JPH06219587A - シート材の搬送装置 - Google Patents

シート材の搬送装置

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JPH06219587A
JPH06219587A JP4074702A JP7470292A JPH06219587A JP H06219587 A JPH06219587 A JP H06219587A JP 4074702 A JP4074702 A JP 4074702A JP 7470292 A JP7470292 A JP 7470292A JP H06219587 A JPH06219587 A JP H06219587A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易かつ正確にシート材の斜行補正を行なう
ことができるシート材の搬送装置を提供することを目的
とする。 【構成】 センタローラ(サブローラ)30の軸方向長
さをメインローラ28の軸方向長さより十分に短くし、
センタローラ30をメインローラ28に対して平行に、
かつ、メインローラ28の軸方向のほぼ中央部に対向さ
せるとともに、ニップ圧を加えた状態で配置する。従っ
て、フィルム(シート材)20は、フィルム20の中央
部分にセンタローラ30の引張力によるテンションが与
えられることにより、フィルム20の左右部分の送り量
が変化し、フィルム20がセンタローラ30を中心とし
てメインローラ28の軸方向に対して垂直方向になるよ
うに変位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば印刷製版用の
平面出力スキャナ,イメージセッターにおいて、露光記
録されるフィルムなどのシート材を搬送する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13に、従来のシート材の搬送装置を
含む平面出力スキャナの一例を示す。マガジン4には、
シート材であるフィルム2をロール状にしたロールフィ
ルム6を収納する。ロールフィルム6から引き出された
フィルム2は、フィルムガイド10を介してメインロー
ラ8とニップローラ(サブローラ)9との間に送られ
る。メインローラ8は、モータ(図示せず)の駆動によ
り回転し、ニップローラ9との間に挾持したフィルム2
を副走査方向Sに搬送する。この状態で、原稿の画像デ
ータに基づいて、光学系12により、メインローラ8上
のフィルム2を主走査方向Mに走査して、複製画像を露
光する。
【0003】この露光工程においては、フィルム2の送
り精度や複製画像の位置精度が要求される。このため、
ロールフィルム6に、負荷抵抗を与えることにより、フ
ィルム2にバックテンションを与え、このバックテンシ
ョンにより、フィルム2とメインローラ8との密着性を
高めてフィルム2の送り精度や複製画像の位置精度を維
持する。
【0004】しかし、フィルム2にバックテンションを
与えただけではフィルム2の斜行や蛇行を完全に防止す
ることができない。図14に、斜行や蛇行により、フィ
ルム2の位置がずれる状態を示す。図14Aには、フィ
ルム2が副走査方向に角度α傾きながら搬送される斜行
の状態を示す。また、図14Bには、メインローラ8の
中心Oに対して、フィルム2の中心O′が主走査方向に
±βずれながら搬送される蛇行の状態を示す。γは、フ
ィルム2の中心O′の軌跡を示す線である。
【0005】この斜行や蛇行を生じた状態でフィルム2
を送ると、複製画像のパターンに大きな影響を与えるこ
とになる。例えば、図14Aに示す斜行の状態では、原
稿画像が長方形のパターンであれば、複製画像は、図1
5に示すような走査方向に角度α傾いた長方形のパター
ンとなり、図14Bに示す蛇行の状態がさらに加わる
と、図16に示すように辺90が湾曲した歪んだ長方形
のパターンとなる。
【0006】この状態のままでは、正常な複製画像のパ
ターンを得ることができない。このため、フィルム2を
メインローラ8の主走査方向の中心に戻し、また副走査
方向に平行に補正して、図14に示すようなα,βのず
れをほぼ0にすることを必要とする。
【0007】このため、例えば、図13において斜行や
蛇行が生じた場合には、一旦フィルム2をリリースし、
再度フィルム2の先端をフィルムガイド10を介してメ
インローラ8方向に送って再セットする。これにより、
フィルム2の自重によって、フィルム2自身で位置のず
れやねじれを補正させるようにする。
【0008】従来は、このようにシート材の斜行や蛇行
によるずれを補正してシート材の搬送を行なっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シート材の搬送装置においては次のような問題点があっ
た。
【0010】搬送対象が短尺のフィルムであれば、自重
による初期補正によっても、斜行の影響をそれほど受け
なかった。例えば、1mのフィルムの搬送において、初
期補正の位置ずれによって、1mの搬送につき1mmの
斜行が生じても許容範囲であり、この程度の初期補正で
も問題にならなかった。しかし、この斜行は搬送量に比
例して生じるので、長尺のフィルム、例えば、10mの
フィルムにおいては、10mの搬送につき10mmの斜
行が生じる。この位置ずれ10mmは許容範囲を超え、
複製画像の位置精度を維持できない。従って、長尺のフ
ィルムの搬送の場合には、初期補正を正確に行なう必要
があるという問題があった。
【0011】また、自重による初期補正では、フィルム
2のカールなどの状態やフィルムガイド10などとの接
触の影響を受けるため初期補正の位置がばらついて正確
性に欠けるという問題もあった。
【0012】さらに、これを防止するため、複雑な機構
を有する補正装置を設けることも可能であるがコストや
スペースが大になってしまうという問題もあった。
【0013】なお、以上の問題は、文字と画像とを統合
処理するカラーDTP用のカラーイメージセッターにお
いて、特に重要視されている。カラーイメージセッター
では、Y,M,C,K4色分の複製画像を連続的に露光
記録し、しかも各色のサイズが大きいことから、1回の
露光走査で使用するフィルムが長尺となるため、高い送
り精度が要求される。また、OA機器なみの小型化も望
まれている。
【0014】この発明は上記問題を解決し、簡易かつ正
確にシート材の斜行補正を行なうことができるシート材
の搬送装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1のシート材の搬
送装置は、バックテンションを有するシート材を、メイ
ンローラとサブローラとで挾持して、メインローラの軸
方向と直交する方向に搬送するシート材の搬送装置にお
いて、サブローラの軸方向長さをメインローラの軸方向
長さより十分に短くし、このサブローラを、メインロー
ラに対して平行に、かつ、メインローラの軸方向のほぼ
中央部に対向させるとともに、ニップ圧を加えた状態で
配置したこと、を特徴としている。
【0016】請求項2のシート材の搬送装置は、請求項
1に記載のシート材の搬送装置において、メインローラ
とサブローラとの対向位置より上流側で、シート材をサ
ブローラの周面に面接触させたこと、を特徴としてい
る。
【0017】
【作用】この発明に係るシート材の搬送装置は、サブロ
ーラの軸方向長さをメインローラの軸方向長さより十分
に短くし、このサブローラを、メインローラに対して平
行に、かつ、メインローラの軸方向のほぼ中央部に対向
させるとともに、ニップ圧を加えた状態で配置する。従
って、バックテンションを有するシート材の中央部分に
サブローラの引張力によるテンションが与えられること
により、シート材の左右部分の送り量が変化し、シート
材がサブローラを中心としてメインローラの軸方向に対
して垂直方向になるように変位する。
【0018】さらに、メインローラとサブローラとの対
向位置より上流側で、シート材をサブローラの周面に面
接触させると、シート材とサブローラとの摩擦力が大き
くなり、シート材の中央部分での引張力の増加により変
位させる力が増加し、シート材の収束性が向上する。
【0019】
【実施例】図1に、この発明の一実施例によるシート材
の搬送装置を含むイメージセッターの断面図を、図2に
斜視図を示す。マガジン22には、シート材であるフィ
ルム20をロール状にしたロールフィルム24を収納す
る。導入ローラ26は、モータ40の駆動により回転
し、マガジン22からフィルム20を引き出す。メイン
ローラ28は、モータ42の駆動により回転し、サブロ
ーラであるセンタローラ30とともに、導入ローラ26
から引き出されたフィルム20を挾持して副走査方向に
搬送する。
【0020】センタローラ30は、図3に示すように、
その軸方向長さをメインローラ28の軸方向長さより十
分に短くし、メインローラ28に対して平行に、かつ、
メインローラ28の軸方向のほぼ中央部に対向させると
ともに、ニップ圧を加えた状態で配置する。ニップ圧
は、図4に示すように、例えば、回転軸58に取り付け
た板バネ56の押圧力により与えられる。なお、板バネ
56の代りに十字バネなどでもよい。
【0021】ニップローラ32は、メインローラ28に
平行に設置される。そして、フィルム20を搬送しなが
ら露光する時には、ニップローラ32は、メインローラ
28にフィルム20を密着させる。この状態で、光源4
6,レンズ48,偏向器50,走査レンズ52により構
成される光学系60により、メインローラ28に密着し
たフィルム20を露光させる。露光終了後、フィルム2
0は、カッター34によりカットされ、モータ44の駆
動により回転する排出ローラ36により、回収箱38に
回収される。
【0022】ここで、本装置は、以下のような原理に基
いて動作する。フィルム20を搬送する時に、斜行や蛇
行が生じていれば、フィルム20の中央部分からフィル
ム20の引き出し部分における幅方向の左右端を見た場
合、中央部分から左右端までのそれぞれのテンションに
