JPH0621398B2 - シルク調立毛パイル布帛 - Google Patents
シルク調立毛パイル布帛Info
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- JPH0621398B2 JPH0621398B2 JP1234974A JP23497489A JPH0621398B2 JP H0621398 B2 JPH0621398 B2 JP H0621398B2 JP 1234974 A JP1234974 A JP 1234974A JP 23497489 A JP23497489 A JP 23497489A JP H0621398 B2 JPH0621398 B2 JP H0621398B2
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- yarns
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐毛倒れ性が良好で、色相ムラが生じにくいシ
ルク調風合いを有する高級自動車内装用立毛パイル布帛
に関する。
ルク調風合いを有する高級自動車内装用立毛パイル布帛
に関する。
[従来の技術] 自動車産業の発達とともに自動車内装材としてのカーシ
ート類も機能性とファッション性の両面から品質向上と
多様性が強く要求されるようになった。従来から、カー
シート類には織編物の立毛パイル布帛が広く使用されて
きたが、近年、ソフトな風合いでも毛倒れしないもの
で、且つ、光沢ムラ、色相ムラが生じない立毛パイル布
帛の開発がより強く求められるようになってきた。
ート類も機能性とファッション性の両面から品質向上と
多様性が強く要求されるようになった。従来から、カー
シート類には織編物の立毛パイル布帛が広く使用されて
きたが、近年、ソフトな風合いでも毛倒れしないもの
で、且つ、光沢ムラ、色相ムラが生じない立毛パイル布
帛の開発がより強く求められるようになってきた。
従来技術では、立毛感や地透け感を改善したソフト風合
いを有する立毛パイル布帛として、扁平断面糸を用いた
立毛パイル布帛が、特開昭62−21842 号公報および特開
昭63−59454号公報に開示されているが、扁平糸使い立
毛パイル糸は荷重負荷によって扁平断面の短軸方向へ容
易に毛倒れを生じ、毛倒れ後の回復性も劣り、更には毛
倒れに方向性があるため、光の反射に方向性が生じて著
しく光沢差や色相差を生じる欠点があった。
いを有する立毛パイル布帛として、扁平断面糸を用いた
立毛パイル布帛が、特開昭62−21842 号公報および特開
昭63−59454号公報に開示されているが、扁平糸使い立
毛パイル糸は荷重負荷によって扁平断面の短軸方向へ容
易に毛倒れを生じ、毛倒れ後の回復性も劣り、更には毛
倒れに方向性があるため、光の反射に方向性が生じて著
しく光沢差や色相差を生じる欠点があった。
また、ソフトな風合いで毛倒れしない立毛パイル布帛と
して「少なくとも2種類のフィラメントからなり、繊度
の小さいフィラメントが繊度の大きいフィラメントを中
心にして周囲を囲むように配列され、かつ繊度の小さい
フィラメントの先端が繊度の大きいフィラメントの先端
よりも高く突出してカットパイル先端面に凹凸が形成さ
れていることを特徴とする立毛布帛」が、特開昭63-126
941 号公報に開示されており、耐毛倒れ性や表面のソフ
ト感は従来品よりも改善されているが、繊度の大きいフ
ィラメントが集中的にかたまって分布しているため、表
面のソフト感にもかかわらず、カーシート類に仕立てて
試乗したときの座乗感はそれ程ソフトではなく、快適と
は云いがたい。
して「少なくとも2種類のフィラメントからなり、繊度
の小さいフィラメントが繊度の大きいフィラメントを中
心にして周囲を囲むように配列され、かつ繊度の小さい
フィラメントの先端が繊度の大きいフィラメントの先端
よりも高く突出してカットパイル先端面に凹凸が形成さ
れていることを特徴とする立毛布帛」が、特開昭63-126
941 号公報に開示されており、耐毛倒れ性や表面のソフ
ト感は従来品よりも改善されているが、繊度の大きいフ
ィラメントが集中的にかたまって分布しているため、表
面のソフト感にもかかわらず、カーシート類に仕立てて
試乗したときの座乗感はそれ程ソフトではなく、快適と
は云いがたい。
更には、立毛パイルのカット面が平滑でなく凹凸を有し
ているため、塵埃が付着しやすく、かつ一度付着した塵
埃は容易に除去することが困難であり、色相的にも立毛
パイルのカット面が白っぽく色褪せして見えるという欠
点があった。
ているため、塵埃が付着しやすく、かつ一度付着した塵
埃は容易に除去することが困難であり、色相的にも立毛
パイルのカット面が白っぽく色褪せして見えるという欠
点があった。
他方、立毛パイル部に本絹を用いた立毛パイル布帛の場
合には、表面タッチ感はかならずしもソフトではない
が、適度の反発感があり、試乗時間が長くなる程優れた
座乗感となり、毛倒れもほとんど生ぜず、また、回復性
も良好であり、光沢や色相の優美さは他の素材で表現で
きない独特なものを有しているが、価格が高価で特別仕
様の高級スペシャリティカー以外には仕様できない欠点
があった。
合には、表面タッチ感はかならずしもソフトではない
が、適度の反発感があり、試乗時間が長くなる程優れた
座乗感となり、毛倒れもほとんど生ぜず、また、回復性
も良好であり、光沢や色相の優美さは他の素材で表現で
きない独特なものを有しているが、価格が高価で特別仕
