JPH06220408A - 帯電防止効果を有する粘着テープもしくはシート - Google Patents

帯電防止効果を有する粘着テープもしくはシート

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JPH06220408A
JPH06220408A JP30492192A JP30492192A JPH06220408A JP H06220408 A JPH06220408 A JP H06220408A JP 30492192 A JP30492192 A JP 30492192A JP 30492192 A JP30492192 A JP 30492192A JP H06220408 A JPH06220408 A JP H06220408A
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JP
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conductive
sheet
adhesive tape
whiskers
adhesive
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JP30492192A
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Yoshihiko Noguchi
吉彦 野口
Yukinori Morino
征典 森野
Kazuto Kamimura
和人 上村
Masayoshi Suzue
正義 鈴江
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DAIO KAKOSHI KOGYO KK
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
DAIO KAKOSHI KOGYO KK
Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業上有用な帯電防止効果を有する粘着テー
プもしくはシートを提供することにあるが、特に従来の
粘着テープもしくはシートでは利用が難しかつた表面保
護用粘着テープもしくはシート及び粘着テープもしくは
シートを積層してなる防塵マツトを提供する。 【構成】 支持体の片面に導電性ウイスカを配合してな
る導電性塗料を塗布し、あらかじめ導電性アンカーコー
ト層を形成せしめ、更にその表面に粘着剤または接着剤
を塗布形成してなる粘着テープもしくはシート並びにこ
の粘着テープもしくはシートを積層して得られる帯電防
止効果を有する防塵マツト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業上極めて有用な帯電
防止効果を有する粘着テープもしくはシートに関するも
のであり、特に各種被着体に対し帯電防止効果を有する
表面保護用粘着テープもしくはシート及び、帯電防止効
果を有する粘着テープもしくはシートを積層して得られ
る帯電防止効果を有する防塵マツトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】表面保護用粘着テープもしくはシートは
各種被着体の表面を加工時及び輸送時の傷付き防止目的
で貼付されるものであるが、少なくとも被着体表面が静
電気を発生しやすい電気絶縁体であるシート状もしくは
ボード状等の加工用材料及びそれらの加工製品である場
合、被着体より表面保護用粘着テープもしくはシートを
剥離する際被着体表面に静電気が発生し、表面に塵埃等
が吸い付けられ汚染されるという問題があり、表面保護
用粘着テープもしくはシートに帯電防止効果を付与する
ことが大きな課題となつていた。
【0003】また粘着テープもしくはシートを積層して
得られる防塵マツトについては積層テープもしくはシー
トを一枚ずつ剥離する際粘着テープもしくはシートに静
