JPH06233382A - スピーカの製造方法 - Google Patents
スピーカの製造方法Info
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- JPH06233382A JPH06233382A JP3615793A JP3615793A JPH06233382A JP H06233382 A JPH06233382 A JP H06233382A JP 3615793 A JP3615793 A JP 3615793A JP 3615793 A JP3615793 A JP 3615793A JP H06233382 A JPH06233382 A JP H06233382A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部入力線とボイスコイルの引出し線を接続
するための導電部を有するダンパーを使用するスピーカ
において、半田付けをすることなくコイルボビン上でダ
ンパーの導電部とボイスコイルの引出し線を導通固定す
ることのできるスピーカの製造方法を提供する。 【構成】 ボイスコイル6の引出し線7とダンパー9に
設けた導電部10とを接続しようとするコイルボビン5
の外周部に、二液型導電接着剤の主剤Aのみを塗布し、
該塗布部に引出し線7の先端部を仮固定する。ついで、
ダンパー9の内周縁部の導電部10を引出し線7と接合
し、当該接合部に混合済みの二液型接着剤を塗布して硬
化させ、コイルボビン5上においてボイスコイル6の引
出し線7とダンパー9の導電部10とを導通させて固定
する。
するための導電部を有するダンパーを使用するスピーカ
において、半田付けをすることなくコイルボビン上でダ
ンパーの導電部とボイスコイルの引出し線を導通固定す
ることのできるスピーカの製造方法を提供する。 【構成】 ボイスコイル6の引出し線7とダンパー9に
設けた導電部10とを接続しようとするコイルボビン5
の外周部に、二液型導電接着剤の主剤Aのみを塗布し、
該塗布部に引出し線7の先端部を仮固定する。ついで、
ダンパー9の内周縁部の導電部10を引出し線7と接合
し、当該接合部に混合済みの二液型接着剤を塗布して硬
化させ、コイルボビン5上においてボイスコイル6の引
出し線7とダンパー9の導電部10とを導通させて固定
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種音響機器に使用
されるスピーカに係わり、詳しくは、ダンパーとボイス
コイルとの接続処理を簡易かつ容易にしたスピーカの製
造方法に関するものである。
されるスピーカに係わり、詳しくは、ダンパーとボイス
コイルとの接続処理を簡易かつ容易にしたスピーカの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカは、基本的には、ボイスコイル
の引出し線を振動板上に延出し、振動板上の適宜の部位
において一端がターミナルを介して外部入力線に接続さ
れた錦糸線と接続するよう構成されているが、この方式
のスピーカは、振動板上においてボイスコイルの引出し
線と錦糸線とを接続することを不可欠とするため、スピ
ーカの組み立て作業がきわめて煩瑣となって、自動化が
難しく、スピーカ性能の向上の妨げとなっている。そこ
で、ボイスコイルの引出し線と外部入力線の接続に際
し、たとえば、特開平3−208497号公報に開示さ
れるスピーカの配線構造のように、外周縁部から内周縁
部までコルゲーションに沿って導電部を形成したダンパ
ーを使用し、ボイスコイルの引出し線の先端に銅箔を半
田付けすると共に、該銅箔をコイルボビンの側面のダン
パー取付け位置に接着剤によって固定し、しかるのちダ
ンパーの導電部と銅箔との接合部を半田付けして信号回
路を構成し、もって配線作業の簡略化と迅速化および自
動化をはかっている。
の引出し線を振動板上に延出し、振動板上の適宜の部位
において一端がターミナルを介して外部入力線に接続さ
れた錦糸線と接続するよう構成されているが、この方式
のスピーカは、振動板上においてボイスコイルの引出し
線と錦糸線とを接続することを不可欠とするため、スピ
ーカの組み立て作業がきわめて煩瑣となって、自動化が
難しく、スピーカ性能の向上の妨げとなっている。そこ
で、ボイスコイルの引出し線と外部入力線の接続に際
