JPH06218352A - 産業廃棄物の固化方法 - Google Patents
産業廃棄物の固化方法Info
- Publication number
- JPH06218352A JPH06218352A JP2857293A JP2857293A JPH06218352A JP H06218352 A JPH06218352 A JP H06218352A JP 2857293 A JP2857293 A JP 2857293A JP 2857293 A JP2857293 A JP 2857293A JP H06218352 A JPH06218352 A JP H06218352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- industrial waste
- layer material
- water
- solidifying agent
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂系廃棄物やその他の産業廃棄物を利用し
て建材、舗装材等を製造する場合、これらに要求される
圧縮強度を満足することができるような前記廃棄物の固
化方法を提供する。 【構成】 樹脂系廃棄物を再利用する例として、前記樹
脂系廃棄物の焼却灰にアルミナ系固化剤を配合し、水を
加えて混練する。樹脂系廃棄物、固化剤、水の配合比率
は、重量比でそれぞれ5〜10:2〜5:1〜4とす
る。混練後金型に入れてプレス成形し、前記金型から取
り出して養生する。このような工程で得られた製品の一
軸圧縮強度は図1に実線で示した通り、プレス面圧を2
00kg/cm2 とした場合、鎖線で示す舗装板に要求
される強度を満足する。上記配合に細骨材を加えてもよ
い。また、表層を石粉と樹脂とからなる人工石、下層を
産業廃棄物微粉にアルミナ系固化剤を配合し、水を加え
て混練したものを用いて積層板を構成してもよい。
て建材、舗装材等を製造する場合、これらに要求される
圧縮強度を満足することができるような前記廃棄物の固
化方法を提供する。 【構成】 樹脂系廃棄物を再利用する例として、前記樹
脂系廃棄物の焼却灰にアルミナ系固化剤を配合し、水を
加えて混練する。樹脂系廃棄物、固化剤、水の配合比率
は、重量比でそれぞれ5〜10:2〜5:1〜4とす
る。混練後金型に入れてプレス成形し、前記金型から取
り出して養生する。このような工程で得られた製品の一
軸圧縮強度は図1に実線で示した通り、プレス面圧を2
00kg/cm2 とした場合、鎖線で示す舗装板に要求
される強度を満足する。上記配合に細骨材を加えてもよ
い。また、表層を石粉と樹脂とからなる人工石、下層を
産業廃棄物微粉にアルミナ系固化剤を配合し、水を加え
て混練したものを用いて積層板を構成してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック、硬質ウ
レタンゴム等の樹脂系廃棄物やコンクリート廃材、ある
いはへどろ、ベントナイト等の産業廃棄物を利用して建
築物の内外装壁材・床材・柱材あるいは道路舗装用平板
・インターロッキングブロック等を製造する場合の、前
記産業廃棄物の固化方法に関する。
レタンゴム等の樹脂系廃棄物やコンクリート廃材、ある
いはへどろ、ベントナイト等の産業廃棄物を利用して建
築物の内外装壁材・床材・柱材あるいは道路舗装用平板
・インターロッキングブロック等を製造する場合の、前
記産業廃棄物の固化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家電製品、家庭用品等には樹脂類が大量
に使用されているが、これらが廃棄されることによって
生じる樹脂系廃棄物は近年膨大な量となっている。この
ような樹脂系廃棄物を再利用する手段の一つとして、前
記樹脂系廃棄物を焼却して得た灰にポルトランドセメン
ト系の固化剤を配合し、これに水を加えて混練した後プ
レス成形するなどして所望の形状に固化する試みがなさ
れている。ここでいう固化とは、実用上要求される一定
値以上の強度が実現されるレベルであって、単に固まる
というレベルではない。
に使用されているが、これらが廃棄されることによって
生じる樹脂系廃棄物は近年膨大な量となっている。この
ような樹脂系廃棄物を再利用する手段の一つとして、前
記樹脂系廃棄物を焼却して得た灰にポルトランドセメン
ト系の固化剤を配合し、これに水を加えて混練した後プ
レス成形するなどして所望の形状に固化する試みがなさ
れている。ここでいう固化とは、実用上要求される一定
値以上の強度が実現されるレベルであって、単に固まる
というレベルではない。
【0003】また、天然石の粉末を固化して天然石様の
擬石を製造する方法や、コンクリート廃材から砕石、砂
を抽出したあとに残るコンクリート微粉の固化方法のよ
