JPH06211863A - 抗葉酸化合物及びその中間体の製造方法 - Google Patents

抗葉酸化合物及びその中間体の製造方法

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JPH06211863A
JPH06211863A JP5237840A JP23784093A JPH06211863A JP H06211863 A JPH06211863 A JP H06211863A JP 5237840 A JP5237840 A JP 5237840A JP 23784093 A JP23784093 A JP 23784093A JP H06211863 A JPH06211863 A JP H06211863A
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JP5237840A
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English (en)
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Charles J Barnett
チャールズ・ジャクソン・バーネット
Thomas M Wilson
トーマス・マイケル・ウィルソン
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Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
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Publication date
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗葉酸型の抗代謝物質として有用な化合物の
新規な製造方法を提供する。 【構成】 式IIの化合物のハロゲン化成績体と2,4−
ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン又はその塩とを極
性溶媒の存在下に反応させて、式Iで示される4−ヒド
ロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン誘導体又はその
塩を製造する方法。 [式中、Rは基−NHCH(COOR)CHCH
COOR又はOR;Rは水素又はカルボキシ保
護基、*で指定される炭素原子の立体配置はL;i,n
は0又は1;Aはアリール基;である]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は医薬及び有機化学の分野に属し、
抗葉酸型の抗代謝物質として有用である4−ヒドロキシ
ピロロ[2,3−d]ピリミジン類、及びその中間体を
合成するための新規な方法を提供する。抗代謝物質は癌
を処置するにあたり長年にわたって化学療法剤として使
用されているものである。このような薬物の1つである
メトトレキセートは現在最も広範に用いられている抗癌
剤の1つであり、他方、葉酸族の他の多くの化合物も合
成され試験され、そして化学及び医療文献において論述
されている。これらの化合物は酵素レベルにて種々の活
性を有しており、ジヒドロ葉酸還元酵素、葉酸ポリグル
タメート・シンセターゼ、グリシンアミドリボヌクレオ
チド・ホルミルトランスフェラーゼ及びチミジレート・
シンセターゼなどの酵素を阻害する。
【0002】最近になって、一連の4−ヒドロキシピロ
ロ[2,3−d]ピリミジン−L−グルタミン酸誘導体
が開示され、抗葉酸薬として特に有用であることが示さ
れた。例えば、米国特許第4,996,206号、第
5,106,974号、及び第4,997,838号を
参照のこと。しかし、これらに記載されている合成経路
は種々雑多であり、不便でありかつ複雑であることがし
ばしばである。本発明は4−ヒドロキシピロロ[2,3
−d]ピリミジンを基礎とする抗葉酸化合物の合成に有
用である中間体を合成するための改良方法を提供するも
のである。本発明の方法は抗新生物剤として使用される
抗葉酸化合物の合成にも有用である。この本発明の方法
によって合成される中間化合物は抗新生物グルタミン酸
誘導体の合成に主として有用であるが、医薬及び有機化
学の分野の専門家であれば、これらの中間体が上記の抗
新生物剤の合成に限定されないことは認識されよう。
【0003】本発明は、式:
【化7】 [式中、Rは式:
【化8】 で示される基又はORであり、Rは水素又はカルボ
キシ保護基であり、*で指定される炭素原子の立体配置
はLであり、nは0又は1であり、Aは置換されている
ことあるアリール基である]で示される4−ヒドロキシ
ピロロ[2,3−d]ピリミジン類又はその塩の製造方
法であって、(a) 式(II):
【化9】 [式中、R及びAは前記と同意義であり、jは0又は1
