JPH0622610B2 - 限外▲ろ▼過量制御装置 - Google Patents

限外▲ろ▼過量制御装置

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JPH0622610B2
JPH0622610B2 JP62069060A JP6906087A JPH0622610B2 JP H0622610 B2 JPH0622610 B2 JP H0622610B2 JP 62069060 A JP62069060 A JP 62069060A JP 6906087 A JP6906087 A JP 6906087A JP H0622610 B2 JPH0622610 B2 JP H0622610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、血液等の透析装置において限外過
液の重量を精度よく連続的に測定し得る装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に医療用透析システムにおいては、血液と透析液と
の間で物質交換が行なわれるが、この中で血液中の過剰
な水分を除去することが重要な目的の一つである。
従来、この水分除去に際して透析の効率低下なしに、即
ち排透析液を再循環せずに新鮮透析液を供給しつつ血液
流路から水分除去、すなわ限外過液を測定、制御する
装置、方法として、例えば、特開昭52−72379号
公報、特開昭53−107198号公報、特開昭59−
64059号公報、更には「計測と制御」、22、
〔4〕、昭58−4、P.388などにより知られてい
た。
このうち特開昭59−64059号公報に記載された透
析装置(以下、従来装置と略称する)は本発明に最も近
いものであり、以下第7図によりこの従来装置を説明す
る。
この従来装置には、準備モード、定常モード、計量モー
ドがあり、順次この順に切換えられることにより限外
過量が測定される装置である。
準備モード 供給装置4から送られた新鮮透析液は、電磁弁V1を経
て計量槽2の左室へ導入される。この計量槽2は、非弾
性膜3により左室と右室に2分され、左室内の新鮮透析
液は、膜3を右室へ移動させることにより左室に一部蓄
積されながら、余剰分は左室から排出される。更に、新
鮮透析液は、送液ポンプ5、流量計6、定流量弁V2を
経て透析器1に流入する。
透析器1から排出された排透析液は、陰圧ポンプ7で吸
引されることにより、三方電磁弁V5を経てこの装置の
系外へ排出される。
ここで計量槽3の右室にあった排透析液は、膜3の右室
への移動に伴って押出され、電磁弁V4を経て同様に系
外へ排出される。
この時、血液ライン(図でA,Vで示される) に設けられた血液側圧力センサ(図示せず)と、透析器
1の透析液導出路中に接続された透析液側圧力センサ9
の信号は、マイクロプロセッサ8へ共に送られ、両者の
膜間差圧が予め設定された膜間差圧に一致するように、
陰圧ポンプ7の回転速度、即ち透析器1の透析液側の陰
圧力が調節される。
定常モード 計量槽2の左室が新鮮透析液で充満、すなわち、非弾性
膜3が右壁に密着した時に定常モードに切り替えられ、
供給装置4からの送液量に対し、透析器1を通過する透
析液量は、ほぼ等量となって膜間差圧が前記設定値にな
るように陰圧ポンプ7の回転速度が調節される。
計量モード 次に、上記定常モードによる一定の透析時間が経過する
と、限外過量計量モードに切り換えられる。
この時、電磁弁V1は閉、三方電磁弁V5は計量槽2側
へ接続され、送液ポンプ5が起動される。
従って計量槽2の左室、送液ポンプ5、透析器1、陰圧
ポンプ7を経た回路が形成される。
よって透析器1の右室には、左室に充満していた等量の
透析液が充満、陰圧ポンプ7で透析器1内で血液側から
限外過された除水量のみがマノメータ10内に蓄積さ