し、たとえば、特開平3−208497号公報に開示さ
れるスピーカの配線構造のように、外周縁部から内周縁
部までコルゲーションに沿って導電部を形成したダンパ
ーを使用し、ボイスコイルの引出し線の先端に銅箔を半
田付けすると共に、該銅箔をコイルボビンの側面のダン
パー取付け位置に接着剤によって固定し、しかるのちダ
ンパーの導電部と銅箔との接合部を半田付けして信号回
路を構成し、もって配線作業の簡略化と迅速化および自
動化をはかっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示される
ダンパーとボイスコイルとの接続方式は、ボイスコイル
の引出し線と銅箔を半田付けして一体化させてリード部
を形成したのち、該リード部を導電部の位置に合うよう
コイルボビンの側面に接着剤を使用して固定し、しかる
のちダンパーの導電部の端部とリード部との接合部を改
めて半田付けして接続するものである。したがって、導
電部の端部や銅箔からなるリード部が固定的に保持さ
れ、従来のように線材の端末がフリーの状態となってい
る錦糸線を使用しないので、自動半田付け作業が可能で
あるという利点を有する反面、ボイスコイルの引出し線
と銅箔の形成によるリード部の形成および導電部の端部
とリード部との接合部に際する半田付けが必須であるた
め、半田の盛り上がりによって振動板が定常位置に収ま
らなかったり、半田付けに際する熱によってコイルボビ
ンが損傷するなど実用上解決すべき多くの問題点を有し
ている。
ダンパーとボイスコイルとの接続方式は、ボイスコイル
の引出し線と銅箔を半田付けして一体化させてリード部
を形成したのち、該リード部を導電部の位置に合うよう
コイルボビンの側面に接着剤を使用して固定し、しかる
のちダンパーの導電部の端部とリード部との接合部を改
めて半田付けして接続するものである。したがって、導
電部の端部や銅箔からなるリード部が固定的に保持さ
れ、従来のように線材の端末がフリーの状態となってい
る錦糸線を使用しないので、自動半田付け作業が可能で
あるという利点を有する反面、ボイスコイルの引出し線
と銅箔の形成によるリード部の形成および導電部の端部
とリード部との接合部に際する半田付けが必須であるた
め、半田の盛り上がりによって振動板が定常位置に収ま
らなかったり、半田付けに際する熱によってコイルボビ
ンが損傷するなど実用上解決すべき多くの問題点を有し
ている。
【0004】この発明はかゝる現状に鑑み、ボイスコイ
ルの引出し線とダンパーの導電部とを接着剤を使用する
ことによってコイルホビンに固定し、振動板のコイルボ
ビンへの定常位置の固定を確保すると共に、コイルボビ
ンを損傷することのないスピーカの製造方法を提供せん
とするものである。
ルの引出し線とダンパーの導電部とを接着剤を使用する
ことによってコイルホビンに固定し、振動板のコイルボ
ビンへの定常位置の固定を確保すると共に、コイルボビ
ンを損傷することのないスピーカの製造方法を提供せん
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明のスピーカの製造方法は、導電部を有する
ダンパーを使用してボイスコイルの引出し線と外部入力
線とをコイルボビンの外周部において一体的に結合する
に際し、ボイスコイルの引出し線と導電部とを結合せん
とするコイルボビンの外周部に二液型導電接着剤の主剤
のみを塗布し、該塗布部にボイスコイルの引出し線を仮
固定した状態で、ダンパー内周縁部の導電部を前記引出
し線と接合し、しかるのちこの接合部に混合済みの二液
型接着剤を塗布して硬化させ、ボイスコイルの引出し線
とダンパーの導電部とをコイルボビンの外周部において
導通固定することを特徴とするものである。
め、この発明のスピーカの製造方法は、導電部を有する
ダンパーを使用してボイスコイルの引出し線と外部入力
線とをコイルボビンの外周部において一体的に結合する
に際し、ボイスコイルの引出し線と導電部とを結合せん
とするコイルボビンの外周部に二液型導電接着剤の主剤
のみを塗布し、該塗布部にボイスコイルの引出し線を仮
固定した状態で、ダンパー内周縁部の導電部を前記引出
し線と接合し、しかるのちこの接合部に混合済みの二液
型接着剤を塗布して硬化させ、ボイスコイルの引出し線
とダンパーの導電部とをコイルボビンの外周部において
導通固定することを特徴とするものである。