電気が発生し、電子材料の製造工場及び研究設備、バイ
オケミカル研究設備、又は電子機器が設置されるコンピ
ユーター室、医療管理室等のクリーンルーム内での使用
が難しいという問題や、剥離する人間に静電気による不
快感を与えるなどの問題があり、粘着テープもしくはシ
ートを剥離する際に発生する静電気をできるだけ少なく
することが大きな課題となつていた。
【0004】これら課題を解決する目的で従来種々の帯
電防止粘着テープもしくはシートが提案されている。 支持体の背面に帯電防止塗料等を塗布した帯電防止層
を設けた帯電防止粘着テープもしくはシート。 支持体自体に界面活性剤、カーボン粉末、金属粉末等
を練り込んだ帯電防止粘着テープもしくはシート(実開
昭38−10079号公報)。 粘着剤自体に界面活性剤、カーボン粉末、金属粉末等
を練り込んだ帯電防止粘着テープもしくはシート(特開
昭59−80482号公報、特開昭59−223778
号公報)。 支持体と粘着剤層との間に帯電防止層を設けた帯電防
止粘着テープもしくはシート(特開昭61−27227
9号公報)。 支持体と粘着剤層に挟まれる中間層中に帯電防止層を
形成し、支持体と帯電防止層の間、もしくは粘着剤層と
帯電防止層の間の少なくとも一方にプライマー層を設け
た帯電防止粘着テープもしくはシート(特開昭63−3
80号公報)、又は、中間支持体を介在させた帯電防止
粘着テープもしくはシート(特開昭63−12681号
公報)。 支持体と背面処理剤層の間に帯電防止層を形成した帯
電防止粘着テープもしくはシート(特開平4−1753
91号公報)。
【0005】しかしながら上記提案されている〜の
帯電防止粘着テープもしくはシートについては種々欠点
がある。 の方法は帯電防止層が傷付きやすく、また摩擦により
剥離しやすいなどの欠点がある。 の方法は支持体自体に帯電防止材料を練り込むため支
持体の強度の低下及び表面性状の悪化などの欠点があ
る。また練り込むものが界面活性剤の場合界面活性剤の
ブリードによる粘着力の低下、帯電防止性能の経時劣
化、被着体の汚染などの欠点があり、練り込むものがカ
ーボン粉末の場合支持体が黒く着色され不透明となるな
ど用途によつては好ましくない場合があるほか、カーボ
ン粉末の移行、脱落による粘着力の低下、帯電防止性能
の経時劣化、被着体の汚染などの欠点があり、一方練り
込むものが金属粉末の場合金属特有の鋭い反射により支
持体の透明性が低下するほか、金属の酸化による帯電防
止性能の経時劣化などの欠点がある。 の方法は粘着剤自体に帯電防止材料を練り込むため粘
着力の低下という欠点があるほか、の方法と同様に帯
電防止性能の経時劣化、被着体の汚染などの欠点があ
る。 の方法はその改良発明(特開昭63−380号公報)
で指摘しているように帯電防止層と支持体又は粘着層と
の密着性に問題があるほか、帯電防止材料としてイオン
性伝導性ポリマーを使用しているため湿度などの環境変
化による帯電防止性能の変動などの欠点がある。 の方法はの方法での帯電防止層と支持体又は粘着層
との密着性の改良の目的で支持体と帯電防止層の間、も
しくは粘着層と帯電防止層の少なくとも一方にプライマ
ー層を設ける方法であるが湿度などの環境変化による帯
電防止性能の変動という基本的な欠点が解決されておら
ず、また工程が複雑で製造上の煩雑さがありコストも高
くなる欠点がある。 の方法はの方法の改良発明であるも、すでに指摘し
たように帯電防止層もしくは背面処理層の傷付きやすさ
及び摩擦による剥離のしやすさなどの問題の根本的な解
決にはなりにくいなどの欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこれら
問題点を解決し産業上有用な帯電防止効果を有する粘着
テープもしくはシートを提供することにあるが、特に従
来の粘着テープもしくはシートでは利用が難しかつた表
面保護用粘着テープもしくはシート及び粘着テープもし
くはシートを積層してなる防塵マツトを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は支持体の片面に