うに、単品としての固化方法については従来から提案が
なされている。インターロッキングブロックでは、表層
にタイルを用い、下層にコンクリートを用いた積層構造
のものが知られている。この場合、タイル、コンクリー
トをそれぞれ個別に作成した後、両者を接着剤で結合し
て製品としている。産業廃棄物を利用する例としては、
歩道舗装材として表層を天然細石または人工砕石を骨材
とする着色セメント硬化物とし、下層には産業廃棄物を
溶融して得られる水砕スラグを骨材とするセメント硬化
物を用い、これらをプレス成形によって結合させたもの
がある。しかし、天然石粉末と産業廃棄物の粉末とを積
層固化してなる擬石の製造方法については提案されたも
のがない。
擬石を製造する方法や、コンクリート廃材から砕石、砂
を抽出したあとに残るコンクリート微粉の固化方法のよ
うに、単品としての固化方法については従来から提案が
なされている。インターロッキングブロックでは、表層
にタイルを用い、下層にコンクリートを用いた積層構造
のものが知られている。この場合、タイル、コンクリー
トをそれぞれ個別に作成した後、両者を接着剤で結合し
て製品としている。産業廃棄物を利用する例としては、
歩道舗装材として表層を天然細石または人工砕石を骨材
とする着色セメント硬化物とし、下層には産業廃棄物を
溶融して得られる水砕スラグを骨材とするセメント硬化
物を用い、これらをプレス成形によって結合させたもの
がある。しかし、天然石粉末と産業廃棄物の粉末とを積
層固化してなる擬石の製造方法については提案されたも
のがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記各種産業廃棄物の
再利用に関して、従来の技術では次のような問題点があ
る。 (1)樹脂系廃棄物にポルトランドセメント等の固化剤
を加えた場合、固めることはできるが、建材や舗装材に
必要な強度が得られるまで固化することができない。そ
の原因として、樹脂系廃棄物および前記固化剤は比表面
積が比較的大きく、水分量を多く必要とするため、所定
の強度まで固化しにくいと考えられる。 (2)産業廃棄物を舗装材として用いる積層構造品につ
いては、連続的に製造することができない。つまり、表
層、下層をそれぞれ別々に製作しなければならない。そ
して、表層と下層との間に接着剤を用いなければ積層す
ることができない。 (3)表層と下層とを接着剤を用いて積層する場合、プ
レスによって表層の人工石が割れることがある。その原
因として、表層が完全に固化しているため、表層あるい
はプレス金型に凹凸があると加圧が不均等になって割れ
るものと考えられる。 本発明は上記従来の問題点に着目し、産業廃棄物を利用
して建材、舗装材等を製造する場合に、これらに要求さ
れる圧縮強度を容易に得ることができ、連続的かつ容易
に生産することが可能な産業廃棄物の固化方法を提供す
ることを目的としている。
再利用に関して、従来の技術では次のような問題点があ
る。 (1)樹脂系廃棄物にポルトランドセメント等の固化剤
を加えた場合、固めることはできるが、建材や舗装材に
必要な強度が得られるまで固化することができない。そ
の原因として、樹脂系廃棄物および前記固化剤は比表面
積が比較的大きく、水分量を多く必要とするため、所定
の強度まで固化しにくいと考えられる。 (2)産業廃棄物を舗装材として用いる積層構造品につ
いては、連続的に製造することができない。つまり、表
層、下層をそれぞれ別々に製作しなければならない。そ
して、表層と下層との間に接着剤を用いなければ積層す
ることができない。 (3)表層と下層とを接着剤を用いて積層する場合、プ
レスによって表層の人工石が割れることがある。その原
因として、表層が完全に固化しているため、表層あるい
はプレス金型に凹凸があると加圧が不均等になって割れ
るものと考えられる。 本発明は上記従来の問題点に着目し、産業廃棄物を利用
して建材、舗装材等を製造する場合に、これらに要求さ
れる圧縮強度を容易に得ることができ、連続的かつ容易
に生産することが可能な産業廃棄物の固化方法を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る産業廃棄物の固化方法の第1は、粉体
状の樹脂系廃棄物にアルミナ系の固化剤と水とを加え、
または細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練
し、型込め、プレス成形する構成とした。
め、本発明に係る産業廃棄物の固化方法の第1は、粉体
状の樹脂系廃棄物にアルミナ系の固化剤と水とを加え、
または細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練
し、型込め、プレス成形する構成とした。
【0006】また、本発明に係る産業廃棄物の固化方法
