JPH06229368A - 可変容量型斜板式液圧回転機 - Google Patents

可変容量型斜板式液圧回転機

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JPH06229368A
JPH06229368A JP5037493A JP3749393A JPH06229368A JP H06229368 A JPH06229368 A JP H06229368A JP 5037493 A JP5037493 A JP 5037493A JP 3749393 A JP3749393 A JP 3749393A JP H06229368 A JPH06229368 A JP H06229368A
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JP
Japan
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swash plate
piston
tilt control
tilt
casing
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Application number
JP5037493A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kobayashi
剛 小林
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変容量型斜板式液圧回転機において、斜板
を安定した状態でケーシングに確実に傾転保持すること
ができる。 【構成】 斜板29の支点30をピストン27の押圧合
力の作用点よりも、ピストン27の伸長側に位置させ、
傾転制御ピストン37は支点30の位置よりもピストン
27の縮小側に位置させる。これにより、斜板29の最
大傾転角度のときでも、斜板29を確実に傾転制御板3
3に傾転保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ポンプ,油圧モー
タ等として用いられる可変容量型斜板式液圧回転機に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の可変容量型斜板式液圧
回転機は、容量制御機構によって、斜板を適宜に傾転す
ることにより、油圧ポンプの場合には吐出容量を可変と
し、油圧モータの場合には回転数を可変とすることがで
きる。
【0003】ここで、従来技術として、図13ないし図
17に特開昭59−79078号公報による可変容量型
斜板式液圧回転機を例示し、説明する。
【0004】図中、1はケーシングを示し、該ケーシン
グ1は筒部1A,環状のフロント底部1Bを有する有底
筒状のケーシング本体1Cと、該ケーシング本体1Cを
閉塞するリアケーシング1Dとから構成され、前記ケー
シング本体1Cのフロント底部1Bの中央部には後述の
回転軸2を挿通する回転軸挿通穴1B1 と、上側には傾
転制御ピストン13が挿嵌されるシリンダ成形部1B2
が形成されている。
【0005】2はケーシング1の回転軸挿通穴1B1 に
軸受3,3を介して回転自在に支持された回転軸を示
し、該回転軸2はフロント底部1Bの回転軸挿通穴1B
1 を介して外部に突出している。また、4はリアケーシ
ング1Dに固定され、吸排ポートを有する切換弁板を示
す。
【0006】5はケーシング1内に位置して回転軸2と
スプライン結合して一体回転可能に設けられたシリンダ
ブロックを示し、該シリンダブロック5には軸方向に延
びる複数(通常は奇数個)のシリンダ6(1個のみ図
示)が回転軸2の周囲に穿設され、該各シリンダ6には
摺動面5Aに開口するシリンダポート6Aが形成され、
該各シリンダ6内に往復動可能にピストン7,7,…が
挿嵌されている。
【0007】8,8,…は各ピストン7の端部に設けら
れた複数のシューを示し、該各シュー8は後述する斜板
9の平滑面9A上に摺動可能に支持されている。
【0008】9はケーシング1の一端側に設けられた円
板状の斜板を示し、該斜板9の表面側は平滑面9Aとな
り、中央部には回転軸2が挿通される回転軸挿通穴9B
が穿設され、裏面側には図14ないし図17で例示する
左,右の支点10,10を傾転中心として、上側に形成
された第1の当接面11と下側に形成された第2の当接
面12とからなり、該各当接面11,12によって形成
された角度は支点10を中心として180°よりも小さ
い角度となっている。また、高圧側となる複数のピスト
ン7に作用する油圧反力による押圧合力をFとすると、
前記支点10は該押圧合力Fよりもピストン7が縮小す
る側に位置している。
【0009】13は前記斜板9を傾転させる傾転制御ピ
ストンを示し、該傾転制御ピストン13は斜板9の支点
10よりピストン7が伸長する側に位置して斜板9に対
向したフロント底部1Bのシリンダ成形部1B2 に設け
られている。
【0010】なお、14,15はシリンダブロック5の
シリンダ6内のピストン7を作動させる圧油の吸排通路
であり、16はケーシング本体1Cの筒部1A内に形成
され、前記傾転制御ピストン13に圧油を供給する制御
圧油通路である。
【0011】このように構成される従来技術の可変容量
型斜板式液圧回転機においては、油圧モータとして機能
する場合には、図13に示す吸排通路14,15のうち
高圧側通路から圧油が複数のシリンダ6内に導かれるこ
とにより、ピストン7からシュー8を介して斜板9に押
