JPH06219068A - 再生可能記録紙 - Google Patents

再生可能記録紙

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JPH06219068A
JPH06219068A JP5072333A JP7233393A JPH06219068A JP H06219068 A JPH06219068 A JP H06219068A JP 5072333 A JP5072333 A JP 5072333A JP 7233393 A JP7233393 A JP 7233393A JP H06219068 A JPH06219068 A JP H06219068A
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泰男 片野
Tadashi Saito
忠司 斉藤
Hiromichi Komai
博道 駒井
Hidenori Tomono
英紀 友野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手や消しゴムで擦っても容易にトナー等の記録
剤が取れず、記録後の文書保存性に優れ、鉛筆やペン等
で書き込むこともでき、且つ再生装置により容易に再生
使用できる再生可能記録紙を提供する。 【構成】本発明の再生可能記録紙は、加熱により樹脂と
の密着性が弱くなる熱変性材料(2)を、記録紙(1)
に塗布、又は記録紙(1)内に含浸させることにより形
成した記録面(2a)を有することを特徴とし、前記記
録面(2a)に電子写真方式あるいは熱転写方式の記録
装置で記録剤を付着させることにより記録し、記録後、
熱加圧手段(8)又は加熱手段を接触させて記録剤
(9)を除去することにより再使用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式あるいは
熱転写方式の記録装置に用いられ、記録面に記録した記
録剤を除去することにより再使用可能な再生可能記録紙
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記入(あるいは記録、印字)
したものを容易に消去できるイレーザブルペーパは公知
であり、例えば、図8に示すように、記録紙1上に離型
性部材12を形成した構成である(特開平1−2972
94号公報、特開平4−67043号公報)。このイレ
ーザブルペーパを電子写真記録装置(複写機、ファクシ
ミリ、光プリンター等の電子写真方式の記録装置)に使
用する場合、離型性部材10の表面にトナーを熱融着す
ることにより記録(あるいは印字)を行い、そして、そ
れを消去することにより記録紙1を再生使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の再生可能記録紙においては、記録紙1表面が離型性
であるためにトナーと記録紙1との密着性が劣り、手や
消しゴムで擦るだけで容易にトナーが取れてしまう。こ
の場合、直ちに再生使用するなら問題ないが、記録紙本
来の役目でもある記録文書を保存する場合、その記録保
存性が劣るという問題点がある。また、その記録紙1に
鉛筆やペンで直接書き込みを行う場合、表面が離型性で
あるためにインクやカーボンの付着性が劣り、字がかす
れやすくなるという問題点がある。さらに、記録紙全面
に離型性があると一般に摩擦力が低下し滑りやすくな
る。このため、紙が記録装置内を搬送されるとき、搬送
ローラ等で滑り、紙が装置内でつまってしまうという問
題点もある。そこで、本発明は、上述した従来の問題点
を解消し、手や消しゴム等で擦っても容易にトナー等の
記録剤が取れず、記録後の文書保存性に優れ、鉛筆やペ
ン等で書き込むこともでき、且つ再生装置により容易に
再生使用できる再生可能記録紙を提供することを目的と
する。さらに本発明は、記録装置内での搬送を円滑に行
なうことのできる再生可能記録紙を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の再生可能記録紙は、加熱により樹脂との密