様の高級スペシャリティカー以外には仕様できない欠点
があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、かかる従来技術を解消せんとするもの
であり、立毛パイル部に断面形状および単糸繊度の異な
る少なくとも3種類の単糸繊度群からなり、各群間では
非相似形の異形断面糸を用いることにより、従来の技術
では達成することができなかったソフトな風合いを有し
ながら毛倒れせず、且つ優雅な光沢を有しながら光沢ム
ラや色相ムラを生じない、シルク調の風合いを有する立
毛パイル布帛を安価に安定して提供せんとするものであ
る。
であり、立毛パイル部に断面形状および単糸繊度の異な
る少なくとも3種類の単糸繊度群からなり、各群間では
非相似形の異形断面糸を用いることにより、従来の技術
では達成することができなかったソフトな風合いを有し
ながら毛倒れせず、且つ優雅な光沢を有しながら光沢ム
ラや色相ムラを生じない、シルク調の風合いを有する立
毛パイル布帛を安価に安定して提供せんとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 前記した本発明の目的は、織編物の地組織および立毛パ
イル部にポリエステル繊維を用いてなるパイル長 1〜4
mmの立毛パイル布帛において、立毛パイル部を構成する
ポリエステル繊維が断面形状および単糸繊度の異なる少
なくとも3種類の単糸群からなり、各単糸群間における
単糸の横断面形状は突起部を 3〜4 個有する非相似形の
異形断面糸で、横断面の外周の1部に直線部分を有して
おり、最小単糸繊度群の単糸繊度が0.7〜1.5d
で、その単糸数は全単糸数の30〜60%であり、中間的単
糸繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸繊度の1.
5〜3.5倍で、その単糸数は全単糸数の30〜60%であ
り、最大単糸繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸
繊度の3.0〜6.0倍で、その単糸数は全単糸数の 5
〜30%であることを特徴とするシルク調立毛パイル布帛
によって達成できる。
イル部にポリエステル繊維を用いてなるパイル長 1〜4
mmの立毛パイル布帛において、立毛パイル部を構成する
ポリエステル繊維が断面形状および単糸繊度の異なる少
なくとも3種類の単糸群からなり、各単糸群間における
単糸の横断面形状は突起部を 3〜4 個有する非相似形の
異形断面糸で、横断面の外周の1部に直線部分を有して
おり、最小単糸繊度群の単糸繊度が0.7〜1.5d
で、その単糸数は全単糸数の30〜60%であり、中間的単
糸繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸繊度の1.
5〜3.5倍で、その単糸数は全単糸数の30〜60%であ
り、最大単糸繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸
繊度の3.0〜6.0倍で、その単糸数は全単糸数の 5
〜30%であることを特徴とするシルク調立毛パイル布帛
によって達成できる。
本発明の特徴をまず図面を用いて説明する。
第1図は本発明の立毛パイル部に用いるポリエステル繊
維を構成する各単糸の断面形状の例を示す横断面図であ
り、1は突起部を3個有する最小単糸繊度群の中の1つ
の単糸を示し、2は突起部を4個有する単糸1の次に大
きい単糸繊度群の中の1つの単糸を示す、その単糸繊度
は単糸1の2倍、3は突起部を3個有する単糸2の次に
大きい単糸繊度群の中の1つの単糸を示し、その単糸繊
度は単糸1の3倍、4は突起部を4個有する単糸3の次
に大きい(第1図では最大単糸繊度)単糸繊度群の中の
1つの単糸を示し、その単糸繊度は単糸1の4倍である
場合の1例を示したものである。
維を構成する各単糸の断面形状の例を示す横断面図であ
り、1は突起部を3個有する最小単糸繊度群の中の1つ
の単糸を示し、2は突起部を4個有する単糸1の次に大
きい単糸繊度群の中の1つの単糸を示す、その単糸繊度
は単糸1の2倍、3は突起部を3個有する単糸2の次に
大きい単糸繊度群の中の1つの単糸を示し、その単糸繊
度は単糸1の3倍、4は突起部を4個有する単糸3の次
に大きい(第1図では最大単糸繊度)単糸繊度群の中の
1つの単糸を示し、その単糸繊度は単糸1の4倍である
場合の1例を示したものである。
本発明において、各単糸群間における単糸の横断面形状
が非相似形の異形断面糸であるとは、特定断面形状糸を
単に縮小または拡大したものの混繊ではなくて、断面の
形状が基本的に異なっていることを意味するものであ
る。上記第1図の場合、単糸1、2、3および4の断面
形状はいずれも非相似形である。例えば、吐出形状の異
なる紡糸口金から同時にまたは別々に紡出して混繊した
ものや、同一口金または類似した吐出形状の紡糸口金を
用いて、吐出量、紡糸温度、紡糸速度、冷却条件等の紡
糸条件を変更して製糸した断面形状の異なる単糸繊度群
の組合せを意味する。
が非相似形の異形断面糸であるとは、特定断面形状糸を
単に縮小または拡大したものの混繊ではなくて、断面の
形状が基本的に異なっていることを意味するものであ
る。上記第1図の場合、単糸1、2、3および4の断面
形状はいずれも非相似形である。例えば、吐出形状の異
なる紡糸口金から同時にまたは別々に紡出して混繊した
ものや、同一口金または類似した吐出形状の紡糸口金を
用いて、吐出量、紡糸温度、紡糸速度、冷却条件等の紡
