JPH06219026A - 熱転写シート - Google Patents
熱転写シートInfo
- Publication number
- JPH06219026A JPH06219026A JP3276793A JP3276793A JPH06219026A JP H06219026 A JPH06219026 A JP H06219026A JP 3276793 A JP3276793 A JP 3276793A JP 3276793 A JP3276793 A JP 3276793A JP H06219026 A JPH06219026 A JP H06219026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink layer
- layer
- thermal transfer
- transfer sheet
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常熱転写シートの要求される保存条件下に
おいて、軟化することなく、ブロッキング現象を抑制
し、多数回印字用熱転写シートとして用いた場合も多数
回印字性能を阻害することがなく、その印字可能回数を
多くすることの可能な熱転写シートを提供する。 【構成】 基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層
を有し、その上にカルナバワックスとマイクロクリスタ
リンワックスを混合してなる色剤を含まない最上層を設
けた。
おいて、軟化することなく、ブロッキング現象を抑制
し、多数回印字用熱転写シートとして用いた場合も多数
回印字性能を阻害することがなく、その印字可能回数を
多くすることの可能な熱転写シートを提供する。 【構成】 基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層
を有し、その上にカルナバワックスとマイクロクリスタ
リンワックスを混合してなる色剤を含まない最上層を設
けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータやワードプロセッサ
等の出力プリントを熱転写方式により印字する場合、熱
転写シートとして基材フィルムの一方の面に熱溶融性イ
ンキ層を設けたものが多く使用されている。従来の熱転
写シートは、基材フィルムとして厚さ10〜20μm程
度のコンデンサ紙やパラフィン紙のような紙、あるいは
厚さ3〜20μm程度のポリエステルやセロファンのよ
うなプラスチックフィルムを用い、この基材フィルム上
にワックスに顔料や染料等の着色剤を混合した熱溶融性
のインキを塗布して熱溶融性インキ層を設けたものであ
る。そして、基材フィルムの裏側からサーマルヘッドに
より所定箇所を加熱・加圧し、熱溶融性インキ層のうち
印字部に相当する箇所の熱溶融性インキ層を被転写材に
転写して印字が行なわれる。しかし、このような従来の
熱転写シートはサーマルヘッドの熱エネルギーで熱転写
シート上のインキ層またはインキ層及びその他の層を溶
融させ、紙に圧着し転写させる方式で印字するため、イ
ンキ層またはインキ層及びその他の層は熱に弱く、他の
印字方式に比べて高温での保存性が悪いという特徴をも
っていた。このため、融点・軟化点が低いインキ層また
はインキ層及びその他の層の場合、リボンロールの状態
で高温の条件下では、背面層にインキ層またはインキ層
及びその他の層が移行するブロッキング現象が見られ
た。
等の出力プリントを熱転写方式により印字する場合、熱
転写シートとして基材フィルムの一方の面に熱溶融性イ
ンキ層を設けたものが多く使用されている。従来の熱転
写シートは、基材フィルムとして厚さ10〜20μm程
度のコンデンサ紙やパラフィン紙のような紙、あるいは
厚さ3〜20μm程度のポリエステルやセロファンのよ
うなプラスチックフィルムを用い、この基材フィルム上
にワックスに顔料や染料等の着色剤を混合した熱溶融性
のインキを塗布して熱溶融性インキ層を設けたものであ
る。そして、基材フィルムの裏側からサーマルヘッドに
より所定箇所を加熱・加圧し、熱溶融性インキ層のうち
印字部に相当する箇所の熱溶融性インキ層を被転写材に
転写して印字が行なわれる。しかし、このような従来の
熱転写シートはサーマルヘッドの熱エネルギーで熱転写
シート上のインキ層またはインキ層及びその他の層を溶
融させ、紙に圧着し転写させる方式で印字するため、イ
ンキ層またはインキ層及びその他の層は熱に弱く、他の
印字方式に比べて高温での保存性が悪いという特徴をも
っていた。このため、融点・軟化点が低いインキ層また
はインキ層及びその他の層の場合、リボンロールの状態
で高温の条件下では、背面層にインキ層またはインキ層
及びその他の層が移行するブロッキング現象が見られ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱転写シートで