の第2は、天然石を粉砕した石粉と溶融樹脂とを混練し
て型に流し込み、振動を加えながら脱泡したものを表層
材とし、粉体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤と水
とを加えて混練したもの、または粉体状の産業廃棄物に
細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練したも
のを下層材とし、前記表層材が固まらぬうちに前記表層
材の上に前記下層材を流し込み、振動を加えながらこれ
らを固化することによって人工石と産業廃棄物との積層
構造による擬石を得る構成とし、このような構成におい
て、表層材として天然石を粉砕した石粉と溶融樹脂とを
混練して型に流し込み、振動を加えながら脱泡して半固
形化させたものを前記型とともにプレス金型に入れ、下
層材として粉体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤と
水とを加えて混練したもの、または粉体状の産業廃棄物
に細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練した
ものを前記金型に流し込み、プレス成形により前記表層
材と下層材とを結合させることにより、人工石と産業廃
棄物との積層構造による擬石を得る固化方法としてもよ
い。
の第2は、天然石を粉砕した石粉と溶融樹脂とを混練し
て型に流し込み、振動を加えながら脱泡したものを表層
材とし、粉体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤と水
とを加えて混練したもの、または粉体状の産業廃棄物に
細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練したも
のを下層材とし、前記表層材が固まらぬうちに前記表層
材の上に前記下層材を流し込み、振動を加えながらこれ
らを固化することによって人工石と産業廃棄物との積層
構造による擬石を得る構成とし、このような構成におい
て、表層材として天然石を粉砕した石粉と溶融樹脂とを
混練して型に流し込み、振動を加えながら脱泡して半固
形化させたものを前記型とともにプレス金型に入れ、下
層材として粉体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤と
水とを加えて混練したもの、または粉体状の産業廃棄物
に細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練した
ものを前記金型に流し込み、プレス成形により前記表層
材と下層材とを結合させることにより、人工石と産業廃
棄物との積層構造による擬石を得る固化方法としてもよ
い。
【0007】上記第2の固化方法における表層材は、天
然石を粉砕した石粉と樹脂との配合比率を65〜95重
量%:5〜35重量%とし、下層材は、粉体状の産業廃
棄物と固化剤と水との配合比率を50〜75重量%:1
5〜35重量%:10〜30重量%、または粉体状の産
業廃棄物と細骨材と固化剤と水との配合比率を25〜6
0重量%:10〜45重量%:10〜30重量%:10
〜35重量%としたことを特徴としている。更に、この
ような積層構造の擬石の下層材に板状または格子状の補
強材を埋設してもよい。
然石を粉砕した石粉と樹脂との配合比率を65〜95重
量%:5〜35重量%とし、下層材は、粉体状の産業廃
棄物と固化剤と水との配合比率を50〜75重量%:1
5〜35重量%:10〜30重量%、または粉体状の産
業廃棄物と細骨材と固化剤と水との配合比率を25〜6
0重量%:10〜45重量%:10〜30重量%:10
〜35重量%としたことを特徴としている。更に、この
ような積層構造の擬石の下層材に板状または格子状の補
強材を埋設してもよい。
【0008】
【作用】上記のように構成した本発明の産業廃棄物の固
化方法の第1は、樹脂系廃棄物にアルミナ系固化剤を配
合したので、水和反応速度を速めることができ、自立す
るまでの時間が短く、ポルトランドセメント系固化剤使
用時に比べて製品強度を高くすることができる。また、
ポルトランドセメント系の固化剤を使用した場合は、製
品が型に付着してしまうため剥離性が良くないが、アル
ミナ系固化剤を使用すると脱型が速く、型の剥離性も良
い。更に、樹脂系廃棄物とアルミナ系固化剤に細骨材を
加えることにより、全体に占める細粒分比率が下がり、
比表面積が小さくなるので水分量を減らすことができ
る。従って、水/固化剤の比率が小さくなり、固化しや
すくなる。同時に、粒度分布が広がり、粒子の組み込み
が良くなるため、製品の強度アップを図ることができ
る。
化方法の第1は、樹脂系廃棄物にアルミナ系固化剤を配
