JPH06212543A - 水着用編地及びその製造法 - Google Patents

水着用編地及びその製造法

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JPH06212543A
JPH06212543A JP762193A JP762193A JPH06212543A JP H06212543 A JPH06212543 A JP H06212543A JP 762193 A JP762193 A JP 762193A JP 762193 A JP762193 A JP 762193A JP H06212543 A JPH06212543 A JP H06212543A
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JP
Japan
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fiber
knitted fabric
polyester
dyeing
hydroxide
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JP762193A
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English (en)
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Kiyohide Hayashi
清秀 林
Yoshio Araki
良夫 荒木
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ポリウレタン系弾性繊維と
優れた力学特性を持った常圧カチオン染料可染型のポリ
エステル繊維との交編編地により、耐塩素性に優れかつ
風合いと実用的な染色性に格別優れた水着用編地を提供
せんとするものである。 【構成】 金属酸化物等、特に酸化マグネシウム、酸化
亜鉛を添加したポリウレタン系弾性繊維と常圧カチオン
染料可染型のポリエステル繊維を用いた水着用交編編地
及び当該繊維を80〜100℃で染色する水着用編地の
製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリウレタン系弾性繊維
(A)と、常圧カチオン染料可染型ポリエステル繊維
(B)とにより交編された水着用編地に関するものであ
り、さらに詳しくは種々の塩素水素環境下における劣化
防止性を付与したポリウレタン系弾性繊維と繊維強度の
高いカチオン染料可染型ポリエステル繊維とを交編した
水着用編地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エーテル系ウレタン弾性繊維とポ
リアミド繊維との交編編地によって水着が作られていた
が、該編地は酸性染料で染色されるため、水着に最も必
要とされる湿潤堅牢度が劣り、着用後の持ち帰りに際し
他の物に移色したり、プール中の塩素水により染料が分
解され、変色し易かった。また、堅牢度向上のために含
金属染料を用いると、経筋の発生が起こり鮮明な色が出
せなかったし、一浴型フイックス剤またはタンニンフイ
ックス剤を用いると、これらはポリウレタン繊維に吸着
され易く、光や塩素により劣化しやすくなった。
【0003】また、ポリエステル系ウレタン弾性繊維と
ポリエステル繊維糸との交編編地による水着も作られた
が、該編地は鮮明な色彩を出すには130℃の高圧浸染
が必要であり、この場合ポリウレタン繊維の加水分解が
大きく、生産不可能であった。また、濃色染とした場
合、最低120℃は必要であり、この場合でも劣化が大
きく、たとえ、生産が可能であっても緊迫力が小さく、
耐久性も悪かったし、また鮮明な色が得られなかった。
【0004】こうした欠点を回避する方策として、ポリ
ウレタン系繊維の塩素に対する耐久性を改良する方法と
して、特公昭60−43444号公報、特公昭61−3
5283号公報に塩素劣化防止剤が記載されている。ま
た、高温、高圧の染色条件を用いない方法としては特公
昭34−10497号公報により知られている酸性基を
有する化合物を共重合したポリエステル系繊維を用いる
こと可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た塩素劣化防止剤を含有したポリウレタン系弾性繊維を
用いた交編編地等の製品を染色、仕上げ、加工等にさら
すとき、最終製品の耐久性が失われてしまうという課題
があるし、共重合ポリエステル系繊維をそのまま用いる
ことは重合度を高められないために、単繊維デニールを
細くすることが出来ず、風合いが硬くなったり工程通過
性が悪いという欠点を有していた。本発明は、これら従
来の水着用編地の欠点を除去したもので、耐塩素性にす
ぐれているために、プールなどで使用される塩素水によ
る染色生地の退色がなく、審美性のある色彩を有すると
ともに、染色堅牢度にすぐれ、緊締力の低下がなく、耐
久性にすぐれた水着用編地を提供せんとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はポリウレ
タン系弾性繊維(A)と、常圧カチオン染料可染型ポリ
エステル繊維(B)とにより交編された編地であって、
該編地中の(A)が該繊維中に0.5〜4.5重量%の