は、インキ層の成分を融点・軟化点の高いものに変更な
どを行ない、保存性を向上させていたが、印字性能が変
わるなどの問題があった。本発明は、このような事情に
鑑みてなされたものであり、保存性の良好な熱転写シー
トを提供することを目的とする。
は、インキ層の成分を融点・軟化点の高いものに変更な
どを行ない、保存性を向上させていたが、印字性能が変
わるなどの問題があった。本発明は、このような事情に
鑑みてなされたものであり、保存性の良好な熱転写シー
トを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】このような目的を達成する
ために、本発明は、基材シートの一方の面に熱溶融性イ
ンキ層を有し、その上にカルナバワックスとマイクロク
リスタリンワックスを混合してなる色材を含まない最上
層を設けた熱転写シートの構成にした。
ために、本発明は、基材シートの一方の面に熱溶融性イ
ンキ層を有し、その上にカルナバワックスとマイクロク
リスタリンワックスを混合してなる色材を含まない最上
層を設けた熱転写シートの構成にした。
【0005】
【作用】熱転写シートの最上層としてカルナバワックス
とマイクロクリスタリンワックスの混合してなる色材を
含まない層を形成されており、カルナバワックスの融点
は約87℃と従来インキ層の主成分として用いられてい
るパラフィンワックスに比べ非常に高く、通常熱転写シ
ートの要求される保存条件下において軟化することはな
く、背面層とインキ層またはインキ層及びその他の層が
密着することを防ぎ、ブロッキング現象を抑制する。ま
た、多数回印字可能インクリボンの最上層として用いて
も、多数回印字性能を阻害することがなく、その印字可
能回数を多くする効果がある。
とマイクロクリスタリンワックスの混合してなる色材を
含まない層を形成されており、カルナバワックスの融点
は約87℃と従来インキ層の主成分として用いられてい
るパラフィンワックスに比べ非常に高く、通常熱転写シ
ートの要求される保存条件下において軟化することはな
く、背面層とインキ層またはインキ層及びその他の層が
密着することを防ぎ、ブロッキング現象を抑制する。ま
た、多数回印字可能インクリボンの最上層として用いて
も、多数回印字性能を阻害することがなく、その印字可
能回数を多くする効果がある。
【0006】
【好ましい実施態様】本発明の熱転写シートは、基材フ
ィルムと、この基材フィムの一方の面に形成された熱溶
融性インキ層、および最上層より構成される。また、本
発明の熱転写シートは必要に応じて、基材フィルムと熱
溶融性インキ層の間に接着性を付与するプライマー層、
基材フィルムの他の面に背面層を設けることも可能であ
る。さらに、本発明の熱転写シートを多数回印字に用い
る場合、基材フィルム上に第1の熱溶融性インキ層とそ
の上に設けた第2の熱溶融性インキ層よりなる2層構成
の熱溶融性インキ層を設け、その上に最上層を形成す
る。
ィルムと、この基材フィムの一方の面に形成された熱溶
融性インキ層、および最上層より構成される。また、本
発明の熱転写シートは必要に応じて、基材フィルムと熱
溶融性インキ層の間に接着性を付与するプライマー層、
基材フィルムの他の面に背面層を設けることも可能であ
る。さらに、本発明の熱転写シートを多数回印字に用い
る場合、基材フィルム上に第1の熱溶融性インキ層とそ
の上に設けた第2の熱溶融性インキ層よりなる2層構成
の熱溶融性インキ層を設け、その上に最上層を形成す
る。
【0007】本発明で用いる基材フィルムは、従来の熱
転写シートに用いられている基材フィルムと同じもので
よく、特に限定はない。好ましい基材フィルムの具体例
としては、例えばポリエステル、ポリプロピレン、セロ
ハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイ
ミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フ
ッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラスチックフ
ィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織
布等が挙げられ、また、これらのいずれかを複合した基
材フィルムであってもよい。このような基材フィルムの
厚さは、使用する材料に応じて強度および熱電導性が適
切になるように適宜選択することができ、例えば2〜2
5μm程度が好ましい。又、該基材フィルムの背面に
は、サーマルヘッドの粘着を防止し、且つ、滑り性を良
くするスリップ層を設けることも可能である。
転写シートに用いられている基材フィルムと同じもので
よく、特に限定はない。好ましい基材フィルムの具体例
としては、例えばポリエステル、ポリプロピレン、セロ
ハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイ
ミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フ
ッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラスチックフ
ィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織
布等が挙げられ、また、これらのいずれかを複合した基
材フィルムであってもよい。このような基材フィルムの
厚さは、使用する材料に応じて強度および熱電導性が適
切になるように適宜選択することができ、例えば2〜2
5μm程度が好ましい。又、該基材フィルムの背面に
は、サーマルヘッドの粘着を防止し、且つ、滑り性を良
くするスリップ層を設けることも可能である。
【0008】熱溶融性インキ層は、バインダーとしての
ワックス成分と着色剤とを含有しており、更に必要に応
じて種々の添加剤を加えたものである。ワックス成分と
しては、例えばマイクロクリスタリンワックス、カルナ
ウバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロ
プシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、
ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワ
ックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、部分
変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等のワッ
クスが用いられる。このなかで、特に凝固点が50〜7
0℃であり、100℃における溶融粘度が10〜200
mPasの範囲であるワックスが好ましい。
ワックス成分と着色剤とを含有しており、更に必要に応
じて種々の添加剤を加えたものである。ワックス成分と
しては、例えばマイクロクリスタリンワックス、カルナ
ウバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロ
プシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、
ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワ
ックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、部分
変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等のワッ
クスが用いられる。このなかで、特に凝固点が50〜7
0℃であり、100℃における溶融粘度が10〜200
mPasの範囲であるワックスが好ましい。
【0009】着色剤としては、公知の有機または無機の
顔料、あるいは染料の中から適宜選択することができ、
例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱等により変色、
退色しないものが好ましい。また、加熱により発色する
物質や、被転写体の表面に塗布されている成分と接触す
ることにより発色するような物質であってもよい。さら
に、着色剤の色としては、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックに限定されるものではなく、種々の色の着
色剤を使用することができる。
顔料、あるいは染料の中から適宜選択することができ、
例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱等により変色、
退色しないものが好ましい。また、加熱により発色する
物質や、被転写体の表面に塗布されている成分と接触す
ることにより発色するような物質であってもよい。さら
に、着色剤の色としては、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックに限定されるものではなく、種々の色の着
色剤を使用することができる。
【0010】尚、基材フィルムと熱溶融性インキ層との
接着性が不十分である場合には、プライマー層を介して
熱溶融性インキ層を形成してもよい。プライマー層とし
ては、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニル共重合
体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等により形成する
ことができ、厚さは0.1〜0.5μm程度が好まし
い。
接着性が不十分である場合には、プライマー層を介して
熱溶融性インキ層を形成してもよい。プライマー層とし
ては、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニル共重合
体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等により形成する