れる。
この一定時間内のマノメータ10の増加分を水頭圧計1
1で検出することにより、前記限外過液量を求める透
析装置であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来装置は、以下に述べる問題点が
あった。
従来装置の除水量は、1分間での実計測量が0.7ml
から16.7mlと非常に微量である上にこの実計測量の
範囲が広い。このような微量の限外過量をマノメータ
の水頭圧の変化として検出するには非常に細いマノメー
タを必要とし、管壁に付着して排出されなかった水滴等
の誤差をも無視できない。よって除水量の広範囲の測定
範囲を確保するためにはマノメータは細長いものになら
ざるを得ず、透析装置内に収納することが困難なばかり
でなく、上端から溢流した場合は、付近の電子機器にダ
メージを与えて誤差の原因ともなること。
従来装置は、以下に述べる急激な圧力変化が生じ、こ
れを限外過圧力制御系で充分調整することは甚だ困難
であり、精度の高い限外過量制御が難であること。
A.供給装置4による透析液の供給圧力に変動があった
場合、これは透析液供給ラインの圧力変化に直結し、膜
3の移動速度の変動となり、更には、三方電磁弁V5以
降の配管圧損変化につながり、ひいては陰圧ポンプ7の
吐出圧力の変動となる。
B.定常モードに切替えられると膜3の移動はなくなる
ため、従来はほぼ大気圧であった槽2の左室内の圧力
が、ほぼ供給装置4からの供給圧までに急上昇する。
C.更に、計量モードに切替えられた時、電磁弁V3が
開放されるため、槽2の左室内圧力は、瞬間的にほぼ大
気圧になり、ついで昇圧ポンプ5が作動し始めるため、
大きな圧力変化が発生する。
D.定常モード時は昇圧ポンプ5は停止しているが、最
近使用され始めた高限外過性能の透析器にはこの昇圧
ポンプ5は適用し難い。何故ならこのような透析器では
透析液側の圧力も陽圧になるが、従来装置では昇圧ポン
プ5が停止しているので、透析液流路の管路抵抗となる
えに透析液を透析液供給源の送液圧力のみで透析器に供
給することになり安定した陽圧が得られないからであ
る。
E.一般に限外過圧と限外過液量の相関関係は、特
開昭60−158865号公報にみられる如く、原点を
通過する一次直線ではなく原点を通らない近似直線であ
る。従って前記従来装置公報にみられる限外過圧計算
式では、所望する限外過液量が得られないなどの問題
である。
限外過量は正確に制御できるが、複雑な機構による
多数の切換弁や定量ポンプを必要とするため、装置の信
頼性に欠けたり、コストが高くなること。
透析液が全量計量槽2を経由するようにはなっている
が、透析器の透析液側流路は、負圧下で操作されるので
気体が発生し、透析液の循環中に前記計量槽2の右室に
混入して正確な限外過量量の測定ができないこと。
本発明の目的は、上記従来装置の問題点、特に除水量測
定方法の信頼性が低い点、限外過圧力を高精度、安定
に制御することが難な点、測定機構が複雑である点等を
解消し、限外過量の測定精度、信頼性が共に高く、小
型かつ安価な限外過量制御装置を提供せんとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、以下の構成からなる。すなわち、 (1)(イ)血液流路と透析液流路とこれら両流路を区別
し、血液流路から透析液流路への限外過液を導出する
透析膜とからなる透析器と、 (ロ)前記血液流路に設けられた血液測圧力検出器と、 (ハ)透析器への透析液の供給を遮断する供給液遮断弁
と、 (ニ)移動可能な隔膜で一次室と二次室とに2分された
計量槽と、 (ホ)前記供給液遮断弁を経た後、一方は前記計量槽の
一次室へ分岐接続され、他方は前記透析器の導入口に接
続された透析液導入路と、 (ヘ)前記透析器の透析液導入路又は/および透析液導
