JPH06211230A - 食品包装用合成樹脂容器とその製造方法 - Google Patents
食品包装用合成樹脂容器とその製造方法Info
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- JPH06211230A JPH06211230A JP4108885A JP10888592A JPH06211230A JP H06211230 A JPH06211230 A JP H06211230A JP 4108885 A JP4108885 A JP 4108885A JP 10888592 A JP10888592 A JP 10888592A JP H06211230 A JPH06211230 A JP H06211230A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄素材を大幅に利用したものでありながら
外部から容器の内部を透視できる合成樹脂製食品容器と
その製法。 【構成】 容器の蓋部分の一部だけを形成するための新
材料を利用した細幅の合成樹脂シート素材(1)と、蓋部
分のその他の部分と身部分の全体とを形成するための廃
棄材を利用した広幅の合成樹脂シート素材(2)とを一体
化したシートを基本素材として、その内面側に薄い透明
の新材合成樹脂フィルム(7)を接着させて形成した複合
ウエブ(9)を用いて、蓋部分(A)と身部分(B)とが連なっ
た折り曲げ重ね式の容器を形成し、容器の蓋部分の一部
から容器の内部が透視できるようにしてある。
外部から容器の内部を透視できる合成樹脂製食品容器と
その製法。 【構成】 容器の蓋部分の一部だけを形成するための新
材料を利用した細幅の合成樹脂シート素材(1)と、蓋部
分のその他の部分と身部分の全体とを形成するための廃
棄材を利用した広幅の合成樹脂シート素材(2)とを一体
化したシートを基本素材として、その内面側に薄い透明
の新材合成樹脂フィルム(7)を接着させて形成した複合
ウエブ(9)を用いて、蓋部分(A)と身部分(B)とが連なっ
た折り曲げ重ね式の容器を形成し、容器の蓋部分の一部
から容器の内部が透視できるようにしてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器の蓋部分と身部分
とが折り畳み自在に一連に連なって形成されている容器
であって、蓋部分の一部だけが新しい材料を用いて形成
された透明度の高い合成樹脂シートを基層とし、該蓋部
分のその他の部分と身部分の全体とが、廃材を用いて形
成された透明度の低い合成樹脂シートを基層として形成
され、これら両部分の食品収納空間形成側の面全体に新
材で形成された極めて薄い合成樹脂フイルムがラミネー
トされていて、蓋部分における前記新材利用の合成樹脂
シート部分から容器の内部を透視できる食品包装用合成
樹脂容器とその製造方法に関する。
とが折り畳み自在に一連に連なって形成されている容器
であって、蓋部分の一部だけが新しい材料を用いて形成
された透明度の高い合成樹脂シートを基層とし、該蓋部
分のその他の部分と身部分の全体とが、廃材を用いて形
成された透明度の低い合成樹脂シートを基層として形成
され、これら両部分の食品収納空間形成側の面全体に新
材で形成された極めて薄い合成樹脂フイルムがラミネー
トされていて、蓋部分における前記新材利用の合成樹脂
シート部分から容器の内部を透視できる食品包装用合成
樹脂容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミ投棄上の問題から、合成樹脂
製食品容器を回収しプラスチック資源として再利用を図
ろうとする所謂リサイクル運動が盛んになってきてい
る。そこで集められた回収容器を溶融し、再生ペレツト
の形にして適切に再利用することが望まれている。
製食品容器を回収しプラスチック資源として再利用を図
ろうとする所謂リサイクル運動が盛んになってきてい
る。そこで集められた回収容器を溶融し、再生ペレツト
の形にして適切に再利用することが望まれている。
【0003】そのため本出願人は、例えば実公平3−4
3132号公報に記載されているような提案を既にして
きたが、この先行考案にあっては、廃材を利用した合成
樹脂シートが夾雑物や印刷インク等の混入に起因して透
明度が低く、しかも若干着色された不透明な性質のもの
であることに鑑み、これを容器の身部分のみの成形用シ
ートとして活用するようにしたものである。そして食品
衛生上の観点から、廃材シートが直に食品に触れること
のないようにその内面側に新しい素材で形成された合成
樹脂フイルムをラミネートするようにしたのである。
3132号公報に記載されているような提案を既にして
きたが、この先行考案にあっては、廃材を利用した合成
樹脂シートが夾雑物や印刷インク等の混入に起因して透
明度が低く、しかも若干着色された不透明な性質のもの
であることに鑑み、これを容器の身部分のみの成形用シ
ートとして活用するようにしたものである。そして食品
衛生上の観点から、廃材シートが直に食品に触れること
のないようにその内面側に新しい素材で形成された合成
樹脂フイルムをラミネートするようにしたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、このような従来の技術を踏まえ、更に一層多くの廃
棄素材を利用することを目的とするものであって、新し
い素材を用いて形成された合成樹脂シートの幅を出来る
限り小幅のものに止め、廃棄素材を用いて形成された合
成樹脂シート部分を極力広幅のものとして有効に利用す
るようにしたものであって、それでいて容器の外から容
器内部の収納食品の状態を容易に確認することができ、
しかも、食品に有害の虞れのある廃棄素材に含まれてい
る不純物等が直接食品に触れないように保護した衛生的
な容器を得ることにある。
は、このような従来の技術を踏まえ、更に一層多くの廃
棄素材を利用することを目的とするものであって、新し
