JPH06213899A - 血清試料中のldlの特異的定量法およびそのための試 薬 - Google Patents
血清試料中のldlの特異的定量法およびそのための試 薬Info
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- JPH06213899A JPH06213899A JP5175061A JP17506193A JPH06213899A JP H06213899 A JPH06213899 A JP H06213899A JP 5175061 A JP5175061 A JP 5175061A JP 17506193 A JP17506193 A JP 17506193A JP H06213899 A JPH06213899 A JP H06213899A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 水溶性ポリアニオンの存在下で生物学的液体
中のLDLを特異的に定量する方法、並びにこの目的に
適する試薬を提供する。 【構成】 アニオン側枝を有する水溶性櫛型ポリマーを
分析すべき試料に添加し、形成されたLDL特異的凝集
物の含有量を濁り度測定法で直接定量する。アニオン櫛
型ポリマーは、一般式(I) 〔式中、基R1は水素または低級炭化水素基(好ましく
はメチル基)であり、Xは酸素原子またはNH基であ
り、Aは2−10個の炭素原子からなる直鎖状または分
枝状の炭化水素鎖であり(分枝鎖が好ましい)、そして
Zは に相当する〕で表されるアクリル酸エステルモノマーか
ら誘導される。
中のLDLを特異的に定量する方法、並びにこの目的に
適する試薬を提供する。 【構成】 アニオン側枝を有する水溶性櫛型ポリマーを
分析すべき試料に添加し、形成されたLDL特異的凝集
物の含有量を濁り度測定法で直接定量する。アニオン櫛
型ポリマーは、一般式(I) 〔式中、基R1は水素または低級炭化水素基(好ましく
はメチル基)であり、Xは酸素原子またはNH基であ
り、Aは2−10個の炭素原子からなる直鎖状または分
枝状の炭化水素鎖であり(分枝鎖が好ましい)、そして
Zは に相当する〕で表されるアクリル酸エステルモノマーか
ら誘導される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性ポリアニオンの
存在下で生物学的液体中のLDLを特異的に定量する方
法、並びにこの目的に適する試薬に関するものである。
ポリアニオンは側枝が酸基(特に分枝アルカンスルホン
酸基)を有する櫛型構造 (comb structure) をもつ点に
特徴がある。
存在下で生物学的液体中のLDLを特異的に定量する方
法、並びにこの目的に適する試薬に関するものである。
ポリアニオンは側枝が酸基(特に分枝アルカンスルホン
酸基)を有する櫛型構造 (comb structure) をもつ点に
特徴がある。
【0002】
【従来の技術】血漿(特に血清)中のLDLレベルの測
定は臨床上非常に重要であり、総コレステロール含有量
の80%までがいわゆる低密度リポタンパク質(low-de
nsitylipoprotein :LDLまたはβ画分)の形で運搬
される。かくして、今日ではこれらの粒子の部分が脂質
代謝において主要なアテローム発生成分であると考えら
れている。さらに、血漿LDL濃度の上昇は高血圧、高
インシュリン血、内毒素といった多数の病毒に匹敵しう
る直接的内皮損傷作用を有し、そしてアテローム性動脈
硬化巣に蓄積しているコレステロールはもともと血漿中
ではLDLコレステロールの形で存在していたことが知
られている。
定は臨床上非常に重要であり、総コレステロール含有量
の80%までがいわゆる低密度リポタンパク質(low-de
nsitylipoprotein :LDLまたはβ画分)の形で運搬
される。かくして、今日ではこれらの粒子の部分が脂質
代謝において主要なアテローム発生成分であると考えら
れている。さらに、血漿LDL濃度の上昇は高血圧、高
インシュリン血、内毒素といった多数の病毒に匹敵しう
る直接的内皮損傷作用を有し、そしてアテローム性動脈
硬化巣に蓄積しているコレステロールはもともと血漿中
ではLDLコレステロールの形で存在していたことが知
られている。
【0003】現在では、血漿(特に血清)中のLDLお
よびβコレステロールの定量法が数多く存在している
(Mills, G.L., Lane, P.A., Weech, P.K., A guideboo
k to lipoprotein technique, Elsevier, Amsterdam, 1
984; Cremer, P., and Seidel,D., Deutsch. Gesell. K
lin. Chem. Mittl. 21 (1990), 215-232 )。超遠心分
離や電気泳動のような分画化法と、沈殿法とは基本的に
区別される。前者が抱える問題点は、それらが高価な設
備を必要とし、さらに時間がかかることである。従っ
て、今日ではそれらは主として基準および確認のために
使用されている。しかし、主に陰電荷を有する高分子物
質の沈殿は実験室での日常的な作業の一部となってい
る。臨床上の診断においては、特にデキストラン硫酸、
ポリ硫酸ビニル、多環式界面活性アニオンまたはヘパリ
ンがLDLの沈殿試薬として使われている。ところが、
それらにはいくつかの欠点がある。ヘパリンを酸性媒体
中で沈殿させたり、多環式アニオンを以前にまたは現に
脂質分解活性を有する血清試料中で沈殿させると、LD
Lコレステロールの測定値が誤って上昇する。デキスト
ラン硫酸やポリ硫酸ビニル(これらは、現在では、LD
L測定において最高の精度を示すので特に優れた試薬と
いえる)を用いる場合は、以前にまたは現に脂質分解活
性を有する血清試料が誤って低下した結果を示す。その
上、デキストラン硫酸含有沈殿試薬による測定は、分析
すべき試料中に高レベルの遊離脂肪酸やトリグリセリド
が存在する場合に、不当に低下した測定値をもたらす。
この問題はヘパリン処置を施した患者においてより一層
頻繁に発生する。さらに、全ての沈殿法は、LDLのほ