【0006】この発明において、使用するダンパーは、
特開平3−208497号公報に開示されるように、外
周縁部から内周縁部にコルゲーション形状に沿って外部
入力線とボイスコイルの引出し線を接続するための導電
部を設けたもので、織布または不織布などからなるダン
パー素材に平らに織った銅箔からなる導電材をミシンで
縫い付けた、これにフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を
含浸させたのち、ダンパー素材を加熱成形することによ
ってコルゲーションを同心円状に形成したもので、ダン
パー素材は、あらかじめ熱硬化性樹脂を含浸させて半乾
燥状態としたものを使用し、導電材の装着後に全体を加
熱形成してもよい。また、導電部を形成する導電材につ
いては、平らに織った銅箔を使用することが好ましい
が、必ずしもこれに限定されない。
特開平3−208497号公報に開示されるように、外
周縁部から内周縁部にコルゲーション形状に沿って外部
入力線とボイスコイルの引出し線を接続するための導電
部を設けたもので、織布または不織布などからなるダン
パー素材に平らに織った銅箔からなる導電材をミシンで
縫い付けた、これにフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を
含浸させたのち、ダンパー素材を加熱成形することによ
ってコルゲーションを同心円状に形成したもので、ダン
パー素材は、あらかじめ熱硬化性樹脂を含浸させて半乾
燥状態としたものを使用し、導電材の装着後に全体を加
熱形成してもよい。また、導電部を形成する導電材につ
いては、平らに織った銅箔を使用することが好ましい
が、必ずしもこれに限定されない。
【0007】コイルボビンに塗布する二液型導電接着剤
は、使用に際しては主剤またはA液のみを使用するもの
で、硬化剤またはB液は使用しない。かゝる二液型導電
接着剤は、たとえば、エポキシ樹脂やアクリル樹脂ある
いはポリイミド樹脂などのベースレンジに、カーボンや
銀、ニッケルなど導電性を有する充填材を配合したもの
であって、本剤と硬化剤(二液主剤型)あるいはA液と
B液(A,Bタイプ)からなるいずれのタイプであって
もよく、導電性を有する接着剤ならばその種類やタイプ
には特別の限定はない。
は、使用に際しては主剤またはA液のみを使用するもの
で、硬化剤またはB液は使用しない。かゝる二液型導電
接着剤は、たとえば、エポキシ樹脂やアクリル樹脂ある
いはポリイミド樹脂などのベースレンジに、カーボンや
銀、ニッケルなど導電性を有する充填材を配合したもの
であって、本剤と硬化剤(二液主剤型)あるいはA液と
B液(A,Bタイプ)からなるいずれのタイプであって
もよく、導電性を有する接着剤ならばその種類やタイプ
には特別の限定はない。
【0008】ボイスコイルの引出し線とダンパーの導電
部の端部とを接合させたのちに使用する二液型接着剤
は、主剤と硬化剤(二液主剤型)またはA液とB液
(A,Bタイプ)とを混合したものを使用するもので、
該混合液中に含まれる硬化剤またはB液の作用によって
二液型導電接着の硬化もしくは重合を促進させると共
に、コイルボビンにダンパーを接着固定するものであっ
て、市販のアクリル系接着剤やエポキシ系接着剤を使用
することができる。なお、この二液型接着剤は、前記二
液型導電接着剤のベースレンジがアクリル樹脂の場合に
はアクリル系接着剤が、エポキシ樹脂の場合にはエポキ
シ系接着剤を使用することが好ましい。
部の端部とを接合させたのちに使用する二液型接着剤
は、主剤と硬化剤(二液主剤型)またはA液とB液
(A,Bタイプ)とを混合したものを使用するもので、
該混合液中に含まれる硬化剤またはB液の作用によって
二液型導電接着の硬化もしくは重合を促進させると共
に、コイルボビンにダンパーを接着固定するものであっ
て、市販のアクリル系接着剤やエポキシ系接着剤を使用
することができる。なお、この二液型接着剤は、前記二
液型導電接着剤のベースレンジがアクリル樹脂の場合に
はアクリル系接着剤が、エポキシ樹脂の場合にはエポキ
シ系接着剤を使用することが好ましい。
【0009】コイルボビンは、ボイスコイルを磁気ギャ
ップ内に保持するためのもので、通常ダンパーと振動板
の外周縁部に取付けられるエッジを介してフレームに固
定され、ダンパーの内周縁と振動板の内周縁とはほぼ同