導電性ウイスカを配合してなる導電性塗料を塗布し、あ
らかじめ導電性アンカーコート層を形成せしめ、更にそ
の表面に粘着剤または接着剤を塗布形成してなる粘着テ
ープもしくはシート並びにこの粘着テープもしくはシー
トを積層して得られる帯電防止効果を有する防塵マツト
に係る。
【0008】図1に本発明の粘着テープもしくはシート
の断面図、図2に上記粘着テープもしくはシートの巻取
りロール状物の概略図、図3に上記粘着テープもしくは
シートを積層して得られる防塵マツトの断面図を示す。
図において1は粘着層(接着層)、2は導電性アンカー
コート層、3は支持体である。
【0009】本発明において導電性ウイスカとしては電
気絶縁性ウイスカ即ちチタン酸アルカリ金属ウイスカ、
酸化チタンウイスカ、アルミニウムボレートウイスカ、
マグネシウムパイロボレートウイスカ等の表面に炭素皮
膜、導電性金属酸化物皮膜及び/又は金属皮膜を形成し
てなる導電性ウイスカ、またはチタン酸アルカリ金属ウ
イスカを非酸化雰囲気で還元剤の存在下加熱して該チタ
ン酸アルカリ金属ウイスカの構造中の酸素を引き抜いて
なる導電性チタン酸アルカリ金属ウイスカ、及びそれ自
体導電性を有する酸化亜鉛ウイスカ、窒化チタンウイス
カ等からなる群より選ばれた少なくとも1種を使用する
ことができる。
【0010】上記導電性ウイスカが数々の優れた特長を
有しているが、本発明の帯電防止効果を有する粘着テー
プもしくはシートにおける導電性アンカーコート層を形
成せしめる導電性塗料用材料として使用した場合次のよ
うな特性が発揮される。 温度、湿度に対し導電性能が安定であり且つ優れた耐
酸化性、耐還元性を有するためあらゆる環境変化におい
ても帯電防止性能の変動がなく、また長期に亘り安定し
た帯電防止効果を発揮する。 ウイスカ形状であることにより比較的少ない配合量で
所望の抵抗値が得られ導電性塗料中の結合剤への影響が
少ないため、該導電性塗料を塗布形成せしめた導電性ア
ンカーコート層の支持体及び粘着剤又は接着剤との密着
性に影響を与えない。 ウイスカ形状であるため移行性がほとんどなく、粘着
剤または接着剤の粘着性または接着性の低下及び被着体
への汚染性が全くない。 極めて微細な形状であるため極めて薄膜の導電性を有
するアンカーコート層の形成が可能であり経済的に有利
であるほか、透明な支持体及び粘着剤又は接着剤を使用
すれば半透明性の粘着テープもしくはシートを提供する
ことができる。 極めて微細な形状であることにより表面平滑性の優れ
た導電性アンカーコート層が得られ、その表面に塗布形
成する粘着層または接着層表面を平滑に仕上げることが
できるため粘着または接着有効面積を広くできる。 導電性金属酸化物皮膜を形成してなる白色系導電性ウ
イスカを採用すれば着色自在となりカラー化対応が可能
となる。 金属皮膜を形成してなる導電性ウイスカを採用すれば
電磁波シールド用途及び静電気の除去用電極用途として
の適用が可能となる。
【0011】本発明における支持体のうち熱可塑性また
は熱硬化性樹脂のシート状物質としてはポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリカー
ボネート、ポリイミド、繊維素系プラスチツク、ポリウ
レタン系樹脂、シリコン系樹脂、フツ素系樹脂等の単独
もしくは積層されたシート状物質が例として挙げられ
る。本発明におけるシート状物質とは軟質プラスチツク
スの場合における厚さ 0.254mm未満のフイルムとして分
類されるものと厚さ 0.254mm以上のシートとして分類さ
れるものの両方が含まれ、また硬質プラスチツクスの場
合における厚さ 0.076mm未満のフイルムとして分類され
るものと厚さ 0.076mm以上のシートとして分類されるも
のの両方が含まれる。本発明における支持体のうち紙と
しては植物繊維、木材パルプ、合成繊維等からなる一般
的なものであり、必要に応じてプラスチツスフイルム等
とラミネート加工されたもの及び防湿処理等を施された
