JPH06215364A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH06215364A
JPH06215364A JP4576191A JP4576191A JPH06215364A JP H06215364 A JPH06215364 A JP H06215364A JP 4576191 A JP4576191 A JP 4576191A JP 4576191 A JP4576191 A JP 4576191A JP H06215364 A JPH06215364 A JP H06215364A
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説子 河原
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恭久 山内
Yasushi Nakano
寧 中野
Yuji Shimizu
雄二 清水
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Abstract

(57)【要約】 〈構成〉 非磁性支持体上にそれぞれ異なった磁性粉を
含む少なくとも2層の磁性層が設けられ、X線回折法に
よって得られた回折ピーク位置が62.60 °≦2θ≦62.8
0 °(但し、2θはブラッグ角である。)の範囲内にあ
り、前記回折ピークを示す回折スペクトルの半値幅dが
0.460 °≦d≦0.600 °の範囲内にある磁気記録媒体。
〈効果〉 転写特性並びにクロマ−S/N等が良好であ
る上に、走行耐久性も向上させた磁気記録媒体を提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ、磁気シー
ト、磁気ディスク等の磁気記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、
磁性粉、バインダ樹脂等からなる磁性塗料を支持体上に
塗布、乾燥することによって製造される。
【0003】従来の磁気記録媒体は一般に、磁性層が一
層のみ(単層)からなっているが、本発明者はそうした
単層磁性層の媒体であるビデオテープについて検討を重
ねた結果、次のようなことを見出した。
【0004】即ち、上記ビデオテープに対して、X線回
折法によって銅Kα特性X線(波長λ=1.5405Å)を照
射し、格子散乱によって得られる回折ピーク位置(X線
強度のピーク)がブラッグ角2θにおいて、以下のこと
が判明した。なお、転写特性、ルミ−S/N、クロマ−
S/N、摺動ノイズの測定方法は後述の実施例に記載し
た。
【0005】(1).2θが大きいと(2θ≧62.80
°)、転写特性が優れており、ルミ−S/N(L−S/
N)も良好である。
【0006】(2).2θが小さいと(2θ≦62.70
°)、C−S/N(クロマ−S/N)は良好だが、L−
S/Nや転写特性は劣る。
【0007】(3).2θが一定範囲内にある時(2θ
=62.75 °)、転写特性、C−S/N、L−S/Nは比
較的良好である。但し、慴動ノイズは大きな劣化が見ら
れた。
【0008】(4).なお、単層磁性層では比較的走行
耐久性が良い。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、転写特性並びにクロマ
−S/N等が良好である上に、走行耐久性も向上させた
磁気記録媒体を提供することにある。
【0010】
【発明の構成】本発明は、非磁性支持体上にそれぞれ異
なった磁性粉を含む少なくとも2層の磁性層が設けら
れ、X線回折法によって得られた回折ピーク位置が、6
2.60 °≦2θ≦62.80 °(但し、2θはブラッグ角で
ある。)の範囲内にあり、前記回折ピークを示す回折ス
ペクトルの半値幅dが0.460 °≦d≦0.600 °の範囲内
にある磁気記録媒体に係るものである。
【0011】本発明で上記の磁性粉が「それぞれ異なっ
た」とは、例えば、磁性粉の性質に於いて、磁性粉中の
添加元素の種類及び添加量或いは磁性粉水分量、抗磁力
(Hc)や、BET値、磁性粉の長軸長、軸比などが異
なっていることをいう。
【0012】本発明者は、単層磁性層の媒体ではなく、
磁性層を複数層とした媒体では、上述の銅Kα特性X線
(波長λ=1.5405Å)によるX線回折(以下、同様)の
回折ピーク位置が、62.60 °≦2θ≦62.80 °にあり、
かつ、その回折ピークのスペクトルの半値幅(即ち、ス
ペクトルの最大値と基準レベル(最小値)との中間値に
おけるスペクトル幅)dが、0.460 °≦d≦0.600 °に
あるように設定すれば、転写特性、クロマ−S/N、ル
ミ−S/N、摺動ノイズ、走行耐久性のいずれもが向上
することを見出した。
【0013】この場合、磁性層を複数層としているの
で、最上層を特にRF出力に優れかつ高耐久性の層に形
成することができ、繰り返し走行時の走行耐久性が十分
となり、RF出力低下が減少する。
【0014】上記において、望ましくは2θ=62.60 °
〜62.77 °、d=0.470 °〜0.590°であり、更に望ま
しくは2θ=62.62 °〜62.75 °、d=0.475 °〜0.58
0 °とする。
【0015】本発明において、X線回折法におけるピー
ク位置及び半値幅dは、磁性粉のHc値、BET比表面
積、磁性層中の磁性粉量、磁性層の厚みの如き種々の因
子により変化し得るが、特に磁性粉中のFe2+/Fe3+
の比率に関する依存度が高い。
【0016】そこで、磁性粉の組成としてFe2+/Fe
3+の比率、即ち、FeOとFe2 3 との比を変化させ
ることによって、上記した回折ピーク位置を制御するこ
とができる。
【0017】即ち、例えば、磁性粉としてのCo被着−
FeOxのx値を選択することによって、上記の2θ及
びdの値をコントロールすることができる。
【0018】また、磁性粉として異種のものを用い、こ
れらの混合比を選択したり、或いはまた各磁性層の膜厚
を選択することによっても、上記の2θ及びdの値のコ
ントロールが可能である。
【0019】本発明においては、下層にはx値1.34〜1.
