JPH0622542U - 内燃機関における軸の取付け構造 - Google Patents
内燃機関における軸の取付け構造Info
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- JPH0622542U JPH0622542U JP6621492U JP6621492U JPH0622542U JP H0622542 U JPH0622542 U JP H0622542U JP 6621492 U JP6621492 U JP 6621492U JP 6621492 U JP6621492 U JP 6621492U JP H0622542 U JPH0622542 U JP H0622542U
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーシング内に一方の端部のみが支持される
軸について、その取り付けを容易にする。 【構成】 a)エンジンのケーシング1内に一方の端部が
支持され、b)かつ他方の端部付近からガバナーレバー1
9により押さえ付けられるガバナーギヤ10の軸11
を、c)ケーシング1内の穴2に対し、すきまばめ(ルー
ズフィット)となるように嵌め入れる。
軸について、その取り付けを容易にする。 【構成】 a)エンジンのケーシング1内に一方の端部が
支持され、b)かつ他方の端部付近からガバナーレバー1
9により押さえ付けられるガバナーギヤ10の軸11
を、c)ケーシング1内の穴2に対し、すきまばめ(ルー
ズフィット)となるように嵌め入れる。
Description
【0001】
本考案は、ピストンエンジンをはじめとする内燃機関においてケーシングの内 部に軸を取り付けるための構造に関するものである。
【0002】
内燃機関のケーシング内には、クランク軸やカム軸などのように両端付近の二 箇所で支持される軸のほか、一方の端部付近でのみ支持される軸も取り付けられ ている。後者の軸は、いわゆる片持ち形式の支持であるため、機関の出力となる ような大きな力の伝達用とされることはなく、たとえば、潤滑のためのオイルス プラッシャ(はねかけ)や速度調節用のガバナー(機械式ガバナー)のための軸 として取り付けられる。
【0003】 上記のように一方の端部付近でのみ支持される軸は、従来、ケーシング内の取 付け穴に圧入によって取り付けられている。つまり、軸の外径と取付け穴の内径 とを締まりばめの関係にし、プレス機やハンマー等を用いて軸を穴に圧入するの である。こうして取り付けるのは、片持ち形式であってもその軸が穴から抜け出 ないようにするためで、スプラッシャやガバナーなどのほかにもケーシング内の 片持ち支持の軸に全般的に適用されている。なお、圧入にて取り付けられた軸は 回転しないため、スプラッシャやガバナーなどの回転体はその軸に対して回転す るように組み付けられている。
【0004】 関連ある先行技術としては実公昭59−7557号がある。
【0005】
内燃機関のケーシング内に圧入によって軸を取り付けることは、必ずしも容易 なことではない。プレス機など本来の圧入手段のほかにケーシングを固定したり 軸を保持したりするための専用の組立治具が不可欠で、また圧入作業自体も瞬時 に完了できるものではないからである。とくに、潤滑油のはねかけ角度との関係 でスプラッシャが斜めを向く場合などのようにケーシングに対して軸を斜めに取 り付けるときには、ケーシングを固定するために特殊な治具(受け具)が必要に なり、圧入作業自体も難しくなる。したがって、その内燃機関が汎用のピストン エンジン等であって量産される場合には、作業能率・組立コストなどの面で支障 になることがある。
【0006】 本考案の目的は、ケーシング内に一方の端部のみが支持される軸(ガバナーギ ヤの軸および他の軸)について、その取り付けを容易にすることである。
【0007】
本考案の請求項1にかかる内燃機関における軸の取付け構造は、a)内燃機関の ケーシング内に一方の端部(またはその付近)が支持され、b)かつ他方の端部付 近からガバナーレバーによって軸長方向に押さえ付けられるガバナーギヤ軸を、 c)ケーシング内の穴(軸を取り付ける貫通穴または非貫通穴)にすきまばめ(ル ーズフィット)となるように嵌め入れるものである。
【0008】 また本考案の請求項2にかかる軸の取付け構造は、p)内燃機関のケーシング内 に一方の端部(またはその付近)が支持される軸を、q)ケーシング内の穴(軸を 取り付ける貫通穴または非貫通穴)にすきまばめ(ルーズフィット)となるよう に嵌め入れたうえ、r)軸のうちの嵌め入れた部分に、上記の穴と係合する止め具 (クリップやピン・止め輪など)を装着するものである。これは、請求項1とは 別の軸について請求項1と同じ課題を解決するための構造である。
【0009】
本考案の請求項1の取付け構造では、ガバナーギヤ軸は上記a)のようにケーシ ング内に片持ち形式で支持されるが、その軸は、c)に記載したとおりすきまばめ によって取付け用の穴に嵌め入れられる。すきまばめによって軸を穴に嵌めるこ とは、治具類を用いずに瞬時のうちにも行える簡単な作業であるため、圧入によ って嵌める場合に比べて内燃機関の組立はその分だけ明らかに容易になる。なお 上記したガバナーギヤ軸は、b)のように他方の端部(ケーシング内に支持された 側と反対側の端部)付近からガバナーレバーにて押さえ付けられるものなので、 すきまばめにて穴に取り付けられているにも拘わらず、その穴から軸が抜け出る ことはない。