ものであつても何ら支障はない。また本発明における支
持体のうち織布、不織布としては天然繊維、合成繊維等
からなる一般的なものであり、必要に応じて防湿処理等
を施されたものであつても何ら支障はない。
【0012】本発明における導電性ウイスカとしては
(1)特開昭63−12759号公報及び特開昭61−
55218号公報に示されている方法、即ち加熱焼成炉
に繊維質成分を定常供給し繊維質成分100重量部に対し
炭化水素成分を10〜100重量部となるよう気化室から導
入後非酸化性雰囲気下800〜1100℃で焼成することによ
り得られる高導電性繊維のうち繊維質成分として電気絶
縁性ウイスカ即ちチタン酸アルカリ金属ウイスカ、酸化
チタンウイスカ、アルミニウムボレートウイスカまたは
マグネシウムパイロボレートウイスカを用いて得られる
高導電性ウイスカ、(2)特公昭62−4328号公報
に示されている方法、即ちチタン酸アルカリ金属塩の水
分散液に(a)錫、インジウム、アンチモン、銅、ニツ
ケルの化合物の群から選ばれる1種以上からなる化合物
の溶液、(b)水酸化アルカリ又はハロゲン化アルカリ
の水溶液の両溶液を同時に加え(a)溶液と(b)溶液
との反応により生成する水不溶成分をチタン酸アルカリ
金属塩表面に沈積させることにより得られる導電性チタ
ン酸アルカリ金属ウイスカ、及びチタン酸アルカリ金属
ウイスカの代りに酸化チタンウイスカ、アルミニウムボ
レートウイスカ又はマグネシウムパイロボレートウイス
カを用い同様な方法により得られる導電性ウイスカ、
(3)特公平2−1092号公報に示されている方法、
即ちチタン酸アルカリ金属ウイスカ表面にPt,Au,R
u,Rh,Pd,Ni,Co,Cu,Sn及びAgからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種以上の金属の付着層を有する
導電性チタン酸アルカリ金属ウイスカ、及びチタン酸ア
ルカリ金属ウイスカの代りに酸化チタンウイスカ、アル
ミニウムボレートウイスカまたはマグネシウムパイロボ
レートウイスカを用い同様な方法により得られる導電性
ウイスカ、(4)特公昭62−3767号公報に示され
ている方法、即ち一般式M2O(TiO2)n(式中Mは
アルカリ金属、nは2〜12の整数)で示されるチタン酸
アルカリ金属と炭素物質からなる混合物を還元又は不活
性雰囲気下に昇温し、500〜1300℃で加熱焼成すること
により得られる還元チタン酸アルカリ金属ウイスカ、
(5)特公昭62−40291号公報に示されている方
法、即ち酸化チタン、アルカリ金属炭酸塩及び炭素物質
からなる混合物を還元または不活性雰囲気下に昇温し、
500〜1300℃で加熱焼成することにより得られる還元チ
タン酸アルカリ金属ウイスカ、又は(6)それ自体導電
性を有するウイスカ即ち酸化亜鉛ウイスカ、窒化チタン
ウイスカ等の導電性ウイスカ等が例として挙げられる。
【0013】更に本発明においては外観、物理的特性等
を低下させない範囲において他の導電性フイラー例えば
炭素皮膜、導電性金属酸化物皮膜又は金属皮膜を形成す
ることにより導電性を付与された導電性フイラー、炭素
繊維、金属繊維、カーボンブラツク、グラフアイトカー
ボン金属繊維または金属粉等を混入しても良く、またそ
の他無機フイラー、酸化チタン、ガラス繊維等を混合使
用しても何ら支障はない。
【0014】本発明における導電性塗料としては(1)
特公平4−37522号公報に示されている方法、即ち
導電性チタン酸アルカリ金属ウイスカと熱硬化性樹脂、
熱可塑性樹脂、炭化水素化合物又はそれらの誘導体、脂
肪酸及び脂肪酸と多価アルコールの重縮合物、アルキレ
ンオキシドの単一重合体又は共重合体、天然樹脂及びそ
の誘導体、無機質結合体及び含金属有機化合物からなる
群より選ばれた少なくとも1種以上である結合剤からな
る組成物として得られる導電性塗料であり、より具体的
な例としては(2)特願平1−149207号公報に示
されているEVAラテツクス、アクリル系ラテツクス、
