JPH0623302U - 誘電体共振器を含むフィルタ装置 - Google Patents
誘電体共振器を含むフィルタ装置Info
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- JPH0623302U JPH0623302U JP6437692U JP6437692U JPH0623302U JP H0623302 U JPH0623302 U JP H0623302U JP 6437692 U JP6437692 U JP 6437692U JP 6437692 U JP6437692 U JP 6437692U JP H0623302 U JPH0623302 U JP H0623302U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の誘電体共振器を含むフィルタを小型に
し且つ電磁ノイズの影響を少なくする。 【構成】 誘電体基板3上に第1及び第2の誘電体共振
器1、2を配置する。誘電体基板3の表面及び裏面にグ
ランド導体層23、27を設ける。第1及び第2の誘電
体共振器1、2の相互結合コンデンサ、入力結合コンデ
ンサ、及び出力結合コンデンサのための導体層を一対の
グランド導体層23、27の対向領域内に配置する。
し且つ電磁ノイズの影響を少なくする。 【構成】 誘電体基板3上に第1及び第2の誘電体共振
器1、2を配置する。誘電体基板3の表面及び裏面にグ
ランド導体層23、27を設ける。第1及び第2の誘電
体共振器1、2の相互結合コンデンサ、入力結合コンデ
ンサ、及び出力結合コンデンサのための導体層を一対の
グランド導体層23、27の対向領域内に配置する。
Description
【0001】
本考案は自動車電話、携帯電話等の高周波回路装置に使用するための誘電体共 振器を含むフイルタ装置に関する。
【0002】
複数の同軸型誘電体共振器を組み合せてバンドパスフィルタ(帯域通過フィル タ)又はバンドストップフィルタ(帯域消去フィルタ)を構成することは公知で ある。従来のこの種のフィルタ装置は、複数の誘電体共振器を相互結合するため のコンデンサ、入力結合コンデンサ及び出力結合コンデンサを複数の誘電体共振 器と共に支持基板上に配置することによって構成されている。
【0003】
ところで、従来のフィルタ装置の相互結合コンデンサ、入力結合コンデンサ、 及び出力結合コンデンサは、個別のセラミックコンデンサか、又は誘電体基板上 に設けた対の導体層から成る。しかし、いずれの場合も、複数の誘電体共振器を 載置する支持基板の主面を使用して各種の結合コンデンサを設ける必要があると 共に、回路のレイアウト設計の自由度も制約を受けるために、支持基板の面積が 必然的に大きくなり、小型化の障害になった。また、各種のコンデンサが支持基 板上に露出しているので、電磁ノイズの影響を受ける可能性が大きかった。
【0004】 そこで、本考案の第1番目の目的は、小型化が可能な誘電体共振器を含むフィ ルタ装置を提供することにある。本考案の第2番目の目的は、小型化が可能であ ると共に耐ノイズ性を有するフィルタ装置を提供することにある。
【0005】
上記第1番目の目的を達成するための本考案は、互いに対向する第1及び第2 の端面と側面とを有し、且つ前記第1の端面から前記第2の端面に至る貫通孔を 有する柱状誘電体と、前記貫通孔の中に設けられた内導体と、前記誘電体の前記 側面に設けられた外導体と、前記内導体に接続された端子とをそれぞれ備えた複 数の誘電体共振器と、前記複数の誘電体共振器の前記端子を相互に結合するため の結合コンデンサとを含むフィルタ装置において、前記複数の誘電体共振器が誘 電体基板上に配置され、前記誘電体基板の一方の主面にはグランド導体層と複数 の接続導体層とが設けられ、前記複数の誘電体共振器の前記外導体が前記グラン ド導体層にそれぞれ結合され、前記複数の誘電体共振器の前記端子が前記接続導 体に接続され、前記誘電体基板の中に前記結合コンデンサを得るための導体層が 設けられていることを特徴とするフィルタ装置に係わるものである。 上記第2番目の目的を達成するためには、請求項2に示すように、結合コンデ ンサの導体層を誘電体基板の一方及び他方の主面のグランド導体層の対向領域内 に配置する。
【0006】
請求項1の考案によれば、結合コンデンサが誘電体基板の中に配設されるので 、誘電体基板の主面に結合コンデンサのためのスペースを設けることが不要にな り、フィルタ装置の小型化が可能になる。 請求項2の考案によれば、結合コンデンサが誘電体基板の中に配設されると共 に一方及び他方の主面のグランド導体層の対向領域中に配置されるので、小型化 を達成し、且つ結合コンデンサに侵入しようとする電磁ノイズをグランド導体層 で遮蔽することができる。