い素材を用いて形成された合成樹脂シートの幅を出来る
限り小幅のものに止め、廃棄素材を用いて形成された合
成樹脂シート部分を極力広幅のものとして有効に利用す
るようにしたものであって、それでいて容器の外から容
器内部の収納食品の状態を容易に確認することができ、
しかも、食品に有害の虞れのある廃棄素材に含まれてい
る不純物等が直接食品に触れないように保護した衛生的
な容器を得ることにある。
【0005】本発明の第2の目的は、このような容器で
ありながら、その製造に当たっては、容器全体を新しい
材料のみで形成された素材シートを用いて容器を製造す
る場合と同様に効率良く製造することができる製造方法
を提供することにある。
ありながら、その製造に当たっては、容器全体を新しい
材料のみで形成された素材シートを用いて容器を製造す
る場合と同様に効率良く製造することができる製造方法
を提供することにある。
【0006】本発明の第3の目的は、廃棄素材を基礎素
材として大幅に利用するものでありながら、容器全体を
新しい材料のみで形成された容器の場合と同様に、内外
面全てが衛生的な容器を提供することと、このような全
く衛生的な容器を製造する方法とを提供することにあ
る。
材として大幅に利用するものでありながら、容器全体を
新しい材料のみで形成された容器の場合と同様に、内外
面全てが衛生的な容器を提供することと、このような全
く衛生的な容器を製造する方法とを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための第1発明にかかる食品包装用合成樹脂容器の構
成を、実施例に対応する図面中の符号を用いて説明する
と、蓋部分(A)の幅方向の少なくとも中央部分を含む部
分が所定幅だけ長手方向の全長に亙って新材を用いて形
成した透明度の高い合成樹脂シート素材(1)を基層とし
た複合ウエブ部分(9a)で形成され、該蓋部分(A)のその
余の部分全部と前記身部分(B)の全体とが廃材を用いて
形成した透明度の低い合成樹脂シート素材(2)を基層と
した複合ウエブ部分(9b)で形成されていて、これら両部
分(A),(B)が、前記両合成樹脂シート素材(1),(2)を接合
した基層シート(5)を基材として、その食品収納空間形
成側の全面に、新材を用いて形成した極めて薄い透明な
合成樹脂フイルム(7)が重合接着された複合ウエブ(9)で
形成されているものであって、蓋部分における前記新材
利用の合成樹脂シート(1)の部分から容器の内部を透視
できる構造としたものである。
るための第1発明にかかる食品包装用合成樹脂容器の構
成を、実施例に対応する図面中の符号を用いて説明する
と、蓋部分(A)の幅方向の少なくとも中央部分を含む部
分が所定幅だけ長手方向の全長に亙って新材を用いて形
成した透明度の高い合成樹脂シート素材(1)を基層とし
た複合ウエブ部分(9a)で形成され、該蓋部分(A)のその
余の部分全部と前記身部分(B)の全体とが廃材を用いて
形成した透明度の低い合成樹脂シート素材(2)を基層と
した複合ウエブ部分(9b)で形成されていて、これら両部
分(A),(B)が、前記両合成樹脂シート素材(1),(2)を接合
した基層シート(5)を基材として、その食品収納空間形
成側の全面に、新材を用いて形成した極めて薄い透明な
合成樹脂フイルム(7)が重合接着された複合ウエブ(9)で
形成されているものであって、蓋部分における前記新材
利用の合成樹脂シート(1)の部分から容器の内部を透視
できる構造としたものである。
【0008】上記第2の目的を達成するための製造方法
の構成は、新材を用いて形成した透明度の高く横幅の狭
い合成樹脂シート素材(1)と、廃材を用いて形成した透
明度の低く横幅の広い合成樹脂シート素材(2)とを、そ
れらの側縁どうしが接触または一部重合する状態に引き
揃えて当該両側縁どうしを互いに接着させて幅方向に一
連に繋がった基層シート(5)を形成する工程と、新材を
用いて別途形成した極めて薄い透明な合成樹脂フイルム
(7)を基層シート(5)へ接当させつつ、該基層シート(5)
とともに、対向配設された一対の押圧ローラー(8a),(8
b)の間に通して二層状の複合ウエブ(9)を形成する工程
と、引き続いて該複合ウエブ(9)を成形機(10)の一対の
成形型(10a),(10b)間に、成型後における容器の内面側
に前記フイルム(7)の面が位置するようにして移送する
工程と、該成形機(10)によって前記の新材合成樹脂シー
ト素材(1)部分に対応する複合ウエブ部分(9a)で容器の
蓋部分(A)の幅方向の少なくとも中央部分を含む部分を
長手方向の全長に亙って凹凸形成するとともに、前記の
廃材合成樹脂シート素材(2)部分に対応する複合ウエブ
部分(9b)で該蓋部分(A)のその余の部分全部と容器の身
部分(B)全体とを凹凸形成して順次未切断容器(11)を形
成する工程と、続いて、該未切断容器(11)を切断機(12)
の位置へ移行させる工程と、該切断機(12)によって未切
断容器(11)の間を切断して単体の容器(K)に分離する工
程とを、この順に順次行うようにしたものである。
の構成は、新材を用いて形成した透明度の高く横幅の狭
い合成樹脂シート素材(1)と、廃材を用いて形成した透
明度の低く横幅の広い合成樹脂シート素材(2)とを、そ
れらの側縁どうしが接触または一部重合する状態に引き
揃えて当該両側縁どうしを互いに接着させて幅方向に一
連に繋がった基層シート(5)を形成する工程と、新材を
用いて別途形成した極めて薄い透明な合成樹脂フイルム
(7)を基層シート(5)へ接当させつつ、該基層シート(5)
とともに、対向配設された一対の押圧ローラー(8a),(8
b)の間に通して二層状の複合ウエブ(9)を形成する工程
と、引き続いて該複合ウエブ(9)を成形機(10)の一対の
成形型(10a),(10b)間に、成型後における容器の内面側
に前記フイルム(7)の面が位置するようにして移送する
工程と、該成形機(10)によって前記の新材合成樹脂シー
