JPH06235363A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
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- JPH06235363A JPH06235363A JP5020282A JP2028293A JPH06235363A JP H06235363 A JPH06235363 A JP H06235363A JP 5020282 A JP5020282 A JP 5020282A JP 2028293 A JP2028293 A JP 2028293A JP H06235363 A JPH06235363 A JP H06235363A
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- JP
- Japan
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- fuel
- valve
- pressure
- main
- pump chamber
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Abstract
(57)【要約】
【構成】
【目的】高速、高負荷領域における二次噴射を防止しつ
つ、他の運転領域における燃料配管残圧を維持可能な燃
料噴射ポンプを提供する。 【構成】プランジャ3はカム8の主カム面81に駆動さ
れて、従来の場合と同じく主吸入動作及び主圧送動作を
行う。本発明の特徴をなすカム8の副カム面82は上記
主吸入動作後と上記主圧送動作との間の期間において、
燃料を吸い戻し弁8の開弁圧より大きくかつ噴射弁の開
弁圧より小さい圧力まで加圧し(以下、副圧送動作とい
う)、その後、ポンプ室20へ再度、燃料を吸入する
(以下、副吸入動作という)。このようにすれば、主圧
送動作が開始される以前に燃料配管に正の残圧が保持さ
れるので、燃料配管が負圧となることによる気泡発生が
防止され、次の主圧送動作での気泡の影響によるオーバ
ーシュートが抑止される。
つ、他の運転領域における燃料配管残圧を維持可能な燃
料噴射ポンプを提供する。 【構成】プランジャ3はカム8の主カム面81に駆動さ
れて、従来の場合と同じく主吸入動作及び主圧送動作を
行う。本発明の特徴をなすカム8の副カム面82は上記
主吸入動作後と上記主圧送動作との間の期間において、
燃料を吸い戻し弁8の開弁圧より大きくかつ噴射弁の開
弁圧より小さい圧力まで加圧し(以下、副圧送動作とい
う)、その後、ポンプ室20へ再度、燃料を吸入する
(以下、副吸入動作という)。このようにすれば、主圧
送動作が開始される以前に燃料配管に正の残圧が保持さ
れるので、燃料配管が負圧となることによる気泡発生が
防止され、次の主圧送動作での気泡の影響によるオーバ
ーシュートが抑止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関の燃料噴
射ポンプに関する。
射ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼル機関の燃料噴射ポンプ
において、カムにより駆動されてシリンダ内を往復摺動
し、シリンダ内のポンプ室に燃料を吸入し、圧送するプ
ランジャと、噴射弁に達する燃料配管とポンプ室との間
に介設され、ポンプ室の燃料が所定の開弁圧に達したら
開弁し、閉弁時に燃料配管の燃料を所定量吸い戻して燃
料配管内を減圧するデリバリバルブとを備えるものが知
られている。
において、カムにより駆動されてシリンダ内を往復摺動
し、シリンダ内のポンプ室に燃料を吸入し、圧送するプ
ランジャと、噴射弁に達する燃料配管とポンプ室との間
に介設され、ポンプ室の燃料が所定の開弁圧に達したら
開弁し、閉弁時に燃料配管の燃料を所定量吸い戻して燃
料配管内を減圧するデリバリバルブとを備えるものが知
られている。
【0003】この種の燃料噴射ポンプでは、高速、高負
荷領域における二次噴射を抑止するために、デリバリバ
ルブの吸い戻し量を高速、高負荷領域に相対的に増大す
るため各種の方式が知られている。まず、デリバリバル
ブ100と燃料配管(図示せず)との間に圧力波減衰機