44、好ましくは1.35〜1.42、特に好ましくはx値1.36〜
1.40の酸化鉄(FeOx)を主体とした磁性粉を用いる
ことが好ましく、上層にはx値1.45〜1.48の酸化鉄(F
eOx)を主体とした磁性粉を用いることが好ましい。
【0020】本発明の磁気記録媒体は、例えば図2に示
すように、ポリエチレンテレフタレート等からなる非磁
性支持体1上に、第1の磁性層(下層)2、第2の磁性
層(最上層)4をこの順に積層したものである。
【0021】また、この積層面とは反対側の支持体面に
はバックコート層3が設けられている。第2の磁性層上
にはオーバーコート層を設けてもよい。図3の例は、下
層を更に層2aと層2bに分けている。
【0022】図2及び図3の磁気記録媒体MTにおい
て、第1の磁性層2の膜厚及び磁性層2a+2bの膜厚
は1.5 〜4.0 μmとするのが好ましく、第2の磁性層4
の膜厚は1.0 μm以下(例えば0.5 μm)とするのが好
ましい。
【0023】こうした媒体では、磁性層を複数の層で構
成しているので、そのうちの上層でビデオ出力等の高域
の記録、再生特性を良好とし、かつ下層でクロマ、オー
ディオ出力等の比較的低域の記録、再生特性を良好にす
るように、各層を形成することができる。
【0024】このためには一般に、上層(特に最上層)
の抗磁力(Hc)を下層よりも大とし、かつ上層の膜厚
(又は層厚)は薄いことがよい。
【0025】なお、上記した磁性層の各層間には明確な
境界が実質的に存在する場合以外に、一定の厚みで以
て、両層の磁性粉が混在してなる境界領域が存在する場
合があるが、こうした境界領域を除いた上又は下側の層
の上記の各層とする。
【0026】そして、本発明による上記した2θ及びd
は、図4及び図5に示すようにして測定できる。
【0027】図4において、焦点円FC(focusing cir
cle 、集中円、Rowland circle)を仮想し、この焦点円
に接するような曲面をもつ試料SPによる回折を考え、
焦点円上にあるX線源LSから発散したX線ILをスリ
ットS1 を通して試料SPに入射させる。
【0028】試料からの回折X線DLは焦点円上の点
(ここに受光スリットS2 を置く)で集中する。ここで
は、ゴニオメータ(Goniometer)によって、任意の2θ
で集中条件が満足されるよう考慮されている(Bragg-Br
entanoの集中法)。集中したX線の強度をカウンターC
で測定する。
【0029】測定は、例えばX線回折装置として、日本
電子社製の「JDX−11RA」を用い、CuKα線を用
いて行うことができる。
【0030】試料SPは、図5のように、上記した構成
の2枚のビデオテープMTをその長手方向においてアル
ミニウム製試料ホルダー20に接着テープ21により垂直に
セットする。また、粉末試料はガラス製ホルダーにセッ
トした。各テープはホルダー20に設けた窓22に臨むよう
にし、この窓に存在するテープの磁性層側を図4のX線
入射面とする。
【0031】なお、測定条件としては、例えば40KV、
150 mA、2θ=61.6°〜64°、ステップ角度0.01°と
する。
【0032】図1は、本発明に基く重層テープ(磁性層
を2層とした磁気テープ)についてX線回折法で得られ
た回折スペクトルの一例を示す。これによれば、ブラッ
グ角2θが62.75 °の位置で回折ピークを示し、かつそ
の半値幅dは0.581 °を示している。
【0033】使用した磁性粉は、磁性層の上層(図2の
4)ではCo被着のγ−Fe2 3、即ちXが1.50に近
いCo被着FeOx、下層(図2の2)ではCo被着F
34 、即ちXが1.33に近いCo被着FeOxであ
る。
【0034】これに対し、単層磁性層の試料は、図6、
図7に示すようなX線回折スペクトルを示した。即ち、
図6は、磁性粉としてCo被着のγ−Fe2 3 を用い
た単層磁性層のX線回折スペクトルを示すが、これによ
れば、回折ピーク位置は2θ=62.89 °であり、またそ
の半値幅d=0.437 °である。これはいずれも本発明の
範囲を外れている。
【0035】また、図7は、磁性粉としてCo被着Fe
3 4 を用いた単層磁性層のX線回折スペクトルを示す
が、回折ピーク位置は2θ=62.56 °、半値幅d=0.45
8 °であり、いずれも本発明の範囲外である。
【0036】上記2つの測定例における測定の条件は次
の通りである。 ターゲット Cu ステップ角 0.010 ° 計数時間 2.0sec 管電圧 40.0KV 管電流 150.0 mA
【0037】なお、上記の各X線回折スペクトルの測定
