JPH06218406A - 継目無管の製造方法 - Google Patents

継目無管の製造方法

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JPH06218406A
JPH06218406A JP2974793A JP2974793A JPH06218406A JP H06218406 A JPH06218406 A JP H06218406A JP 2974793 A JP2974793 A JP 2974793A JP 2974793 A JP2974793 A JP 2974793A JP H06218406 A JPH06218406 A JP H06218406A
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JP
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plug
rolling
roll
piercing
tip
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JP2974793A
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Tomio Yamakawa
富夫 山川
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被圧延材を穿孔圧延中にミスロールが発生せ
ず、しかも回転鍛造効果に起因するもみ割れによる管材
の内面疵が発生しない穿孔圧延方法を提供する。 【構成】 丸鋼片Bが傾斜ロール1l, 1rに噛み込まれて
プラグ2の先端に達するまでの間、該丸鋼片Bの外周に
対して固定ガイドシュー3e,3v にて圧縮加工を施すと共
に、傾斜ロール1l, 1r及びプラグ2にて穿孔圧延中に傾
斜ロール1l, 1rのロール開度Rg 及び/またはプラグ先
進量ld を大きくしてプラグ先端ドラフト率Dfを小さ
くすることにより噛み込み不良による傾斜ロール1l, 1r
の、丸鋼片Bに対するミスロール及び回転鍛造効果に起
因するもみ割れによる管材の内面疵の発生が防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は継目無管の代表的製造方
法であるマンネスマン製管法において広く採用されてい
る穿孔機(ピアサー)による穿孔圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マンネスマン製管法による継目無管は、
加熱した被圧延材である丸鋼片を傾斜圧延機のピアサー
に通して、該丸鋼片の中心部にプラグを押し当て貫入せ
しめて穿孔しホローシェルを得て、必要に応じて該ホロ
ーシェルをエロンゲータに通して拡径、延伸圧延を施し
た後、プラグミルにて更に延伸圧延し、リーラー、サイ
ザーにて磨管、形状修正、サイジングを行ない、精整行
程を経て製造される。そしてピアサー、エロンゲータに
おいては丸鋼片、ホローシェルのパスセンタに対して軸
心線を傾斜させた樽形またはコーン形の圧延ロール(以
下、傾斜ロールという)と、前記パスセンタ上に配され
た内面規制具であるプラグと、管材案内ガイドである固
定ガイドシューまたはディスクロールとを用いた構成に
なっている。
【0003】図6はコーン型ロールを備えたピアサーに
よる穿孔状況を示す模式的斜視図であり、図7はコーン
型ロールを備えたピアサーによる穿孔状況を示す模式的
斜視図である。また図8は図6のA−A部の断面図であ
る。図中1l, 1rは傾斜ロール、2は内面規制具であるプ
ラグ、3d,3u は管材案内ガイドであるディスクロールを
示している。傾斜ロール1l, 1rは軸長方向中間部にゴー
ジ部11,11 を備え、該ゴージ部11,11 より入口側に向か
うに従い、傾斜ロール1l, 1rの直径が漸減し、ゴージ部
11,11 より出口側に向かうに従い前記傾斜ロール1l, 1r
の直径が漸増する円錐台形をしたコーン形状をなしてお
り、パスセンタX−Xに対する面角がθ1 である入口面