圧合力Fが作用し、この押圧合力Fの横方向成分によっ
てシュー8が斜板9の周方向に沿って滑動し、これと一
体的にピストン7,シリンダブロック5が回転し、同時
にスプライン結合を介して回転軸2が回転し、吸排通路
14,15のうち低圧側通路から排出される圧油によっ
て回転軸2が回転し、油圧モータとして作動する。
【0012】また逆に、油圧ポンプとして機能する場合
には、回転軸2を外力で回転させることにより、吸排通
路14,15のうち低圧側通路から高圧側通路に圧油が
流れ、油圧ポンプとして作動する。
【0013】一方、図16に示すように、傾転制御ピス
トン13を縮小した状態にすることにより、斜板9はピ
ストン7の押圧合力Fを受けて支点10を中心として右
回り(時計方向)に傾転し、斜板9の第1の当接面11
が対向するケーシング1のフロント底部1Bの壁面1E
に当接して該斜板9を保持する。なお、斜板9が傾転す
るのは、支点10の位置がピストン7の押圧合力Fの作
用点よりもピストン7の縮小側にb′偏心しているから
である。
【0014】このように、斜板9の第1の当接面11が
ケーシング1の壁面1Eに当接することによって、斜板
9の傾転角度は大きくなり、図13に示すようにピスト
ン7のストロークを大きくし、例えば油圧モータとして
作動するときには、シリンダブロック5が回転するのに
必要な流量が増加し、回転軸2を低速,高トルクで回転
させることができる。
【0015】また、図13に示す制御圧油通路16から
流体を供給し、図17に示すように傾転制御ピストン1
3を伸長させることによって、斜板9は傾転制御ピスト
ン13の押圧力fを受けて支点10を中心に左回り(反
時計方向)に傾転し、その第2の当接面12がケーシン
グ1の壁面1Eに当接し保持される。このとき、傾転制
御ピストン13の押圧力fとピストン7の押圧合力Fの
作用点との間で次の関係を満足することにより、斜板9
が第2の当接面12をケーシング1の壁面1Eに当接し
て安定状態に保つことができる。
【0016】
【数1】 ただし、 a: 支点10と傾転制御ピストン13の押
圧力fとの距離 b: 支点10とピストン7の押圧合力Fとの平滑面9
Aに平行な離間距離 x: 支点10と斜板9の縮小側端部との平滑面9Aに
平行な離間距離
【0017】即ち、第2の当接面12がケーシング1の
壁面1Eに当接し、保持されると、斜板9の傾転角度は
小さくなり、図13に示すピストン7のストロークが小
さくなって、シリンダブロック5が回転するのに必要な
流量が減少するため、回転軸2を高速,低トルクで回転
させることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による斜板式液圧回転機においては、図17に示
すように、傾転制御ピストン13を伸長させ、第2の当
接面12をケーシング1の壁面1Eに当接した状態の場
合では、斜板9を前記数1を満足させる形状に形成しな
ければならない。
【0019】即ち、斜板9は、その平滑面9Aに直角方
向の押圧合力Fの作用点とピストン7の縮小側端部との
間の距離(b+x)が確保できる形状にする必要があ
る。斜板9についてこの距離(b+x)が確保できない
と、該斜板9が最小傾転角度の時に、支点10から該斜
板9がずれることになり、液圧回転機としての作動を続
行することができなくなるという問題がある。
【0020】さらに、液圧回転機の設定容量を増加させ
るときには、斜板9の最大傾転角度を大きくしてピスト
ン7による容量を増加させればよいが、斜板9の平滑面
9Aの傾斜角度を大きくする場合には、斜板9をの平滑
面9Aの角度を大きくするだけでなく、安定させて斜板
9を傾転保持するために距離b′を長く確保する必要が
ある。そこで、この距離b′を長く確保するためには、
斜板9においては、図16に示すように、支点10とピ
ストン7の縮小側端部との距離の変更を行ない、これに
伴ってケーシング1の壁面1Eの変更も行なわなければ
ならず、容易に液圧回転機の設定容量を変更することが
できないという問題がある。
【0021】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は液圧回転機の設定容量を容易に
変更することのできる可変容量型斜板式液圧回転機を提
供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の発明が採用する構成の特徴は、斜板の傾
転中心となる支点はピストンの押圧合力の作用点よりも
該ピストンの伸長側に位置し、傾転制御ピストンは前記
支点位置よりも前記ピストンの縮小側に位置して前記斜
板に対向するように設けたことにある。
【0023】また、第2の発明が採用する構成の特徴
は、斜板は平滑面とその反対側となる裏面とが平行にな
るように形成し、該斜板の裏面側とケーシングの後端側
との間には、該斜板の傾転位置を規制する傾転制御板を
設け、該傾転制御板には支点を境として前記斜板の裏面
一側が当接する第1の支持面と裏面他側が当接する第2
の支持面とを形成し、前記斜板と傾転制御板の支点はピ
ストンの押圧合力の作用点よりも該ピストンの伸長側に
位置させ、かつ傾転制御ピストンは前記支点位置よりも
前記ピストンの縮小側に位置して前記斜板に対向するよ
うに設けたことにある。
【0024】さらに、第3の発明が採用する構成の特徴
は、斜板は平滑面とその反対側となる裏面とが平行にな
るように形成し、該斜板の裏面が対向するケーシングの
壁部には、該斜板の傾転位置を規制する傾転制御面を形