かにもLDL様リポタンパク質のLp(a)を全部沈殿
させるという欠点も抱えている。かくして、この手法は
完全にLDL特異的というわけではない。
よびβコレステロールの定量法が数多く存在している
(Mills, G.L., Lane, P.A., Weech, P.K., A guideboo
k to lipoprotein technique, Elsevier, Amsterdam, 1
984; Cremer, P., and Seidel,D., Deutsch. Gesell. K
lin. Chem. Mittl. 21 (1990), 215-232 )。超遠心分
離や電気泳動のような分画化法と、沈殿法とは基本的に
区別される。前者が抱える問題点は、それらが高価な設
備を必要とし、さらに時間がかかることである。従っ
て、今日ではそれらは主として基準および確認のために
使用されている。しかし、主に陰電荷を有する高分子物
質の沈殿は実験室での日常的な作業の一部となってい
る。臨床上の診断においては、特にデキストラン硫酸、
ポリ硫酸ビニル、多環式界面活性アニオンまたはヘパリ
ンがLDLの沈殿試薬として使われている。ところが、
それらにはいくつかの欠点がある。ヘパリンを酸性媒体
中で沈殿させたり、多環式アニオンを以前にまたは現に
脂質分解活性を有する血清試料中で沈殿させると、LD
Lコレステロールの測定値が誤って上昇する。デキスト
ラン硫酸やポリ硫酸ビニル(これらは、現在では、LD
L測定において最高の精度を示すので特に優れた試薬と
いえる)を用いる場合は、以前にまたは現に脂質分解活
性を有する血清試料が誤って低下した結果を示す。その
上、デキストラン硫酸含有沈殿試薬による測定は、分析
すべき試料中に高レベルの遊離脂肪酸やトリグリセリド
が存在する場合に、不当に低下した測定値をもたらす。
この問題はヘパリン処置を施した患者においてより一層
頻繁に発生する。さらに、全ての沈殿法は、LDLのほ
かにもLDL様リポタンパク質のLp(a)を全部沈殿
させるという欠点も抱えている。かくして、この手法は
完全にLDL特異的というわけではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、他のリポタンパク質粒子による干渉、または高濃度
のトリグリセリドや遊離脂肪酸による干渉、あるいはヘ
パリン添加試料による干渉が存在しない、LDLの簡便
かつ迅速な特異的定量法を提供することにある。
は、他のリポタンパク質粒子による干渉、または高濃度
のトリグリセリドや遊離脂肪酸による干渉、あるいはヘ
パリン添加試料による干渉が存在しない、LDLの簡便
かつ迅速な特異的定量法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、アニオン側
枝を有する水溶性櫛型ポリマー(comb polymer)を分析
すべき試料に添加し、続いて、形成されたLDL特異的
凝集物の含有量を濁り度測定法で直接定量することによ
り達成される。本発明のアニオン櫛型ポリマーは、一般
式(I):
枝を有する水溶性櫛型ポリマー(comb polymer)を分析
すべき試料に添加し、続いて、形成されたLDL特異的
凝集物の含有量を濁り度測定法で直接定量することによ
り達成される。本発明のアニオン櫛型ポリマーは、一般
式(I):
【0006】
【化3】
【0007】〔式中、基R1 は水素または低級炭化水素
基(好ましくはメチル基)であり、Xは酸素原子または
NH基であり、Aは2−10個の炭素原子からなる直鎖
状または分枝状の炭化水素鎖であり(分枝鎖が好まし
い)、そしてZは
基(好ましくはメチル基)であり、Xは酸素原子または
NH基であり、Aは2−10個の炭素原子からなる直鎖
状または分枝状の炭化水素鎖であり(分枝鎖が好まし
い)、そしてZは
【0008】
【化4】
【0009】に相当する〕で表されるアクリル酸エステ
ルモノマーから誘導される。特に、2−アクリルアミド
−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、2−アクリル
アミドグリコール酸、またはアクリル酸(2−ホスホ−
1,1−ジメチルエチルアミド)のホモポリマーおよび
/または前記モノマーのコポリマーが好ましい。
ルモノマーから誘導される。特に、2−アクリルアミド
−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、2−アクリル
アミドグリコール酸、またはアクリル酸(2−ホスホ−
1,1−ジメチルエチルアミド)のホモポリマーおよび
/または前記モノマーのコポリマーが好ましい。
【0010】本発明のアニオン櫛型ポリマーは2×10
4 −5×106 ダルトンの分子量(ゲル透過クロマトグ
ラフィーによる)をもつことが好ましく、特におよそ5
×105 ダルトンの分子量が好ましい。本発明のアニオ
ン櫛型ポリマーは、当業者に知られた溶液重合、懸濁重
合または乳化重合のような方法を使って製造することが
できる(Meth. d. Organ. Chemie (Houben-Weyl), Bd.
E 20, Makrom. Stoffe, Thieme Verlag, Stuttgart, 19
87) 。好ましい方法は、例えば Polymer 31 (1990), 12
69-1276 (Huglin and Rego) に記載されるような溶液重
合である。重合方法は水性系に含まれかつフリーラジカ
ルを形成する通常の開始剤、特に過酸化物、過硫酸塩ま
たは過硫酸塩/重亜硫酸塩、もしくは対応するアゾ化合
物によって促進される。これも当業者に公知である。本
発明のアニオン櫛型ポリマーの製造に適する開始剤はペ
ルオクソ二硫酸アンモニウムである。
4 −5×106 ダルトンの分子量(ゲル透過クロマトグ
ラフィーによる)をもつことが好ましく、特におよそ5
×105 ダルトンの分子量が好ましい。本発明のアニオ
ン櫛型ポリマーは、当業者に知られた溶液重合、懸濁重
合または乳化重合のような方法を使って製造することが
できる(Meth. d. Organ. Chemie (Houben-Weyl), Bd.
E 20, Makrom. Stoffe, Thieme Verlag, Stuttgart, 19
87) 。好ましい方法は、例えば Polymer 31 (1990), 12
69-1276 (Huglin and Rego) に記載されるような溶液重
合である。重合方法は水性系に含まれかつフリーラジカ
ルを形成する通常の開始剤、特に過酸化物、過硫酸塩ま
たは過硫酸塩/重亜硫酸塩、もしくは対応するアゾ化合
物によって促進される。これも当業者に公知である。本
発明のアニオン櫛型ポリマーの製造に適する開始剤はペ
ルオクソ二硫酸アンモニウムである。
【0011】1種または数種の本発明ポリアニオンの濃
度は0.01−0.50mg/mlであり、0.05−
0.30mg/mlの範囲が好ましい。0.07−0.
20mg/mlの範囲が特に好ましい。一般に、本発明
の測定では、緩衝能が弱酸性、中性または弱アルカリ性
のpH範囲にある緩衝物質を使用することができる。特
に好ましい物質は酢酸ナトリウムおよび/またはクエン
酸である。これらの緩衝物質の1つを用いる場合の測定
では、pH5−6の範囲のpH値が好ましく、5.10
−5.50の範囲がより好ましく、5.20−5.30
のpH範囲が特に好ましい。緩衝剤の濃度は0.03−
0.15mol/lの範囲であるべきである。特に好ま
しい濃度範囲は0.05−0.07mol/lである。
度は0.01−0.50mg/mlであり、0.05−
0.30mg/mlの範囲が好ましい。0.07−0.
20mg/mlの範囲が特に好ましい。一般に、本発明
の測定では、緩衝能が弱酸性、中性または弱アルカリ性
のpH範囲にある緩衝物質を使用することができる。特
に好ましい物質は酢酸ナトリウムおよび/またはクエン
酸である。これらの緩衝物質の1つを用いる場合の測定
では、pH5−6の範囲のpH値が好ましく、5.10
−5.50の範囲がより好ましく、5.20−5.30
のpH範囲が特に好ましい。緩衝剤の濃度は0.03−
0.15mol/lの範囲であるべきである。特に好ま
しい濃度範囲は0.05−0.07mol/lである。
【0012】その他の好適な態様としては、トリス・H
Cl緩衝剤、ビス〔2−ヒドロキシエチル〕イミノ−ト
リス〔ヒドロキシメチル〕メタン(ビス−トリス)また
は1−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミ
ノ〕−2−プロパノール(BAP)緩衝剤を2価金属イ
オンの存在下で使用するものであり、その際の緩衝剤の
濃度は0.01−0.15mol/lの範囲であり、金
属塩の濃度は0.01−0.20mol/lの範囲であ
り、そしてpH範囲は5.5−9.0である。特に好ま
しい態様では、緩衝剤の濃度が0.02−0.1mol
/lの範囲であり、金属塩の濃度が0.02−0.15
mol/lの範囲であり、そしてpH範囲は7.0−
8.5である。一般に、知られている2価金属イオンの
塩はどれも使用できるが、好ましいイオンはMg2+、C
a2+、Mn2+およびCu2+である。Mg2+とCa2+が特
に好ましい。ポリアニオンの濃度は上記のように選択し
なければならない。
Cl緩衝剤、ビス〔2−ヒドロキシエチル〕イミノ−ト
リス〔ヒドロキシメチル〕メタン(ビス−トリス)また
は1−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミ
ノ〕−2−プロパノール(BAP)緩衝剤を2価金属イ
オンの存在下で使用するものであり、その際の緩衝剤の
濃度は0.01−0.15mol/lの範囲であり、金
属塩の濃度は0.01−0.20mol/lの範囲であ
り、そしてpH範囲は5.5−9.0である。特に好ま
しい態様では、緩衝剤の濃度が0.02−0.1mol
/lの範囲であり、金属塩の濃度が0.02−0.15
mol/lの範囲であり、そしてpH範囲は7.0−
8.5である。一般に、知られている2価金属イオンの
塩はどれも使用できるが、好ましいイオンはMg2+、C
a2+、Mn2+およびCu2+である。Mg2+とCa2+が特
に好ましい。ポリアニオンの濃度は上記のように選択し
なければならない。
【0013】本発明の他の主題は、本発明のアニオン櫛
型ポリマーとpH範囲5−9の緩衝物質を含む試薬であ
る。ポリアニオンの量は0.01−0.50mg/ml
(試薬溶液)の範囲であり、好ましくはポリ−(2−ア
クリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸)
(PAMPS)、ポリ−アクリル酸(2−ホスホ−1,
1−ジメチルエチルアミド)(PAP)、ポリ−2−ア
クリルアミドグリコール酸(PAAG)、ポリ−(2−
アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸
−CO−2−アクリルアミドグリコール酸)〔P(AM
PS−AAG)〕および/または対応するコポリマーお
よび/または対応するポリ(メト)アクリル酸エステル
が0.05−0.30mg/mlの濃度範囲で、より好
ましくは0.07−0.20mg/mlの濃度範囲で添
加される。酢酸ナトリウム、トリス・HCl、ビス−ト
リス、BAPおよび/またはクエン酸が特に好ましい緩
衝物質であるとわかった。緩衝剤の好ましい濃度は0.
01−0.15mol/lの範囲である。
型ポリマーとpH範囲5−9の緩衝物質を含む試薬であ
る。ポリアニオンの量は0.01−0.50mg/ml
(試薬溶液)の範囲であり、好ましくはポリ−(2−ア
クリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸)
(PAMPS)、ポリ−アクリル酸(2−ホスホ−1,
1−ジメチルエチルアミド)(PAP)、ポリ−2−ア
クリルアミドグリコール酸(PAAG)、ポリ−(2−
アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸
−CO−2−アクリルアミドグリコール酸)〔P(AM
PS−AAG)〕および/または対応するコポリマーお
よび/または対応するポリ(メト)アクリル酸エステル
が0.05−0.30mg/mlの濃度範囲で、より好
ましくは0.07−0.20mg/mlの濃度範囲で添
加される。酢酸ナトリウム、トリス・HCl、ビス−ト
リス、BAPおよび/またはクエン酸が特に好ましい緩
衝物質であるとわかった。緩衝剤の好ましい濃度は0.