SBラテツクス等のラテツクス類、環化ゴム類、PV
A、塩素化オレフイン類、繊維素誘導体類、でんぷん誘
導体類、アクリル系樹脂、EVA系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、フエノール系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等の溶剤に溶解し
て用いる樹脂類等よりなる群から選ばれた少なくとも1
種以上を結合剤とし、導電性チタン酸アルカリ金属ウイ
スカを該結合剤に混合分散して得られる導電性塗料等が
例として挙げられる。また該導電性塗料に対し必要に応
じて各種分散剤、レベリング剤、沈降防止剤等を添加し
ても何ら支障はない。
【0015】該導電性塗料における導電性ウイスカと結
合剤との配合比率は支持体に該導電性塗料を塗布形成せ
しめた導電性アンカーコート層の表面抵抗値が用途特性
に応じて10-2〜109Ω/□になるように導電性ウイスカ
の種類とともに選定されるべきであり、また該導電性塗
料の塗布量は該導電性塗料に含まれる不揮発分 0.1〜10
g/m2の範囲で要求特性に応じて選択することができ
る。尚導電性ウイスカと結合剤との配合比率は該導電性
塗料に含まれる不揮発分中該導電性ウイスカが10〜60重
量%となるように配合されるのが適切であり、10重量%
未満であると導電性の発現が難しく、また60重量%を越
えると結合剤の配合量が少なくなりアンカーコート層と
支持体との密着性に影響を与え好ましくないばかりでな
く、導電性ウイスカを多量に使用することとなりコスト
面からも好ましくない。また該導電性塗料の塗布量が該
導電性塗料に含まれる不揮発分0.1g/m2未満になると安
定した表面抵抗値の導電性アンカーコート層が得られ難
く、10g/m2を越えると該導電性塗料の塗布量を増加し
ても導電性アンカーコート層の表面抵抗値に有意差が認
められずコスト面で不利となるばかりであり好ましくな
い。
【0016】該導電性塗料を支持体に塗布し導電性アン
カーコート層を形成させる方法としてはエアーナイフコ
ーター方式、グラビアコート方式、ロールコート方式、
フローコート方式、吹き付け塗布方式等種々の方法が選
択できるが、経済性等を考えるとグラビア印刷方式が好
ましい。該導電性塗料を支持体に塗布形成せしめる導電
性アンカーコート層は支持体の表面全面にほぼ均一な厚
みに形成されれば良いが、所望に応じて意匠的に模様印
刷を施しても良い。また該導電性塗料を支持体に塗布す
る際に支持体との濡れ性を良くし密着性を向上させるた
めに支持体表面をコロナ放電処理しても良く、必要に応
じて該導電性塗料を塗布形成せしめる導電性アンカーコ
ート層と支持体との間にプライマー層を設けることもで
きる。
【0017】該導電性アンカーコート層の表面に塗布形
成せしめる粘着層又は接着層に用いる粘着剤又は接着剤
としてはEVAラテツクス、アクリル系ラテツクス、S
Bラテツクス等のラテツクス類、環化ゴム類、PVA、
塩素化オレフイン類、繊維素誘導体類、アクリル系樹
脂、EVA系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ系樹脂、フエノ
ール系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等
を挙げることができるがこれら粘着剤または接着剤に限
定されるものではない。
【0018】本発明の帯電防止効果を有する粘着テープ
もしくはシートを各種被着体の表面保護用粘着テープも
しくはシートとして使用する場合において極めて有用に
使用できる被着体としては少なくとも被着体表面が静電
気を発生しやすい電気絶縁体であるシート状もしくはボ
ード状等の加工用材料及びそれらの加工製品であり、例
えばポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ABS系樹脂、
エポキシ系樹脂、フエノール系樹脂、フツ素系樹脂等の
合成樹脂系シート状もしくはボード状等の加工用材料及