糸条件を変更して製糸した断面形状の異なる単糸繊度群
の組合せを意味する。
本発明において、異形断面糸で、横断面の外周の1部に
直線部分を有してしているとは、横断面の外周の1部
に、図で説明するような直線部分を有していることを意
味する。第2図(イ)は第1図の単糸4を、また第2図
(ロ)は第1図の単糸3を拡大した横断面図である。
直線部分を有してしているとは、横断面の外周の1部
に、図で説明するような直線部分を有していることを意
味する。第2図(イ)は第1図の単糸4を、また第2図
(ロ)は第1図の単糸3を拡大した横断面図である。
第2図(イ),(ロ)において、 横断面の長軸方向の長さをL、 横断面の外周上の任意の点AおよびBを結ぶ直線をA
B、 横断面の外周線ABと直線ABで作られる外周線上の最
大乖離点をH、 直線ABから点Hへ下した垂線をCH とするとき、下記(1)および(2)式を同時に満足すること
を意味する。
B、 横断面の外周線ABと直線ABで作られる外周線上の最
大乖離点をH、 直線ABから点Hへ下した垂線をCH とするとき、下記(1)および(2)式を同時に満足すること
を意味する。
直線CH/直線AB≦0.05………(1) 0.25L≦直線AB…………………(2) 従って、このように断面形状が異なり、種々の単糸繊度
を有する単糸からなるポリエステル繊維を用いた立毛パ
イル部において、個々の単糸はその断面形状によって、
分布や配列に方向性や片寄りを生じることが全くなく、
最小の単糸から最大の単糸までランダムに分布すること
が可能となるため、パイル部に加わる荷重負荷に対し
て、極めて強い耐毛倒れ性を発現するとともに、断面形
状や単糸繊度の分布状態が天然シルクの断面形状や単糸
繊度の分布状態と極めて近いものとなるため、光の反射
光が立毛パイルの切断面および側面で複雑に乱反射し、
天然シルクの有するマイルドで優雅な光沢に近い光沢感
を発現できるのである。
を有する単糸からなるポリエステル繊維を用いた立毛パ
イル部において、個々の単糸はその断面形状によって、
分布や配列に方向性や片寄りを生じることが全くなく、
最小の単糸から最大の単糸までランダムに分布すること
が可能となるため、パイル部に加わる荷重負荷に対し
て、極めて強い耐毛倒れ性を発現するとともに、断面形
状や単糸繊度の分布状態が天然シルクの断面形状や単糸
繊度の分布状態と極めて近いものとなるため、光の反射
光が立毛パイルの切断面および側面で複雑に乱反射し、
天然シルクの有するマイルドで優雅な光沢に近い光沢感
を発現できるのである。
また、本発明の立毛パイル部は従来品のように断面形状
によって分布や配列に方向性を生じたり、毛倒れしたり
しにくく、仮に毛倒れしても、正常状態への回復が早
く、かつ反射光の関係で従来品の最大の欠点であった
“白ボケ”と称される色相ムラや光沢ムラが全く発生し
ないのである。
によって分布や配列に方向性を生じたり、毛倒れしたり
しにくく、仮に毛倒れしても、正常状態への回復が早
く、かつ反射光の関係で従来品の最大の欠点であった
“白ボケ”と称される色相ムラや光沢ムラが全く発生し
ないのである。
次に本発明を更に詳しく説明する。
本発明の立毛パイル部を構成するポリエステル繊維とし
ては、エチレンテレフタレートを主なくり返し単位とす
る分子構造を有するポリエステル繊維で、第3成分とし
て修酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸やイソフタ
ル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸等を 3〜15モル
%共重合したものであってもよく、また、ツヤ消し効果
や製糸性改善効果等の目的で、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム等を3%以下添加したものであってもよく、また、
染色性改善効果等の目的でポリエチレングリコール共重
合物、5−ナトリウムスルホイソフタレート等を 3〜15
モル%添加または共重合したものであってもよい。
ては、エチレンテレフタレートを主なくり返し単位とす
る分子構造を有するポリエステル繊維で、第3成分とし
て修酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸やイソフタ
ル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸等を 3〜15モル
%共重合したものであってもよく、また、ツヤ消し効果
や製糸性改善効果等の目的で、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム等を3%以下添加したものであってもよく、また、
染色性改善効果等の目的でポリエチレングリコール共重
合物、5−ナトリウムスルホイソフタレート等を 3〜15
モル%添加または共重合したものであってもよい。
本発明において、立毛パイル布帛をカーシートとして使
用する場合は、パイル長が1mm未満ではソフト感が得ら
れにくく、かつパイルの地割れや地透け感が生じやすく
なり、他方、パイル長が4mmを越えると、パイルの毛倒
れが生じやすくなるため、パイル長は1〜4mmとする必
要がある。
用する場合は、パイル長が1mm未満ではソフト感が得ら
れにくく、かつパイルの地割れや地透け感が生じやすく
なり、他方、パイル長が4mmを越えると、パイルの毛倒
れが生じやすくなるため、パイル長は1〜4mmとする必
