JPH06223384A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH06223384A
JPH06223384A JP2967693A JP2967693A JPH06223384A JP H06223384 A JPH06223384 A JP H06223384A JP 2967693 A JP2967693 A JP 2967693A JP 2967693 A JP2967693 A JP 2967693A JP H06223384 A JPH06223384 A JP H06223384A
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JP
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optical disc
optical
objective lens
carriage
focusing
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JP2967693A
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Hideo Inuzuka
英雄 犬塚
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チルトセンサを省略することで装置の小形化
およびコストダウンを図ると共に情報検出用光ビームを
利用することで記録トラックに対するスポットの位置ず
れを正確に検出し、また、補正し得る光ピックアップ装
置を提供することである。 【構成】 光源からの照明光を光ディスク2上に集光す
るための対物レンズ4と、この対物レンズ4をフォーカ
シングまたはトラッキング方向に駆動するためのアクチ
ュエータ14と、光ディスク2からのフォーカス信号を
検出するフォーカス信号検出器15と、光ディスク2か
らのトラック信号を検出するトラック信号検出器16
と、光ディスク2の記録面および光ディスク2の表面に
フォーカシング引き込み動作を行うフォーカシング制御
手段29とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク上に情報を
記録し再生するための光ピックアップ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置にて、光ディス
クからの記録情報の読取りを正確に行うためには、光源
から発せられる照明光を光ディスクの情報記録面上にス
ポットとして正確に収束させるフォーカス制御が必要で
ある。また、スポットを光ディスクの記録トラックに正
確に追従させるトラック制御も必要である。
【0003】ところで、このような光ディスク装置にお
いて、光ディスクに反りがあった場合、情報検出用光ビ
ームの光軸に対して光ディスクの情報記録面が傾くこと
になり、スポットが記録トラック上にあるにも拘らず、
トラックエラーが発生する。このため、記録トラック上
にあるスポットを、その位置からずらす方向にトラック
サーボがかかることになる。したがって、トラックエラ
ーが実際には零であるにもかかわらず、スポットが記録
トラック上に正しく照射されないため、隣接する記録ト
ラックのピット情報の影響を受け易くなってクロストー
クの増大を招くことになる。
【0004】このような性能劣化を改善するために、光
ディスクの情報記録面に対する情報検出用光ビームの光
軸の傾きを検出し、光ビームの光軸が記録面に対して垂
直になるようにピックアップの傾きを調整するチルトサ
ーボが行われる。
【0005】従来のチルト機構の構成を図11に示す。
同図において、スピンドルモータ1によって、回転駆動
される光ディスク2の情報を読み取る光ピックアップ装
置3は対物レンズ4を含んでいる。この対物レンズ4は
ハウジング5に対してその光軸方向に移動自在に装着さ
れ、図示せぬフォカスアクチュエータにより駆動され
る。ハウジング5はキャリッジ6に対して対物レンズ4
の光軸A−A上に位置する回動支点0を中心に回動自在
で取り付けられている。
【0006】チルトモータ、減速機構等によって構成さ
れる調整機構7は、ハウジング5をキャリッジ6に対し
て回動させることにより対物レンズ4の光軸A−Aの記
録面に対する傾き調整を行う。
【0007】キャリッジ6は図示せぬガイドレールに沿
