JPH06223423A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH06223423A JPH06223423A JP1058493A JP1058493A JPH06223423A JP H06223423 A JPH06223423 A JP H06223423A JP 1058493 A JP1058493 A JP 1058493A JP 1058493 A JP1058493 A JP 1058493A JP H06223423 A JPH06223423 A JP H06223423A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magneto
- optical recording
- layer
- films
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 Co層とNi層とPd層又はPt層を組み合わせ
た4層構造を基本周期とする人工格子膜からなる光磁気
記録媒体。 【効果】 この記録媒体は、大きな垂直磁気異方性、短
波長域で大きなカー回転角、適度のキュリー温度を持つ
良好な特性の光磁気記録媒体である。
た4層構造を基本周期とする人工格子膜からなる光磁気
記録媒体。 【効果】 この記録媒体は、大きな垂直磁気異方性、短
波長域で大きなカー回転角、適度のキュリー温度を持つ
良好な特性の光磁気記録媒体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光を用いて情
報の記録、再生、消去を行う光磁気記録媒体に関する。
報の記録、再生、消去を行う光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体を高密度化する手段のの
ひとつとして、記録再生に短波長の光源を用いる方法が
あり、短波長域で大きな磁気光学効果を示すCo層とPt
またはPd層を交互に積層した人工格子膜を用いた光磁
気記録媒体が提案されている。しかしながら、この膜は
大きなカー回転角を示す組成領域ではキュリー温度が高
く、記録パワーの増大や媒体の耐久性が低下するという
問題点があった。
ひとつとして、記録再生に短波長の光源を用いる方法が
あり、短波長域で大きな磁気光学効果を示すCo層とPt
またはPd層を交互に積層した人工格子膜を用いた光磁
気記録媒体が提案されている。しかしながら、この膜は
大きなカー回転角を示す組成領域ではキュリー温度が高
く、記録パワーの増大や媒体の耐久性が低下するという
問題点があった。
【0003】この問題点を解決する為に、Co層に他の
元素を添加したCo合金/Pt人工格子膜が検討されてい
る(例えば 橋本、落合、1990年度日本応用磁気学
会講演概要集67頁)。しかしこの様な第三元素の添加
では、キュリー温度の低下に伴い、垂直磁気異方性の低
下やカー回転角の減少をもたらすと言う問題が生じる。
元素を添加したCo合金/Pt人工格子膜が検討されてい
る(例えば 橋本、落合、1990年度日本応用磁気学
会講演概要集67頁)。しかしこの様な第三元素の添加
では、キュリー温度の低下に伴い、垂直磁気異方性の低
下やカー回転角の減少をもたらすと言う問題が生じる。
【0004】また、Co層とNi層を交互に積層した人工
格子膜が垂直磁化膜になることが報告されている[ダー
ルデロップ(G.H.O.Daalderop),ケリー(P.
J.Kelley)及びデン・ブレーダー(F.J.A.den
Broeder),フィジカル・レビュー・レターズ(Phy
s.Rev.Lett.)第68巻、682頁、1992年)。
格子膜が垂直磁化膜になることが報告されている[ダー
ルデロップ(G.H.O.Daalderop),ケリー(P.
J.Kelley)及びデン・ブレーダー(F.J.A.den
Broeder),フィジカル・レビュー・レターズ(Phy
s.Rev.Lett.)第68巻、682頁、1992年)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、Co
/Pt及びPd膜とCo/Ni膜とを組み合わせることによ
り、大きな垂直磁気異方性と、大きなカー回転角、適当
なキュリー温度を有する光磁気媒体を提供することであ
る。
/Pt及びPd膜とCo/Ni膜とを組み合わせることによ
り、大きな垂直磁気異方性と、大きなカー回転角、適当
なキュリー温度を有する光磁気媒体を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
は、光磁気記録層を4層型の基本周期からなる人工格子
膜である。すなわち、本発明の光磁気記録媒体では、記
録層部分が、(1)[Co/Ni/Co/Pd]の基本周期を
持つ積層、(2)[X/Y/X/Pt](ここで、XはCo
およびYはNi、又はXはNiおよびYはCoである。)
の基本周期を持つ積層、または(3)[Co/Pt/Ni/
Pt]の基本周期を持つ積層からなる。
は、光磁気記録層を4層型の基本周期からなる人工格子
膜である。すなわち、本発明の光磁気記録媒体では、記
録層部分が、(1)[Co/Ni/Co/Pd]の基本周期を
持つ積層、(2)[X/Y/X/Pt](ここで、XはCo
およびYはNi、又はXはNiおよびYはCoである。)
の基本周期を持つ積層、または(3)[Co/Pt/Ni/
Pt]の基本周期を持つ積層からなる。
【0007】本発明の光磁気記録媒体では、以上の通
り、非磁性層にはPd又はPtを用い、磁性層はCo、Ni
