JPH0622947B2 - Frpステアリングホイ−ル芯の巻き取り方法 - Google Patents

Frpステアリングホイ−ル芯の巻き取り方法

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JPH0622947B2
JPH0622947B2 JP62010980A JP1098087A JPH0622947B2 JP H0622947 B2 JPH0622947 B2 JP H0622947B2 JP 62010980 A JP62010980 A JP 62010980A JP 1098087 A JP1098087 A JP 1098087A JP H0622947 B2 JPH0622947 B2 JP H0622947B2
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winding
resin
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pin
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真樹 寺田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はFRPステアリングホイール芯の巻き取り方
法、更に詳しくは、樹脂含浸長繊維を巻き回すことから
なる、スポークを2本又は4本有するFRPステアリン
グホイール芯の巻き取り方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車等の車両等のステアリングホイールは、軽
量化、高強度化を図るために、樹脂含浸連続長繊維を巻
回して積層したのち、該樹脂を硬化させて製造した芯に
ウレタン樹脂等で被覆したものが考案されている。
上記の長繊維強化樹脂(FRP)製ステアリングホイール
芯の製造は、例えば第11図に示すようなステアリング
ホイール芯10のリング部11の形状に対応する溝部を
外周に形成した略円板状の巻き取り治具に、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂を含浸した、ガラ
ス繊維、炭素繊維等の連続長繊維を巻き付け、次いでリ
ング部11より繊維の配設方向を変更してボス金具9に
掛け渡し、ボス部を巻回する操作を繰り返してリング部
11、スポーク部12及びボス部を形成積層したのち、樹
脂を硬化させることにより行っている。なお13は分岐
部である。特に、リング部11とスポーク部9の分岐部
の疲労強度を向上させるためには、本発明者らが実願昭
60-100963号(実公平3-8420号)で提案した、第12図
に示すような上治具2と下治具1とからなり、外周に形
成したリング部巻き取り溝3aの、リング部とスポーク部
との分岐部にピン4を傾斜させて設けた巻き取り治具3
を用いて、樹脂含浸長繊維をリング部巻き取り溝3aに
巻き付け、次いで該ピンに引っ掛けて配設方向を変えて
スポーク部形成用切り欠き溝2aを通してボス金具9へ
巻き付け、次いで主軸8上のボス金具9から切り欠き溝
2aを通してピン4に引っ掛け、またリング部巻き取り
溝3aに巻きつけるようにしてステアリングホイール芯
を製造している。
しかしながら、上記のFRP製ステアリングホイール芯
の製造方法は、巻き取り治具の分岐部に設けたピンに繊
維を引っ掛けて繊維の配設方向を変更してスポーク部と
リング部を形成することによりスポーク部とリング部と
の分岐部内の繊維を複雑に絡めることができるため、ス
テアリングホイールの疲労強度を向上させることができ
るが、該分岐部内のピンに引っ掛けてスポーク部を形成
する繊維がピンの所で交差して重なるため、分岐部の繊
維が巻き取り治具の溝からあふれ、樹脂を硬化させて得
られるステアリングホイール芯は、第13図に示すよう
に、分岐部13周辺が突出してしまい製品形状が乱れる
という問題がある。図中、14は突出部分を示す。
上記問題点を解決するため、本発明者らは第14図ない
し第15図のパターンを組合せてステアリングホイール
芯を製造する方法を提案した。すなわち第14図はリン
グ部のみ巻き回しするリング形成パターン、15図及び
16図はリング部とスポーク部とボス部とを巻き回しす
るリング−スポーク形成パターンを示す。ここで、スポ
ーク部を形成する場合には、繊維をピンに引っ掛ける場
合と引っ掛けない場合の二通りがあるこれらのパターン
を組合せて、且つ第17図に示すように、ピンに引っ掛
けないスボータ形成繊維5とピンに引っ掛けたスポーク
形成繊維6とリング形成繊維との比率を最適に選ぶこと
により製品形状に乱れが生じず、疲労強度の優れたFR
P製ステアリングホイール芯を製造することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のFRPステアリングホイール芯の
巻き取り方法においては、3本スポークの場合の巻き取
りパターンしか知られていない。しかして、ステアリン
グホイールの意匠及び設計の自由度を向上させるために
は2本スポーク及び4本スポークのステアリングホイー
ル芯も必要である。また、この場合スポーク部とリング
部とを別々に巻くと全体の剛性が低下するため、そのよ
うな不具合の生じない巻き取り方法が望まれていた。
本発明は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とするところは、製品形状及び疲
労強度の優れた2本又は4本スポークのFRP製ステア
リングホイールを得ることのできるFRPステアリング
ホイール芯の巻き取り方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明のFRPステアリングホイール芯の巻き
取り方法は、樹脂含浸長繊維を巻き取り治具に巻き回し
てリング部とスポーク部とボス部とからなるステアリン