ト素材(1)部分に対応する複合ウエブ部分(9a)で容器の
蓋部分(A)の幅方向の少なくとも中央部分を含む部分を
長手方向の全長に亙って凹凸形成するとともに、前記の
廃材合成樹脂シート素材(2)部分に対応する複合ウエブ
部分(9b)で該蓋部分(A)のその余の部分全部と容器の身
部分(B)全体とを凹凸形成して順次未切断容器(11)を形
成する工程と、続いて、該未切断容器(11)を切断機(12)
の位置へ移行させる工程と、該切断機(12)によって未切
断容器(11)の間を切断して単体の容器(K)に分離する工
程とを、この順に順次行うようにしたものである。
【0009】また、上記第3の目的を達成するための容
器の構成は、前記容器における蓋部分(A)と身部分(B)と
の外側の全面にも、一連に連なった新材を用いて形成し
た極めて薄い別の透明な合成樹脂フイルム(7A)がラミネ
ートされて被覆してある構成としたものであり、その製
造方法としては、基層シート(5)の合成樹脂フイルム(7)
接着面とは反対側の面に別の新材を用いて形成した極め
て薄い透明な合成樹脂フイルム(7A)を接着して、複合ウ
エブ(9)を3層状のものとして容器を製造するようにし
たものである。
器の構成は、前記容器における蓋部分(A)と身部分(B)と
の外側の全面にも、一連に連なった新材を用いて形成し
た極めて薄い別の透明な合成樹脂フイルム(7A)がラミネ
ートされて被覆してある構成としたものであり、その製
造方法としては、基層シート(5)の合成樹脂フイルム(7)
接着面とは反対側の面に別の新材を用いて形成した極め
て薄い透明な合成樹脂フイルム(7A)を接着して、複合ウ
エブ(9)を3層状のものとして容器を製造するようにし
たものである。
【0010】本発明にいう基層シート(5)を形成する新
材利用の小幅の合成樹脂シート素材(1)と廃材利用の広
幅の合成樹脂シート素材(2)とは、基層シート(5)を形成
する前にそれぞれ別々のまたは1台の合成樹脂押出機か
ら押し出して形成してもよく、また、予め形成したもの
を用いてもよい。また、押出機から押し出したシート状
素材は、基層シート(5)を形成する前に、または複合ウ
エブ(9)を形成する前または後に、若しくはこれらの工
程間において、延伸工程を加えて延伸させておくと厚さ
の割りに強度のある素材とすることができる。この場合
には、延伸工程によって原シートが薄くなることを予め
考慮して、押出機におけるダイからの押し出し厚さを厚
肉にしておくことが必要である。
材利用の小幅の合成樹脂シート素材(1)と廃材利用の広
幅の合成樹脂シート素材(2)とは、基層シート(5)を形成
する前にそれぞれ別々のまたは1台の合成樹脂押出機か
ら押し出して形成してもよく、また、予め形成したもの
を用いてもよい。また、押出機から押し出したシート状
素材は、基層シート(5)を形成する前に、または複合ウ
エブ(9)を形成する前または後に、若しくはこれらの工
程間において、延伸工程を加えて延伸させておくと厚さ
の割りに強度のある素材とすることができる。この場合
には、延伸工程によって原シートが薄くなることを予め
考慮して、押出機におけるダイからの押し出し厚さを厚
肉にしておくことが必要である。
【0011】
【作用】第1発明の容器にあっては、容器の内面全面が
新しい材料で形成されたフイルム状素材で被覆されてい
ているので、廃棄素材を用いて形成されたシート素材が
収納食品に直接接触することがない状態で用いることが
できるため、新しい材料のみを用いて形成された容器と
同様に、清潔な容器として使用することができる。ま
た、内面被覆素材に所要印刷を予め施しておく場合に
は、容器成型後に印刷ラベル等を貼付する必要がなく、
その手数と資材を省略することができ、容器の蓋部分の
外方から当該印刷部分を透視できる利点が有り、更に、
印刷面が外力によって汚れたり損傷されることがない状
態に保護することができる。
新しい材料で形成されたフイルム状素材で被覆されてい
ているので、廃棄素材を用いて形成されたシート素材が
収納食品に直接接触することがない状態で用いることが
できるため、新しい材料のみを用いて形成された容器と
同様に、清潔な容器として使用することができる。ま
た、内面被覆素材に所要印刷を予め施しておく場合に
は、容器成型後に印刷ラベル等を貼付する必要がなく、
その手数と資材を省略することができ、容器の蓋部分の
外方から当該印刷部分を透視できる利点が有り、更に、
印刷面が外力によって汚れたり損傷されることがない状
態に保護することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて実施例の説明をする。説
明の便宜上、第2発明の製造方法の説明から行う。図1
は製造方法の第1実施例を示したもので、図外の合成樹
脂押出機におけるスリット状開口を有した小幅の横長ダ
イ(D1)から、溶融した無色透明の新材ポリスチロール樹
脂が押出され、小幅で透明度の高い未延伸新材合成樹脂
シート素材(1)が帯状に押し出し形成される。別の広幅
のダイ(D2)からは、溶融した不透明な廃材ポリスチロー
ル樹脂が押出され、広幅で不透明な未延伸廃材合成樹脂
シート素材(2)が帯状に押し出し形成される。次いで、
これら原シート素材(1),(2)を引揃えてその隣接側縁ど
うしを接当または一部重合させて接合ローラー(3a),(3
b)の間へ通す。この時点ではこれらの両樹脂シート素材
は何れも半溶融状態にあるため、該ローラーによる押圧
圧迫作用を受けつつ互いに融着して一体化する。この融
着部分を、後記の単体容器における蓋部分(A)の幅方向
中央の両側に位置するようにする。このようにして基層
シート(5)を形成する。
明の便宜上、第2発明の製造方法の説明から行う。図1
は製造方法の第1実施例を示したもので、図外の合成樹
脂押出機におけるスリット状開口を有した小幅の横長ダ
イ(D1)から、溶融した無色透明の新材ポリスチロール樹
脂が押出され、小幅で透明度の高い未延伸新材合成樹脂
