JPH0622782B2 - 省段取りを目的とする生産システム及び加工セルシステム - Google Patents

省段取りを目的とする生産システム及び加工セルシステム

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JPH0622782B2
JPH0622782B2 JP61249282A JP24928286A JPH0622782B2 JP H0622782 B2 JPH0622782 B2 JP H0622782B2 JP 61249282 A JP61249282 A JP 61249282A JP 24928286 A JP24928286 A JP 24928286A JP H0622782 B2 JPH0622782 B2 JP H0622782B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は省段取りを目的とする生産システムに関するも
のであり、ワークと治具・工具及びそれらの情報を一体
化した省段取りを目的とする生産システムに関する。
更に詳しくは本発明は段取りを省力化するため、段取り
ステーションからワークと治具・工具及び段取り情報を
1セットにして各工作機械まで搬送するようにした生産
システムに関する。
[従来の技術] 従来のFMSは複数の工作機械と、個々に取付治具に保
持されたワークまたは工具を搬送する搬送装置と、前記
ワークや工具貯蔵するための貯蔵庫と、加工情報及び生
産スケジュールを指示するための中央処理装置と、中央
処理装置と各工作機械または搬送装置とを結ぶ通信装置
などとから構成されている。従って、ワークや工具は各
パレット(またはパレットに相当するもの)に個々に取
付けられて送られ、またこれらの加工情報は中央処理装
置内に事前に入れられたデータを選択して通信回路を用
いて各工作機械に供給されている。
[発明が解決しようとする課題] 従って、ワーク又は工具取付治具はワークの数だけ必要
となり、また個々の工作機械、無人搬送車に情報を送る
ための通信装置が必要となる。上記の説明から理解され
る通りこの一般的なFMSでは加工状態を再現するワー
ク、治具・工具、情報の三要素がバラバラに搬送されて
いる。
従って、ワーク、治具・工具、情報とが別々の経路又は
回線を通じて搬送又は伝送される。更に、パレットの数
がワーク又は治具の数だけ必要となる等設備費が高くな
る要因が多く、その普及にはおのずと限界があった。
また、FMSの拡張するにあたっては、上記三要素の夫
々の拡張をはかることが必要となる。更に至急のワーク
加工のための割り込み加工などの生産変更を行う時、加
工情報、搬送情報、パレット位置情報の全てが互いにリ
ンクしているため、その割り込み加工が難しい。また中
央処理装置、搬送装置、通信回線の故障に対して弱くそ
の復旧には長時間を要していた。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたもの
で、段取りの省力化を目的として、ワークと治具・工具
と情報を1セットにして搬送しようとするものであり、
具体的には、バッファ機能を持つ搬送装置(実施例はト
レー搬送台車)に加工状態を迅速に再現する三要素であ
るワーク、治具・工具、情報を1つのセットとして機械
に供給することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために次のような手段を取る。
第1の発明は、 a.ワーク(W)に対して加工を行う自動加工機械
(1)と、 b.この自動加工機械に対して離れた位置にあり、前記
ワーク(W)の加工に必要な治具(J)又は工具
(T)、及び前記ワーク(W)の段取りを行う段取りス
テーション(40)と c.を有する生産システムにおいて、 d.前記段取りステーション(40)に設けられ、生産
オーダーに基づき、前記治具(J)又は前記工具
(T)、及び前記ワーク(W)を少なくとも前記自動加
工機械(1)側に移動した際に前記治具(J)又は前記
工具(T)、及び前記ワーク(W)を外部の搬送装置
(12)で取り出し、取り入れが可能とするための載置
位置を示す位置データである段取り情報を作成するデー
タ作成装置(41)と、 e.前記データ作成装置(41)の近傍に設けられ、前
記データ作成装置(41)で作成された段取り情報を含
む情報を記憶媒体(45)に記憶させる情報書き込み装
置(42)と、 f.前記自動加工機械(1)と前記段取りステーション
(40)のあいだを任意の行程で、前記治具(J)又は