って光ディスク4の半径方向B−Bに移動自在であり、
例えばシークモータ等からなる駆動機構によって駆動さ
れる。
【0008】対物レンズ4の光軸A−Aを含みかつキャ
リッジ6の移動方向に直角な面内には光ディスク4の光
軸A−Aに対する傾き角度を検出するためのチルトセン
サ8が対物レンズ4に近接して設けられている。
【0009】このセンサ8は、図12に示すように、1
個の発光素子9および2個の受光素子10a,10bか
らなり、発光素子9から発せられる光ビームに基づく光
ディスク2からの発光を受光素子10a,10bで受光
する。この各々の受光差分が差動アンプ11で得られ、
これによって、光軸A−Aに対する光ディスク2の傾き
が検出され駆動アンプ12を介して調整機構7のチルト
モータ13に供給される。
【0010】したがって、キャリッジ6が図11の左方
から右方に移動して光ディスク2の傾いた部分にくる
と、チルトセンサ8の出力により調整機構7が駆動さ
れ、ハウジング6を支点0を中心として図の時計方向に
回動する。そして、光軸A−Aが光ディスク2の情報記
録面に対して垂直になるようにチルトサーボされる。
【0011】このように、従来のものは、対物レンズ4
の近くに配置されたチルトセンサ8によって光ディスク
2の傾きを検出してその傾きを補正し、スポットを記録
トラック上に正確に位置決めさせる構成となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
ようなものでは、情報検出用の光学系とは別に光ディス
クの傾きを検出するための光学系を設けているので、情
報検出用光ビームの照射位置とチルトサーボ用光ビーム
の照射位置とが異なることになり、検出誤差が生じる。
また、部品点数の増加やスペースの確保が必要であり、
装置の大型化、およびコストアップの要因となってい
た。
【0013】本発明は、チルトセンサを省略することで
装置の小形化およびコストダウンを図ると共に情報検出
用光ビームを利用することで記録トラックに対するスポ
ットの位置ずれを正確に検出し、また補正し得る光ピッ
クアップ装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
装置は、光源からの照明光を光ディスク上に集光するた
めの対物レンズと、この対物レンズをフォーカシングま
たはトラッキング方向に駆動するためのアクチュエータ
と、光ディスクからのフォーカス信号を検出するフォー
カス信号検出器と、光ディスクからのトラック信号を検
出するトラック信号検出器と、光ディスクの記録面およ
び光ディスクの表面にフォーカシング引き込み動作を行
うフォーカシング制御手段とを備えている。
【0015】また、フォーカシング引き込み動作時にト
ラッキング方向の動作をロックするトラッキングロック
手段と、対物レンズが搭載されたキャリッジを光ディス
クの全域に渡って移動させるキャリッジ移動手段と、光
ディスクがドライブ内に挿入された際に光ディスクの表
面にフォーカスを引き込んだり、キャリッジが外部指示
により目的アドレスへ移動する際に光ディスクの記録面
から光ディスクの表面にフォーカスを引き込み直すフォ
ーカシング制御手段と、キャリッジ移動手段でキャリッ
ジを移動させた際に検出されるトラック信号検出器から
の信号を随時記憶したり、目的アドレス近傍に移動した
ときのトラック信号検出器からの信号を記憶するメモリ
回路とを備えている。
【0016】本発明におけるキャリッジは、トラック信
号検出器からの差信号に応じて対物レンズの光軸と光デ
ィスクの記録面との直交関係のずれを補正するためのチ
ルト機構を有している。また、トラック信号検出器から
の出力の和信号に基づいて光源の出射光量を調整する光
量調整手段を備えている。
【0017】一方、トラック信号検出器からの出力の和
信号が予め定めた基準値を下回る場合は、警告あるいは
停止する警報停止回路を備えている。
【0018】
【作用】本発明では、フォーカシング制御手段にて光デ
ィスクの記録面および光ディスクの表面にフォーカシン
グ引き込み動作を行うので、情報検出用光ビームの照射
位置とチルトサーボ用光ビームの照射位置とが異なるこ
とはなくなる。また、キャリッジ移動手段でキャリッジ
を移動させた際に検出されるトラック信号検出器からの
信号を随時記憶したり、目的アドレス近傍に移動したと
きのトラック信号検出器からの信号を記憶するメモリ回
路を備えているので、光ディスクに反りがあってもその
反りに対応して記録トラックに対するスポットの位置ず
