JPH06215821A - 雌型コンタクト及びそれを有するコネクタ - Google Patents

雌型コンタクト及びそれを有するコネクタ

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JPH06215821A
JPH06215821A JP5019401A JP1940193A JPH06215821A JP H06215821 A JPH06215821 A JP H06215821A JP 5019401 A JP5019401 A JP 5019401A JP 1940193 A JP1940193 A JP 1940193A JP H06215821 A JPH06215821 A JP H06215821A
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満 鈴木
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幹夫 進藤
Yoichi Kashiwa
陽一 柏
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジングへの雌型コンタクトの挿入作業性
を向上すると共に、雌型コンタクトを引き抜く方向に荷
重が加わる場合の弾性アームの破損を防止する雌型コン
タクト及びそれを有するコネクタを提供する。 【構成】 雌型コンタクト10の略箱状の接触部12の上壁
28、28の後端にこの上壁28、28の一部をシーム面26に沿
って実質的に180 °折り返して突部36、36を形成する。
突部36、36は、接触部12の後端側に設けられているの
で、ハウジング44の空洞42内へのコンタクト10の挿入抵
抗を低減する。また、突部36、36の形成により、弾性ア
ーム48の係合面48a と当接する面積が増大するので、弾
性アーム48の破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌型コンタクト特に略
箱状の接触部を有する雌型コンタクト及びそれを有する
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】家電製品、自動車等の電気回路を相互接
続するために互いに嵌合する雄型コンタクト及び雌型コ
ンタクトを有するコネクタが従来から用いられている。
雄型コンタクトとしては、比較的広い接触面を有するい
わゆるタブ型コンタクトが多用されている。また、雌型
コンタクトとしては、実開昭64-38777号公報に開示され
ているような箱形の接触部を有する雌型コンタクトが多
用されている。このタイプの雌型コンタクトは、比較的
堅牢な構造を有するので内部の接触片を外部から保護す
る利点がある。このコンタクトは、一般にコネクタハウ
ジングのコンタクト収容室内に形成された弾性アームが
箱形の接触部の後端と係合することによりハウジング内
に保持される。
【0003】
【解決すべき課題】この雌型コンタクトをハウジングの
収容室内に挿入する場合、弾性アームがその弾性に抗し
て撓められた状態でコンタクトの箱形の接触部の上面と
相対的に摺動する。相手の雄型コンタクトとの有効接触
長を確保するために雌型コンタクトの箱形の接触部は所
定の長さが必要である。弾性アームが接触部上面を通過
する間、雌型コンタクトは弾性アームから押圧を受け
る。この押圧により生ずる摩擦はコンタクトの挿入抵抗
となるので、作業者はこの挿入抵抗に抗して接触部の長
さ分コンタクトを挿入し続けなければならない。このた
め、弾性アームが接触部の後端と係止する位置に達する
前に作業者がコンタクト挿入作業を止めてしまうおそれ
がある。
【0004】また、前掲の公報に開示された雌型コンタ
クトは、接触部の上面を形成する壁が一枚の板であるた
め、接触部の後端と弾性アームとの係合時において、弾
性アームと実質的に当接する面積が小さい。このため、
コンタクトを引抜く力が作用する場合、接触部後端のエ
ッジにより弾性アームが破損するおそれがある。
【0005】従って、本発明は前述の問題を解決する雌
型コンタクト及びコネクタ、即ちコンタクトの装着性に
優れると共にハウジングの弾性アームの破損を防止する
雌型コンタクト及びそれを用いるコネクタを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の雌型コンタクト
は、略箱状の接触部を有し、ハウジングのコンタクト収
容空洞内に保持して使用する雌型コンタクトにおいて、
前記接触部の上壁の後端に該上壁の一部を180 °折り返
した突部を形成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明のコネクタは、略箱状の接触
部を有する雌型コンタクトと、該雌型コンタクトを収容
する空洞内に前記接触部の上壁の後端と係合する弾性ア
ームを形成したハウジングとを具えるコネクタにおい
て、前記接触部の上壁の後端に該上壁の一部を180 °折
り返した突部を形成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適実施
例について詳細に説明する。図1は、本発明の雌型コン
タクトの一実施例を示し、(A)平面図、(B)一部断