の2種類の磁性層から成る。本発明では、この基本周期
を1回、またはそれ以上繰り返し、総膜厚を望ましくは
800オングストローム程度以下とする。
り、非磁性層にはPd又はPtを用い、磁性層はCo、Ni
の2種類の磁性層から成る。本発明では、この基本周期
を1回、またはそれ以上繰り返し、総膜厚を望ましくは
800オングストローム程度以下とする。
【0008】垂直磁気異方性に関して説明すると、Co
とPdまたはPtとの界面、CoとNiとの界面、及びNi
とPtとの界面で、大きな界面磁気異方性が誘起され
る。これに対し、界面磁気異方性が誘起されない元素が
接している場合、異方性は相殺され、膜全体としての垂
直磁気異方性は小さくなる。従って、大きな垂直磁気異
方性を得るには、上述した4層型の構造が必須である。
とPdまたはPtとの界面、CoとNiとの界面、及びNi
とPtとの界面で、大きな界面磁気異方性が誘起され
る。これに対し、界面磁気異方性が誘起されない元素が
接している場合、異方性は相殺され、膜全体としての垂
直磁気異方性は小さくなる。従って、大きな垂直磁気異
方性を得るには、上述した4層型の構造が必須である。
【0009】キュリー温度に関して述べると、バルクの
Coのキュリー温度は1395Kであるのに対し、バル
クのNiのキュリー温度は628.3Kである。磁性層
厚を薄くしてキュリー温度をある程度下げることはでき
るが、基本周期に現れる2種類の磁性元素のうちCo層
膜を成るべく薄くすることにより、キュリー温度をかな
り下げることが可能となる。
Coのキュリー温度は1395Kであるのに対し、バル
クのNiのキュリー温度は628.3Kである。磁性層
厚を薄くしてキュリー温度をある程度下げることはでき
るが、基本周期に現れる2種類の磁性元素のうちCo層
膜を成るべく薄くすることにより、キュリー温度をかな
り下げることが可能となる。
【0010】磁気光学特性に関しては、Co/Pt、及び
Co/Pd膜では400nm付近の短波長域でカー回転角が
増大することが特徴である。また、Coに比べNiはカー
回転角が20%程度であるが、上述した構造をとること
により、カー回転角の減少を抑えることが可能となる。
Co/Pd膜では400nm付近の短波長域でカー回転角が
増大することが特徴である。また、Coに比べNiはカー
回転角が20%程度であるが、上述した構造をとること
により、カー回転角の減少を抑えることが可能となる。
【0011】本発明の人工格子膜は、ガラス基板、或い
はポリカーボネート、非晶質ポリオレフィン等の高分子
基板上に直接成膜した場合でも光磁気記録媒体として、
十分な垂直磁気異方性エネルギーとカー回転角を有する
が、Au、Pd、Pt、Ag、Cu、Ti等の金属下地層を用
いることで垂直磁気特性を向上させることができる。
はポリカーボネート、非晶質ポリオレフィン等の高分子
基板上に直接成膜した場合でも光磁気記録媒体として、
十分な垂直磁気異方性エネルギーとカー回転角を有する
が、Au、Pd、Pt、Ag、Cu、Ti等の金属下地層を用
いることで垂直磁気特性を向上させることができる。
【0012】更に、記録読み出し側にSiN、SiO、Z
nS等の誘導体層を設けることで、光の干渉効果を用い
たカー回転角のエンハンスを行うことも可能である。
nS等の誘導体層を設けることで、光の干渉効果を用い
たカー回転角のエンハンスを行うことも可能である。
【0013】
【実施例】次に、このような人工格子光磁気記録媒体の
製造について説明する。本発明に係る人工格子光磁気記
録媒体は、高周波スパッタリング法、高真空蒸着法等の
従来既知の各種薄膜形成方法のいずれを用いても製造す
ることができる。以下に超高真空蒸着法によりAu下地
を用いて製造する場合について説明する。
製造について説明する。本発明に係る人工格子光磁気記
録媒体は、高周波スパッタリング法、高真空蒸着法等の
従来既知の各種薄膜形成方法のいずれを用いても製造す
ることができる。以下に超高真空蒸着法によりAu下地
を用いて製造する場合について説明する。
【0014】実施例1 ガラス基板上に室温でAuを500オングストローム厚
で蒸着した後、150℃で1時間アニールし、下地層と
した。その後、30〜40℃に保った基板上にPd、
X、Y、Xの順で成膜し、最上層は、磁性層の酸化等を
防ぐため、非磁性層のPdで終わる様にした。Pd/X/
Y/Xの繰り返し回数は15回である。基本周期は図1
中に示す。
で蒸着した後、150℃で1時間アニールし、下地層と
した。その後、30〜40℃に保った基板上にPd、
X、Y、Xの順で成膜し、最上層は、磁性層の酸化等を
防ぐため、非磁性層のPdで終わる様にした。Pd/X/
Y/Xの繰り返し回数は15回である。基本周期は図1
中に示す。
【0015】磁性元素としてCoおよび/またはNiを用
い、磁性層の基本構造[X/Y/X]の層厚を12オング
ストロームに固定し、X、Yの各層厚を変えた場合の磁
気異方性エネルギーを図1に示す。図1中、括弧内の数
値は、各層の厚さ(単位オングストローム)である。
い、磁性層の基本構造[X/Y/X]の層厚を12オング
ストロームに固定し、X、Yの各層厚を変えた場合の磁
気異方性エネルギーを図1に示す。図1中、括弧内の数
値は、各層の厚さ(単位オングストローム)である。
【0016】CoとNiの界面、CoとPdの界面では、大
きな界面磁気異方性が誘起されるのに対し、PdとNiの
界面では界面磁気異方性がほとんど誘起されないため、
図のような特性を示す。[Co/Ni/Co/Pd]の構造が
必要なことが分かる。