びそれらの加工製品、一般家具用塗料によつて塗装され
た化粧家具用材及びその加工製品、メラミン化粧板、D
AP化粧板、ポリエステル化粧板等の樹脂含浸化粧板及
びそれらの加工製品、一般塗料または無機コーテイング
材で被覆された被覆鋼板及びその加工製品、または窯業
製品等を挙げることができるがこれら被着体に限定され
るものではない。
【0019】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。本発明の実施例において使用される代表的導電性ウ
イスカの粉体抵抗値は次の通りである。 (1) 導電性チタン酸カリウムウイスカ「デントールWK
200B」粉体抵抗値:6×10-1Ω〔大塚化学(株)製
酸化錫被覆白色系導電性チタン酸カリウムウイスカ〕 (2) 導電性チタン酸カリウムウイスカ「デントールBK
300」粉体抵抗値:4×10-2Ω〔大塚化学(株)製
炭素被覆導電性チタン酸カリウムウイスカ〕 (3) 導電性チタン酸カリウムウイスカ「スーパーデント
ールSD−100」粉体抵抗値:1×10-3Ω以下〔大塚
化学(株)製 銀被覆導電性チタン酸カリウムウイス
カ〕 (4) 導電性酸化チタンウイスカ「FT−1000」
粉体抵抗値:9×10-1Ω〔石原産業(株)製 酸化錫被
覆導電性酸化チタンウイスカ〕 (5) 酸化亜鉛ウイスカ「パナテトラ」 粉体抵抗値:
2×108Ω〔松下アムテツク(株)製 酸化亜鉛ウイス
カ〕
【0020】実施例1 塩素化ポリエチレン樹脂 20重量%、導電性チタン酸カ
リウムウイスカ「デントールWK200B」12重量%、
溶剤がトルエンである導電性塗料を調製した。この導電
性塗料(No.1)の不揮発分は32.2重量%であり不揮発
分中の37.3%が導電性チタン酸カリウムウイスカであ
る。
【0021】実施例2 エチレンエチルアクリレート樹脂 8重量%、フエノー
ル樹脂 5重量%、導電性チタン酸カリウムウイスカ
「デントールBK300」4重量%、ケエツチエンブラ
ツク〔ライオンアクゾ社製〕0.5重量%、アエロジル 0.
4重量%、溶剤がトルエンである導電性塗料を調製し
た。この導電性塗料(No.2)の不揮発分は18.0重量
%、不揮発分中の導電性材料は25.0重量%であり、また
不揮発分中の22.2%が導電性チタン酸カリウムウイスカ
である。
【0022】実施例3 塩素化ポリエチレン樹脂 8重量%、環化ゴム 8重量
%、キシレン樹脂 6重量%、導電性チタン酸カリウム
ウイスカ「スーパーデントールSD−100」12重量
%、溶剤がトルエンと酢酸エチルとの混合比率(重量
比)65:35の混合溶剤である導電性塗料を調製した。こ
の導電性塗料(No.3)の不揮発分は34.2重量%であり
不揮発分中の35.0%が導電性チタン酸カリウムウイスカ
である。
【0023】実施例4 エポキシ樹脂 100重量部、N−(2−アミノエチル)ピ
ペラジン 21.5重量部、導電性酸化チタンウイスカ「F
T−1000」99.4重量部の配合物を三本ロールにて分
散し導電性塗料を調製した。この導電性塗料(No.4)
の不揮発分中の45.0%が導電性酸化チタンウイスカであ
る。
【0024】実施例5 ウレタン樹脂 100重量部、エチルセロソルブ 50重量
部、酸化亜鉛ウイスカ「パナテトラ」150重量部の配合
物を高速デイスパーにて分散し導電性塗料を調製した。
この導電性塗料(No.5)の不揮発分中の60.0%が酸化
亜鉛ウイスカである。
【0025】実施例6 導電性塗料No.1〜5を用いて厚さ50μmのポリエチレ
ンフイルム表面にグラビア印刷を行い導電性アンカーコ
ート層を形成した。導電性アンカーコート層の導電性塗
料不揮発分量と表面抵抗値との関係の測定結果を表1に
示す。尚、表面抵抗値の測定はNFPA(米国防火協
会)法に準拠した。即ち図4のように5ポンド(約2.5k
g)の電極を3フイート(約90cm)の間隔に配置し絶縁
計で測定した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例7 導電性塗料No.1〜5を用いて厚さ50μmのポリエチレ
