JPH06227979A - 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体 - Google Patents
1,2−ジチオール−3−チオン誘導体Info
- Publication number
- JPH06227979A JPH06227979A JP1659893A JP1659893A JPH06227979A JP H06227979 A JPH06227979 A JP H06227979A JP 1659893 A JP1659893 A JP 1659893A JP 1659893 A JP1659893 A JP 1659893A JP H06227979 A JPH06227979 A JP H06227979A
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- Japan
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- dithiol
- thione
- carboxyphenyl
- ethenyl
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記式(1)
〔式中、R1は水素原子又は低級アルキル基、nは1又
は2を示す〕で表される化合物を含有する虚血性心疾患
治療剤。 【効果】 この化合物は虚血性心疾患に伴う障害の除去
作用を有することから虚血性心疾患の治療に有効であ
る。
は2を示す〕で表される化合物を含有する虚血性心疾患
治療剤。 【効果】 この化合物は虚血性心疾患に伴う障害の除去
作用を有することから虚血性心疾患の治療に有効であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,2−ジチオール−
3−チオン誘導体を有効成分とする虚血性心疾患治療剤
およびその中間体の製造方法に関するものである
3−チオン誘導体を有効成分とする虚血性心疾患治療剤
およびその中間体の製造方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】虚血による細胞傷害は虚血中の無酸素下
で進行する過程と虚血後血流再開による不可避的に起こ
る活性酸素による障害過程の2つに大別される(西田
ら、代謝、Vol.24 379 1987)。虚血性疾患の代表的な
ものとしては、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、一過性
脳虚血発作、頭部外傷、脳手術後遺症などの脳血管障害
或は、異形狭心症、不安定狭心症、心筋梗塞、及びPT
CA/PTCR/CABG等による冠血流再開時に伴う
不整脈等の心臓血管系障害、さらには臓器移植時の移植
臓器障害、ショック時の血流低下に伴う臓器障害、手術
時の臓器の一時的血流遮断などを挙げることができる。
従来、心筋梗塞等の再灌流傷害に対しては5−リポキシ
ゲナーゼ阻害剤やラジカルスカベンジャーの使用が検討
されているところであり、臨床上の評価が定まった薬剤
のないのが現状である。
で進行する過程と虚血後血流再開による不可避的に起こ
る活性酸素による障害過程の2つに大別される(西田
ら、代謝、Vol.24 379 1987)。虚血性疾患の代表的な
ものとしては、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、一過性
脳虚血発作、頭部外傷、脳手術後遺症などの脳血管障害
或は、異形狭心症、不安定狭心症、心筋梗塞、及びPT
CA/PTCR/CABG等による冠血流再開時に伴う
不整脈等の心臓血管系障害、さらには臓器移植時の移植
臓器障害、ショック時の血流低下に伴う臓器障害、手術
時の臓器の一時的血流遮断などを挙げることができる。
従来、心筋梗塞等の再灌流傷害に対しては5−リポキシ
ゲナーゼ阻害剤やラジカルスカベンジャーの使用が検討
されているところであり、臨床上の評価が定まった薬剤
のないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は虚血性
心疾患の治療に有用である薬を提供するとともに、その
合成中間体として不可欠な化合物の合成法を提供するこ
とである。
心疾患の治療に有用である薬を提供するとともに、その
合成中間体として不可欠な化合物の合成法を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は一般
式(1)
式(1)
【0005】
【化5】 (式中R1は水素原子または低級アルキル基を表し、n
は1または2を示す)で表される1,2−ジチオール3
−チオン誘導体または、その生理学的に許容される塩を
有効成分として含む虚血性心疾患治療剤、および一般式
(2)