シート素材(1)が帯状に押し出し形成される。別の広幅
のダイ(D2)からは、溶融した不透明な廃材ポリスチロー
ル樹脂が押出され、広幅で不透明な未延伸廃材合成樹脂
シート素材(2)が帯状に押し出し形成される。次いで、
これら原シート素材(1),(2)を引揃えてその隣接側縁ど
うしを接当または一部重合させて接合ローラー(3a),(3
b)の間へ通す。この時点ではこれらの両樹脂シート素材
は何れも半溶融状態にあるため、該ローラーによる押圧
圧迫作用を受けつつ互いに融着して一体化する。この融
着部分を、後記の単体容器における蓋部分(A)の幅方向
中央の両側に位置するようにする。このようにして基層
シート(5)を形成する。
【0013】本実施例においては、前記新材利用の合成
樹脂シート素材(1)を、ダイ(D1)の中央部に近い両側部
分とダイ(D1)の両端に近い両部分とから、それぞれ容器
の約4分の1幅、即ち容器の蓋部分の約半幅分の幅をも
つものとして押し出し、前記廃材利用の合成樹脂シート
素材(2)を、ダイ(D2)の中央部分から容器の約4分の1
幅分、その両側に容器の約4分の1幅分の間隔を開けた
位置にそれぞれ容器の約1幅と4分の1幅分、両端位置
にそれぞれ容器の約8分の1幅分の幅をもつものとして
それぞれ押し出すことによって、全体幅が容器の4幅分
となる基層シート(5)を形成するようにしてある。これ
ら両シート素材(1),(2)の押し出し厚さは何れも約0.5
mmとなるよう溶融押出条件を設定してある。
樹脂シート素材(1)を、ダイ(D1)の中央部に近い両側部
分とダイ(D1)の両端に近い両部分とから、それぞれ容器
の約4分の1幅、即ち容器の蓋部分の約半幅分の幅をも
つものとして押し出し、前記廃材利用の合成樹脂シート
素材(2)を、ダイ(D2)の中央部分から容器の約4分の1
幅分、その両側に容器の約4分の1幅分の間隔を開けた
位置にそれぞれ容器の約1幅と4分の1幅分、両端位置
にそれぞれ容器の約8分の1幅分の幅をもつものとして
それぞれ押し出すことによって、全体幅が容器の4幅分
となる基層シート(5)を形成するようにしてある。これ
ら両シート素材(1),(2)の押し出し厚さは何れも約0.5
mmとなるよう溶融押出条件を設定してある。
【0014】半溶融ないし可塑状態にある樹脂への粘着
を避けるべく、前記接合ローラー(3a),(3b)と、後記の
延伸ローラー(6a),(6b)及び押圧ローラー(8a),(8b)は、
例えばステンレス鋼管の表面にシリコンゴム等の離型材
をライニングしたものとしてある。
を避けるべく、前記接合ローラー(3a),(3b)と、後記の
延伸ローラー(6a),(6b)及び押圧ローラー(8a),(8b)は、
例えばステンレス鋼管の表面にシリコンゴム等の離型材
をライニングしたものとしてある。
【0015】次いで、該基層シート(5)を、前記接合ロ
ーラー(3a),(3b)と略々同径で回転数を大きくした延伸
ローラー(6a),(6b)の間へ通し、所定倍率の延伸操作を
行う。本実施例では、延伸倍率を2.0倍とする。この
ため、基層シート(5)の厚さは約0.25mm厚となる。
ーラー(3a),(3b)と略々同径で回転数を大きくした延伸
ローラー(6a),(6b)の間へ通し、所定倍率の延伸操作を
行う。本実施例では、延伸倍率を2.0倍とする。この
ため、基層シート(5)の厚さは約0.25mm厚となる。
【0016】このようにして延伸した基層シート(5)
を、引き続いて次位置に配置した押圧ローラー(8a),(8
b)(図が複雑になるため仮想線で示した)の間に移送す
る。該実施例図では省略したが、後記図4において示し
たように、前もって所要の文字図柄等(C)を所定の間隔
を開けて片面に印刷してあって、前記基層シート(5)の
所定厚よりも極めて薄い新材で形成された透明の合成樹
脂フイルム(7)を、同時に前記押圧ローラー(8a),(8b)間
に案内移送して、該基層シート(5)の表面に重ね合わせ
てラミネートする。このとき、該フイルム(7)の印刷面
を基層シート(5)と対向させ、かつ、印刷部分が基層シ
ート(5)を形成する前記新材利用のシート素材(1)の位置
に対応して位置するように位置合わせして前記押圧ロー
ラー(8a),(8b)間に送り込む。本実施例では、該フイル
ム(7)は、厚さ約0.03mmのポリプロピレンフイルム
を用い、なお可塑性と粘着性を残している状態にある前
記既延伸基層シート(5)と押圧ローラー(8a),(8b)で圧接
させることによって接着させ、一連一体の2層複合ウエ
ブ(9)を形成する。
を、引き続いて次位置に配置した押圧ローラー(8a),(8
b)(図が複雑になるため仮想線で示した)の間に移送す
る。該実施例図では省略したが、後記図4において示し
たように、前もって所要の文字図柄等(C)を所定の間隔
を開けて片面に印刷してあって、前記基層シート(5)の
所定厚よりも極めて薄い新材で形成された透明の合成樹
脂フイルム(7)を、同時に前記押圧ローラー(8a),(8b)間
に案内移送して、該基層シート(5)の表面に重ね合わせ
てラミネートする。このとき、該フイルム(7)の印刷面
を基層シート(5)と対向させ、かつ、印刷部分が基層シ
ート(5)を形成する前記新材利用のシート素材(1)の位置
に対応して位置するように位置合わせして前記押圧ロー
ラー(8a),(8b)間に送り込む。本実施例では、該フイル
ム(7)は、厚さ約0.03mmのポリプロピレンフイルム
を用い、なお可塑性と粘着性を残している状態にある前
記既延伸基層シート(5)と押圧ローラー(8a),(8b)で圧接
させることによって接着させ、一連一体の2層複合ウエ
ブ(9)を形成する。
【0017】続いて、該複合ウエブ(9)をその延長方向
に配置した成形機(10)へ向けて移行させ、前記新材利用
合成樹脂シート素材(1)に対応したウエブ部分(9a)が容
器の蓋部分(A)における幅方向の中央部分を形成するよ
うに位置設定することによって、前記廃材利用合成樹脂
シート素材(2)に対応したウエブ部分(9b)が容器の身部