12,12 と面角がθ2 である出口面13,13 とを備えてお
り、パスセンタX−Xの左右または上下に交叉角γと丸
鋼片Bを出口側へ螺進移動させるのに必要な一定のロー
ル傾斜角βとを有して配置されている。
【0004】またプラグ2は弾頭形状をなし、その一方
の基端部をマンドレルバーMの先端部に支持され、傾斜
ロール1l, 1rの中間に位置決め保持されている。マンド
レルバーMの他方の基端部は図示しない前進・後進装置
におけるスラストブロックに連結されている。ディスク
ロール3d,3u はプラグ2と対向する外周面が凹面の孔型
に形成された円板であり、プラグ2を挾んで上下または
左右に一対設けられている。該ディスクロール3d,3u は
パスセンタX−X回りにおいて傾斜ロール1l,1rと交互
に配置されており、夫々が図示しない駆動モータで駆動
される。
【0005】以上のような構造のピアサーを有する傾斜
圧延機においては、丸鋼片Bが図7の矢符で示す如く軸
長方向に移送されてきて傾斜ロール1l, 1rの入口面12,1
2 間に噛み込まれ、その外周に圧力を加えられつつ傾斜
ロール1l, 1rの回転に応じて螺進移動し、該移動に伴っ
て、その軸心位置に貫入されるプラグ2によって穿孔さ
れると共に、該プラグ2と前記傾斜ロール1l, 1r間にて
圧延されるようになしてあり、ディスクロール3d,3u は
圧延中において丸鋼片Bの外周に摺接し、該丸鋼片Bが
半径方向外向きに膨れ出すことを抑制して穿孔圧延が行
われる。
【0006】ところで、前記ピアサーで熱間加工性が劣
悪な材料及びセンタポロシティーがある連続鋳造材を穿
孔圧延すると傾斜ロール1l, 1rの設定条件及びプラグ先
進量1d の大きさによってプラグ先端付近の丸鋼片Bに
回転鍛造効果によりもみ割れが発生し、丸鋼片Bの中空
素管部Hの内面に内面疵が残存するなどの問題があっ
た。もみ割れを防止するため、穿孔圧延中に傾斜ロール
1l, 1rのロール開度Rg 及び傾斜ロール1l, 1rのロール
傾斜角βを大きくして穿孔圧延する特開昭62-282713 号
に示す方法及びロール開度Rg とプラグ先進量ld とを
調節してプラグ先端におけるドラフト率Dfを小さくし
て穿孔圧延する方法がある。
【0007】Df={(d0 −d1 )/d0 }×100 但し、d0 :丸鋼片Bの直径 d1 :プラグ2の先端部位置における傾斜ロール1l, 1r
のそれぞれのロール周面間の最短距離
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところがロール開度R
g とプラグ先進量ld とを調節してプラグ先端ドラフト
率Dfを小さくする方法では、ロール開度Rg とプラグ
先端ドラフト率Dfとは反比例の関係にあり、プラグ先
端ドラフト率Dfを小さくしすぎるとロール開度Rg が
大きくなって噛み込み不良の問題が発生するため、プラ
グ先端ドラフト率Dfを無制限に小さくすることは不可
能である。このため該方法においては、ある程度回転鍛
造効果は抑制されるものの、丸鋼片Bの材質によって
は、もみ割れの発生を完全に無くすことが不可能である
場合がある。
【0009】また特開昭62-282713 号に示す方法におい
て、傾斜ロール1l, 1rのロール開度Rg を大きくしてプ
ラグ先端ドラフト率Dfを小さくした場合、上述と同様
に噛み込み不良のためプラグ先端ドラフト率Dfを無制
限に小さくすることは不可能である。また傾斜ロール1
l, 1rの傾斜角βを大きくした場合、回転鍛造効果は抑
制できるが、プラグ2と傾斜ロール1l, 1rによる半回転
毎の肉厚圧下量が大きくなるため穿孔圧延中にスリップ
しやすくなり、ミスロールとなったり、また前記ロール
傾斜角βを大きくするとモータの消費動力が大きくなる
等の欠点がある。
【0010】図9はガイド圧下率Gf が0%の場合の穿
孔圧延結果を表わすグラフであり、図10はガイド圧下率
Gf が2.5 %の場合の、また図11はガイド圧下率Gf が
4%の場合の穿孔圧延結果をそれぞれ表わすグラフであ
る。 Gf ={(d0 −d2 )/d2 }×100 但し、d0 :丸鋼片Bの直径 d2 :プラグ2の先端部における固定ガイドシュー3e,3