【0007】
【第1の実施例】 次に、図1〜図8を参照して本考案の実施例に係わるTEMモード同軸型誘電 体共振器を使用したバンドパスフィルタを説明する。
【0008】 このバンドパスフィルタは、図1〜図3に示すように第1及び第2の誘電体共 振器1、2と、コンデンサのための導体層及びグランド導体層等を有する誘電体 基板3との組み合せによって構成されている。第1及び第2の誘電体共振器1、 2は、比誘電率が88の筒状磁器から成る第1及び第2の誘電体4、5と、各誘 電体4、5の第1の端面6、7から第2の端面8、9に至る貫通孔10、11の 壁面に設けられた内導体12、13と、各誘電体4、5の側面14、15に設け られた外導体16、17と、各内導体12、13と各外導体16、17とを接続 するように各第2の端面8、9に設けられた短絡導体18、19と、第1の端面 6、7及び側面14、15の一部に設けられた端子としての端子導体20、21 とから成る。なお、端子導体20、21は内導体12、13には接続されている が、外導体16、17には直接に接続されていない。また、内導体12、13、 外導体16、17、短絡導体18、19、端子導体20、21は銀ペースト(導 電性ペースト)を塗布して焼付けることによって形成した導電膜である。
【0009】 第1及び第2の誘電体共振器1、2を支持している誘電体基板3は多層セラミ ック基板であり、この表面(一方の主面)22に図1及び図4に示すようにグラ ンド導体層23と、第1及び第2の誘電体共振器1、2の端子導体20、21を 接続するための第1及び第2の共振器接続導体層24、25とが設けられている 。この基板3の裏面(他方の主面)には図7に示すようにグランド導体層27と 、入力端子導体層28と、出力端子導体層29とが設けられている。
【0010】 第1及び第2の誘電体共振器1、2は貫通孔10、11が平行になるように基 板3に並置され、これ等の外導体16、17が半田30によってグランド導体2 3にそれぞれ固着され、端子20、21が半田31によって第1及び第2の接続 導体層24、25に固着されている。従って、独立の端子部材を伴なわないで内 導体12、13が基板3上の接続導体層24、25に接続されている。第1及び 第2の誘電体共振器1、2は互いに逆向きに配置されている。この結果、第1及 び第2の接続導体層24、25の相互間距離は第1及び第2の誘電体共振器1、 2を同一方向に配置する場合のそれよりも大幅に大きくなっている。この様に第 1及び第2の接続導体層24、25の相互間距離を大きくすれば、フィルタで減 衰させなければならない信号成分(周波数成分)の第1の接続導体層24から第 2の接続導体層への洩れが少なくなる。
【0011】 図8は図1〜図7のフィルタの等価回路を示す。図8の端子24a、25aは 図1及び図4の接続導体層24、25に対応し、端子27aは図2及び図7のグ ランド導体層27に対応し、端子28a、29aは図2及び図7の入力及び出力 端子導体層28、29に対応している。図8では誘電体共振器1、2の相互間に 相互結合コンデンサC2 が接続され、入力端子28aと第1の誘電体共振器1と の間に入力結合コンデンサC1 が接続され、出力端子29aと第2の誘電体共振 器2との間に出力結合コンデンサC3 が接続されている。3つのコンデンサC1 、C2 、C3 は、図2〜図6に示すように基板3に埋設されている。
【0012】 次に、結合コンデンサC1 、C2 、C3 の構成を図2〜図6を参照して説明す る。図5及び図6は図2の面におけるC−C断面及びD−D断面における導体層 のパターンを示す。図5には第1、第2及び第3の結合コンデンサC1 、C2 、 C3 を構成するための一方の導体層C1a、C2a、C3a及び接続導体層32、33 、34、35、36が設けられている。図6には第1、第2及び第3の結合コン デンサC1 、C2 、C3 を構成するための他方の導体層C1b、C2b、C3b及び接 続導体層37、38、39、40、41が設けられている。また、基板3には図 4に示す表面の第1及び第2の接続導体層24、25から図5の接続導体層32 、35に至るヴィアホール42、43が設けられ、ここに導体が充填されて相互 の接続が達成されている。また、図4のグランド導体層23と図5の接続導体層 33、36との間にもヴィアホール44、45が設けられ、ここに充填された導 体によって相互接続が達成されている。また、図6の接続導体層37、40から 図7の入力及び出力端子導体層28、29に至るようにヴィアホール46、47 が設けられ、ここに充填された導体によって相互の接続が達成されている。また 、図5の接続導体33、36から図6の接続導体38、41に至るヴィアホール 48、49が設けられ、ここに充填された導体によって相互の接続が達成されて いる。更に、図6の接続導体層38、41から図7のグランド導体層27に至る ヴィアホール50、51が設けられ、ここに充填された導体によって相互の接続 が達成されている。従って、表面のグランド導体層23と裏面のグランド導体層 27とはヴィアホール44、45、48、49、50、51を使用して相互に接 続されている。