ずれが発生している。
【0023】例えば、図5に示すように、フィルム20
の左部に浮き上がり部分80を生じている場合を考え
る。本装置においては、センタローラ30は、その軸方
向の長さがフィルム20の幅より短く、メインローラ2
8と平行でフィルム20のほぼ中央部分に、適当なニッ
プ圧を加えている。これにより、フィルム20のほぼ中
央部分に引張力が発生し、センタローラ30の両端面3
b、30cからフィルム20の左右端にテンションを与
えることになる。
【0024】この場合、センタローラ30の端面30b
からフィルム20の左端までのテンション82と、セン
タローラ30の端面30cからフィルム20の右端まで
のテンション84とを比較すると、左部に浮き上がり部
分80を生じていることからテンション82の方が小さ
くなっており、左右のテンションにずれが発生してい
る。
【0025】この状態で、フィルム20がA方向に搬送
されている時には、テンション82,84に応じて左部
と右部でフィルム20の送り量が異なる。一方、フィル
ム20には、B方向にバックテンションが与えられてい
る。このA方向への進み力とB方向への力と、左右部の
送り量の差によって、センタローラ30にフィルム20
を変位させる回転力が発生する。すなわち、フィルム2
0が、浮き上がり部分80を消滅させる(テンション8
2をテンション84と同一にする)ように、センタロー
ラ30を中心にして右方向の回転Cをするような動作を
する。
【0026】このフィルム20に加えられた回転力とA
方向への進み力により、フィルム20の左右のテンショ
ン82,84が同一の状態、すなわち、フィルム20が
メインローラ28の軸方向に対して垂直方向の状態にな
るように変位しながら収束することになる。
【0027】また、浮き上がり部分80まで生じていな
くとも、図14Aのように、フィルム20に傾きαが生
じている斜行の場合は、フィルム20の左右のテンショ
ンにずれが生じている点で上記と同様である。従って、
斜行したフィルム20は、センタローラ30を中心とし
た回転力により、角度αを0にするように変位しながら
収束する。
【0028】以上の原理に基づいて動作する本装置の斜
行補正のフローチャートを図6に示す。以下、図1,図
2および図6のフローチャートにより、この装置の動作
を説明する。まず、導入ローラ26をOFFにして2つ
の導入ローラ26を互いに非接触にし、センタローラ3
0をOFFにしてセンタローラ30とメインローラ28
を非接触にし、ニップローラ32をOFFにしてニップ
ローラ32とメインローラ28を非接触にして初期状態
にする(ステップS1)。
【0029】次に、導入ローラ26をONにして2つの
導入ローラ26を互いに接触させ、導入ローラ26を回
転させる(ステップS2)。これにより、マガジン22
からフィルム20が引き出される。次に、フィルム20
の先端がセンタローラ30に届く位置になっているかど
うか確認する(ステップS3)。フィルム20の先端が
センタローラ30に届いていなければ、ステップS2に
戻って、さらにフィルム20を引き出す。
【0030】フィルム20の先端がセンタローラ30に
届いていれば、導入ローラ26をOFFにして回転を停
止させ、センタローラ30をONにしてメインローラ2
8と接触させ、フィルム20を挾持する(ステップS
4)。これにより、次のステップS5でメインローラ2
8を回転させた時に、フィルム20にバックテンション
がかかる状態となる。以上で、斜行補正の準備が完了す
る。
【0031】次に、メインローラ28を回転させて、メ
インローラ28とセンタローラ30とでフィルム20を
挾持して搬送する(ステップS5)。こうして、斜行補
正が開始される。
【0032】次に、斜行補正を継続するか否かを確認す
る(ステップS6)。斜行補正を継続する場合、すなわ
ち、フィルム20をまだ所定長だけ搬送していない場合
には、ステップS5に戻る。斜行補正を継続しない場
合、すなわち、すでにフィルム20を所定長だけ搬送し
た場合には、メインローラ28の回転を停止させ、セン
タローラ30をOFFにしてメインローラ28と非接触
にする(ステップS7)。
【0033】次に、導入ローラ26をONにし、ニップ
ローラ32をONにする(ステップS8)。そして、導
入ローラ26およびメインローラ28を逆回転させて、
フィルム20の先端をニップローラ32下端まで巻戻す
(ステップS9)。
【0034】次に、導入ローラ26およびメインローラ
28を正回転させてフィルム20を搬送しながら露光を
開始する(ステップS10)。
【0035】このように、本装置は、センタローラ30
を上記のように設置することにより、フィルム20に対
してセンタローラ30の引張力が発生する。このセンタ
ローラ30の引張力は、斜行状態のフィルム20をセン
タローラ30を中心としてメインローラ28の軸方向に
対して垂直方向(副走査方向)になるように変位させ
る。これにより、フィルム20を本来の副走査方向に収
束させる。従って、斜行したフィルム20は、簡易かつ