面した側面図である。図2は、図1の線II−IIに沿った
断面図である。尚、接触ばね片は省略した。
【0009】図1において、雌型コンタクト10は一枚の
銅合金から打抜き加工及び曲げ加工により形成され、一
端に雄型コンタクトと接触する略箱状の接触部12を、ま
た他端に電線と接続する圧着部14をそれぞれ有する。圧
着部14は、電線の芯線を接続されるワイヤバレル16、電
線の被覆を保持するインシュレーションバレル18からな
る。尚、ダブルロック部材46(図3)と当接するダブル
ロックバレル20がインシュレーションバレル18に隣接し
て形成される。
【0010】接触部12は、底壁22、対向する側壁24、24
及びシーム面26で突き合わされる上壁28、28からなる略
箱状に形成される。接触部12の内部には接触ばね片30が
底壁22から切り起こして形成され、相手コンタクト(図
示せず)の挿入開口32側から圧着部14に向って延びる。
図1(A)に破線で示されるように、接触ばね片30は先
端部30a に向って先細に形成されるとともに先端部30a
は幅広に形成されている。このため、上壁28、28の突状
34、34(図2)及び接触ばね片30の間に相手雄型コンタ
クト(図示せず)が挿入される際に、幅広の先端部30a
が底壁22と当接し、底壁22上を摺動することが可能であ
る。先端部30a 及び底壁22の当接により接触ばね片30は
実質的に両持梁になるので、高接触圧力が得られる。
【0011】接触部12の上壁28、28にはその一部をシー
ム面26で180 °折り返した突部36、36がそれぞれ設けら
れている。突部36の機能については後述する。
【0012】図3は、図1のコンタクトをハウジング内
に挿入する過程を示す断面図である。但し、コンタクト
は断面していない。コネクタ40は、複数のコンタクト10
と、コンタクト10を収容する複数の空洞42を有するハウ
ジング44と、各コンタクト列毎にコンタクト10を2重係
止する複数のダブルロック部材46(但し、1個のみ図
示)とを具える。各空洞42内には従来と同様にハウジン
グ44の内壁から延びる弾性アーム48が形成されている。
コンタクト10は、弾性アーム48の弾性に抗して空洞42の
一端から挿入され、弾性アーム48の係合面48a 及びコン
タクト10の上壁28の後端28a が係合することによりハウ
ジング44内に保持される。
【0013】コンタクト10の上壁28に設けられた前述の
突部36、36により上壁28、28の後端28a における見かけ
上の板厚が増大するので、弾性アーム48の係合面48a と
当接する面積が増加する。このため、コンタクト10を引
き抜く方向に荷重が加わる際に、この係合面48a への圧
力が低減され、弾性アーム48の破損を防止する。また、
突部36、36はコンタクト10の中心線であるシーム面26で
折り返されているので、接触部12の幅と比較すると折り
返した長さが短い。このため、折り返した各突部36の先
端側が弾性アーム48によって押圧されてもめくり上りに
くい。さらに、突部36は上壁28の後端側の一部に形成さ
れており、接触部12全長に占める割合が小さい。弾性ア
ーム48は、図3の上段及び中段に示されるようにその底
面48b が上壁28と当接する場合の方が突部36の上面と当
接する場合より変位(撓み)量が小さく、挿入抵抗も小
さい。このため、コンタクト10を空洞42内に挿入する
際、コンタクト10の上壁28及び弾性アーム48が相対的に
摺動する挿入初期においては挿入抵抗は小さくなり、突
部36及び弾性アーム48が相対的に摺動する挿入後期にお
いては挿入抵抗は大きくなる。従って、総合的な挿入抵
抗を低減して挿入作業を容易にすると共に、作業者に装
着感(クリック感)を与え挿入作業の終了を感知させる
ことができる。また、突部36の形成により接触部12は上
下非対称となるので、後述するようにハウジング44に対
するコンタクト10の逆挿入を防止する。
【0014】図3の下段に示されるように、コンタクト
10を空洞42内に挿入完了後、ダブルロック部材46を空洞
42の一端から挿入してコンタクト10を2重係止する。
尚、仮にコンタクト10が空洞42内に不完全に装着された
場合であっても、ダブルロック部材46の先端46a がダブ
ルロックバレル20を押圧することによりコンタクト10を
完全装着することができる。
【0015】図4は、図1のコンタクトがハウジングに
逆挿入された状態を示し、(A)断面図、(B)(A)
におけるB矢視図である。尚、(A)においてコンタク
トは断面せず、また、(B)においてコンタクトは断面
した。図5は、図1のコンタクトが傾いて逆挿入された
状態を示す、図4(B)と同様の図である。図4に示さ
れるように、コンタクト10を上下逆向きに空洞42内に挿
入すると、コンタクト10の突部36、36が空洞42の斜面50
と当接するのでコンタクト10を空洞42のより奥へ挿入す
ることができない。このため、コンタクト10の逆向きの
挿入を未然に防ぐことができる。また、図5に示される
ように、コンタクト10を上下逆向きから若干傾いた状態
で挿入する場合であっても、少なくとも1個の突部36が
斜面50と当接するのでコンタクト10の挿入を阻止する。
本発明のコネクタにおいては、前述のコンタクト逆挿入