は1または2を示す)で表される1,2−ジチオール3
−チオン誘導体または、その生理学的に許容される塩を
有効成分として含む虚血性心疾患治療剤、および一般式
(2)
【0006】
【化6】 (式中R2は低級アルコキシカルボニル基を表す)で表
されるアルコキシカルボニルシンナムアルデヒド誘導体
と、一般式(3)
されるアルコキシカルボニルシンナムアルデヒド誘導体
と、一般式(3)
【0007】
【化7】 (R1は水素原子または低級アルキル基を表す)で表さ
れる5−メチル−1,2−ジチオール−3−チオン誘導
体を、アルコール中でアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の水酸化物の存在下に反応させることを特徴とす
る、一般式(4)
れる5−メチル−1,2−ジチオール−3−チオン誘導
体を、アルコール中でアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の水酸化物の存在下に反応させることを特徴とす
る、一般式(4)
【0008】
【化8】 (R1、R2は前記に同じ)の1,2−ジチオール−3−
チオン誘導体の製造法である。
チオン誘導体の製造法である。
【0009】本発明の化合物は、副作用を持たない免疫
調節作用を有する抗リウマチ剤として知られている(特
開平4−117377,特開平1−319477)が、
抗酸化作用を有し虚血性心疾患治療作用を有することは
知られていない。尚、Bull.Soc.Chim.F
r.,517(1958)及びBull.Soc.Chi
m.Fr.,2182(1962)には純粋に合成上の興
味から1,2−ジチオ−ル−3−チオン類の記載がある
が、薬理作用はなんら開示されていない。また、特開平
1−319478には免疫調節剤として1,2−ジチオ
−ル−3−チオン類が開示されているが、本発明のごと
き薬理作用は開示されていない。さらに、Bioche
mical and Biophysical Res
earch Communications,1015
(1986)には5−(4−メトキシフェニル)−1,
2−ジチオ−ル−3−チオンの抗酸化作用と肝保護作用
が記載されているが、本発明の化合物に係わるものでな
く、虚血性心疾患治療剤としての用途は知られていな
い。
調節作用を有する抗リウマチ剤として知られている(特
開平4−117377,特開平1−319477)が、
抗酸化作用を有し虚血性心疾患治療作用を有することは
知られていない。尚、Bull.Soc.Chim.F
r.,517(1958)及びBull.Soc.Chi
m.Fr.,2182(1962)には純粋に合成上の興
味から1,2−ジチオ−ル−3−チオン類の記載がある
が、薬理作用はなんら開示されていない。また、特開平
1−319478には免疫調節剤として1,2−ジチオ
−ル−3−チオン類が開示されているが、本発明のごと
き薬理作用は開示されていない。さらに、Bioche
mical and Biophysical Res
earch Communications,1015
(1986)には5−(4−メトキシフェニル)−1,
2−ジチオ−ル−3−チオンの抗酸化作用と肝保護作用
が記載されているが、本発明の化合物に係わるものでな
く、虚血性心疾患治療剤としての用途は知られていな
い。
【0010】一般式(1)のR1における低級アルキル
基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等が例示できる。一般式(1)で示される1,2−ジチ
オール−3−チオン誘導体としては、具体的には次のも
のが例示できる。
基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等が例示できる。一般式(1)で示される1,2−ジチ
オール−3−チオン誘導体としては、具体的には次のも
のが例示できる。
【0011】5−{2−(2−カルボキシフェニル)エ
テニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン
テニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン
【0012】5−{2−(2−カルボキシフェニル)エ
テニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−
チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン
テニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−
チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン
【0013】5−{4−(2−カルボキシフェニル)−