01−0.15mol/lの範囲である。
【0014】LDLを測定する場合、試薬のpH範囲は
5.1−9.0であり、pH5.1−5.5またはpH
7.0−8.5が好ましい。アッセイ温度は10−40
℃の範囲で変化させることができ、好ましい温度は約3
7℃である。分析すべき試料と試薬溶液との容量比は変
化しうる。1:1−1:100の比が好ましいとわかっ
た。好適な態様では、約10容量部の血清試料(例えば
10μl)を350容量部の試薬溶液(例えば350μ
l)と混合する。
5.1−9.0であり、pH5.1−5.5またはpH
7.0−8.5が好ましい。アッセイ温度は10−40
℃の範囲で変化させることができ、好ましい温度は約3
7℃である。分析すべき試料と試薬溶液との容量比は変
化しうる。1:1−1:100の比が好ましいとわかっ
た。好適な態様では、約10容量部の血清試料(例えば
10μl)を350容量部の試薬溶液(例えば350μ
l)と混合する。
【0015】公知の沈殿試薬と比較して、本発明のアニ
オン櫛型ポリマーにおいて認められたLDL特異的凝集
は次のような利点をもっている: 1.試料の予備処理を必要としない迅速な測定(約1−
10分); 2.形成された凝集物が安定した状態で存在し、かくし
て直接、再現可能に測定できる; 3.LDLコレステロールの定量が非常に広い測定範囲
で線形である(50−350mg/dlのLDLコレス
テロール); 4.LDLを除いて、他のアポタンパク質B含有リポタ
ンパク質(超低密度リポタンパク質(VLDL)、Lp
(a))および/またはキロミクロンが本発明のポリア
ニオンと相互に作用せず、かくして検出されない。
オン櫛型ポリマーにおいて認められたLDL特異的凝集
は次のような利点をもっている: 1.試料の予備処理を必要としない迅速な測定(約1−
10分); 2.形成された凝集物が安定した状態で存在し、かくし
て直接、再現可能に測定できる; 3.LDLコレステロールの定量が非常に広い測定範囲
で線形である(50−350mg/dlのLDLコレス
テロール); 4.LDLを除いて、他のアポタンパク質B含有リポタ
ンパク質(超低密度リポタンパク質(VLDL)、Lp
(a))および/またはキロミクロンが本発明のポリア
ニオンと相互に作用せず、かくして検出されない。
【0016】これまで知られていないやり方で、本発明
の方法および試薬は、他のリポタンパク質画分を前もっ
て分離する必要性なしに、1−5分以内でLDL粒子を
完全に凝集させる。従って、LDL濃度またはLDLコ
レステロール測定用の分析器または簡便な光度計(濁度
計)を使用することが可能であり、このことは日常的な
分析作業にとって望ましい。さらに、LDL凝集物中に
存在するアポタンパク質B−100および/またはLD
L粒子の他の分子成分を測定することも可能である。
の方法および試薬は、他のリポタンパク質画分を前もっ
て分離する必要性なしに、1−5分以内でLDL粒子を
完全に凝集させる。従って、LDL濃度またはLDLコ
レステロール測定用の分析器または簡便な光度計(濁度
計)を使用することが可能であり、このことは日常的な
分析作業にとって望ましい。さらに、LDL凝集物中に
存在するアポタンパク質B−100および/またはLD
L粒子の他の分子成分を測定することも可能である。
【0017】本発明方法が線形の測定シグナルを形成す
る広範な測定範囲には、診断上関係のある範囲、特に上
昇したLDL値(>190mg/dl)の範囲が含ま
れ、これはワンポイント較正法のみを必要とするという
利点を有する。延長された線形範囲の他の結果として、
リポタンパク質の電気泳動または超遠心分離のような複
雑な基準方法を必要とせずに、より正確な方法でLDL
の上昇レベルを定量的にモニターすることもできる。
る広範な測定範囲には、診断上関係のある範囲、特に上
昇したLDL値(>190mg/dl)の範囲が含ま
れ、これはワンポイント較正法のみを必要とするという
利点を有する。延長された線形範囲の他の結果として、
リポタンパク質の電気泳動または超遠心分離のような複
雑な基準方法を必要とせずに、より正確な方法でLDL
の上昇レベルを定量的にモニターすることもできる。
【0018】本発明の方法および試薬はLDLを凝集さ
せるが、LDL様Lp(a)は凝集させない。このこと
は、知られているLDL沈殿試薬の全てがLp(a)画
分をほぼ定量的に沈殿させることを考慮すると、驚くべ
きことである。かくして、本発明の場合には、本発明に
よるLDL凝集および定量後に、当業者に知られている
方法でジスルフィド橋を介して連結されるLp(a)粒
子のLp(a)部分を還元的に切断することにより簡単
な方法でLp(a)画分を定量することも可能である。
その後、差をとることにより、リポタンパク質(a)の
含有量を求めることができる。
せるが、LDL様Lp(a)は凝集させない。このこと
は、知られているLDL沈殿試薬の全てがLp(a)画
分をほぼ定量的に沈殿させることを考慮すると、驚くべ
きことである。かくして、本発明の場合には、本発明に
よるLDL凝集および定量後に、当業者に知られている
方法でジスルフィド橋を介して連結されるLp(a)粒
子のLp(a)部分を還元的に切断することにより簡単
な方法でLp(a)画分を定量することも可能である。
その後、差をとることにより、リポタンパク質(a)の
含有量を求めることができる。
【0019】さらに、分析器上で本発明方法を実施する
ために、それぞれの反応成分を担体材料に含浸させる
か、共有結合で結合させることができる。担体材料は吸
収性、膨潤性またはフィルム形成性の材料、例えば紙や
フリース材料(例えばティーバッグの紙)のような試験
片に使用できる担体材料でありうる。反応成分は複数の
担体(それらを相互に連結させて、それら自体を担体材
料として使用し得る)に分配することができる。
ために、それぞれの反応成分を担体材料に含浸させる
か、共有結合で結合させることができる。担体材料は吸