合したので、水和反応速度を速めることができ、自立す
るまでの時間が短く、ポルトランドセメント系固化剤使
用時に比べて製品強度を高くすることができる。また、
ポルトランドセメント系の固化剤を使用した場合は、製
品が型に付着してしまうため剥離性が良くないが、アル
ミナ系固化剤を使用すると脱型が速く、型の剥離性も良
い。更に、樹脂系廃棄物とアルミナ系固化剤に細骨材を
加えることにより、全体に占める細粒分比率が下がり、
比表面積が小さくなるので水分量を減らすことができ
る。従って、水/固化剤の比率が小さくなり、固化しや
すくなる。同時に、粒度分布が広がり、粒子の組み込み
が良くなるため、製品の強度アップを図ることができ
る。
【0009】本発明の第2の固化方法においては、表層
材として天然石を粉砕して得られる石粉に樹脂を配合し
て混練した上、型に流し込み、これが固まらぬうちに粉
体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤と水とを加えて
混練したもの、またはこれらに細骨材を加えて混練した
ものを下層材として流し込むことにより、表層と下層と
の境界でそれぞれの粒子が組み込み合うため、両者の一
体化すなわち積層が可能となる。この場合、下層部の固
化剤は樹脂との密着性が良いため積層しやすい。また、
表層材が半固形化した時点で下層材とともにプレス成形
すれば、表層に割れが発生することもなく、容易に積層
することができる。
材として天然石を粉砕して得られる石粉に樹脂を配合し
て混練した上、型に流し込み、これが固まらぬうちに粉
体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤と水とを加えて
混練したもの、またはこれらに細骨材を加えて混練した
ものを下層材として流し込むことにより、表層と下層と
の境界でそれぞれの粒子が組み込み合うため、両者の一
体化すなわち積層が可能となる。この場合、下層部の固
化剤は樹脂との密着性が良いため積層しやすい。また、
表層材が半固形化した時点で下層材とともにプレス成形
すれば、表層に割れが発生することもなく、容易に積層
することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明に係る樹脂系廃棄物の固化方法
の実施例について、図面を参照して説明する。請求項1
の第1実施例では、粉体の樹脂系廃棄物としてフェノー
ル樹脂を焼却して得られた灰を用い、これにアルミナ系
固化剤として商品名トーマスセラミックスを配合し、水
を加えて混練した。前記樹脂系廃棄物、固化剤、水の配
合比率は、重量比でそれぞれ5〜10:2〜5:1〜4
とした。混練後金型に入れてプレス成形し、前記金型か
ら取り出して養生した。このような工程で得られた製品
の一軸圧縮強度は、プレス面圧を200kg/cm2 と
した場合、図1に実線で示した通り、材令3日で243
kg/cm2 、材令7日で313kg/cm2 、材令2
8日では376kg/cm2 となり、同図に鎖線で示す
インターロッキングブロック協会の一軸圧縮強度規格3
30kg/cm2 以上を満足している。なお、プレス面
圧を300kg/cm2 とした場合の材令3日強度は2
91kg/cm2 である。
の実施例について、図面を参照して説明する。請求項1
の第1実施例では、粉体の樹脂系廃棄物としてフェノー
ル樹脂を焼却して得られた灰を用い、これにアルミナ系
固化剤として商品名トーマスセラミックスを配合し、水
を加えて混練した。前記樹脂系廃棄物、固化剤、水の配
合比率は、重量比でそれぞれ5〜10:2〜5:1〜4
とした。混練後金型に入れてプレス成形し、前記金型か
ら取り出して養生した。このような工程で得られた製品
の一軸圧縮強度は、プレス面圧を200kg/cm2 と
した場合、図1に実線で示した通り、材令3日で243
kg/cm2 、材令7日で313kg/cm2 、材令2
8日では376kg/cm2 となり、同図に鎖線で示す
インターロッキングブロック協会の一軸圧縮強度規格3
30kg/cm2 以上を満足している。なお、プレス面
圧を300kg/cm2 とした場合の材令3日強度は2
91kg/cm2 である。
【0011】請求項1の第2実施例では、粉体の樹脂系
廃棄物としてフェノール樹脂を焼却して得られた灰を用
い、これに細骨材として粒径5mm以下の砂(このうち
粒径74μm以下のものは2〜3%)と、アルミナ系固
化剤として商品名トーマスセラミックスとを配合し、水
を加えて混練した。前記樹脂系廃棄物、細骨材、固化
剤、水の配合比率は、重量比でそれぞれ5〜10:2〜
5:2〜6:1〜5とした。混練後金型に入れてプレス
面圧200kg/cm2 で成形し、前記金型から取り出
して養生した。このような工程で得られた製品の一軸圧
縮強度は図1に点線で示すように、材令3日で238k