下記化合物群の1種または2種以上を含有し、該編地中
の(B)が金属スルホネート基を有する単量体を、ポリ
エステルを構成するジカルボン酸成分に対して2モル%
以上含有する共重合ポリエステルから構成された繊維で
あって、常圧カチオン染色後の繊維物性が下記式を満足
することを特徴とする水着用編地、及び該編地を80〜
100℃の染浴中で染色することを特徴とする水着用編
地の製造方法である。 *化合物群:酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化アル
ミニウム、ハイドロダルサイト化合物。 DT×(DE)1/2 ≧22 DT:繊維の破断強度を示し、4.0g/d以上であ
る。 DE:繊維の破断伸度を示し、25〜35%である。
【0007】本発明におけるポリウレタン系弾性繊維と
は、下記するポリウレタンを主体とする重合体組成物紡
糸して得られる弾性繊維である。本発明におけるポリウ
レタンとしては、数平均分子量600以上好ましくは1
000〜5000でありかつ融点が60℃以下のポリマ
ージオールと、有機ジイソシアネートを主体とするイソ
シアネートと、分子量が400以下の多官能活性水素化
合物を反応させて得られる重合体が挙げられる。
【0008】ポリマージオールとしては、ポリテトラメ
チレングリコール、ポリエチレン・プロピレンエーテル
グリコールのようなポリエーテルグリコール類、エチレ
ングリコール、1.6−ヘキサンジオール、1.4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール等のグリコール
類の少なくとも1種とアジピン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、β−メチルアジピン酸、イソフタ
ル酸等の有機ジカルボン酸の少なくとも1種から反応さ
せて得られるポリエステルグリコール類、ポリカプロラ
クトングリコール、ポリヘキサメチレンジカーボネート
グリコールのようなポリマージオールの1種またはこれ
らの2種以上の混合物または共重合物が例示できる。
【0009】また、有機ジイソシアネートとしては、4
・4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1・5−
ナフタレンジイソシアネート、1・4−フェニレンジイ
ソシアネート、2・4−トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、1・4−シクロヘキサ
ンジイソシアネート、4・4’−ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートのよ
うな有機ジイソシアネートの1種または2種以上の混合
物が例示できる。さらにトリイソシアネートを少量併用
してもよい。
【0010】多官能性活性水素化合物としては、エチレ
ンジアミン、1・2−プロピレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、キシリレンジアミン、4・4’−ジフェ
ニルメタンジアミン、ヒドラジン、1・4−ジアミノピ
ペラジン、エチレングリコール、1・4−ブタンジオー
ル、1・6−ヘキサンジオール、水等の1種またはこれ
らの2種以上の混合物が例示できる。所望により、これ
ら前記化合物に、モノアミン、モノアルコールのような
停止剤を少量併用してもよい。しかし、好ましいのはジ
アミンの単独またはジアミンを主体とした物である。
【0011】ポリウレタン主体の組成物を、紡糸して弾
性繊維となすのは、特に限定はされないが、溶媒にポリ
ウレタン主体の組成物を溶解して、乾式紡糸するのが好
ましい。溶媒としてはN・N−ジメチルホルムアミド、
N・N−ジメチルアセトアミド、テトラメチル尿素、ヘ
キサメチルホスホンアミド等が例示できるが、これらに
限定されるものではない。ポリウレタン主体の組成物を
構成するポリウレタン以外の構成のものは、金属酸化
物、金属水酸化物等の塩素水劣化防止剤があり、これら
は、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化アルミニウ
ム、ハイドロタルサイト類化合物が例示でき、これらは
単独でも2種以上の混合物でもよい。特に好ましいの
は、酸化マグネシウムまたは酸化亜鉛である。これらの
ポリウレタン溶液への添加は、特に限定されないが、平
均粒子径が0.05〜3μmの粒子として添加すること
が好ましい。これら金属酸化物等の塩素水劣化防止剤の
添加量は、好ましくは、1.0〜3.0重量%である。
【0012】本発明に用いられるポリウレタン系弾性繊
維は、デニールが20〜100の範囲が適当であり、好
ましくは40〜70デニールである。また、これらの弾
性繊維はカバリング糸、裸糸の状態で使用される。
【0013】また、本発明のポリウレタン系弾性繊維と
交編される常圧カチオン染料可染型ポリエステル繊維と
は、100℃以下でカチオン染料で染色可能なポリエス
テル繊維をいう。該繊維が優れた易染性と高い繊維強度
を示すためには5−金属スルホイソフタル酸またはその
エステル形成性誘導体が、ジカルボン酸成分の0.5〜
5.0モル%存在することが好ましく、かつ化1で示さ
れるスルホネート化合物がジカルボン酸成分にたいして
0.1〜3.0モル%存在することが好ましく、さらに
化2で示されるグリコール成分がグリコール成分の1.