1,3−ブタジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン
1,3−ブタジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-プロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−n-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−sec-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(3−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン
【0014】上記一般式(1)の化合物の塩としては薬
学的に許容されるものであればよく、例えば、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、アルミニウムなどの金属
塩、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピペリジン、モルホリンなどの有機アミン類との塩
などが挙げられる。
学的に許容されるものであればよく、例えば、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、アルミニウムなどの金属
塩、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピペリジン、モルホリンなどの有機アミン類との塩
などが挙げられる。
【0015】本発明の前記一般式(1)においてn=2
の化合物は、例えば特開平4−11737で示すように
4−t−ブトキシカルボニルシンナムアルデヒドおよび
5−メチル−1,2−ジチオール−3−チオンをマグネ
シウムメトキシドを用い反応させることにより得ること
ができる。しかしながら、この方法は低収率であり、更
に反応は、マグネシウムメトキシドを用いている事から
も解るように非水条件下で行われ慎重な実験操作が要求
される。また、反応中生じた水酸化マグネシウム等の沈
澱物と固体の目的化合物との分離が非常に大変で、濾別
工程が必要であり操作上での問題点等がある。ところが
本発明者は前記本発明の製造方法を用いることにより本
発明の化合物のエステルを得、更にこれを加水分解する
ことにより、上記の問題点を解決することができた。
の化合物は、例えば特開平4−11737で示すように
4−t−ブトキシカルボニルシンナムアルデヒドおよび
5−メチル−1,2−ジチオール−3−チオンをマグネ
シウムメトキシドを用い反応させることにより得ること
ができる。しかしながら、この方法は低収率であり、更
に反応は、マグネシウムメトキシドを用いている事から
も解るように非水条件下で行われ慎重な実験操作が要求
される。また、反応中生じた水酸化マグネシウム等の沈
澱物と固体の目的化合物との分離が非常に大変で、濾別
工程が必要であり操作上での問題点等がある。ところが
本発明者は前記本発明の製造方法を用いることにより本
発明の化合物のエステルを得、更にこれを加水分解する
ことにより、上記の問題点を解決することができた。
【0016】一般式(2)または(4)におけるR2の
低級アルコキシカルボニル基とは、例えばメトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニ
ル基、ブトキシカルボニル基等を例示できる。一般式
(2)の化合物に対して(3)の化合物は通常0.1〜
10倍好ましくは、約1.0倍の比率で反応させる。本
発明に用いるアルカリまたはアルカリ土類金属として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、水酸化リチウム、水酸化バリウムを例示で
きる。反応温度に特に制限はないが、通常−30〜10
0℃である。反応は通常1時間以内に終了する。このよ
うにして得られる一般式(4)の化合物を常法により加
水分解することにより、一般式(1)においてn=2で
ある化合物を得ることができる。この方法によれば非水
条件下での慎重な実験操作や濾別操作を必要とせず、1
時間以内で反応は終了し、収率が向上する。
低級アルコキシカルボニル基とは、例えばメトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニ
ル基、ブトキシカルボニル基等を例示できる。一般式
(2)の化合物に対して(3)の化合物は通常0.1〜
10倍好ましくは、約1.0倍の比率で反応させる。本
発明に用いるアルカリまたはアルカリ土類金属として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、水酸化リチウム、水酸化バリウムを例示で