においては、試料のレファレンスとしてシリコン元素の
測定を行ったが、シリコン元素の回折ピーク位置は図8
に示すように2θ=69.12 °〜69.14 °の範囲にあり、
上記スペクトルの測定の前後に確認した。この時の測定
条件はステップ角を0.002 °、計数時間を0.5secとした
外は前記の条件と同一である。
【0038】上記の回折スペクトルによれば、磁性粉が
γ−Fe2 3 又はFe3 4 の単層磁性層では、ピー
ク位置が本発明の範囲よりも大(γ−Fe2 3 の場
合)又は小(Fe3 4 の場合)であるが、本発明の重
層磁性層(上層がγ−Fe2 3 、下層がFe3 4
によってピーク位置が両者の中間になることが分かる。
また、ピーク位置の半値幅dも本発明の重層磁性層では
変化し、むしろ大きくなることも分かる。
【0039】本発明の磁気記録媒体は例えば図2や図3
の如くに構成してよいが、磁性層2、2a、2b、4に
は磁性粉を含有せしめうる。こうした磁性粉としては、
Xが1.33〜1.50のFeOx、Co含有又は被着γ−Fe
Ox等の酸化鉄磁性粉がある。
【0040】これらの磁性粉の中から、上記の各磁性層
2、2a、2b、4に好適なものを選択できる。例え
ば、上層4に下層2よりも抗磁力(Hc)の高いものを
使用するとより高出力の媒体とすることができ、上記し
たX線回折によるピーク位置及び半値幅を本発明の範囲
内とすることができる。
【0041】各磁性層中にはまた、潤滑剤(例えばシリ
コーンオイル、グラファイト、二硫化モリブデン、二硫
化タングステン、炭素原子数12〜20の一塩基性脂肪酸
(例えばステアリン酸)や、炭素原子総数13〜40個の脂
肪酸エステル等)、分散剤(レシチン等)、研磨剤(例
えば溶融アルミナ)、帯電防止剤(例えばカーボンブラ
ック)等を添加してよい。
【0042】また、磁性層に使用可能な結合剤として
は、平均分子量が約10000 〜200000のものがよく、例え
ば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニ
ルブチラール、セルロース誘導体(セルロースアセテー
トブチレート、セルロースダイアセテート、セルロース
トリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセ
ルロース等)、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリエ
ステル樹脂、各種の合成ゴム系、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、
シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエス
テル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリ
エステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、尿
素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高分子
量ジオール/イソシアネートの混合物、及びこれらの混
合物等が例示される。
【0043】これらの結合剤は、−SO3 M、−COO
M、−PO(OM′)2 (但しMは水素又はリチウム、
カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、M′は水素、
リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属又は
炭化水素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂である
のがよい。即ち、こうした樹脂は分子内の極性基によっ
て、磁性粉とのなじみが向上し、これによって磁性粉の
分散性を更に良くし、かつ磁性粉の凝集も防止して塗液
安定性を一層向上させることができ、ひいては媒体の耐
久性をも向上させ得る。
【0044】こうした結合剤、とくに塩化ビニル系共重
合体は塩化ビニルモノマー、スルホン酸若しくはリン酸
のアルカリ塩を含有した共重合性モノマー及び必要に応
じ他の共重合性モノマーを共重合することによって得る
ことができる。この共重合体はビニル合成によるもので
あるので合成が容易であり、かつ共重合成分を種々選ぶ
ことができ、共重合体の特性を最適に調整することがで
きる。
【0045】上記したスルホン酸若しくはリン酸等の塩