能を有するダンピングバルブ101を介設したものがあ
る(図3参照)。このものでは、高速、高負荷領域にダ
ンピングバルブ101の絞り孔付の弁体102を開弁
し、デリバリバルブ101の吸い戻し量を高速、高負荷
領域に相対的に増大させ、それにより他の運転領域での
デリバリバルブ101の吸い戻し量を相対的に削減し、
燃料配管の負圧化を抑止している。
荷領域における二次噴射を抑止するために、デリバリバ
ルブの吸い戻し量を高速、高負荷領域に相対的に増大す
るため各種の方式が知られている。まず、デリバリバル
ブ100と燃料配管(図示せず)との間に圧力波減衰機
能を有するダンピングバルブ101を介設したものがあ
る(図3参照)。このものでは、高速、高負荷領域にダ
ンピングバルブ101の絞り孔付の弁体102を開弁
し、デリバリバルブ101の吸い戻し量を高速、高負荷
領域に相対的に増大させ、それにより他の運転領域での
デリバリバルブ101の吸い戻し量を相対的に削減し、
燃料配管の負圧化を抑止している。
【0004】また、デリバリバルブとしてアングライヒ
バルブと呼ばれる形式のものがある(図4参照)。この
バルブは、弁体201のリリーフバルブ部202に切欠
き203を設けたものであり、このようにすると、低
速、低負荷領域の燃料圧送時に燃料がこの切欠き203
を通じて圧送されるために、弁体201のリフト量が減
り、そのためにリリーフバルブ部202の後退に伴う燃
料の吸い戻し効果が減少し、低速、低負荷領域に燃料配
管に残圧が維持することができる。
バルブと呼ばれる形式のものがある(図4参照)。この
バルブは、弁体201のリリーフバルブ部202に切欠
き203を設けたものであり、このようにすると、低
速、低負荷領域の燃料圧送時に燃料がこの切欠き203
を通じて圧送されるために、弁体201のリフト量が減
り、そのためにリリーフバルブ部202の後退に伴う燃
料の吸い戻し効果が減少し、低速、低負荷領域に燃料配
管に残圧が維持することができる。
【0005】また、デリバリバルブとして定残圧バルブ
と呼ばれる形式のものもある。このバルブは、燃料配管
残圧がポンプ室側より一定レベル高くならないようにす
る逆止弁(リリーフ弁)を弁体に内蔵させたものであ
り、上記吸い戻し量が少なくても燃料配管残圧が増大し
ない作用を有するので、二次噴射を抑止しつつ燃料配管
残圧の負圧化抑止に有効である。
と呼ばれる形式のものもある。このバルブは、燃料配管
残圧がポンプ室側より一定レベル高くならないようにす
る逆止弁(リリーフ弁)を弁体に内蔵させたものであ
り、上記吸い戻し量が少なくても燃料配管残圧が増大し
ない作用を有するので、二次噴射を抑止しつつ燃料配管
残圧の負圧化抑止に有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た技術により、高速、高負荷領域の二次噴射防止(燃料
配管残圧低下)及び低速、低負荷領域の燃料配管残圧増
加を実現できるが、その他の領域(以下、中速、中負荷
領域と称する)において、図6に図示するように燃料配
管残圧ΔPが負となり、そのために燃料配管に気泡が生
じ、この気泡の存在のために図6に図示するように噴射
量急増時(例えば図5のQ1からQ2へなど)に過渡的
にオーバーシュート現象が生じ、騒音や振動が増大する
という不具合があった。
た技術により、高速、高負荷領域の二次噴射防止(燃料
配管残圧低下)及び低速、低負荷領域の燃料配管残圧増
加を実現できるが、その他の領域(以下、中速、中負荷
領域と称する)において、図6に図示するように燃料配
管残圧ΔPが負となり、そのために燃料配管に気泡が生
じ、この気泡の存在のために図6に図示するように噴射
量急増時(例えば図5のQ1からQ2へなど)に過渡的
にオーバーシュート現象が生じ、騒音や振動が増大する
という不具合があった。
【0007】もちろん、燃料の吸い戻し量を一律に減少
すれば上記中速、中負荷領域での燃料配管残圧が負とな
る状態は改善できるが、その結果、高速、高負荷領域に
おいて二次噴射の危険が増大する。また、上記定残圧バ
ルブやダンピングバルブなどはバルブ構造が複雑で、高
精度の加工を要し、その上、定残圧バルブは低速、低負
荷領域において噴射量が急変するという欠点があった。
すれば上記中速、中負荷領域での燃料配管残圧が負とな
る状態は改善できるが、その結果、高速、高負荷領域に
