JPH0621510B2 - ビル屋上の断熱及び防水工法 - Google Patents

ビル屋上の断熱及び防水工法

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JPH0621510B2
JPH0621510B2 JP63134774A JP13477488A JPH0621510B2 JP H0621510 B2 JPH0621510 B2 JP H0621510B2 JP 63134774 A JP63134774 A JP 63134774A JP 13477488 A JP13477488 A JP 13477488A JP H0621510 B2 JPH0621510 B2 JP H0621510B2
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晃吉 館野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビル屋上の断熱及び防水工法に係り、特に断熱
層上に防止層を有するビル屋上構造の施工法に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート建築物の屋上を防水するには、従来スラブ
コンクリートの上面にシートを配置し、その上面に押え
コンクリートを打設する方法が広く行われている。この
方法では押えコンクリートのヒビ割れ等から漏水するこ
とがあり、近時、高い防水性能、優れた耐候性、軽量化
等の点から防水シートを貼り付ける防水工法が普及し出
している。
この工法では下地表面の凹凸をならす等の下地補修を行
い、清掃した後、プライマを塗布する。次いで割付線に
従ってシートを仮敷きして位置合せした後、シート接合
面を熱溶着し、ローラ押え仕上げして作業完了となる。
また、近年、ビル屋上の断熱性能を維持するためにスラ
ブコンクリートの上面全域に、例えば所定の厚みを有す
る正方形状の断熱材を敷設し、この断熱材の面に防水材
を貼り付けている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した防水シートを貼り付ける方法では、第5図に示
すように防水シート71と72の接合部に段差が生じ、
美観上好ましくないばかりでなく、シート端部の重合部
の合せ幅にミスが生じると、シートを平行に貼り付ける
ことができなくなることから、作業には慎重を要するた
め作業能率が低下し、また、歩行者が接合部を損傷さ
せ、漏水の原因となる虞れがある。
一方、上記した断熱材を用いる従来の断熱及び防水工法
では断熱材としてスチレン樹脂等の樹脂発泡体が使用さ
れているが、これらの樹脂発泡体は断熱効果の面から内
部の気泡が多い構造を有している。このため、断熱材の
上面に貼り付けられる防水材は、強度上、鉄板等の金属
板が使用されている。
しかしながら、鉄板等の金属板は、重量が重いために防
水施工の作業能率が低下するばかりでなく、金属板間の
間隙に防水材を充填する必要があり、この作業は極めて
熟練を要する。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、作
業能率が高く、かつ防水シートの接合部に段差が生じる
ことがなく、美観に優れ、しかも歩行者により防水シー
トが損傷されることのないビル屋上の断熱及び防水構造
を得ることができる工法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的は、ビル屋上のスラブコンクリート面に敷
設される断熱材を敷接面よりも厚さ方向反対側(即ち、
防水シート面側)の方が空隙率の低い構造とし、その断
熱材上面に、一方の防水シートの端部に第1段差部を形
成し、他方の防水シートの端部に第1段差部に係合可能
で略相似形を有し、第1段差部よりも幅の短い第2段差
部を形成し、第1段差部と第2段差部との重ね合わせ又
は突き合わせ時の接合面を設着剤又は溶着剤により接合
すると共に第1段差部と第2段差部との間の幅長の相違
によって生じる空隙部に接着剤又は溶着剤を介在させる
工法によって達成される。
〔作用〕
スラブコンクリート上面に敷設される断熱材は、所定の
空隙率を有し、断熱効果が維持される。また、断熱材の
上面側(防水シートが貼り付けられる面側)は空隙率が
低く、強度が高いので防水シートとして作業効率を低下
させる金属板等を使用することなく、塩化ビニール樹脂
等の作業性のよい樹脂シートを採用することができる。
防水シートは、シート接合面に段差が生じないので段差
による従来の問題点が解消される。
外気温の変化による防水シートの膨張・収縮に際して
は、両防水シートの段差部の空隙部に介在する接着剤又
は溶着剤で吸収されるため、両防水シートの間に隙間が
生じることがなく、確実に防水機能を維持できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の工法による断熱及び防水構造を一部断
面で示す説明図である。第1図において、スラブコンク
リート1の面に正方形状の断熱材2が敷設されている。
この断熱材2は、第2図に示すようにスラブコンクリー
ト1の面側(底面側であり、図中Aで示す)では空隙率
が大きく、防水シート3A,3Bが貼り付けられる面
(上面側であり、図中Bで示す)の空隙率が小さくなっ
ている。したがって、断熱材2が同一成分で形成されて
いる場合、上面側の方が柔軟性が低く、上部からの押圧
による変形が極めて少ない構造となっている。この断熱