【0013】 図5のコンデンサ用導体層C1a、C2a、C3aと図6のコンデンサ用導体層C1b 、C2b、C3bは基板3の一部から成る誘電体磁器層を介して対向しているので、 これ等によって図8に示す3つのコンデンサC1 、C2 、C3 を得ることができ る。
【0014】 図5に示す導体層C1a、C2a、C3a、32〜36、及び図6に示す導体層C1b 、C2b、C3b、37〜41を含む多層基板3は、複数のグリーンシート(セラミ ック未焼成シート)にAg−Pd等の導電性ペーストを所定パターンに塗布した ものを積層し、しかる後焼成する周知の方法で形成する。なお、表面及び裏面の 導体層23、24、25、27、28、29は積層体の焼成後に銀ペーストを塗 布して焼付けることによって形成することもできる。
【0015】 図3で破線で示すように外導体16、17を覆うように金属製カバー52を設 け、これをグランド導体層23に半田等で固着することが望ましい。
【0016】 上述から明らかなように、本実施例では基板1の表面上以外に結合コンデンサ C1 、C2 、C3 を配置することが可能となるので、基板1の主面のみ結合コン デンサを設ける必要がなくなると共に、各種導体層のレイアウト設計の自由度も 向上し、その結果、基板1の表面積を小さくし、フィルタの小型化を達成するこ とができる。また、コンデンサC1 、C2 、C3 を構成するための導体層C1a、 C2a、C3a、C1b、C2b、C3bが一対のグランド導体層24、27の対向領域内 に配置されているので、これ等に対する電磁ノイズの侵入をグランド導体層24 、27で阻止することができる。
【0017】
【第2の実施例】 次に、図9〜図11に示す第2の実施例のフィルタを説明する。 図9のフィルタは4つのTEMモード同軸型誘電体共振器61、62、63、 64を並置することによって構成されている。各共振器61〜64は、図10に 示すように角柱状誘電体65と、この貫通孔66に設けられた内導体67と、側 面に設けられた外導体68と、端面に設けられた短絡導体69と、内導体67に 半田71で結合された端子70とからそれぞれ構成されている。4つの共振器6 1、62、63、64は方向が交互に逆になるように並置され、これ等の外導体 68が誘電体基板72上のグランド導体層73に半田で固着されている。誘電体 基板72上には複数の接続導体層74が設けられ、ここに端子70が半田75で 結合されている。誘電体基板72の裏面には、図7と同様なグランド導体層、入 力及び出力導体層が設けられている。
【0018】 4つの共振器61〜64は図11に示す4つのコンデンサC1 、C2 、C3 、 C4 を伴なってバンドパスフィルタを構成する。4つのコンデンサC1 、C2 、 C3 、C4 は第1の実施例と同様な方法で誘電体基板72に導体層を埋設するこ とによって構成されている。
【0019】 図9〜図11に示すように4段のフィルタ構成とし、且つ独立の端子70を使 用する構成とする場合においても第1の実施例と同様な作用効果を得ることがで きる。
【0020】
本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば次の変形が可能なもの である。 (1) バンドストップフィルタにも適用可能である。 (2) ヴィアホールの代りに基板3又は72の周縁部に溝を形成し、この溝 に導体を充填して基板の表面と裏面との間又は表面及び裏面と内部との間を電気 的に接続することができる。 (3) コンデンサC1 、C2 、C3 を基板3の厚み方向の誘電体を使用して 構成せずに、同一平面上に対の電極用導体層を配置することによって構成するこ とができる。 (4) 図3に示すカバー52をE型に形成し、2つの共振器1、2の間にカ バーの中央の脚部を挿入し、共振器1、2を分離してもよい。
【図1】第1の実施例のフィルタを示す平面図である。
【図2】図1のフィルタのA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1の基板の平面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のD−D線断面図である。
【図7】図1の基板の底面図である。
【図8】図1のフィルタの等価回路図である。
【図9】第2の実施例のフィルタを示す斜視図である。
【図10】図9の誘電体共振器の断面図である。