おいて二次噴射の危険が増大する。また、上記定残圧バ
ルブやダンピングバルブなどはバルブ構造が複雑で、高
精度の加工を要し、その上、定残圧バルブは低速、低負
荷領域において噴射量が急変するという欠点があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、上記した高速、高負荷領域における二次噴射を
抑止するとともに、高速、高負荷領域以外の運転領域に
おける燃料配管残圧を維持可能な燃料噴射ポンプを提供
することを、第一の目的としている。また、本発明は、
吸い戻し弁の構造の複雑化を招くことなく、二次噴射の
抑止及び燃料配管残圧の負圧化抑止を実現する燃料噴射
ポンプを提供することを、第二の目的としている。
であり、上記した高速、高負荷領域における二次噴射を
抑止するとともに、高速、高負荷領域以外の運転領域に
おける燃料配管残圧を維持可能な燃料噴射ポンプを提供
することを、第一の目的としている。また、本発明は、
吸い戻し弁の構造の複雑化を招くことなく、二次噴射の
抑止及び燃料配管残圧の負圧化抑止を実現する燃料噴射
ポンプを提供することを、第二の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料噴射ポンプ
は、カムにより駆動されてシリンダ内を往復摺動し、前
記シリンダ内のポンプ室に燃料を吸入し、圧送するプラ
ンジャと、噴射弁に達する燃料配管と前記ポンプ室との
間に介設され、前記ポンプ室の燃料が所定の開弁圧に達
したら開弁し、閉弁時に前記燃料配管の燃料を所定量吸
い戻して前記燃料配管内を減圧する吸い戻し弁とを備え
る燃料噴射ポンプにおいて、前記カムは、前記噴射弁か
ら噴射される燃料を圧送する主カム面の他に、前記主カ
ム面による燃料吸入動作後でかつ燃料圧送動作前の期間
に、前記吸い戻し弁の開弁圧より大きくかつ前記噴射弁
の開弁圧より小さい圧力まで前記ポンプ室の燃料を加圧
し、その後、ポンプ室へ燃料を吸入するための副カム面
を備えることを特徴としている。
は、カムにより駆動されてシリンダ内を往復摺動し、前
記シリンダ内のポンプ室に燃料を吸入し、圧送するプラ
ンジャと、噴射弁に達する燃料配管と前記ポンプ室との
間に介設され、前記ポンプ室の燃料が所定の開弁圧に達
したら開弁し、閉弁時に前記燃料配管の燃料を所定量吸
い戻して前記燃料配管内を減圧する吸い戻し弁とを備え
る燃料噴射ポンプにおいて、前記カムは、前記噴射弁か
ら噴射される燃料を圧送する主カム面の他に、前記主カ
ム面による燃料吸入動作後でかつ燃料圧送動作前の期間
に、前記吸い戻し弁の開弁圧より大きくかつ前記噴射弁
の開弁圧より小さい圧力まで前記ポンプ室の燃料を加圧
し、その後、ポンプ室へ燃料を吸入するための副カム面
を備えることを特徴としている。
【0010】上記吸い戻し弁は、デリバリバルブの他、
ダンピングバルブを含むデリバリバルブも包含する。
ダンピングバルブを含むデリバリバルブも包含する。
【0011】
【作用及び発明の効果】プランジャはカムの主カム面に
駆動されて、従来の場合と同じく、シリンダ内のポンプ
室への燃料の吸入動作(以下、主吸入動作という)と、
ポンプ室から吸い戻し弁及び燃料配管を通じて噴射弁へ
の燃料の圧送動作(以下、主圧送動作という)を行う。
駆動されて、従来の場合と同じく、シリンダ内のポンプ
室への燃料の吸入動作(以下、主吸入動作という)と、
ポンプ室から吸い戻し弁及び燃料配管を通じて噴射弁へ
の燃料の圧送動作(以下、主圧送動作という)を行う。
【0012】一方、本発明の特徴をなすカムの副カム面
は、上記主吸入動作後と上記主圧送動作との間の期間に
おいて、主吸入動作でポンプ室に吸入された燃料を吸い
戻し弁の開弁圧より大きくかつ噴射弁の開弁圧より小さ
い圧力まで加圧し(以下、副圧送動作という)、その
後、ポンプ室へ再度、燃料を吸入する(以下、副吸入動
作という)。
は、上記主吸入動作後と上記主圧送動作との間の期間に
おいて、主吸入動作でポンプ室に吸入された燃料を吸い
戻し弁の開弁圧より大きくかつ噴射弁の開弁圧より小さ
い圧力まで加圧し(以下、副圧送動作という)、その
後、ポンプ室へ再度、燃料を吸入する(以下、副吸入動
作という)。
【0013】すなわち、主圧送動作が開始される以前に
燃料配管に正の残圧が保持されるので、この期間におい