分(B)と蓋部分(A)の中央部分を除く両側部分とを形成す
るように位置合わせして、成形機(10)で所要の凹凸形状
を形成し、複合ウエブ(9)の進行方向と横断方向とに連
なった容器4列分の未切断容器群(11)を形成する。成形
機(10)は真空成形またはブロー成形用の上下1対の成形
型(10a),(10b)からなり、両成形型は上下方向の矢印(T)
で示した上下方向の接近離反と、横方向の矢印(Y)で示
した前進後退とを行う。即ち、成形型(10a),(10b)は、
上流側の原位置で型閉めし、この原位置から所定距離だ
け下流側へウエブ(9)の進行速度と同速度で進行し、こ
の進行中に成形を行い、下流側で型開きを行い、原位置
へ速やかに復帰するという動作を反復する。このように
して、連続して流れて来るウエブ(9)に対して同期的に
移動しながら間欠的に成形操作を行うようにしてある。
に配置した成形機(10)へ向けて移行させ、前記新材利用
合成樹脂シート素材(1)に対応したウエブ部分(9a)が容
器の蓋部分(A)における幅方向の中央部分を形成するよ
うに位置設定することによって、前記廃材利用合成樹脂
シート素材(2)に対応したウエブ部分(9b)が容器の身部
分(B)と蓋部分(A)の中央部分を除く両側部分とを形成す
るように位置合わせして、成形機(10)で所要の凹凸形状
を形成し、複合ウエブ(9)の進行方向と横断方向とに連
なった容器4列分の未切断容器群(11)を形成する。成形
機(10)は真空成形またはブロー成形用の上下1対の成形
型(10a),(10b)からなり、両成形型は上下方向の矢印(T)
で示した上下方向の接近離反と、横方向の矢印(Y)で示
した前進後退とを行う。即ち、成形型(10a),(10b)は、
上流側の原位置で型閉めし、この原位置から所定距離だ
け下流側へウエブ(9)の進行速度と同速度で進行し、こ
の進行中に成形を行い、下流側で型開きを行い、原位置
へ速やかに復帰するという動作を反復する。このように
して、連続して流れて来るウエブ(9)に対して同期的に
移動しながら間欠的に成形操作を行うようにしてある。
【0018】最後に、このようにして成形した未切断容
器群(11)を下流側に配置した切断機(12)へ移行させ、横
断方向と進行方向とに連なった容器群(11)の個々の容器
の間を切断(s)して単体の容器(K)に分離する。切断機(1
2)は、刃ダイスと受ダイスとからなるが、高周波溶断式
でもよく、その他の方式のものとしてもよい。分離され
た各単体の容器(K)は、図外のシュートや移送コンベア
等を介してパッキング装置へ送られ、所定個数ずつ箱詰
めされる。
器群(11)を下流側に配置した切断機(12)へ移行させ、横
断方向と進行方向とに連なった容器群(11)の個々の容器
の間を切断(s)して単体の容器(K)に分離する。切断機(1
2)は、刃ダイスと受ダイスとからなるが、高周波溶断式
でもよく、その他の方式のものとしてもよい。分離され
た各単体の容器(K)は、図外のシュートや移送コンベア
等を介してパッキング装置へ送られ、所定個数ずつ箱詰
めされる。
【0019】本実施例では、4列の容器が同時に成形さ
れるものとして示したが、しかし、容器の成形列数は4
列である必要は全くなく、最低1列であってもよく、4
列以上、例えば6列なり10列なり製造装置の大きさに
見合った適宜の列数で成形を行えばよい。
れるものとして示したが、しかし、容器の成形列数は4
列である必要は全くなく、最低1列であってもよく、4
列以上、例えば6列なり10列なり製造装置の大きさに
見合った適宜の列数で成形を行えばよい。
【0020】図2〜3は、以上の実施例方法で得られた
第1発明にいう合成樹脂容器の一例を示したものであ
る。ここに示した実施例の容器は、鶏卵5個×2列=1
0個を収容する形状としてある。この容器の形状は、前
記成形型(10)の凹凸形状を別のものとすることによっ
て、蓋部分(A)と身部分(B)とを他の食品を収容するに適
した凹凸形状となしうることは勿論である。
第1発明にいう合成樹脂容器の一例を示したものであ
る。ここに示した実施例の容器は、鶏卵5個×2列=1
0個を収容する形状としてある。この容器の形状は、前
記成形型(10)の凹凸形状を別のものとすることによっ
て、蓋部分(A)と身部分(B)とを他の食品を収容するに適
した凹凸形状となしうることは勿論である。
【0021】この容器は、所要の凹凸立体形状(4a)を有
した蓋部分(A)の幅方向の約2分の1幅分の中央部分だ
けが新しい素材を利用した透明度の高い合成樹脂シート
素材(1)(図1中の符号、以下同じ)を基層とした複合
ウエブ部分(9a)で形成され、蓋部分(A)のその他の部分
と所要の凹凸立体形状(4b)を有した身部分(B)の全体と
が廃材を利用した比較的透明度の低い合成樹脂シート素
材(2)を基層とした複合ウエブ部分(9b)で形成されてい
て、これら両部分(A),(B)はそれらが連なる中間位置に
形成してある折り曲げ部(4d)を支点として揺動自在に開
閉できるようになっている。
した蓋部分(A)の幅方向の約2分の1幅分の中央部分だ
けが新しい素材を利用した透明度の高い合成樹脂シート
素材(1)(図1中の符号、以下同じ)を基層とした複合
ウエブ部分(9a)で形成され、蓋部分(A)のその他の部分
と所要の凹凸立体形状(4b)を有した身部分(B)の全体と
が廃材を利用した比較的透明度の低い合成樹脂シート素
材(2)を基層とした複合ウエブ部分(9b)で形成されてい
て、これら両部分(A),(B)はそれらが連なる中間位置に
形成してある折り曲げ部(4d)を支点として揺動自在に開
閉できるようになっている。
【0022】而して、この容器は、前記蓋部分(A)及び
身部分(B)を形成するための前記複合ウエブ(9)が、前記
の両合成樹脂シート素材(1),(2)の食品収納空間形成側
の全面に、即ち、容器の内面全面に一連に連なった透明
の新材を利用した合成樹脂フイルム(7)を重合接着した