れを正確に補正することができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック構成
図である。本発明の光ピックアップ装置は、光源からの
照明光を光ディスク2上に集光するための対物レンズ4
と、この対物レンズ4をフォーカシングまたはトラッキ
ング方向に駆動するためのアクチュエータ14と、光デ
ィスク4からのフォーカス信号を検出するフォーカス信
号検出器15と、光ディスク4からのトラック信号を検
出するトラック信号検出器16と、光ディスク4の記録
面および光ディスク4の表面にフォーカシング引き込み
動作を行うフォーカシング制御手段17とを備えてい
る。
【0020】このフォーカシング制御手段は、光ディス
ク2がドライブ内に挿入された際に光ディスク2の表面
にフォーカスを引き込むとともに、キャリッジ6が外部
指示により目的アドレスへ移動する際に光ディスク2の
記録面から光ディスク2の表面にフォーカスを引き込み
直す。
【0021】そして、フォーカシング引き込み動作時
に、トラッキング位置検出器18の誤差信号が零の状態
で、トラッキング方向の動作をロックするトラッキング
ロック手段19と、対物レンズ4が搭載されたキャリッ
ジ6を光ディスク2の全域に渡って移動させるキャリッ
ジ移動手段20と、このキャリッジ移動手段20でキャ
リッジ6を移動させた際に検出されるトラック信号検出
器16からの信号を随時記憶したり、目的アドレス近傍
に移動したときのトラック信号検出器16からの信号を
記憶するためのメモリ回路21を備えている。キャリッ
ジ6は、トラック信号検出器16からの差信号に応じて
対物レンズ4の光軸と光ディスク2の記録面との直交関
係のずれを補正するためのチルト機構22を有してお
り、また、トラック信号検出器16からの出力の和信号
に基づいて、光源の出射光量を調整する光量調整手段2
3や、トラック信号検出器16からの出力の和信号が予
めた基準値を下回る場合は、警告あるいは停止する警報
停止回路24を備えている。なお、トラッキング制御手
段29はトラック信号検出器16からの信号に基づい
て、トラッキング制御を行うものである。
【0022】次に、図2は本発明の光ピックアップ装置
の側面図である。スピンドルモータ1の回転軸25に固
定されたターンテーブル26には光ディスク2が着脱自
在に取り付けられている。この光ディスク2の記録面に
データを記録再生する光ピックアップ装置は、光ディス
ク2の半径方向に移動可能なキャリッジ6上に設けら
れ、シーク機構27によって駆動される。また、案内部
材28はシーク機構27の移動方向を案内するためのも
のである。図3は、キャリッジ6の斜視図であり、図4
は光ピックアップ装置の内部光学系の詳細図である。図
4により光学系の説明をする。
【0023】半導体レーザ等の光源80より出力された
照明光は、カップリングレンズ81によって平行光に変
換され偏光ビームスプリッタ82に直線偏光で入射し、
偏光図82aを介して1/4波長板83の方向へ透過す
る。1/4波長板83を透過した照明光は円偏光に変換
された後、偏光プリズム84を介して対物レンズ4に入
射し、この対物レンズ4により集光し光ディスク2に結
像する。
【0024】光ディスク2からの反射光は同じ光路を通
り1/4波長板83を透過する際、照明光と方位が直行
する直線偏光に変換され、偏光面でほとんどの光が反射
する。レンズ85は光ディスク2からの反射光を収束さ
せるためのもので、集束光のほぼ半分がナイフエッジ8
6により反射されトラック信号検出器16の受光素子8
7に入射し、残りの光束はその結線点に設置されたフォ
ーカス信号検出器15の受光素子88に入射する。
【0025】次に、図5および図6は、対物レンズ4の
移動機構の一例を示している。
【0026】図において、対物レンズ4には、リング状
のホルダ31が取り付けられており、このホルダ31
は、対物レンズホルダ32に形成されている孔30の上
端部に固定されている。また、対物レンズホルダ32に
は、2組の平行板ばね33,34,35,36の一端が
固定されており、この平行板ばね33,34,35,3
6の他端は、ピンサポータ37に固定されている。
【0027】このピンサポータ37は、その回転中心の
上端部および下端部にピン38およびピン39が設けら
れており、ピン39は、ハウジング40に取り付けられ
た軸受け部材41に挿入されている。また、ピン38
