JPH06211665A - ジラゼプを必須成分とする眼圧降下剤 - Google Patents
ジラゼプを必須成分とする眼圧降下剤Info
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- JPH06211665A JPH06211665A JP5006535A JP653593A JPH06211665A JP H06211665 A JPH06211665 A JP H06211665A JP 5006535 A JP5006535 A JP 5006535A JP 653593 A JP653593 A JP 653593A JP H06211665 A JPH06211665 A JP H06211665A
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- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/55—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having seven-membered rings, e.g. azelastine, pentylenetetrazole
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
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- A61P27/06—Antiglaucoma agents or miotics
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規眼圧降下剤を提供する。
【構成】 以下の式(1)
【化1】
で示される3,4,5−トリメトキシ安息香酸(テトラ
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1,4(5H)−
ジイル)ジ−3,1−プロパンジイルエステル(一般
名:ジラゼプ)は、優れた眼圧降下剤である。
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1,4(5H)−
ジイル)ジ−3,1−プロパンジイルエステル(一般
名:ジラゼプ)は、優れた眼圧降下剤である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高眼圧症ないし緑内障
の治療に有効な新規な眼圧降下剤に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は式(1)
の治療に有効な新規な眼圧降下剤に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は式(1)
【化2】 で表される3,4,5−トリメトキシ安息香酸(テトラ
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1,4(5H)−
ジイル)ジ−3,1−プロパンジイルエステル(一般
名:ジラゼプ)またはその薬学上許容される塩(以下、
化合物(1)という)を有効成分として含有する眼圧降
下剤に関するものである。
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1,4(5H)−
ジイル)ジ−3,1−プロパンジイルエステル(一般
名:ジラゼプ)またはその薬学上許容される塩(以下、
化合物(1)という)を有効成分として含有する眼圧降
下剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】緑内障とは持続的または繰り返し眼内圧
が正常範囲を越えて上昇することが基盤となり、眼の器
質的障害さらには視野異常等の視覚機能障害を惹起する
疾患である。高眼圧症は、正常値を超える高眼圧を認め
るものの、視覚機能障害は認められない例で、長期経過
の後、緑内障に発展する可能性がある。高眼圧症ないし
緑内障の薬物療法の目標は視覚機能障害を起こさない健
常眼圧レベルに眼圧を下げ、それを維持することにあ
る。
が正常範囲を越えて上昇することが基盤となり、眼の器
質的障害さらには視野異常等の視覚機能障害を惹起する
疾患である。高眼圧症は、正常値を超える高眼圧を認め
るものの、視覚機能障害は認められない例で、長期経過
の後、緑内障に発展する可能性がある。高眼圧症ないし
緑内障の薬物療法の目標は視覚機能障害を起こさない健
常眼圧レベルに眼圧を下げ、それを維持することにあ
る。
【0003】高眼圧症ないし緑内障の眼圧降下剤とし
て、従来、炭酸脱水酵素阻害剤(内服薬)、高張浸透圧
剤(注射剤)、ピロカルピン、エピネフリンとそのプロ
ドラッグであるジピベフリン(点眼剤)が知られ、最近
ではβ受容体遮断剤(点眼剤)が多用されているが、い
ずれも多くの欠点を有している。たとえば炭酸脱水酵素
阻害剤(内服薬)は、胃腸障害、全身倦怠等の副作用が
ある。高張浸透圧剤(注射剤)は主として眼科手術後の