ものとしてあるので、廃棄素材を利用した合成樹脂シー
ト素材(2)が収納した食品に直接接触することはない。
身部分(B)を形成するための前記複合ウエブ(9)が、前記
の両合成樹脂シート素材(1),(2)の食品収納空間形成側
の全面に、即ち、容器の内面全面に一連に連なった透明
の新材を利用した合成樹脂フイルム(7)を重合接着した
ものとしてあるので、廃棄素材を利用した合成樹脂シー
ト素材(2)が収納した食品に直接接触することはない。
【0023】また、該実施例の容器は、図柄等(C)が無
印刷のものとして示してあるが、前記フイルム(7)に所
要の文字図柄等(C)が予め印刷してあるものを用いた場
合には、その印刷面を蓋部分(A)の幅方向の中央部分に対
応する前記新材利用合成樹脂シート素材(1)に面した側
と位置に位置合わせしてあるので、該蓋部分(A)を形成
している複合ウエブ部分(9a)の内部に印刷インクが封入
されているものとなるから、印刷文字等(C)の印刷イン
クが食品に触れる虞れはなく、しかも蓋の外から明瞭に
透視することができる。更に、複合ウエブ(9)を形成し
ている基層シート(5)が、そのシート表面へ新材合成樹
脂フイルム(7)をラミネートする前に延伸させてあるた
め、未延伸シートを用いたものに比べて機械的強度が向
上していて厚さの割に強度のあるものとなっている。
印刷のものとして示してあるが、前記フイルム(7)に所
要の文字図柄等(C)が予め印刷してあるものを用いた場
合には、その印刷面を蓋部分(A)の幅方向の中央部分に対
応する前記新材利用合成樹脂シート素材(1)に面した側
と位置に位置合わせしてあるので、該蓋部分(A)を形成
している複合ウエブ部分(9a)の内部に印刷インクが封入
されているものとなるから、印刷文字等(C)の印刷イン
クが食品に触れる虞れはなく、しかも蓋の外から明瞭に
透視することができる。更に、複合ウエブ(9)を形成し
ている基層シート(5)が、そのシート表面へ新材合成樹
脂フイルム(7)をラミネートする前に延伸させてあるた
め、未延伸シートを用いたものに比べて機械的強度が向
上していて厚さの割に強度のあるものとなっている。
【0024】図2に示すように、この実施例の容器は、
蓋部分(A)の平坦な天板部(4a)に文字図柄等(C)が配さ
れ、身部分(B)には卵の下半部を入れる凹部(4b)の隅角
部分が集まった位置に角錐台形の支柱(4c)が突設されて
いる構造としてある。また、蓋部分(A)と身部分(B)との
折り曲げ部(4d)には、開封を容易にするための切断開封
用糸(4f)を設けてある。図中の符号(4e)は、容器を開封
する際の開封用糸(4f)の摘まみ持ちを容易にするための
切り込み線である。
蓋部分(A)の平坦な天板部(4a)に文字図柄等(C)が配さ
れ、身部分(B)には卵の下半部を入れる凹部(4b)の隅角
部分が集まった位置に角錐台形の支柱(4c)が突設されて
いる構造としてある。また、蓋部分(A)と身部分(B)との
折り曲げ部(4d)には、開封を容易にするための切断開封
用糸(4f)を設けてある。図中の符号(4e)は、容器を開封
する際の開封用糸(4f)の摘まみ持ちを容易にするための
切り込み線である。
【0025】図4は複合ウエブ(9)を製造する他の実施
例を示したもので、ダイ(D1)から容器の蓋部分(A)の幅
方向の中央部分に蓋部分の幅の約2分の1幅分を形成す
るに必要な幅を有する新材利用合成樹脂シート素材(1)
の帯3つを所定の間隔を開けて押し出し、ダイ(D2)から
は容器の蓋部分(A)のその余の部分と身部分(B)とを形成
するために必要なそれぞれの幅を有する廃材利用合成樹
脂シート素材(2)の帯4つを前記シート素材(1)と幅方向
において交互に位置するように配列して押し出し、一対
の接合ローラー(3)でそれぞれの帯を幅方向において一
体的に融着して容器3幅分の基層シート(5)を形成し、
一対の挿圧ローラー(8)間へ移送し、同時に所要印刷を施
した厚さ0.02mmの透明合成樹脂フイルム(7)をその
上面側に供給して接着するとともに、下面側にも新しい
材料で形成した厚さ0.02mmの極めて薄い透明な合成
樹脂フイルム(7A)を供給して接着し、容器が3列同時に
成形できる幅の3層状の複合ウエブ(9)を製造するよう
にしたものである。その他の点については、図1に示し
た実施例に準ずるので省略した。なお、図の右下流側に
は、容器1個分を形成する大きさの複合ウエブ(9)を参
考のために分離して示してある。
例を示したもので、ダイ(D1)から容器の蓋部分(A)の幅
方向の中央部分に蓋部分の幅の約2分の1幅分を形成す
るに必要な幅を有する新材利用合成樹脂シート素材(1)
の帯3つを所定の間隔を開けて押し出し、ダイ(D2)から
は容器の蓋部分(A)のその余の部分と身部分(B)とを形成
するために必要なそれぞれの幅を有する廃材利用合成樹
脂シート素材(2)の帯4つを前記シート素材(1)と幅方向
において交互に位置するように配列して押し出し、一対
の接合ローラー(3)でそれぞれの帯を幅方向において一
体的に融着して容器3幅分の基層シート(5)を形成し、
一対の挿圧ローラー(8)間へ移送し、同時に所要印刷を施
した厚さ0.02mmの透明合成樹脂フイルム(7)をその
上面側に供給して接着するとともに、下面側にも新しい
材料で形成した厚さ0.02mmの極めて薄い透明な合成
樹脂フイルム(7A)を供給して接着し、容器が3列同時に
成形できる幅の3層状の複合ウエブ(9)を製造するよう
にしたものである。その他の点については、図1に示し
た実施例に準ずるので省略した。なお、図の右下流側に
は、容器1個分を形成する大きさの複合ウエブ(9)を参
考のために分離して示してある。
【0026】本発明にいう容器は、上記の実施例では蓋
部分(A)の中央部分約2分の1幅だけ新材製の合成樹脂
シート(1)を利用したものとして示したが、この幅は使
用する容器の形状や収納する食品の種類によっては約3
分の1程度のものとしてもよく、また、場合によっては