工具(T)、及び前記ワーク(W)が収納されるととも
に前記記憶媒体(45)が取付けられた状態で搬送移動
可能に設けられ、前記自動加工機械(1)側に移動した
際、前記治具(J)又は工具(T)、及び前記ワーク
(W)が前記外部の搬送装置(12)で取り出し、取り
入れが可能な搬送手段(46)と、 g.前記自動加工機械(1)の近傍に設けられ、前記記
憶媒体(45)の情報を読み取り、前記自動加工機械
(1)の制御部(55,56)に転送する情報読み取り
装置(42)とを有し、 h.前記生産オーダーに基づいた前記治具(J)又は工
具(T)、前記ワーク(W)及び前記記憶媒体(45)
に記憶された情報を1セットにして前記自動加工機械
(1)に供給可能にした i.ことを特徴とする省段取りを目的とする生産システ
ムである。
第2の発明は、 a.ワーク(W)に対して加工を行う自動加工機械
(1)と、 b.この自動加工機械(1)に対して離れた位置にあ
り、前記ワーク(W)の加工に必要な治具(J)又は工
具(T)の段取りを行う段取りステーション(40)と c.を有する加工セルシステムにおいて、 d.前記自動加工機械(1)の近傍に配置され、この自
動加工機械(1)に対して加工用の前記ワーク(W)と
加工段取り用の治具(J)又は工具(T)とを供給する
ロボット(12)と、 e.このロボット(12)に並設され、前記治具(J)
又は工具(T)、及び前記ワークを貯蔵可能とする複数
の段を形成するとともに、前記ワークを加工するための
加工プログラム情報、前記治具(J)又は工具(T)、
及び前記ワークを前記ロボット(12)で取り出し、取
り入れが可能とするための載置位置を示す位置データで
ある段取り情報等の情報を記憶している記憶媒体(4
5)を取付け可能とした格納部材(26)と、 f.この格納部材(26)の複数の段に搬出入可能に複
数個設けられ、各段を単位として前記治具(J)又は工
具(T)、及び前記ワークを格納可能な収納部材(2
7)と、 g.前記格納部材(26)を載置し、前記自動加工機械
と前記段取りステーション(40)のあいだを任意の行
程で前記治具(J)又は工具(T)、前記ワーク(W)
及び前記記憶媒体(45)を1セットに搬送移動可能に
設けられた搬送手段(46)と、 h.前記格納部材(26)に取付けられた前記記憶媒体
(45)の情報を読み取り、前記段取り情報を前記ロボ
ット(12)の制御部(58)に、また、前記加工プロ
グラム情報を前記自動加工機械(1)の制御部(55,
56)へ転送する情報読み取り装置(42)と i.からなる加工セルシステムである。
[作用] 自動加工機械に対して離れた位置にある段取りステーシ
ョン(40)で、ワークの加工に必要な治具(J)・工
具(T)の段取りを行う。このとき、前記自動加工機械
(1)側に移動した際に前記ワーク(W)および前記治
具(J)・工具(T)を自動加工機械に設置したロボッ
ト(12)で取り出し、取り入れが可能とするための載
置位置を示す位置データをデータ作成装置(41)で作
成し、記憶媒体(45)に記憶させる。
前記治具(J)・工具(T)、前記ワーク及び前記記憶
媒体(45)を一体にして搬送手段(46)に搭載させ
て前記自動加工機械(1)側に移動させる。前記自動加
工機械側の情報読み取り装置(42)は、前記位置デー
タを前記記憶媒体(45)から読み取り、前記ロボット
(12)で前記ワーク(W)および前記治具(J)・工
具(T)を取り出して前記自動加工機械に取り入れる。
[実施例] 本実施例ではNC工作機械、即ち切削、研削を中心とす
るものであるが、本発明はこれに限定されるものではな
く、鍛圧機械、組立機械、熱処理装置、塗装機械等工場
内の全てのものに適応できるものである。
以下、本発明の1つの実施例を図面を参照しながら詳細
に説明する。第2図、第3図において、数値制御旋盤
(以下NC旋盤と称する。)1は、本システムを構成す
る工作機械の一つである。
NC旋盤1には主軸ヘッド2がベッド3の左端に固定さ
れている。主軸ヘッド2には主軸4が回転可能に軸承さ
れ、主軸4に後述するチャック爪を自動交換し得るチャ
ック5が取り付けられている。このチャック爪交換形の
チャック5は、本出願人の特開昭60−201806号
に詳細に記述されているのでここでは詳記しない。
NC旋盤1のベッド3上には、主軸軸線と平行な案内面
6(Z軸方向)が配置されている。この案内面6上には
サドル7が移動自在に設けられ、サーボモータMとボ
ールねじとこれにねじ込まれたボールナットによって直