である]で示される化合物をハロゲン化し、そして(b)
工程(a)にて得られた反応生成物と2,4−ジアミノ
−6−ヒドロキシピリミジン又はその塩とを極性溶媒の
存在下に反応させることを特徴とする方法を提供する。
【0004】本発明は抗葉酸型の抗代謝物質として有用
である4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン
類、及びその中間体の合成方法に関する。式(I)で示さ
れる化合物は、対応する4(3H)−オキソ化合物と互
変異性の平衡状態で存在する。これを説明するため、ピ
ロロピリミジン環系の平衡とその番号付を以下に示す:
【化10】
【0005】便宜上、本明細書では式(I)として4−ヒ
ドロキシ型を記載し、それに相当する命名を行ってい
る。しかし、このような記載は対応する互変異性体であ
る4(3H)−オキソ型をも包含するものと解すべきで
ある。式(I)、(II)及び(IV)においてAとして表して
いる環構造は5−又は6−員のアリール基である。「ア
リール」なる用語は、ヘテロ原子(例えば、N、O及び
S)を3つまで含有することができる非置換又は置換芳
香環基を意味し、例えばフェニル、チエニル、ピリジ
ル、フリルなどが挙げられる。式(I)、(II)及び(IV)
においてAで表されるアリール基は、ハロゲン、ヒドロ
キシ、C1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシの中か
ら選ばれる1つ又は2つの置換分をCOR置換分に加え
て有することができる。「ハロゲン」なる用語はブロ
モ、クロロ、フルオロ及びヨードを意味する。「C1
4アルキル」なる用語は1−4個の炭素原子の直鎖又
は分枝鎖状脂肪族の鎖を意味し、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec-ブチル、及びtert-ブチルが挙げられる。「C1
−C4アルコキシ」なる用語は酸素架橋によって結合さ
れているC1−C4アルキルを意味し、例えばメトキシ、
エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシなどが挙げ
られる。
【0006】水素ではなくカルボキシ保護基である場合
のRは最終的な治療化合物には一般に見いだされない
基であるが、これは化学操作の際に反応しかねない基を
合成反応時に保護するために意図的に導入されるもので
あり、合成の後期に除去される。このような保護基を有
する化合物は主として化学中間体として重要なだけであ
るので、その正確な構造は重要でない(しかし、生物活
性を有するこのような誘導体もある)。このような保護
基を形成し除去するための多くの反応は数多くの標準的
な研究として記載されており、例えば「Protective Gro
ups in OrganicChemistry」, Plenum Press, (ロンドン
及びニューヨーク, 1973); Greene, Th,W., 「Protect
ive Groups in Organic Synthesis」, Wiley, (ニュー
ヨーク,1981); 及び「The Peptides」, I巻, Schroode
r及びLubke, Academic Press, (ロンドン及びニューヨ
ーク, 1965)などに記載されている。
【0007】カルボキシ基は、分子の所望の構造を破壊
することのない充分に緩和な条件下で選択的に除去でき
るエステル基として保護できる。特に好ましいものは、
メチル又はエチルなどの低級アルキルエステルである。
他の低級アルキルエステルとしてはt−ブチルなどの1
位が分岐しているもの、及び1位又は2位が以下のもの
で置換されているものがある: (i) 低級アルコキシ、
例えばメトキシメチル、1−メトキシエチル、エトキシ
メチルなど、(ii) 低級アルキルチオ、例えばメチルチ
オメチル、1−エチルチオエチルなど、(iii) ハロゲ
ン、例えば2,2,2−トリクロロエチル、2−ブロモ
エチル、2−ヨードエトキシカルボニルなど、(iv) 例
えばt−ブチルなどの低級アルキル、メトキシなどの低
級アルコキシ、ヒドロキシ、クロロなどのハロゲン及び
4−ニトロベンジルなどによって1、2もしくは3置換
されていることある各々1−3のフェニル基、又は(v)
フェナシルなどのアロイル。
【0008】式(II)で示される化合物に代表される出発
物質は以下の反応式1に示すようにして合成することが
できる:
【化11】 [式中、jは0又は1であり、Aは置換されていること
あるアリール基であり、Xはブロモ又はヨードであり、
Rは式:
【化12】 で示される基又はORであり、Rは水素又はカルボ
キシ保護基であり、*で指定される炭素原子の立体化学
はLである]
【0009】パラジウム触媒カップリングによって式(I
I)で示される化合物を製造する方法は有機化学者に普通