きる。反応温度に特に制限はないが、通常−30〜10
0℃である。反応は通常1時間以内に終了する。このよ
うにして得られる一般式(4)の化合物を常法により加
水分解することにより、一般式(1)においてn=2で
ある化合物を得ることができる。この方法によれば非水
条件下での慎重な実験操作や濾別操作を必要とせず、1
時間以内で反応は終了し、収率が向上する。
【0017】なお、一般式(1)においてn=1の化合
物は、特開平1−319477号公報に記載の方法で得
ることができ、具体的には後述の製造例1、2に記載の
方法で得ることができる。また、本発明の一般式(1)
で表される化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム等の金属水
酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸塩
または、水酸化アンモニウム、アンモニア、トリエチル
アミン、ピペリジン等の有機アミン類と常法により処理
することにより塩として製造することができる。
物は、特開平1−319477号公報に記載の方法で得
ることができ、具体的には後述の製造例1、2に記載の
方法で得ることができる。また、本発明の一般式(1)
で表される化合物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム等の金属水
酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の金属炭酸塩
または、水酸化アンモニウム、アンモニア、トリエチル
アミン、ピペリジン等の有機アミン類と常法により処理
することにより塩として製造することができる。
【0018】本発明の一般式(1)で表される化合物ま
たはその塩は、通常用いられる製剤用担体、賦形剤、そ
の他の添加剤を用いて、錠剤、顆粒剤、散剤、懸濁剤、
カプセル剤、シロップ剤等の経口投与剤、または注射
剤、座剤、輸液用等張液等の非経口投与剤として投与で
きる。投与形態は、患者の状態から静脈内投与が望まし
く、適当なpHの調節により水溶化が可能である.例え
ば、錠剤とする場合、吸着剤としては、結晶性セルロ−
ス、軽質無水ケイ酸等を用い、賦形剤としては、トウモ
ロコシデンプン、乳糖、燐酸カルシウム、ステアリン酸
マグネシウム等が用いられる。また、注射剤を調整する
場合には必要により、pH調節剤、緩衝剤、安定化剤、
保存剤、可溶化剤等を添加し、調整投与される。投与量
は、投与ル−ト、患者の体重、年齢、症状等により適時
調整される。例えば、心筋梗塞発症患者においては、緊
急入院直後より、閉塞冠動脈再開通の術前、術中及び術
後数時間にわたり、連続的に静脈内に持続注入し、緊急
度に応じて頻回の単回投与を組合せることが好ましい。
単回投与は、成人1回当り、0.1〜500mg、持続
投与は毎分0.1〜100mgの割合で投与される。
たはその塩は、通常用いられる製剤用担体、賦形剤、そ
の他の添加剤を用いて、錠剤、顆粒剤、散剤、懸濁剤、
カプセル剤、シロップ剤等の経口投与剤、または注射
剤、座剤、輸液用等張液等の非経口投与剤として投与で
きる。投与形態は、患者の状態から静脈内投与が望まし
く、適当なpHの調節により水溶化が可能である.例え
ば、錠剤とする場合、吸着剤としては、結晶性セルロ−
ス、軽質無水ケイ酸等を用い、賦形剤としては、トウモ
ロコシデンプン、乳糖、燐酸カルシウム、ステアリン酸
マグネシウム等が用いられる。また、注射剤を調整する
場合には必要により、pH調節剤、緩衝剤、安定化剤、
保存剤、可溶化剤等を添加し、調整投与される。投与量
は、投与ル−ト、患者の体重、年齢、症状等により適時
調整される。例えば、心筋梗塞発症患者においては、緊
急入院直後より、閉塞冠動脈再開通の術前、術中及び術
後数時間にわたり、連続的に静脈内に持続注入し、緊急
度に応じて頻回の単回投与を組合せることが好ましい。
単回投与は、成人1回当り、0.1〜500mg、持続
投与は毎分0.1〜100mgの割合で投与される。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
でない。 製造例1 5−{2−(4−メトキシカルボニルフェニル)エテニ
ル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン4.4g
(30ミリモル)をエタノ−ル150mlに溶解し、こ
れにテレフタルアルデヒド酸メチル4.92g(30ミ
リモル)及びピペリジン500mgを加え、2時間加熱
還流した。室温に放冷後、析出した結晶をろ取し、メタ
ノ−ル洗浄した。減圧下、得られた結晶を乾燥すると目
的化合物が赤色結晶として6.55g(収率74%)得