ことができ、厚さは0.1〜0.5μm程度が好まし
い。
【0011】また、多数回印字用熱転写シートに用いる
場合には、上記熱溶融性インキ層上に過冷却成分と着色
剤よりなる第2インキ層を形成する。第2インキ層でバ
インダーとして用いられる樹脂は、上記熱溶融性インキ
層で用いられるワックス成分と非相溶な過冷却成分であ
り、融点が58〜70℃、凝固点が20〜50℃の範囲
であるものが好ましい。より具体的には、平均分子量が
1000〜40000、好ましくは7000〜3000
0の範囲であり、100℃における溶融粘度が100〜
30000mPas、好ましくは100〜20000m
Pasの範囲にあるもので、ポリカプロラクトン等のポ
リエステルやポリエチレングリコールあるいは、これら
のシリコン変性物等が考えられる。第2インキ層に用い
る着色剤としては、上記の第1インキ層に使用するもの
を挙げることができる。
場合には、上記熱溶融性インキ層上に過冷却成分と着色
剤よりなる第2インキ層を形成する。第2インキ層でバ
インダーとして用いられる樹脂は、上記熱溶融性インキ
層で用いられるワックス成分と非相溶な過冷却成分であ
り、融点が58〜70℃、凝固点が20〜50℃の範囲
であるものが好ましい。より具体的には、平均分子量が
1000〜40000、好ましくは7000〜3000
0の範囲であり、100℃における溶融粘度が100〜
30000mPas、好ましくは100〜20000m
Pasの範囲にあるもので、ポリカプロラクトン等のポ
リエステルやポリエチレングリコールあるいは、これら
のシリコン変性物等が考えられる。第2インキ層に用い
る着色剤としては、上記の第1インキ層に使用するもの
を挙げることができる。
【0012】このようなインキ層の形成は、まず熱溶融
性インキ層のバインダーであるワックス成分を加熱、溶
解し、これに着色剤を分散した塗工液をホットメルトコ
ート法により基材上に塗工し、厚さ3〜7μmの熱溶融
性インキ層を形成する。さらに、多数回印字用熱転写シ
ートに用いる場合には、上記熱溶融性インキ層上に第2
インキ層のバインダーである過冷却成分および着色剤
を、メチルエチルケトン、酢酸エチル等上記熱溶融性イ
ンキ層のワックス類に対する溶解度が低い溶剤に溶解し
た塗工液をグラビアコート法により塗工、乾燥して厚さ
2〜7μmの第2インキ層を形成することが必要であ
る。
性インキ層のバインダーであるワックス成分を加熱、溶
解し、これに着色剤を分散した塗工液をホットメルトコ
ート法により基材上に塗工し、厚さ3〜7μmの熱溶融
性インキ層を形成する。さらに、多数回印字用熱転写シ
ートに用いる場合には、上記熱溶融性インキ層上に第2
インキ層のバインダーである過冷却成分および着色剤
を、メチルエチルケトン、酢酸エチル等上記熱溶融性イ
ンキ層のワックス類に対する溶解度が低い溶剤に溶解し
た塗工液をグラビアコート法により塗工、乾燥して厚さ
2〜7μmの第2インキ層を形成することが必要であ
る。
【0013】本発明で、これらインキ層の上に形成され
るブロッキング防止層としての最上層の成分は、融点が
高く、塗工したときの被膜が強いことからカルナバワッ
クスが適している。コーティング方式としては、コスト
が低く、比較的少ないコート量(0.3〜3g/m2 )
を安定して塗工することができるカルナバワックスを水
分散させたインキを、グラビアコーティング法により塗
工することが適している。しかし、カルナバワックスは
単体のみでは水分散させることが難しい。そのため、分
散させるためにカルナバワックスに混入するものとし
て、マイクロクリスタリンワックスが、ブロッキング防
止層としての効果を阻害することないので適している。
そこで、最上層はカルナバワックス35重量部に対し、
マイクロクリスタリンワックスを5重量部混合した塗工
液を、熱溶融性インキ層上に0.3〜3g/m2 の厚さ
になるようグラビアコーティング法で塗工して形成され
る。
るブロッキング防止層としての最上層の成分は、融点が
高く、塗工したときの被膜が強いことからカルナバワッ
クスが適している。コーティング方式としては、コスト
が低く、比較的少ないコート量(0.3〜3g/m2 )
を安定して塗工することができるカルナバワックスを水
分散させたインキを、グラビアコーティング法により塗
工することが適している。しかし、カルナバワックスは
単体のみでは水分散させることが難しい。そのため、分
散させるためにカルナバワックスに混入するものとし
て、マイクロクリスタリンワックスが、ブロッキング防
止層としての効果を阻害することないので適している。
そこで、最上層はカルナバワックス35重量部に対し、
マイクロクリスタリンワックスを5重量部混合した塗工
液を、熱溶融性インキ層上に0.3〜3g/m2 の厚さ
になるようグラビアコーティング法で塗工して形成され
る。
【0014】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