【図11】図9のフィルタの等価回路図である。
1、2 誘電体共振器 3 誘電体基板 23、27 グランド導体層 C1a、C2a、C3a、C1b、C2b、C3b コンデンサ導体
層
層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 五十嵐 雅夫 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)考案者 伊藤 光由 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)考案者 風間 智 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに対向する第1及び第2の端面と側
面とを有し、且つ前記第1の端面から前記第2の端面に
至る貫通孔を有する柱状誘電体と、前記貫通孔の中に設
けられた内導体と、前記誘電体の前記側面に設けられた
外導体と、前記内導体に接続された端子とをそれぞれ備
えた複数の誘電体共振器と、前記複数の誘電体共振器の
前記端子を相互に結合するための結合コンデンサとを含
むフィルタ装置において、 前記複数の誘電体共振器が誘電体基板上に配置され、 前記誘電体基板の一方の主面にはグランド導体層と複数
の接続導体層とが設けられ、 前記複数の誘電体共振器の前記外導体が前記グランド導
体層にそれぞれ結合され、 前記複数の誘電体共振器の前記端子が前記接続導体に接
続され、 前記誘電体基板の中に前記結合コンデンサを得るための
導体層が設けられていることを特徴とするフィルタ装
置。 - 【請求項2】 更に、前記誘電体基板の他方の主面にグ
ランド導体層が設けられており、 前記結合コンデンサのための導体層は前記誘電体基板の
前記一方及び他方の主面の前記グランド導体層の対向領
域内に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
フィルタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992064376U JP2605882Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 誘電体共振器を含むフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992064376U JP2605882Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 誘電体共振器を含むフィルタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623302U true JPH0623302U (ja) | 1994-03-25 |
| JP2605882Y2 JP2605882Y2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=13256525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992064376U Expired - Fee Related JP2605882Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 誘電体共振器を含むフィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605882Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0548403U (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-25 | 京セラ株式会社 | 誘電体フィルタ |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP1992064376U patent/JP2605882Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0548403U (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-25 | 京セラ株式会社 | 誘電体フィルタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2605882Y2 (ja) | 2000-08-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980616 |
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