材2は、空隙率が低い側の部分が層状に形成され、かつ
空隙率が高い側の部分が層状に形成され、それぞれを接
合したものとすれば、断熱材2の製造を容易なものとす
ることができる。
また、断熱材2はその厚さ方向全域に充分な空隙率を維
持しているので断熱性能を損うことがない。
このような複数枚の断熱材2は、スラブコンクリート1
の上面全域に敷設された後、断熱材2の上面に適当な接
合材を介して防水シート3A,3B・・・が貼り付けら
れる。各防水シートは、第3図に示すようにそれぞれ互
いに相似形の段差部4, 5が形成され、図示のように両
者を接合して防水層が形成される。
第3図に示す防水シート3A,3Bを接合する手段とし
ては、例えば接合面を接着剤により接合する方法、接合
部を熱溶着により接合する方法等を採用することができ
る。
第3図においては、一方の防水シート3A側の段差部4
の幅を他方の防水シート3Bの段差部5の幅よりも小さ
くして両者を重ね合わせたときに凹部(空隙部)が形成
されるようになっており、この凹部(空隙部)に熱可塑
性樹脂等の熱溶着剤又は接着剤7を介在するようになっ
ている。
本実施例においては、防水シート3A,3Bが外気温の
変化等による膨張・収縮は凹部(空隙部)に介在する熱
可塑性樹脂等の熱溶着剤又は接着剤7によって吸収され
るため、防水シート3A,3Bの段差部の接合面に隙間
が生じないので漏水を確実に防止できる。
また、第4図においては防水シート3A,3Bの接合部
の裏面及び/又は表面に補強テープ6を貼り付ける方法
を示している。補強テープ6が図示のように裏面に配置
される場合、テープの色彩に関して特に考慮する必要は
ないが、表面に貼り付ける場合、補強テープ6の色彩を
防水シート3A,3Bの色彩に対応させるか、若しくは
透明なテープを用いることが望ましい。補強テープ6は
防水シートに対し、接着剤で貼り付ける方法の他に熱溶
着により貼り付ける方法を採用することができる。
防水シートの端部に図示のような段差部を形成するに
は、段部の形状に対応する形状の凸凹が形成されたロー
ラによりシートの端部を押圧するか又はドラム状カッタ
で研削する手段の他に2枚のシートの一方を他方よりも
短い幅とし、両者を積層する製造段階で両シート間に段
差部が形成されるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、ビル屋上に所望の断熱性
能を維持でき、かつ防水シートの端部接合部に段差が生
じないので美観に優れ、接合部からの漏水の虞が解消さ
れると共に歩行者による接合部損傷の虞がなく、施工に
際しても従来の工法に比較して高い作業能率が得られ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の工法による断熱及び防水構造を一部断
面で示す説明図、第2図は第1図における断熱剤の拡大
斜視図、第3図及び第4図はそれぞれ第1図の構造にお
ける防水シートの接合例を示す断面図、第5図は従来の
防水シート接合例を示す説明図である。 1……スラブコンクリート、 2……断熱材、 3A,3B……防水シート、 4,5……段差部、 6……補強テープ、 7……接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビル屋上のスラブコンクリート面に該スラ
    ブコンクリート面側が空隙率が高く、その厚さ方向反対
    面側が空隙率が低い断熱材を敷設し、該断熱材面に対
    し、一方の防水シートの端部に第1段差部を形成し、他
    方の防水シートの端部に第1段差部に係合可能で略相似
    形を有し、第1段差部よりも幅の短い第2段差部を形成
    し、第1段差部と第2段差部との重ね合わせ又は突き合
    わせ時の接合面を接着剤又は溶着剤により接合すると共
    に第1段差部と第2段差部との間の幅長の相違によって
    生じる空隙部に接着剤又は溶着剤を介在させることを特
    徴とするビル屋上の断熱及び防水工法。
JP63134774A 1988-05-31 1988-05-31 ビル屋上の断熱及び防水工法 Expired - Lifetime JPH0621510B2 (ja)

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Publications (2)

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JPH01304252A JPH01304252A (ja) 1989-12-07
JPH0621510B2 true JPH0621510B2 (ja) 1994-03-23

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2730535A1 (de) * 1977-07-06 1979-01-11 Kraftwerk Union Ag Waermedaemmender dachbelag
JPH045631Y2 (ja) * 1985-03-19 1992-02-18
JPS6280927U (ja) * 1985-11-08 1987-05-23

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JPH01304252A (ja) 1989-12-07

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