は、保持部材42に取り付けられている軸受け部材43
に挿入されている。
【0028】保持部材42は、ハウジング40から立ち
上げられた支持部材44に固定されており、したがっ
て、対物レンズホルダ32は、ピンサポータ37のピン
38,39を中心にして、ハウジング40に対して回動
自在に取り付けられている。
【0029】ハウジング40には、対物レンズホルダ3
2をはさんで、略コの字状のヨーク部材45,46、お
よび、このヨーク部材45,46の一方の立ち上り部に
磁気的に吸着している永久磁石47,48からなる磁気
回路部材49,50が設けられており、この磁気回路部
材49,50の磁気ギャップに鎖交する駆動電流を印加
するためのフォーカスコイル51が、対物レンズホルダ
32の側面に設けられている。また、このフォーカスコ
イル51の表面には、平面状に巻回されているトラック
コイル52,53,54,55が取り付けられている。
【0030】また、ハウジング40の底面には、光束を
通過させるための孔56が穿設されている。また、ピン
サポータ37の一方の側端部には、発光素子57が取り
付けられており、この発光素子57の発光部には、筒状
のアパーチャ部材58が設けられている。また、発光素
子57の検出光を受光する受光素子59が、ハウジング
40に設けられている。
【0031】したがって、フォーカスコイル51に駆動
電流を印加すると、その駆動電流の大きさと方向に応じ
た力がフォーカスコイル51に作用し、これにより、対
物レンズホルダ32にフォーカス方向への力が作用し
て、板ばね33,34,35,36が変形する。
【0032】それにより、対物レンズホルダ32は、変
形した板ばね33,34,35,36の復帰力と、フォ
ーカスコイル51に作用する力がつりあう態様に板ばね
33,34,35,36が変形した状態で支持され、こ
れにより、対物レンズホルダ32がフォーカス方向に移
動する。
【0033】また、トラックコイル52,53,54,
55に駆動電流を印加すると、トラックコイル52,5
3,54,55には、トラック方向の力が作用する。こ
れにより、対物レンズホルダ32にトラック方向の力が
作用して、その作用する方向にピンサポータ37が回動
する。
【0034】このようにして、フォーカスコイル51お
よびトラックコイル52〜55に駆動電流を印加するこ
とで、対物レンズホルダ32をフォーカス方向およびト
ラック方向に移動することができる。
【0035】また、図7に示すように、対物レンズホル
ダ32をトラッキング方向に移動すると、それに伴い、
アパーチャ部材58から出力されて受光素子59の2つ
の受光面59a,59bで受光されるスポットの位置
が、その移動した方向に移動するので、この受光素子5
9の2つの受光面59a,59bからそれぞれ出力され
る受光信号の差に基づいて、対物レンズホルダ32の移
動を検出することができる。
【0036】図8は、本発明のトラッキング制御手段2
9、チルト機構22、キャリッジ移動手段20等の詳細
な構成を示すブロック図である。
【0037】ドライバ61はアクチュエータ14におけ
るトラックコイル51〜55に駆動電流を供給する。電
流電圧変換回路62は、トラック信号検出器16の受光
素子87の検出電流を電圧に変換する。和信号再生回路
63は電流電圧変換回路62の出力を加算して受光素子
87の受光量に比例した信号を再生する。
【0038】差信号再生回路64は電流電圧変換回路6
2の出力を減算してトラッキング誤差信号を再生する。
【0039】ホールド回路65は制御部67からの信号
を受けて差信号再生回路64からの信号をホールドす
る。増幅器66はホールド回路65の出力を増幅する。
【0040】受光素子59は対物レンズのトラッキング
方向の位置を検出するものであり、I/V変換回路68
で電流電圧変換され差動増幅器69で減算されレンズ位
置信号となる。この信号は対物レンズ4が照明光の光軸
から大きくずれないように監視するもので、シークモー
タ制御部70に入力され、レンズトラッキング時はいわ
ゆる2段サーボがかけられた状態となる。
【0041】シークモータ71は、シークモータ制御部
70からの信号でキャリッジ6を必要な方向へ移動させ
位置検出器72はその位置を検出し、その信号をシーク
モータ制御部70に加えている。AGC回路73はレー
ザパワーの変化(例えば、記録/再生)に対して差信号
レベルを一定にする。
【0042】減算回路74はAGC回路73からの出力
と制御部67からの出力を減算する。制御回路75は位