られた。 収量 6.55g(収率74%) 融点 220〜221℃ NMR(DNSO-d6,δppm) 3.28(3H,s) 7.48(1H,s) 7.68(2H,s) 7.84(2H,d) 8.04(2H,d) 元素分析(C13H10O2S3) 計算値(%) C;53.03 H;3.43
S;32.67 実測値(%) C;53.10 H;3.21
S;32.72
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
でない。 製造例1 5−{2−(4−メトキシカルボニルフェニル)エテニ
ル}−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 5−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン4.4g
(30ミリモル)をエタノ−ル150mlに溶解し、こ
れにテレフタルアルデヒド酸メチル4.92g(30ミ
リモル)及びピペリジン500mgを加え、2時間加熱
還流した。室温に放冷後、析出した結晶をろ取し、メタ
ノ−ル洗浄した。減圧下、得られた結晶を乾燥すると目
的化合物が赤色結晶として6.55g(収率74%)得
られた。 収量 6.55g(収率74%) 融点 220〜221℃ NMR(DNSO-d6,δppm) 3.28(3H,s) 7.48(1H,s) 7.68(2H,s) 7.84(2H,d) 8.04(2H,d) 元素分析(C13H10O2S3) 計算値(%) C;53.03 H;3.43
S;32.67 実測値(%) C;53.10 H;3.21
S;32.72
【0020】製造例2 5−{2−(4−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン 製造例1で製造したエステル1.1g(3.7ミリモル)
を6N硫酸8mlとジオキサン40mlの混合溶液に加
え、110℃で15時間反応した。室温に冷却後、濃縮
し水を加え析出物を濾取した。得られた固体を炭酸カリ
ウム0.84g(6ミリモル)を溶解した水10mlに
加え、0.5時間かき混ぜた後セライトを濾取剤とし
て、不溶物を濾去した。母液を塩酸によりpH3とし析
出物をを濾取し、目的化合物が0.22g(収率21
%)得られた。 収量 0.22g(収率21%) 融点 290℃以上 NMR(DMSO-d6,δppm) 7.50(1H,s) 7.70(2H,s) 7.83(2H,d,J=8Hz) 8.03(2H,d,J=8Hz)
1,2−ジチオ−ル−3−チオン 製造例1で製造したエステル1.1g(3.7ミリモル)
を6N硫酸8mlとジオキサン40mlの混合溶液に加
え、110℃で15時間反応した。室温に冷却後、濃縮
し水を加え析出物を濾取した。得られた固体を炭酸カリ
ウム0.84g(6ミリモル)を溶解した水10mlに
加え、0.5時間かき混ぜた後セライトを濾取剤とし
て、不溶物を濾去した。母液を塩酸によりpH3とし析
出物をを濾取し、目的化合物が0.22g(収率21
%)得られた。 収量 0.22g(収率21%) 融点 290℃以上 NMR(DMSO-d6,δppm) 7.50(1H,s) 7.70(2H,s) 7.83(2H,d,J=8Hz) 8.03(2H,d,J=8Hz)
【0021】製造例3 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 製造例1、2と同様の方法及び特開平4−117377
で示した方法によりにより標題化合物を合成した。 融点 242〜245℃ NMR(DMSO-d6,δppm) 2.36(3H,s) 7.40(1H,d,J=16.1Hz) 7.50(2H,m) 7.78(2H,d,J=8.1Hz) 8.07(1H,d,J=8.1Hz) 8.28(1H,s)
−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン 製造例1、2と同様の方法及び特開平4−117377
で示した方法によりにより標題化合物を合成した。 融点 242〜245℃ NMR(DMSO-d6,δppm) 2.36(3H,s) 7.40(1H,d,J=16.1Hz) 7.50(2H,m) 7.78(2H,d,J=8.1Hz) 8.07(1H,d,J=8.1Hz) 8.28(1H,s)
【0022】実施例1 5−{4−(4−t−ブトキシカルボニルフェニル)−
1,3−ブタジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン1.0g
(6.7ミリモル)をメタノ−ル10mlに溶解し、こ
れに4−t−ブトキシカルボニルシンナムアルデヒド
1.57g(6.7ミリモル)を加えた。更に水酸化ナト
リウム0.36g(9.0ミリモル)を加え、室温にて1
時間反応した。析出した結晶を濾取し冷メタノールで洗