一の高さにおいてコイルボビンに取付けられ、その接着
部を三点接着部と称される。したがって、この発明にお
いても、二液型接着剤によってコイルボビンにダンパー
を接着固定するに際し、振動板も同時に二液型接着剤に
よってコイルボビンの外周部に接着固定するものであ
る。
ップ内に保持するためのもので、通常ダンパーと振動板
の外周縁部に取付けられるエッジを介してフレームに固
定され、ダンパーの内周縁と振動板の内周縁とはほぼ同
一の高さにおいてコイルボビンに取付けられ、その接着
部を三点接着部と称される。したがって、この発明にお
いても、二液型接着剤によってコイルボビンにダンパー
を接着固定するに際し、振動板も同時に二液型接着剤に
よってコイルボビンの外周部に接着固定するものであ
る。
【0010】
【作用】この発明のスピーカの製造方法は、コイルボビ
ンの外周部に二液型導電接着剤の主剤のみを塗布し、コ
イルボビンにボイスコイルの引出し線を仮固定した状態
でダンパーの内周縁部に位置する導電部を当接し、この
状態を保持しながら硬化剤もしくは重合促進剤を含む混
合した二液型接着剤を当該接合部に塗布するものである
ため、混合済みの二液型接着剤に含まれる硬化剤が二液
型導電接着剤の硬化を促進し、硬化させることができ、
半田を使用せずにコイルボビンの外周部においてボイス
コイルとダンパーの導電部とを導通させることができ
る。
ンの外周部に二液型導電接着剤の主剤のみを塗布し、コ
イルボビンにボイスコイルの引出し線を仮固定した状態
でダンパーの内周縁部に位置する導電部を当接し、この
状態を保持しながら硬化剤もしくは重合促進剤を含む混
合した二液型接着剤を当該接合部に塗布するものである
ため、混合済みの二液型接着剤に含まれる硬化剤が二液
型導電接着剤の硬化を促進し、硬化させることができ、
半田を使用せずにコイルボビンの外周部においてボイス
コイルとダンパーの導電部とを導通させることができ
る。
【0011】以下、この発明のスピーカの製造方法を添
付の図面に基づいて説明する。図1において、1はセン
ターポール、2はボトムプレート、3環状磁石、4はト
ッププレート、5は磁気ギャップ内に保持されるコイル
ボビン、6はボイスコイル、7は引出し線、8はフレー
ム、9はダンパー、10は導電部、11は振動板、12
はエッジ、13はダストキャップ、14はフレーム8に
形成された端子取付け板、15はターミナル、16は外
部入力線を示す。前記ダンパー9は、織布からなるダン
パー素材に平らに織った銅箔からなる導電部10を縫着
し、全体にフェノール樹脂を含浸させて加熱成形して同
心円状にコルゲーションを設けたものである。
付の図面に基づいて説明する。図1において、1はセン
ターポール、2はボトムプレート、3環状磁石、4はト
ッププレート、5は磁気ギャップ内に保持されるコイル
ボビン、6はボイスコイル、7は引出し線、8はフレー
ム、9はダンパー、10は導電部、11は振動板、12
はエッジ、13はダストキャップ、14はフレーム8に
形成された端子取付け板、15はターミナル、16は外
部入力線を示す。前記ダンパー9は、織布からなるダン
パー素材に平らに織った銅箔からなる導電部10を縫着
し、全体にフェノール樹脂を含浸させて加熱成形して同
心円状にコルゲーションを設けたものである。
【0012】かゝる部材からなるスピーカは、以下のよ
うにして組み立てるものである。まず、ボトムプレート
2上に環状磁石3を固定し、該環状磁石3の上面にさら
にリング状のトッププレート4を設けて磁気回路を構成
し、該磁気回路上にフレーム8を適宜手段によって固定
する。しかるのち、治具を使用してセンターポール1と
トッププレート4との間に形成された磁気ギャップ内に
コイルボビン5を装着し、ついで、ボイスコイル5の引
出し線7とダンパー9との接合位置となるコイルボビン
5の外周部に二液型導電接着剤の主剤Aを塗布し、ボイ
スコイル5の引出し線7の先端を当該位置に仮固定す
る。実施例において使用した二液型導電接着剤の主剤の
ベースレンジは、エポキシ樹脂に銀系の充填材を配合し
てなるもので、粘度は70,000であった。コイルボ
ビン5の外周部に塗布された二液型導電接着剤は、主剤
のみで硬化剤を使用していないため、直ちに硬化はしな
いので、塗布部にダンパー9の導電部10の内周縁に位
置する端部を接合し、引出し線7と当接状態を保持しな
がらコイルボビン5に対するダンパー9の取付け位置を