線方向に駆動される。サドル7上には主軸軸線と直交す
る案内面(X軸)8が設けられ、この案内面8上にはク
ロススライド9が移動自在に設けられている。
クロススライド9は、サーボモータMとボールねじと
これにねじ込まれたボールナットによって駆動される。
クロススライド9上には、刃物台10が取付けられ刃物
台10には工具Tが装置された(図示せず)タレットヘ
ッド11が旋回割出し可能に設けられている。
主軸ヘッド2の全面にはワーク着脱用のロボット12が
配置され次のように構成されている。このロボット12
は本出願人による特開昭59−24940号に詳細に記
載されているのでここでは詳記しない。ベッド3の前面
のベース13上に主軸軸線方向の案内面14が設けら
れ、案内面14上にサドル15が、移動自在に設けられ
ている。
サドル15の側面には、図示しないが上下方向に案内面
を持ち、この案内面上をアームボディ16が上下方向に
駆動される。アームボディ16は水平軸を回転自在に軸
承しアーム17をほぼ180度旋回させることができ
る。
アーム17の先端には2個のワーク把持用のハンド18
を有する。このロボット12は、チャック爪の交換また
は工具のタレットヘッド11への供給、ワーク交換に使
用される。ロボット12の近傍にはトレーチェンジャ2
0が配置されている。トレーチェンジャ20は第3図の
如くトレーリフタ装置21とシャトルユニット22とか
ら構成されている。
シャトルユニット22はベース23上のガイド24に沿
ってシャトルプレート25を第2図に示すの実線の位置
から2点鎖線の位置(図示上上方へ)まで図示しないシ
リンダで移動される。シャトルプレート25の最上部に
は2個のトレーラック26A,26Bが搬出入可能に取
付けられている。
トレーラック26A,26Bはいずれにもトレー27が
各段に搬出入可能に収納されている。トレーラック26
A,26Bはいずれにもトレー27が各段に搬出入可能
に収納されている。トレー27には第2図の如くワーク
または治具或いは工具がある距離をおいて配置されてい
る。
また、シャトルユニット22の側面に配置されたトレー
リフター装置21は次の構成からなる。トレーリフター
本体28に設けられた制御盤はトレーチェンジャ20の
制御盤も兼ねており、トレーラック26上に設けられた
メモリーカード45を読み取るためのリードライター4
2が設けられている。また、ワークの1次加工から2次
加工を引き続き行うためワークを反転するための反転台
38もトレーリフター本体28に振り込み自在に設けら
れている。
トレーリフター本体28には上下方向に2本の案内面3
0を有する(第3図参照)。この案内面30にはリフタ
ープレート29が上下方向に移動自在に設けられてお
り、このリフタープレート29は、サーボモータM
(図示せず)により上下方向にNC駆動される。リフ
タープレート29上にはループ状のチェーン29Aが旋
回できるように配置され、このチェーン29Aに駒29
Bが固定されているこの駒29Bにより主軸軸線方向に
トレー27はシャトルユニット22から引き込まれる。
結局、リフタープレート29上にはトレー引き込み装置
29Cを有している。
従って、トレーラック26Aの各段に収納されているト
レーラック26のトレー27はいずれも自由に引出さ
れ、第2図に示すようにロボット12の交換位置(高さ
方向)に位置決めされる。
NC旋盤1の刃物台10の後方には工具貯蔵装置31が
配置されている。工具貯蔵装置31は通常マシニングセ
ンタに利用されるポットチェーン駆動形式のものであ
り、垂直面内で工具を収納している複数の収納ポット3
2を旋回割出しし、複数の収納ポット32のうち工具交
換位置にあるポットは水平面内で90度揺動される。
この工具貯蔵装置31と刃物台10の間には工具交換位
置33が配設されており、この装置は概略次のような構
成になっている。ベッド3の後部に主軸軸線に直交する
方向に2本の案内面34を有し、この案内面34上には
工具交換装置本体35が移動自在に設けられ、この移動
はシリンダ(図示せず)によって駆動される。
前記工具交換装置本体35には主軸軸線と平行な軸線を
中心にして180度旋回可能な軸36を有している。こ
の軸36の先端には、工具把持用のアーム37が固定さ
れ、このアーム37の両端には工具把持用のグリッパー
を有している。この実施例に使用される交換工具につい
ては本出願人の発明による特開昭61−214939号
(昭和61年9月24日公開)に詳細に説明されている
のでここで詳記しない。
第2図に示す段取りステーション40は、生産管理中央