出路に設けられた透析液測圧力検出器と、 (ト)前記透析器の透析液流路に陰圧を発生させる陰圧
ポンプと、 (チ)前記血液側圧力検出器と前記透析液側圧力検出器
とで検出した膜間差圧が規定膜間差圧に一致すべく前記
陰圧ポンプを制御する膜間差圧制御手段と、 (リ)透析器から排出される排透析液の排出を遮断する
排液遮断弁と、 (ヌ)前記供給液遮断弁及び排液遮断弁を間歇的に切換
える切替手段と、 (ル)前記透析器の導出口に接続され、前記陰圧ポンプ
を経た後、一方は前記計量槽の二次室へ分岐接続され、
他方は排液遮断弁に至る透析液導出路とからなる限外
過量制御装置において、 (オ)前記透析液導入路に設けられた定流量弁と、 (ワ)前記透析器と前記排液遮断弁との間に、前記透析
膜を介して前記血液流路から前記透析液流路に導出され
た限外過液の重量を測定するためのロードセルを含む
重量測定手段と、を具備したことを特徴とする限外過
量制御装置。
(2)前記重量測定手段は、 (イ)一定高さの位置に固着されたロードセルと、 (ロ)前記ロードセルに懸架され、上端が大気と連通す
る開孔部を有する可撓性袋状容器または可撓性袋状密閉
容器と、 (ハ)一端が前記可撓性袋状容器の下端に接続され、他
端が前記透析液導出路に接続された可撓性チューブと、 (ニ)前記ロードセルからの重量検出値を処理し、前記
膜間差圧制御手段に該検出値を伝える重量コントローラ
とからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の限外過量制御装置である。
〔作用〕
この発明の定流量弁は、定流量弁の一次側流路内で生じ
る新鮮透析液の流量変動を一定に調節し、透析器に流入
する新鮮透析液の流量を予め設定された流量に調節す
る。
ついで陰圧ポンプにより限外過された排透析液は、透
析液導出路から計量槽の右室室に貯留されて新鮮透析液
と等量の排透析液が左室に流入し、余剰排透析液すなわ
ち除水量分が重量測定手段に流入し、限外過量(除水
量)のみの重量がロードセルで測定される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第5図を用いて詳細に説
明する。
第1図は、この発明の装置のフローシートであり、21
は、透析器で、透析膜(図示せず)を介して血液側流路
Aと、供給装置22から透析器21の入口ポート(図示
せず)に至る流路である透析液導入路Bと、透析器21
の出口ポート(図示せず)から排液遮断弁32に至る流
路である透析液導出路Cとが接続されている。
前記透析液導入路Bには、以下に述べる機器が接続され
ている。
すなわち、予め新鮮透析液を調合、準備する前記透析液
供給装置22、23は、切替手段24からの制御信号で
開閉される供給液遮断弁である。25は、前記供給装置
22による新鮮透析液の供給圧力変動が透析器1へ直接
波及するのを防止し、一定にするための定圧弁である。
この定圧弁25の型式は、透析液導入路Bの管内圧力を
パイロット圧力として、予め設定された圧力に基づいて
作動する自力式圧力調整弁であるが、コントローラ(図
示せず)からの制御で開閉される自動式圧力調整弁であ
ればより好ましい。26は、昇圧ポンプで、定圧弁25
を出た新鮮透析液を安定供給するため更に昇圧するため
のポンプで、その型式は、例えば、渦巻ポンプ、ギアポ
ンプなどが好ましく用いられる。27は、計量槽で、弾
性膜28により新鮮透析液を一時的に収納する左室と、
排透析液を一時的に収納する右室とに相連通することな
く2分されている。更に、この計量槽27の右室から
は、前記定圧弁225と昇圧ポンプ26間の透析液導入
路Bに連通する分岐管Hが接続され、左室からは、後に
後述する排透析液流路Cに連通する分岐間Eが接続され
ている。48は、新鮮透析液の流量を一定にするための
定流量弁で、一般に工業分野で使用される機械式自力流