更に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは
特に断りのない限り重量基準である。 実施例1 下記組成のプライマー層、第1インキ層用インキ、最上
層用インキを調整した。 (プライマー層用インキの組成) メラミン樹脂フィラー(日本触媒製エポスタS) 15部 ポリエステル樹脂(ユニチカ製エリーテル3200) 15部 トルエン 48部 MEK 22部 (第1インキ層用インキの組成) カーボンブラック(三菱化学製ダイヤブラック) 10部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 10部 カルナバワックス 9部 パラフィンワックス(凝固点64℃、溶融粘度80mPas) 70部 (最上層用インキの組成) カルナバワックス 35部 マイクロクリスタリンワックス 5部 水 60部 次に、基材フィルムとして厚さ6μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムの一方の面に背面層を形成し、他
の面に上記のプライマー層用インキ、第1インキ層用イ
ンキを、この順序で塗布して乾燥させて熱転写シートを
形成した。尚、プライマー層及び最上層はグラビアコー
ト法によりそれぞれ塗布量0.3g/m2 ,0.3g/
m2 の割合で塗布し、第1インキ層はホットメルトロー
ルコート法により塗布量4.5g/m2 の割合で塗布し
て形成し、これを試料1とした。 実施例2 実施例1と同じ組成のプライマー層、第1インキ層用イ
ンキ、最上層用インキと、下記組成の第2インキ層用イ
ンキを調整した。 (第2インキ層用インキの組成) カーボンブラック(三菱化学製ダイヤブラック) 12部 過冷却成分(プラクセルH1P、凝固点30℃) 80.4部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 6.6部 MEK 276部 次に、基材フィルムとして厚さ6μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムの一方の面に背面層を形成し、他
の面に上記のプライマー層用インキ、第1インキ層用イ
ンキ、第2インキ層用インキを、この順序で塗布して乾
燥させて、プライマー層と2層構造の熱溶融性インキ層
を形成して熱転写シートを得た。尚、プライマー層、第
2インキ層及び最上層用はグラビアコート法によりそれ
ぞれ乾燥塗布量0.3g/m2 ,2g/m2 ,1g/m
2 の割合で塗布し、第1インキ層はホットメルトロール
コート法により乾燥塗布量3g/m2 の割合で塗布して
形成し、これを試料2とした。 実施例3 試料2と同じ層構成で最上層のコート量を0.5g/m
2 としたものを試料3とした。 比較例1 また、試料2の最上層を省いたものを比較例1とした。 (保存試験条件) 温度 50℃ 湿度 80% 保存時間 24時間 保存試験結果
更に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは
特に断りのない限り重量基準である。 実施例1 下記組成のプライマー層、第1インキ層用インキ、最上
層用インキを調整した。 (プライマー層用インキの組成) メラミン樹脂フィラー(日本触媒製エポスタS) 15部 ポリエステル樹脂(ユニチカ製エリーテル3200) 15部 トルエン 48部 MEK 22部 (第1インキ層用インキの組成) カーボンブラック(三菱化学製ダイヤブラック) 10部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 10部 カルナバワックス 9部 パラフィンワックス(凝固点64℃、溶融粘度80mPas) 70部 (最上層用インキの組成) カルナバワックス 35部 マイクロクリスタリンワックス 5部 水 60部 次に、基材フィルムとして厚さ6μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムの一方の面に背面層を形成し、他
の面に上記のプライマー層用インキ、第1インキ層用イ
ンキを、この順序で塗布して乾燥させて熱転写シートを
形成した。尚、プライマー層及び最上層はグラビアコー
ト法によりそれぞれ塗布量0.3g/m2 ,0.3g/
m2 の割合で塗布し、第1インキ層はホットメルトロー
ルコート法により塗布量4.5g/m2 の割合で塗布し
て形成し、これを試料1とした。 実施例2 実施例1と同じ組成のプライマー層、第1インキ層用イ
ンキ、最上層用インキと、下記組成の第2インキ層用イ
ンキを調整した。 (第2インキ層用インキの組成) カーボンブラック(三菱化学製ダイヤブラック) 12部 過冷却成分(プラクセルH1P、凝固点30℃) 80.4部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 6.6部 MEK 276部 次に、基材フィルムとして厚さ6μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムの一方の面に背面層を形成し、他