急激な眼圧上昇による急性発作等に用いられ、緑内障や
高眼圧症の治療を目的とした長期投与には不適当であ
る。ピロカルピン点眼剤は、縮瞳による視野狭窄に伴う
暗黒感、毛様筋収縮による調節性障害等の副作用が知ら
れ、エピネフリン及びジピベフリン点眼剤は血管収縮に
よる反動充血、眼痛、頻脈等の副作用がある。また、β
受容体遮断剤を有効成分とする点眼剤は全身性には中枢
神経系に作用して頭痛、抑うつ症状等、呼吸器系に対し
ては喘息様症状等、循環器系に対しては徐脈、低血圧等
の副作用が報告されている(医薬ジャーナル,28,705,1
992)。眼局所には涙液減少による乾燥感や点眼時の刺激
感をもたらす。また、徐脈、気管支喘息等の患者で重篤
な副作用が生じるため、このような患者には禁忌である
という欠点がある(AMERICAN JOURNAL OF OPHTHALMOLOG
Y,102,606,1986)。以上のように現在多用されている眼
圧降下剤には、それぞれ問題点がある。
て、従来、炭酸脱水酵素阻害剤(内服薬)、高張浸透圧
剤(注射剤)、ピロカルピン、エピネフリンとそのプロ
ドラッグであるジピベフリン(点眼剤)が知られ、最近
ではβ受容体遮断剤(点眼剤)が多用されているが、い
ずれも多くの欠点を有している。たとえば炭酸脱水酵素
阻害剤(内服薬)は、胃腸障害、全身倦怠等の副作用が
ある。高張浸透圧剤(注射剤)は主として眼科手術後の
急激な眼圧上昇による急性発作等に用いられ、緑内障や
高眼圧症の治療を目的とした長期投与には不適当であ
る。ピロカルピン点眼剤は、縮瞳による視野狭窄に伴う
暗黒感、毛様筋収縮による調節性障害等の副作用が知ら
れ、エピネフリン及びジピベフリン点眼剤は血管収縮に
よる反動充血、眼痛、頻脈等の副作用がある。また、β
受容体遮断剤を有効成分とする点眼剤は全身性には中枢
神経系に作用して頭痛、抑うつ症状等、呼吸器系に対し
ては喘息様症状等、循環器系に対しては徐脈、低血圧等
の副作用が報告されている(医薬ジャーナル,28,705,1
992)。眼局所には涙液減少による乾燥感や点眼時の刺激
感をもたらす。また、徐脈、気管支喘息等の患者で重篤
な副作用が生じるため、このような患者には禁忌である
という欠点がある(AMERICAN JOURNAL OF OPHTHALMOLOG
Y,102,606,1986)。以上のように現在多用されている眼
圧降下剤には、それぞれ問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た眼圧降下作用を有し、かつ眼刺激性が低く、安全性の
高い新規な高眼圧症ないし緑内障の眼圧降下剤を提供す
ることにある。
た眼圧降下作用を有し、かつ眼刺激性が低く、安全性の
高い新規な高眼圧症ないし緑内障の眼圧降下剤を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、優れた眼
圧降下剤を見い出すために鋭意研究を続けた結果、虚血
性心疾患及び脳循環障害治療剤として公知の化合物
(1)が公知の薬効からは予期できない眼圧降下作用を
発揮し、眼刺激性が低く、高眼圧症ないし緑内障の眼圧
降下剤として有用であることを見い出し、ここに本発明
を完成するに至った。本発明に関する化合物(1)の眼
圧降下作用は、本発明者等が初めて見い出したものであ
る。
圧降下剤を見い出すために鋭意研究を続けた結果、虚血
性心疾患及び脳循環障害治療剤として公知の化合物
(1)が公知の薬効からは予期できない眼圧降下作用を
発揮し、眼刺激性が低く、高眼圧症ないし緑内障の眼圧
降下剤として有用であることを見い出し、ここに本発明
を完成するに至った。本発明に関する化合物(1)の眼
圧降下作用は、本発明者等が初めて見い出したものであ
る。
【0006】化合物(1)は薬理作用からみて上記に示
したようなピロカルピン点眼剤が有するような縮瞳、調
節性障害や、エピネフリン及びジピベフリン点眼剤が有
する反動充血等の副作用は有さないと考えられる。ま
た、化合物(1)は心拍数や血圧に与える影響が少ない
という報告があり(基礎と臨床,9,1791,1975)、さら
に、呼吸器系にはほとんど作用しないと考えられること
から、β受容体遮断剤(点眼剤)が有する血圧低下や呼
吸器系に対する副作用は有さないと考えられる。
したようなピロカルピン点眼剤が有するような縮瞳、調
節性障害や、エピネフリン及びジピベフリン点眼剤が有
する反動充血等の副作用は有さないと考えられる。ま
た、化合物(1)は心拍数や血圧に与える影響が少ない
という報告があり(基礎と臨床,9,1791,1975)、さら
に、呼吸器系にはほとんど作用しないと考えられること
から、β受容体遮断剤(点眼剤)が有する血圧低下や呼
吸器系に対する副作用は有さないと考えられる。
【0007】以上のように化合物(1)は従来の高眼圧
症ないし緑内障の眼圧降下剤において問題となっている
副作用をほとんど有さない有用性の高い薬剤である。化
合物(1)は局方に記載されており、その製造法につい
ては例えばMERCK INDEX、第11版、504頁の318