収性、膨潤性またはフィルム形成性の材料、例えば紙や
フリース材料(例えばティーバッグの紙)のような試験
片に使用できる担体材料でありうる。反応成分は複数の
担体(それらを相互に連結させて、それら自体を担体材
料として使用し得る)に分配することができる。
【0020】
【実施例】以下の実施例は本発明をより詳細に説明する
ためのものである。実施例1 (a) ラジカル重合によるポリ−(2−アクリルアミド−
2−メチル−1−プロパンスルホン酸)(PAMPS)
の製造 2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホ
ン酸(AMPS)8.412gを再蒸留水100mlに
溶解し、この溶液を窒素に30分間さらすか、超音波浴
中で処理した。このバッチに、再蒸留水100ml中の
ペルオクソ二硫酸アンモニウム22.8mgの溶液(予
め窒素に30分間さらすか、超音波浴中で処理したも
の)を激しく攪拌しながら加え、50℃まで加熱した。
30分後、温度を70℃に上げ、反応混合物を20ml
の容量にまで減少させた。12−14000ダルトンの
排出限界を有する透析チューブを使って、この反応混合
物を4日間再蒸留水に対して透析した。透析物を乾燥す
るまで蒸発させ、平均分子量5×105 ダルトン(ゲル
透過クロマトグラフィー)の結晶質PAMPSを得た。
ためのものである。実施例1 (a) ラジカル重合によるポリ−(2−アクリルアミド−
2−メチル−1−プロパンスルホン酸)(PAMPS)
の製造 2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホ
ン酸(AMPS)8.412gを再蒸留水100mlに
溶解し、この溶液を窒素に30分間さらすか、超音波浴
中で処理した。このバッチに、再蒸留水100ml中の
ペルオクソ二硫酸アンモニウム22.8mgの溶液(予
め窒素に30分間さらすか、超音波浴中で処理したも
の)を激しく攪拌しながら加え、50℃まで加熱した。
30分後、温度を70℃に上げ、反応混合物を20ml
の容量にまで減少させた。12−14000ダルトンの
排出限界を有する透析チューブを使って、この反応混合
物を4日間再蒸留水に対して透析した。透析物を乾燥す
るまで蒸発させ、平均分子量5×105 ダルトン(ゲル
透過クロマトグラフィー)の結晶質PAMPSを得た。
【0021】同様にして、次のアニオン櫛型ポリマーを
製造した: (b): ポリ−メタクリル酸−(2−スルホプロピルエス
テル)(PMAS); (c): ポリ−2−アクリルアミドグリコール酸(PAA
G); (d): ポリ−アクリル酸−(2−ホスホ−1,1−ジメ
チル−エチルアミド)(PAP);および (e): ポリ−(2−アクリルアミド−2−メチル−1−
プロパンスルホン酸−CO−2−アクリルアミドグリコ
ール酸)〔P(AMPS−AAG)〕、1:1の比のA
MPSとAAGから。
製造した: (b): ポリ−メタクリル酸−(2−スルホプロピルエス
テル)(PMAS); (c): ポリ−2−アクリルアミドグリコール酸(PAA
G); (d): ポリ−アクリル酸−(2−ホスホ−1,1−ジメ
チル−エチルアミド)(PAP);および (e): ポリ−(2−アクリルアミド−2−メチル−1−
プロパンスルホン酸−CO−2−アクリルアミドグリコ
ール酸)〔P(AMPS−AAG)〕、1:1の比のA
MPSとAAGから。
【0022】実施例2 LDLコレステロールの定量 試薬溶液:0.15mg/ml PAMPS(遊離酸) 0.05mol/l 酢酸ナトリウム/クエン酸、pH
5.20(pHを調整するために酢酸またはクエン酸
(0.05mol/l)を使用した) 試料:血清 血清試料10μlと試薬溶液350μlを37℃で混合
した。1−2分後、濁りの結果としての吸光度の増加を
505nmで測定した。LDLコレステロールの較正は
既知のLDLコレステロール含有量の血清試料(標準)
を用いて行った。脂肪血症の血清試料を分析する場合
は、特に試料ブランクの補正を行うべきである。
5.20(pHを調整するために酢酸またはクエン酸
(0.05mol/l)を使用した) 試料:血清 血清試料10μlと試薬溶液350μlを37℃で混合
した。1−2分後、濁りの結果としての吸光度の増加を
505nmで測定した。LDLコレステロールの較正は
既知のLDLコレステロール含有量の血清試料(標準)
を用いて行った。脂肪血症の血清試料を分析する場合
は、特に試料ブランクの補正を行うべきである。
【0023】
【表1】 回帰分析: 定数 0.528 標準偏差Y 5.577 R二乗 0.998 測定数 4 自由度 2 X係数 541.891 標準偏差d. 15.185 R=0.999
【0024】2.1 pH値に依存するLDLコレステロ
ールの定量(PAMPS) この方法は実施例2に記載するように行った。但し、p
H値がそれぞれ5.30、5.40および5.50の3
つの追加の試薬混合物を調製した。
ールの定量(PAMPS) この方法は実施例2に記載するように行った。但し、p
H値がそれぞれ5.30、5.40および5.50の3
つの追加の試薬混合物を調製した。
【0025】対応する結果を表2および図2に示す。さ
らに、表2には従来技術の方法(クアントリップ(Quan
tolip:登録商標),Immuno GmbH 製, Heidelberg, FRG )
を用いて得られた測定結果と、それぞれのトリグリセリ
ド(TG)含有量も示してある。
らに、表2には従来技術の方法(クアントリップ(Quan
tolip:登録商標),Immuno GmbH 製, Heidelberg, FRG )
を用いて得られた測定結果と、それぞれのトリグリセリ
ド(TG)含有量も示してある。
【0026】
【表2】
【0027】2.2 LDLコレステロールの定量:LD
L含有量(LDLを添加)への依存 ヒト血清を含む試料に、Wieland, H. and Seidel, D.