v の摺動面孔型溝底部間の距離
【0011】なお前記穿孔圧延の条件は図9、図10及び
図11のそれぞれの場合に関して共通であり、供試材とし
て快削鋼(AISI 規格12L14)を使用、加熱温度=1150℃、
穿孔比= 2.8〜3.2 、拡管率=1〜5%とした。また図
9、図10及び図11において、縦軸はプラグ先端ドラフト
率Dfを、横軸はロール傾斜角βをそれぞれ表してお
り、各図において黒丸は穿孔圧延時に、プラグ先端付近
で丸鋼片Bにもみ割れが発生した場合を示し、×印は噛
み込み不良によりミスロールとなった場合を、白丸は噛
み込み不良も、もみ割れの発生も無かった場合をそれぞ
れ示している。
【0012】図9で示す如く、噛み込み性を優先させる
ため、プラグ先端ドラフト率Dfを大きくすると品質が
低下し、逆にプラグ先端ドラフト率Dfを小さくして品
質の向上を図ろうとすると、噛み込み性が悪化してミス
ロールが発生するために穿孔圧延が不可能になる。ロー
ル傾斜角βに関しては、その値の大小に拘らず、プラグ
先端ドラフト率Dfが4%以下においてはミスロールが
発生する。また図10、図11で示すように傾斜ロール1l,
1rで丸鋼片Bを穿孔圧延する時に、管材案内ガイドで丸
鋼片Bに外径加工を施すと、施さない場合に比べて品質
が大幅に向上するが、ガイド圧下率Gf が大きくなれば
噛み込み性が悪化することが判明した。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、丸鋼片Bが傾斜ロール1l,1rに噛み込まれた
後、該丸鋼片Bがプラグ先端部に到達するまでの間に管
材案内ガイドにて丸鋼片Bの外周に対して圧縮加工を施
すと共に、穿孔圧延中に傾斜ロール1l, 1rの開度及び/
又はプラグ先進量を大きくしてプラグ先端ドラフト率D
fを小さくすることにより、穿孔圧延中の傾斜ロール1
l, 1rの、丸鋼片Bに対するミスロールが発生せず、し
かも回転鍛造効果に起因するもみ割れによる管材の内面
疵が発生しない穿孔圧延方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る継目無管の
製造方法は、1対の傾斜ロール及び1対の管材案内ガイ
ドを各々対向配置し、該傾斜ロール及び管材案内ガイド
に囲まれた部分にプラグを配した傾斜圧延機による継目
無管の製造方法において、前記傾斜圧延機の傾斜ロール
に被圧延材が噛み込まれた後、該被圧延材がプラグ先端
部に到達するまでの間に管材案内ガイドにて該被圧延材
の外周に対して圧縮加工を施すと共に穿孔圧延中に傾斜
ロールの開度及び/又はプラグ先進量を大きくして穿孔
圧延することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明方法においては、丸鋼片を傾斜ロールに
噛み込ませ、該丸鋼片がプラグ先端部に到達するまでの
間に、管材案内ガイドにて丸鋼片の外周に対して圧縮加
工を施すため、回転鍛造効果に起因するもみ割れによる
管材の内面疵の発生が防止できる。さらに穿孔圧延中に
傾斜ロールの開度及び/またはプラグ先進量を大きくし
てプラグ先端ドラフト率を小さくするため、丸鋼片先端
部の噛み込み時にはスリップによるミスロールが防止で
きると共に傾斜ロールが丸鋼片に食い込む度合いが小さ
くなり、回転鍛造効果に起因するもみ割れによる管材の
内面疵の発生も防止できる。
【0016】
【実施例】以下本発明を、その実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図1はコーン型ロールを備えたピアサー
の模式的斜視図と共に示す周辺装置のブロック図、図2
は穿孔圧延状態を示す断面図、図3は図2のB−B部の
断面図をそれぞれ表している。図中d0 は丸鋼片Bの直
径、d1 はプラグ2の先端部位置における傾斜ロール1
l, 1rのそれぞれのロール周面間の最短距離であり、d
2 はプラグ2の先端における固定ガイドシュー3e,3v の
摺動面孔型溝底部間の距離である。またプラグ2は弾頭
形状をなし、その一方の基端部をマンドレルバーMの先