成し、該傾転制御面には支点を境として前記斜板の裏面
一側が当接する第1の支持面と裏面他側が当接する第2
の支持面とを形成し、前記斜板と傾転制御面の支点はピ
ストンの押圧合力の作用点よりも該ピストンの伸長側に
位置させ、かつ傾転制御ピストンは前記支点位置よりも
前記ピストンの縮小側に位置して前記斜板に対向するよ
うに設けたことにある。
【0025】一方、前記斜板の裏面には、傾転制御ピス
トンが当接する部分に該傾転制御ピストンからの押圧力
が傾転制御ピストンの軸線にほぼ平行に作用する押圧力
受承面を形成することが望ましい。
【0026】さらに、前記傾転制御ピストンは、斜板の
傾転制御ピストンが当接する部分に対してほぼ垂直に当
接するように前記ケーシングの軸線に対して傾斜して設
けてもよい。
【0027】
【作用】上記第1の発明によれば、斜板が最大傾転角度
の場合でも、ピストンの押圧合力の作用点と斜板のピス
トンの伸長側端部との距離を確実に確保することがで
き、斜板を安定した状態で傾転保持することができる。
【0028】また、第2,第3の発明によれば、斜板の
平滑面とこの平滑面の反対側に位置する裏面とが平行と
なるように形成されているから、斜板の最大傾転角度を
大きくしても、ピストンの押圧合力の作用点と斜板のピ
ストンの伸長側端部との距離を確実に確保することがで
き、斜板を安定した状態で傾転制御板(傾転制御面)に
傾転保持することができる。さらに、斜板の製造性を向
上し、高硬度,高精度な平滑面を形成できる。
【0029】さらに、前記第2,第3の発明において、
斜板の裏面側の傾転制御ピストンの先端が当接する部分
に押圧力受承面を形成したり、傾転制御ピストンを斜板
に対して垂直に押圧力が作用するように該傾転制御ピス
トンを傾斜させることで、該傾転制御ピストンが斜板を
傾転させるときに発生する摩擦による摺動抵抗を小さく
することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図12に
基づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0031】まず、図1ないし図4により、本発明によ
る第1の実施例を示す。
【0032】図中、21は本実施例に用いるケーシング
を示し、該ケーシング21は筒部21A,環状のフロン
ト底部21Bを有する有底筒状のケーシング本体21C
と、該ケーシング本体21Cを閉塞するリアケーシング
21Dとから構成され、前記ケーシング本体21Cのフ
ロント底部21Bの中央部には後述の回転軸22を挿通
する回転軸挿通穴21B1 と、下側には傾転制御ピスト
ン37が摺動可能に挿嵌されるシリンダ形成部21B2
が形成されている。
【0033】22はケーシング21の回転軸挿通穴21
B1 に軸受23,23を介して回転自在に支持された回
転軸を示し、該回転軸22はケーシング本体21Cの回
転軸挿通穴21B1 を介して外部に露出している。な
お、24はリアケーシング21Dに固定され、給排ポー
トを有する切換弁板を示す。
【0034】25はケーシング21内に位置して回転軸
22とスプライン結合して一体回転可能に設けられたシ
リンダブロックを示し、該シリンダブロック25には軸
方向に延びる複数(通常は奇数個)のシリンダ26,2
6,…が回転軸22の周囲に穿設され、該各シリンダ2
6には摺動面25Aに開口するシリンダポート26Aが
形成され、該各シリンダ26内に往復動可能にピストン
27,27,…が挿嵌されている。
【0035】28,28,…は各ピストン27の端部に
設けられた複数のシューを示し、該各シュー28は後述
する斜板29の平滑面29A上に摺動可能に支持され
る。
【0036】29はケーシング21の一端側に設けられ
た円板状の斜板を示し、該斜板29の表面の平滑面29
Aと反対側の裏面とが傾斜して形成され、中央部には回
転軸22が挿通される回転軸挿通穴29Bが穿設されて
いる。また、裏面側の左,右には図2に示すように、支
点30,30(傾転中心O)となる後述する継手36,
36の傾転部36B,36Bが係合される半球状の係合
穴29C,29Cが形成され、さらに裏面は該各係合穴
29Cよりも上側が第1の当接面31,下側が第2の当
接面32となっている。
【0037】なお、斜板29の裏面は平面となっている
から、当接面31,32の支点30に対する開き角度は
180°となる。
【0038】33は斜板29の裏面とケーシング本体2
1Cのフロント底部21Bとの間に位置して設けられた
傾転制御板を示し、該傾転制御板33の下側には後述の
傾転制御ピストン37が挿嵌される挿嵌穴33Aが穿設
され、中央部には回転軸22が挿嵌される回転軸挿通穴
33Bが穿設されている。また、該傾転制御板33はそ
の表面の左,右には支点30,30(傾転中心O)とな
る継手36,36の軸部36A,36Aが挿嵌される継
手保持穴33C,33Cが穿設され、該各継手保持穴3
3Cよりも上側が前記第1の当接面31に対応する第1
の支持面34となり、下側が第2の当接面32に対応す
る第2の支持面35となり、該各支持面34,35の支
点30に対する開き角度は180°よりも大きくなって
いる。
【0039】36,36は支点30,30となる継手を
示し、該各継手36は図2に示すように、茸状に形成さ
れ、軸部36Aと、該軸部36Aの先端側に形成された
半球状の傾転部36Bとからなり、前記軸部36Aは前
記傾転制御板33の継手保持穴33Cに挿嵌され、傾転
部36Bは前記斜板29の係合穴29Cに摺動可能に係
合される。そして、該各継手36は斜板29を傾転制御