に知られている。例えば、Larockら, Tetrahedron Lett
ers,30:2603-2606(1989)、Larockら,J.Org.Chem., 55:
407-408(1990)を参照のこと。好ましい式(IV)で示さ
れる化合物は、Aが5員アリール基である化合物であ
り、好ましくは2位がブロモ又はヨードで置換され、さ
らに5位がCOR基によって置換されているチオフェン
の場合である。Rは上述のように式:
【化13】 で示される基又はORであり、Rは水素又はカルボ
キシ保護基であり、*で指定される炭素原子の立体配置
はLである(Rが水素の場合、L−グルタミン酸)。
【0010】特に好ましい式(IV)で示される化合物は
Aが6員のアリール基である化合物であり、好ましくは
COR基に対して4位にブロモ又はヨード置換分が位置
しているフェニルである。上記を受けて、5員アリール
基(以下のチオフェン−2,5−イルエン)及び6員ア
リール基(以下のフェニル−1,4−イルエン)に位置
する必要な置換分を以下に示す:
【化14】 [ここに、Zはブロモ又はヨードである]。5員又は6
員アリール基は上述のようにさらに置換されていてもよ
いのは当然である。
【0011】上記反応式1に示している別の反応体、式
(III)の化合物は置換されていない酸素含有5員又は6
員環である(B環)。式(III)の化合物は市販されてい
るか、当業者に周知の標準的な手法によって製造され
る。好ましい式(III)の化合物はオキサシクロペンテ−
2−エン(2,3−ジヒドロ−1H−フラン)及びオキ
サシクロヘキサ−5−エン(2,3−ジヒドロ−4H−
ピラン)である。以下の反応式2に示されるように、反
応式1において反応体として選択される式(III)の化合
物がピロロ[2,3−d]ピリミジン部分と式(I)の化
合物の二価の環状基との間の炭素架橋の長さを決める。
5員の式(III)化合物を使用すれば、2炭素の架橋とな
り、6員の式(III)化合物を使用すれば、3炭素の架橋
となる。換言すれば、式(II)におけるjが0の場合、式
(I)のnは0となる。同様に、jが1の場合、nは1と
なる。従って、本発明の反応を4−ヒドロキシピロロ
[2,3−d]ピリミジン中間体又は活性な抗葉酸化合
物の合成に使用すれば、本質的に柔軟性のある反応が提
供される。
【0012】さらに、本発明は緩和な反応条件を使用す
るので、二価環状基に配置されるCOR置換分(式(I
V))を反応開始前に選択、確定でき、さらに反応の間
中、修飾を加えることなくそれを保持させることができ
る。本発明の反応を以下の反応式2に示す:
【化15】 [式中、A、j、n及びCORは前記のとおりである]
【0013】本発明の反応は、(a) 式(II)の化合物の
ハロゲン化、及び(b) 工程(a)にて得られた反応生成物
と2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジンとの極
性溶媒の存在下における反応、によって実施する。この
反応は2つの独立した工程として実施できるし、あるい
は工程(a)の反応生成物を分離することなく工程(a)の終
了後即座に工程(b)を行うワン−ポット反応として同系
(in situ)にて実施することもできるが、後者の手法の
ほうが好ましい。工程(a)では、一般に知られているハ
ロゲン化剤を使用する。特に有用なものは臭素元素、N
−ブロモスクシンイミド、N−ブロモアセトアミド及び
N−ブロモフタルイミドなどのブロム化剤である。これ
らのうちでは臭素元素が好ましい。さらに、塩素元素、
N−クロロスクシンイミド、及びN−クロロフタルイミ
ドなどのクロル化剤も使用できる。
【0014】次ぎに、工程(b)で示される環化反応によ
って式(I)の化合物を生成させる。工程(b)では、2,
4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジンを工程(a)の
反応生成物と極性溶媒の存在下に反応させ、4−ヒドロ
キシピリド[2,3−d]ピリミジン環系の環化を行
う。適当な極性溶媒としては、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセ
トン、アセトニトリル、及びアルコール類、水、及びそ
れらの混液が例示される。これらの中ではアセトニトリ
ルと水の混液が好ましい。通常、工程(b)は上記のよう
にして行えばよいが、極性溶媒に弱酸の塩(例えば、緩
衝化剤)を加え、工程(b)の環化反応の際に生成される
ヒドロハライド化合物と反応させるのが好ましい。酢酸
ナトリウムが好ましい緩衝化剤である。この反応の工程
(b)は約65℃から約85℃の温度で行うのが好まし
い。ある特定の反応に最適な実施温度は有機化学者の常
套手段によって容易に設定され得る。
【0015】工程(a)及び(b)に要する反応時間は、使用
する出発物質及び温度などの実施状態に応じて変動す