グホイール芯を形成するにあたり、 (i) 前記巻き取り治具のリング部とスポーク部との分
岐部にリング部外周方向に傾斜して設けられたピンに樹
脂含浸長繊維を引っ掛けないでリング部を形成する巻き
取りパターンA1と、 (ii) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部
を形成する巻き取りパターンA2と、 (iii) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けないでリ
ング部と2本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取
りパターンB1と、 (iv) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部
と2本のスポーク部とガス部とを形成する巻き取りパタ
ーンB2と、 (v) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けないでリン
グ部と4本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取り
パターンC1と、 (vi) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部
と4本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取りパタ
ーンC2と、 からなる巻き取りパターンのうち、 前記A1,A2,B1及びB2を用いるか、又はA1,A2
1及びC2を用いることを特徴とする。
また、本発明の方法の好ましい実施態様としては例えば
下記の方法が挙げられる。
(a) 各パターンとも1サイクルの始点と終点とが一致
することを特徴とする方法。
(b) パターンB1,B2,C1又はC2において、1サイ
クルで形成するスポーク部とリング部との樹脂含浸長繊
維の本数の比が2対1であることを特徴とする方法。
本発明の方法において、A1,A2,B1,B2,C1及び
2の比は、所望の性状のFRPステアリングホイール
芯が得られるように最適に選択する。また、本発明の方
法に用いる樹脂含浸長繊維や巻き取り治具等は通常この
分野で使用されているものであってよい。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する。
なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例1(2本スポークの例) 第1図にピンに樹脂含浸長繊維に引っ掛けないでリング
を形成する巻き取りパターンA1を、第2図にピンに樹
脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部を形成する巻き取り
パターンA2を示す。また、第3図及び第4図は前記パ
ターンA1及びA2の場合のリング部とスポーク部との分
岐部近傍を示す。第3図及び第4図中、15は樹脂含浸
長繊維を表わし、他の数字は第17図における場合と同
じ意味を表わす。同様に第5図にピンに樹脂含浸長繊維
を引っ掛けないでリング部と2本のスポーク部とボス部
とを形成する巻き取りパターンB1を、第6図にピンに
樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部と2本のスポーク
部とボス部とを形成する巻き取りパターンB2を示す。
また、第7図及び第8図は前記パターンB1及びB2の場
合のリング部とスポーク部との分岐部近傍を示す。
ステアリングホイール芯をつくる場合は、使用する繊維
の種類、太さ、合糸本数、製品の形状等によって異なる
が、A1とA2の比は1対1に近い方がよい。また、A2
の方が多い方がよい。更にまたB1とB2の比も1対1に
近い方がよい。また、AとBはできる限り交互もしくは
分散させて巻く方がよい。B1やB2を1度にまとめて巻
くと、分岐部に空間ができてしまい。剛性が低下する場
合がある。
実施例2(4本スポークの例) 第9図にピンに樹脂含浸繊維を引っ掛けないでリング部
と4本スポーク部とボス部とを形成する巻き取りパター
ンC1を、第10図にピンに樹脂含浸繊維を引っ掛けて
リング部と4本スポーク部とボス部とを形成する巻き取
りパターンC2を示す。またリング部形成パターンは、
2本スポークの時とA1は全く同一、A2はピンに引っ掛
ける回数が4回に増した以外は同じである。日東紡製の
ガラス繊維( 4400Tex, 4本引きそろえ)に日本チバガ
イギー製のエポキシ樹脂(アラルダイト LY−556
系) を含浸させ、A2,C1,C2,A1,C1,A2,C
2,A1,C1,A2の順に巻いたGFRP製ステアリグホイー
ル芯は、静的特性を十分満足するものであった。また、
2があることにより疲労特性の向上はもちろん、形状
的にも分岐部の突出も小さく抑えている。
次に巻き回数の決め方を本実施例を参考にして示す。
また、 更にAパターンの巻き回数からA1,A2の回数を定める
が、前記のようにA1とA2の比は1対1に近い方がよ
い。またC1,C2の回数についても同様である。ただし
ステアリングホイール芯の形状(スポークの開き角度、
ボスとリング部との深さ、スポークの形状)や構造(ス
ポークの本数、スポーク断面形状)によりA1とA2
比、B1,B2の比、C1,C2の比は、常に1対1でなく
ても30%〜70%の範囲内にあればよい。
〔発明の効果〕
上述のように本発明のFRPステアリングホイール芯の
巻き取り方法は、ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けない
でリング部を形成する巻き取りパターンA1、同引っ掛
けてリングを形成する巻き取りパターンA2、ピンに樹
脂含浸長繊維を引っ掛けないでリング部と2本のスポー