3分の2乃至4分の3程度のものとして実施することも
できる。また、新材製の合成樹脂シート(1)を利用する
部分は、蓋部分(A)の中央部分のみに限らず、中央部分
を含む蓋の遊端側、即ち前記折り曲げ部(4d)とは反対側
全体に形成すると、廃材利用シート(2)との接続部分を
1容器について1箇所とすることができるので、基層シ
ート(5)の製造がより一層容易となる。基層シート(5)
は、図1の実施例において説明したように、適切な倍率
で延伸させておくことによって、同じ肉厚の未延伸シー
トに比して成型した容器の機械的強度を向上させること
ができる利点がある。
部分(A)の中央部分約2分の1幅だけ新材製の合成樹脂
シート(1)を利用したものとして示したが、この幅は使
用する容器の形状や収納する食品の種類によっては約3
分の1程度のものとしてもよく、また、場合によっては
3分の2乃至4分の3程度のものとして実施することも
できる。また、新材製の合成樹脂シート(1)を利用する
部分は、蓋部分(A)の中央部分のみに限らず、中央部分
を含む蓋の遊端側、即ち前記折り曲げ部(4d)とは反対側
全体に形成すると、廃材利用シート(2)との接続部分を
1容器について1箇所とすることができるので、基層シ
ート(5)の製造がより一層容易となる。基層シート(5)
は、図1の実施例において説明したように、適切な倍率
で延伸させておくことによって、同じ肉厚の未延伸シー
トに比して成型した容器の機械的強度を向上させること
ができる利点がある。
【0027】以上は本発明の代表的な実施例であるが、
既述の構成要件を備え前記の目的を達成し下記の効果を
有する範囲内において適宜改変して実施することができ
る。例えば、 図1・図4の実施例では、個々のダイ(D
1),(D2)に代えて素材シート全部を1台の押出機によっ
て一体形のものとして押し出すようにしてもよく、予め
形成した基層シート(5)を用いるようにしてもよい。
既述の構成要件を備え前記の目的を達成し下記の効果を
有する範囲内において適宜改変して実施することができ
る。例えば、 図1・図4の実施例では、個々のダイ(D
1),(D2)に代えて素材シート全部を1台の押出機によっ
て一体形のものとして押し出すようにしてもよく、予め
形成した基層シート(5)を用いるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明の容器は、蓋部分の一部を除いて容器のその他の部
分全体が廃棄素材を利用して形成されているものである
から、廃棄素材を大幅に活用することができる大なる利
点がある。それでいて、容器の内面全面には一連に連な
った透明の新材を利用した合成樹脂フイルムが重合接着
されているので、廃棄素材が直接食品に触れる虞れがな
く衛生的であり、容器に収納されている食品の状態、例
えば、卵容器の場合において容器内の卵の個々に貼付さ
れている生産日を示す小ラベルの日付の確認等は、蓋の
外側から明瞭に透視確認することができるという利点を
損なうこともない。
発明の容器は、蓋部分の一部を除いて容器のその他の部
分全体が廃棄素材を利用して形成されているものである
から、廃棄素材を大幅に活用することができる大なる利
点がある。それでいて、容器の内面全面には一連に連な
った透明の新材を利用した合成樹脂フイルムが重合接着
されているので、廃棄素材が直接食品に触れる虞れがな
く衛生的であり、容器に収納されている食品の状態、例
えば、卵容器の場合において容器内の卵の個々に貼付さ
れている生産日を示す小ラベルの日付の確認等は、蓋の
外側から明瞭に透視確認することができるという利点を
損なうこともない。
【0029】また、製造方法にあっては、上記のような
容器を、従来の新材のみからなる合成樹脂素材を用いた
場合と同様に生産効率よく製造することができる利点が
ある。また、容器内面側の極薄のラミネートフイルム
を、予め所要の印刷が施されているものを用いることに
よって、生産性に影響を及ぼすことなく、印刷面が手や
食品に触れることのない状態の容器を製造することがで
き、容器の製造後においてラベルを貼付する手数と、そ
のような貼付用ラベルを必要としない容器を製造するこ
とができる利点がある。
容器を、従来の新材のみからなる合成樹脂素材を用いた
場合と同様に生産効率よく製造することができる利点が
ある。また、容器内面側の極薄のラミネートフイルム
を、予め所要の印刷が施されているものを用いることに
よって、生産性に影響を及ぼすことなく、印刷面が手や
食品に触れることのない状態の容器を製造することがで
き、容器の製造後においてラベルを貼付する手数と、そ
のような貼付用ラベルを必要としない容器を製造するこ
とができる利点がある。
【図1】製造方法の実施例を示した斜視図。
【図2】容器の実施例を開蓋姿勢で示した斜視図。
【図3】同容器を閉蓋姿勢で示した斜視図。
【図4】製造方法の別実施例を示した斜視図。
(1) 合成樹脂シート素材 (2) 合成樹脂シート素材 (4d) 折り曲げ部 (5) 基層シート (7) 合成樹脂フイルム (8a)(8b) 押圧ローラー (9) 複合ウエブ (9a)(9b) 複合ウエブ部分 (11) 未切断容器 (12) 切断機 (K) 単体容器 (A) 容器の蓋部分 (B) 容器の身部分 (C) 文字図柄等の表示 (D1)(D2) ダイ
Claims (6)
- 【請求項1】 所要の凹凸立体形状を有した蓋部分(A)
と所要の凹凸立体形状を有した身部分(B)とが一体的に
連続していてそれらの折り曲げ部(4d)を支点として揺動
自在に開閉する容器であって、前記蓋部分(A)の幅方向
の少なくとも中央部分を含む部分が長手方向の全長に亙
って新材を用いて形成した透明度の高い合成樹脂シート
素材(1)を基層とした複合ウエブ部分(9a)で形成され、
該蓋部分(A)のその余の部分全部と前記身部分(B)の全体
とが廃材を用いて形成した透明度の低い合成樹脂シート
素材(2)を基層とした複合ウエブ部分(9b)で形成されて
いて、これら両部分(A),(B)が、前記両合成樹脂シート