【0010】 請求項2の取付け構造は、上記ガバナーギヤ軸以外の軸を前記p)のようにやは り片持ち形式でケーシング内に取り付ける場合に関するもので、本構造において も、軸は、q)のとおりすきまばめによって取付け用の穴に嵌め入れられる。すき まばめの嵌め合いによって内燃機関の組立が容易になることは、前記(請求項1 )と同様である。そして本構造の場合には、ガバナーレバーによる押さえ付けは ないものの、それに代えて前記r)のとおり軸に止め具を装着するため、軸が穴か ら抜け出すことはあり得ない。
【0011】
図1に、本考案の第一実施例として1気筒・4サイクルの汎用縦型エンジンの 一部を示す。図のようにクランクケース1aとオイルパン1bとを接合してケー シング1を構成し、その内部にクランク軸4やそれに連結したピストン5、カム 軸6、カム軸6と一体化したカムギヤ7、さらにガバナーギヤ10などを組み込 んでいる。クランク軸4とカム軸6とは、軸長方向を鉛直(縦)にし、ケーシン グ1(クランクケース1aおよびオイルパン1b)の軸受部分によってそれぞれ 両端付近で回転自在に支持させている。
【0012】 ガバナーギヤ10は、カムギヤ7と噛み合うギヤ部14とともにフライウェイ ト12が回転し、それが遠心力で外側に開くことにより中央のスリーブ12aの 高さ(突出量)が変化するように構成したもので、そのスリーブ12aの頂部に はスプリング(図示せず)の力でガバナーレバー19の先端を押し当てている。 レバー19の軸部19aは図の紙面と直角に手前に延び、クランクケース1aの 外でスロットルバルブ(図示せず)に連結されていて、レバー19の角度変位に したがいスロットル開度を調整する。つまりガバナーギヤ10は、レバー19と ともに、エンジンの回転速度を自動的に調節する役目を果たす。図示のガバナー ギヤ10にはギヤ部14と一体に羽根車13を設け、回転するときオイルパン1 b内の潤滑油をケーシング1の上部空間へはね上げるスプラッシャとしての機能 をも兼ねさせている。所望の位置へ潤滑油をはねかける目的で、ガバナーギヤ1 0は図示のように傾けて取り付けている。
【0013】 このガバナーギヤ10の軸11は、クランク軸4やカム軸6と異なり、いわゆ る片持ち形式でケーシング1内に取り付けている。すなわち、オイルパン1bの 底部において内側へ向けて突出する厚肉の部分に穴2を形成し、そこに軸11の 端部を嵌め込んでいる。前述のフライウェイト12や羽根13・ギヤ部14は、 このように取り付ける軸11に対して回転自在に、かつ軸長方向にはズレないよ うに組み付けてある。
【0014】 そしてこの実施例では、上記ガバナーギヤ10の軸11を、すきまばめによっ て穴2に嵌め入れている。すきまばめであるため、軸11の外径は穴2の内径よ りもたとえば百分の数mmだけ小さく、軸11は穴2に対してつねに楽に手で差 し入れることができる。軸11と穴2との間にすきまがあるにしても、ガバナー ギヤ10は、前記のスリーブ12aでガバナーレバー19により押さえ付けられ るため、エンジンの運転中などに軸長方向に移動したり穴2から抜け出たりする ことはない。また、穴2はケーシング1を内外に貫くものではないので、軸11 との間のすきまからの潤滑油の漏れについて対策を施す必要もない。
【0015】 ケーシング1(の穴2)に対し上記の構造によって軸11を取り付けることか ら、図示のエンジンの組み立てにあたっては、ガバナーギヤ10の取り付けが極 めて容易に行える。穴2への軸11の嵌め込みは作業者の手で瞬時のうちにも行 えるので、そのあとスリーブ12aにガバナーレバー19の先端を当てるまでの 間、オイルパン1bを逆さにしないなど組み立て中にガバナーギヤ10が抜けな いようにだけ注意すればよいからである。
【0016】 続いて図2(a)・(b)に、本考案の第二実施例を示す。これも前記第一実施例 と同様の汎用エンジンに関するものだが、この例は、ケーシング1の内部にオイ ルスプラッシャ20(ガバナーギヤを兼用しないもの)の軸21を取り付けるも のである。
【0017】 スプラッシャ20は、図2(a)のようにケーシング1(オイルパン1b)内の 取付け穴3に差し込まれた軸21の回りで、カムギヤ7にて駆動されるギヤ部2 4とともに羽根車23が回転し、周囲に溜まっている潤滑油を上方の潤滑箇所へ はねかける機能をなすものである。軸21が片持ち支持の形態で取り付けられ、 また、潤滑箇所との関係で傾斜させてある点は、第一実施例のガバナーギヤ10 と同様である。しかしながら前記ガバナーギヤ10とは違って、軸21やスプラ ッシャ20の全体がガバナーレバーなどで押さえ付けられることはない。
【0018】 この実施例でも、スプラッシャ20の軸21をすきまばめにて穴3に嵌め入れ ることにより、エンジンの組み立てを容易にしている。ただし、何によっても押 さえ付けられることがないため、軸21の移動を防ぐ止め具として、図2(b)に 示すピンクリップ21aを装着した。クリップ21aを使用するためには、穴3 に差し込まれる軸21の途中にピン穴21bをあけるとともに、穴3の周壁の一 部に切欠3aを設けておく。つまり、軸21を穴3に差し入れたうえで切欠3a およびピン穴21bに図示のようにクリップ21aを通し、それらの係合によっ て軸21の回転と軸長方向の移動とを止める。なお切欠3aは、オイルパン1b の鋳造成形時の型抜きに配慮して、図2(a)のように上方へ向けて開いた形状に した。
【0019】 スプラッシャ20は、すきまばめの穴3に対して作業者の手で簡単かつ迅速に 取り付けできるうえ、クリップ21aで止めるため、エンジンの組み立ての途中 でケーシング1を逆さにしたような場合にも穴3から抜け出ることがない。なお 軸21の止め具は、図のようなクリップ21aに限るものではなく、たとえば軸 21を長くしてその先端を穴3から突き出させたうえ、突き出した部分にC形ま たはE形の止め輪を付けるようにしてもよい。