防止の機能を、従来のようなコンタクトの側壁から延長
するスタビライザを用いる代りに比較的低背の突部36を
用いて得ている。従って、コンタクトの逆挿入防止機能
を有する低背のコネクタが得られる。さらに、電線圧着
後のコンタクト10相互の絡み合いを大幅に低減すること
ができる。
【0016】図6は、被覆径の小さい電線用のコンタク
トを収容するコネクタを示す断面図である。但し、コン
タクトは断面していない。コネクタの使用条件によって
は、比較的被覆径の大きい電線60を使用する場合(図
3)、及び比較的被覆径の小さい電線60' を使用する場
合(図6)がある。後者の場合、ワイヤバレル16' 及び
芯線62' の良好な圧着を得るために、被覆径に応じて底
壁22' からのインシュレーションバレル18' の深さdを
比較的浅くする必要がある。ところが、同一のハウジン
グ44の空洞42に前者及び後者のコンタクト10、10' を挿
入可能にすると、後者のインシュレーションバレル18'
及びハウジング44の隔壁52の間に隙間が生じる。このた
め、空洞42内に挿入されたコンタクト10' のガタつきが
生じたり、コンタクト10' の傾きによりそのダブルロッ
クバレル20' がダブルロック部材46(図3)と係合しな
いおそれがある。そこで、インシュレーションバレル1
8' 及びダブルロックバレル20' の間の底壁に隙間を補
償する突起38を形成した。
【0017】
【発明の効果】本発明の雌型コンタクト及びそれを有す
るコネクタによれば、略箱状の接触部の上壁の後端にそ
の上壁の一部を実質的に180°折り返した突部を形成
したので、コンタクトの挿入抵抗を低減してコンタクト
の挿入作業性を向上する効果がある。また、ハウジング
の弾性アームの係合面と当接する面積が増大するので、
コンタクトを引き抜く方向に荷重が加わる場合の弾性ア
ームの破損が防止される。さらに、コンタクトのハウジ
ング内への逆挿入を防止する機能を有すると共に、コン
タクト相互の絡み合いを大幅に低減する効果がある。ま
た、コンタクト逆挿入防止機能を有する低背のコネクタ
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雌型コンタクトの一実施例を示し、
(A)平面図、(B)一部断面した側面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】図1のコンタクトをハウジング内に挿入する過
程を示す断面図である。
【図4】図1のコンタクトがハウジングの空洞内に逆挿
入された状態を示し、(A)断面図、(B)(A)にお
けるB矢視図である。
【図5】図1のコンタクトがハウジングの空洞内に傾い
て逆挿入された状態を示す、図4(B)と同様の図であ
る。
【図6】被覆径の小さい電線用のコンタクトを収容する
コネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
10、10’ 雌型コンタクト 12 接触部 28 上壁 36 突部 40 コネクタ 42 空洞 44 ハウジンク 48 弾性アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略箱状の接触部を有し、ハウジングのコ
    ンタクト収容空洞内に保持して使用する雌型コンタクト
    において、 前記接触部の上壁の後端に該上壁の一部を実質的に180
    °折り返した突部を形成したことを特徴とする雌型コン
    タクト。
  2. 【請求項2】 略箱状の接触部を有する雌型コンタクト
    と、該雌型コンタクトを収容する空洞内に前記接触部の
    上壁の後端と係合する弾性アームを形成したハウジング
    とを具えるコネクタにおいて、 前記接触部の上壁の後端に該上壁の一部を実質的に180
    °折り返した突部を形成したことを特徴とするコネク
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6869312B2 (en) 2003-03-14 2005-03-22 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector in which a locking portion to be engaged with a housing is formed inside a contact

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6702625B2 (en) 2001-10-05 2004-03-09 Yazaki Corporation Side spacer structure in connector
US6869312B2 (en) 2003-03-14 2005-03-22 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector in which a locking portion to be engaged with a housing is formed inside a contact

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