5 Dilazepの項に記載の文献を参照して製することがで
き、また、市販のものを利用することもできる(名草化
成株式会社)。
症ないし緑内障の眼圧降下剤において問題となっている
副作用をほとんど有さない有用性の高い薬剤である。化
合物(1)は局方に記載されており、その製造法につい
ては例えばMERCK INDEX、第11版、504頁の318
5 Dilazepの項に記載の文献を参照して製することがで
き、また、市販のものを利用することもできる(名草化
成株式会社)。
【0008】本発明の眼圧降下剤で、式(1)で表され
る化合物の薬学上許容される塩には、例えば塩酸塩、硫
酸塩、硝酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩、酒石酸塩、酢
酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩及び蓚酸
塩等の無機酸塩または有機酸塩が包含される。
る化合物の薬学上許容される塩には、例えば塩酸塩、硫
酸塩、硝酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩、酒石酸塩、酢
酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩及び蓚酸
塩等の無機酸塩または有機酸塩が包含される。
【0009】本発明の眼圧降下剤は、式(1)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩を慣用の製剤担
体と混合することにより、適当な投与単位形態に調製さ
れる。この投与単位形態としては通常の各種形態を任意
に採用でき、例えば局所投与には、点眼剤、眼軟膏剤等
を、また全身投与には、錠剤、顆粒剤、注射剤等を例示
できる。特に本発明の眼圧降下剤は点眼剤の形態として
用いるのが好ましい。
る化合物またはその薬学上許容される塩を慣用の製剤担
体と混合することにより、適当な投与単位形態に調製さ
れる。この投与単位形態としては通常の各種形態を任意
に採用でき、例えば局所投与には、点眼剤、眼軟膏剤等
を、また全身投与には、錠剤、顆粒剤、注射剤等を例示
できる。特に本発明の眼圧降下剤は点眼剤の形態として
用いるのが好ましい。
【0010】本発明で用いる化合物(1)の点眼剤の場
合の濃度は、0.001%〜1.0%の範囲に調製され
るのが好ましい。また、点眼剤として通常に用いられる
添加剤、例えば、クロロブタノール、デヒドロ酢酸ナト
リウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウ
ム、フェネチルアルコール、パラオキシ安息香酸メチ
ル、塩化ベンゼトニウム等の保存剤、ホウ砂、ホウ酸、
リン酸二水素カリウム等の緩衝剤、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等の増粘剤、ポリソ
ルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等の溶
解補助剤、エデト酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム
等の安定化剤を適宜配合することができる。また、点眼
剤の場合は涙液と等張にするのが好ましく、そのために
必要に応じ、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グリセリ
ン等の等張化剤を添加することができる。さらに、液性
は眼科的に許容される範囲であればよく、pH5.0〜
8.0の範囲が好ましい。
合の濃度は、0.001%〜1.0%の範囲に調製され
るのが好ましい。また、点眼剤として通常に用いられる
添加剤、例えば、クロロブタノール、デヒドロ酢酸ナト
リウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウ
ム、フェネチルアルコール、パラオキシ安息香酸メチ
ル、塩化ベンゼトニウム等の保存剤、ホウ砂、ホウ酸、
リン酸二水素カリウム等の緩衝剤、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等の増粘剤、ポリソ
ルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等の溶
解補助剤、エデト酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム
等の安定化剤を適宜配合することができる。また、点眼
剤の場合は涙液と等張にするのが好ましく、そのために
必要に応じ、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グリセリ
ン等の等張化剤を添加することができる。さらに、液性
は眼科的に許容される範囲であればよく、pH5.0〜
8.0の範囲が好ましい。
【0011】本発明の点眼剤の用法・用量は、患者の症
状、年令等により変動するが、点眼剤の場合には、通