着性が弱くなる熱変性材料を、記録紙に塗布、又は記録
紙内に含浸させることにより記録面を形成したことを特
徴としている(請求項1)。また、上記再生可能記録紙
は、熱変性材料を、記録紙の先端余白の一部もしくは全
部あるいは記録紙の側端余白部を除いて、記録紙上に塗
布又は記録紙内に含浸させたことを特徴としている(請
求項2)。そして、上記再生可能記録紙においては、記
録面に電子写真方式あるいは熱転写方式の記録装置で記
録剤による画像を記録した後、再生時には、熱加圧手段
を接触させて記録剤を除去する(請求項3)、あるい
は、加熱手段を接触させて記録剤を除去する(請求項
4)ことを特徴としている。また、上記再生可能記録紙
において、熱変性材料は、少なくとも含フッ素アクリレ
ート又はメタクリレートモノマーによるホモポリマーあ
るいは他のモノマーとのコポリマーであることを特徴と
している(請求項5)。
【0005】
【作用】本発明の再生可能記録紙の熱変性材料から成る
記録面に、電子写真方式あるいは熱転写方式の記録装置
により記録剤による記録を行うと、普通紙と同様の密着
性のある記録を行うことができる。また、記録後、再生
時には、熱加圧手段又は加熱手段を記録面に接触させる
と、熱変性材料は加熱により樹脂との密着性が弱くなる
ため、記録剤が記録面から容易に剥離する。これによ
り、記録剤が記録面から除去され、記録紙を再使用でき
る。また、記録紙の先端余白の一部もしくは全部あるい
は記録紙の側端余白部に、熱変性材料を塗布又は含浸さ
せない領域を設けることにより、該領域によって記録紙
と搬送ローラ等との滑りの問題が解消でき、記録装置内
での記録紙の搬送を円滑に行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を示す再生可能記録紙の
断面構成図であり、同図(a)は、記録紙1の表面に、
加熱すると樹脂との密着性が弱くなる熱変性材料2を層
状に形成した例である。また、同図(b)の記録紙1’
は、記録紙1のパルプ繊維1a表面を被うように熱変性
材料2を記録紙1に含浸させて形成した例である。尚、
同図(a)では、熱変性材料2を層状に形成しているた
め表面は滑らかであるが、同図(b)はパルプ繊維1a
のみを被っているので表面に凹凸がある。上記加熱する
と樹脂との密着性が弱くなる熱変性材料2としては、例
えば、含フッ素アクリレート材料を用いる。本発明者ら
は、この含フッ素アクリレート材料が80℃以上の加熱
状態では急激に材料表面の密着力が弱くなることを発見
したが、この性質を利用すると、記録紙1上に付着した
記録剤(トナー)を80℃以上の加熱状態で容易に剥離
することができる。さらに、この熱変性材料2として用
いることのできる材料としては、上記含フッ素アクリレ
ート材料の他、含フッ素メタクリレートモノマーの重合
体やこれらのモノマー同士の共重合体(メタクリレート
モノマーによるホモポリマー)や、他のビニル系モノマ
ーの共重合体(他のモノマーとのコポリマー)が望まし
い。図1の構成の再生可能記録紙の作製成方法として
は、熱変性材料2を分散又は溶解した液を記録紙に塗布
又は記録紙内に含浸させる方法が良く、熱変性材料2の
固形分濃度が高い場合は、同図(a)の実施例のよう
に、熱変性材料2を分散又は溶解した液を記録紙1に塗
布して層状の膜を形成する。また、熱変性材料2の固形
分濃度が薄い場合は、同図(b)の実施例のように、記
録紙1全体に熱変性材料2を染み込ませて、そのまま乾
燥させるか、又はその液を含浸させた後、紙をブローし
て形成する。
【0007】ところで、一般に電子写真方式の記録装置
においては、記録紙に転写したトナーを、最後に定着装
置によって熱圧力をかけて記録紙にトナーを定着させる
が、この電子写真記録装置に前記実施例の再生可能記録
紙を適用する場合、加熱により樹脂との密着力が弱まる
熱変性材料2を形成しているので、熱圧力をかけてトナ
ーを定着させようとしてもトナーが記録紙に密着しにく
くなる。そこで、この問題を解消する一つの方法は、前