ンフイルム表面にグラビア印刷を行い導電性アンカーコ
ート層を形成し、その表面にアクリル系粘着剤(酢酸エ
チル溶剤希釈)溶液をボトムフイードリバース方式によ
り塗工後、乾燥して得た粘着シートについて表面抵抗値
の測定結果を表2に示す。尚、表面抵抗値の測定は実施
例6と同様NFPA法に準拠した。
【0028】
【表2】
【0029】実施例8 実施例7における塗料No.1、アンカーコート層不揮発
分 3.0g/m2、粘着剤塗布量 5.0g/m2の粘着シートを用
いて30枚積層した粘着マツトを作成した。次にこの積層
粘着シートを一枚づつ数日おきに剥離し、表面抵抗値及
び帯電減衰時間を測定した。その結果を表3に示す。
尚、表面抵抗値の測定は実施例6と同様NFPA法に準
拠し、また帯電減衰時間の測定は米国ETS社製STA
TICDECAY METER−406Cを使用し、+5000
V,−5000V印加により100%減衰までの時間を測定し
た。また従来の積層粘着マツトについて同様な測定をし
たところ+2000V,−1600Vを保持し100%の減衰は見
られなかつた。
【0030】
【表3】
【0031】実施例9 実施例8で作成した本発明の積層粘着マツトを600×900
mmのサイズに切り出し、各温度、各湿度条件下に2時間
放置した後、各積層粘着マツト上をゴム底靴で20回歩行
し、すぐに一番上の粘着シートを1〜2秒の剥離時間で
剥離し、剥離したシートにおける帯電静電気量を静電気
測定器スタチロンを用いて測定した。同様の操作にて従
来の積層粘着マツトについても測定し比較例とした。そ
の測定結果を表4に示す。静電気測定器スタチロンは宍
戸商会製STATIRON−MSTATIC,V.ME
TERを使用した。
【0032】
【表4】
【0033】実施例10 実施例7における塗料No.1、アンカーコート層不揮発
分 3.0g/m2、粘着剤塗布量 5.0g/m2の粘着シートを表
面保護用粘着シートとして未帯電のアクリル板(厚さ2
mm)に貼付し、温度20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室で
1〜60日放置後、アクリル板より表面保護用粘着シート
を剥離し、剥離したアクリル板表面の静電気量及び灰付
着高さを測定した。その結果を表5に示す。アクリル板
表面の静電気量の測定は実施例9と同様静電気測定器ス
タチロンを使用した。灰付着高さは温度20℃、相対湿度
65%の恒温恒湿室で煙草の灰をガラス板上に均一に広
げ、帯電した試料をガラス板上に保持し順次ガラス板へ
近付けていつた時、その試料に初めて灰が付着した高さ
を測定しその試料の灰付着高さとした。また再剥離性能
については以下のように判定基準を設定し、良好,不良
の判定をした。 ※判定基準 良好:糊残り、板表面のくもり等なく剥離
がスムーズに行える。 不良:糊残り、板表面のくもり、剥離が困難等保護材と
して欠点がある。
【0034】
【表5】
【0035】
【発明の効果】本発明の帯電防止効果を有する粘着テー
プもしくはシートは導電性材料として導電性ウイスカを
使用することにより、少ない添加量で帯電防止効果を発
現できることから支持体及び粘着剤又は接着剤との密着
性が良好であり、また温度、湿度等の環境変化において
帯電防止効果の変動がなくしかも長期に亘り安定した帯
電防止効果を発揮するほか、ウイスカ形状であるため粘
着層又は接着層への移行性がなく粘着剤又は接着剤の粘
着性又は接着性の低下及び被着体への汚染性が全くない
などの特長を有するため、産業上有用な帯電防止効果を
有する粘着テープもしくはシートとして好適に使用され
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着テープもしくはシートの断面図で
ある。
【図2】本発明の粘着テープもしくはシートの巻取りロ
ール状物の概略図である。
【図3】本発明の粘着テープもしくはシートを積層して
得られる防塵マツトの断面図である。