コンピュータ50(第4図参照)からの生産計画オーダ
ーを受け、そのオーダーに基づくワークや治具・工具の
種類形状、更に加工用の工作機械番号、加工情報、搬送
情報(ロボット12のワーク搬送や治具・工具の段取り
情報)を作り出すデータ作成装置41と、このデータ作
成装置41に接続され作成されたデータを本実施例では
メモリーカード45(ICカード、光ディスク、光磁気
カード、フロッピーディスク等メモリー媒体ならなんで
もよい)に書込むメモリーカード45用のリードライタ
ー42と、メモリーカード収納庫とこれから加工される
べきワークを保管するワーク貯蔵庫43と、加工に必要
な治具や工具を貯蔵する治具・工具貯蔵庫44とから構
成されている。
段取りステーション40ではメモリーカード45に記憶
された情報に基づき前記トレーラック26の各段のトレ
ー27に生産オーダーに従って指示されたワークW及び
治具J・工具Tとを載せる。この時各トレー27に載せ
られたワークや治具J及び工具Tが同一のトレー27ま
たは別々のトレー27に、どのトレー27の何段目何番
目に入れたかをメモリーカード45に記録することが重
要である。
このように、メモリーカード45には、第8図に示す如
くトレー27上のワーク、治具・工具の位置と段取り情
報と加工情報と生産管理情報とが記憶されている。この
メモリーカード45はトレーラック26の上に収納され
る。このトレーラック26は搬送用台車46に載せられ
該当するNC旋盤1の前記シャトルユニット22の位置
へ運ばれ搬入される。
本実施例でいう治具Jとは、ロボットハンド、工作機械
のチャック爪、同工具、特殊アタッチメント等ワークの
加工に必要な全てを含むものである。但し、これらは必
要に応じて組み合わされて使用される。
第4図は全体のブロック図を示す。段取りステーション
40では生産管理用の中央コンピュータ50がモデム等
の通信線、マルチプレクサ51を介してデータ作成装置
41に接続されている。このデータ作成装置41はマル
チプレクサ51を介して各オーダーに対応する治具・工
具やワークの情報を持つディスクメモリー53と接続さ
れ、更にメモリーカード45用のリーダライター42と
も接続されている。
一方、工作機械側(加工ステーション)では中央処理装
置54、工作機械用のNC装置55、制御装置56や工
作機械の最適送り制御用や工作機械の保守管理等を行う
監視装置57、ワークや治具・工具の供給用搬送制御装
置58(ガントリローダまたはロボット等)、トレーチ
ェンジャー20の制御装置59、工作機械のATC用制
御装置60、更にメモリーカード45用のリードライタ
ー42とバス結合されている。
次に第4図、第5図に従って、段取りステーション40
での情報処理の流れを説明する。まず第5図において、
データ作成装置41は中央の生産管理用の中央コンピュ
ータ50からオーダーのデータを取込みこのオーダーに
従って必要な治具・工具が現在段取りステーション40
にあるか否かをチェックし、あればそのデータを取込
む。このデータは治具・工具の名称、治具・工具の有
無、保管棚番号、ロボット12が搬送する時の掴む位置
(Y座標)加工用のプログラムデータ、ワーク個数等を
含む、所定のワークのデータが有ればそれらのデータを
ディスクメモリー53から取り込む。
特に加工用のプログラムデータの先頭には刃物台10の
タレットヘッド11に対する必要な配列データがあり、
タレットヘッド11に対して工具交換装置33が工具貯
蔵装置31から工具を再配置すると同時にロボット12
側からも工具の供給をする。更に、段取りを行うための
ロボット情報の有無をチェックし、あればそのプログラ
ムデータもディスクメモリー53から取込む。特にロボ
ット情報にはワークローディング情報として一次工程、
二次工程を連続して行う場合、治具・工具の段取り情
報、治具・工具の段取り戻し情報等がある。
即ち、このロボット情報は、ワークをトレー27からN
C旋盤へ搬出入する位置情報、センターワーク作業、チ
ャック爪の交換、切削工具の交換等を含むものである。
一つのオーダーに対し、これら一通りのデータが全て揃
っていることを確認してからメモリーカード45に書込
む。トレー27の収納能力がまだある場合は次加工のオ
ーダーデータや前記各種データを取込む。
上記のメモリーカード45をリードライター42のディ
スプレーに作業指示の表示をさせ、その指示に従って作
業者は棚番号または治具・工具番号に照合し治具J及び
工具Tをトレー27上に載せる。なおこの表示は、例え