の金属はアルカリ金属(特にナトリウム、カリウム、リ
チウム)である。
【0046】また、バックコート層3には、上記した結
合剤にカーボンブラック、更に場合によっては硫酸バリ
ウム等の非磁性粒子を含有させ、支持体裏面に塗布す
る。
【0047】また、上記の支持体1の素材としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等のプラス
チック、Al、Zn等の金属、ガラス、BN、Siカー
バイド、磁器、陶器等のセラミックなどが使用される。
【0048】次に、上記した媒体の製造装置の一例を図
9に示す。
【0049】この製造装置においては、図2の媒体を製
造するに当たり、まず供給ロール3から繰出されたフィ
ルム状支持体1は、押し出しコータ10、11により上記し
た磁性層2、4用の各塗料を塗布した後、例えば2000Ga
uss の前段配向磁石33により配向され、更に、例えば20
00Gauss の後段配向磁石35を配した乾燥器34に導入さ
れ、ここで上下に配したノズルから熱風を吹き付けて乾
燥する。
【0050】次に、乾燥された各塗布層付きの支持体1
はカレンダーロール38の組合せからなるスーパーカレン
ダー装置37に導かれ、ここでカレンダー処理された後
に、巻取りロール39に巻き取られる。
【0051】各塗料は、図示しないインラインミキサー
を通して押し出しコータ10、11へと供給してもよい。な
お、図中、矢印Dは非磁性ベースフィルムの搬送方向を
示す。
【0052】押し出しコータ10、11には夫々、液溜まり
部13、14が設けられ、各コータからの塗料をウェット・
オン・ウェット方式で重ねる。図3の媒体を製造するに
は、図9において押し出しコータを更に1つ追加すれば
よい。
【0053】図10〜図12には、押し出しコータの例を示
した。図10は図9に示したものと同様のもの(2ヘッド
で逐次湿潤重層塗布用)、図11は1ヘッドのもの(逐次
湿潤重層塗布用)、図12は1ヘッドで両磁性塗布2′、
4′をヘッド内部で交差方向に重ねて吐出するもの(同
時湿潤重層塗布用)である。
【0054】上記の方法は、wet on wetの塗布方法であ
るから、下層上に上層を塗布し易くなり、特に膜厚の薄
い最上層を均一に塗布でき、複数層を再現性良く重層塗
布できる。
【0055】なお、上記の重層塗布に用いる装置は必ず
しも押し出しコータでなくてもよく、他の公知の塗布装
置を使用できる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に説明す
る。以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精
神から逸脱しない範囲において種々変更しうる。なお、
下記の実施例において「部」はすべて重量部である。
【0057】比較例1〜5 単層ビデオテープを以下のようにして作成した。
【0058】 〈磁性塗料〉 Co被着−FeOx(Hc、BET値及びxは後記表−1に記載) 100部 スルホン酸金属塩変性塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル 15部 アルコール共重合体(日本ゼオン(株)製のMR110 ) スルホン酸カリウム変性ポリウレタン樹脂 5部 (東洋紡(株)製のUR−8300) カーボンブラック(粒径40mμ) 10部 α−Al2 3 (粒径0.2 μm) 3部 ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 1部 ブチルステアレート 1部 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部
【0059】上記組成物を混練、分散した後、日本ポリ
ウレタン工業(株)製コロネートLを5部加えて、厚さ
14μmのポリエチレンテレフタレート支持体上に乾燥膜
厚4μmになるように塗布した。
【0060】実施例1〜7、比較例6〜9 重層ビデオテープを以下のようにして作成した。
【0061】 〈第1磁性層(下層)用磁性塗料〉 Co被着−FeOx(Hc、BET値及びxは後記表−2に記載) 100部 スルホン酸金属塩変性塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル 6部 アルコール共重合体(日本ゼオン(株)製のMR110 ) スルホン酸カリウム変性ポリウレタン 11部 (東洋紡(株)製のUR−8300) カーボンブラック(粒径20mμ) 7部 ステアリン酸 1部 オレイン酸 1部 ブチルステアレート 1部 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部