る。特定の反応に最適な反応時間は例のごとく、処理量
の競争目的を重んじることにより見いだされる妥協の産
物であり、この場合は短い反応時間が有利であり、最大
収量を考慮すれば、長い反応時間が有利である。本発明
の反応によって得られる式(I)の化合物は通常の手法に
よって容易に単離される。例えば、前もって加熱した工
程(b)の混合物を室温にまで冷却し、この工程によって
生成される沈殿物を濾過し、乾燥する。式(I)の化合物
を中間体として使用する場合は、回収した生成物をさら
に精製する必要がない。回収した生成物を治療学的に活
性な化合物として使用する場合は、有機化学の分野で普
通に用いられている方法によってさらに精製すればよ
い。
【0016】RがORであり、Rが水素又はカルボ
キシ保護基である式(I)の化合物は一般に、新規な又は
既知の4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン
−L−グルタミン酸誘導体を製造し、又はこのようなL
−グルタミン酸誘導体を合成するのに役立つ別の中間体
を製造するために有用な中間体である。多くの4−ヒド
ロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン−L−グルタミ
ン酸誘導体が葉酸抗代謝物質活性を有し、特に抗新生物
剤として有用であることが知られている。例えば、米国
特許第4,996,206号、第4,997,838
号、及び第5,106,974号を参照のこと。しか
し、このような例示が本発明の方法によって製造される
式(I)の化合物を上記の用途に限定するものでない。
【0017】CORのRがORでありRが水素又は
カルボキシ保護基である場合の式(I)で示される中間化
合物は当業者に周知の方法によって活性抗新生物剤へと
変換される。通常は、ペプチド結合を形成させるための
通常の縮合法を使用し、米国特許第4,684,653
号に記載の方法に従うがピリド[2,3−d]ピリミジ
ンを適当なピロロ[2,3−d]ピリミジンと置き換え
て、式:
【化16】 [式中、Rはカルボキシ保護基であり、*で指定して
いる炭素元素の立体配置はLである]で示される保護L
−グルタミン酸誘導体を、式(I)の中間化合物とカップ
リングさせる。次いで、得られた4−ヒドロキシピロロ
[2,3−d]ピリミジンを加水分解し、Rのカルボ
キシ保護基を除去する。
【0018】さらには、式(II)の化合物を本発明の方法
に付する前に、前述のカップリング手法を使用して式
(V)の保護グルタミン酸誘導体を式(II)のA環に結合し
ているカルボキシ基とカップリングすることもできる。
次いで、得られた保護L−グルタミン酸誘導体を本発明
の方法に使用すれば、Rのカルボキシ保護基が加水分
解されると活性な4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]
ピリミジン抗新生物剤となる式(I)の中間体が得られ
る。あるいは、Rが式:
【化17】 で示される基であり、Rが水素又はカルボキシ保護基
であり、「*」が上記の定義である式(II)で示される化
合物を本発明の方法に直接使用し、活性な4−ヒドロキ
シピロロ[2,3−d]ピリミジン抗新生物剤を得るこ
ともできる。例えば、本明細書中の実施例4を参照のこ
と。さらに、9−ヒドロキシ置換分は接触水素添加など
の通常の方法によって除去することができ、これにより
得られた生成物は抗新生物活性を有する葉酸抗代謝物質
である。例えば、米国特許第4,996,206号、第
4,997,838号、及び第5,106,974号を
参照のこと。以下に実施例を挙げて本発明の方法をさら
に詳細に説明する。これらの実施例はいかなる意味にお
いても本発明の範囲の限定を意図するものでなく、その
ように解すべきでない。
【0019】実施例1 4−(2,3−ジヒドロフラン−2−イル)安息香酸メ
チル 減圧下に予め脱気しておいたジメチルホルムアミド(D
MF)100ml 中のパラジウム(II)アセテート269m
g(1.20mmol)、トリフェニルホスフィン314m
g(1.20mmol)、酢酸リチウム二水和物15.3g
(150mmol)、及びテトラブチルアンモニウム・クロ
ライド13.9g(50mmol)の混合物に4−ヨード安
息香酸メチル13.10g(50mmol)及び2,3−ジ
ヒドロフラン17.50g(150mmol)を加えた。得
られた混合物を窒素雰囲気下に撹拌しながら約80℃に
4時間暖め、変換を完全に行った(TLC:シリカ、ヘ
キサン−酢酸エチル8:2)。この混合物を室温に冷却
し、メチル・t−ブチルエーテル(MTBE)200ml
及び水200ml で希釈した。層を分離させ、有機層を
水100ml ×2で洗浄する。水層をまとめ、それをさ
らにMTBE100ml で抽出した。有機層をまとめ、
活性炭3gで処理した。炭素を濾過し、濾液を水100