浄し、赤色の標題化合物を得た。 収量 0.71g(収率29%) 融点 183〜185℃
1,3−ブタジエニル}−1,2−ジチオ−ル−3−チ
オン 5−メチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン1.0g
(6.7ミリモル)をメタノ−ル10mlに溶解し、こ
れに4−t−ブトキシカルボニルシンナムアルデヒド
1.57g(6.7ミリモル)を加えた。更に水酸化ナト
リウム0.36g(9.0ミリモル)を加え、室温にて1
時間反応した。析出した結晶を濾取し冷メタノールで洗
浄し、赤色の標題化合物を得た。 収量 0.71g(収率29%) 融点 183〜185℃
【0023】実施例2 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオンを有効成分とするカプ
セル剤 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン100g,乳糖70
g、トウモロコシデンプン70g、結晶セルロース40
g、およびステアリン酸マグネシウム6gをよく混合す
る。これをカプセル充填機にて硬カプセルに300mg
宛充填してカプセル剤を得た。
1,2−ジチオ−ル−3−チオンを有効成分とするカプ
セル剤 5−{2−(2−カルボキシフェニル)エテニル}−
1,2−ジチオ−ル−3−チオン100g,乳糖70
g、トウモロコシデンプン70g、結晶セルロース40
g、およびステアリン酸マグネシウム6gをよく混合す
る。これをカプセル充填機にて硬カプセルに300mg
宛充填してカプセル剤を得た。
【0024】実施例3 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオンを有効成分
とする顆粒剤 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン100g,
乳糖150g、トウモロコシデンプン140g、結晶セ
ルロース80gをとりよく混合し、これをヒドロキシル
プロピルセルロース20gを水400mlに溶解した液
で練合造粒し50℃で4時間乾燥する。これを12メッ
シュのスクリーンで整粒した後、ステアリン酸マグネシ
ウム8gを加えてよく混合し顆粒剤とした。
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオンを有効成分
とする顆粒剤 5−{2−(3−カルボキシフェニル)エテニル}−4
−エチル−1,2−ジチオ−ル−3−チオン100g,
乳糖150g、トウモロコシデンプン140g、結晶セ
ルロース80gをとりよく混合し、これをヒドロキシル
プロピルセルロース20gを水400mlに溶解した液
で練合造粒し50℃で4時間乾燥する。これを12メッ
シュのスクリーンで整粒した後、ステアリン酸マグネシ
ウム8gを加えてよく混合し顆粒剤とした。
【0025】実施例4 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオンを有効成分とする坐剤 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン10gおよびウィテップゾルRW−35(デ
ィナミル・ノーベル・ケミカルズ、西ドイツ国)90g
をとり、60℃に加熱溶解してよく混合する。これを鋳
型に1個あたり1.5gまたは3gの重量となるように
流し込み冷却して坐剤とした。
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオンを有効成分とする坐剤 5−{4−(2−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−イソプロピル−1,2−ジチオ−ル−
3−チオン10gおよびウィテップゾルRW−35(デ
ィナミル・ノーベル・ケミカルズ、西ドイツ国)90g
をとり、60℃に加熱溶解してよく混合する。これを鋳
型に1個あたり1.5gまたは3gの重量となるように
流し込み冷却して坐剤とした。
【0026】実施例5 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオンを有効成分とする注射剤 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン0.5gをとり、綿実油5.0mlアンプルに
封入し、非水性注射剤とする。輸液用注射剤としては、
上述の溶液に界面活性剤としてHCO−60を1.0g
を加えた溶液を調整し、使用時0.9%生理食塩水20
0mlに懸濁して使用する。
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオンを有効成分とする注射剤 5−{4−(4−カルボキシフェニル)−1,3−ブタ
ジエニル}−4−t-ブチル−1,2−ジチオ−ル−3