【図4】表面抵抗値の測定装置の概略図である。
【符号の説明】
1 粘着層(接着層) 2 導電性アンカーコート層 3 支持体 4 試料 5 電極 6 絶縁計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森野 征典 大阪府大阪市阿倍野区阪南町1丁目27−2 ハセユー昭和町ビル 大王加工紙工業株 式会社内 (72)発明者 上村 和人 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 鈴江 正義 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面に導電性ウイスカを配合し
    てなる導電性塗料を塗布し、あらかじめ導電性アンカー
    コート層を形成せしめ、更にその表面に粘着剤または接
    着剤を塗布形成してなる粘着テープもしくはシート。
  2. 【請求項2】 支持体が厚さ10〜500μmの熱硬化性また
    は熱可塑性樹脂、紙、織布、不織布からなる群より選ば
    れた少なくとも1種であるシート状物質よりなる請求項
    1の粘着テープもしくはシート。
  3. 【請求項3】 導電性塗料が導電性ウイスカを該導電性
    塗料に含まれる不揮発分中10〜60重量%配合してなる導
    電性塗料である請求項1の粘着テープもしくはシート。
  4. 【請求項4】 導電性アンカーコート層が該導電性塗料
    不揮発分0.1〜10g/m2塗布形成してなる導電性アンカー
    コート層であつて、表面抵抗値が10-2〜109Ω/□であ
    る導電性アンカーコート層を有する請求項1の粘着テー
    プもしくはシート。
  5. 【請求項5】 粘着剤又は接着剤が該導電性アンカーコ
    ート層と粘着性あるいは接着性を有し、且つ該導電性ア
    ンカーコート層表面に塗布形成せしめた粘着層あるいは
    接着層が被着体に対し粘着性あるいは接着性を有する粘
    着剤または接着剤であつて、該粘着剤または接着剤を0.
    5〜30g/m2塗布形成せしめた粘着層あるいは接着層を有
    する請求項1の粘着テープもしくはシート。
  6. 【請求項6】 導電性ウイスカが電気絶縁性ウイスカ表
    面に炭素皮膜、導電性酸化金属被膜及び/又は金属皮膜
    を形成してなる導電性ウイスカである請求項1の粘着テ
    ープもしくはシート。
  7. 【請求項7】 電気絶縁性ウイスカがチタン酸アルカリ
    金属ウイスカ、酸化チタンウイスカ、アルミニウムボレ
    ートウイスカ及びマグネシウムパイロボレートウイスカ
    である請求項6の粘着テープもしくはシート。
  8. 【請求項8】 導電性ウイスカがチタン酸アルカリ金属
    ウイスカを非酸化性雰囲気で還元剤の存在下加熱して該
    チタン酸アルカリ金属ウイスカの構造中の酸素を引き抜
    いてなる導電性チタン酸アルカリ金属ウイスカである請
    求項1の粘着テープもしくはシート。
  9. 【請求項9】 導電性ウイスカが酸化亜鉛ウイスカ及び
    /又は窒化チタンウイスカである請求項1の粘着テープ
    もしくはシート。
  10. 【請求項10】 導電性塗料が結合剤に請求項6又は8
    及び9記載の導電性ウイスカからなる群より選ばれた少
    なくとも1種を配合してなる導電性塗料である請求項1
    の粘着テープもしくはシート。
  11. 【請求項11】 請求項1の粘着テープもしくはシート
    を積層して得られる帯電防止効果を有する防塵マツト。
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JP2007070611A (ja) * 2005-08-08 2007-03-22 Nitto Denko Corp 粘着フィルム
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