(Clin. Chem., 28(1982), 1335-1337) に従って超遠心
分離機を用いて単離したLDL(1.006−1.06
3g/mlの密度画分)を加えた。定量は実施例2に記
載するように行った。
L含有量(LDLを添加)への依存 ヒト血清を含む試料に、Wieland, H. and Seidel, D.
(Clin. Chem., 28(1982), 1335-1337) に従って超遠心
分離機を用いて単離したLDL(1.006−1.06
3g/mlの密度画分)を加えた。定量は実施例2に記
載するように行った。
【0028】
【表3】 回収率(LDLコレステロール) 平均値:98% P1:0.05mol/l酢酸ナトリウム/クエン酸緩
衝液,pH5.20 IV=初期値
衝液,pH5.20 IV=初期値
【0029】2.3 LDLコレステロールの定量:トリ
グリセリド(TG)に富む血清試料を用いた場合のLD
L含有量(LDLを添加)への依存 2.2 に示したように、血清試料にLDLを添加した。
グリセリド(TG)に富む血清試料を用いた場合のLD
L含有量(LDLを添加)への依存 2.2 に示したように、血清試料にLDLを添加した。
【0030】
【表4】 回収率(LDLコレステロール) 平均値:108%
【0031】実施例3:方法の比較 3.1 本発明方法(PAMPS)と超遠心分離法(U
C、基準方法)の比較 この方法は Armstrong, V.W. and Seidel, D. (Arztl.
Lab. 31 (1985), p.325-330)に従って行った。
C、基準方法)の比較 この方法は Armstrong, V.W. and Seidel, D. (Arztl.
Lab. 31 (1985), p.325-330)に従って行った。
【0032】LDLコレステロールの結果を表5および
図5に示す。
図5に示す。
【0033】
【表5】 回帰分析: 定数 −1.166 標準偏差Y 6.959 R二乗 0.961 測定数 13 自由度 11 X係数 1.024 標準偏差d. 0.061 R=0.980
【0034】3.2 本発明方法(PAMPS)とデキス
トラン硫酸法の比較 PAMPSによるLDLコレステロールの測定は実施例
2に記載したように行った。デキストラン硫酸によるL
DLコレステロールの測定の場合には、ImmunoGmbH 製
のクアントリップ(登録商標)を製造者の指示通りに使
用した。
トラン硫酸法の比較 PAMPSによるLDLコレステロールの測定は実施例
2に記載したように行った。デキストラン硫酸によるL
DLコレステロールの測定の場合には、ImmunoGmbH 製
のクアントリップ(登録商標)を製造者の指示通りに使
用した。
【0035】LDLコレステロールの比較測定の結果を
表6および図6に示す。
表6および図6に示す。
【0036】
【表6】 回帰分析: 定数 9.758 標準偏差Y 10.438 R二乗 0.952 測定数 16 自由度 14 X係数 0.911 標準偏差d. 0.054 R=0.976
【0037】3.3 LDLコレステロールの定量に及ぼ
す遊離脂肪酸(FFA)の影響 デキストラン硫酸(DS,クアントリップ,Immuno Gmb
H 製, Heidelberg)またはポリ硫酸ビニル沈殿試薬(Bo
ehringer Mannheim )を用いると、分析すべき物質中に
高濃度の遊離脂肪酸(FFA)が存在する場合、LDL
コレステロールの測定において望ましくない干渉が起こ
った。2mmol/lより高い血清レベルの遊離脂肪酸
(正常範囲:0.3−1.0mmol/l)は、LDL
粒子とこれらの沈殿試薬との相互作用を妨げて不完全な
LDL沈殿に導き、従って測定値を不当に低下させた。
この好ましくない性質は、分析すべき物質をあまりに長
期間、またはあまりに暑い環境で貯蔵した場合にも、in
vitro脂肪分解の増加のために生じた(Seidel, D., Ar
mstrong, V.W., Cremer, P., Internist 28 (1987), 60
6-614 )。
す遊離脂肪酸(FFA)の影響 デキストラン硫酸(DS,クアントリップ,Immuno Gmb
H 製, Heidelberg)またはポリ硫酸ビニル沈殿試薬(Bo
ehringer Mannheim )を用いると、分析すべき物質中に
高濃度の遊離脂肪酸(FFA)が存在する場合、LDL
コレステロールの測定において望ましくない干渉が起こ
った。2mmol/lより高い血清レベルの遊離脂肪酸
(正常範囲:0.3−1.0mmol/l)は、LDL
粒子とこれらの沈殿試薬との相互作用を妨げて不完全な
LDL沈殿に導き、従って測定値を不当に低下させた。
この好ましくない性質は、分析すべき物質をあまりに長
期間、またはあまりに暑い環境で貯蔵した場合にも、in
vitro脂肪分解の増加のために生じた(Seidel, D., Ar
mstrong, V.W., Cremer, P., Internist 28 (1987), 60
6-614 )。
【0038】ヒト血清を含む試料は、Spector and Hoa
k, Anal. Biochem. 32 (1969), 297-302 に従って遊離
脂肪酸(FFA:ステアリン酸、パルミチン酸)を富化
させた。
k, Anal. Biochem. 32 (1969), 297-302 に従って遊離
脂肪酸(FFA:ステアリン酸、パルミチン酸)を富化
させた。
【0039】
【表7】
【0040】3.4 超低密度リポタンパク質(VLD
L)の共凝集 アポタンパク質B含有VLDL粒子の存在下でのLDL
粒子に対する本発明試薬の選択的凝集特性を実証するた
めに、公知方法で超遠心分離機により単離した1容量部
のVLDL(コレステロール:153mg/dl;トリ
グリセリド:488mg/dl)を1容量部の血清試料
(総コレステロール:334mg/dl;トリグリセリ
ド:107mg/dl;LDLコレステロール:241
mg/dl)に加えた。
L)の共凝集 アポタンパク質B含有VLDL粒子の存在下でのLDL
粒子に対する本発明試薬の選択的凝集特性を実証するた
めに、公知方法で超遠心分離機により単離した1容量部
のVLDL(コレステロール:153mg/dl;トリ
グリセリド:488mg/dl)を1容量部の血清試料
(総コレステロール:334mg/dl;トリグリセリ
ド:107mg/dl;LDLコレステロール:241
mg/dl)に加えた。
【0041】続いて、本発明試薬(PAMPS)を用い