常、1日1〜3回、1回当り1〜5滴が点眼され、眼軟
膏剤の場合には、通常、1日1〜2回、結膜嚢内に適量
を塗布して使用される。以下、実施例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
状、年令等により変動するが、点眼剤の場合には、通
常、1日1〜3回、1回当り1〜5滴が点眼され、眼軟
膏剤の場合には、通常、1日1〜2回、結膜嚢内に適量
を塗布して使用される。以下、実施例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】
【実施例】 実施例1 点眼剤 100ml中 塩酸ジラゼプ 1.15g (ジラゼプとして 1.00g) グリセリン 1.90g 1N水酸化ナトリウム水溶液 1.60ml 塩化ベンザルコニウム 0.01g 滅菌精製水 適量 滅菌精製水90mlに塩酸ジラゼプを加えて溶解した
後、グリセリン、塩化ベンザルコニウム及び1N水酸化
ナトリウム水溶液を加えて溶解し、滅菌精製水を加えて
全量を100mlとする。pH約7、浸透圧比約1。
後、グリセリン、塩化ベンザルコニウム及び1N水酸化
ナトリウム水溶液を加えて溶解し、滅菌精製水を加えて
全量を100mlとする。pH約7、浸透圧比約1。
【0013】 実施例2 点眼剤 100ml中 塩酸ジラゼプ 0.0115g (ジラゼプとして 0.010g) リン酸二水素カリウム 0.360g リン酸水素二ナトリウム 0.571g 塩化ナトリウム 0.456g 塩化ベンゼトニウム 0.010g滅菌精製水 適量 滅菌精製水90mlに塩酸ジラゼプを加えて溶解した
後、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、
塩化ナトリウム及び塩化ベンゼトニウムを加えて溶解
し、滅菌精製水を加えて全量を100mlとする。pH
約7、浸透圧比約1。
後、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、
塩化ナトリウム及び塩化ベンゼトニウムを加えて溶解
し、滅菌精製水を加えて全量を100mlとする。pH
約7、浸透圧比約1。
【0014】 実施例3 点眼剤 100ml中 塩酸ジラゼプ 0.00115g (ジラゼプとして 0.0010g) ホウ酸 1.187g ホウ砂 0.073g 塩化ナトリウム 0.287g 塩化ベンザルコニウム 0.010g滅菌精製水 適量 滅菌精製水90mlに塩酸ジラゼプを加えて溶解した
後、ホウ酸、ホウ砂、塩化ナトリウム及び塩化ベンザル
コニウムを加えて溶解し、滅菌精製水を加えて全量を1
00mlとする。pH約7、浸透圧比約1。
後、ホウ酸、ホウ砂、塩化ナトリウム及び塩化ベンザル
コニウムを加えて溶解し、滅菌精製水を加えて全量を1
00mlとする。pH約7、浸透圧比約1。
【0015】試験例1:薬効試験(眼圧降下作用) ウサギを用いて本発明の点眼剤の眼圧降下作用を検討し
た。また、代表的なβ受容体遮断剤についても同様の試
験を実施して本発明の点眼剤と比較検討した。 方法:実施例1に示される処方に従って、化合物(1)
の1.0%点眼剤を調製した。さらに、これに準じて
0.1%及び0.001%点眼剤を調製した。陰性対照
には実施例1に準じて調製した化合物(1)を含まない
点眼剤を用いて本発明の点眼剤と比較検討した。また、
陽性対照にはマレイン酸チモロールを主成分とする市販
点眼剤(遊離塩基として0.5%のチモロールを含有)
を用いた。 正常眼圧の雄性日本白色家兎(体重約2kg)4〜8羽を
1群とし、片眼に被験液(各濃度に調製した点眼剤)
を、他眼には対照液(化合物(1)を含まない点眼剤)
をそれぞれ50μlずつ点眼した。0.4%塩酸オキシ
ブプロカイン5μl点眼による角膜表面麻酔後、空圧圧
平電子眼圧計(Applanation Pneumatonograph、Alcon
社)を用い、点眼前及び点眼後6〜8時間後まで1〜2
時間毎に眼圧を測定した。
た。また、代表的なβ受容体遮断剤についても同様の試
験を実施して本発明の点眼剤と比較検討した。 方法:実施例1に示される処方に従って、化合物(1)
の1.0%点眼剤を調製した。さらに、これに準じて
0.1%及び0.001%点眼剤を調製した。陰性対照
には実施例1に準じて調製した化合物(1)を含まない
点眼剤を用いて本発明の点眼剤と比較検討した。また、
陽性対照にはマレイン酸チモロールを主成分とする市販
点眼剤(遊離塩基として0.5%のチモロールを含有)
を用いた。 正常眼圧の雄性日本白色家兎(体重約2kg)4〜8羽を
1群とし、片眼に被験液(各濃度に調製した点眼剤)
を、他眼には対照液(化合物(1)を含まない点眼剤)
をそれぞれ50μlずつ点眼した。0.4%塩酸オキシ
ブプロカイン5μl点眼による角膜表面麻酔後、空圧圧
平電子眼圧計(Applanation Pneumatonograph、Alcon
社)を用い、点眼前及び点眼後6〜8時間後まで1〜2
時間毎に眼圧を測定した。
【0016】結果:本発明点眼剤の上記試験の結果(対
照眼と被験眼の眼圧差)を図1に、また、マレイン酸チ