要がある。
本発明において、立毛パイル部を構成するポリエステル
繊維が断面形状および単糸繊度の異なる少なくとも3種
類の単糸群からなり、各単糸群の断面形状が非相似形の
異形単面糸であり、横断面の外周の1部に直線部分を有
しているのは、前記した通り、立毛パイル面に対する荷
重負荷に対して強靭な耐毛倒れ性を発現するとともに、
シルク調のマイルドで優雅な光沢感を発現するための不
可欠の要素である。
繊維が断面形状および単糸繊度の異なる少なくとも3種
類の単糸群からなり、各単糸群の断面形状が非相似形の
異形単面糸であり、横断面の外周の1部に直線部分を有
しているのは、前記した通り、立毛パイル面に対する荷
重負荷に対して強靭な耐毛倒れ性を発現するとともに、
シルク調のマイルドで優雅な光沢感を発現するための不
可欠の要素である。
本発明において、最小単糸繊度群の単糸繊度は0.7〜
1.5d とする必要がある。最小単糸繊度群の単糸繊度
が0.7d 未満になるとパイルが毛倒れしやすくなり、
他方、1.5d を越えるとソフト感が損なわれるように
なるため、最小単糸繊度群の単糸繊度は0.7〜1.5
d の範囲でなければならない。
1.5d とする必要がある。最小単糸繊度群の単糸繊度
が0.7d 未満になるとパイルが毛倒れしやすくなり、
他方、1.5d を越えるとソフト感が損なわれるように
なるため、最小単糸繊度群の単糸繊度は0.7〜1.5
d の範囲でなければならない。
本発明において、最小単糸繊度群の単糸数は全単糸数の
30〜60%とする必要がある。最小単糸繊度群の単糸数が
全単糸数の30%未満になるとソフト感がなくなり、他
方、60%を越えると耐毛倒れ性が損なわれるようになる
ため、最小単糸繊度群の単糸数は全単糸数の30〜60%の
範囲でなければならない。
30〜60%とする必要がある。最小単糸繊度群の単糸数が
全単糸数の30%未満になるとソフト感がなくなり、他
方、60%を越えると耐毛倒れ性が損なわれるようになる
ため、最小単糸繊度群の単糸数は全単糸数の30〜60%の
範囲でなければならない。
本発明において、中間的単糸繊度群の単糸繊度は最小単
糸繊度群の単糸繊度の1.5〜3.5倍とする必要があ
る。単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸繊度の1.5倍未
満になると耐毛倒れ性が劣るようになり、他方、3.5
倍を越えるとソフト感が損なわれるようになるため、中
間的単糸繊度群の単糸繊度は最小単糸繊度群の単糸繊度
の1.5〜3.5倍の範囲でなければならない。
糸繊度群の単糸繊度の1.5〜3.5倍とする必要があ
る。単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸繊度の1.5倍未
満になると耐毛倒れ性が劣るようになり、他方、3.5
倍を越えるとソフト感が損なわれるようになるため、中
間的単糸繊度群の単糸繊度は最小単糸繊度群の単糸繊度
の1.5〜3.5倍の範囲でなければならない。
本発明において、中間的単糸繊度群の単糸数は全単糸数
の30〜60%とする必要がある。中間的単糸繊度群の単糸
数が全単糸数の30%未満になるとパイルが毛倒れしやす
くなったり、ソフト感が損なわれるようになり、シルク
調のマイルドで優雅な光沢が得られなくなる。他方60%
を越えるとパイルのソフト感と色相の深味が損なわれる
ようになるため、中間的単糸繊度群の単糸数は全単糸数
の30〜60%の範囲でなければならない。
の30〜60%とする必要がある。中間的単糸繊度群の単糸
数が全単糸数の30%未満になるとパイルが毛倒れしやす
くなったり、ソフト感が損なわれるようになり、シルク
調のマイルドで優雅な光沢が得られなくなる。他方60%
を越えるとパイルのソフト感と色相の深味が損なわれる
ようになるため、中間的単糸繊度群の単糸数は全単糸数
の30〜60%の範囲でなければならない。
本発明において、最大単糸繊度群の単糸繊度は最小単糸
繊度群の単糸繊度の3.0〜6.0倍とする必要があ
る。最大単糸繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸
繊度の3.0倍未満では毛倒れしやすく、他方、6.0
倍を越えると粗硬感が出るようになるため、最大単糸繊
度群の単糸繊度は最小単糸繊度群の単糸繊度の3.0〜
6.0倍でなければならない。
繊度群の単糸繊度の3.0〜6.0倍とする必要があ
る。最大単糸繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸
繊度の3.0倍未満では毛倒れしやすく、他方、6.0
倍を越えると粗硬感が出るようになるため、最大単糸繊
度群の単糸繊度は最小単糸繊度群の単糸繊度の3.0〜
6.0倍でなければならない。
本発明において、最大単糸繊度群の単糸数は全単糸数の
5〜30%とする必要がある。最大単糸繊度群の単糸数が
全単糸数の 5%未満になるとパイル面に対する荷重負荷
に対して、毛倒れしやすくなり、他方、30%を越えると
ソフト感が損なわれて、粗硬感を生じるようになるた
め、最大単糸繊度群の単糸数は全単糸数の 5〜30%の範
囲でなければならず、 5〜15%の範囲がより好ましい。
5〜30%とする必要がある。最大単糸繊度群の単糸数が
全単糸数の 5%未満になるとパイル面に対する荷重負荷
に対して、毛倒れしやすくなり、他方、30%を越えると
ソフト感が損なわれて、粗硬感を生じるようになるた
め、最大単糸繊度群の単糸数は全単糸数の 5〜30%の範