たLDLコレステロール濃度の濁り度測定により、12
5mg/dlの測定値を得た。従って、本発明の方法は
アポタンパク質B含有LDL粒子の凝集に対して非常に
選択的である。デキストラン硫酸沈殿法(クアントリッ
プ)を用いた場合は、LDLコレステロール濃度の初期
値が240mg/dlと測定された。VLDLを1:1
(v/v)の比で加えた血清では、49mg/dlの値
を得た。この不当に低いLDLコレステロール値は、当
業者に知られているデキストラン硫酸沈殿試薬を用いた
とき、トリグリセリドとVLDLに富む血清において不
完全なLDL沈殿が起こった結果である。
たLDLコレステロール濃度の濁り度測定により、12
5mg/dlの測定値を得た。従って、本発明の方法は
アポタンパク質B含有LDL粒子の凝集に対して非常に
選択的である。デキストラン硫酸沈殿法(クアントリッ
プ)を用いた場合は、LDLコレステロール濃度の初期
値が240mg/dlと測定された。VLDLを1:1
(v/v)の比で加えた血清では、49mg/dlの値
を得た。この不当に低いLDLコレステロール値は、当
業者に知られているデキストラン硫酸沈殿試薬を用いた
とき、トリグリセリドとVLDLに富む血清において不
完全なLDL沈殿が起こった結果である。
【0042】3.5 Lp(a)の共凝集 総コレステロール濃度が104mg/dlで、LDLコ
レステロール濃度が104mg/dlで、本発明方法に
より測定したLDLコレステロール濃度が71mg/d
lである1容量部のLp(a)を含まない正常グリセリ
ド値の血清(トリグリセリド:120mg/dl)を、
1容量部の単離Lp(a)〔コレステロール濃度:12
0mg/dl;Armstrong, V.W., Walli, A.K., Seide
l, D.J.,Lipid Research, 1985, 26, 1314-1323 〕に加
えた。続いて、本発明試薬(PAMPS)を用いたLD
Lコレステロール濃度の濁り度測定により、34mg/
dlの測定値を得た。
レステロール濃度が104mg/dlで、本発明方法に
より測定したLDLコレステロール濃度が71mg/d
lである1容量部のLp(a)を含まない正常グリセリ
ド値の血清(トリグリセリド:120mg/dl)を、
1容量部の単離Lp(a)〔コレステロール濃度:12
0mg/dl;Armstrong, V.W., Walli, A.K., Seide
l, D.J.,Lipid Research, 1985, 26, 1314-1323 〕に加
えた。続いて、本発明試薬(PAMPS)を用いたLD
Lコレステロール濃度の濁り度測定により、34mg/
dlの測定値を得た。
【0043】デキストラン硫酸沈殿法(クアントリッ
プ)を用いた場合は、LDLコレステロール濃度の初期
値が72mg/dlと測定された。Lp(a)を1:1
(v/v)の比で加えた血清では、96mg/dlの値
を得た。このことは、デキストラン硫酸試薬が望ましく
ない方法でLp(a)画分をも定量的に沈殿させること
を実証している。かくして、本発明方法は有利にもLp
(a)粒子を凝集させず、それらをLDL粒子として誤
って検出することがない。
プ)を用いた場合は、LDLコレステロール濃度の初期
値が72mg/dlと測定された。Lp(a)を1:1
(v/v)の比で加えた血清では、96mg/dlの値
を得た。このことは、デキストラン硫酸試薬が望ましく
ない方法でLp(a)画分をも定量的に沈殿させること
を実証している。かくして、本発明方法は有利にもLp
(a)粒子を凝集させず、それらをLDL粒子として誤
って検出することがない。
【図1】LDLコレステロールの濁り度測定における測
定シグナルの線形性を示した図である。
定シグナルの線形性を示した図である。
【図2】本発明方法のpH依存性を示した図である。緩
衝剤濃度:0.15mg/ml酢酸ナトリウム/0.0
7mol/lクエン酸。
衝剤濃度:0.15mg/ml酢酸ナトリウム/0.0
7mol/lクエン酸。
【図3】LDL(超遠心分離UC)を添加した正常血清
試料のLDLコレステロールの濁り度測定におけるLD
L依存性を示した図である。
試料のLDLコレステロールの濁り度測定におけるLD
L依存性を示した図である。
【図4】LDL(UC)を添加したTG富化血清試料の
LDLコレステロールの濁り度測定におけるLDL依存
性を示した図である。
LDLコレステロールの濁り度測定におけるLDL依存
性を示した図である。
【図5】本発明方法(PAMPS)と超遠心分離法(U
C)を用いたLDLコレステロールの比較測定の結果を
示した図である。
C)を用いたLDLコレステロールの比較測定の結果を
示した図である。
【図6】本発明方法(PAMPS)とデキストラン硫酸
を用いたLDLコレステロールの比較測定の結果を示し
た図である。
を用いたLDLコレステロールの比較測定の結果を示し
た図である。
【図7】a) 本発明のPAMPS試薬;(0.05mo
l/l酢酸ナトリウム/クエン酸、pH5.20) b) デキストラン硫酸沈殿試薬;(クアントリップ:登
録商標) を用いて測定したLDLコレステロールレベルに対する
遊離脂肪酸(FFA)の影響を示した図である。
l/l酢酸ナトリウム/クエン酸、pH5.20) b) デキストラン硫酸沈殿試薬;(クアントリップ:登
録商標) を用いて測定したLDLコレステロールレベルに対する
遊離脂肪酸(FFA)の影響を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフ−ディーター エンゲル ドイツ連邦共和国 D−82340 フェルダ フィンク アオミラーシュトラーセ 9エ イ (72)発明者 アンゲリカ クールレ−ヴァイテンヒラー ドイツ連邦共和国 D−82327 チュトツ ィンク アム ホーヘンベルク 12
Claims (6)
- 【請求項1】 緩衝剤とLDL凝集剤を添加し、そして
LDL凝集物を直接測定することを特徴とする、他の血
清リポタンパク質の存在下でLDL画分を特異的に定量
する方法。 - 【請求項2】 アルカンスルホン酸、アルカンホスホン
酸および/またはアルカン炭酸の側基を有する分子量2
0,000−5,000,000ダルトン(ゲル透過ク
ロマトグラフィー)の水溶性櫛型ポリマーをLDL凝集
剤として添加し、かつpHが5−9の範囲であることを
特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 LDL凝集剤が反応混合物中に0.05