モロールを主成分とする市販点眼剤(0.5%チモロー
ル点眼液)の結果を本発明点眼剤と対比して表1に示
す。本発明の1.0%及び0.1%点眼剤投与眼では点
眼2時間後に眼圧差が最大となり、1.0%点眼剤投与
眼の眼圧は対照眼に比べ、平均2.6mmHg降下し、
点眼8時間後においてもなお眼圧降下が認められた。
0.1%点眼剤投与眼においても点眼6時間後まで眼圧
降下が認められた。0.001%点眼剤投与眼において
は点眼0.5、1及び2時間後に眼圧降下が認められ
た。一方、市販のチモロール点眼液(0.5%)は、点
眼1及び2時間後に0.8mmHgの眼圧降下を示した
が、この眼圧降下の程度は本発明の0.1%点眼剤のそ
れ(点眼1時間後に1.8mmHg、点眼2時間後に
2.7mmHgの眼圧降下)に比べると明らかに低いも
のであった。このことは本発明の点眼剤は市販のチモロ
ール点眼液の1/5の濃度でこれを十分上回る効果を示
すことを意味する。以上の結果は、本発明の点眼剤が代
表的なβ受容体遮断剤を主成分とする点眼剤と比較して
も優れた眼圧降下作用を有することを立証するものであ
る。
照眼と被験眼の眼圧差)を図1に、また、マレイン酸チ
モロールを主成分とする市販点眼剤(0.5%チモロー
ル点眼液)の結果を本発明点眼剤と対比して表1に示
す。本発明の1.0%及び0.1%点眼剤投与眼では点
眼2時間後に眼圧差が最大となり、1.0%点眼剤投与
眼の眼圧は対照眼に比べ、平均2.6mmHg降下し、
点眼8時間後においてもなお眼圧降下が認められた。
0.1%点眼剤投与眼においても点眼6時間後まで眼圧
降下が認められた。0.001%点眼剤投与眼において
は点眼0.5、1及び2時間後に眼圧降下が認められ
た。一方、市販のチモロール点眼液(0.5%)は、点
眼1及び2時間後に0.8mmHgの眼圧降下を示した
が、この眼圧降下の程度は本発明の0.1%点眼剤のそ
れ(点眼1時間後に1.8mmHg、点眼2時間後に
2.7mmHgの眼圧降下)に比べると明らかに低いも
のであった。このことは本発明の点眼剤は市販のチモロ
ール点眼液の1/5の濃度でこれを十分上回る効果を示
すことを意味する。以上の結果は、本発明の点眼剤が代
表的なβ受容体遮断剤を主成分とする点眼剤と比較して
も優れた眼圧降下作用を有することを立証するものであ
る。
【0017】
【表1】 対照眼と薬物投与眼の眼圧差(mmHg) ─────────────────────────────────── 薬物 遊離塩基濃度(%) 1時間 2時間 4時間 6時間 8時間 ─────────────────────────────────── 化合物(1) 1.0 -0.63 -2.59 − − -1.41 化合物(1) 0.1 -1.81 -2.67 -1.81 -0.44 − 化合物(1) 0.001 -0.83 -0.33 -0.04 0.17 − ─────────────────────────────────── マレイン酸 チモロール 0.5 -0.80 -0.80 -0.25 -0.10 − ───────────────────────────────────
【0018】試験例2:眼刺激性試験 ウサギを用いて本発明の点眼剤の眼刺激性を検討した。 方法:試験例1の記載に準じて化合物(1)の異なる点
眼剤を調製し、改良ドレイズ法(現代の臨床,4,27
7,1970)により眼刺激性を評価した。雄性日本白
色家兎(体重約2kg)4羽を1群とし、片眼に被験液
(各濃度に調製した点眼剤)を、他眼には対照液(化合
物(1)を含まない点眼剤)をそれぞれ50μlずつ点
眼し、改良ドレイズ法によって眼刺激性を評価した。 結果:試験例1の中で最高濃度である1.0%点眼剤の
試験結果を表2および表3に示す。角膜および結膜につ
いては、いずれの観察時間においても被験眼のスコアは
対照眼のそれとほぼ同程度であった。虹彩については、
点眼30〜120分後に、被験眼にごく僅かな充血を認
めたが150分後には消失した。0.1%点眼剤投与眼
においても同様の結果が得られたが、虹彩充血の程度は
更に軽度であった。0.001%点眼剤投与眼では全項
目とも対照眼との間にスコアの差は認められなかった。
以上の結果は、本発明点眼剤の眼刺激性が低いことを立
証するものである。
眼剤を調製し、改良ドレイズ法(現代の臨床,4,27
7,1970)により眼刺激性を評価した。雄性日本白
色家兎(体重約2kg)4羽を1群とし、片眼に被験液
(各濃度に調製した点眼剤)を、他眼には対照液(化合
物(1)を含まない点眼剤)をそれぞれ50μlずつ点
眼し、改良ドレイズ法によって眼刺激性を評価した。 結果:試験例1の中で最高濃度である1.0%点眼剤の
試験結果を表2および表3に示す。角膜および結膜につ
いては、いずれの観察時間においても被験眼のスコアは
対照眼のそれとほぼ同程度であった。虹彩については、
点眼30〜120分後に、被験眼にごく僅かな充血を認
めたが150分後には消失した。0.1%点眼剤投与眼
においても同様の結果が得られたが、虹彩充血の程度は