ば搬送台車46に設けたリードライター42またはハン
ド式のリードライター42の表示装置に表示させるとワ
ークと表示装置とが一体となり作業ミスが少ない。
この時、トレー27のどの位置(第6図のZ位置)に載
せたかの位置情報を入力し、後にロボットが治具J及び
工具Tの段取りをする時に使用する。またワークWにつ
いても同様にディスプレーからの指示に従って、オーダ
ーNO.に該当するワークWはワーク貯蔵庫43のどの棚
のワークWかを指示し、該当するワークWをトレー27
に載せる時どの位置に載せたかを入力する。
このようにして、トレーラック26の各トレー27にワ
ークW、治具J及び工具Tが収納され、更に前記情報を
記憶したメモリーカード45はトレーラック26または
トレー27に取付けられている。
ワークW、治具J、工具T及び情報は一体となって搬送
用台車46(後に説明するコンベア、無人台車でもよ
い)でNC旋盤1のトレーチェンジャー20まで運ば
れ、トレーラック26はシャトルプレート25(第2図
参照)上に載りこの完了信号で第7図に示すフローチャ
ートがスタートされる。
即ち、メモリーカード45の読取り手段であるリードラ
イター42はオーダー順にデータの読込みを開始する。
読み取られたデータは夫々のNC旋盤1に設けられた中
央処理装置54に転送され中央処理装置54で処理がな
される。
この処理は第7図(B)のフローチャートの如く進めら
れる。第1にオーダーに対応したデータの取込みを行
う。治具・工具がトレー27上に位置決めされた時、メ
モリーカード45にはトレー27での原点からの位置Z
及び高さYの位置データを入力しているので、この位置
データをもとに搬送装置の段取り用プログラムを編集す
る。
例えば第6図(A),(A)の如く一段目のトレー
の原点から予め決められた原点からの位置Zに治具J
及びZの位置に工具Tが載せられる。また中央処
理装置54から既に与えられたロボット12の掴む高さ
がY、Yとすると、搬送装置、例えばロボット12
はその座標値を知ることができるのでロボット12の移
動ソフトのパラメータとして治具・工具の座標値
(Z,Y)、(Z,Y)を取込み、ロボットデ
ータのプログラムが編集される。
この編集が終了するとロボット12は段取り作業に入
る。この作業中、ワークWがトレー27上に位置決めさ
れた時、既にメモリーカード45に治具・工具の情報と
ともにその位置データが入力されているので、この位置
データをもとにロボット12のワーク搬送用プログラム
を編集することができる。
例えば二段目のトレー27の原点から予め決められたZ
の位置にワークWが、Zの位置にワークWが載
せられ、また中央処理位置54から既に与えられたロボ
ット12の掴む高さがYとするとロボット12はその
座標値(Z,Y)、(Z,Y)を知ることがで
きるので、ロボット12の移動用ソフト(固定サイク
ル)のパラメーターとして各ワークの順に座標値として
取込み、ロボットデータのプログラムが編集される。
この編集が終了するとロボット12は加工のためワーク
搬送作業に入る。例えばNC旋盤1の場合に治具Jとし
てチャックの爪交換が行われ、ワークWがそのチャック
の爪に把持されると工具Tが刃物台10にセットされ、
メモリーカード45からNC装置55に転送された加工
プログラムが呼び出され、加工を開始する。一次工程の
加工が完了したワークはトレー27上に戻されるか、ま
たは反転台38上に戻され引き続き二次工程の加工に入
る。一次、二次工程の加工が完了したワークはトレー2
7上に戻される。このように加工完了したワークはトレ
ー27上に戻される。
次に一つのオーダーに対して全てのワークが加工を完了
した時、このワークWに使用した治具・工具は戻りのト
レー27に戻さなければならないので、加工中に中央処
理装置54は第6図(A)、(B)の如くトレー27の
原点から予め決められたトレー27の一段目のZ,Y
の治具J及びZ,Yの工具Tに戻すべく、そ
の位置をロボット12の戻しソフトのパラメーターとし
て個々の位置に取込み、ロボット12戻し用のプログラ
ムを編集する。
このプログラムに従ってロボット12は工具T
,Yに、工具T,Z,Yの位置にそれぞれ
戻す。トレーラック26に次のオーダーのワークWがあ
ればまた次のオーダーに対するデーターを読込み以下、
同様に繰り返し作業を行う。
トレーラック26内の加工が全て終了すると、第2図の
如くシャトルプレート25が自動的にAからBに変更
し、同様な段取り、加工そして戻し段取りを次々に行い
加工を完了する。
[他の実施例] 第9図は複数の旋削セルで構成されたラインに対して個