正確に初期補正がなされ、長尺のフィルムであっても、
複製画像の位置精度が確保される。
【0036】ここで、実際に行なった種々の実験データ
を図7〜図12に示す。これらの図において、横軸は、
フィルム20の副走査方向の送り量xを、縦軸は、主走
査方向のフィルム位置yを示す。また、主走査方向のフ
ィルム位置y=0は、センタローラ30の中心位置に相
当する。
【0037】まず、図7に、センタローラ30のニップ
圧が2kgでフィルム20にバックテンションを与えて
いない場合の実験データを示す。このように、フイルム
20にバックテンションを与えていない場合は、フィル
ム20は、ほぼ収束するがふらついている。
【0038】次に、図8に、ニップ圧が2kgで、フィ
ルム20にバックテンションを与え、センタローラ30
の軸方向の長さがフィルム20の幅より長い場合(従来
タイプのローラの場合)の実験データを示す。このよう
に、センタローラ30の軸方向の長さがフィルム幅より
長い場合、バックテンションがあっても、フィルム20
は、ほとんど収束しない。
【0039】次に、図9において、センタローラ30の
ニップ圧が2kgで、フィルム20にバックテンション
を与え、センタローラ30の軸方向の長さをメインロー
ラ28の軸方向の長さより短くした(この例では1/
7)場合の実験データを示す。このように、センタロー
ラ30の軸方向の長さをメインローラ28の軸方向の長
さより短くした場合には、フィルム20は、速やかに収
束する。
【0040】図8,図9の実験データにより、センタロ
ーラ30の軸方向の長さについて、次のように考えられ
る。センタローラ30の軸方向の長さをメインローラ2
8の軸方向の長さと同じ程度にした場合には、図5に示
すセンタローラ30によるテンション82,84が発生
せず、センタローラ30における回転力がほとんど発生
しない。つまり、フィルム20を変位させる回転力より
もそのままの状態を維持して搬送しようとする力の方が
大きいため、フィルム20は、ほとんど収束しないと考
えられる。従って、センタローラ30の軸方向の長さを
メインローラ28の軸方向の長さより短くすることによ
り、フィルム20の収束性が発生することが証明され
る。
【0041】次に、図9の状態でニップ圧や送り速度を
変化させた場合の実験データを図10,図11に示す。
このように、ニップ圧(1kg,2kg)や送り速度
(Sはスピード小(3.5mm/sec)、Mはスピード中
(7mm/sec)、Hはスピード大(14mm/sec))を変化
させても収束性にあまり影響していない。従って、ニッ
プ圧や送り速度は、フィルム20の材質との関係もある
が、フィルム20をローラの摩擦力で送れる程度であれ
ば足りると考えられる。
【0042】また、センタローラ30を図12に示すよ
うに配置しても収束性がある。ただし、図9と図12を
比較すると、図9の方が収束性がよい。これは、図9に
おいては、メインローラ28とセンタローラ30との対
向位置より上流側で、フィルム20をセンタローラ30
の周面に面接触させるように配置している。このため、
センタローラ30の周面においてフィルム20の巻込効
果(センタローラ30とメインローラ28との間)でフ
ィルム20がすべり難くなり、より強い引張力(テンシ
ョン)が発生することにより、センタローラ30を中心
としたフィルム20に対する回転力が増加して、収束性
が向上すると考えられる。
【0043】このように、本装置は、センタローラ30
の軸方向長さをメインローラ28の軸方向長さより十分
に短くし、このセンタローラ30を、メインローラ28
に対して平行に、かつ、メインローラ28の軸方向のほ
ぼ中央部に対向させるとともに、ニップ圧を加えた状態
で配置する。従って、フィルム20の中央部分にセンタ
ローラ30による引張力によるテンションが与えられる
ことにより、フィルム20の左右部分の送り量が変化し
左右のテンションが平衡になるように動作する。これに
より、フィルム20は副走査方向の送りに伴って収束す
る。さらに、メインローラ28とセンタローラ30との
対向位置より上流側で、フィルム20をセンタローラ3
0の周面に面接触させることにより、フィルム20の中
央部分での引張力の増加により回転力が増加し、フィル
ム20の収束性が向上する。
【0044】なお、上記実施例において、センタローラ
30とメインローラ28との軸方向の長さの比を(1:
7)としているが、実験の結果、(1:10)〜(1:
2)程度の比であればよい。この比を大きくすると、フ
ィルム20の収束性はよくなるが、センタローラ30が
短いため送りの問題が生じる。逆に、この比を小さくす
ると、送りの問題はないもののフィルム20の収束性は
悪くなる。
【0045】また、この実施例では、搬送対象にフィル
ムを使用しているが、薄くて曲り易いような他のシート
材であってもよい。
【0046】さらに、この実施例では、センタローラ3
0にストレートローラを使用しているが、クラウニング