て燃料配管が負圧となることによる気泡発生は確実に防
止される。また、主圧送動作は予め燃料配管残圧が所定
の正レベルから加圧を開始するので、その後の吸い戻し
弁の吸い戻し動作により燃料配管の圧力が降下しても、
負圧化しにくい。更に、主圧送動作後に燃料配管残圧が
上記した吸い戻し過剰により万一、負圧となったとして
もその後の副圧送動作により気泡の収縮、消滅が生じ、
次の主圧送動作における気泡の影響によるオーバーシュ
ートを軽減することができる。
燃料配管に正の残圧が保持されるので、この期間におい
て燃料配管が負圧となることによる気泡発生は確実に防
止される。また、主圧送動作は予め燃料配管残圧が所定
の正レベルから加圧を開始するので、その後の吸い戻し
弁の吸い戻し動作により燃料配管の圧力が降下しても、
負圧化しにくい。更に、主圧送動作後に燃料配管残圧が
上記した吸い戻し過剰により万一、負圧となったとして
もその後の副圧送動作により気泡の収縮、消滅が生じ、
次の主圧送動作における気泡の影響によるオーバーシュ
ートを軽減することができる。
【0014】更に、ダンピングバルブなどと組み合わせ
れば、更に二次噴射及び燃料配管負圧化の抑止性能を向
上させることができる。
れば、更に二次噴射及び燃料配管負圧化の抑止性能を向
上させることができる。
【0015】
【実施例】本発明の燃料噴射ポンプの一実施例を図面を
参照して説明する。まず、図1によりこの燃料噴射ポン
プの構造を説明する。ハウジング1に形成されたボア1
0にはシリンダ2が嵌入され、シリンダ2はストッパピ
ン11によりハウジング1に対し回動不能となってい
る。
参照して説明する。まず、図1によりこの燃料噴射ポン
プの構造を説明する。ハウジング1に形成されたボア1
0にはシリンダ2が嵌入され、シリンダ2はストッパピ
ン11によりハウジング1に対し回動不能となってい
る。
【0016】シリンダ2のボアにはプランジャ3が直、
回動自在に嵌挿されている。プランジャ3の下端はタペ
ット30に結合され、タペット30は駆動用のカム8に
より付勢されてプランジャ3とともに上下動する。32
はタペットの過剰変位を規制するストッパピンである。
シリンダ2の外周面下部にはコントロールスリーブ4が
回動自在に嵌着されており、コントロールスリーブ4の
下部はシリンダ2の下端より更に下方に延出したプラン
ジャ3の下部に、軸方向摺動自在、回動不能に嵌着され
ている。更にプランジャ3とコントロールスリーブ4と
の嵌着状態を説明すると、33は面取りにより形成され
たプランジャ3の平行な2平面であり、1面だけが図示
されている。一方、コントロールスリーブ4の内面下部
はこの2平面33と摺接する2平面40が形成されてお
り、これら2対の平面33、40の嵌合によりコントロ
ールスリーブ4とプランジャ3は相対回動不能、軸方向
摺動自在となっている。コントロールスリーブ4の上端
にはフランジ41が設けられており、フランジ41の上
面の所定位置にはスリーブ回動突起5が設けられてい
る。
回動自在に嵌挿されている。プランジャ3の下端はタペ
ット30に結合され、タペット30は駆動用のカム8に
より付勢されてプランジャ3とともに上下動する。32
はタペットの過剰変位を規制するストッパピンである。
シリンダ2の外周面下部にはコントロールスリーブ4が
回動自在に嵌着されており、コントロールスリーブ4の
下部はシリンダ2の下端より更に下方に延出したプラン
ジャ3の下部に、軸方向摺動自在、回動不能に嵌着され
ている。更にプランジャ3とコントロールスリーブ4と
の嵌着状態を説明すると、33は面取りにより形成され
たプランジャ3の平行な2平面であり、1面だけが図示
されている。一方、コントロールスリーブ4の内面下部
はこの2平面33と摺接する2平面40が形成されてお
り、これら2対の平面33、40の嵌合によりコントロ
ールスリーブ4とプランジャ3は相対回動不能、軸方向
摺動自在となっている。コントロールスリーブ4の上端
にはフランジ41が設けられており、フランジ41の上
面の所定位置にはスリーブ回動突起5が設けられてい
る。
【0017】ハウジング1には、上記スリーブ回動突起
5が回動可能に収容される室12が穿設されており、室
12にはコントロールラック6が接線方向摺動自在に保