囲でなければならず、 5〜15%の範囲がより好ましい。
本発明において、単糸繊度の異なる少なくとも3種類の
単糸群であるとは、3種類の単糸群の場合は、最小単糸
繊度群、中間単糸繊度群および最大単糸繊度群に区別す
る。4種類以上の単糸群の場合は、最小単糸繊度群およ
び最大単糸繊度群を除いた残りの単糸繊度群を中間的単
糸繊度群とする。
単糸群であるとは、3種類の単糸群の場合は、最小単糸
繊度群、中間単糸繊度群および最大単糸繊度群に区別す
る。4種類以上の単糸群の場合は、最小単糸繊度群およ
び最大単糸繊度群を除いた残りの単糸繊度群を中間的単
糸繊度群とする。
ここで、本発明のシルク調立毛パイル布帛の好ましい製
造方法について述べる。
造方法について述べる。
第3図(イ)〜(ニ)は、本発明の立毛パイル部を構成
するポリエステル繊維を溶融紡糸するための、紡糸口金
のポリマー吐出孔形状の例を示す平面図である。前記第
3図(イ)〜(ニ)の吐出孔を同一口金に、本発明で所
望とする単糸数比率で配列されている。かかる紡糸口金
を用いて、固有粘度[IV]が0.60〜0.70である通常の
ポリエステルポリマーを、常法により最小単糸繊度群の
単糸繊度が0.7〜1.5d になるように吐出量を調整
して溶融紡糸し、冷却、追油しながら、巻取る。しかる
後、所望の延伸倍率で延伸することにより、本発明にお
けるポリエステル繊維を得ることができる。
するポリエステル繊維を溶融紡糸するための、紡糸口金
のポリマー吐出孔形状の例を示す平面図である。前記第
3図(イ)〜(ニ)の吐出孔を同一口金に、本発明で所
望とする単糸数比率で配列されている。かかる紡糸口金
を用いて、固有粘度[IV]が0.60〜0.70である通常の
ポリエステルポリマーを、常法により最小単糸繊度群の
単糸繊度が0.7〜1.5d になるように吐出量を調整
して溶融紡糸し、冷却、追油しながら、巻取る。しかる
後、所望の延伸倍率で延伸することにより、本発明にお
けるポリエステル繊維を得ることができる。
該ポリエステル繊維を立毛パイル布帛のパイル部を構成
する原糸として用い、トリコットまたはダブルラッセル
編機により編密度35〜80コース/インチの生機に編成す
る。
する原糸として用い、トリコットまたはダブルラッセル
編機により編密度35〜80コース/インチの生機に編成す
る。
トリコットの場合には、立毛シャーリング加工してパイ
ル長 1〜4 mmの立毛パイル布帛とする。他方、ダブルラ
ッセルの場合には、表裏2枚の地組織を連結糸(本発明
の立毛パイル部を構成するポリエステル繊維)をセンタ
ーカットして、表裏2枚の立毛パイル布帛に分割し、次
いで、パイル長を 1〜4 mmの長さに調整し、カットす
る。トリコット、ダブルラッセルのいずれの場合にも、
175 〜230 ℃のドライエヤーで熱処理して生機収縮さ
せ、編密度38〜90コート/インチの編密度とすることに
よって、シルク調の風合いを有する立毛パイル布帛を製
造することができる。
ル長 1〜4 mmの立毛パイル布帛とする。他方、ダブルラ
ッセルの場合には、表裏2枚の地組織を連結糸(本発明
の立毛パイル部を構成するポリエステル繊維)をセンタ
ーカットして、表裏2枚の立毛パイル布帛に分割し、次
いで、パイル長を 1〜4 mmの長さに調整し、カットす
る。トリコット、ダブルラッセルのいずれの場合にも、
175 〜230 ℃のドライエヤーで熱処理して生機収縮さ
せ、編密度38〜90コート/インチの編密度とすることに
よって、シルク調の風合いを有する立毛パイル布帛を製
造することができる。
[適用又は応用範囲] 本発明のシルク調立毛パイル布帛は、高級自動車内装用
素材として好適であり、自動車のシート部分やドアの内
張りや床面等にも広く利用可能である。
素材として好適であり、自動車のシート部分やドアの内
張りや床面等にも広く利用可能である。
なお、本発明の立毛パイル部を構成するポリエステル繊
維は、ドレス、ブラウス、コート、上着類などの衣料用
高級シルク調素材の各種織物および編物用の原糸として
も、適用することが可能である。
維は、ドレス、ブラウス、コート、上着類などの衣料用
高級シルク調素材の各種織物および編物用の原糸として
も、適用することが可能である。
[実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
立毛パイル部を構成するポリエステル繊維として、紡糸
用の同一口金に吐出孔形状の異なる4種類の吐出孔群を
有する紡糸口金を用いて、固有粘度[IV]0.67のポリ
エチレンテレフタレートポリマーを用い、紡糸温度290
℃、紡糸速度1500 m/分で紡糸した後、得られた未延伸
糸を通常の延伸機で延伸して次に掲げるポリエステル繊
維を得た。
用の同一口金に吐出孔形状の異なる4種類の吐出孔群を
有する紡糸口金を用いて、固有粘度[IV]0.67のポリ
エチレンテレフタレートポリマーを用い、紡糸温度290
℃、紡糸速度1500 m/分で紡糸した後、得られた未延伸
糸を通常の延伸機で延伸して次に掲げるポリエステル繊
維を得た。
(1) 50D −48fil 構成内容:(0.57d ×24fil) (1.14d ×12fil) (1.60d × 8fil) (2.27d × 4fil) (2) 75D −48fil 構成内容:(0.85d ×24fil) (1.71d ×12fil) (2.56d × 8fil) (3.41d × 4fil) (3) 100D −48fil 構成内容:(1.14d ×24fil) (2.27d ×12fil) (3.21d × 8fil) (4.55d × 4fil) (4) 150D −48fil 構成内容:(1.70d ×24fil) (3.41d ×12fil) (4.81d × 8fil) (6.82d × 4fil) 次いで、延伸された前記ポリエステル繊維を立毛パルフ