記定着装置の定着方法として加熱せずに圧力のみ加える
という方法である。この場合、圧力のみであってもトナ
ーは変形し記録紙に密着する。また、図2に示すよう
に、熱圧力を加えた後、冷却して圧力部材を分離する方
法で、ヒータ入り加圧ローラ3によって熱圧力を加えた
後、冷却ローラ5により記録紙1と定着ローラ4を分離
する。このように、熱圧力を加えた後、冷却すれば熱変
性材料2は密着力が強くなるので、それらの圧力部材
(定着ローラ4)と記録紙1を剥離してもトナー(記録
剤)9は記録紙1側に密着する。また、定着装置の前記
圧力部材(加圧ローラ3、定着ローラ4)表面をトナー
に対して極めて剥離性の高い表面とすると一層効果的で
ある。
【0008】さらに、上記問題を解消するもう一つの方
法は、記録紙1表面をトナーが機械的アンカー効果によ
り密着し易い表面にする方法であり、図3に示すよう
に、記録紙1の表面の材料6に凹凸を形成するとトナー
が凹部に入り易く密着力がでる。但し、密着力が強過ぎ
ても記録紙1を再生する時に、トナーの剥離が困難にな
るので、記録時はトナーが定着し、再生する時は容易に
トナーが剥離するような適度の凹凸を選択する必要があ
る。この方法を採用すると、図1(a)の場合には、熱
変性材料2の記録面2aを粗面化する。又同図(b)の
場合には、表面は繊維の網目によって凹凸が形成されて
いるので、それを利用するが、網目が粗いとトナーと記
録紙との密着力が強過ぎるので、網目の粗さは適度に選
択しなければならない。尚、この方法に用いる記録紙1
は熱転写用紙のような強いカレンダーの掛かった記録紙
が適している。
【0009】さて、電子写真記録装置もしくは熱転写記
録装置に本発明の熱変性材料を形成した記録紙を用いる
場合、全面に熱変性材料が形成されていると記録装置の
紙送りローラと記録紙が滑りやすくなり、記録紙のジャ
ムや位置ずれによる印字不良が生じることがある。そこ
で本発明者らは、紙の一部に熱変性材料で形成しない領
域を形成した記録紙による評価を行い、その結果、図4
に示すように、記録紙の先端部もしくは移動方向に対し
平行な方向の記録紙の側端部に熱変性材料で形成しない
領域を形成すると、該領域によって記録紙と紙送りロー
ラとの滑りの問題が解消でき、記録紙の紙送りが円滑に
なることがわかった。そこで、本発明では、記録紙の余
白部を熱変性材料で形成しない領域とする。尚、熱変性
材料で形成しない領域(余白)は、図5(a),(b)
に示すように記録紙の先端の一部でも効果がある。ま
た、熱変性材料で形成しない領域(余白)を記録紙の側
端部に形成する場合は、図5(c)のように記録紙の片
側だけでも良い。この熱変性材料で形成しない領域(余
白)の幅(W)は概ね5mmから10mmが適当であ
る。また、記録紙の側端部の場合は、その長さ(L)は
紙の長さ分必要である。
【0010】次に、記録紙1を記録(トナー像の転写や
インクの付着)後に再使用するための再生方法について
説明する。その再生装置は、図6に示すように、記録剤
(トナーやインク)剥離部材である剥離ローラ7と熱加
圧手段であるヒータ入り加圧ローラ8から構成され、こ
の剥離ローラ7の表面は粘着性材料によって形成される
方が良い。この粘着性材料は加熱により粘着性が強ま
り、室温では粘着性が弱くなる性質を有する方がより望
ましく、例えば、塩化ビニル系重合体やアクリル系重合
体、あるいはエチレン酢酸ビニル系重合体が望ましい。
この材料を用いた場合は強い圧力を加える必要はない。
また、電子写真記録装置用のトナーや熱転写記録用のイ
ンクは加熱により軟化するため、前記記録剤剥離部材の
別の例として、加熱や圧接により記録剤が密着しやすい
部材が良い。例えば、アルミニウムやその合金、真鍮や
その他の金属やポリエチレン、ポロプロピレン等の樹脂
が良い。この樹脂の場合は強い圧力を加えた方が剥離性
が良い。さらに、同図に示すように、剥離ローラ7に付
いた記録剤9を除去するためにクリーナ10を設ける方
が良い。あるいは、図7に示すように、記録剤剥離部材
(剥離ローラ7)が金属の場合、圧延ローラ11を設け