0〜6.0モル%存在することが望ましい。5−金属ス
ルホイソフタル酸またはそのエステル形成性誘導体がジ
カルボン酸成分の0.5モル%より少ないとカチオン染
料可染性が低くなり、逆にジカルボン酸成分の5.0モ
ル%より多いと、通常の方法で紡糸可能な溶融粘度の重
合度では、目的とする繊維の物性が得られないばかり
か、紡糸などの成形時の操業性悪化や、ポリエステルの
融点低下をもたらし、耐光性や耐加水分解性が低下する
ので好ましくない。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】本発明において化1で示されるスルホネー
ト化合物がカルボン酸成分に対して0.1モル%より少
ないと延伸性改善効果は小さくなり、目的とする物性の
繊維が得られないので好ましくない。逆にジカルボン酸
成分に対して3.0モル%より多いと重縮合反応の工程
においてポリエステルの重合度があまりに低いレベルで
頭打ちになるので好ましくない。また、前記化2で示さ
れるグリコールがグリコール成分の1.0モル%より少
ないと易染化効果は小さくなり、求める繊維の染色性が
得られない。逆にグリコール成分の6.0モル%より多
いとポリエステルの融点や耐光性や加水分解性が低下す
るので好ましくない。本発明において上記各成分量が、
上記の好ましい範囲にある場合、初めて実用的な繊維物
性と常圧カチオン可染性のバランスを満足することがで
きるのである。なお、これらの成分のより好ましい量は
5−金属スルホイソフタル酸またはそのエステル形成性
誘導体がジカルボン酸成分の1.0〜2.0モル%、前
記化1で示されるスルホネート化合物がジカルボン酸成
分に対して0.5〜2.0モル%、前記化2で示される
グリコールがグリコール成分の2.0〜4.5モル%で
ある。
【0017】前記常圧カチオン染料可染型ポリエステル
繊維は、フィラメント糸でもスパン糸でもよいが、水着
の外観を考慮して、フィラメント糸の方が好ましい。フ
ィラメント糸のデニール数は特別には考慮しなくともよ
いが、水着の厚み、風合いを考慮すると、トータルデニ
ールで30〜70デニール、単繊維デニールは0.5〜
5デニールが好ましい。
【0018】前記したウレタン系弾性繊維と、常圧カチ
オン染料可染型ポリエステル繊維とを交編して編地を編
成する。該編地は横メリヤス地であっても経編地であっ
てもよいが、水着の機能から見て経編地の方が好まし
い。また、トリコット編機で編成されてもよいし、ラッ
セル編機で編成されてもよい。また、編組織はハーフ編
み、逆ハーフ編み、ダブルアトラス編み、ダブルデンビ
ー編みなどいずれの編組織でもよいが、編地のたてよこ
の伸長率が50%以上、望ましくはたて100%以上よ
こ80%以上であることが好ましい。また、編地表面が
ポリエステル繊維で構成されていることが風合いの点で
好ましい。また、ポリエステルフィラメント糸は前記し
た常圧カチオン染料可染型ポリエステル繊維のみでもよ
いし、通常のレギュラーポリエステル繊維を一部に用い
てもよい。この場合、カチオン染料で染色されないレギ
ュラーポリエステルフィラメント糸は染色されずに残
り、白残しの柄模様が得られる。
【0019】該編地は通常の条件で精練・リラックス、
乾燥が行われる。ヒートセット温度は150〜190℃
が適当であり、好ましくは160〜180℃である。染
色条件は80〜100℃の染浴中20〜120分、好ま
しくは40〜60分で染色するのがよい。80℃未満で
は染色効果が大幅に低下する。また捺染する場合は、ポ
リウレタン系弾性繊維の脆化を防止するためである。常
圧飽和蒸気で発色する染料を使用すればよい。また、染
色機械は、ウインス染色機、液流染色機など通常のもの
でもよく、また、常圧機であっても高圧機であってもよ
い。染料は、カチオン染料可染型ポリエステル用として
染料メーカーにより選定されている通常のものおよび堅
牢度その他の特性が使用に耐ええるものであれば、一般
のカチオン染料として染料メーカーにより選定されたも
のであってもよい。
【0020】以上よりなる水着用編地は、耐塩素性が改
良されたウレタン系弾性繊維を用いているので、プール
等の塩素水による劣化が少なく、耐久性が向上するとと
もに、高強度化型の常圧カチオン可染型ポリエステル繊
維糸を用いているので90〜100℃で浸染可能である