量調節弁と同一構造のものであり、陰圧ポンプ49の変
化にかかわらず、透析器21への透析液の供給速度(常
は500ml/min)を一定に制御するものである。29
は、流量計である。
透析液導出路Cは、排透析液と、透析器21で限外過
された液とを系外に排出する流路で、この流路C内には
以下に述べる機器が接続されている。
すなわち、49は、前記透析器21の透析液流路に負圧
を発生させるための陰圧ポンプ、30は、この負圧を検
出する透析液圧センサ、31は、血液圧センサ40と、
透析液圧センサ30とで検出した圧力の差圧(以下、膜
間差圧という)を一定にすべく前記陰圧ポンプ49に制
御信号を送るマイクロプロセッサである。
なお、前記透析液圧センサ30は、必要な透析液圧精度
に応じて前記透析液導入路B、透析液導入路Cのいずれ
か一方、または両路に設けても良い。陰圧ポンプ49を
経た排透析液側流路Cは、前記分岐管Eとの分岐点Fで
合流した後、排透析液流路Cを流れる排透析液を遮断す
る排液遮断弁32に接続されている。また、24は、前
記供給液遮断弁23と、排液遮断弁32とに制御信号を
送り、両弁を一定時間毎に開閉するコントローラであ
る。
33は、前記血液側流路Aから透析膜を経て透析液導出
路Cに限外過された除水量を測定する重量測定手段
で、この手段33は、ロードセル34と、計量バツク3
5と、可撓性チューブ36と、重量コントローラ37と
からなる。
第5図は、前記計量バツク35の周辺図で、図(A)
は、このバツクに除水された液が収容されていない状
態、図(B)は、バツク内に除水された液が下端に接続
され可撓性チューブ36から流入して収納された状態を
示す。ロードセル34は、特に図示しないが一定高さの
位置に固定されており、下部の可動部にはフツク38が
固定されている。このロードセル34は、一般的な限外
過量200〜5000ccに対して測定精度が±2〜4
%程度の高精度で除水重量を計測することができる。
計量バツク35は、前記ロードセル34のフツク38に
懸架され、内部に液が充填されると自由に膨脹する、例
えば、シリコンゴム、軟質塩化ビニール樹脂などからな
る可撓性弾性膜で構成された密閉袋である。可撓性チュ
ーブ36は、一端が前記計量バツク35の下端に接続さ
れ、他端が前記透析液導出路Cに接続された、例えば、
ナイロンチューブ、シリコンチューブなどの可撓性のチ
ューブである。前記重量コントローラ37は、前記ロー
ドセル34の検出重量を表示し、規定重量以上になれば
警報信号を発信するコントローラである。
次に、第2図の(A)〜(C)図に基づいてこの装置の
作用を説明する。
(A)図は、通常の限外過操作である定常モードに移
行する前の準備段階である準備モード、B図は、定常的
に限外濾過操作をする定常モード、C図は、一定時間経
過後の限外過量を測定する計量モードを示す図であ
る。
なお、図中の太線は、各モードの流路において透析液の
流出入があることを示している。
準備モード 準備モード(A図)では、予め供給液遮断弁23、排液
遮断弁32共に開状態に設定されている。
透析液供給装置22を出た新鮮透析液は、供給液遮断弁
23を経て、定圧弁25で一定送液圧力に調節された
後、一部は昇圧ポンプ26に流れるが、大半は流路抵抗
の低い計量槽27の右室内に分岐点G、分岐管Hを経て
弾性膜28が計量槽27の左壁に密着するまで流入す
る。(この場合、計量槽27の左室内の残存排透析液
は、弾性膜28におされて透析液導出路Cへ排出され
る。)前記右室が新鮮透析液で充満されながら残りの新
鮮透析液は、昇圧ポンプ26で更に供給圧力を昇圧さ
れ、ついで定流量弁48で透析器21への流入量を調節
され、流量計29を経て透析器21に流入する。
この透析器21中では、陰圧ポンプ49で透析液測流路
Cが規定負圧に維持されるので限外過作用が生じ、透