相補償およびゲイン補償用の制御回路であり、減算回路
74の出力でアクチュエータ14が制御される。
【0043】次に動作について説明する。光ディスク2
がディスク装置に挿入されると、まず焦点制御(フォー
カシング)が行われる。フォーカシングは、フォーカス
信号検出器、すなわち、図4に示す2分割された受光素
子88で検出された信号に基づいて行われる。この検出
信号を図9に示す。
【0044】2分割された受光素子88の出力を減算し
たものがフォーカス誤差信号S1であり、光ディスク2
の記録面と透明基板である光ディスク2の表面で、図の
ようにS字状の出力をし、それぞれの面で合焦した際、
記録面の合焦点T1,表面の合焦点T2でゼロクロスす
る。
【0045】一方、2分割された受光素子88の出力を
加算したフォーカス和信号は、図の破線で示すように出
力される。
【0046】フォーカシング引き込みは、通常、記録面
で合焦が保たれるように動作するが、本発明において
は、ディスク表面においてもフォーカシング引き込みが
可能なように構成されている。
【0047】フォーカシング引き込み動作は、フォーカ
ス和信号にスレシュレベルV1,V2を設けておき、対
物レンズ4を光ディスク2に対して上下動(近付けたり
遠ざける)させた際、スレシュレベルV1,V2を越え
た後にフォーカス誤差信号がゼロクロスしたときにフォ
ーカシングサーボをかける。
【0048】したがって、光ディスク2の表面にフォー
カスサーボをかけたい場合、まず、対物レンズ4を光デ
ィスク2に対して十分に遠ざけておき、少しづつ近付け
ていく。やがて、フォーカス信号がスレシュレベルV1
を越え、さらに近付けると、フォーカス誤差信号がゼロ
クロスするので、ここでフォーカスサーボをかけらける
ようにする。
【0049】なお、フォーカシング引き込みを行う際の
対物レンズ4のトラッキング方向の動作は、アクチュエ
ータ14の受光素子の差信号がゼロになるように電気的
にロックが掛けられている。すなわち、対物レンズ4の
光軸と光源からの照明光の光軸とが一致している状態で
ある。
【0050】この時の減算器64から出力されるトラッ
ク信号は光ディスク2の表面の反射光なので、トラック
溝の影響を受けていない。したがって、図10のように
光ディスク2の曲りがそのまま光軸ずれとなって反射さ
れ受光素子87に入射する。このオフセット信号がメデ
ィアチルト情報である。
【0051】キャリッジ6は、シークモータ71により
光ディスク2の半径方向に移動可能であるから、位置検
出器72の光ディスク2の半径方向位置に相当する。位
置情報からホールド回路65に対するサンプリングタイ
ミングを与えて制御部67に位置検出器72とホールド
回路65の信号をディスク全域に渡ってメモリする。
【0052】以上の動作で光ディスク2のチルトを補正
するための情報が得られたわけである。キャリッジ6は
ホームポジションまたは別途指定された場所に移動し、
フォーカスサーボを光ディスク2の記録面に引き込み直
して、光ディスクの案内溝に対する所定のトラッキング
動作で待機する。
【0053】なお、光ディスク2の記録面への引き込み
は対物レンズ4を光ディスク2に十分に近付けておき、
少しづつ遠ざけていく。先程の光ディスク2の表面での
引き込みと逆の動作を行うことで誤引き込みの防止が行
える。
【0054】この状態で外部のホストからの記録または
再生の信号を受けると、キャリッジ6が目標アドレスに
移動し、このアドレスに対応するチルト補正情報を制御
部メモリ回路からチルトモータ制御部76にいれる。チ
ルトモータ制御部76は情報に対応する量の補正をすべ
くチルトモータ77を駆動させる。
【0055】位置検出器78は補正量を検出するもので
あり、その検出信号はチルトモータ制御部76に入力さ
れる。
【0056】以上のように動作する光ピックアップ装置
によると、トラック検出におけるチルトオフセットが光
ディスク2の挿入時にオフセット補正情報として得られ
るためオフセット補正することができる。
【0057】ところで、以上の実施例では光ディスク2
が新たにドライ部内に挿入されたときに補正情報を得る
ものであるが、以下のようにしても良い。
【0058】ホストからの信号で目標アドレスにキャリ
ッジ6を移動する際に、まずフォーカシング引き込みを
ディスク表面で引き込み直し、トラッキング動作も受光
素子59の差信号によりゼロクロスする。この状態で目
標アドレス近傍でシークモータ71で移動し、そこで光