とともに、単繊維を細くすることによって該編地の風合
いが著しく改良された、かつウレタン系弾性繊維の劣化
が少なくなるとともに、カチオン染料で染色されるた
め、湿潤堅牢度がすぐれ、また、鮮明色の耐光堅牢度に
すぐれるという効果が奏せられるのである。特に、後述
する実施例中に記載の染色条件で染色後の常圧カチオン
染料可染型ポリエステル繊維(B)のDT×(DE)
1/2 は22以上、好ましくは30以下、DTは4.0g
/d以上、好ましくは6.0g/d以下、DEは25〜
35%と水着用編地として実用に耐え得る高度な物性を
具備した編地が得られる。
【0021】以下実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。
【実施例1】両末端に水酸基を持つ数平均分子量200
0のポリテトラメチレンエーテルグリコールと4・4’
−ジフェニルメタンジイソシアネートとをモル比で1:
2の割合で反応させてプレポリマーを製造し、ついで1
・2プロピレンジアミンで鎖延長を行い、ポリマー濃度
30%(溶媒はジメチルホルムアミド)で2000ポイ
ズ(30℃)の粘度のポリウレタン溶液を得た。この溶
液にアトライターでジメチルホルムアミド中に分散した
酸化マグネシウム(平均粒子径が0.1〜2μm)をポ
リウレタンに対して3%添加し、さらに抗酸化剤、紫外
線吸収剤、ガス黄変防止剤を添加して、混合撹拌し、紡
糸原液を得た。
【0022】該紡糸原液を脱泡後、孔径0.2mm、孔
数5ホールの口金から吐出し、180℃の加熱空気を流
した紡糸筒内で溶媒を除去し、10000rpmの回転
数で仮よりをかけ、油剤を糸に対して6%付与しながら
紡速500m/分で巻取り40デニール、5フィラメン
トのポリウレタン系弾性繊維(a)を得た。
【0023】ジメチルテレフタレート(DMT)100
0部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエス
テル(DSN)1.3モル%、エチレングリコール70
0部、および前記化2で示されるグリコールにおいてR
が2・2−ジメチルプロピレン基であり、m+nの値が
4のグリコール4.2モル%を、エステル交換反応器に
とり、これに酢酸亜鉛2水塩0.33部(DMT+DS
Nに対して0.030モル%)、三酸化アンチモン0.
39部(DMT+DSNに対して0.025モル%)及
びジエチレングリコール生成抑制剤として酢酸ナトリウ
ムをスルホン酸金属塩基含有モノマーに対して5モル%
添加して、窒素ガス雰囲気下3時間かけて140℃から
230℃まで昇温しつつ、副生メタノールを系外に留去
しながらエステル交換反応を行った。この反応系にリン
酸トリメチル0.026部(DMT+DSNに対して
0.036モル%)を添加し、15分間撹拌した。得ら
れた生成物を予め230℃に加熱した重縮合缶に移し、
m−ナトリウムスルホ安息香酸(SBA)1.3モル%
をエチレングリコール20重量%溶液として添加して常
圧、窒素ガス雰囲気下20分間撹拌した後60分間に内
温を230〜275℃に昇温しつつ、系を徐々に0.1
mmHgまで減圧にし、以降275℃、0.1mmHg
で重縮合反応を生成ポリマーの粘度が3400ポイズに
達するまで行い所定組成の共重合ポリエステルを得た。
【0024】得られたポリマーをそれぞれ常法により乾
燥し、押し出し型紡糸機のよりY型ノズルを用いて紡糸
温度285℃、巻取り速度600m/分で溶融紡糸し
た。得られた未延伸糸を最終的に得られる延伸糸の伸度
が35%になる延伸倍率にて85℃の加熱ローラーと1
50℃の熱板を使用して、延伸熱処理を行い、常圧カチ
オン可染ポリエステル繊維糸50デニール36フィラメ
ントの異形ブライト繊維(b)を得た。
【0025】
【比較例1〜3】比較として実施例1で得たと同様の方
法で、酸化マグネシウムを全く添加しない他は、(a)
を得るのと同様にして、ポリウレタン系弾性繊維
(a’)を得た。また、常圧カチオン染料可染型ポリエ
ステル繊維はDSNを2.6モル%とし、SBAを添加
しない以外、実施例1で示した(b)と同様の方法で作
製した。(b’)
【0026】得られた繊維を表1に示す組合せで編地を
形成した。編成条件を以下に示す。 ・(a)、(a’)の整経ドラフト:100% ・編み機:カールマイヤー社製 28ゲージトリコット