析液に血液側流路からの除水量が更に加えられて共に排
透析液流路Cに流入する。
この際、前記陰圧ポンプ49は、透操器21での除水能
を一定にすべく、膜間差圧が予め設定された膜間差圧に
一致するようにマイクロプロセツサ31により制御され
る。
透析器21、陰圧ポンプ49を経た排透析液は、前記計
量槽27の左室から押出れた液と合流して排液遮断弁3
2を経て系外へ排出される。
定常モード 図(B)の定常モードは、供給液遮断弁23、排液遮断
弁32が共に開、計量槽27内の弾性膜28が左壁に密
着された状態で、新鮮透析液は一定流量、一定の膜間圧
力で定常的に限外過を継続するモードである。
計量モード 図(B)の定常モードによる限外過が一定時間経過す
ると、マイクロプロセツサ31の指示により、供給液遮
断弁23、排液遮断弁32は、閉じられ図(C)の計量
モードに移行する。
透析液供給装置22からの新鮮透析液の供給が前記供給
液遮断弁23の閉止によって絶たれるのに対し、陰圧ポ
ンプ49による陰圧が透析液導出路Cに加えられるの
で、計量槽27の右室に一時的に貯留された新鮮透析液
は、分岐管H、透析液導入路Bを経て透析器21へ供給
されて限外濾過がなされる。血液側流路Aから透析液流
路に限外濾過された除水量と、排透析液は、排液遮断弁
32が閉止されているので計量槽27の弾性膜28を右
方向へ押しやりつつ、右室に貯留されていた新鮮透析液
と等量の排透析液が左室に流入し、余剰排透折液すなわ
ち除水量分が可撓性チューブ36を経て計量バック35
に流入する。
ここで、計量モードに移行した直後からのロードセル3
4の重量出力値と、透析液圧センサ30による透析液導
出路Cの排透析液の圧力状態を第3図(A)および
(B)に基づいて詳細に説明する。
第3図(B)の(イ)点は、定常モードから計量モード
に切換えられた瞬間に、陰圧ポンプ49の吐出圧が下降
するため透析液圧力が瞬間的に低下することを示してい
る。
(理由は、定常モード時は大気圧+排液遮断弁32を含
むいくらかの透析液導出路Cの流路抵抗があるに対し、
計量モード時は、陰圧ポンプ49の一次側、二次側共に
遮断はされるが計量槽27と計量バック35内に排透析
液収納スペースがあるので、流路抵抗が低く瞬間的に大
気圧に下がるからである。) そのため、限外過液量は、図(A)の(イ)点に示す
如く増加するが、数秒経過すると圧力制御系が追従する
ので図(B)の(ロ)点に示す如く規定圧力Pに復帰す
る。
ついで計量槽27の右室が完全に排透析液で充満された
図(A)の(ハ)点では、陰圧ポンプ49の吸引側は締
め切り状態となるため、透析器21には過度の陰圧がか
かり、図(A)の(ハ)点の如く過度の限外過が行な
われる共に、透析液圧も図(B)の(ハ)点に示す如く
瞬間的に低下する。
従って計量モードに入ってから数秒経過した後の図
(A)の(ロ)点から計量を始め、計量槽27が完全に
排透析液で充填される以前の図(A)の(ニ)点までの
ロードセル34の重量変化を測定すれば無用な透析液圧
変動を回避した精度の高い除水量の計量が図れる。
この第3図(ロ)から(ニ)までのロードセル34によ
る検出重量を、この間の時間で除したものが単位時間当
りの限外過液量である。
次に、ロードセル34で検出された計量バッグ35の重
量は、重量コントローラ37に送られる。重量コントロ
ーラ37は、予め設定された計量バック35と、可撓性
チューブ36自体の風袋重量を除いた実除水量を積算表
示すると共にマイクロプロセッサ31にこの重量信号を
伝える。この重量信号を受けたマイクロプロセッサ31
は、単位時間当りの除水量、即ち、限外過量が異常値
であれば、規定陰圧を変更する。なお、透析器21から
の除水量は、計量槽27の右室と左室が等容積なので、
定常モード前に計量槽27の右室に貯留されていた新鮮
透析液は、相当分の排液が左室内に流入し、同時に除水