持されている。コントロールラック6の内側面には求心
方向へフォーク7が突設されており、フォーク7はスリ
ーブ回動突起5を挟持している。なお、図1ではフォー
ク7の一方の爪は図示省略されている。
5が回動可能に収容される室12が穿設されており、室
12にはコントロールラック6が接線方向摺動自在に保
持されている。コントロールラック6の内側面には求心
方向へフォーク7が突設されており、フォーク7はスリ
ーブ回動突起5を挟持している。なお、図1ではフォー
ク7の一方の爪は図示省略されている。
【0018】コントロールスリーブ4のフランジ41の
下面はスプリングシート34を通じてプランジャスプリ
ング35により付勢されており、これによりフランジ4
1の上面はハウジング1の貫通孔10に形成された段差
面に押し付けられている。プランジャスプリング35の
下端はタペット30をカム31に押し付けている。一
方、シリンダ2の上部はポンプ室20となっており、ポ
ンプ室20内の燃料はプランジャ3の上端面に開口する
貫通孔(図示せず)によりコントロールグルーブ(本発
明でいう逃がし溝)35に連通している。コントロール
グルーブ35はプランジャ3の上端面よりやや下部に位
置して周方向へ斜めに凹設されている。また、図1では
ポンプ室20は、シリンダ2に貫孔されたフィードホー
ル25を通じてハウジング1側の燃料室15に連通して
いる。
下面はスプリングシート34を通じてプランジャスプリ
ング35により付勢されており、これによりフランジ4
1の上面はハウジング1の貫通孔10に形成された段差
面に押し付けられている。プランジャスプリング35の
下端はタペット30をカム31に押し付けている。一
方、シリンダ2の上部はポンプ室20となっており、ポ
ンプ室20内の燃料はプランジャ3の上端面に開口する
貫通孔(図示せず)によりコントロールグルーブ(本発
明でいう逃がし溝)35に連通している。コントロール
グルーブ35はプランジャ3の上端面よりやや下部に位
置して周方向へ斜めに凹設されている。また、図1では
ポンプ室20は、シリンダ2に貫孔されたフィードホー
ル25を通じてハウジング1側の燃料室15に連通して
いる。
【0019】ハウジング1のボア10の上部にはデリバ
リバルブ9が嵌入された後、貫通孔10の上端にバルブ
ホルダ90が螺入されている。デリバリバルブ9は、バ
ルブハウジング91、弁座筒92、弁体93、スプリン
グ94からなる。バルブハウジング91はその下部を除
いてバルブホルダ90の貫通孔下部に嵌入されており、
バルブハウジング91の径大な下端部(フランジ部)は
バルブホルダ90の下端面によりシリンダ2の上端面に
押圧されている。また、バルブハウジング91の貫通孔
には内部に弁孔を有する弁座筒92が嵌入されており、
更に、バルブハウジング91の貫通孔の上端開口には弁
体93の下部が嵌入され、弁体93はデリバリバルブホ
ルダ90内に収容されたスプリング94の下端により下
方に付勢されて弁座筒92の弁孔を閉じている。
リバルブ9が嵌入された後、貫通孔10の上端にバルブ
ホルダ90が螺入されている。デリバリバルブ9は、バ
ルブハウジング91、弁座筒92、弁体93、スプリン
グ94からなる。バルブハウジング91はその下部を除
いてバルブホルダ90の貫通孔下部に嵌入されており、
バルブハウジング91の径大な下端部(フランジ部)は
バルブホルダ90の下端面によりシリンダ2の上端面に
押圧されている。また、バルブハウジング91の貫通孔
には内部に弁孔を有する弁座筒92が嵌入されており、
更に、バルブハウジング91の貫通孔の上端開口には弁
体93の下部が嵌入され、弁体93はデリバリバルブホ
ルダ90内に収容されたスプリング94の下端により下
方に付勢されて弁座筒92の弁孔を閉じている。
【0020】本実施例の特徴をなすカム8には、リフト
量が大きな主カム面81とともに、主カム面81と略1
80度シフトして副カム面82が形成されている。この
副カム面82のリフト量は、後述するように最大回転
数、最大負荷時においても噴射弁を開弁しないレベルと
されている。以下、この燃料噴射ポンプの作動を説明す
ると、カム8の回転によりタペット30を通じてプラン
ジャ3がシリンダ2内を往復する。図1はプランジャ3
がほぼ下死点位置の状態を示し、ポンプ室20はフィー
ドホール25を通じて燃料室15から燃料を供給されて