板33に対して傾転させる傾転中心Oが存在している
(図3および図4参照)。
【0040】37は斜板29を傾転制御板33に対して
傾転させる傾転制御ピストンを示し、該傾転制御ピスト
ン37は前記斜板29の支点30よりもピストン27が
縮小する側に位置し、斜板29に対向したフロント底部
21Bのシリンダ形成部21B2 内に摺動可能に設けら
れている。
【0041】なお、38はケーシング本体21Cの筒部
21A内に形成され、傾転制御ピストン37に圧油を供
給する制御圧油通路である。39は傾転制御板33をケ
ーシング21の壁面21Eに固定するピンである。
【0042】本実施例による可変容量型斜板式液圧回転
機は上述の如き構成を有するもので、油圧モータまたは
油圧ポンプとしての基本的作動については従来技術によ
るものと格別差異はない。
【0043】然るに、本実施例では、図3に示すよう
に、傾転制御ピストン37を縮小させた場合には、斜板
29は高圧側となるピストン27による押圧合力を受け
て継手36(支点30)を傾転中心Oとして左回り(反
時計方向)に傾転し、第2の当接面32が傾転制御板3
3の第2の支持面35に当接し、斜板29の平滑面29
Aは最小傾転角度に保持される。
【0044】このとき、斜板29が傾転して保持される
のは、継手36の位置が押圧合力Fの作用点よりもピス
トン27の伸長側にL1 ′だけ偏心しているからであ
る。そして、斜板29の第2の当接面32が傾転制御板
33の第2の支持面35に当接すると、斜板29の平滑
面29Aの傾斜角度が小さくなり、油圧モータとして作
動するとき、シリンダブロック25が1回転するのに必
要な流量が減少するため、回転軸22を高速,低トルク
で回転させることができる。
【0045】一方、制御圧油通路38から圧油を供給し
て図4に示すように傾転制御ピストン37を伸長させた
場合には、斜板29は押圧力fを受けて継手36を中心
として該継手36に案内されながら右回り(時計方向)
に傾転し、第1の当接面31が傾転制御板33の第1の
支持面34に当接し、斜板29が最大傾転角度で傾転保
持される。
【0046】このとき、傾転制御ピストン37の押圧力
fとピストン27の押圧合力Fとの間には、次の関係が
成り立つときに、斜板29を安定した状態で傾転保持す
ることができる。
【0047】
【数2】 ただし、 L1 : 傾転中心Oと押圧合力Fとの平滑面
29Aに平行な離間距離 L2 : 押圧合力Fと斜板29のピストン27の伸長側
端部との平滑面29Aに平行な離間距離 L3 : 傾転中心Oと押圧力fとの押圧力fに垂直な離
間距離 L4 : ピストン27の伸長側端部と押圧力fとの押圧
力fに垂直な離間距離
【0048】ここで、前記数2について説明すれば、上
側の第1式は傾転中心Oにおけるモーメントを示し、こ
の関係が崩れると、斜板29を最大傾転角度に傾転保持
することができない。また、下側の第2式は斜板29の
ピストン27の伸長側端部Aにおけるモーメントを示
し、この関係が崩れると斜板29の第1の当接面31を
傾転制御板33の第1の支持面34に当接保持すること
ができず、傾転中心Oのずれを発生させることになり、
この両式の関係を満足することにより、斜板29を最大
傾転角度の状態で傾転制御板33に安定保持することが
できる。
【0049】また、ピストン27の押圧合力Fは斜板2
9の平滑面29Aに直角に作用し、傾転制御ピストン3
7の押圧力fは傾転制御ピストン37の先端が斜板29
に接触することから、斜板29の第1の当接面31に対
して垂直に作用する。そして、斜板29の平滑面29A
の傾転角度が小さくなり、ピストン27のストロークが
小さくなって、油圧モータとして作動するときには、シ
リンダブロック25は1回転するのに必要な流量が増加
するため、回転軸22を低速,高トルクで回転させるこ
とができる。
【0050】ここで、本実施例の可変容量型斜板式液圧
回転機において、液圧回転機の設定容量を増加させる場
合を考えると、斜板29の最大傾転角度を大きくするよ
うに形状を変更すると、図3,図4に示すように、ピス
トン27の押圧合力Fは斜板29の平滑面29Aに対し
て直角に作用しているから、該斜板29の平滑面29A
と裏面とのなす角度を大きくすると、これに伴って押圧
合力Fとピストン27の伸長側端部Aとの距離L2 が長
くなる。
【0051】これにより、斜板29の最大傾転角度を大
きくしても、該斜板29のみの形状変更だけで、裏面側
の形状を変更を行なわずに済むから、裏面に形成された
当接面31,32を受ける傾転制御板33の形状を変更
する必要はなく、かつ斜板29を傾転制御板33に安定
して傾転保持することができる。
【0052】従って、液圧回転機の設定容量を増加する
場合には、斜板29の形状変更のみで、ピストン27の
押圧合力Fと伸長側端部Aとの離間距離L2 を確実に確
保することができ、設定容量を容易に変更することがで
きる。
【0053】なお、、前記実施例では、斜板29の傾転
角度を規制する傾転制御板33を、前記斜板29とケー
シング21の壁面21Eとの間に設けたが、本発明はこ
れに限らず、壁面21Eに支持面34,35を形成し、
傾転制御面とするようにしてもよい。
【0054】次に、本発明による第2の実施例を図5な
いし図7に示す。
【0055】本実施例の特徴は、斜板の平滑面と裏面と
を平行に形成し、傾転制御板を薄く形成して、斜板に傾
転角度を持たせるために、ケーシングの壁面を傾斜させ
て形成したものである。なお、本実施例においては前記