て、剥離ローラ7に記録剤9が付いたまま、その上で記
録剤9を圧延し平坦化する構成にしても良い。なお、図
6又は図7の実施例の何れにしても記録剤9の剥離は、
記録紙を加熱状態で行うのが望ましい。
【0011】次に、上述した種々の材料を用いた具体的
な実施例について説明する。 [実施例1]加熱により樹脂との密着性が弱くなる熱変
性材料として含フッ素アクリレート共重合体材料(ダイ
キン工業製テックスガード)、記録紙に熱転写用紙(リ
コー普通紙タイプ)、記録装置として電子写真記録装置
(リコーPPC5530)をそれぞれ用い、上記熱変性
材料をCFC−113にて1wt%に希釈した溶液を上記
記録紙に含浸し、その後、120℃で30分間乾燥して
再生可能記録紙を作製した。そして、記録後のトナーの
剥離方法としては、130℃に加熱したプレート上に再
生可能記録紙を置き、市販のアルミホイルを記録面に圧
接後、アルミホイルを加熱状態で除去することにより、
トナーを剥離した。この実験の結果、電子写真記録装置
により、通常の記録紙と同様の画質が得られ、良好なト
ナー付着が行われた。また、その記録部を消しゴムで擦
ってもトナーは取れなかった。次に、上記剥離方法によ
り記録紙の再生を行ったところ、記録紙からトナーはす
べて剥離した。この動作を繰り返し5回行ったが良好な
結果が得られ、性能は劣らなかった。
【0012】[実施例2]加熱により樹脂との密着性が
弱くなる熱変性材料として含フッ素メタクリレート共重
合体材料(大阪有機17FMモノマー)、記録紙に熱転
写用紙(リコー普通紙タイプ)、記録装置として電子写
真記録装置(リコーPPC5530)をそれぞれ用い、
上記熱変性材料をCFC−113にて1wt%に希釈した
溶液を上記記録紙に含浸し、その後、120℃で30分
間乾燥して再生可能記録紙を作製した。そして、記録後
のトナーの剥離方法としては、130℃に加熱したプレ
ート上に記録紙を置き、市販のビニルテープを記録面に
圧接後、ビニルテープを加熱状態で除去することによ
り、トナーを剥離した。この実験の結果、電子写真記録
装置により、通常の記録紙と同様の画質が得られ、良好
なトナー付着が行われた。また、その記録部を消しゴム
で擦ってもトナーは取れなかった。次に、上記剥離方法
により記録紙の再生を行ったところ、記録紙からトナー
はすべて剥離した。この動作を繰り返し5回行ったが良
好な結果が得られ、性能は劣らなかった。
【0013】[実施例3]加熱により樹脂との密着性が
弱くなる熱変性材料として含フッ素メタクリレート共重
合体材料(大阪有機17FMモノマー)、記録紙に熱転
写用紙(リコー普通紙タイプ)、記録装置として熱転写
プリンタ(リコー)をそれぞれ用い、上記熱変性材料を
CFC−113にて1wt%に希釈した溶液を上記記録紙
に含浸し、その後、120℃で30分間乾燥して再生可
能記録紙を作製した。そして、記録後のインクの剥離方
法としては、130℃に加熱したプレート上に記録紙を
置き、市販のエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA 住
友化学)を塗布したローラを記録面に圧接後、このロー
ラを加熱状態で除去することによりインクを剥離した。
この実験の結果、熱転写プリンタにより、通常の記録紙
と同様の画質が得られ、良好なインク付着が行われた。
また、鉛筆による書き込みも良好だった。次に、上記剥
離方法により記録紙の再生を行ったところ、記録紙から
インクはすべて剥離した。この動作を繰り返し5回行っ
たが良好な結果が得られ、性能は劣らなかった。
【0014】[実施例4]加熱により樹脂との密着性が
弱くなる熱変性材料として含フッ素アクリレート共重合
体材料(ダイキン工業製テックスガード)、記録紙に熱
転写用紙(リコー普通紙タイプ)、記録装置として電子
写真記録装置(リコーPPC5530)をそれぞれ用
い、上記記録紙の余白は先端部を10mm、両端を5m
m設け、この領域にマスクをし、スプレーコートによ
り、上記熱変性材料をCFC−113にて1wt%に希釈
した溶液を上記記録紙に塗布し、その後、120℃で3