素材(1),(2)を接合した基層シート(5)を基材として、そ
の食品収納空間形成側の全面に、新材を用いて形成した
極めて薄い透明な合成樹脂フイルム(7)が重合接着され
た複合ウエブ(9)で形成されている食品包装用合成樹脂
容器。 - 【請求項2】 前記極めて薄い合成樹脂フイルム(7)の
基層シート(5)側に面した面の前記新材合成樹脂シート
素材(1)に対応する部分に所要の文字図柄等(C)が印刷さ
れていて、該蓋部分(A)を形成している複合ウエブ部分
(9a)の内部に印刷インクが封入され、かつ、当該文字図
柄等(C)が蓋部分(A)の外側から透視できる構造となって
いる請求項1に記載の食品包装用合成樹脂容器。 - 【請求項3】 容器の蓋部分(A)と身部分(B)との外側の
全面にも、新材を用いて形成した極めて薄い別の透明な
合成樹脂フイルム(7A)が重合接着されている請求項1に
記載の食品包装用合成樹脂容器。 - 【請求項4】 新材を用いて形成した透明度の高く横幅
の狭い合成樹脂シート素材(1)と、廃材を用いて形成し
た透明度の低く横幅の広い合成樹脂シート素材(2)と
を、それらの側縁どうしが接触または一部重合する状態
に引き揃えて当該両側縁どうしを互いに接着させて幅方
向に一連に繋がった基層シート(5)を形成する工程と、
新材を用いて別途形成した極めて薄い透明な合成樹脂フ
イルム(7)を基層シート(5)へ接当させつつ、該基層シー
ト(5)とともに、対向配設された一対の押圧ローラー(8
a),(8b)の間に通して二層状の複合ウエブ(9)を形成する
工程と、引き続いて該複合ウエブ(9)を成形機(10)の一
対の成形型(10a),(10b)間に、成型後における容器の内
面側に前記フイルム(7)の面が位置するようにして移送
する工程と、該成形機(10)によって前記の新材合成樹脂
シート素材(1)部分に対応する複合ウエブ部分(9a)で容
器の蓋部分(A)の幅方向の少なくとも中央部分を含む部
分を長手方向の全長に亙って凹凸形成するとともに、前
記の廃材合成樹脂シート素材(2)部分に対応する複合ウ
エブ部分(9b)で該蓋部分(A)のその余の部分全部と容器
の身部分(B)全体とを凹凸形成して順次未切断容器(11)
を形成する工程と、続いて、該未切断容器(11)を切断機
(12)の位置へ移行させる工程と、該切断機(12)によって
未切断容器(11)の間を切断して単体の容器(K)に分離す
る工程とを、この順に順次行う食品包装用合成樹脂容器
の製造方法。 - 【請求項5】 前記合成樹脂フイルム(7)が、予め所要
の文字図柄等(C)を片面側のみに所要間隔をあけて配設
印刷してあるものであって、前記複合ウエブ(9)の形成
工程において、当該印刷面が基層シート(5)の面と対向
し、かつ、当該文字図柄等(C)が前記新材合成樹脂シー
ト素材(1)部分に対応する位置に配置させて、基層シー
ト(5)と接着一体化する請求項4に記載の食品包装用合
成樹脂容器の製造方法。 - 【請求項6】 複合ウエブ(9)を、基層シート(5)の前記
合成樹脂フイルム(7)接着面とは反対側の面に別の新材
を用いて形成した極めて薄い透明な合成樹脂フイルム(7
A)を接着して3層状のものとする請求項4または5に記
載の食品包装用合成樹脂容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108885A JPH07106744B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 食品包装用合成樹脂容器とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108885A JPH07106744B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 食品包装用合成樹脂容器とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06211230A true JPH06211230A (ja) | 1994-08-02 |
| JPH07106744B2 JPH07106744B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14496068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4108885A Expired - Fee Related JPH07106744B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 食品包装用合成樹脂容器とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106744B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007216969A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Mamoru Kamo | 鶏卵包装用容器とその製造方法 |
| JP2007216967A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Mamoru Kamo | 鶏卵包装用容器とその製造方法 |
| JP2007216968A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Mamoru Kamo | 鶏卵包装用容器とその製造方法 |
| JP2011068364A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Hiroko Mochizuki | 食品包装用容器とその製造方法 |
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