第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0056】図中、41は本実施例によるケーシングを
示し、該ケーシング41は前述したケーシング21とほ
ぼ同様に、筒部41Aと、回転軸22を挿通させる回転
軸挿通穴41B1 が穿設された環状のフロント底部41
Bを有する有底筒状のケーシング本体41Cと、該ケー
シング本体41Cを閉塞するリアケーシング41Dとか
ら大略構成され、前記フロント底部41Bの下側には傾
転制御ピストン37が摺動可能に挿嵌されるシリンダ形
成部41B2 が形成されている。
【0057】そして、本実施例のケーシング41におい
ては、後述する斜板42の傾転角度を規制する傾転制御
板33を保持するフロント底部41Bの壁面41Eは斜
板42の平滑面42Aに傾斜角度を持たせるべく、傾斜
して形成されている。
【0058】42はケーシング41の一端側に設けられ
た円板状の斜板を示し、該斜板42は表面が平滑面42
Aとなり、その反対側の裏面が平行な平面となってい
る。また、中央部には回転軸22が挿通される回転軸挿
通穴42Bが穿設され、裏面側には該支点43(傾転中
心O)となる継手36が係合されている。さらに、裏面
は該支点43よりも上側が第1の当接面44,下側が第
2の当接面45となっている。
【0059】なお、斜板42の平滑面42Aと裏面とは
平行な平面となっているから、当接面44,45は支点
43に対して開き角度は180°となる。
【0060】46は傾転制御板を示し、該傾転制御板4
6はケーシング本体41Cのフロント底部41Bの内周
側の壁面41Eと斜板42との間に設けられ、薄い円板
状に形成されたもので、下側には傾転制御ピストン37
が挿嵌される挿嵌穴46Aが穿設され、中央部には回転
軸22が挿通される回転軸挿通穴46Bが穿設されてい
る。また、該傾転制御板46はその表面に支点43(傾
転中心O)となる継手36が設けられ、該支点43より
も上側が前記第1の当接面44に対応する第1の支持面
47となり、下側が前記第2の当接面45に対応する第
2の支持面48となり、該支持面47,48の支点43
に対する開き角度は180°よりも大きくなっている。
【0061】このように構成される本実施例による可変
容量型斜板式液圧回転機においても、傾転制御ピストン
37により斜板42を支点43(傾転中心O)に対し
て、図7および図8に示すように、傾転させることがで
き、斜板42の最大傾転時でも、前述した第1の実施例
に示す数2の関係を満足することができ、斜板42を安
定した状態で傾転保持することができる。
【0062】そして、前述した第1の実施例と同様に、
液圧回転機の設定容量を増加するときには、斜板42の
最大傾転角度を大きくすればよいが、この場合には、ケ
ーシング41の壁面41Eの傾斜角度を大きくするよう
にケーシング41を加工する。これにより、斜板42の
平滑面42Aの最大傾転角度は大きくなり、ピストン2
7の押圧合力Fと伸長側端部Aとの離間距離L2 を確実
に確保することができる。
【0063】従って、液圧回転機の設定容量を増加する
ときには、ケーシング41の壁面41Eの傾斜角度を変
更することだけで、斜板42の最大傾転角度を大きく
し、設定容量を容易に変更することができる。
【0064】さらに、本実施例においては、斜板42の
平滑面42Aと裏面とが平行となっているから、形状が
簡単であり、材料も自由に選定することができる。一
方、高精度の加工技術が必要となる平滑面42Aの研磨
加工を行なう際においても、特別な治具を必要とせず容
易に製造することができ、また熱処理等による残留歪等
も少なくでき、加工精度の向上を図ることができる。そ
して、斜板42の製品不良および該斜板42の寿命を向
上させることができる。
【0065】次に、本発明による第3の実施例を図8に
示す。
【0066】本実施例の特徴は、前記第2の実施例の傾
転制御板を廃止し、ケーシングに傾転制御面を形成した
ものである。なお、本実施例においては前記第2の実施
例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0067】図中、51は本実施例によるケーシングを
示し、該ケーシング51は前述したケーシング41とほ
ぼ同様に、筒部51Aと、回転軸22が挿通される回転
軸挿通穴51B1 が穿設された環状のフロント底部51
Bを有する有底筒状のケーシング本体51Cと、該ケー
シング本体51Cを閉塞する図示しないリアケーシング
とから大略構成されている。
【0068】また、前記フロント底部51Bの中央部に
は回転軸22が挿通する回転軸挿通穴51B1 と、下側
には傾転制御ピストン37が摺動可能に挿嵌されるシリ
ンダ形成部51B2 が形成されている。
【0069】52はケーシング本体51Cのフロント底
部51Bの内周側壁面に形成された傾転制御面を示し、
該傾転制御面52は前記第2の実施例で述べた傾転制御
板46とほぼ同様に形成され、支点43に対して斜板4
2の第1の当接面44に対応する第1の支持面53と、
第2の当接面45に対応する第2の支持面54とからな
る。
【0070】このように構成される本実施例による可変
容量型斜板式液圧回転機においても、斜板42が最大傾
転角度のときには、図8に示すように、傾転制御ピスト
ン37により前記数2を満足して斜板42を傾転保持す
ることができ、前述した第2の実施例と同様の作用効果
を得ることができる。
【0071】そして、本実施例においては、ケーシング
51のフロント底部51Bに位置した内周側壁面に傾転
