JPH0622200U - 航空機用座席の取付構造 - Google Patents

航空機用座席の取付構造

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JPH0622200U
JPH0622200U JP6508392U JP6508392U JPH0622200U JP H0622200 U JPH0622200 U JP H0622200U JP 6508392 U JP6508392 U JP 6508392U JP 6508392 U JP6508392 U JP 6508392U JP H0622200 U JPH0622200 U JP H0622200U
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラックの研削が生じることなく所定の緊締
強度が得られる螺子締結構造を持った座席の取付構造を
得る。 【構成】 内部が拡張した摺動溝8を有するトラック1
を航空機の床2面に敷設固着する。トラック1方向に摺
動自在に段付スタッドボルト10の頭部11を嵌合し、
段付スタッドボルト10に回り止めスペーサナット14
を螺合緊締して設定した位置に突設する。座席3の脚4
下端を段付スタッドボルト10に外挿し、その外からナ
ット21,22によって締結して固設する取付構造であ
る。回り止め付きスペーサナット14を鋼製材料からな
る締結部15のトラック側接面に合成樹脂からなる戻り
止め部16を嵌着又は一体成形した複合材によって構成
し、複合材の軸心に段付スタッドボルト10の雄螺子1
2と螺合する雌螺子19を螺設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、床面に敷設したトラックに対してトラック方向位置調節可能に締結 する航空機用座席の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より航空機用座席としては、座席の間隔を調節して座席数を変更する構造 が採り入れられており、床面に敷設した内部が拡張した溝状断面を有するトラッ クに対して、該トラック方向摺動自在にスタッドボルトの頭部を嵌合し、スペー サナットによって緊締して予め設定した位置に突設すると共に、座席の脚下端を 該スタッドボルトに外挿し、その外からナットによって締結して座席を所定位置 に固設する取付構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来の構成によれば、スペーサナットが一般螺子部品であるステンレス 鋼等の鋼材によって構成してあり、座席を移動する際のアルミニウム製のトラッ クとスペーサナットの摺動によって、トラックが研削されて変形してしまう問題 を有していた。このため、該スペーサナットをナイロン製にしてトラックの研削 を解消することも試みられてはいるが、所定の締結強度が得られないため実施不 能であった。
【0004】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、トラックの研削が生じる ことなく所定の緊締強度が得られ、しかも締結後は緩みによるガタ付きが発生し ない螺子締結構造を持った航空機用座席の取付構造を提供することを目的とする ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る航空機用座席の取付構造は、航空機の床面に敷設固着し、内部が 拡張した溝状断面を有するトラックに対して、該トラック方向摺動自在にスタッ ドボルトの頭部を嵌合し、該スタッドボルトに螺合したスペーサナットによって 緊締して予め設定した位置に突設すると共に、座席の脚下端を該スタッドボルト に外挿し、その外からナットによって締結して座席を所定位置に固設する取付構 造において、上記スペーサナットを鋼製材料からなる締結部のトラック側接面に 合成樹脂からなる戻り止め部を嵌着又は一体成形した複合材によって構成すると 共に、該複合材の軸心に上記スタッドボルトの雄螺子と螺合する雌螺子を螺設し てなる回り止め付スペーサナットによって構成したことを要旨とするものである 。
【0006】
【作用】
上記回り止め付スペーサナットは、締結時にトラックの上面と密接する戻り止 め部が合成樹脂によって構成してあるため、該戻り止め部を例えばナイロン樹脂 によって構成することにより、接触部材の硬度をトラックを構成するアルミニウ ム材の硬度より小さくすることができ、その上面を回り止め付スペーサナットに よって損傷することがない。また、回り止め付スペーサナットをスタッドボルト に螺合緊締した際、戻り止め部が締結部とトラックの上面間に圧迫されるため、 内径及び外径方向に膨出する。この内径方向に膨出した部材によってスタッドボ ルトは雄螺子部を強力に外径方向から掴持された状態になり、両者の摩擦抵抗力 によって回り止め付スペーサナットの戻りを阻止し、締結したときの初期緊締力 を維持するようになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る航空機用座席の取付構造の一実施例を図面にしたがって説 明する。 図1は図5における矢印A部の拡大した断面図、図2は同一部切欠した側面図 を示すものであり、1は航空機の床2に敷設固着したトラックである。座席3は 該トラック1に対して脚4の下端に構成した取付構造を介してトラック1が延び る方向に設置位置調整可能に取り付けられるものであり、トラック1は床2面に 敷設したカーペット5の間隙から顕出した構造になり、敷設レベルが略一致する ような構成になっている。
【0008】 上記トラック1は、溝状断面を呈する基枠部6の両上縁に内側に内方に向いた 係止縁部7,7を突設してなる内部が拡張した断面構造の摺動溝8を構成すると 共に、該係止縁部7,7に適宜間隔を隔してスタッド嵌入用切欠9,9…を形成 したものである。
【0009】 10は、該トラック1に立設する段付スタッドボルトであり、前記スタッド嵌 入用切欠9から挿入又は抜出可能になり、摺動溝8に対して長手方向摺動自在に 変位する頭部11に連続して後述する回り止め付スペーサナット14を螺合する 大径の第一雄螺子部12を構成すると共に、該第一雄螺子部12に連続して小径 の第二雄螺子部13を構成した構造になっている。