糸とし、 100D −36fil の丸断面のポリエステルマルチ
フィラメント糸を地糸とし、トリコット編機を用いて、
密度66コース28ウエールを基本条件とし、単糸繊度に応
じた修正を行なって編成しトリコット編地を製編した。
得られた生編地のパイル面を起毛シャーリング加工し、
立毛パイル長2.2mmに仕上げた後、プレセットし、高
圧液流染色し、仕上げセットして立毛パイル布帛の製品
を得た。得られた製品の荷重負荷テストによる耐毛倒れ
性、光沢感、色相、触感等の風合い官能評価を実施し
た。
糸とし、 100D −36fil の丸断面のポリエステルマルチ
フィラメント糸を地糸とし、トリコット編機を用いて、
密度66コース28ウエールを基本条件とし、単糸繊度に応
じた修正を行なって編成しトリコット編地を製編した。
得られた生編地のパイル面を起毛シャーリング加工し、
立毛パイル長2.2mmに仕上げた後、プレセットし、高
圧液流染色し、仕上げセットして立毛パイル布帛の製品
を得た。得られた製品の荷重負荷テストによる耐毛倒れ
性、光沢感、色相、触感等の風合い官能評価を実施し
た。
なお、比較例として立毛パイル部に75D −36fil の丸断
面糸、三角断面糸、扁平糸を同様の方法により製編し、
製品に仕上げて評価した。製品の評価結果を表1に示
す。
面糸、三角断面糸、扁平糸を同様の方法により製編し、
製品に仕上げて評価した。製品の評価結果を表1に示
す。
表1において、実験NO.1および4〜7は本発明の効果
を明確にするための比較例である。
を明確にするための比較例である。
実験NO.1は立毛パイルの原糸構成で最小単糸繊度群の
単糸繊度が0.57 dであり、本発明の範囲よりも小さいた
め、耐毛倒れ性が不十分であった。
単糸繊度が0.57 dであり、本発明の範囲よりも小さいた
め、耐毛倒れ性が不十分であった。
実験NO.2およびNO.3は立毛パイル原糸構成が、本発明
の範囲内にあるため、60kgの荷重負荷テストによる毛倒
れも全く問題ないレベルにあり、マイルドで優雅な光沢
感と深味のある色相は天然シルクと比較しても何ら見劣
りしないレベルにあった。しかもソフト感も従来品のよ
うに表面的なやわらかさではなく、反発感を伴ったソフ
ト感があり、シートに仕立てた座乗感も最高に快適であ
った。
の範囲内にあるため、60kgの荷重負荷テストによる毛倒
れも全く問題ないレベルにあり、マイルドで優雅な光沢
感と深味のある色相は天然シルクと比較しても何ら見劣
りしないレベルにあった。しかもソフト感も従来品のよ
うに表面的なやわらかさではなく、反発感を伴ったソフ
ト感があり、シートに仕立てた座乗感も最高に快適であ
った。
実験NO.4は、立毛パイルの原糸構成で最小単糸繊度群
の単糸繊度が1.70 dであり、本発明の範囲よりも大きい
ため、ソフト感が不足したものであった。
の単糸繊度が1.70 dであり、本発明の範囲よりも大きい
ため、ソフト感が不足したものであった。
実験NO.5、6および7は、従来のポリエステル繊維で
ある丸断面糸、三角断面糸および扁平度3.0の扁平糸
を使用したものであるが、本発明の実験NO.2および3
に比較して、いずれも、ほとんどすべての項目において
著しく劣るものであった。
ある丸断面糸、三角断面糸および扁平度3.0の扁平糸
を使用したものであるが、本発明の実験NO.2および3
に比較して、いずれも、ほとんどすべての項目において
著しく劣るものであった。
実施例2 立毛パイル部を構成するポリエステル繊維の断面形状と
単糸繊度および単糸数の効果を確認する目的で、表2に
示す種々の紡糸口金を用いて固有粘度[IV]0.67のポ
リエチレンテレフタレートポリマーを用い、紡糸温度29
0 ℃、紡糸速度1500 m/分で吐出量を調整して常法によ
り紡糸し、各種未延伸糸を得た。
単糸繊度および単糸数の効果を確認する目的で、表2に
示す種々の紡糸口金を用いて固有粘度[IV]0.67のポ
リエチレンテレフタレートポリマーを用い、紡糸温度29
0 ℃、紡糸速度1500 m/分で吐出量を調整して常法によ
り紡糸し、各種未延伸糸を得た。
得られた未延伸糸の組み合せを、表3のように種々変更
して合糸延伸し、各種のポリエステル繊維を得た。該ポ
リエステル繊維を立毛パイル糸とし、実施例1と同様の
方法で、立毛パイル布帛に仕上げて、同様の評価を行な
い、表3の結果を得た。
して合糸延伸し、各種のポリエステル繊維を得た。該ポ
リエステル繊維を立毛パイル糸とし、実施例1と同様の
方法で、立毛パイル布帛に仕上げて、同様の評価を行な
い、表3の結果を得た。
表3において、実験NO.8、12、13、16、17、
20、24、25、28、29および32は本発明の効
果を明確にするための比較例である。また、実験NO.1
0は各要因効果を確認した際の最適な共通水準である。
20、24、25、28、29および32は本発明の効
果を明確にするための比較例である。また、実験NO.1
0は各要因効果を確認した際の最適な共通水準である。
実験NO.8〜12は最小単糸繊度群の単糸繊度の効果を
確認したものである。実験NO.8は単糸繊度が小さいた
めパイルが毛倒れしやすく、他方、実験NO.12は単糸
繊度が大きすぎるため、ソフトさが得られなかった。こ