制御面52を形成しているから、第2の実施例のように
別部材で傾転制御板46を形成する必要がなくなり、部
品点数を削減できる。
【0072】次に、本発明の第4の実施例を図9および
図10に示す。
【0073】本実施例の特徴は、前記第2の実施例で示
した可変容量型斜板式液圧回転機の斜板に、傾転制御ピ
ストンが当接する押圧力受承面を、該傾転制御ピストン
からの押圧力が該傾転制御ピストンの軸線に対してほぼ
平行に作用するように形成したことにある。なお、本実
施例においては、前記第2の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0074】図中、61は本実施例の斜板を示し、該斜
板61は前述した第2の実施例の斜板42とほぼ同様
に、平滑面61Aとその裏面とが平行に形成され、その
裏面には支点43の上側には第1の当接面62,下側に
は第2の当接面63が形成されている。
【0075】64は前記斜板61の裏面側に形成された
押圧力受承面を示し、該押圧力受承面64は裏面と角度
βとなるように削られて形成されている。そして、回転
制御ピストン37の先端が当接され、該傾転制御ピスト
ン37からの押圧力fがほぼ垂直に作用するようになっ
ている。
【0076】ここで、図10に示すように、前記押圧力
受承面64の角度βの設定について説明する。なお、斜
板61の最大傾転角度をαmax とし、最小傾転角度をα
minとし、傾転制御ピストン37からの押圧力fと傾転
制御ピストン37の軸線とのなす角度をθとする。
【0077】まず、第2の実施例の図6および図7を参
照しつつ説明するに、図によって明らかなように、傾転
制御ピストン37からの押圧力fは、斜板42に対して
垂直に作用するから、その押圧力fと該傾転制御ピスト
ン37の軸線とのなす角度θの範囲は次の数3のように
なる。
【0078】
【数3】αmin ≦θ≦αmax
【0079】このため、傾転制御ピストン37からの押
圧力fは斜板42を傾転する押圧力(fcos θ)だけで
なく、ケーシング41のシリンダ形成部41B2 内で外
側に向けて押す摩擦力(μ×ftan θ ただし、μ:摩
擦定数)が作用して、該シリンダ形成部41B2 と傾転
制御ピストン37との摩擦抵抗を増大させる。そして、
傾転制御ピストン37をスムーズに動かすことができな
くなる。
【0080】しかし、図10に示すように、斜板61の
裏面側に、押圧力受承面64を裏面に対して角度βで形
成することにより、傾転制御ピストン37を押圧力受承
面64にほぼ垂直に当接させることができ、押圧力fと
傾転制御ピストン37の軸線がほぼ一致するようにな
る。そして、該傾転制御ピストン37がシリンダ形成部
41B2 内を摺動変位するときに、外側に向けて作用す
る摩擦力を小さくすることができ、傾転制御ピストン3
7の動きをスムーズにすることができる。
【0081】さらに、斜板61の押圧力受承面64を裏
面となす角度βの関係は、次の数4のようにすることで
傾転動作をよりスムーズにすることができる。
【0082】
【数4】αmin <β<αmax
【0083】また、このときの押圧力fと該傾転制御ピ
ストン37の軸線とのなす角度θの範囲は数5のように
なる。
【0084】
【数5】0≦θ<αmax −αmin
【0085】これにより、押圧力受承面64を上記数4
の範囲に形成することで、該押圧力受承面64のない斜
板42を傾転させる傾転制御ピストン37に比べ、本実
施例による斜板61を傾転させる傾転制御ピストン37
は、押圧力fと該傾転制御ピストン37の軸線となす角
度θを小さくすることで、押圧力fがシリンダ形成部4
1B2 に作用する摩擦力を小さくすることができる。そ
して、傾転制御ピストン37とシリンダ形成部41B2
との耐摩耗性を向上することができる。
【0086】さらに、前記数4の範囲において、最も傾
転制御ピストン37の摩擦力が小さくできるのは、次の
数6のときで、
【0087】
【数6】
【0088】このときの押圧力fと傾転制御ピストン3
7の軸線とのなす角度θの範囲は数7のようになる。
【0089】
【数7】
【0090】そして、角度θの最大値を最も小さくする
ことができる。
【0091】なお、第4の実施例に用いた斜板61は第
2の実施例に適用するだけでなく、第1および第3の実
施例に用いてもよいことは勿論である。
【0092】次に、本発明の第5の実施例を図11およ
び図12に示す。
【0093】本実施例の特徴は、前記第2の実施例で示
した可変容量型斜板式液圧回転機のケーシングのフロン
ト底部に形成されたシリンダ形成部を、傾転制御ピスト
ンが斜板に当接する部分(押圧力受承部)に対してほぼ
垂直に当接するように、前記ケーシングの軸線に対して
傾斜して形成したことにある。なお、本実施例では前記
第2の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0094】図中、71は本実施例によるケーシングを
示し、該ケーシング71は前述したケーシング41とほ
ぼ同様に、筒部71Aと、回転軸22が挿通される回転
軸挿通穴71B1 が穿設された環状のフロント底部71
Bを有する有底筒状のケーシング本体71Cと、該ケー
シング本体71Cを閉塞する図示しないリアケーシング
とから大略構成されている。
【0095】72は前記ケーシング71のフロント底部
71Bの下側に形成され、傾転制御ピストン37が摺動
可能に挿嵌されるシリンダ形成部を示し、該シリンダ形
成部72はケーシング71の中心軸に向けて傾斜角度γ