更に軽度であった。0.001%点眼剤投与眼では全項
目とも対照眼との間にスコアの差は認められなかった。
以上の結果は、本発明点眼剤の眼刺激性が低いことを立
証するものである。
【0019】
【表2】 *表中の数字は4羽のスコアの平均値を表す。
【0020】
【表3】 *表中の数字は4羽のスコアの平均値を表す。
【0021】
【発明の効果】本発明の眼圧降下剤は、眼圧降下作用に
優れ、眼刺激性が低く、安全性が高いため、高眼圧症な
いし緑内障の治療剤として極めて有用である。
優れ、眼刺激性が低く、安全性が高いため、高眼圧症な
いし緑内障の治療剤として極めて有用である。
【図1】 本発明の点眼剤の薬効試験(眼圧降下作用)
の結果を表すグラフである。
の結果を表すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 で表される化合物またはその薬学上許容される塩を含有
する眼圧降下剤。 - 【請求項2】 投与剤型が局所投与製剤である請求項1
の眼圧降下剤。 - 【請求項3】 投与剤型が点眼剤である請求項2の眼圧
降下剤。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006535A JPH06211665A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ジラゼプを必須成分とする眼圧降下剤 |
| EP19930310489 EP0607697A3 (en) | 1993-01-19 | 1993-12-23 | Dilazep for reduction of elevated intraocular pressure. |
| US08/177,953 US5428030A (en) | 1993-01-19 | 1994-01-06 | Method of reducing elevated intraocular pressure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006535A JPH06211665A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ジラゼプを必須成分とする眼圧降下剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06211665A true JPH06211665A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11641052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5006535A Pending JPH06211665A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ジラゼプを必須成分とする眼圧降下剤 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5428030A (ja) |
| EP (1) | EP0607697A3 (ja) |
| JP (1) | JPH06211665A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7795203B2 (en) * | 2002-09-30 | 2010-09-14 | Babizhayev Mark A | Method for topical treatment of eye disease and composition and device for said treatment |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6333340A (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-13 | Michio Nakanishi | 循環器用薬物含有組成物 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP5006535A patent/JPH06211665A/ja active Pending
- 1993-12-23 EP EP19930310489 patent/EP0607697A3/en not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-01-06 US US08/177,953 patent/US5428030A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0607697A3 (en) | 1994-09-21 |
| EP0607697A2 (en) | 1994-07-27 |
| US5428030A (en) | 1995-06-27 |
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