端部に支持され、傾斜ロール1l, 1rの中間に位置決め保
持されている。マンドレルバーMの他方の基端部は図示
しない前進・後進装置におけるスラストブロック4に連
結されている。
【0017】傾斜ロール1l, 1rはその軸長方向の中央部
にゴージ部11,11 を備え、該ゴージ部11,11 より入口側
に向かうに従って傾斜ロール1l, 1rの直径が漸減し、ゴ
ージ部11,11 より出口側に向かうに従って前記傾斜ロー
ル1l, 1rの直径が漸増している。またパスセンタX−X
と角度θ1 をなす入口面12,12 及びパスセンタX−Xと
角度θ2 をなす出口面13,13 を備えており、全体として
コーン形状をなしている。
【0018】傾斜ロール1l, 1rは、その軸線をパスセン
タX−Xに対して夫々異なる方向へ交叉角γ,γで傾斜
していると同時に丸鋼片Bを螺進移動させるのに必要な
傾斜角βで傾斜している。ロール開度Rg は傾斜ロール
1l, 1r間の最短距離を表し、プラグ先進量ld は傾斜ロ
ール1l, 1rのゴージ部11,11 を結ぶ線からプラグ先端ま
での距離である。傾斜ロール1rの入口側及び出口側には
該傾斜ロール1rに加わる負荷を検出するロードセル5,
5がそれぞれ設けてある。
【0019】ドラフト率変更用設定器55にはプラグ先端
ドラフト率Dfの値を初期設定プラグ先端ドラフト率D
0 から目標プラグ先端ドラフト率Df1 に変更するた
めのプラグ先端ドラフト率変位量ΔDf(ΔDf=Df
0 −Df1 )が設定されており、該プラグ先端ドラフト
率変位量ΔDfはドラフト率変更用設定器55から演算制
御装置51へ入力され、該演算制御装置51はプラグ先端ド
ラフト率変位量ΔDfに応じた制御信号をロール開度自
動調節装置52,52 及びプラグ先進量自動調整装置53へ出
力する。
【0020】次にロール開度自動調節装置52,52 及びプ
ラグ先進量自動調節装置53にて行われる演算の根拠にな
る考え方について説明する。プラグ先端ドラフト率D
f、ロール開度Rg 及びプラグ先進量ld は次式で示す
関係を有する。
【0021】Df={d0 −(2×ld ×tan θ1 +R
g )}/d0 ×100(%) 但し、θ1 :パスセンタと傾斜ロールの入口面とのなす
角度
【0022】このため、丸鋼片Bを穿孔圧延中にプラグ
先端ドラフト率Dfを初期設定プラグ先端ドラフト率D
0 から目標プラグ先端ドラフト率Df1 に変更するた
めにはロール開度Rg 及び/またはプラグ先進量ld を
変更すればよい。ロール開度Rg を変更することにより
初期設定プラグ先端ドラフト率Df0 から目標プラグ先
端ドラフト率Df1 に変更する場合、ロール開度変位量
ΔRg を求め、該ロール開度変位量ΔRg をロール開度
自動調節装置52,52 へ入力すればよい。ロール開度変位
量ΔRg は演算制御装置51にいて(1) 式の演算が実行さ
れる。
【0023】 ΔRg =−K1 ・r0 ・ΔDf/50 …(1) 但し、K1 :補正係数(0.8〜1.2) r0 :丸鋼片の半径
【0024】なお、補正係数K1 及び丸鋼片Bの半径r
0 に関しては予め演算制御装置51に入力されている。
(1) 式に基づき、丸鋼片Bが傾斜ロール1l, 1rに噛み込
まれた後一定時間後に演算制御装置51において演算され
たロール開度変位量ΔRg がロール開度自動調整装置5
2,52 へ出力され、現行のロール開度Rg をΔRg だけ
大きくして目標プラグ先端ドラフト率Df1 を満足する
ように、ロール開度Rg を変更した後、穿孔圧延が実行
される。
【0025】またプラグ先進量ld を変更することによ
り初期設定プラグ先端ドラフト率Df0 から目標プラグ
先端ドラフト率Df1 に変更する場合、プラグ先進量変
位量Δld を求め、該プラグ先進量変位量Δld をプラ
グ先進量自動調節装置53へ入力すればよい。プラグ先進
量変位量Δld は演算制御装置51において(2) 式の演算
が実行される。
【0026】 Δld =−K2 ・r0 ・ΔDf/100 ・tan θ1 …(2) 但し、K2 :補正係数(0.8〜1.2) r0 :丸鋼片の半径 θ1 :パスセンタと傾斜ロールの入口面とのなす角度