いる。プランジャ3の上動とともにポンプ室20とフィ
ードホール25とが遮断されると、ポンプ室20での燃
料加圧が開始され、所定圧力に達するとスプリング94
に抗してデリバリバルブ9の弁体93が上動し、弁座筒
92の弁孔を開く。これにより燃料はバルブホルダ90
から不図示の燃料配管を通じて噴射弁に圧送される。
量が大きな主カム面81とともに、主カム面81と略1
80度シフトして副カム面82が形成されている。この
副カム面82のリフト量は、後述するように最大回転
数、最大負荷時においても噴射弁を開弁しないレベルと
されている。以下、この燃料噴射ポンプの作動を説明す
ると、カム8の回転によりタペット30を通じてプラン
ジャ3がシリンダ2内を往復する。図1はプランジャ3
がほぼ下死点位置の状態を示し、ポンプ室20はフィー
ドホール25を通じて燃料室15から燃料を供給されて
いる。プランジャ3の上動とともにポンプ室20とフィ
ードホール25とが遮断されると、ポンプ室20での燃
料加圧が開始され、所定圧力に達するとスプリング94
に抗してデリバリバルブ9の弁体93が上動し、弁座筒
92の弁孔を開く。これにより燃料はバルブホルダ90
から不図示の燃料配管を通じて噴射弁に圧送される。
【0021】プランジャ3の上動によりコントロールグ
ルーブ35がフィ−ドホール25に連通すると、上記し
たようにポンプ室20の燃料がフィ−ドホール25に逃
げて、燃料加圧工程が終了し、それによりデリバリバル
ブ9の弁体93が弁座筒92の弁孔へ向けて後退し、弁
孔を閉じ、その後も所定ストロークだけ下動して上述し
たように所定量の燃料吸い戻しを行い、燃料配管の残圧
を低下させ、噴射弁(図示せず)の二次噴射を防ぐ。
ルーブ35がフィ−ドホール25に連通すると、上記し
たようにポンプ室20の燃料がフィ−ドホール25に逃
げて、燃料加圧工程が終了し、それによりデリバリバル
ブ9の弁体93が弁座筒92の弁孔へ向けて後退し、弁
孔を閉じ、その後も所定ストロークだけ下動して上述し
たように所定量の燃料吸い戻しを行い、燃料配管の残圧
を低下させ、噴射弁(図示せず)の二次噴射を防ぐ。
【0022】ここで1回当たりの燃料吐出量を制御する
には、ボア10の接線方向へコントロールラック6を動
かし、フォーク7によりスリーブ回動突起5を回動させ
る。スリーブ回動突起5はスリーブ4と一体であり、ス
リーブ4はプランジャ3と一体回動する。プランジャ3
が回動すると、コントロールグルーブ35と燃料供給孔
25との連通タイミングが変化し、それにより燃料吐出
量が制御される。
には、ボア10の接線方向へコントロールラック6を動
かし、フォーク7によりスリーブ回動突起5を回動させ
る。スリーブ回動突起5はスリーブ4と一体であり、ス
リーブ4はプランジャ3と一体回動する。プランジャ3
が回動すると、コントロールグルーブ35と燃料供給孔
25との連通タイミングが変化し、それにより燃料吐出
量が制御される。
【0023】次に、図2を参照して本実施例の燃料噴射
ポンプのバルブホルダ90と噴射弁(図示せず)とを接
続する燃料配管(図示せず)内の圧力変化と、カムリフ
トとの関係を説明する。t1から、主カム面81による
プランジャ3のリフトが開始され、t2においてリフト
量がフィ−ドホール25を閉じる位置に達する(すなわ
ちフィ−ドホール25とポンプ室20とが遮断され
る)。そしてこのt2からプランジャ3はポンプ室20
内の燃料を加圧し始め、ポンプ室20内の燃料圧はすぐ
上昇してデリバリバルブ9を開き、燃料配管の圧力は上
昇し始め、燃料配管の圧力が噴射弁(噴射ノズル)の開
弁圧を超過すると、噴射弁が開弁し、噴射弁から燃料の
噴射が行われる。
ポンプのバルブホルダ90と噴射弁(図示せず)とを接
続する燃料配管(図示せず)内の圧力変化と、カムリフ
トとの関係を説明する。t1から、主カム面81による
プランジャ3のリフトが開始され、t2においてリフト
量がフィ−ドホール25を閉じる位置に達する(すなわ
ちフィ−ドホール25とポンプ室20とが遮断され
る)。そしてこのt2からプランジャ3はポンプ室20
内の燃料を加圧し始め、ポンプ室20内の燃料圧はすぐ
上昇してデリバリバルブ9を開き、燃料配管の圧力は上
昇し始め、燃料配管の圧力が噴射弁(噴射ノズル)の開