で傾斜するように形成され、傾転制御ピストン37の先
端が斜板42に対してほぼ垂直に当接するようになって
いる。
【0096】ここで、図12に示すように、前記シリン
ダ形成部72の傾斜角度γの設定について説明する。な
お、斜板42の最大傾転角度をαmax とし、最小傾転角
度をαmin とし、傾転制御ピストン37からの押圧力f
と該傾転制御ピストン37の軸線とのなす角度をθとす
ると、シリンダ形成部72の傾斜角度γの関係は、次の
数8のようにすることで傾転動作をよりスムーズにする
ことができる。
【0097】
【数8】αmin <γ<αmax
【0098】また、このときの押圧力fと傾転制御ピス
トン37の軸線とのなす角度θの範囲は数9のようにな
る。
【0099】
【数9】0≦θ<αmax −αmin
【0100】これにより、シリンダ形成部72の傾斜角
度γを上記数7の範囲に形成することで、第4の実施例
と同様に、押圧力fと傾転制御ピストン37の軸線との
なす角度θを小さくすることができ、押圧力fがシリン
ダ形成部72に作用する摩擦力を小さくすることができ
る。そして、傾転制御ピストン37とシリンダ形成部7
2との耐摩耗性を向上することができる。
【0101】さらに、前記数8の範囲において、最も傾
転制御ピストン37の摩擦力が小さくできるのは、次の
数10のときで、
【0102】
【数10】
【0103】このときの押圧力fと傾転制御ピストン3
7の軸線とのなす角度θの範囲は数11のようになる。
【0104】
【数11】
【0105】そして、角度θの最大値を最も小さくする
ことができる。
【0106】なお、第5の実施例に用いたシリンダ形成
部72は第2の実施例に用いるだけでなく、第1および
第3の実施例に用いてもよいことは勿論である。
【0107】また、前記各実施例では、斜板の第1の支
持面を上側に、第2の支持面を下側にして形成した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、上,下を逆
に配置しても、左,右方向または前,後方向に第1の支
持面および第2の支持面を配置してもよい。
【0108】さらに、前記各実施例では、支点を茸状の
継手により形成し、傾転制御板または傾転制御面に対し
て斜板を傾転させるようにしたが、継手の軸部を斜板に
固定しても、傾転制御板または傾転制御面に固定しても
よく、要は傾転中心Oを有する支点となればよい。一
方、従来技術のようなボールを支点としてもよい。
【0109】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1の発明によれ
ば、傾転中心となる支点をピストンの押圧合力の作用点
よりも、該ピストンの伸長側に位置し、傾転制御ピスト
ンを前記支点位置よりも縮小側に位置して設けるように
したから、斜板の最大傾転角度を大きくして、液圧回転
機の設定容量を変更する場合でも、斜板を安定した状態
で傾転保持することができる。また、部品の変更を少な
くて済み、容易に設定容量の変更を行なうことができ
る。
【0110】また、第2,第3の発明によれば、斜板の
平滑面と裏面とを平行に形成し、該斜板と傾転制御板
(傾転制御面)の支点は、ピストンの押圧合力の作用点
よりも、該ピストンの伸長側に位置し、該傾転制御ピス
トンを前記支点位置よりも縮小側に位置して設けるよう
にしたから、斜板の最大傾転角度を大きくして、液圧回
転機の設定容量を変更する場合でも、該斜板を安定した
状態で傾転制御板(傾転制御面)に傾転保持することが
できる。また、部品の変更を少なくて済み、容易に設定
容量を変化させることができる。一方、斜板の平滑面と
裏面とを平行に形成したから、斜板の平滑面の加工性を
向上し、残留歪等を少なくすることができる。
【0111】さらに、前記第2,第3の発明において、
斜板の裏面の傾転制御ピストンが当接する部分に、該傾
転制御ピストンからの押圧力が傾転制御ピストンの軸線
にほぼ平行に作用する押圧力受承面を形成したり、また
は、傾転制御ピストンを、斜板の傾転制御ピストンに当
接する部分に対してほぼ垂直に作用するようにケーシン
グの軸線に対して傾斜させて設けるようにしたから、傾
転制御ピストンが斜板を傾転させるときの押圧力と傾転
制御ピストンの軸線のなす角度の変化範囲を小さくで
き、該傾転制御ピストンとケーシングとの摩擦力を小さ
くできる。そして、傾転制御ピストンの耐摩耗性を向上
し、斜板の傾転動作をスムーズにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による可変容量型斜板式液圧回転
機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の斜板および傾転制御板を示す分解斜視
図である。
【図3】斜板の最小傾転位置を示す図1中の要部拡大断
面図である。
【図4】斜板の最大傾転位置を示す図1中の要部拡大断
面図である。
【図5】第2の実施例による可変容量型斜板式液圧回転
機を示す縦断面図である。
【図6】斜板の最小傾転位置を示す図5中の要部拡大断
面図である。
【図7】斜板の最大傾転位置を示す図5中の要部拡大断
面図である。
【図8】第3の実施例による斜板の最大傾転位置を示す
要部拡大断面図である。
【図9】第4の実施例による斜板の最大傾転位置を示す
要部拡大断面図である。
【図10】図9中の斜板,傾転制御板および傾転制御ピ
ストンの関係を示す説明図である。
【図11】第5の実施例による斜板の最大傾転位置を示
す要部拡大断面図である。