【0027】なお、補正係数K2 、丸鋼片Bの半径及び
パスセンタX−Xと傾斜ロール1l,1rの入口面12,12 と
のなす角度θ1 は予め演算制御装置51へ入力されてい
る。(2)式に基づき、丸鋼片Bが傾斜ロール1l, 1rに噛
み込まれた後一定時間後に演算制御装置51において演算
されたプラグ先進量変位量Δld がプラグ先進量自動調
整装置53へ出力され、スラストブロック4によりプラグ
2を現行の位置よりも傾斜ロール1l, 1rの入口側へΔl
d だけ移動して、目標プラグ先端ドラフト率Df1 を満
足するようにプラグ先進量ld を変更した後、穿孔圧延
が実行される。なお、ロール開度変位量ΔRg 及びプラ
グ先進量変位量Δld の値は丸鋼片Bの中空素管部Hの
肉厚に応じて適宜配分されるように調節される。
【0028】以上の如く構成された傾斜圧延機を起動す
ると、丸鋼片Bが矢符で示す如く軸長方向に移送されて
きて傾斜ロール1l, 1rの入口面12,12 間に噛み込まれ
る。傾斜ロール1l, 1rは傾斜角βを有しているので、丸
鋼片Bは傾斜ロール1l, 1rの回転に応じて螺進移動し該
傾斜ロール1l, 1rで圧延されながら矢符方向に移送さ
れ、プラグ2で穿孔される。丸鋼片Bは外周が傾斜ロー
ル1l, 1rにて圧延されると同時に固定ガイドシュー3e,3
v においても圧力が加えられ、プラグ2が丸鋼片Bの軸
心位置に貫入し、穿孔された後において該丸鋼片Bの外
周に摺接し、丸鋼片Bが半径方向外向きに膨れ出すこと
を抑制する。
【0029】丸鋼片Bが傾斜ロール1l, 1rに接触し、ロ
ードセル5,5がこれを検知して演算制御装置51に負荷
信号を出力すると演算制御装置51は丸鋼片Bが傾斜ロー
ル1l, 1rに噛み込まれた後の穿孔圧延が安定した時点
で、ドラフト率変更用設定器55に対して制御信号を出力
する。ドラフト率変更用設定器55にはプラグ先端ドラフ
ト率変位量ΔDfがNO.1テーブルに設定されており、前
記演算制御装置51からの、該NO.1テーブルを指定する制
御信号に従ってプラグ先端ドラフト率変位量ΔDfを演
算制御装置51に出力する。演算制御装置51はプラグ先端
ドラフト率変位量ΔDfからロール開度変位量ΔRg 及
び/またはプラグ先進量変位量Δld を演算して結果を
ロール開度自動調整装置52,52 及び/またはプラグ先進
量自動調節装置53に出力し、目標プラグ先端ドラフト率
Df1 に設定すべくロール開度Rg及び/またはプラグ
先進量ld を調節する。
【0030】なお本実施例では管材案内ガイドとして固
定ガイドシュー3e,3v を用いた場合について説明した
が、図4に示す如く管材案内ガイドにディスクロール3
d,3u を使用してもよい。また図5に示す如く管材案内
ガイドにローラー3f,3w を使用してもよい。また傾斜ロ
ール1l, 1rのロール形状は、該傾斜ロール1l, 1rのゴー
ジ部11,11 よりも入口側及び出口側に向かうに従ってロ
ール径が漸減したバレル形(樽形) のロールを使用して
もよい。
【0031】次に本発明方法を用いて穿孔圧延を行った
場合の実施結果について説明する。供試材は連続鋳造棒
190φビレットの中心部から80φビレットを削り出した
ものを使用して、加熱温度=1240℃、傾斜角β=10°、
穿孔比=3.1 、拡管率=3%、穿孔前のプラグ先端ドラ
フト率Df=8%の条件で穿孔圧延を実施した。実施結
果は噛み込み不良及び内面疵のそれぞれの発生率を表す
表1に示す如くである。
【0032】
【表1】
【0033】表1の従来例1はプラグ先端ドラフト率D
f=8%、ガイド圧下率Gf =0%となるように、また
従来例2はプラグ先端ドラフト率Df=5%、ガイド圧
下率Gf =4%となるようにそれぞれロール開度Rg 、
プラグ先進量ld 、ガイド開度d2 を設定した場合の結
果である。なお従来例1,2に関しては丸鋼片Bが傾斜
ロール1l, 1rに噛み込み後、穿孔圧延中にプラグ先端ド
ラフト率Dfを変更しなかった。従来例3はプラグ先端
ドラフト率Df=8%、ガイド圧下率Gf =0%となる