れに対して、実験NO.9および11は本発明の範囲内に
あるため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であり、
特に実験NO.10は全ての項目が本発明の中心的な範囲
内にあるため、極めて良好な製品風合いが得られた。
確認したものである。実験NO.8は単糸繊度が小さいた
めパイルが毛倒れしやすく、他方、実験NO.12は単糸
繊度が大きすぎるため、ソフトさが得られなかった。こ
れに対して、実験NO.9および11は本発明の範囲内に
あるため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であり、
特に実験NO.10は全ての項目が本発明の中心的な範囲
内にあるため、極めて良好な製品風合いが得られた。
実験NO.13〜16は、最小単糸繊度群の単糸数効果を
確認したものである。実験NO.13は単糸数の比率が低
いため、ソフト感が不良であり、他方、実験NO.16は
比率が高いため、耐毛倒れ性が不良であった。これに対
して実験NO.14および15は本発明の範囲内にあるた
め、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であった。
確認したものである。実験NO.13は単糸数の比率が低
いため、ソフト感が不良であり、他方、実験NO.16は
比率が高いため、耐毛倒れ性が不良であった。これに対
して実験NO.14および15は本発明の範囲内にあるた
め、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であった。
実験NO.17〜20は中間単糸繊度群の単糸繊度の効果
を確認したものである。実験NO.17は単糸繊度が小さ
いため、耐毛倒れ性が不良であり、他方、実験NO.20
は単糸繊度が大きすぎるため、ソフト感が不良であっ
た。これに対して、実験NO.18および19は本発明の
範囲内にあるため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好
であった。
を確認したものである。実験NO.17は単糸繊度が小さ
いため、耐毛倒れ性が不良であり、他方、実験NO.20
は単糸繊度が大きすぎるため、ソフト感が不良であっ
た。これに対して、実験NO.18および19は本発明の
範囲内にあるため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好
であった。
実験NO.21〜24は、中間単糸繊度群の単糸数の効果
を確認したものである。実験NO.21は単糸数の比率が
低いため、耐毛倒れ性が不良であり、他方、実験NO.2
4は比率が高いため、ソフト感が不良であった。これに
対して、実験NO.22および23は本発明の範囲内にあ
るため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であった。
を確認したものである。実験NO.21は単糸数の比率が
低いため、耐毛倒れ性が不良であり、他方、実験NO.2
4は比率が高いため、ソフト感が不良であった。これに
対して、実験NO.22および23は本発明の範囲内にあ
るため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であった。
実験NO.25〜28は最大単糸繊度群の単糸繊度の効果
を確認したものである。実験NO.25は単糸繊度が小さ
いため耐毛倒れ性が不良であり、他方、実験NO.28は
単糸繊度が高すぎるため、ソフト感が不良であった。こ
れに対して、実験NO.26および27は本発明の範囲内
にあるため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であっ
た。
を確認したものである。実験NO.25は単糸繊度が小さ
いため耐毛倒れ性が不良であり、他方、実験NO.28は
単糸繊度が高すぎるため、ソフト感が不良であった。こ
れに対して、実験NO.26および27は本発明の範囲内
にあるため、耐毛倒れ性およびソフト感とも良好であっ
た。
実験NO.29〜32は最大単糸繊度群の単糸数の効果を
確認したものである。実験NO.29は単糸数の比率が低
いため、耐毛倒れ性が不良であり、他方実験NO.32は
比率が高すぎるため光沢がいや味な光沢に変化するとと
もに、ソフト感が不良であった。これに対して、実験N
O.30および31は本発明の範囲にあるため、耐毛倒れ
性およびソフト感とも良好であった。
確認したものである。実験NO.29は単糸数の比率が低
いため、耐毛倒れ性が不良であり、他方実験NO.32は
比率が高すぎるため光沢がいや味な光沢に変化するとと
もに、ソフト感が不良であった。これに対して、実験N
O.30および31は本発明の範囲にあるため、耐毛倒れ
性およびソフト感とも良好であった。
[発明の効果] 本発明のシルク調立毛パイル布帛は、以下の効果を有す
る。
る。
(1) 立毛パイル部において個々の単糸はその断面形状
によって、分布や配列に方向性や片寄りを生じることな
く、ランダムに分布するため、パイル面に加わる荷重負
荷に対して、極めて強靭な耐毛倒れ性を発現するととも
に、毛倒れしても正常状態への回復が早い。
によって、分布や配列に方向性や片寄りを生じることな
く、ランダムに分布するため、パイル面に加わる荷重負
荷に対して、極めて強靭な耐毛倒れ性を発現するととも
に、毛倒れしても正常状態への回復が早い。