g/cm2 、材令7日で279kg/cm2 、材令28
日では335kg/cm2 となり、上記の強度規格を満
足している。
廃棄物としてフェノール樹脂を焼却して得られた灰を用
い、これに細骨材として粒径5mm以下の砂(このうち
粒径74μm以下のものは2〜3%)と、アルミナ系固
化剤として商品名トーマスセラミックスとを配合し、水
を加えて混練した。前記樹脂系廃棄物、細骨材、固化
剤、水の配合比率は、重量比でそれぞれ5〜10:2〜
5:2〜6:1〜5とした。混練後金型に入れてプレス
面圧200kg/cm2 で成形し、前記金型から取り出
して養生した。このような工程で得られた製品の一軸圧
縮強度は図1に点線で示すように、材令3日で238k
g/cm2 、材令7日で279kg/cm2 、材令28
日では335kg/cm2 となり、上記の強度規格を満
足している。
【0012】請求項1の第3実施例では、上記第1実施
例と同じく粉体の樹脂系廃棄物に細骨材およびアルミナ
系固化剤を配合し、水を加えて混練した。これらの配合
比率は、重量比でそれぞれ3〜8:4〜10:2〜6:
1〜5とした。混練後金型に入れてプレス成形し、前記
金型から取り出して養生した。この場合のプレス面圧に
対する一軸圧縮強度の差について比較してみると、図2
に点線で示すように、プレス面圧を100kg/cm2
とした場合の一軸圧縮強度が材令3日で301kg/c
m2 に対し、プレス面圧200kg/cm2 の場合の材
令3日強度は350kg/cm2 に上昇した。これらの
製品の材令28日強度は、同図に実線で示すように、そ
れぞれ403kg/cm2 、469kg/cm2 となっ
た。
例と同じく粉体の樹脂系廃棄物に細骨材およびアルミナ
系固化剤を配合し、水を加えて混練した。これらの配合
比率は、重量比でそれぞれ3〜8:4〜10:2〜6:
1〜5とした。混練後金型に入れてプレス成形し、前記
金型から取り出して養生した。この場合のプレス面圧に
対する一軸圧縮強度の差について比較してみると、図2
に点線で示すように、プレス面圧を100kg/cm2
とした場合の一軸圧縮強度が材令3日で301kg/c
m2 に対し、プレス面圧200kg/cm2 の場合の材
令3日強度は350kg/cm2 に上昇した。これらの
製品の材令28日強度は、同図に実線で示すように、そ
れぞれ403kg/cm2 、469kg/cm2 となっ
た。
【0013】請求項2および請求項4の実施例では、表
層材として天然石を粉砕して得られた粒径1mm前後の
石粉77重量%と、溶融した常温硬化タイプのエポキシ
樹脂23重量%とを配合した。これを図3に示すよう
に、テーブルバイブレータ1に設置した30×30cm
の型2に流し込み、振動を加えながら十分に脱泡し、前
記表層材3が固まらぬうちに表層材3の上に下層材を流
し込み、振動を加えながら固化させた。下層材は、建設
廃棄物のコンクリート微粉62重量%にアルミナ系固化
剤として商品名トーマスセラミックス18重量%を配合
し、水20重量%を加えて混練したものである。前記下
層材に、細骨材として粒径5mm以下で、粒径74μm
以下3%、74μmを超え5mm以下のものが97%の
砂を加えてもよい。このような方法で表層と下層とを固
化させたところ、図4に示すように表層材3と下層材4
とが完全に接着した積層平板を製作することができ、材
令28日の一軸圧縮強度は規格値330kg/cm2 を
満足した。
層材として天然石を粉砕して得られた粒径1mm前後の
石粉77重量%と、溶融した常温硬化タイプのエポキシ
樹脂23重量%とを配合した。これを図3に示すよう
に、テーブルバイブレータ1に設置した30×30cm
の型2に流し込み、振動を加えながら十分に脱泡し、前
記表層材3が固まらぬうちに表層材3の上に下層材を流
し込み、振動を加えながら固化させた。下層材は、建設
廃棄物のコンクリート微粉62重量%にアルミナ系固化
剤として商品名トーマスセラミックス18重量%を配合
し、水20重量%を加えて混練したものである。前記下
層材に、細骨材として粒径5mm以下で、粒径74μm
以下3%、74μmを超え5mm以下のものが97%の
砂を加えてもよい。このような方法で表層と下層とを固
化させたところ、図4に示すように表層材3と下層材4
とが完全に接着した積層平板を製作することができ、材
令28日の一軸圧縮強度は規格値330kg/cm2 を
満足した。
【0014】請求項3および請求項4の実施例では、表
層材として天然石を粉砕して得られた粒径1mm前後の
石粉77重量%と、溶融した常温硬化タイプのエポキシ
樹脂23重量%とを配合した。これを混練した上、テー
ブルバイブレータに設置した型に流し込み、振動を加え
ながら十分に脱泡した。次に図5(a)に示すように半
固形化した前記表層材3を型5とともにプレス金型6に