の面に上記のプライマー層用インキ、第1インキ層用イ
ンキ、第2インキ層用インキを、この順序で塗布して乾
燥させて、プライマー層と2層構造の熱溶融性インキ層
を形成して熱転写シートを得た。尚、プライマー層、第
2インキ層及び最上層用はグラビアコート法によりそれ
ぞれ乾燥塗布量0.3g/m2 ,2g/m2 ,1g/m
2 の割合で塗布し、第1インキ層はホットメルトロール
コート法により乾燥塗布量3g/m2 の割合で塗布して
形成し、これを試料2とした。 実施例3 試料2と同じ層構成で最上層のコート量を0.5g/m
2 としたものを試料3とした。 比較例1 また、試料2の最上層を省いたものを比較例1とした。 (保存試験条件) 温度 50℃ 湿度 80% 保存時間 24時間 保存試験結果
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば熱
転写シートの最上層としてカルナバワックスとマイクロ
クリスタリンワックスの混合してなる色材を含まない層
を形成されており、カルナバワックスの融点は約87℃
と従来インキ層の主成分として用いられているパラフィ
ンワックスに比べ非常に高く、通常熱転写シートの要求
される保存条件下において軟化することはなく、背面層
とインキ層またはインキ層及びその他の層が密着するこ
とを防ぎ、ブロッキング現象を抑制する。また、多数回
印字可能熱転写シートの最上層として用いても、多数回
印字性能を阻害することがなく、その印字可能回数を多
くする効果がある。
転写シートの最上層としてカルナバワックスとマイクロ
クリスタリンワックスの混合してなる色材を含まない層
を形成されており、カルナバワックスの融点は約87℃
と従来インキ層の主成分として用いられているパラフィ
ンワックスに比べ非常に高く、通常熱転写シートの要求
される保存条件下において軟化することはなく、背面層
とインキ層またはインキ層及びその他の層が密着するこ
とを防ぎ、ブロッキング現象を抑制する。また、多数回
印字可能熱転写シートの最上層として用いても、多数回
印字性能を阻害することがなく、その印字可能回数を多
くする効果がある。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材シートの一方の面に熱溶融性インキ
層を有し、その上にカルナバワックスとマイクロクリス
タリンワックスを混合してなる色材を含まない最上層を
設けたことを特徴とする熱転写シート。 - 【請求項2】 請求項1におけるカルナバワックスとマ
イクロクリスタリンワックスの混合してなる色材を含ま
ない最上層の塗布量が0.3〜3g/m2 であることを
特徴とする請求項1記載の熱転写シート。 - 【請求項3】 基材フィルムの一方の面に第1の熱溶融
性インキ層、および、過冷却成分を含む第2の熱溶融性
インキ層を有し、その上にカルナバワックスとマイクロ
クリスタリンワックスを混合してなる色材を含まない最
上層を設けたことを特徴とする多数回印字可能な熱転写
シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276793A JPH06219026A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 熱転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3276793A JPH06219026A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 熱転写シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06219026A true JPH06219026A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12368000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3276793A Withdrawn JPH06219026A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 熱転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06219026A (ja) |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP3276793A patent/JPH06219026A/ja not_active Withdrawn
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