【0062】 〈第2磁性層(上層)用磁性塗料〉 Co被着−FeOx(Hc、BET値及びxは後記表−2に記載) 100部 スルホン酸金属塩変性塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル 8部 アルコール共重合体(日本ゼオン(株)製のMR110 ) スルホン酸カリウム変性ポリウレタン 6部 (東洋紡(株)製のUR−8300) α−Al2 3 (粒径0.2 μm) 3部 カーボンブラック(粒径40mμ) 0.5部 ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 1部 ブチルステアレート 1部 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部
【0063】上記の第1及び第2磁性塗料を夫々混練、
分散後、日本ポリウレタン工業(株)製コロネートL
(ポリイソシアネート化合物)を各5.0 部ずつ加え、厚
さ14.3μmのポリエチレンテレフタレート支持体上に乾
燥膜厚が第1磁性層3.0 μm、第2磁性層0.5 μmにな
るようにwet on wet同時重層塗布方式により塗設し、1/
2 インチビデオテープを製造した。
【0064】なお、次の組成のBC(バックコート)層
用塗料を磁性層等の反対側の面に乾燥厚さ1.0 μmにな
るように塗布した。
【0065】 カーボンブラック(R−1035:コロンビアカーボン社製) 60部 ニトロセルロース 30部 スルホン酸カリウム含有ポリウレタン樹脂(UR−8300、東洋紡社製) 20部 コロネートL(日本ポリウレタン社製) 13部 シクロヘキサノン 800部 メチルエチルケトン 1000部 トルエン 800部
【0066】そして、上記の各テープについて、図4及
び図5で述べた方法によりX線回折スペクトル(CuK
α線(波長1.5405Å)使用)を夫々測定した。回折ピー
ク位置とその半値幅dを夫々後記表−1及び表−2に示
し、かつ、各テープについて下記の如くにして測定した
性能も併せて示した。
【0067】(a)転写特性 JVCのVHSビデオカセットシステム規格の項目「7
−9転写効果」に準じて、 (1)規定録音レベルより10dB大きい1KHz正弦波信
号を基準録音バイアス電流で記録した1枚のテープT1
と、記録していない10枚のテープT2 とを図13の如くに
交互にリールスピンドルR上にしっかりと巻く。
【0068】(2)温度30℃、相対湿度65±5%で24時
間そのまま放置する。
【0069】(3)記録済みの部分T1 の再生レベルと
転写された部分T2 の出力のレベルの差を測定する(単
位dB)。
【0070】(b)C−S/N(クロマ−S/N) カラービデオノイズメーター(shibasoku 925 D/1)
を用い、日本ビクター社製「HR−S7000」のデッキで
リファレンステープに対する値(dB)で表した(信号
の周波数は629 KHz)。
【0071】(c)L−S/N(ルミ−S/N) 上記したシバソク社製ノイズメーター(925 D/1)を
使用して測定した(信号の周波数は6MHz)。ハイパス
フィルターは4.2 MHz、ローパスフィルターは10KHzで
行った。VTRはJVCHR−D120 を使用した。
【0072】(d)走行耐久性(RF出力低下) テープを常温常湿下で50回及び100 回録再を繰り返し、
初回のRF出力と50回及び100 回後のRF出力との出力
差をdB単位で表示する。なお、RF出力は上記のカラ
ービデオノイズメーターで6MHzにて測定した。
【0073】(e)摺動ノイズ (i)テープを走行させずに再生を行い、システムノイ
ズをスペクトラムアナライザで測定する。(ii)サンプ
ルテープを1分間ずつ10回再生を行い、摺動ノイズをス
ペクトラムアナライザで測定する。(iii )8MHz付近
のノズルレベルについてシステムノイズを基準(0d
B)として10パスのノイズの値を平均値として読み取
る。なお、測定条件は25℃、10%RHであった。
【0074】
【0075】 ※−1 比較例5では、磁性粉として比較例2の磁性粉
と比較例3の磁性粉とを4:6の割合で混合して用い
た。「比−」は「比較例」を表す。
【0076】この表−1の結果から、単層磁性層のテー
プでは、次のことが明らかである。
【0077】(1)2θが大きいと(2θ≧62.80
°)、転写特性が優れており、ルミ−S/N(L−S/