々の機械と段取りステーション間を結ぶ搬送手段の自動
化を段階的に向上する例を示す。即ち、トレーラックを
搬送するため手押し台車、ラインコンベアによる自動搬
送、更に無人台車によりる自動供給と自動化レベルを異
にするものである。
第10図は上記旋削セルとマシニングセンタセルとで構
成されたラインに対して個々の機械と段取りステーショ
ンのあいだを結ぶ搬送手段の自動化を段階的に向上する
例を示す。即ちトレーラックを搬送するため手押し台
車、ラインコンベアによる自動搬送、更に無人台車によ
る本実施例では段取りデータや搬送データ等の編集を機
械の中央処理装置52で行っているが、段取りステーシ
ョン40側の処理装置で編集しても良い。
なお、情報の中には、生産管理情報として、生産実績、
NG実績、加工日時、工具寿命、品質管理情報、計測情
報等を含めると更に効率的な生産システムとなる。自動
供給と自動化レベルを異にするものである。本発明が提
示する物と情報とをセットにして供給する技術思想は何
等変わることはない。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明は以下の効果がある。
第1に本発明は、本発明によるセルを1台づつ拡張する
ことにより通信回線等の拡張を不要としながら向上のF
A化をはかることができる。また、パレットが不要、治
具や工具が各機械間共通に使用できるので個数を必要最
小限に止めることができるので、FA化に当ってイニシ
ャルコストを低く押さえることができる。
第2に本発明は、段取りの三要素である治具・工具、ワ
ーク、情報をセットで搬送できるので、加工状態の再現
を極めて迅速に達成することができる。
第3に本発明は、上述如く段取りが迅速に行えるので多
品種少量生産の極限である1個物のワーク加工への対応
を可能にする。
第4に本発明は、空間に向けて複数のワークを載せたト
レーを複数台重ねることにより、従来に比べ多数のワー
クやワークに対する治具・工具も載せることができるの
で長時間無人運転ができる。
第5に本発明は、搬送手段がワークのバッファ機能を有
しているので、ワークの載せ替えは、段取りステーショ
ン1回で済み、二次工程以降搬送手段に載せたままで良
い。
第6に本発明のセルでは生産変更が生じても搬送台車を
入れ換えるだけで対応できるのでFMSの生産変更に比
べ極め簡単にできる。更に、生産現場の変更を人が目で
見て把握することができる。
第7に本発明のセルでは生産現場の把握が直接目で見て
できるので、停電時の対応、復帰も簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る生産システムの概念図、第2図は
同生産システムの設備の一例を示す平面図、第3図は第
2図に使用されているトレーチェンジャーの側面図、第
4図は本発明に係る生産システムの制御機構の一例を示
すブロック図、第5図は段取りステーションと搬送台へ
の段取り準備フローチャート図、第6図は本発明に使用
されているトレーの平面図と側面図、第7図は本発明の
生産システムの機械側における制御機構のフローチャー
ト図、第8図は本発明の生産システムの情報と制御機構
のフローチャートの関係を示す説明図、第9図は複数台
の旋削セルを組合せた他の実施例と装置の自動化レベル
を示す説明図、第10図はマシニングセンタセルと旋削
セルを組合せた他の実施例と装置の自動化レベルを示す
説明図である。 1……数値制御装置、5……交換チャック、12……ロ
ボット、20……トレーチェンジャー、21……トレー
リフター装置、22……シャトルユニット、26……ト
レーラック、27……トレー、31……工具貯蔵装置、
33……工具交換装置、40……段取りステーショ
ン、、41……データ作成装置、42……リードライタ
ー、43……ワーク貯蔵庫、44……治具・工具貯蔵
庫、45……メモリーカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 二三 千葉県我孫子市我孫子1番地 日立精機株 式会社内 (72)発明者 窪田 憲治 千葉県我孫子市我孫子1番地 日立精機株 式会社内 (72)発明者 沢田 正作 千葉県我孫子市我孫子1番地 日立精機株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−96256(JP,A) 実開 昭59−109629(JP,U) 実開 昭61−154658(JP,U) 特公 昭59−18181(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.ワーク(W)に対して加工を行う自動