【0020】
本考案にかかる内燃機関における軸の取付け構造によると、ケーシング内に、 一方の端部のみが支持される軸(ガバナーギヤの軸および他の軸)を容易に取り 付けることができる。すなわち、プレス機などの圧入手段が不要なほか、ケーシ ングを固定したり軸を保持したりするための専用の組立治具も不要で、軸は、そ の取付け角度にかかわらず、作業者が自らの手で(または出力の小さい自動機械 により)極めて短時間にケーシング内に取り付けることができる。したがって、 その内燃機関を量産する場合等に、作業能率や組立コスト等の面で有利である。
【図1】本考案の第一実施例としてガバナーギヤ10の
軸11の取付け構造を示す図であり、1気筒の汎用縦型
エンジンの縦断面図である。
軸11の取付け構造を示す図であり、1気筒の汎用縦型
エンジンの縦断面図である。
【図2】本考案の第二実施例としてオイルスプラッシャ
20の軸21の取付け構造を示す図で、図2(a)は図1
と同様に示すエンジンの要部構造図、同(b)は同(a)に
おけるb−b断面図である。
20の軸21の取付け構造を示す図で、図2(a)は図1
と同様に示すエンジンの要部構造図、同(b)は同(a)に
おけるb−b断面図である。
1 ケーシング 2・3 穴 10 ガバナーギヤ 19 ガバナーレバー 20 オイルスプラッシャ 11・21 軸 21a ピンクリップ(止め具)
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関のケーシング内に一方の端部が
支持され、かつ他方の端部付近からガバナーレバーによ
って軸長方向に押さえ付けられるガバナーギヤ軸を、ケ
ーシング内の穴にすきまばめとなるように嵌め入れたこ
とを特徴とする内燃機関における軸の取付け構造。 - 【請求項2】 内燃機関のケーシング内に一方の端部が
支持される軸を、ケーシング内の穴にすきまばめとなる
ように嵌め入れたうえ、軸のうちの嵌め入れた部分に、
上記の穴と係合する止め具を装着したことを特徴とする
内燃機関における軸の取り付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066214U JP2533899Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 内燃機関における軸の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992066214U JP2533899Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 内燃機関における軸の取付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622542U true JPH0622542U (ja) | 1994-03-25 |
| JP2533899Y2 JP2533899Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=13309356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992066214U Expired - Lifetime JP2533899Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 内燃機関における軸の取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533899Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58191330U (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-19 | トヨタ自動車株式会社 | セラミツクスチヤンバ固定装置 |
| JPS6349917U (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-05 | ||
| JPS63108542U (ja) * | 1987-01-07 | 1988-07-13 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP1992066214U patent/JP2533899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58191330U (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-19 | トヨタ自動車株式会社 | セラミツクスチヤンバ固定装置 |
| JPS6349917U (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-05 | ||
| JPS63108542U (ja) * | 1987-01-07 | 1988-07-13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2533899Y2 (ja) | 1997-04-23 |
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Legal Events
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |