JPH062184A - ウルソデオキシコール酸の製造方法 - Google Patents

ウルソデオキシコール酸の製造方法

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JPH062184A
JPH062184A JP4165876A JP16587692A JPH062184A JP H062184 A JPH062184 A JP H062184A JP 4165876 A JP4165876 A JP 4165876A JP 16587692 A JP16587692 A JP 16587692A JP H062184 A JPH062184 A JP H062184A
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JP
Japan
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acid
hydroxy
ursodeoxycholic acid
ketocholanic
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Pending
Application number
JP4165876A
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English (en)
Inventor
Masahiko Hattori
雅彦 服部
Kazutoshi Mikami
一利 三上
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Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
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Publication date
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸をメタ
ノール、エタノール、ノルマルプロパノール、イソプロ
パノール、ノルマルブタノール、イソブタノールもしく
はセカンダリーブタノールまたはこれらの混合溶液に溶
解したものを陰極液とし、陰極に鉛あるいは水銀を用い
た装置で電解還元をすることによるウルソデオキシコー
ル酸の製造方法である。 【効果】 本発明の方法によれば、従来法に比べ、安全
に3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸からウルソデオ
キシコール酸を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化吸収作用、利胆作
用、肝機能改善作用、及び胆石溶解作用などの有用な薬
理作用を有するウルソデオキシコール酸(3α,7β−
ジヒドロキシコラン酸)の製造方法に関する。
【0002】詳しくは、3α−ヒドロキシ−7−ケトコ
ラン酸を適当な支持塩を含む炭素数1〜4個の低級アル
コールに溶解した液を陰極液とし、鉛あるいは水銀を陰
極として電解還元することでウルソデオキシコール酸を
製造する方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸を
原料としてウルソデオキシコール酸を製造する方法とし
ては、金属ナトリウム等のアルカリ金属を用いて水素化
する方法(特公昭33−9973号、特公昭53−10
062号、特公昭55−85600号、特公昭57−5
6497号)あるいはラネーニッケル等の触媒で水素化
する方法(特公昭62−181295号)が知られてい
る。
【0004】しかし、これらの方法は、発火等の危険性
を伴うこと、あるいは液体アンモニア中−70〜−32
℃で反応を行わせるため、特別な冷却装置が必要になる
こと等により工業的製造法としては欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
法の欠点を克服し、工業的に安全な方法で、比較的純度
の高いウルソデオキシコール酸を製造しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ウルソデ
オキシコール酸を製造する方法について鋭意研究した結
果、3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸の低級アルコ
ール溶液を陰極液とし、鉛等を陰極として電解還元を行
うことにより、常温、常圧といった非常に穏和な条件で
目的とするウルソデオキシコール酸が製造できることを
見いだし本発明を完成した。
【0007】本発明で用いる陰極としては、一般の電解
還元に使用される金属、例えば鉛、水銀、亜鉛、銅、カ
ドミウム、炭素等の単体、または合金、いずれでも良い
が、鉛または水銀を使用するのが好ましく、さらに鉛を
用いる際の形状としては、板状あるいは網状のいずれで
も良い。他方、陽極としては、耐酸性のある公知の電
極、例えば白金、炭素、黒鉛等を使用する。
【0008】陰極液としては3α−ヒドロキシ−7−ケ
トコラン酸を溶解でき、かつ支持塩をも溶解できる溶媒
なら特に制限はないが、好ましくは低級アルコール、即
ち、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、
イソプロパノール、ノルマルブタノール、イソブタノー
ル、セカンダリーブタノールを単独、または混合して用
いる。
【0009】支持塩としては、テトラメチルアンモニウ
ム・パラトルエンスルホン酸、テトラエチルアンモニウ
ム・パラトルエンスルホン酸、テトラエチルアンモニウ
ム・ブロマイド、テトラエチルアンモニウム・クロライ
ド、テトラエチルアンモニウム・過塩素酸塩、テトラ
(n−プロピル)アンモニウム・ブロマイド、テトラ
(n−ブチル)アンモニウム・ブロマイド、テトラ(n
−プロピル)アンモニウム・アイオダイド、テトラ(n
−ブチル)アンモニウム・アイオダイド、テトラ(n−
ブチル)アンモニウム・過塩素酸塩等の4級アンモニウ
ム塩、さらには過塩素酸ナトリウム、過塩素酸リチウム
等の無機塩が挙げられる。
【0010】一方、陽極液としては硫酸等の鉱酸の希釈
水溶液が好ましい。電解槽の形状は、隔膜を用いる2槽
式か単槽式のどちらでも良いが、好ましくは陽イオン交
換膜等を隔膜とする2槽式の電解槽を用いる。
【0011】電解反応は、室温以下あるいは加熱下にお
いても進行させることが可能であるが、常温で進行する
のをひとつの特徴とする。また、電解は定電流電解で
も、定電圧電解でも良い。
【0012】以下に、実施例をもって本発明を詳細に説
明するが、本発明が原料として3α−ヒドロキシ−7−
ケトコラン酸を用いた場合だけでなく、3α−ヒドロキ