【図12】図11中の斜板,傾転制御板および傾転制御
ピストンの関係を示す説明図である。
【図13】従来技術による可変容量型斜板式液圧回転機
を示す縦断面図である。
【図14】図13中に示す斜板の裏面図である。
【図15】図13中に示す斜板の左側面図である。
【図16】斜板の最大傾転位置を示す説明図である。
【図17】斜板の最小傾転位置を示す説明図である。
【符号の説明】
21,41,51,71 ケーシング 22 回転軸 25 シリンダブロック 26 シリンダ 27 ピストン 28 シュー 29,42,61 斜板 29A,42A,61A 平滑面 30,43 支点 31,44,62 第1の当接面 32,45,63 第2の当接面 33,46 傾転制御板 34,47,53 第1の支持面 35,48,54 第2の支持面 36 継手 37 傾転制御ピストン 52 傾転制御面 64 押圧力受承面 O 傾転中心

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に回転軸
    と一体に回転自在に設けられ、軸方向に複数のシリンダ
    が穿設されたシリンダブロックと、該シリンダブロック
    の各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストン
    と、該各ピストンの端部に装着されたシューと、該各シ
    ューを案内する平滑面を有し、所定の支点を傾転中心と
    して傾転可能に設けられた斜板と、該斜板を傾転させる
    傾転制御ピストンとからなる可変容量型液圧回転機にお
    いて、前記支点は前記ピストンの押圧合力の作用点より
    も該ピストンの伸長側に位置し、前記傾転制御ピストン
    は前記支点位置よりも前記ピストンの縮小側に位置して
    前記斜板に対向するように設けたことを特徴とする可変
    容量型斜板式液圧回転機。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、該ケーシング内に回転軸
    と一体に回転自在に設けられ、軸方向に複数のシリンダ
    が穿設されたシリンダブロックと、該シリンダブロック
    の各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストン
    と、該各ピストンの端部に装着されたシューと、該各シ
    ューを案内する平滑面を有し、所定の支点を傾転中心と
    して傾転可能に設けられた斜板と、該斜板を傾転させる
    傾転制御ピストンとからなる可変容量型斜板式液圧回転
    機において、前記斜板は平滑面とその反対側となる裏面
    とが平行になるように形成し、該斜板の裏面側とケーシ
    ングの後端側との間には、該斜板の傾転位置を規制する
    傾転制御板を設け、該傾転制御板には前記支点を境とし
    て前記斜板の裏面一側が当接する第1の支持面と裏面他
    側が当接する第2の支持面とを形成し、前記斜板と傾転
    制御板の支点は前記ピストンの押圧合力の作用点よりも
    該ピストンの伸長側に位置させ、かつ前記傾転制御ピス
    トンは前記支点位置よりも前記ピストンの縮小側に位置
    して前記斜板に対向するように設けたことを特徴とする
    可変容量型斜板式液圧回転機。
  3. 【請求項3】 ケーシングと、該ケーシング内に回転軸
    と一体に回転自在に設けられ、軸方向に複数のシリンダ
    が穿設されたシリンダブロックと、該シリンダブロック
    の各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストン
    と、該各ピストンの端部に装着されたシューと、該各シ
    ューを案内する平滑面を有し、所定の支点を傾転中心と
    して傾転可能に設けられた斜板と、該斜板を傾転させる
    傾転制御ピストンとからなる可変容量型斜板式液圧回転
    機において、前記斜板は平滑面とその反対側となる裏面
    とが平行になるように形成し、該斜板の裏面が対向する
    前記ケーシングの壁部には、該斜板の傾転位置を規制す
    る傾転制御面を形成し、該傾転制御面には前記支点を境
    として前記斜板の裏面一側が当接する第1の支持面と裏
    面他側が当接する第2の支持面とを形成し、前記斜板と
    傾転制御面の支点は前記ピストンの押圧合力の作用点よ
    りも該ピストンの伸長側に位置させ、かつ前記傾転制御
    ピストンは前記支点位置よりも前記ピストンの縮小側に
    位置して前記斜板に対向するように設けたことを特徴と
    する可変容量型斜板式液圧回転機。
  4. 【請求項4】 前記斜板の裏面には、傾転制御ピストン
    が当接する部分に該傾転制御ピストンからの押圧力が傾
    転制御ピストンの軸線にほぼ平行に作用する押圧力受承
    面を形成してなる請求項2または3記載の可変容量型斜
    板式液圧回転機。
  5. 【請求項5】 前記傾転制御ピストンは、斜板の傾転制
    御ピストンが当接する部分に対してほぼ垂直に当接する
    ように前記ケーシングの軸線に対して傾斜して設けてな
    る請求項2または3記載の可変容量型斜板式液圧回転
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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