ディスク2のチルト情報を得て、制御部67にメモリし
た後、光ディスク2の記録面でフォーカシング,トラッ
キングの両サーボをかけるようにし、チルト情報をチル
トモータ制御部76に入力すれば良い。
【0059】本発明における構成によって得られるもう
一つの特徴を説明する。光ディスク2の基板は、一般に
透明なガラスやポリカーボネート,アクリル等であり、
記録層は、蒸着やスパッタまたはスピンコート等によっ
て形成される。基板は1ミリ程度の厚みを持ち光ディス
ク装置からの光束は、記録層の保護を兼ねて基板の厚み
を介して記録層に入射するようになっている。
【0060】上述のように、光ディスク2の表面で光束
を反射させた場合の反射率は一般に下式で表される。
【0061】
【数1】
【0062】ここで、n1は空気中の屈折率(約1)、
n2は基板の屈折率(約1.5)である。
【0063】この式から分るように、4%程度の反射率
が理論的に得られる。これは、光ディスク2の表面がご
み等による汚れがない場合の反射光であり、ドライブ装
置内で使用しているうちに多少の汚れが生じる。
【0064】本発明では、光ディスク2のチルト検出時
に差信号だけでなく和信号も和信号再生回路63で検出
可能であり、制御部67に差信号同様にメモリすること
ができる。
【0065】したがって、理論値で検出される光量に相
当する出力を制御部67に予めメモリさせておき、光デ
ィスク2の汚れに対応した補正信号をLD駆動制御部7
9に入力させLD1を駆動すれば良好な記録再生が可能
となる。
【0066】また、光ディスク2の汚れ同様光ピックア
ップ装置の光学素子の汚れによるパワー補正も同様に行
える。
【0067】さらに、制御部67の内部には別回路で、
基準電圧発生回路を設け、和信号と基準電圧とを比較す
ることで、光ディスク2の部分的な記録再生に不都合な
汚れを事前に検出し、オペレータに警告を発するか強制
的に装置を停止することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
ディスクの記録面および光ディスクの表面にフォーカシ
ング引き込み動作を行うので、情報検出用光ビームの照
射位置とチルトサーボ用光ビームの照射位置とが異なる
ことはなくなる。また、チルトセンサを省略できるの
で、装置の小形化およびコストダウンを図れる。
【0069】一方、トラック信号検出器からの信号を、
キャリッジを移動させた際に随時記憶し、また、目的ア
ドレス近傍に移動したときのトラック信号検出器からの
信号を記憶するメモリ回路を備えているので、光ディス
クに反りがあってもその反りに対応して記録トラック全
域に対するスポットの位置ずれを正確に補正することが
できる。
【0070】また、光ディスクの汚れや光学素子の汚れ
によるパワー補正も行え、さらに、光ディスクの部分的
な記録再生に不都合な汚れを事前に検出し、オペレータ
に警告を発したり、強制的に装置を停止することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図
【図2】本発明の光ピックアップ装置の側面図
【図3】本発明のキャリッジの説明図
【図4】本発明の光ピックアップ装置の内部光学系の詳
細図
【図5】本発明の対物レンズ機構の斜視図
【図6】本発明の対物レンズ移動機構の断面図
【図7】本発明のトラッキング位置検出装置の説明図
【図8】本発明のトラッキング制御手段等のブロック構
成図
【図9】本発明によるフォーカシング検出信号の特性図
【図10】本発明による光ディスクの反り検出の説明図
【図11】従来のチルト機構の構成図
【図12】従来のチルトセンサの説明図
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 光ディスク 3 光ピックアップ装置 4 対物レンズ 5 ハウジング 6 キャリッジ 7 調整機構 8 チルトセンサ 9 発光素子 10 受光素子 11 差動アンプ 12 駆動アンプ 13 チルトモータ 14 アクチュエータ 15 フォーカス信号検出器 16 トラック信号検出器 17 フォーカシング制御手段 18 トラッキング位置検出器 19 トラッキングロック手段 20 キャリッジ移動手段 21 メモリ回路 22 チルト機構 23 光量調整手段 24 警報停止回路 25 回転軸 26 ターンテーブル 27 シーク機構 28 案内部材 29 トラッキング制御手段 30 孔 31 ホルダ 32 