量に相当する排透析液が計量バック35内に流入する。
この計量モードでの膜間差圧も準備、定常モードと同一
差圧になるようにマイクロプロセッサ31で調節されて
いるので、透析器21の膜性能及び膜間差圧に対応した
限外過液量が、透析液導出路Cに移行する。
計量モードが終了すると供給液遮断弁23と、排液遮断
弁32とが開かれて前記準備モードに移行し、供給液遮
断弁23を通過した新鮮透析液の一部は、計量槽27の
右室内に流入するので弾性膜28の左室内に充満した排
透析液を排透析液導出路Cに押し流すと共に、計量バッ
ク35内に溜められた除水も計量バック35の内部圧力
が大気圧より高くなっているので排透析液導出路Cに自
然落下して系外に排出される。
このようにして順次上述の3サイクルが繰り返えされ、
正常な透析作用がなされる。
上記のように構成されたこの発明の装置では、測定した
限外過量(Qn)から次の演算式により、設定膜間差
圧(TMPs)を求めることができる。
TMPN=PBBn−PDn−A QV=f(Qn) TMPs=(Qs/QV)×TMPPN 但し、TMPN:現在の膜間差圧 TMPs:設定膜間差圧 PBn:現在の血液測圧力 PDn:現在の透析液測圧力 A:透析液測圧力の補正定数 Qn:測定した限外過量 Qv:Qnの補正値 QS :目的限外過液量 この実施例装置によればこの発明は、以下の顕著なる効
果を層する。
定圧弁25を設けたことにより、透析液供給装置22
から透析器21に波及する圧力変動、モード切換えに伴
なう透析流路内への圧力変動等外乱を阻止し、膜間圧力
を精度良く制御できる。
定流量弁48を設けたことにより、透析液導出路Cに
に流入する排透析液量がほぼ一定であるため、陰圧ポン
プ49一定陰圧による安定運転に好結果をもたらす。
昇圧ポンプ26を設けたことににより、透析液液圧を
大気圧に対して陽圧とする透析も可能である。これは中
分子除去性能を向上させるた必然的に限外過液性能が
大きくなった(従って微少な膜間差圧で大量の限外過
液量が得られる)ことに伴なう問題を解消できる。
また透析液流路を切換える電磁弁も従来装置4個か
ら、本発明ではわずか2個(供給液遮断弁23と、排液
遮断弁32)に減少することができる。したがって装置
の簡略化が達成できる。
除水量測定をロードセル34による重量検出としたた
め、従来装置の透析装置に比し、測定精度の高い微少量
の計測ができる。更に透析液導出路Cからの分岐管E
と、可撓性チューブ36の分岐を第4図の如く計量槽2
7への分岐管Eを先に、計量バック35の分岐を後に接
続することにより、しかも分岐管Eの分岐を透析液導出
路Cの下方から分岐することにより、混入ガスは計量槽
27に流入せずに計量バック35へ優先的に導入される
ようにすることができる。
計量バック35は、容積ではなく重量を測定している
ため、液面測定などの容積法に伴なう前述した精度低下
はない。水頭圧の液面測定を採る従来装置は、予め最大
限外過液量に対応できる細長い細管を準備しなければ
ならないのに比し、この実施例装置は、単に可撓性フィ
ルムで構成するので取扱いが簡単であり、更に計量バッ
ダ35は伸縮自在であるため、第5図(A)、(B)図
に示すごとく限外過液量により自由に形状をかえら
れ、広範囲の液量をコンパクトに収納できる。
次に、第6図は、本発明に係る他の実施例を示すフロー
シートで、第1図に示す実施例装置と異なる点は、透析
液を一旦、計量槽27の右室を経由して昇圧ポンプ26
に供給する点と、前記昇圧ポンプ26の二次側に設けら
れた温度調整装置41と、前記定流量弁48の二次側に
設けられたフロースイッチ42と、透析液導出路Cから
の分岐管Eの分岐点に設けられた気液分離槽43と、排
液遮断弁32のバイパス路Iに設けられた三方電磁弁4
4と、計量筒50の上部を開孔して筒状とした点であ
り、その他の第1図と同一番号の機器は第1図と同一の