移し、(b)に示すようにペースト状の接着剤7を表層
材3に塗布する。その後、(c)に示すように下層材4
として建設廃棄物のコンクリート微粉62重量%にアル
ミナ系固化剤として商品名トーマスセラミックス18重
量%を配合し、水20重量%を加えて混練したもの、ま
たは前記下層材に、細骨材として粒径5mm以下で、粒
径74μm以下3%、74μmを超え5mm以下のもの
が97%の砂を加えて混練したものを前記金型6の上面
まで投入し、プレス成形した。図5(c)はプレスによ
り表層材および下層材が圧縮された状態を示している。
この成形品を金型から取り出し、養生の後、表層材3の
型5を外すと、(d)に示すように表層材3と下層材4
とを積層してなる擬石が得られ、材令28日の一軸圧縮
強度は規格値330kg/cm2 を満足した。本実施例
では、表層材が半固形化した状態にあるため弾性があ
り、プレスで加圧しても前記表層が割れず、容易に下層
材を積層することができた。また、表層材がウエットな
状態で加圧されるため、接着しやすい。なお、表層材と
下層材とは接着剤を用いなくても十分に接着するが、本
実施例のように接合面に接着剤を用いることにより、積
層がより一層容易になる。
層材として天然石を粉砕して得られた粒径1mm前後の
石粉77重量%と、溶融した常温硬化タイプのエポキシ
樹脂23重量%とを配合した。これを混練した上、テー
ブルバイブレータに設置した型に流し込み、振動を加え
ながら十分に脱泡した。次に図5(a)に示すように半
固形化した前記表層材3を型5とともにプレス金型6に
移し、(b)に示すようにペースト状の接着剤7を表層
材3に塗布する。その後、(c)に示すように下層材4
として建設廃棄物のコンクリート微粉62重量%にアル
ミナ系固化剤として商品名トーマスセラミックス18重
量%を配合し、水20重量%を加えて混練したもの、ま
たは前記下層材に、細骨材として粒径5mm以下で、粒
径74μm以下3%、74μmを超え5mm以下のもの
が97%の砂を加えて混練したものを前記金型6の上面
まで投入し、プレス成形した。図5(c)はプレスによ
り表層材および下層材が圧縮された状態を示している。
この成形品を金型から取り出し、養生の後、表層材3の
型5を外すと、(d)に示すように表層材3と下層材4
とを積層してなる擬石が得られ、材令28日の一軸圧縮
強度は規格値330kg/cm2 を満足した。本実施例
では、表層材が半固形化した状態にあるため弾性があ
り、プレスで加圧しても前記表層が割れず、容易に下層
材を積層することができた。また、表層材がウエットな
状態で加圧されるため、接着しやすい。なお、表層材と
下層材とは接着剤を用いなくても十分に接着するが、本
実施例のように接合面に接着剤を用いることにより、積
層がより一層容易になる。
【0015】請求項5の実施例は、上記請求項2または
請求項3の擬石製造工程において、下層材を型またはプ
レス金型に流し込み、この下層材が固まらぬうちに補強
材として鉄製の格子を埋設したものである。この方法に
より、擬石の強度を向上することができる。なお、下層
材に埋設する補強材は板状のものでもよく、鉄製でなく
てもよい。
請求項3の擬石製造工程において、下層材を型またはプ
レス金型に流し込み、この下層材が固まらぬうちに補強
材として鉄製の格子を埋設したものである。この方法に
より、擬石の強度を向上することができる。なお、下層
材に埋設する補強材は板状のものでもよく、鉄製でなく
てもよい。
【0016】上記請求項2〜請求項5の実施例では、下
層材にコンクリート廃材から生じる微粉を用いたが、こ
れに限るものではなく、樹脂系廃棄物、へどろ、ベント
ナイト等を使用してもよい。
層材にコンクリート廃材から生じる微粉を用いたが、こ
れに限るものではなく、樹脂系廃棄物、へどろ、ベント
ナイト等を使用してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、樹
脂系廃棄物にアルミナ系固化剤または細骨材とアルミナ
系固化剤とを配合することにより、従来の技術では実現
が困難であった建材、舗装材等に必要な強度を有する製
品を製造することができるようになる。また、表層に樹
脂を配合した石粉、下層に廃棄物微粉とアルミナ系固化
剤またはこれに細骨材を加えて水で混練したものを用
い、これらを順次型に流し込んで固化させ、あるいは前
記表層が半固形化したときに下層とともにプレス成形す
ることにより、建材や舗装材として十分に耐えうる積層
構造の擬石を得ることができる。従って本発明による産
業廃棄物の固化方法を用いることにより、従来から適切
な処理が困難であった前記廃棄物を建材、舗装材等の原
料として再利用することが可能となる。
脂系廃棄物にアルミナ系固化剤または細骨材とアルミナ
系固化剤とを配合することにより、従来の技術では実現