対物レンズホルダ 33,34,35,36 平行板ばね 37 ピンサポータ 38,39 ピン 40 ハウジング 41,43 軸受け部材 42 保持部材 44 支持部材 45,46 ヨーク部材 47,48 永久磁石 49,50 磁気回路部材 51 フォーカスコイル 52,53,54,55 トラックコイル 56 孔 57 発光素子 58 アバーチャ部材 59 受光素子 61 ドライバ 62 電流電圧変換回路 63 和信号再生回路 64 差信号再生回路 65 ホールド回路 66 増幅器 67 制御部 68 I/V変換回路 69 差動増幅器 70 シークモータ制御部 71 シークモータ 72 位置検出器 73 AGC回路 74 減算器 75 制御回路 76 チルトモータ制御部 77 チルトモータ 78 位置検出器 79 LD駆動制御部 80 光源 81 カップリングレンズ 82 偏光ビームスプリッタ 83 1/4波長板 84 偏向プリズム 85 レンズ 86 ナイフエッジ 87 受光素子 88 受光素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに情報の記録再生を行う光ピ
    ックアップ装置において、光源からの照明光を前記光デ
    ィスク上に集光するための対物レンズと、この対物レン
    ズをフォーカシングまたはトラッキング方向に駆動する
    ためのアクチュエータと、前記光ディスクからのフォー
    カス信号を検出するフォーカス信号検出器と、前記光デ
    ィスクからのトラック信号を検出するトラック信号検出
    器と、前記光ディスクの記録面および前記光ディスクの
    表面にフォーカシング引き込み動作を行うフォーカシン
    グ制御手段とを備えたことを特徴とする光ピックアップ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカシング引き込み動作時にト
    ラッキング方向の動作をロックするトラッキングロック
    手段と、前記対物レンズが搭載されたキャリッジを前記
    光ディスクの全域に渡って移動させるキャリッジ移動手
    段と、前記光ディスクがドライブ内に挿入された際に前
    記光ディスクの表面にフォーカスを引き込む前記フォー
    カシング制御手段と、前記キャリッジ移動手段でキャリ
    ッジを移動させた際に検出されるトラック信号検出器か
    らの信号を随時記憶するメモリ回路とを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカシング引き込み動作時にト
    ラッキング方向の動作をロックするトラッキングロック
    手段と、前記対物レンズが搭載されたキャリッジを前記
    光ディスクの全域に渡って移動させるキャリッジ移動手
    段と、前記キャリッジが外部指示により目的アドレスへ
    移動する際に前記光ディスクの記録面から前記光ディス
    クの表面にフォーカスを引き込み直す前記フォーカシン
    グ制御手段と、前記目的アドレス近傍に移動したときの
    トラック信号検出器からの信号を記憶するメモリ回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジは、前記トラック信号検
    出器からの差信号に応じて前記対物レンズの光軸と前記
    光ディスクの記録面との直交関係のずれを補正するため
    のチルト機構を有したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3に記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記トラック信号検出器からの出力の和
    信号に基づいて前記光源の出射光量を調整する光量調整
    手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の光ピッ
    クアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記トラック信号検出器からの出力の和
    信号が予め定めた基準値を下回る場合は、警告あるいは
    停止する警報停止回路を備えたことを特徴とする請求項
    5に記載の光ピックアップ装置。
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