【0010】 上記回り止め付スペーサナット14は、ステンレス鋼によって構成した締結部 15の一端にナイロン樹脂からなる戻り止め部16を一体成形した複合材であり 、戻り止め部16に構成した係着縁17を締結部15の係着溝18と嵌着一体化 するように、例えばインサート成形によって構成したものである。また、該複合 材の軸心に前記段付スタッドボルト10の第一雄螺子部12と螺合する雌螺子1 9を螺設すると共に、戻り止め部16の雌螺子側端部にテーパ孔20を形成して ある。
【0011】 また21,22は、前記座席3の脚4下端に固設した脚取付杆23に穿設した 透孔を段付スタッドボルト10の第二雄螺子部13に外挿した後、その外側から 螺合締結する金属製のナットであり、2個のナット21,22によってダブルナ ット構造に締結してある。
【0012】 上記構成の航空機用座席の取付構造によれば、座席3の位置を変更する場合に は、先ずトラック1のスタッド嵌入用切欠9から頭部11を挿入した段付スタッ ドボルト10を摺動溝8に沿って摺動移動し、所定の取付位置において回り止め 付スペーサナット14を第一螺子部12に螺合し強く回動締結する。この締結に よって締結部15とトラック1の上面間に戻り止め部16が軸方向に圧迫され、 雌螺子19の内径方向に部材の弾性変形に伴う膨出が生じ、該段付スタッドボル ト10を外径方向から強力に掴持する。
【0013】 次に、座席3の脚4下端に固設した脚取付杆23に穿設してなる透孔を段付ス タッドボルト10の第二雄螺子部13に外挿した後、その外側から該第二雄螺子 部13に2個のナット21,22を螺合締結し、ダブルナット構造によって座席 3を固定する。
【0014】 この座席3位置の調節に際して、回り止め付スペーサナット14はトラック1 の上面と戻り止め部16が圧接するようになるため、トラック1の構成部材であ るアルミニウムより低硬度のナイロン樹脂によって表面が保護され、摺動調節し ても研削損傷を発生することがない。また、該回り止め付スペーサナット14が 金属製の締結部15を有するため、段付スタッドボルト10との間に充分な締結 緊締力を持たせることができ、座席3を確実に固定することが可能になる。
【0015】 尚、図4は回り止め付スペーサナット14の締結部15と戻り止め部16の回 動を阻止するための構造を示すものであり、(a)は締結部15に突設した回り 止め突起24によって回動を阻止するもの、(b)は締結部15の凹凸溝25に よって回動を阻止する構造を示すものである。そして、該回り止め付スペーサナ ット14は、締結部15と戻り止め部16を別体に構成したものを後で嵌着一体 化することもできる。
【0016】 更に、本実施例の説明では、螺子径を異にする第一雄螺子部12と第二雄螺子 部13を構成した段付スタッドボルト10について記載したが、該部の構造は一 つの螺子径を有する雄螺子によって構成しても前述した実施例と同様の効果を発 揮する。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る航空機用座席の取付構造によれば、上記の如くトラックに対して 立設するスタッドボルトを所定位置に締結するスペーサナットを、金属製締結部 のトラックとの摺接面側に合成樹脂によって構成した戻り止め部を設けた回り止 めスペーサナットにしたことにより、締結によって雌螺子の内径方向に部材の弾 性変形に伴う膨出が生じ、段付スタッドボルトを外径方向から強力に掴持固着す ると共に、トラックの上面と合成樹脂製の戻り止め部が摺接するようになり、ト ラックの表面が保護され、摺動調節しても研削損傷を発生することがなく美麗に 保持することができる等の特徴を有するものであり、本考案の実施により得られ る効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る航空機用座席の取付構造の一実施
例を示す脚取付部の拡大した縦断面図である。
【図2】同一部切欠した側面図である。
【図3】同要部の段付スタッドボルトと回り止め付スペ
ーサナット及びナットの関係を示す分解した断面図であ
る。
【図4】(a)及び(b)は、それぞれ回り止め付スペ
ーサナットの締結部と戻り止め部の回動阻止構造を示す
ナットの平面図である。
【図5】本考案に係る取付構造を有する航空機用座席の
設置状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 トラック 2 床 3 座席 7 係止縁部 8 摺動溝 9 スタッド嵌入用切欠 10 段付スタッドボルト 11 頭部 12 第一雄螺子部 13 第二雄螺子部 14 回り止め付スペーサナット 15 締結部 16 戻り止め部 19 雌螺子 20 テーパ孔 21 ナット 22 ナット 23 脚取付杆 24 回り止め突起 25 凹凸溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機の床面に敷設固着し、内部が拡張
    した溝状断面を有するトラックに対して、該トラック方
    向摺動自在にスタッドボルトの頭部を嵌合し、該スタッ
    ドボルトに螺合したスペーサナットによって緊締して予
    め設定した位置に突設すると共に、座席の脚下端を該ス
    タッドボルトに外挿し、その外からナットによって締結
    して座席を所定位置に固設する取付構造において、 前記スペーサナットを鋼製材料からなる締結部のトラッ
    ク側接面に合成樹脂からなる戻り止め部を嵌着又は一体
    成形した複合材によって構成すると共に、該複合材の軸
    心に前記スタッドボルトの雄螺子と螺合する雌螺子を螺
    設してなる回り止め付スペーサナットによって構成した
    ことを特徴とする航空機用座席の取付構造。
JP1992065083U 1992-08-25 1992-08-25 航空機用座席の取付構造 Expired - Lifetime JP2547745Y2 (ja)

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JP2017521325A (ja) * 2014-06-27 2017-08-03 ゾディアック シーツ フランス 座席トラック取付具
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