−0.30mg/mlの濃度で存在することを特徴とす
る、請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 ポリ−(2−アクリルアミド−2−メチ
ル−1−プロパンスルホン酸)、ポリ−2−アクリルア
ミド−グリコール酸、ポリ−アクリル酸−(2−ホスホ
−1,1−ジメチル−エチルアミド)および/またはポ
リ−(2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパン
スルホン酸−CO−2−アクリルアミドグリコール酸)
および/または対応する共重合体および/またはポリ
(メト)アクリル酸エステルおよびそれらの共重合体を
添加することを特徴とする、請求項1−3のいずれか1
つに記載の方法。 - 【請求項5】 添加されるLDL凝集剤が、一般式
(I): 【化1】 〔式中、基R1 は水素または低級炭化水素基(好ましく
はメチル基)であり、Xは酸素原子またはNH基であ
り、Aは2−10個の炭素原子からなる直鎖状または分
枝状の炭化水素鎖であり(分枝鎖が好ましい)、そして
Zは 【化2】 である〕で表されるモノマーから構成されることを特徴
とする、請求項1−4のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項6】 (1) アルカンスルホン酸、アルカンホス
ホン酸および/またはアルカン炭酸の側基を有する櫛型
ポリマー、および(2) pH5−9の緩衝剤を含有し、当
該ポリアニオンが20,000−5,000,000ダ
ルトン(ゲル透過クロマトグラフィー)の分子量を有
し、そして当該緩衝剤が酢酸ナトリウム、トリス−HC
l、ビス−トリスまたはBAPおよび/またはクエン酸
であることを特徴とする、他の血清リポタンパク質の存
在下でLDLを特異的に定量するための試薬。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4223355:0 | 1992-07-16 | ||
| DE4223355A DE4223355A1 (de) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | Verfahren und Reagenz zur spezifischen Bestimmung von LDL in Serumproben |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213899A true JPH06213899A (ja) | 1994-08-05 |
| JP2609505B2 JP2609505B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=6463314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5175061A Expired - Fee Related JP2609505B2 (ja) | 1992-07-16 | 1993-07-15 | 血清試料中のldlの特異的定量法およびそのための試薬 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5795786A (ja) |
| EP (1) | EP0579138B1 (ja) |
| JP (1) | JP2609505B2 (ja) |
| AT (1) | ATE172544T1 (ja) |
| AU (1) | AU654778B2 (ja) |
| DE (2) | DE4223355A1 (ja) |
| ES (1) | ES2125284T3 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011174721A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Fujifilm Corp | 低密度リポ蛋白コレステロールの測定方法 |
| JP2018040799A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | シーメンス ヘルスケア ダイアグノスティクス プロダクツ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 脂質妨害の決定のための脂肪血症血漿または血清試料の調製 |
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| US5286626A (en) * | 1991-12-13 | 1994-02-15 | Actimed Laboratories, Inc. | Process and apparatus for direct determination of low density lipoprotein |
| DE19505894A1 (de) * | 1995-02-21 | 1996-08-22 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren und Reagenz zur spezifischen Bestimmung von LDL in Serumproben |
| US5814472A (en) * | 1997-05-13 | 1998-09-29 | Wako Pure Chemical Industries, Ltd. | Measurement of LDL-cholesterol |
| JP3441993B2 (ja) * | 1999-01-27 | 2003-09-02 | 松下電器産業株式会社 | コレステロールセンサ |
| US7491542B2 (en) * | 2004-07-12 | 2009-02-17 | Kim Scheuringer | Test device for determining the concentration of LDL-cholesterol in a sample |
| GB0609494D0 (en) * | 2006-05-12 | 2006-06-21 | Oxford Biosensors Ltd | HDL cholesterol sensor using specific surfactant |
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