ローラ(タイコ型)を使用してもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1のシート材の搬送装置は、サブ
ローラ(センタローラ)の軸方向長さをメインローラの
軸方向長さより十分に短くし、このサブローラを、メイ
ンローラに対して平行に、かつ、メインローラの軸方向
のほぼ中央部に対向させるとともに、ニップ圧を加えた
状態で配置する。従って、シート材(フィルム)は、シ
ート材の中央部分にサブローラの引張力によるテンショ
ンが与えられることにより、シート材の左右部分の送り
量が変化し、シート材がサブローラを中心としてメイン
ローラの軸方向に対して垂直方向(副走査方向)になる
ように変位する。これにより、シート材が理想的な送り
方向に収束する。
【0048】請求項2のシート材の搬送装置は、さら
に、メインローラとサブローラとの対向位置より上流側
で、シート材をサブローラの周面に面接触させる。従っ
て、シート材の中央部分での引張力の増加により回転力
が増加し、シート材の収束性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフィルムの搬送装置
を含むイメージセッターの構成を示す図である。
【図2】この発明の一実施例によるイメージセッターの
概略斜視図を示す。
【図3】センタローラ(サブローラ)の配置を示す図で
ある。
【図4】センタローラ(サブローラ)の取り付け状態を
示す図である。
【図5】フィルム(シート材)に生じた浮き上がりの状
態を示す図である。
【図6】この発明の一実施例によるフィルム搬送装置の
斜行補正のフローチャートを示す図である。
【図7】バックテンションがない場合の実験データを示
す図である。
【図8】センタローラが長い場合の実験データを示す図
である。
【図9】センタローラを短くしてフィルムをセンタロー
ラに巻き込ませた場合の実験データを示す図である。
【図10】ニップ圧や送り速度を変化させた場合の実験
データを示す図である。
【図11】ニップ圧や送り速度を変化させた場合の実験
データを示す図である。
【図12】センタローラが短い場合の実験データを示す
図である。
【図13】従来のフィルムの搬送装置を含む平面スキャ
ナの概略を示す図である。
【図14】フィルムがメインローラに対してずれている
状態を示す図である。
【図15】斜行による複製画像パターンを示す図であ
る。
【図16】蛇行による複製画像パターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
20・・・フィルム(シート材) 28・・・メインローラ 30・・・センタローラ(サブローラ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】なお、以上の問題は、文字と画像とを統合
処理するカラーDTP用のカラーイメージセッターにお
いて、特に重要視されている。カラーイメージセッター
では、Y,M,C,K4色分の複製画像を連続的に露光
記録し、しかも各色の複製画像のサイズが大きいことか
ら、1回の露光走査で使用するフィルムが長尺となるた
め、高い送り精度が要求される。また、OA機器なみの
小型化も望まれている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】なお、以上の問題は、文字と画像とを統合
処理するカラーDTP用のカラーイメージセッターにお
いて、特に重要視されている。カラーイメージセッター
では、Y,M,C,K4色分の複製画像を連続的に露光
記録し、しかも各色の複製画像のサイズが大きいこと
から、1回の露光走査で使用するフィルムが長尺となる
ため、高い送り精度が要求される。また、OA機器なみ
の小型化も望まれている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【作用】この発明に係るシート材の搬送装置は、サブロ
ーラの軸方向長さをメインローラの軸方向長さより十分
に短くし、このサブローラを、メインローラに対して平
行に、かつ、メインローラの軸方向のほぼ中央部に対向
させるとともに、ニップ圧を加えた状態で配置する。従
って、バックテンションを有するシート材の中央部分に
サブローラの引張力によるテンションが与えられること
により、シート材の左右部分の送り量が変化し、シート
材がメインローラの軸方向に対して垂直方向になるよう
に変位する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】センタローラ30は、図3に示すように、
その軸方向長さをメインローラ28の軸方向長さより十
分に短くし、メインローラ28に対して平行に、かつ、
メインローラ28の軸方向のほぼ中央部に対向させると
ともに、ニップ圧を加えた状態で配置する。ニップ圧
は、図4A,Bに示すように、例えば、回転軸58に取
り付けた板バネ56の押圧力により与えられる。なお、