が困難であった建材、舗装材等に必要な強度を有する製
品を製造することができるようになる。また、表層に樹
脂を配合した石粉、下層に廃棄物微粉とアルミナ系固化
剤またはこれに細骨材を加えて水で混練したものを用
い、これらを順次型に流し込んで固化させ、あるいは前
記表層が半固形化したときに下層とともにプレス成形す
ることにより、建材や舗装材として十分に耐えうる積層
構造の擬石を得ることができる。従って本発明による産
業廃棄物の固化方法を用いることにより、従来から適切
な処理が困難であった前記廃棄物を建材、舗装材等の原
料として再利用することが可能となる。
【図1】請求項1の実施例における材令と一軸圧縮強度
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図2】請求項1の実施例におけるプレス面圧と一軸圧
縮強度との関係を示す図である。
縮強度との関係を示す図である。
【図3】請求項2の実施例における表層材の加振状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】請求項2の実施例における積層平板の構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】請求項3の実施例における擬石製造工程の説明
図で、(a)はプレス金型に表層を入れた状態、(b)
は表層に接着剤を塗布した状態、(c)は下層材を流し
込み、プレス成形した状態、(d)は完成品をそれぞれ
示す。
図で、(a)はプレス金型に表層を入れた状態、(b)
は表層に接着剤を塗布した状態、(c)は下層材を流し
込み、プレス成形した状態、(d)は完成品をそれぞれ
示す。
2,5 型、3 表層材、4 下層材、6 プレス金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C04B 28/06 18:04) 2102−4G
Claims (5)
- 【請求項1】 粉体状の樹脂系廃棄物にアルミナ系の固
化剤と水とを加え、または細骨材とアルミナ系の固化剤
と水とを加えて混練し、これを金型に入れてプレス成形
することを特徴とする産業廃棄物の固化方法。 - 【請求項2】 天然石を粉砕した石粉と溶融樹脂とを混
練して型に流し込み、振動を加えながら脱泡したものを
表層材とし、粉体状の産業廃棄物にアルミナ系の固化剤
と水とを加えて混練したもの、または粉体状の産業廃棄
物に細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加えて混練し
たものを下層材とし、前記表層材が固まらぬうちに前記
表層材の上に前記下層材を流し込み、振動を加えながら
これらを固化することによって人工石と産業廃棄物との
積層構造による擬石を得ることを特徴とする産業廃棄物
の固化方法。 - 【請求項3】 表層材として天然石を粉砕した石粉と溶
融樹脂とを混練して型に流し込み、振動を加えながら脱
泡して半固形化させたものを前記型とともにプレス金型
に入れ、下層材として粉体状の産業廃棄物にアルミナ系
の固化剤と水とを加えて混練したもの、または粉体状の
産業廃棄物に細骨材とアルミナ系の固化剤と水とを加え
て混練したものを前記金型に流し込み、プレス成形によ
り前記表層材と下層材とを結合させることにより、人工
石と産業廃棄物との積層構造による擬石を得ることを特
徴とする産業廃棄物の固化方法。 - 【請求項4】 表層材は、天然石を粉砕した石粉と樹脂
との配合比率を65〜95重量%:5〜35重量%と
し、下層材は、粉体状の産業廃棄物と固化剤と水との配
合比率を50〜75重量%:15〜35重量%:10〜
30重量%、または粉体状の産業廃棄物と細骨材と固化
剤と水との配合比率を25〜60重量%:10〜45重
量%:10〜30重量%:10〜35重量%としたこと
を特徴とする請求項2または請求項3の産業廃棄物の固
化方法。 - 【請求項5】 下層材に板状または格子状の補強材を埋
設することを特徴とする請求項2または請求項3の産業
廃棄物の固化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2857293A JPH06218352A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 産業廃棄物の固化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2857293A JPH06218352A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 産業廃棄物の固化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218352A