(2) 断面形状や単糸の分布状態が、天然シルクのそれ
と極めて近いため、天然シルク同様に、反射光がパイル
の表面および側面で複雑に乱反射して、マイルドで優雅
な光沢と深味のある色相を発現する。
と極めて近いため、天然シルク同様に、反射光がパイル
の表面および側面で複雑に乱反射して、マイルドで優雅
な光沢と深味のある色相を発現する。
(3) 反射光が複雑に乱反射するため、従来品の最大の
欠点であった“白ボケ”と称される色相ムラや光沢ムラ
の発生がない。
欠点であった“白ボケ”と称される色相ムラや光沢ムラ
の発生がない。
(4) 従来品のように表面的なソフト感を追及したもの
ではなく、立毛パイル部全体に反発感のあるソフトさが
あり、シートに仕立てて試乗した際の座乗感は最高に快
適である。
ではなく、立毛パイル部全体に反発感のあるソフトさが
あり、シートに仕立てて試乗した際の座乗感は最高に快
適である。
第1図は本発明における立毛パイル部に用いるポリエス
テル繊維を構成する各単糸の断面形状の例を示す横断面
図である。第2図(イ),(ロ)は本発明の異形断面糸の1例
で、横断面の外周の1部の直線部分を説明するための単
糸の拡大横断面図である。第3図(イ)〜(ニ)は、本発明に
おける立毛パイル部を構成するポリエステル繊維を溶融
紡糸するための、紡糸口金のポリマー吐出孔形状の例を
示す平面図である。 1:最小単糸繊度群の中の1単糸 2:単糸1の次に大きい単糸繊度群の中の1単糸 3:単糸2の次に大きい単糸繊度群の中の1単糸 4:最大単糸繊度群の中の1単糸
テル繊維を構成する各単糸の断面形状の例を示す横断面
図である。第2図(イ),(ロ)は本発明の異形断面糸の1例
で、横断面の外周の1部の直線部分を説明するための単
糸の拡大横断面図である。第3図(イ)〜(ニ)は、本発明に
おける立毛パイル部を構成するポリエステル繊維を溶融
紡糸するための、紡糸口金のポリマー吐出孔形状の例を
示す平面図である。 1:最小単糸繊度群の中の1単糸 2:単糸1の次に大きい単糸繊度群の中の1単糸 3:単糸2の次に大きい単糸繊度群の中の1単糸 4:最大単糸繊度群の中の1単糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−126941(JP,A) 特開 昭63−59454(JP,A) 特開 昭63−145457(JP,A) 特開 平1−148835(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】織編物の地組織および立毛パイル部にポリ
エステル繊維を用いてなるパイル長 1〜4 mmの立毛パイ
ル布帛において、立毛パイル部を構成するポリエステル
繊維が断面形状および単糸繊度の異なる少なくとも3種
類の単糸群からなり、各単糸群間における単糸の横断面
形状は突起部を 3〜4 個有する非相似形の異形断面糸
で、横断面の外周の1部に直線部分を有しており、最小
単糸繊度群の単糸繊度が0.7〜1.5dで、その単糸
数は全単糸数の30〜60%であり、中間的単糸繊度群の単
糸繊度が最小単糸繊度群の単糸繊度の1.5〜3.5倍
で、その単糸数は全単糸数の30〜60%であり、最大単糸
繊度群の単糸繊度が最小単糸繊度群の単糸繊度の3.0
〜6.0倍で、その単糸数は全単糸数の 5〜30%である
ことを特徴とするシルク調立毛パイル布帛。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1234974A JPH0621398B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | シルク調立毛パイル布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1234974A JPH0621398B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | シルク調立毛パイル布帛 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0397946A JPH0397946A (ja) | 1991-04-23 |
| JPH0621398B2 true JPH0621398B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=16979168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1234974A Expired - Lifetime JPH0621398B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | シルク調立毛パイル布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2854070B2 (ja) * | 1990-02-02 | 1999-02-03 | 帝人株式会社 | 車輌内装用パイル布帛 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP1234974A patent/JPH0621398B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0397946A (ja) | 1991-04-23 |
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