よう穿孔前にロール開度Rg 、プラグ先進量ld 及びガ
イド開度d2 を設定し、丸鋼片Bが傾斜ロール1l, 1rに
噛み込み後、穿孔圧延中に先端ドラフト率Dfが5%と
なるよう前記ロール設定値を変更した場合の結果であ
る。
【0034】また実施例においてはプラグ先端ドラフト
率Df=8%、ガイド圧下率Gf =4%となるようにロ
ール開度Rg 、プラグ先進量ld 及びガイド開度d2
設定した場合の結果であり、丸鋼片Bが傾斜ロール1l,
1rに噛み込まれた後、本発明方法に基づいて穿孔圧延中
にプラグ先端ドラフト率Dfが5%になるように前記ロ
ール設定値を変更した。表1からわかるように丸鋼片B
が傾斜ロール1l, 1rに噛み込まれた後、丸鋼片Bの先端
がプラグ2の先端に達するまでの間、固定ガイドシュー
3e,3v にて丸鋼片Bの外周に対して圧縮加工を施し、丸
鋼片Bが傾斜ロール1l, 1r及びプラグ2にて穿孔圧延中
にロール開度Rg 及び/またはプラグ先進量ld を大き
くすることによりプラグ先端ドラフト率Dfを小さくし
てミスロール及び回転鍛造効果に起因するもみ割れによ
る管材の内面疵の発生が防止できる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く本発明方法にあっては、丸鋼
片が傾斜ロールに噛み込まれた後、丸鋼片の先端がプラ
グの先端に達するまでの間、管材案内ガイドにて、丸鋼
片の外周に対して圧縮加工を施すと共に丸鋼片が傾斜ロ
ール及びプラグにて穿孔圧延中にロール開度及び/また
はプラグ先進量を大きくしてプラグ先端ドラフト率を小
さくした。従って傾斜ロールの噛み込み不良によるミス
ロールを防止すると共に回転鍛造効果に起因するもみ割
れによる、管材の内面疵の発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーン型ロールを備えたピアサーの模式的斜視
図と共に示す周辺装置のブロック図である。
【図2】穿孔圧延状態を示す断面図である。
【図3】図2のB−B部の断面図である。
【図4】管材案内ガイドにディスクロールを使用したピ
アサーを、プラグを通り、パスセンタに対して垂直方向
に切断した断面図である。
【図5】管材案内ガイドにローラーを使用したピアサー
を、プラグを通り、パスセンタに対して垂直方向に切断
した断面図である。
【図6】コーン型ロールを備えたピアサーによる穿孔状
況を示す模式的斜視図である。
【図7】コーン型ロールを備えたピアサーによる穿孔状
況を示す模式的斜視図である。
【図8】図6のA−A部の断面図である。
【図9】ガイド圧下率が0%の場合の穿孔圧延結果を表
わすグラフである。
【図10】ガイド圧下率が 2.5%の場合の穿孔圧延結果
を表わすグラフである。
【図11】ガイド圧下率が4%の場合の穿孔圧延結果を
表わすグラフである。
【符号の説明】
1l, 1r 傾斜ロール 2 プラグ 4 スラストブロック 5 ロードセル 51 演算制御装置 52 ロール開度自動調節装置 53 プラグ先進量自動調節装置 55 ドラフト率変更用設定器 B 丸鋼片 M マンドレルバー Rg ロール開度 ld プラグ先進量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の傾斜ロール及び1対の管材案内ガ
    イドを各々対向配置し、該傾斜ロール及び管材案内ガイ
    ドに囲まれた部分にプラグを配した傾斜圧延機による継
    目無管の製造方法において、前記傾斜圧延機の傾斜ロー
    ルに被圧延材が噛み込まれた後、該被圧延材がプラグ先
    端部に到達するまでの間に管材案内ガイドにて該被圧延
    材の外周に対して圧縮加工を施すと共に穿孔圧延中に傾
    斜ロールの開度及び/又はプラグ先進量を大きくして穿
    孔圧延することを特徴とする継目無管の製造方法。
JP2974793A 1993-01-25 1993-01-25 継目無管の製造方法 Pending JPH06218406A (ja)

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