    加工機械(1)と、 b.この自動加工機械に対して離れた位置にあり、前記
    ワーク(W)の加工に必要な治具(J)又は工具
    (T)、及び前記ワーク(W)の段取りを行う段取りス
    テーション(40)と c.を有する生産システムにおいて、 d.前記段取りステーション(40)に設けられ、生産
    オーダーに基づき、前記治具(J)又は前記工具
    (T)、及び前記ワーク(W)を少なくとも前記自動加
    工機械(1)側に移動した際に前記治具(J)又は前記
    工具(T)、及び前記ワーク(W)を外部の搬送装置
    (12)で取り出し、取り入れが可能とするための載置
    位置を示す位置データである段取り情報を作成するデー
    タ作成装置(41)と、 e.前記データ作成装置(41)の近傍に設けられ、前
    記データ作成装置(41)で作成された段取り情報を含
    む情報を記憶媒体(45)に記憶させる情報書き込み装
    置(42)と、 f.前記自動加工機械(1)と前記段取りステーション
    (40)のあいだを任意の行程で、前記治具(J)又は
    工具(T)、及び前記ワーク(W)が収納されるととも
    に前記記憶媒体(45)が取付けられた状態で搬送移動
    可能に設けられ、前記自動加工機械(1)側に移動した
    際、前記治具(J)又は工具(T)、及び前記ワーク
    (W)が前記外部の搬送装置(12)で取り出し、取り
    入れが可能な搬送手段(46)と、 g.前記自動加工機械(1)の近傍に設けられ、前記記
    憶媒体(45)の情報を読み取り、前記自動加工機械
    (1)の制御部(55,56)に転送する情報読み取り
    装置(42)とを有し、 h.前記生産オーダーに基づいた前記治具(J)又は工
    具(T)、前記ワーク(W)及び前記記憶媒体(45)
    に記憶された情報を1セットにして前記自動加工機械
    (1)に供給可能にした i.ことを特徴とする省段取りを目的とする生産システ
    ム。
  2. 【請求項2】a.ワーク(W)に対して加工を行う自動
    加工機械(1)と、 b.この自動加工機械(1)に対して離れた位置にあ
    り、前記ワーク(W)の加工に必要な治具(J)又は工
    具(T)の段取りを行う段取りステーション(40)と c.を有する加工セルシステムにおいて、 d.前記自動加工機械(1)の近傍に配置され、この自
    動加工機械(1)に対して加工用の前記ワーク(W)と
    加工段取り用の治具(J)又は工具(T)とを供給する
    ロボット(12)と、 e.このロボット(12)に並設され、前記治具(J)
    又は工具(T)、及び前記ワークを貯蔵可能とする複数
    の段を形成するとともに、前記ワークを加工するための
    加工プログラム情報、前記治具(J)又は工具(T)、
    及び前記ワークを前記ロボット(12)で取り出し、取
    り入れが可能とするための載置位置を示す位置データで
    ある段取り情報等の情報を記憶している記憶媒体(4
    5)を取付け可能とした格納部材(26)と、 f.この格納部材(26)の複数の段に搬出入可能に複
    数個設けられ、各段を単位として前記治具(J)又は工
    具(T)、及び前記ワークを格納可能な収納部材(2
    7)と、 g.前記格納部材(26)を載置し、前記自動加工機械
    と前記段取りステーション(40)のあいだを任意の行
    程で前記治具(J)又は工具(T)、前記ワーク(W)
    及び前記記憶媒体(45)を1セットに搬送移動可能に
    設けられた搬送手段(46)と、 h.前記格納部材(26)に取付けられた前記記憶媒体
    (45)の情報を読み取り、前記段取り情報を前記ロボ
    ット(12)の制御部(58)に、また、前記加工プロ
    グラム情報を前記自動加工機械(1)の制御部(55,
    56)へ転送する情報読み取り装置(42)と i.からなる加工セルシステム。
JP61249282A 1986-10-20 1986-10-20 省段取りを目的とする生産システム及び加工セルシステム Expired - Lifetime JPH0622782B2 (ja)

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