調整したのち、混合済みの二液型接着剤Bを塗布してダ
ンパー9をコイルボビン5の外周部に接着固定するもの
である。この混合済みの二液型接着剤Bの使用によって
コイルボビン5とダンパー9とは強固に接着されるが、
該混合済みの二液型接着剤Bに含まれる硬化剤の一部は
塗布に際して二液型導電接着剤Aに作用し、該二液型導
電接着剤Aの硬化を促進する。なお、コイルボビン5へ
のダンパー9の接着固定に際しては、図2に示すように
振動板11の内周縁部も混合済みの二液型接着剤Bによ
ってコイルボビン5に接着固定するものである。
うにして組み立てるものである。まず、ボトムプレート
2上に環状磁石3を固定し、該環状磁石3の上面にさら
にリング状のトッププレート4を設けて磁気回路を構成
し、該磁気回路上にフレーム8を適宜手段によって固定
する。しかるのち、治具を使用してセンターポール1と
トッププレート4との間に形成された磁気ギャップ内に
コイルボビン5を装着し、ついで、ボイスコイル5の引
出し線7とダンパー9との接合位置となるコイルボビン
5の外周部に二液型導電接着剤の主剤Aを塗布し、ボイ
スコイル5の引出し線7の先端を当該位置に仮固定す
る。実施例において使用した二液型導電接着剤の主剤の
ベースレンジは、エポキシ樹脂に銀系の充填材を配合し
てなるもので、粘度は70,000であった。コイルボ
ビン5の外周部に塗布された二液型導電接着剤は、主剤
のみで硬化剤を使用していないため、直ちに硬化はしな
いので、塗布部にダンパー9の導電部10の内周縁に位
置する端部を接合し、引出し線7と当接状態を保持しな
がらコイルボビン5に対するダンパー9の取付け位置を
調整したのち、混合済みの二液型接着剤Bを塗布してダ
ンパー9をコイルボビン5の外周部に接着固定するもの
である。この混合済みの二液型接着剤Bの使用によって
コイルボビン5とダンパー9とは強固に接着されるが、
該混合済みの二液型接着剤Bに含まれる硬化剤の一部は
塗布に際して二液型導電接着剤Aに作用し、該二液型導
電接着剤Aの硬化を促進する。なお、コイルボビン5へ
のダンパー9の接着固定に際しては、図2に示すように
振動板11の内周縁部も混合済みの二液型接着剤Bによ
ってコイルボビン5に接着固定するものである。
【0013】
【発明の効果】この発明のスピーカの製造方法は、コイ
ルボビンへの導電部を有するダンパーの装着に際し、コ
イルボビンのボイスコイルの引出し線と導電部との接合
位置にあらかじめ二液型導電接着剤の主剤のみを塗布
し、該塗布部においてボイスコイルの引出し線を仮固定
した状態で、ダンパー内周縁部の導電部と引出し線を接
合し、ダンパーの取付け位置を調整したのち、混合済み
の二液型接着剤を塗布してコイルボビンとダンパーとを
接着固定するので、振動板の定常位置が常に確保され、
コイルボビンの損傷も生ずることがない。特に、この発
明のスピーカの製造方法は、ダンパーの導電部とボイス
コイルの引出し線の一体化を二液型導電接着剤の主剤に
よって行うため、コイルボビンの外周部に塗布した二液
型導電接着剤の硬化前に振動板を取付けることができ、
粘度の高い主剤を使用することによってコイルボビンの
所定位置に確実に塗布することができ、両者の接合を自
動化することができるため、スピーカの組み立ての自動
化を促進することができ、得たスピーカの性能向上もは
かることができるなど実用上多大の利点を有するもので
ある。
ルボビンへの導電部を有するダンパーの装着に際し、コ
イルボビンのボイスコイルの引出し線と導電部との接合
位置にあらかじめ二液型導電接着剤の主剤のみを塗布
し、該塗布部においてボイスコイルの引出し線を仮固定
した状態で、ダンパー内周縁部の導電部と引出し線を接
合し、ダンパーの取付け位置を調整したのち、混合済み
の二液型接着剤を塗布してコイルボビンとダンパーとを
接着固定するので、振動板の定常位置が常に確保され、
コイルボビンの損傷も生ずることがない。特に、この発
明のスピーカの製造方法は、ダンパーの導電部とボイス
コイルの引出し線の一体化を二液型導電接着剤の主剤に
よって行うため、コイルボビンの外周部に塗布した二液
型導電接着剤の硬化前に振動板を取付けることができ、
粘度の高い主剤を使用することによってコイルボビンの
所定位置に確実に塗布することができ、両者の接合を自
動化することができるため、スピーカの組み立ての自動