きな界面磁気異方性が誘起されるのに対し、PdとNiの
界面では界面磁気異方性がほとんど誘起されないため、
図のような特性を示す。[Co/Ni/Co/Pd]の構造が
必要なことが分かる。
【0017】図2に、400nm及び800nmでのカー回
転角の磁性構造依存性を示す。400nmのカー回転角の
ピークが右寄りにシフトしていることが分かる。つま
り、[Co/Ni/Co/Pd]の構造が短波長域でのカー回
転角の増大には必要であることが分かる。
転角の磁性構造依存性を示す。400nmのカー回転角の
ピークが右寄りにシフトしていることが分かる。つま
り、[Co/Ni/Co/Pd]の構造が短波長域でのカー回
転角の増大には必要であることが分かる。
【0018】図3に、5Kに対する300Kでの飽和磁
化の相対値の磁性構造依存性を示す。規格化された磁化
の温度変化はほぼ同じ形をとることより、相対値の減少
はキュリー温度の減少を意味する。従って、[Co/Ni
/Co/Pd]の構造でNi層厚を厚くすることにより、キ
ュリー温度を下げることができることが分かる。
化の相対値の磁性構造依存性を示す。規格化された磁化
の温度変化はほぼ同じ形をとることより、相対値の減少
はキュリー温度の減少を意味する。従って、[Co/Ni
/Co/Pd]の構造でNi層厚を厚くすることにより、キ
ュリー温度を下げることができることが分かる。
【0019】図4および図5に、室温でVSMにより測
定した磁化ループを示す。実線は磁場を膜面垂直に、破
線は膜面平行にそれぞれ印加した場合を示す。この図よ
り、良好な垂直磁化膜が得られることがわかる。
定した磁化ループを示す。実線は磁場を膜面垂直に、破
線は膜面平行にそれぞれ印加した場合を示す。この図よ
り、良好な垂直磁化膜が得られることがわかる。
【0020】
【発明の効果】本発明の光磁気記録膜は、上述したよう
な4層型の基本周期を持つ人工格子構造をとり、磁性元
素としてはCoおよび/またはNiを、非磁性元素として
はPd又はPtを用いることで、光磁気記録に十分な垂直
磁気異方性エネルギーを有し、Co/Pt及びCo/Pd膜
に比べ小さなキュリー温度を持つものである。また、こ
の記録膜は、Co/Pd及びCo/Pt膜と同等の短波長域
でのカー回転角を有する光記録媒体であり、良好な記録
再生特性が期待できるものである。
な4層型の基本周期を持つ人工格子構造をとり、磁性元
素としてはCoおよび/またはNiを、非磁性元素として
はPd又はPtを用いることで、光磁気記録に十分な垂直
磁気異方性エネルギーを有し、Co/Pt及びCo/Pd膜
に比べ小さなキュリー温度を持つものである。また、こ
の記録膜は、Co/Pd及びCo/Pt膜と同等の短波長域
でのカー回転角を有する光記録媒体であり、良好な記録
再生特性が期待できるものである。
【図1】 本発明の光磁気記録媒体の磁気異方性エネル
ギーの磁性層構造依存性を示す図。
ギーの磁性層構造依存性を示す図。
【図2】 本発明の光磁気記録媒体の400nm及び80
0nmのレーザー波長でのカー回転角の磁性構造依存性を
示す図。
0nmのレーザー波長でのカー回転角の磁性構造依存性を
示す図。
【図3】 本発明の光磁気記録媒体の相対磁化の磁性構
造依存性を示す図。
造依存性を示す図。
【図4】 本発明の光磁気記録媒体の室温での磁化ルー
プを示す図。
プを示す図。
【図5】 本発明の光磁気記録媒体の室温での磁化ルー
プを示す図。
プを示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザー光を用いて記録、再生又は消去
を行う光磁気記録媒体において、記録層部分が、[Co/
Ni/Co/Pd]の基本周期を持つ積層からなる光磁気記
録媒体。 - 【請求項2】 レーザー光を用いて記録、再生又は消去
を行う光磁気記録媒体において、記録層部分が、[X/
Y/X/Pt](ここで、XはCoおよびYはNi、又はX
はNiおよびYはCoである。)の基本周期を持つ積層か
らなることを特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項3】 レーザー光を用いて記録、再生又は消去
を行う光磁気記録媒体において、記録層部分が、[Co/
Pt/Ni/Pt]の基本周期を持つ積層からなる光磁気記
録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1058493A JPH06223423A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1058493A JPH06223423A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06223423A true JPH06223423A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11754302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1058493A Withdrawn JPH06223423A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06223423A (ja) |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1058493A patent/JPH06223423A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |