の基板部41から突
設した弾性舌片44の係止鉤部44a が内ケース6の底板部
21裏面の係止凹部37に係合して、内ケース6に対して連
動体7が最も前進した状態となっている。この状態で、
連動体7の各連動腕部42,42先端の前軸軸支部46,46
と、内ケース6の後軸軸支部34,34との間の離間寸法が
大きくなり、これらの軸支部34,46に軸支された押上体
8の前軸部55,55と後軸部56,56との間の離間寸法が大
きくなって、押上体8が平面状に伸展する。
【0032】そして、この状態で、内ケース6の後側底
板部33の上面と、押上体8の上面とがほぼ面一になり、
これらの後側底板部33および押上体8の上面に、収納物
としての各種のカードCが積層収納される。
【0033】ついで、操作者が内ケース6の前壁部22を
後方へ軽く押動した状態で、ダンパ装置のロック機構の
係止が解除され、ピストン杆が前側に突出し、内ケース
6が外ケース5から前側に向って緩やかに押し出され
る。この状態では、内ケース6と連動体7との摩擦力、
および、連動体7の係止鉤部44a と内ケース6の係止凹
部37との係合保持力により、連動体7は内ケース6と一
体的に前進する。
【0034】そして、さらに内ケース6が前進すると、
図6に示すように、内ケース6とともに前進する連動体
7の係合突条45が、外ケース5の係合保持部15の後部係
合片17を下方に弾性変形させつつ乗り越えて、この係合
保持部15の係合凹部18に係合保持され、内ケース6が一
旦停止する。
【0035】この状態から、さらに内ケース6を手前側
へ引き出すと、係止鉤部44a と係止凹部37との係合保持
力は、係合突条45と係合保持部15との係合保持力よりも
弱く設定されているため、係合突条45が係合保持部15に
係合保持された状態のまま、係止鉤部44a と係止凹部37
との係合が解除される。すなわち、連動体7は外ケース
5に係合保持された状態で、内ケース6のみが手前側へ
前進する。
【0036】そして、この内ケース6の前進にともな
い、連動体7の各連動腕部42,42先端の前軸軸支部46,
46と、内ケース6の後軸軸支部34,34との間の離間寸法
が徐々に小さくなり、これらの軸支部34,46に軸支され
た押上体8の前軸部55,55と後軸部56,56との間の離間
寸法が小さくなって、押上体8が薄肉に形成されたヒン
ジ部53にて略くの字状に屈曲して中間部が上方に突出す
る。
【0037】この状態で、図7および図8に示すよう
に、収納部25に収納されたカードCの手前側が押上体8
により上方へ押し上げられて内ケース6の上部開口部26
から上方に突出し、さらに前壁部22上方に突出するた
め、収納されたカードCを指先にて滑らせたり、指先に
て把持することにより、容易に取出すことができる。
【0038】そして、内ケース6を手前側に最も引き出
した状態で、内ケース6の各挿通孔36,36の後端縁部36
b ,36b が連動体7の各クランク部43,43に当接し、内
ケース6の移動が停止される。
【0039】次に、内ケース6を外ケース5内部に押し
込み収納ケース3を閉塞する動作を説明する。
【0040】まず、内ケース6を後側に押し込むと、係
合突条45が係合保持部15に係合保持された状態のまま、
すなわち、連動体7は外ケース5に係合保持された状態
で、内ケース6のみが後退する。
【0041】そして、この内ケース6の後退にともな
い、連動体7の各連動腕部42,42先端の前軸軸支部46,
46と、内ケース6の後軸軸支部34,34との間の離間寸法
が徐々に大きくなり、これらの軸支部34,46に軸支され
た押上体8の前軸部55,55と後軸部56,56との間の離間
寸法が大きくなって、押上体8が平面状に伸展される。
この状態で、屈曲して上方に突出した中間部が下降し、
この押上体8により押し上げられていたカードCの手前
側も下降して、収納部25内に水平状に保持されて収納さ
れる。
【0042】続いて、内ケース6を後退させると、内ケ
ース6の挿通孔36の前端縁部36a が連動体7のクランク
部43に当接すると同時に、連動体7の係止鉤部44a が内
ケース6の係止凹部37に係合する。
【0043】すると、連動体7は、内ケース6の挿通孔
36の前端縁部36a により押圧されて、この連動体7の係
合突条45と外ケース5の係合保持部15との係合が解除さ
れ、内ケース6と一体的に後退する。
【0044】そして、内ケース6を最も後退させた状態
で、ダンパ装置のロック機構が係止され、内ケース6が
外ケース5内部に格納される。
【0045】そして、本実施例の収納ケース3によれ
ば、内ケース6を手前側に引き出した際に、連動体7お
よび押上体8からなる押上げ機構9により、収納物とし
てのカードCの手前側を持ち上げて、このカードCを容
易に取出すことができる。
【0046】また、押上げ機構9の押上体8は、内ケー
ス6を最も手前側に引き出す直前にカードCの手前側を
持ち上げ、内ケース6を押し込んだ直後にカードCを下
降させるようになっている。そこで、内ケース6の収納
部25に多数枚のカードCを積層収納した際にも、収納ケ
ース3の開閉動作時に、カードCが外ケース5の前部開
口部11の周縁部に摺接せず、最上部のカードCを傷付け
ることを防止することができる。
【0047】また、収納ケース3は外ケース5、内ケー
ス6、連動体7、押上体8などにて構成でき、かつ、そ
れぞれ挿入、嵌合により容易に組立て得るため、部品点
数の削減および組立て工数の削減により、製造コストを
低減することができる。
【0048】なお、収納物はカードCに限られるもので
はなく、他の小物を収納することもできる。
【0049】また、上記の各実施例においては、外ケー
ス6を一体的に形成したが、上下に2分割した状態で形
成した後に、互いに接合して形成することもできる。
【0050】さらに、上記の各実施例においては、ダン
パ装置により内ケース6の出し入れを制御したが、この
ようなダンパ装置を設けずに、手動操作などにより開閉
させることもできる。
【0051】
【発明の効果】本発明の収納ケースによれば、内ケース
を手前側に引き出す際に、連動体および押上体からなる
押上げ機構により収納物の手前側を持ち上げて、この収
納物を容易に取出すことができる。そして、押上げ機構
の押上体は、内ケースを最も手前側に引き出す状態近く
で収納物を持ち上げ、内ケースを押し込む工程の早い時
期に収納物を内ケースの内部に下降できるため、収納ケ
ースの開閉動作時に、内ケースに収納した収納物が外ケ
ースの前部開口部の周縁部などに摺接することがなく、
開閉動作時に収納物を傷付けることを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納ケースの一実施例を示す一部を切
り欠いた斜視図である。
【図2】同上車両の室内前面を示す斜視図である。
【図3】同上収納ケースの一部を切り欠いた分解斜視図
である。
【図4】同上収納ケースの内ケースを押し込んだ状態を
示す図1のI−I断面図である。
【図5】同上収納ケースの内ケースを押し込んだ状態を
示す図1のII−II断面図である。
【図6】同上収納ケースの内ケースを引き出す過程を示
す図1のI−I断面図である。
【図7】同上収納ケースの内ケースを引き出した状態を
示す図1のI−I断面図である。
【図8】同上収納ケースの内ケースを引き出した状態を
示す図1のII−II断面図である。
【符号の説明】
3 収納ケース 5 外ケース 6 内ケース 7 連動体 8 押上体 9 押上げ機構 11 前部開口部 15 係合保持部 26 上部開口部 34 後軸軸支部 36a 押動部としての前端縁部 37 連動用係合部としての係止凹部 43 当接部としてのクランク部 44a 第1の係合部としての係止鉤部 45 第2の係合部としての係合突条 46 前軸軸支部 53 ヒンジ部 55 前軸部 56 後軸部 C 収納物としてのカード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に前部開口部を開口した外ケース
    と、この外ケースの内部に前記前部開口部を介して前後
    方向に出入れ自在に装着され上部に上部開口部を開口し
    た内ケースと、この内ケースの内部に収納された収納物
    を上方に押し上げる押上げ機構とを具備した収納ケース
    において、 前記押上げ機構は、前記内ケースに前後方向に移動可能
    に装着された連動体と、前記内ケースの前側部に装着さ
    れた押上体とを備え、 前記連動体は、 前記内ケースに設けられた連動用係合部に係脱可能に係
    合され、前記内ケースの手前側への移動にともない前記
    連動体を前側に移動させる第1の係合部と、 前記内ケースが最も手前側に引き出される状態近くで前
    記外ケースに設けられた係合保持部に係脱可能に係合さ
    れ、前記連動体の第1の係合部と前記内ケースの連動用
    係合部との係合を解除させて前記連動体を停止させる第
    2の係合部と、 前記内ケースを前記外ケースに押し込む状態で前記押上
    体に設けられた当接部に当接して前記押上体を後側に押
    動し、前記連動体の第2の係合部と前記外ケースの係合
    保持部との係合を解除させて前記連動体を前記内ケース
    とともに後退させる押動部とを有し、 前記押上体は、 上側に向って屈曲可能なヒンジ部と、 このヒンジ部の前側に設けられ、前記連動体に設けられ
    た前軸軸支部に軸支された前軸部と、 前記ヒンジ部の後側に設けられ、前記内ケースに設けら
    れた後軸軸支部に軸支された後軸部とを有したことを特
    徴とする収納ケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5660433A (en) * 1995-03-27 1997-08-26 Mercedes-Benz Ag Arm rest for a passenger vehicle
US10973314B2 (en) * 2019-01-24 2021-04-13 Faurecia Interieur Industrie Inner organ for a vehicle, having a retractable shelf

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