0分間乾燥して再生可能記録紙を作製した。そして、記
録後のトナーの剥離方法としては、130℃に加熱した
プレート上に再生可能記録紙を置き、市販のアルミホイ
ルを記録面に圧接後、アルミホイルを加熱状態で除去す
ることにより、トナーを剥離した。この実験の結果、電
子写真記録装置により、通常の記録紙と同様の画質が得
られ、良好なトナー付着が行われた。この時、ジャムは
全く生じなかった。次に、上記剥離方法により記録紙の
再生を行ったところ、記録紙からトナーはすべて剥離し
た。この動作を繰り返し5回行ったが良好な結果が得ら
れ、性能は劣らなかった。
【0015】[実施例5]加熱により樹脂との密着性が
弱くなる熱変性材料として含フッ素アクリレート共重合
体材料(大阪有機17Fモノマー)、記録紙に熱転写用
紙(リコー普通紙タイプ)、記録装置として熱転写プリ
ンタ(リコー)をそれぞれ用い、上記記録紙の余白は側
端部の片端のみ5mm設け、この領域にマスクをし、ス
プレーコートにより、上記熱変性材料をCFC−113
にて1wt%に希釈した溶液を上記記録紙に塗布し、その
後、120℃で30分間乾燥して再生可能記録紙を作製
した。そして、記録後のインクの剥離方法としては、1
30℃に加熱したプレート上に記録紙を置き、市販のエ
チレン酢酸ビニル共重合体(EVA 住友化学)を塗布
したローラを記録面に圧接後、このローラを加熱状態で
除去することにより、インクを剥離した。この実験の結
果、熱転写プリンタにより、通常の記録紙と同様の画質
が得られ、良好なインク付着が行われた。この時、プリ
ンタの紙搬送ローラと紙は滑らず、印字が乱れることは
なかった。次に、上記剥離方法により記録紙の再生を行
ったところ、記録紙からインクはすべて剥離した。この
動作を繰り返し5回行ったが良好な結果が得られ、性能
は劣らなかった。
【0016】次に、上述した実施例と比較するための比
較実施例を示す。 [比較例1]加熱しても樹脂との密着性が変わらない材
料としてシリコーン離型剤(東レシリコーン 20
0)、記録紙に熱転写用紙(リコー普通紙タイプ)、記
録装置として電子写真記録装置(リコーPPC553
0)をそれぞれ用い、上記材料を記録紙にスプレーコー
トし、120℃で30分間乾燥して再生可能記録紙を作
製した。そして、記録後のトナーの剥離方法としては、
130℃に加熱したプレート上に記録紙を置き、市販の
アルミホイルを記録面に圧接後、このアルミホイルを加
熱状態で除去することにより、トナーを剥離した。この
実験の結果、電子写真記録装置により、通常の記録紙と
同様の画質が得られ、良好なトナー付着が行われた。次
に、上記剥離方法により記録紙の再生を行ったところ、
記録紙からトナーはほとんど剥離しなかった。従って、
再生紙として使用できなかった。
【0017】[比較例2]加熱しても樹脂との密着性が
変わらない材料としてシリコーン離型シート(SYL−
OFF7600,ダウ・コーニング社)、記録紙に熱転
写用紙(リコー普通紙タイプ)、記録装置として電子写
真記録装置(リコーPPC5530)をそれぞれ用い、
記録後のトナーの剥離方法としては、130℃に加熱し
たプレート上に記録紙を置き、市販のアルミホイルを記
録面に圧接後、このアルミホイルを加熱状態で除去する
ことにより、トナーを剥離する。この実験の結果、電子
写真記録装置により記録を行ったが、シリコーン部分に
トナーが全く付着せず、印字できなかった。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の再生可
能記録紙においては、加熱により樹脂との密着性が弱く
なる熱変性材料を、記録紙に塗布、又は記録紙内に含浸
させることにより形成した記録面を有するので、記録時
に、(普通紙の場合と同様に)記録剤を消しゴムで擦っ
ても取れない程、記録剤の記録紙への密着性が良く、記
録後の文書保存性に優れ、鉛筆等による書き込みも良好
で、且つ再生装置により容易に記録紙から記録剤の除去
を行うことができる。
【0019】また、請求項2の再生可能記録紙において
は、記録紙の先端余白の一部もしくは全部あるいは記録