−チオン0.5gをとり、綿実油5.0mlアンプルに
封入し、非水性注射剤とする。輸液用注射剤としては、
上述の溶液に界面活性剤としてHCO−60を1.0g
を加えた溶液を調整し、使用時0.9%生理食塩水20
0mlに懸濁して使用する。
【0027】評価例1 過酸化脂質生成抑制作用 方法: 雄性SDラット(7〜10週令)を用いペント
バルビタール麻酔下に脱血し、脳を摘出した。氷冷下に
リン酸緩衝液にて脳組織をホモジナイズし、5%ホモジ
ネートを37℃で60分インキュベートした後、生成し
たマロンジアルデヒド(MDA)の量をチオバルビツー
ル酸法により535nmにおける吸光度を測定した。こ
のMDA量(a)およびコントロール値(b)(試験薬
物を加えないときのMDA量)から、過酸化脂質生成抑
制率を下式により求めた。 過酸化脂質生成抑制率(%)=100×(b−a)/b 試験薬物は、水に難溶性なのでDMFで溶解、希釈後に
試験に供した。被験化合物はインキュベーション前に添
加した。 成績: 表−1に示した。
バルビタール麻酔下に脱血し、脳を摘出した。氷冷下に
リン酸緩衝液にて脳組織をホモジナイズし、5%ホモジ
ネートを37℃で60分インキュベートした後、生成し
たマロンジアルデヒド(MDA)の量をチオバルビツー
ル酸法により535nmにおける吸光度を測定した。こ
のMDA量(a)およびコントロール値(b)(試験薬
物を加えないときのMDA量)から、過酸化脂質生成抑
制率を下式により求めた。 過酸化脂質生成抑制率(%)=100×(b−a)/b 試験薬物は、水に難溶性なのでDMFで溶解、希釈後に
試験に供した。被験化合物はインキュベーション前に添
加した。 成績: 表−1に示した。
【0028】
【表1】表−1 ラット脳ホモジネートにおける過酸化脂質生成に対する
抑制作用 各化合物の濃度は10-4M、実験例数はn=2
抑制作用 各化合物の濃度は10-4M、実験例数はn=2
【0029】評価例2 再灌流性不整脈抑制作用 方法: 雄性SDラット(8〜12週令)をペントバル
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を5分間結紮し、10分間再灌流を行った。標
準四肢第II誘導心電図を記録し、心室性不整脈の発生
を調べた。被験化合物は実施例5に従い注射剤とし冠動
脈閉塞5分前に1.0mg/kgを静脈内投与した。 成績: 左冠動脈前下行枝を5分間結紮し再灌流した後
に、心室性の期外収縮、頻脈(VT)、細動(VF)等
の不整脈が発生する。表2に対照群及び被験化合物投与
群の心室細動の発生率及び死亡率を示した。化合物2、
3は心室細動の発生率を抑制し死亡率を減少させた。
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を5分間結紮し、10分間再灌流を行った。標
準四肢第II誘導心電図を記録し、心室性不整脈の発生
を調べた。被験化合物は実施例5に従い注射剤とし冠動
脈閉塞5分前に1.0mg/kgを静脈内投与した。 成績: 左冠動脈前下行枝を5分間結紮し再灌流した後
に、心室性の期外収縮、頻脈(VT)、細動(VF)等
の不整脈が発生する。表2に対照群及び被験化合物投与
群の心室細動の発生率及び死亡率を示した。化合物2、
3は心室細動の発生率を抑制し死亡率を減少させた。
【0030】
【表2】 表−2 ラット冠動脈閉塞−再灌流における心室性不整脈に及ぼす影響 ─────────────────────────────────── 表−1の 投与量 心室細動発生率 死亡率 化合物番号(mg/kg) 心室細動 死亡数/実験例数(%) 発生個体数/実験例数(%) ─────────────────────────────────── 対照群 8/13(61.5) 9/13(69.2) 2 1.0 0/3 ( 0.0) 1/3 (33.3) 3 1.0 3/8 (37.5) 2/8 (25.0) ───────────────────────────────────
【0031】評価例3 虚血再灌流後の心筋細胞内酵素
の逸脱抑制作用 方法: 雄性SDラット(7〜12週令)をペントバル
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を20分間結紮し、2時間再灌流を行った。実
験終了時、心臓を摘出し左心室を分離した。左心室をホ
モジナイズし、心室内に残存するクレアチンホスホキナ
ーゼの活性を測定した。被験化合物は製剤例4に従い注
射剤とし冠動脈閉塞5分前に静脈内投与した。 成績: 化合物2は虚血再灌流による心筋細胞からクレ
アチンホスホキナーゼの逸脱を抑制し死亡率を減少させ
た。左心室における非虚血領域と虚血再灌流領域に残存
するクレアチンホスホキナーゼ(CPK)活性の差を表
3に示した。