シ−7−ケトコラン酸の3位の水酸基、あるいは24位
のカルボン酸がエステル化された誘導体を用いた場合に
も適用できるのは言うまでもない。
【0013】
【実施例】
[実施例1]テトラエチルアンモニウム・パラトルエン
スルホン酸を10%(w/w)の濃度で含むイソプロパ
ノール溶液100mlに3α−ヒドロキシ−7−ケトコ
ラン酸1.00gを完全に溶解し、陰極液とする。他
方、陽極液としては10%(w/w)硫酸水溶液100
mlを用いる。陽極として炭素板(有効電極面積10c
2 )、陰極として鉛板(有効電極面積10cm2 )を
備え、かつ、陽イオン交換膜を隔膜とする2槽式電解槽
に各溶液をそれぞれ仕込み、陰極液を攪拌しながら、室
温下で電流値100mAで定電流電解を行った。
【0014】反応の進行は薄層クロマトグラフィー分析
により追跡し、原料である3α−ヒドロキシ−7−ケト
コラン酸のスポットがほぼ消失した時点で通電を終了し
た(通電時間43.5時間)。反応生成物を含む陰極液
を減圧下濃縮し、残渣に 1N水酸化ナトリウム水溶液を
加えて完全に溶解させる。この溶液に希硫酸を加え、酸
性とすることで生成した沈殿物を濾取し、水洗後、乾燥
して粗製ウルソデオキシコール酸を0.99g取得した
(理論收率98.5%)。取得物を液体クロマトグラフ
ィーにより分析した結果、ウルソデオキシコール酸:8
6.5%,ケノデオキシコール酸:11.0%,3α−
ヒドロキシ−7−ケトコラン酸:2.5%であった。
【0015】[実施例2]実施例 1で用いたイソプロパ
ノールをメタノールに変更し、通電時間を50時間とし
た以外は、実施例 1と同様の操作を行って、粗製ウルソ
デオキシコール酸を0.97g得た(理論収率96.5
%)。 取得物の液体クロマトグラフィーでの分析結果
はウルソデオキシコール酸:80.5%,ケノデオキシ
コール酸:15.8%,3α−ヒドロキシ−7−ケトコ
ラン酸:3.7%であった。 [実施例3]実施例 1で用いたイソプロパノールをエタ
ノールに変更し、通電時間を40時間とした以外は、実
施例 1と同様の操作を行って、粗製ウルソデオキシコー
ル酸を0.98g得た(理論収率97.5%)。 取得
物の液体クロマトグラフィーでの分析結果はウルソデオ
キシコール酸:83.5%,ケノデオキシコール酸:1
2.5%,3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸:4.
0%であった。
【0016】[実施例4]実施例 1で用いたイソプロパ
ノールをノルマルプロパノールに変更し、通電時間を5
5時間とした以外は、実施例 1と同様の操作を行って、
粗製ウルソデオキシコール酸を0.98g得た(理論収
率97.5%)。 取得物の液体クロマトグラフィーで
の分析結果はウルソデオキシコール酸:83.2%,ケ
ノデオキシコール酸:9.3%,3α−ヒドロキシ−7
−ケトコラン酸:7.5%であった。
【0017】[実施例5]実施例 1で用いたイソプロパ
ノールをノルマルブタノールに変更し、通電時間を65
時間にした以外は、実施例 1と同様の操作を行って、粗
製ウルソデオキシコール酸を0.99g得た(理論収率
98.5%)。 取得物の液体クロマトグラフィーでの
分析結果はウルソデオキシコール酸:78.5%,ケノ
デオキシコール酸:13.8%,3α−ヒドロキシ−7
−ケトコラン酸:7.7%であった。
【0018】[実施例6]実施例 1で用いたイソプロパ
ノールをセカンダリーブタノールに変更し、通電時間を
58時間にした以外は、実施例 1と同様の操作を行っ
て、粗製ウルソデオキシコール酸を0.98g得た(理
論収率97.5%)。 取得物の液体クロマトグラフィ
ーでの分析結果はウルソデオキシコール酸:79.6
%,ケノデオキシコール酸:11.9%,3α−ヒドロ
キシ−7−ケトコラン酸:8.5%であった。
【0019】[実施例7]実施例 1で用いたイソプロパ
ノールをt−ブタノールに変更し、通電時間を55時間
にした以外は、実施例 1と同様の操作を行って、粗製ウ
ルソデオキシコール酸を0.97g得た(理論収率9
6.5%)。 取得物の液体クロマトグラフィーでの分
析結果はウルソデオキシコール酸:80.5%,ケノデ
オキシコール酸:12.0%,3α−ヒドロキシ−7−
ケトコラン酸:7.5%であった。
【0020】[実施例8]実施例 1で用いた陰極を鉛か
ら水銀(有効電極面積20cm2 )に、溶媒をt−ブタ
ノールに変更し、通電時間を75時間にしたことを除い
ては、実施例 1と同様の操作を行って、粗製ウルソデオ
キシコール酸を0.97g得た(理論収率96.5
%)。 取得物の液体クロマトグラフィーでの分析結果
はウルソデオキシコール酸:82.7%,ケノデオキシ
コール酸:15.7%,3α−ヒドロキシ−7−ケトコ
ラン酸:1.6%であった。
【0021】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、アルカリ金
属やラネーニッケルを用いる従来法に比べ、安全に3α
−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸からウルソデオキシコ
ール酸を製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸の
    低級アルコール溶液を陰極液として電解還元を行うこと
    を特徴とするウルソデオキシコール酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 低級アルコールが、メタノール、エタノ
    ール、ノルマルプロパノール、イソプロパノール、ノル
    マルブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノ
    ールである請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 陰極が鉛あるいは水銀である請求項1記
    載の製造方法。
JP4165876A 1992-06-24 1992-06-24 ウルソデオキシコール酸の製造方法 Pending JPH062184A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102660755A (zh) * 2012-06-04 2012-09-12 华东理工大学 电还原制备熊去氧胆酸的方法
CN104328454A (zh) * 2014-09-29 2015-02-04 华东理工大学 立体选择性制备熊去氧胆酸的方法
CN108929356A (zh) * 2018-08-29 2018-12-04 四川百特芳华医药科技有限公司 一种羟基选择性氧化方法

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