紙の側端余白部に、熱変性材料を塗布又は含浸させない
領域を設けることにより、該領域によって記録紙と搬送
ローラ等との滑りの問題が解消でき、記録装置内での記
録紙の搬送を円滑に行うことができ、印字不良やジャム
の発生を大幅に低減できるようになる。
【0020】また、請求項3又は4の再生可能記録紙に
おいては、前記記録面に電子写真方式あるいは熱転写方
式の記録装置で記録剤による画像を記録した後、再生時
には、熱加圧手段、又は加熱手段を接触させて記録剤を
除去するので、簡単な方法で記録剤の記録紙からの除去
を行うことができ、その記録紙を再使用できる。
【0021】また、請求項5の再生可能記録紙において
は、前記熱変性材料として、含フッ素アクリレート又は
メタクリレートモノマーによるホモポリマー、又は他の
モノマーとのコポリマーを用いたので、記録剤の剥離時
(前記加熱時)に、記録剤の記録紙に対する顕著な剥離
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す再生可能記録紙の断面
構成図であり、(a)は記録紙の表面に熱変性材料を層
状に形成した例で、(b)は記録紙のパルプ繊維表面を
被うように熱変性材料を記録紙に含浸させて形成した例
である。
【図2】本発明の再生可能記録紙を電子写真記録装置に
用いる場合の定着装置を示す構成図である。
【図3】トナーの密着性を高めるための再生可能記録紙
を示す断面構成図である。
【図4】記録紙の熱変性材料で形成しない領域(余白
部)の説明図である。
【図5】記録紙の熱変性材料で形成しない領域(余白
部)の形成例を示す図であって、(a),(b)は記録
紙の先端の一部に余白部を形成した例、(c)は記録紙
の側端部の片側にのみ余白部を形成した例である。
【図6】クリーナを設けた再生装置を示す構成図であ
る。
【図7】圧延ローラを設けた再生装置を示す説明図であ
る。
【図8】記録紙上に離型性部材を形成した従来の再生可
能記録紙を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・記録紙 2 ・・・熱変性材料 2a・・・記録面 7 ・・・剥離ローラ 8 ・・・熱加圧手段 9 ・・・記録剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友野 英紀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱により樹脂との密着性が弱くなる熱変
    性材料を、記録紙に塗布、又は記録紙内に含浸させるこ
    とにより形成した記録面を有することを特徴とする再生
    可能記録紙
  2. 【請求項2】前記熱変性材料を、記録紙の先端余白の一
    部もしくは全部あるいは記録紙の側端余白部を除いて、
    記録紙上に塗布又は記録紙内に含浸させたことを特徴と
    する請求項1記載の再生可能記録紙。
  3. 【請求項3】前記記録面に電子写真方式あるいは熱転写
    方式の記録装置で記録剤による画像を記録した後、再生
    時には、熱加圧手段を接触させて記録剤を除去すること
    を特徴とする請求項1,2記載の再生可能記録紙。
  4. 【請求項4】前記記録面に電子写真方式あるいは熱転写
    方式の記録装置で記録剤による画像を記録した後、再生
    時には、加熱手段を接触させて記録剤を除去することを
    特徴とする請求項1,2記載の再生可能記録紙。
  5. 【請求項5】前記熱変性材料は、少なくとも含フッ素ア
    クリレート又はメタクリレートモノマーによるホモポリ
    マーあるいは他のモノマーとのコポリマーであることを
    特徴とする請求項1,2記載の再生可能記録紙。
JP07233393A 1992-12-03 1993-03-30 再生可能記録紙 Expired - Fee Related JP3222613B2 (ja)

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