ml ×2で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
留去し、粗生成物9.29gを褐色の油として入手し
た。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキ
サン−酢酸エチル8:2)及び、採取画分の短行路蒸留
を行い、精製された生成物5.5g(54%)を低融点
固形物として得た(融点:約25℃)。沸点165℃
(0.35torr)。
【0020】1H NMR (CDCl3) δ 2.56 (m,1H), 3.12
(m,1H), 3.91 (s,3H), 4.97 (q,J=2.6Hz,1H), 5.57 (d
d,J=2.7,8.2Hz,1H), 6.47 (q,J=2.7Hz,1H), 7.42 (d,J=
8.4Hz,2H), 8.03 (d,J=8.4Hz,2H);13 C NMR (CDCl3) δ 37.9, 52.0, 81.6, 99.0, 125.4,
129.3, 129.8, 145.3,148.2, 166.7; IR (CHCl3) 3026, 2957, 1720, 1620, 1612, 1284, 111
4, 1050 cm-1; UV (EtOH) 235 nm (ε 12 483); MS (FD) m/z 204 (M+)。 元素分析(C12H12O3 として) 計算値:C, 70.58; H, 5.92 実測値:C, 70.33; H, 5.98
【0021】実施例2 4−(1−ヒドロキシ−2−[2−アミノ−4−ヒドロ
キシピロロピリミジン−5−イル]エチル)安息香酸メ
チルエステル −10℃に冷却したアセトニトリル15ml 及び水20m
l 中、4−(2,3−ジヒドロフラン−2−イル)安息
香酸メチル2.04g(10mmol)の混合物を激しく撹
拌し、その中に臭素1.60g(10mmol)のアセトニ
トリル5ml 溶液を滴加した。滴加終了後、この混合物
を15分間撹拌した。次いで、2,4−ジアミノ−6−
ヒドロキシピリミジン1.26g(10mmol)及び酢酸
ナトリウム2.46g(30mmol)を加え、得られた混
合物を約75℃に2時間加熱した。約20分後、生成物
が沈殿し始めた。その混合物を室温に冷却し、水20ml
を加えた。生成物を濾過し、乾燥し、粗生成物2.3g
を得た。この粗生成物をDMF(140℃)中のスラリ
ー化によって精製し、冷却し、濾過し、エーテル中で再
度スラリー化した。このエーテル懸濁液を濾過し、白色
粉末として生成物1.54g(47%)を得た。融点:
>260℃。
【0022】1H NMR (DMSO-d6) δ 2.88 (m,2H), 3.81
(s,3H), 4.95 (m,1H), 5.71 (d,J=4.7Hz,1H), 6.03 (s,
2H), 6.21 (br d,J=1.8Hz,1H), 7.41 (d,J=8.3Hz,2H),
7.86(d,J=8.3Hz,2H), 10.28 (s,1H), 10.64 (br s,1H); MS (FD) m/z 328 (M+)。 元素分析(C16H16N4O4 として) 計算値:C, 58.37; H, 5.04; N, 17.29 実測値:C, 58.53; H, 4.91; N, 17.06
【0023】実施例3 N−4−(2,3−ジヒドロフラン−2−イル)ベンゾ
イル−L−グルタミン酸ジエチルエステル 4−ヨードベンゾイル−L−グルタミン酸21.7g
(50mol)、トリフェニルホスフィン0.314g
(1.2mmol)、酢酸リチウム15.3g(150mmo
l)、及びテトラブチルアンモニウム・クロライド1
0.2g(50mmol)のDMF100ml 中混合物を減
圧下に脱気し、窒素雰囲気下においた。この混合物にパ
ラジウム(II)アセテート269mg(1.20mmol)及
びジヒドロフラン17.5g(250mmol)を加えた。
得られた混合物を撹拌しながら75℃−80℃に22時
間暖め、この時点で反応が終了していることを試料のH
PLC分析によって確認した。この混合物を冷却し、水
500ml 中に注加し、得られた懸濁液を酢酸エチル2
00ml ×3で抽出した。有機層をまとめ、それを水2
00ml ×4及び飽和NaCl溶液200ml で洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、粗生成物2
0.38gを油として入手した。そのうち6.0gをフ
ラッシュクロマトグラフィー(シリカ、酢酸エチル−ヘ
キサン1:1)にかけ、精製されたN−4−(2,3−
ジヒドロフラン−2−イル)ベンゾイル−L−グルタミ
ン酸ジエチルエステル1.42gを得た。融点:81−
82℃。
【0024】1H NMR (CDCl3) δ 1.22 (t,J=7.2Hz,3H),
1.30 (t,J=7.2Hz,3H), 2.14 (m,1H), 2.32 (m,1H), 2.