弁圧を超過すると、噴射弁が開弁し、噴射弁から燃料の
噴射が行われる。
【0024】t3に達すると、コントロールグルーブ3
5がフィ−ドホール25に連通し、ポンプ室20の燃料
がフィ−ドホール25に逃げて、燃料加圧工程が終了
し、これによりデリバリバルブ9の弁体93が弁座筒9
2の弁孔へ向けて後退し、弁孔を閉じ、その後も所定ス
トロークだけ下動して上述したように所定量の燃料吸い
戻しを行い、燃料配管の残圧を低下させ、噴射弁(図示
せず)の二次噴射を防ぐ。この結果、t4の時点でこの
燃料排出動作が終了する。
5がフィ−ドホール25に連通し、ポンプ室20の燃料
がフィ−ドホール25に逃げて、燃料加圧工程が終了
し、これによりデリバリバルブ9の弁体93が弁座筒9
2の弁孔へ向けて後退し、弁孔を閉じ、その後も所定ス
トロークだけ下動して上述したように所定量の燃料吸い
戻しを行い、燃料配管の残圧を低下させ、噴射弁(図示
せず)の二次噴射を防ぐ。この結果、t4の時点でこの
燃料排出動作が終了する。
【0025】その後、主カム面81によりプランジャ3
が下動し始め、t5にてポンプ室20がフィ−ドホール
25に連通し、その後のプランジャ3の下動すなわちポ
ンプ室20の容積増大に伴い、ポンプ室20に燃料が吸
入され、これにより、主カム面8によるプランジャ3の
動作がt6にて終了する。次に、t7になると、副カム
面82によるプランジャ3のリフトが同様に開始され、
t8においてリフト量がフィ−ドホール25を閉じる位
置に達する(すなわちフィ−ドホール25とポンプ室2
0とが遮断される)。そしてこのt8からプランジャ3
はポンプ室20内の燃料を加圧し始め、ポンプ室20内
の燃料圧はすぐ上昇してデリバリバルブ9を開き、燃料
配管の圧力は上昇し始める。
が下動し始め、t5にてポンプ室20がフィ−ドホール
25に連通し、その後のプランジャ3の下動すなわちポ
ンプ室20の容積増大に伴い、ポンプ室20に燃料が吸
入され、これにより、主カム面8によるプランジャ3の
動作がt6にて終了する。次に、t7になると、副カム
面82によるプランジャ3のリフトが同様に開始され、
t8においてリフト量がフィ−ドホール25を閉じる位
置に達する(すなわちフィ−ドホール25とポンプ室2
0とが遮断される)。そしてこのt8からプランジャ3
はポンプ室20内の燃料を加圧し始め、ポンプ室20内
の燃料圧はすぐ上昇してデリバリバルブ9を開き、燃料
配管の圧力は上昇し始める。
【0026】ただし、副カム面82の最大リフト量(t
9のリフト量)は小さいので、デリバリバルブ9が開い
て燃料配管の残圧は正圧となるものの、噴射弁を開弁す
るには至らない。その後、プランジャ3は下動し始め、
それに伴いポンプ室20の圧力が低下し、デリバリバル
ブ9が後退して閉じ、ここでも多少の吸い戻しを行い、
t10に至って再びフィ−ドホール25とポンプ室20
とが連通し、プランジャ3の下動によりポンプ室20へ
の燃料吸入がt11まで行われる。
9のリフト量)は小さいので、デリバリバルブ9が開い
て燃料配管の残圧は正圧となるものの、噴射弁を開弁す
るには至らない。その後、プランジャ3は下動し始め、
それに伴いポンプ室20の圧力が低下し、デリバリバル
ブ9が後退して閉じ、ここでも多少の吸い戻しを行い、
t10に至って再びフィ−ドホール25とポンプ室20
とが連通し、プランジャ3の下動によりポンプ室20へ
の燃料吸入がt11まで行われる。
【0027】このようにすれば、主圧送動作が開始され
るt2のずっと以前である時点t8以降、燃料配管には
正の残圧が保持されるので、この期間において燃料配管
が負圧となることによる気泡発生は確実に防止される。
また、主圧送動作は予め燃料配管残圧が所定の正レベル
から加圧を開始するので、その後のデリバリバルブ9の
吸い戻し動作により燃料配管の圧力が降下しても、負圧
化しにくい。更に、たとえ期間t4〜t8において燃料
配管残圧が上記した吸い戻し過剰により万一、負圧とな
ったとしても期間t8〜t11における圧縮により、気
泡の収縮、消滅が生じ、主圧送動作における気泡の影響
による噴射量の過渡的なオーバーシュートを軽減するこ
とができる。
るt2のずっと以前である時点t8以降、燃料配管には
正の残圧が保持されるので、この期間において燃料配管
が負圧となることによる気泡発生は確実に防止される。