化を促進することができ、得たスピーカの性能向上もは
かることができるなど実用上多大の利点を有するもので
ある。
【図1】この発明のスピーカの製造方法の要部を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】この発明のスピーカの製造方法によって得たス
ピーカの半縦断面図である。
ピーカの半縦断面図である。
5 コイルボビン 6 ボイスコイル 7 引出し線 9 ダンパー 10 導電部 A 二液型導電接着剤の主剤
Claims (4)
- 【請求項1】 導電部を有するダンパーを使用してボイ
スコイルの引出し線と外部入力線とをコイルボビンの外
周部において一体的に結合するに際し、ボイスコイルの
引出し線と導電部とを結合せんとするコイルボビンの外
周部に二液型導電接着剤の主剤のみを塗布し、該塗布部
にボイスコイルの引出し線を仮固定した状態で、ダンパ
ー内周縁部の導電部を前記引出し線と接合し、しかるの
ちこの接合部に混合済みの二液型接着剤を塗布して硬化
させ、ボイスコイルの引出し線とダンパーの導電部とを
コイルボビンの外周部において導通固定することを特徴
とするスピーカの製造方法。 - 【請求項2】 前記二液型導電接着剤は、エポキシ樹脂
をベースレンジとして銀系を充填材としたもの、もしく
はアクリル樹脂をベースレンジとしてニッケル系を充填
材としたものである請求項1記載のスピーカの製造方
法。 - 【請求項3】 前記二液型導電接着剤と二液型接着剤
は、ベースレンジが同一であることを特徴とする請求項
1記載のスピーカの製造方法。 - 【請求項4】 コイルボビンの外周部にボイスコイルの
引出し線とダンパーの導電部を一体的に接着固定するに
際し、コイルボビンに振動板を同時に接着固定すること
を特徴とする請求項1記載のスピーカの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3615793A JPH06233382A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | スピーカの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3615793A JPH06233382A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | スピーカの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06233382A true JPH06233382A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12461943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3615793A Pending JPH06233382A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | スピーカの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06233382A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0753238A4 (en) * | 1994-03-29 | 1998-01-21 | Harman Int Ind | METHOD FOR PRODUCING A SPEAKER DAMPER |
| US5850462A (en) * | 1994-12-28 | 1998-12-15 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Speaker component, speaker, and its manufacturing method |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP3615793A patent/JPH06233382A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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