機 ・編み立て:(a)、(a’)編み込み長 70cm
/480コース (b)、(b’)編み込み長 160cm/480コー
ス 機上コース 55コース こうして得た4種類の生機を精練、リラックス、乾燥、
ヒートセットしておのおのの編地について染色を行っ
た。染色条件を以下に示す。 機械:常圧ロコ型液流染色機 染料:Aizen Cathilon Red,FB-DP 1.8% o.w.f.(保土谷
化学工業(株)製カチオン染料) 助剤:ぼう硝 3 dl/l 酢酸 0.3 cc/l 酢酸ソーダ 0.3 g/l 染色温度×時間:40℃から95℃まで50分で昇温
し、95℃40分染色した。染色後、80℃でノニオン
型活性剤 1g/lを添加し、20分間ソーピングし
た。 乾燥セット:遠心脱水後、エマロックスOEP−1(吉
村油化学(株)製帯電防止剤)5g/lの浴を通し、マ
ングルで脱液後、160℃で30秒ピンテンターにて乾
燥セットした。 劣化について検討すると、第1表のようであった。
【0027】ここで、 海水堅牢度:JIS L 0847’75 生地伸長時の緊迫力:インストロン型試験機での80%
伸長時のS−S曲線を描き、もどりの曲線の50%伸長
時の応力で比較 塩素水によるポリウレタン弾性糸の劣化:プール浸漬2
00時間後
【0028】
【表1】
【0029】実施例は色相鮮明で、殆ど染料を吸尽して
いたし、ポリウレタン弾性糸の伸縮特性に阻害はみられ
ず、耐塩素性も強かった。これに対し、比較例1は染色
での未吸尽染料が多く、濃度が出にくかったし、また、
高温処理によるポリウレタン弾性糸の伸縮特性が低下し
たし、比較例2は耐光堅牢度、水・海水堅牢度が不良で
あり、塩素水によるポリウレタン弾性糸の劣化が大きか
った。
【0030】また比較例3は染色温度が低いため、染料
を殆ど吸尽せず、比較例4に比較して著しく濃度が薄く
なり、耐光堅牢度が悪く、実用的でない。また、比較例
4は生地伸長時の緊迫力が弱く、塩素水によるポリウレ
タン弾性糸の劣化も大きかった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、金属酸化物等、特に酸
化マグネシウム、酸化亜鉛を添加したポリウレタン系弾
性繊維と、優れた力学特性を持った常圧カチオン染料可
染型のポリエステル繊維との交編編地により、耐塩素性
に優れかつ風合いと実用的な染色性に格別優れた水着用
編地が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/84 305 B 7199−3B 6/94 Z 7199−4L D04B 21/00 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタン系弾性繊維(A)と、常圧
    カチオン染料可染型ポリエステル繊維(B)とにより交
    編された編地であって、該編地中の(A)が該繊維中に
    0.5〜4.5重量%の下記化合物群の1種または2種
    以上を含有し、該編地中の(B)が金属スルホネート基
    を有する単量体を、ポリエステルを構成するジカルボン
    酸成分に対して2モル%以上含有する共重合ポリエステ
    ルから構成された繊維であって、常圧カチオン染色後の
    繊維物性が下記式を満足することを特徴とする水着用編
    地。 *化合物群:酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミ
    ニウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化アル
    ミニウム、ハイドロタルサイト化合物。 DT×(DE)1/2 ≧22 DT:繊維の破断強度を示し、4.0g/d以上であ
    る。 DE:繊維の破断伸度を示し、25〜35%である。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の編地を80〜100℃の
    染浴中で染色することを特徴とする水着用編地の製造
    法。
JP762193A 1993-01-20 1993-01-20 水着用編地及びその製造法 Pending JPH06212543A (ja)

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