また、主圧送動作は予め燃料配管残圧が所定の正レベル
から加圧を開始するので、その後のデリバリバルブ9の
吸い戻し動作により燃料配管の圧力が降下しても、負圧
化しにくい。更に、たとえ期間t4〜t8において燃料
配管残圧が上記した吸い戻し過剰により万一、負圧とな
ったとしても期間t8〜t11における圧縮により、気
泡の収縮、消滅が生じ、主圧送動作における気泡の影響
による噴射量の過渡的なオーバーシュートを軽減するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例が適用された燃料噴射ポンプ
の断面正面図である。
の断面正面図である。
【図2】図1のポンプのカムリフトと燃料配管の圧力変
化との時間変動図である。
化との時間変動図である。
【図3】従来のデリバリバルブの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】従来のデリバリバルブの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来の燃料噴射ポンプの噴射量と回転数と燃料
配管残圧との関係を示す図である。
配管残圧との関係を示す図である。
【図6】従来の燃料噴射ポンプの燃料噴射量の急増時の
オーバーシュートを示す図である。
オーバーシュートを示す図である。
2 シリンダ、 3 プランジャ、 9 デリバリバルブ(吸い戻し弁) 8 カム 20 ポンプ室 81 主カム面 82 副カム面。
Claims (1)
- 【請求項1】 カムにより駆動されてシリンダ内を往復
摺動し、前記シリンダ内のポンプ室に燃料を吸入し、圧
送するプランジャと、噴射弁に達する燃料配管と前記ポ
ンプ室との間に介設され、前記ポンプ室の燃料が所定の
開弁圧に達したら開弁し、閉弁時に前記燃料配管の燃料
を所定量吸い戻して前記燃料配管内を減圧する吸い戻し
弁とを備える燃料噴射ポンプにおいて、 前記カムは、前記噴射弁から噴射される燃料を圧送する
主カム面の他に、前記主カム面による燃料吸入動作後で
かつ燃料圧送動作前の期間に、前記吸い戻し弁の開弁圧
より大きくかつ前記噴射弁の開弁圧より小さい圧力まで
前記ポンプ室の燃料を加圧し、その後、ポンプ室へ燃料
を吸入するための副カム面を備えることを特徴とする燃
料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5020282A JPH06235363A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5020282A JPH06235363A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06235363A true JPH06235363A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12022820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5020282A Pending JPH06235363A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06235363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190519A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-08-21 | Denso Corp | 燃料噴射制御システム及び燃料噴射弁 |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP5020282A patent/JPH06235363A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190519A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-08-21 | Denso Corp | 燃料噴射制御システム及び燃料噴射弁 |
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