N)も良好である。
【0078】(2)2θが小さいと(2θ≦62.70
°)、C−S/N(クロマ−S/N)は良好だが、L−
S/Nや転写特性は劣る。
【0079】(3)2θが一定範囲内にある時(2θ=
62.75 °)、転写特性、C−S/N、L−S/Nは比較
的良好である。但し、摺動ノイズは大きな劣化が見られ
た。
【0080】(4)なお、単層磁性層では比較的走行耐
久性が良い。
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】表−2の結果から、単層磁性層とは異なっ
て重層の場合、2θが本発明の62.60 °〜62.80 °の範
囲内では特性は良いが、2θが低すぎると転写特性及び
慴動ノイズが劣り、また2θが高すぎると走行耐久性及
び摺動ノイズが低下する事がわかる。又、比較例8、9
では、dの値も低すぎたためか、性能が非常に悪かっ
た。
【0085】実施例8〜14、比較例10〜12 そこで、次に半値幅dの値について検討し、実施例1〜
7において性能の良かった実施例6の試料につき、磁性
層の上、下層の膜厚を下記表−3のように変えたとこ
ろ、同表に示す結果が得られた。
【0086】
【0087】
【0088】この表−3の結果から、dの値が小さすぎ
ると、転写特性、走行耐久性そして特に摺動ノイズが悪
い。又、dが大きすぎると、特に走行耐久性が劣化し
た。磁性層の膜厚はdを左右し、特に、上層は0.1 〜1.
0 μmが良く、下層は1.0 μm以上とするのが良い。
【0089】実施例15〜16、比較例13〜16 次に、上記した比較例3と4で使用した磁性粉を混合
し、実施例1と同様の操作で重層テープを作成した。結
果を下記表−4に示したが、やはりdの値も特性に大き
く効くことがわかる。
【0090】
【0091】
【0092】実施例17〜18、比較例17〜18 また、上記した磁性層を下記表−5に示すように3層で
形成した場合(膜厚は最上層0.3 μm、中間層0.7 μ
m、下層2.4 μm)、本発明に基いて、上層、中間層、
下層を構成して2θ及びdを設定することによって、下
記表−5のように特性が良好であることも分かった。
【0093】 「実」は実施例、「比」は比較例を示す。(以下、同
様)。
【0094】
【0095】 ※「実」は実施例、「比」は比較例を示す。
【0096】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、磁性層を複
数層とし、X線ピーク位置を62.60 °≦2θ≦62.80
°、半値幅dを0.460 °≦d≦0.600 °としたので、転
写特性、C−S/N、L−S/N、走行耐久性、摺動ノ
イズがことごとく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】重層テープのX線回折スペクトル図である。
【図2】磁気記録媒体の一例の断面図である。
【図3】磁気記録媒体の他の例の断面図である。
【図4】X線回折法の原理図である。
【図5】試料の斜視図である。
【図6】単層テープのX線回折スペクトル図である。
【図7】他の単層テープのX線回折スペクトル図であ
る。
【図8】レファレンス試料のX線回折スペクトル図であ
る。
【図9】磁気記録媒体の製造装置の概略図である。
【図10】押し出しコータの一例の概略図である。
【図11】押し出しコータの他の例の概略図である。
【図12】押し出しコータの更に他の例の概略図である。
【図13】転写特性の測定方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1 非磁性支持体 2、2a 下層磁性層 2b 中間磁性層 2′、4′ 磁性塗料 3 バックコート層 4 上層磁性層 10、11 押し出しコータ 2θ ブラッグ角 d 半値幅 MT 磁気テープ
フロントページの続き (72)発明者 清水 雄二 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に、互いに異なる磁性粉
    をそれぞれ含む少なくとも2層からなる磁性層が設けら
    れ、X線回折法によって得られた回折ピーク位置が62.6
    0 °≦2θ≦62.80 °(但し、2θはブラッグ角であ
    る。)の範囲内にあり、前記回折ピークを示す回折スペ
    クトルの半値幅dが0.460 °≦d≦0.600 °の範囲内に
    ある磁気記録媒体。
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