ク部とボスとを形成する巻き取りパターンB1、同引っ
掛けてリング部と2本のスポーク部とボス部とを形成す
る巻き取りパターンB2、ピンに樹脂含浸長繊維を引っ
掛けないでリング部と4本のスポーク部とボス部とを形
成する巻き取りパターンC1、同引っ掛けてリング部と
4本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取りパター
ンC2とを組合せたものであるため、各巻き取りパター
ンを交互又は分散させて用いることにより、分岐部で繊
維が編んだ様に絡み合い、製品の疲労強度が増大する。
更に、パターンA2により、スポーク部を形成するパタ
ーンB2及びC2によりピン上方に繊維が上るのを抑え、
分岐部の形状を整える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法におけるピンに樹脂含浸長繊維を
引っ掛けないでリング部を形成する巻き取りパターンA
1の説明図、 第2図は本発明の方法におけるピンに樹脂含浸長繊維を
引っ掛けてリング部を形成する巻き取りパターンA2
説明図、 第3図は第1図のパターンA1を用いた場合のリング部
とスポーク部との分岐部近傍の上面図、 第4図は第2図のパターンA2を用いた場合のリング部
とスポーク部との分岐部近傍の上面図、 第5図は本発明の方法におけるピンに樹脂含浸長繊維を
引っ掛けないでリング部と2本のスポーク部とボス部と
を形成する巻き取りパターンB1の説明図、 第6図は本発明の方法におけるピンに樹脂含浸長繊維を
引っ掛けてリング部と2本のスポーク部とボス部とを形
成する巻き取りパターンB2の説明図、 第7図は第5図のパターンB1を用いた場合のリング部
とスポーク部との分岐部近傍の上面図、 第8図は第6図のパターンB2を用いた場合のリング部
とスポーク部との分岐部近傍の上面図、 第9図は本発明の方法におけるピンに樹脂含浸長繊維を
引っ掛けないでリング部と4本のスポーク部とボス部と
を形成する巻き取りパターンC1の説明図、 第10図は本発明の方法におけるピンに樹脂含浸長繊維
を引っ掛けてリング部と4本のスポーク部とボス部とを
形成する巻き取りパターンC2の説明図、 第11図は従来のFRP製ステアリングホイール芯の一
例の斜視図、 第12図は従来の巻き取り治具の一例の部分断面図、 第13図は従来技術によるFRP製ステアリングホイー
ル芯の一例の上面図、 第14図は従来のリング形成パターンの説明図、 第15図及び第16図は従来のリング−スポーク形成パ
ターンの説明図、 第17図は従来の方法によって形成したFRP製ステアリ
ングホイール芯の分岐部の部分断面図である。 図中、 1……下治具、2……上治具 2a……スポーク部形成用切り欠き溝 3……巻き取り治具、3a……巻き取り溝 4……ピン、5……ピンに引っ掛けないスポーク形成繊
維、6……ピンに引っ掛けたスポーク形成繊維、7……
リング形成繊維 8……主軸、9……ボス金具 10……ステアリングホイール芯 11……リング部、12……スポーク部 13……分岐部、14……突出部分 15……樹脂含浸長繊維

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂含浸長繊維を巻き取り治具に巻き回し
    てリング部とスポーク部とボス部とからなるステアリン
    グホイール芯を形成するにあたり、 (i) 前記巻き取り治具のリング部とスポーク部との分
    岐部にリング部外周方向に傾斜して設けられたピンに樹
    脂含浸長繊維を引っ掛けないでリング部を形成する巻き
    取りパターンA1と、 (ii) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部
    を形成する巻き取りパターンA2と、 (iii) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けないでリ
    ング部と2本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取
    りパターンB1と、 (iv) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部
    と2本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取りパタ
    ーンB2と、 (v) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けないでリン
    グ部と4本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取り
    パターンC1と、 (vi) 前記ピンに樹脂含浸長繊維を引っ掛けてリング部
    と4本のスポーク部とボス部とを形成する巻き取りパタ
    ーンC2と、 からなる巻き取りパターンのうち、 前記A1,A2,B1及びB2を用いるか、又はA1,A2
    1及びC2 を用いることを特徴とする、2本又は4本
    スポークのFRPステアリングホイール芯の巻き取り方
    法。
  2. 【請求項2】各パターンとも1サイクルの始点と終点と
    が一致することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のFRPステアリングホイール芯の巻き取り方法。
  3. 【請求項3】パターンB1,B2,C1又はC2において、
    1サイクルで形成するスポーク部とリング部との樹脂含
    浸長繊維の本数の比が2対1であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のFRPステアリングホイール
    芯の巻き取り方法。
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