50 (m,3H), 3.11 (m,1H), 4.10 (q,J=7.2Hz,2H), 4.23
(q,J=7.2Hz,2H), 4.79 (m,1H), 4.96 (q,J=2.5Hz,1H),
5.55 (m,1H), 6.46 (q,J=2.4Hz,1H), 7.12 (d,J=7.4Hz,
1H), 7.41 (d,J=8.2Hz,2H), 7.82 (d,J=8.2Hz,2H)。 IR (CHCl3) 3420, 3012, 1732, 1662, 1622, 1613, 152
3, 1496, 1377, 1050cm-1。 UV (EtOH) 202 nm (ε 26 740), 233 nm (ε 14 900)。 MS (FD) m/z 375 (M+)。 元素分析(C20H25NO6として) 計算値:C, 63.99; H, 6.71; N, 3.73 実測値:C, 63.84; H, 6.76; N, 3.99 さらなる画分のプールから生成物1.6gをさらに入手
した(HPLCによると純度48%であった)。
【0025】実施例4 N−4−(1−ヒドロキシ−2−[2−アミノ−4−ヒ
ドロキシピロロピリミジン−5−イル]エチル)ベンゾ
イル−L−グルタミン酸ジエチルエステル N−4−(2,3−ジヒドロフラン−2−イル)ベンゾ
イル−L−グルタミン酸ジエチルエステル350mg
(0.93mmol)、アセトニトリル3.0ml、及び水
3.0ml の混合物に撹拌下室温にて、臭素148mg
(0.93mmol)のアセトニトリル1ml 溶液を黄色味
を帯びるまで滴加した。この混合物に酢酸ナトリウム2
29mg(0.93mmol)及び2,4−ジアミノ−6−
ヒドロキシピリミジン117mgを加え、温度を60℃
に上昇させた。5時間後、この反応混合物から生成物が
沈殿し始めた。HPLC分析によって7時間後に反応が
終了したと判断された。水(3ml)を加え、その混合物
を室温に冷却し、濾過した。得られた生成物を減圧下に
50℃にて、定常の重量になるまで乾燥した。これによ
り、N−4−(1−ヒドロキシ−2−[2−アミノ−4
−ヒドロキシピロロピリミジン−5−イル]エチル)ベ
ンゾイル−L−グルタミン酸ジエチルエステル348m
g(75%)を白色固形物として入手した。このように
して得た物質はHPLC及びNMR分析により、実施例
2にて入手した生成物と同一であることが判明した。こ
の分析をさらにp−トルエンスルホン酸塩として特性化
した(融点:221−224℃)。 元素分析(C31H37N5O10S として) 計算値:C, 55.43; H, 5.55; N, 10.43 実測値:C, 55.46; H, 5.78; N,
10.15
フロントページの続き (72)発明者 トーマス・マイケル・ウィルソン アメリカ合衆国46224インディアナ州スピ ードウェイ、グリーンローン1193番

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、Rは式: 【化2】 で示される基又はORであり、 Rは水素又はカルボキシ保護基であり、 *で指定される炭素原子の立体配置はLであり、 nは0又は1であり、 Aは置換されていることあるアリール基である]で示さ
    れる4−ヒドロキシピロロ[2,3−d]ピリミジン誘
    導体、又はその塩の製造方法であって、 (a) 式: 【化3】 [式中、R、R1、A及び*は前記と同意義であり、 jは0又は1である]で示される化合物をハロゲン化
    し、 (b) 工程(a)にて得られた反応生成物と2,4−ジアミ
    ノ−6−ヒドロキシピリミジン又はその塩とを極性溶媒
    の存在下に反応させ、 (c) 得られた反応生成物のRが式: 【化4】 で示される基であり、Rがカルボキシ保護基である場
    合に工程(b)にて得られた反応生成物を、要すれば加水
    分解し、そして (d) 得られた反応生成物のRが式: 【化5】 で示される基であり、RがHである場合に工程(b)に
    て得られた反応生成物、又は工程(c)にて得られた反応
    生成物を、要すれば塩形成反応に付することを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 RがORであり、Rが水素又はカル
    ボキシ保護基であり、Aがフェニル−1,4−イルエン
    であり、jが0である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rが式: 【化6】 で示される基であり、Rが水素又はカルボキシ保護基
    であり、Aがフェニル−1,4−イルエンであり、jが
    0である請求項1に記載の方法。
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