ものである。
温度調整装置41は、ヒータ45と、温度検知端46
と、温度コントローラ47とからなり、新鮮透析液の温
度を人体温度にまで昇温の上、維持するためのもので、
新鮮透析液は、前記温度検知端46による検出温度に基
づいて温度コントローラ47で常時、制御されている。
フロースイッチ42は、規定流量の上限または下限を外
れた場合に警報を発するものである。気液分離槽43
は、第1図と第4図で説明した排透析液の気液分離の性
能を更に向上したもので、上下に長い円筒状しており、
その側部には陰圧ポンプ49からの透析液導出路Cが、
頂部からは計量筒50への透析液導出路Cが、更に底部
からは計量槽27に連通する分岐管Eが接続されてい
る。また、計量筒50は、上部で大気解放しており、透
析液中に含まれているガスを外部に放出し、排液を更に
確実に行なうものである。
三方電磁弁44は、排液遮断弁32のバイパス路I中に
設けられており、準備モード及び定常モードでは、排液
遮断弁32と共にポート(イ)は閉となり、ポート
(ロ)とポート(ハ)が開となって前回の計量モードで
バッグ35内に貯留された排透析液をバイパス路Iを経
て系外にに確実に排出する。計量モード時はポート
(イ)とポート(ロ)が開となり、ポート(ハ)は閉と
なって透析器21から限外過された液量に相当する分
が計量筒50内に蓄積される。なお、定常モードから計
量モードに切換えるに際しては、切換える直前に三方電
磁弁44のポート(ハ)を閉、(イ)(ロ)開とし、気
液分離槽34から三方電磁弁44に至るバイパス路I内
に滞留していた空気を計量筒50に追い出してやること
が好ましい。
第6図で説明した実施例装置によれば、第1図乃至第5
図で説明した実施例装置に加えて、更に次の顕著なる効
果を奏する。
計量槽27の右室を新鮮透析液が一旦、経由する流路と
することにより、通常透操完了後、透析液供給装置22
のかわりに、一時的に洗浄液供給装置を配置すれば水洗
浄、薬液洗浄等により計量槽27内の洗浄効率を上げる
ことができる。
温度調整装置41は、新鮮透析液の温度を人体温度にま
で調整でき、フロースィッチ42は、定常モード時にお
ける透析液導入路B、弾性膜28などの破裂による流量
低下の他、供給液遮断弁23の洩れにより、弾性膜28
が計量槽27の右壁に密着し、計量モードが完全に終了
した状態でもなお、新鮮透析液が流れているなどの新鮮
透析液の異常流量を知ることができる。
更に、気液分離槽43に透析液導出路Cから排透析液と
共に混入したガスは、比重差によりガスは上方に浮上
し、比重の大きい排透析液のみが下方に溜まる。この排
透析液は、陰圧ポンンプ49の吐出圧力により計量槽2
7に分岐管Eを経て貯留される。一方、気密分離槽43
上部のガスは、バイパス路Iを経て三方電磁弁44のポ
ート(イ)、(ロ)を経て計量筒50に流入し、該計量
筒頂部の開孔部から外部に放出される。
〔発明の効果〕
本発明は、上記構成としたので以下の効果を奏する。
.除水量測定を測定精度の高いロードセルによる重量
検出としたので、従来装置の液位検出に比べて高精度で
信頼性の高い限外過量制御装置が得られる。
よって、従来装置のような細長いマノメータの準備、該
マノメータ内の液滴の付着による除水量測定精度の低
下、上端からの溢流、折損事故などの心配が無用にな
る。
.透析液流路に定流量弁を設けたで、透析器に供給さ
れる新鮮透析液の流量が安定する。
そ結果、透析液側流路の圧力変動が減少して陰圧ポンプ
作動が静粛になり、精度高い限外過量測定が可能にな
る。
定常モードから計量モードへの切替え、計量モードか
ら準備モードへ切換え時に発生する透析液流路の圧力変
動による異常除水量を、重量測定手段の重量コントロー
ラの作用により、除水量測定対象から外したので、状来
装置に比べてより正確な限外過量測定精度が得られ