true JPH06218352A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12252337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2857293A Pending JPH06218352A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 産業廃棄物の固化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06218352A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025533695A (ja) * | 2023-09-26 | 2025-10-09 | 広西四維材料科技股▲フン▼有限公司 | 乾式混合型細砂カラーコンクリート及びその施工方法 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP2857293A patent/JPH06218352A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025533695A (ja) * | 2023-09-26 | 2025-10-09 | 広西四維材料科技股▲フン▼有限公司 | 乾式混合型細砂カラーコンクリート及びその施工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN112707689B (zh) | 一种公路水稳料及其制备方法 | |
| RU2197376C2 (ru) | Способ формования бетонного блока | |
| EP0395165A3 (en) | Method for disposing of rest material by incorporating it in shaped articles and shaped articles manufactured according to the method | |
| JPH06218352A (ja) | 産業廃棄物の固化方法 | |
| JP2000072523A (ja) | 硫黄コンクリート製品 | |
| JP3088644B2 (ja) | 即脱ポーラスコンクリート成形体及びその製造方法 | |
| JP3215733B2 (ja) | コンクリートまたはモルタル成形体の製造方法 | |
| JP4342701B2 (ja) | セメント硬化体及びその製造方法 | |
| JP2001114549A (ja) | 透水性固形物及びその製造方法 | |
| JPH07206537A (ja) | ポーラスコンクリート及びその成形体の製造方法 | |
| JPH03232783A (ja) | 透水性舗装ブロックの製造方法と透水性舗装ブロック | |
| CN118619602B (zh) | 一种利用盾构渣土制备构件材料的方法 | |
| JP2000054305A (ja) | 透水性舗装用ブロック | |
| JPH11188711A (ja) | ガラス入りインターロッキングブロックの製造方法 | |
| JP2000129610A (ja) | 舗装用インターロッキングブロック | |
| WO2007049136A2 (en) | Method of making constructional elements | |
| JP3374873B2 (ja) | 粉体状焼却灰成形体の製造方法 | |
| JP2001019568A (ja) | ポーラスコンクリート成形体の製造方法 | |
| JP2002201055A (ja) | 火山灰を利用したブロック、充填固化材及びその製造方法 | |
| JP3001693B2 (ja) | 泥しよう鋳込成形用セメント組成物および、その泥しよう鋳込成形方法 | |
| JPH11117452A (ja) | ガラスカレット配合構造材 | |
| WO2005051620A2 (en) | Manufacture of moulded paving elements | |
| JP2597323B2 (ja) | コンクリート硬化体の粉砕物及びレイタンスの再固化方法 | |
| EP0327957A2 (en) | A method for manufacturing marble-like products with combined cross section of synthetic resin and cement or gypsum based layers | |
| JPH02266004A (ja) | 多層セメント硬化体ブロックの製造方法 |