板バネ56の代りに十字バネなどでもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】ここで、本装置は、以下のような原理に基
いて動作する。フィルム20を搬送する時に、斜行や蛇
行が生じていれば、センタローラ30に接するフィルム
20の中央部分からフィルム20の引き出し部分におけ
る幅方向の左右端を見た場合、中央部分から左右端まで
のそれぞれのテンションにずれが発生している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】例えば、図5に示すように、フィルム20
部に浮き上がり部分80を生じている場合を考え
る。上記のように、センタローラ30を設置することに
より、フィルム20のほぼ中央部分に引張力が発生し、
センタローラ30の両端面30b、30c と引き出し部に
おけるフィルム20の左右端20b、20cとの間にテン
ション82,84が生じる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】この場合、センタローラ30の端面30b
からフィルム20の左端20b までのテンション82
と、センタローラ30の端面30cからフィルム20の
右端20c までのテンション84とを比較すると、
に浮き上がり部分80を生じていることからテンション
84の方が小さくなっており、左右のテンションにずれ
が発生している。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この状態で、フィルム20がA方向に搬送
されている時には、テンション82,84に応じて左部
と右部でフィルム20の送り量が異なる。一方、図1に
示すように、ロールフィルム24の回転軸24aは回転
方向Pに対して摩擦力Qを有しており、これによって、
フィルム20には、A方向と逆方向のB方向にバックテ
ンションが与えられている。このA方向への進み力とB
方向への力と、左右部の送り量の差によって、センタロ
ーラ30にフィルム20を変位させるが発生する。す
なわち、フィルム20が、浮き上がり部分80を消滅さ
せる(テンション82テンション84とを同一にす
る)ように、矢印C方向に変位するような動作をする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このフィルム20に生じた変位力とA方向
への進み力により、フィルム20の左右のテンション8
2,84が同一の状態、すなわち、フィルム20がメイ
ンローラ28の軸方向に対して垂直方向の状態になるよ
うに変位しながら収束することになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、浮き上がり部分80まで生じていな
くとも、図14Aのように、フィルム20に角度αが生
じている斜行の場合は、フィルム20の左右のテンショ
ンにずれが生じている点で上記と同様である。従って、
斜行したフィルム20は、センタローラ30付近での変
位力により、角度αを0にするように変位しながら
来の副走査方向に収束する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】このように、本装置は、センタローラ30
を上記のように設置することにより、フィルム20に対
してセンタローラ30の引張力が発生する。このセンタ
ローラ30の引張力は、斜行状態のフィルム20をメイ
ンローラ28の軸方向に対して垂直方向(副走査方向)
になるように変位させる。これにより、フィルム20
搬送方向を本来の副走査方向に収束させる。従って、斜
行したフィルム20は、簡易かつ正確に初期補正がなさ
れ、長尺のフィルムであっても、複製画像の位置精度が
確保される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】ここで、実際に行なった種々の実験データ
を図7〜図12に示す。これらの図において、横軸は、
フィルム20の副走査方向の送り量xを、縦軸は、主走
査方向のフィルム位置yを示す。また、主走査方向のフ
ィルム位置y=0は、センタローラ30の中心位置に相
当する。また、図7〜図12において、センタローラの
二重丸の表現は、このローラ30が短いことを意味し、
一重丸の表現はこのローラ30が長いことを意味する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】図8,図9の実験データにより、センタロ
ーラ30の軸方向の長さについて、次のように考えられ
る。センタローラ30の軸方向の長さをメインローラ2
8の軸方向の長さと同じ程度にした場合には、図5に示
すセンタローラ30によるテンション82,84が発生
せず、センタローラ30における変位力がほとんど発生
しない。つまり、フィルム20を変位させるよりもそ
のままの状態を維持して搬送しようとする力の方が大き
いため、フィルム20は、ほとんど収束しないと考えら
れる。従って、センタローラ30の軸方向の長さをメイ
ンローラ28の軸方向の長さより短くすることにより、
フィルム20の収束性が発生することが証明される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、短いセンタローラ30を図12に示
すように配置しても収束性がある。ただし、図9と図1
2を比較すると、図12の方が収束性がよい。これは、
12においては、メインローラ28とセンタローラ3
0との対向位置より上流側で、フィルム20をセンタロ
ーラ30の周面に面接触させるように配置している。こ
のため、センタローラ30の周面においてフィルム20
の巻込効果(センタローラ30とメインローラ28との
間)でフィルム20がすべり難くなり、より強い引張力
(テンション)が発生することにより、センタローラ3
0を中心としたフィルム20に対する変位力が増加し
て、収束性が向上すると考えられる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】このように、本装置は、センタローラ30
の軸方向長さをメインローラ28の軸方向長さより十分
に短くし、このセンタローラ30を、基本位置において
メインローラ28に対して平行に、かつ、メインローラ
28の軸方向のほぼ中央部に対向させるとともに、ニッ
プ圧を加えた状態で配置する。従って、フィルム20が
斜行した場合には、フィルム20の左右部分の送り量が
変化し、フィルム20がメインローラ28の軸方向に対
して垂直方向(副走査方向)になるような復元力を生じ
る。これにより、フィルム20は副走査方向の送りに伴
って収束する。さらに、メインローラ28とセンタロー
ラ30との対向位置より上流側で、フィルム20をセン
タローラ30の周面に面接触させることにより、フィル
ム20の中央部分での引張力の増加により復元力が増加
し、フィルム20の収束性が向上する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】なお、上記実施例において、センタローラ
30とメインローラ28との軸方向の長さの比を(1:
7)としているが、実験の結果、(1:10)〜(1:
2)程度の比であればよい。この比を極端に大きくする
と、フィルム20の収束性はよくなるが、センタローラ
30が短いため送りの問題が生じる。逆に、この比を小
さくすると、送りの問題はないもののフィルム20の収
束性は悪くなる。なお、フィルム20の種類,サイズ,
ニップ圧,センタローラ30の形状などの諸条件を変え
ることも考えられ、上記比率に限定されるものではな
い。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】請求項1のシート材の搬送装置は、サブ
ローラ(センタローラ)の軸方向長さをメインローラの
軸方向長さより十分に短くし、このサブローラを、メイ
ンローラに対して平行に、かつ、メインローラの軸方向
のほぼ中央部に対向させるとともに、ニップ圧を加えた
状態で配置する。従って、シート材(フィルム)は、シ
ート材の中央部分にサブローラの引張力によるテンショ
ンが与えられることにより、シート材の左右部分の送り
量が変化し、シート材がメインローラの軸方向に対して
垂直方向(副走査方向)になるように変位する。これに
より、シート材が理想的な送り方向に収束する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】センタローラが短い場合の実験データを示す図
である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】センタローラを短くしてフィルムをセンタロ
ーラに巻き込ませた場合の実験データを示す図である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 20・・・フィルム(シート材)24・・・ロールフィルム 28・・・メインローラ 30・・・センタローラ(サブローラ)
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックテンションを有するシート材を、メ
    インローラとサブローラとで挾持して、メインローラの
    軸方向と直交する方向に搬送するシート材の搬送装置に
    おいて、 サブローラの軸方向長さをメインローラの軸方向長さよ
    り十分に短くし、このサブローラを、メインローラに対
    して平行に、かつ、メインローラの軸方向のほぼ中央部
    に対向させるとともに、ニップ圧を加えた状態で配置し
    たこと、 を特徴とするシート材の搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のシート材の搬送装置にお
    いて、 メインローラとサブローラとの対向位置より上流側で、
    シート材をサブローラの周面に面接触させたこと、 を特徴とするシート材の搬送装置。
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