る。
また、重量測定手段をロードセルと、可撓性袋状容器
と、可撓性チューブとの組合せとしたので測定精度の高
い重量測定手段が簡易、かつ安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の一実施例を示すフローシー
ト、第2図はその動作説明図、第3図(A)はロードセ
ルの重量出力値を示す図、同(B)図は透析圧変化を示
す図、第4図および第5図は重量測定手段の構成を説明
する図、第6図は本発明に係る装置の別の実施例を示す
フローシートである。 第7図は従来装置の動作説明図である。 図面中の符号の説明 21:透析器、22:透析液供給装置 23:供給液遮断弁、24:切替え手段 25:定圧弁、26:昇圧ポンプ 27:計量槽、28:非弾性膜 29:流量計、30:透析液圧センサ 31:マイクロプロセッサ、32:排液遮断弁 33:重量測定手段、34:ロードセル 35:計量バック、36:可撓性チューブ 37:重量コントローラ、38:フック 39:欠番、40:血液圧センサ 41:温度調製装置、42:フロースィッチ 43:気液分離槽、44:三方電磁弁 45:ヒータ、46:温度検知端 47:温度コントローラ、48:定流量弁 49:陰圧ポンプ、50:計量筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)血液流路と透析液流路とこれら両流
    路を区別し、血液流路から透析液流路との限外過液を
    導出する透析膜とからなる透析器と、 (ロ)前記血液流路に設けられた血液側圧力検出器と、 (ハ)透析器への透析液の供給を遮断する供給液遮断弁
    と、 (ニ)移動可能な隔膜で一次室と二次室とに2分された
    計量槽と、 (ホ)前記供給液遮断弁を経た後、一方は前記計量槽の
    一次室へ分岐接続され、他方は前記透析器の導入口に接
    続された透析液導入路と、 (ヘ)前記透析器の透析液導入路又は/および透析液導
    出路に設けられた透析液側圧力検出器と、 (ト)前記透析器の透析液流路に陰圧を発生させる陰圧
    ポンプと、 (チ)前記血液側圧力検出器と前記透析液側圧力検出器
    とで検出した膜間差圧が規定膜間差圧に一致すべく前記
    陰圧ポンプを制御する膜間差圧制御手段と、 (リ)透析器から排出される排透析液の排出を遮断する
    排液遮断弁と、 (ヌ)前記供給液遮断弁及び排液遮断弁を間歇的に切替
    える切替手段と、 (ル)前記透析器の導出口に接続され、前記陰圧ポンプ
    を経た後、一方は前記計量槽の二次室へ分岐接続され、
    他方は排液遮断弁に至る透析液導出路とからなる限外
    過量制御装置において、 (オ)前記透析液導入路に設けられた定流量弁と、 (ワ)前記透析器と前記排液遮断弁との間に、前記透析
    膜を介して前記血液流路から前記透析液流路に導出され
    た限外過液の重量を測定するためのロードセルを含む
    重量測定手段と、 を具備したことを特徴とする限外過量制御装置。
  2. 【請求項2】前記重量測定手段は、 (イ)一定高さの位置に固着されたロードセルと、 (ロ)前記ロードセルに懸架され、上端が大気と連通す
    る開孔部を有する可撓性袋状容器、または可撓性袋状密
    閉容器と、 (ハ)一端が前記可撓性袋状容器の下端に接続され、他
    端が前記透析液導出路に接続された可撓性チューブと、 (ニ)前記ロードセルからの重量検出値を処理し、前記
    膜間差圧制御手段に該検出値を伝える重量コントローラ
    とからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の限外過量制御装置。
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