の逸脱抑制作用 方法: 雄性SDラット(7〜12週令)をペントバル
ビタールにて麻酔し、人工呼吸下に開胸した。左冠動脈
前下行枝を20分間結紮し、2時間再灌流を行った。実
験終了時、心臓を摘出し左心室を分離した。左心室をホ
モジナイズし、心室内に残存するクレアチンホスホキナ
ーゼの活性を測定した。被験化合物は製剤例4に従い注
射剤とし冠動脈閉塞5分前に静脈内投与した。 成績: 化合物2は虚血再灌流による心筋細胞からクレ
アチンホスホキナーゼの逸脱を抑制し死亡率を減少させ
た。左心室における非虚血領域と虚血再灌流領域に残存
するクレアチンホスホキナーゼ(CPK)活性の差を表
3に示した。
【0032】
【表3】 表−3 ──────────────────────────────────── 表−1の 投与量 CPK活性(U/mg protein) 死亡率 化合物 (mg/kg) 非虚血領域−虚血再灌流領域 (%) 番号 ──────────────────────────────────── 対照群 1.43±0.18(n=34) 54.7 2 1.0 0.64±0.32(n=8) 20.0 ──────────────────────────────────── 表中の値は、平均値±標準誤差を示す。nは実験例数を
示す。
示す。
【0033】
【発明の効果】本発明の一般式(1)で表される化合物
またはその塩は、脂質過酸化抑制作用を有し、かつ虚血
性心疾患障害に伴う障害除去作用を有することから虚血
性心疾患治療剤として有用である。また、その合成中間
体として不可欠な化合物の合成法である。
またはその塩は、脂質過酸化抑制作用を有し、かつ虚血
性心疾患障害に伴う障害除去作用を有することから虚血
性心疾患治療剤として有用である。また、その合成中間
体として不可欠な化合物の合成法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 浩一 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 森 光宏 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 渡辺 和行 千葉県茂原市東郷1900番地の1 三井東圧 化学株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中R1は水素原子または低級アルキル基を表し、n
は1または2を示す)で表される1,2−ジチオール−
3−チオン誘導体または、その生理学的に許容される塩
を有効成分として含む虚血性心疾患治療剤。 - 【請求項2】 一般式(1)において、R1が水素原子
でnが2である請求項1に記載の虚血性心疾患治療剤。 - 【請求項3】 一般式(2) 【化2】 (式中R2は低級アルコキシカルボニル基を表す)で表
されるアルコキシカルボニルシンナムアルデヒド誘導体
と、一般式(3) 【化3】 (R1は水素原子または低級アルキル基を表す)で表さ
れる5−メチル−1,2−ジチオール−3−チオン誘導
体を、アルコール中でアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の水酸化物の存在下に反応させることを特徴とする
一般式(4) 【化4】 (R1、R2は前記に同じ)の1,2−ジチオール−3−
チオン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1659893A JPH06227979A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1659893A JPH06227979A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06227979A true JPH06227979A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11920736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1659893A Pending JPH06227979A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 1,2−ジチオール−3−チオン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06227979A (ja) |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP1659893A patent/JPH06227979A/ja active Pending
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