JPH0623724U - 曲り管状体の射出成形用金型 - Google Patents
曲り管状体の射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH0623724U JPH0623724U JP6033092U JP6033092U JPH0623724U JP H0623724 U JPH0623724 U JP H0623724U JP 6033092 U JP6033092 U JP 6033092U JP 6033092 U JP6033092 U JP 6033092U JP H0623724 U JPH0623724 U JP H0623724U
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エルボのような曲り管状体の射出成形に用いる
金型において、小範囲での金型加熱温度の調整で所定の
曲り角の設定、良好な真円度の確保を可能とすることに
ある。 【構成】曲り管状体を成形する外型入れ子に、同曲り管
状体の曲り中立面と面一の仮想面位置において断熱層を
設けた。
金型において、小範囲での金型加熱温度の調整で所定の
曲り角の設定、良好な真円度の確保を可能とすることに
ある。 【構成】曲り管状体を成形する外型入れ子に、同曲り管
状体の曲り中立面と面一の仮想面位置において断熱層を
設けた。
Description
【0001】
本考案は合成樹脂製の曲り管状体、例えば、エルボの射出成形に使用する金型 に関するものである。
【0002】
配管工事において使用されるエルボにおいては、所定の曲り角で成形すること が、配管施工時のつなぎ不良を防止し、施工を円滑に行ううえに不可欠である。
【0003】 このエルボの製作には各種の成形法が知られているが、射出成形法がその優れ た成形速度のために、広く使用されている。
【0004】
しかしながら、エルボを射出成形法により成形する場合、離型後、成形体の外 回り側半面(中立面を基準として曲げ外側の面)と内回り側半面での冷却進行状 態に差異が生じ、これら両面での熱収縮が不均一となって(外回り側が速く冷却 固化し、遅れて冷却固化する内回り側が外回り側の既固化のために自由に収縮し きれなくなる)、所定の曲り角を設定し得ず、かつ断面の真円度を保証し得ない ことが往々にしてある。
【0005】 かかる不具合を排除するために、金型加熱温度を調整することが知られている が、従来法においては、相当大幅に金型加熱温度を変える必要があり、樹脂温度 に影響を及ぼし、樹脂温度面からの成形不良が懸念される。また、熱効率的にも 問題がある。
【0006】 本考案の目的は、エルボのような曲り管状体の射出成形に用いる金型において 、小範囲での金型加熱温度の調整で所定の曲り角の設定、良好な真円度の確保を 可能とすることにある。
【0007】
本考案の曲り管状体の射出成形用金型は、曲り管状体を成形する外型入れ子に 、同曲り管状体の曲り中立面と面一の仮想面位置において断熱層を設けたことを 特徴とする構成である。
【0008】
曲り管状体の曲り中立面に面一の仮想面を境とする入れ子外側部分a(曲り管 状体の曲りに対して曲げ外側)と入れ子内側部分bとの間の熱伝達がその境に存 在する断熱層でよく阻止される結果、これらの入れ子部分aまたはbの何れか一 方の加熱温度をそれほど大幅に変えなくても、両入れ子部分a,b間に効率よく 所定の温度差を付与できる。従って、樹脂温度に与える影響をよく抑制して曲り 管状体の曲り角を所定の角度に調整できる。
【0009】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図1の(イ)は本考案の金型の実施例を示す横断面説明図、図1の(ロ)は図 1の(イ)におけるロ−ロ断面説明図であり、何れの図においても、中子の図示 は省略してある。
【0010】 図2の(イ)は本考案の金型によって成形される曲り管状体Aの側面図を、図 2の(ロ)は図2の(イ)におけるロ−ロ断面図をそれぞれ示し、図中、nは曲 り中立面を示している。
【0011】 図1の(イ)並びに図1の(ロ)において、1,1は外金型入れ子であり、射 出成形しようとする曲り管状体の曲り中立面に対して垂直方向で、かつ曲り管状 体の中心線を通る面mをパ−テング面としている。kは曲り管状体の曲り中立面 に面一の仮想面であり、1a並びに1bはこの仮想面を境として前記曲り中立面 の曲げ外側に存する入れ子外側部分並びに入れ子内側部分を示している。2,… は入れ子1内の曲り管状体の曲り中立面に面一の仮想面k位置、即ち、入れ子外 側部分1aと入れ子内側部分1bとの境に沿い、一定のピッチで設けられたスロ ットであり、スロット2内の空気のために入れ子外側部分1aと入れ子内側部分 1bとが熱的に充分に絶縁されている。
【0012】 上記の各入れ子においては、移動側背板の型板本体、固定側取付板の型板本体 に組み付けられるが、これら型板本体の図示は省略してある。 また、中央で分割された中子が入れ子内に金型の型閉時、型開時に入・出され るが、この中子の図示も省略してある。
【0013】 上記において、入れ子外側部分1a並びに入れ子内側部分1bには、図示され ていないが、それぞれ入れ子温度調整用流体通路が設けられている。 而るに、一方の入れ子部分1aまたは1bにおける流体温度を変えると、両入 れ子部分1a,1bの境界には断熱層(スロット2,…)が設けられており、両 入れ子部分1a,1b間の熱伝達がよく防止されるから、両入れ子部分1a,1 b間に所定の温度差を効率よく与えることができる。従って、金型内の曲り管状 体の曲り中立面に対し曲げ外側面部分(外回り側半面部分)と内側部分(内回り 側半面部分)との間に所定の温度差を熱効率よく与え得、離型後、この温度差に 基づく両面部分相互間の冷却固化速度の整合により、曲り管状体の曲り角を正規 の角度に調整できると共に真円度をよく保証できる。
【0014】 現に、外径64mm,肉厚5mm,長さ146mm(外回り長さと内回り長さ の平均値)の直角曲り管をポリフェニレンスルフィドを使用し、樹脂充填時間1 5sec,保圧時間15sec,冷却時間30sec,1サイクル60sec,樹脂温度31 5℃,標準金型温度150℃の射出条件で成形する場合、図1の(イ)並びに( ロ)において、スロット2,…を、入れ子内面までの距離h:8mm,スロット 厚みt:2mm,スロット長さd:15mm,ピッチp:20mmで設けた本考 案の実施例によれば、入れ子内側部分1bの加熱温度(入れ子温度調整用流体の 温度)を入れ子外側部分1aの加熱温度よりもΔT℃高くしたときの直角曲り管 の曲り角(900±α′)のずれ角α′は図3の直線(イ)に示す通りであった。 これに対して、スロットを設けない場合は、図3の直線(ロ)に示す通りであっ た。
【0015】 これら直線(イ)と(ロ)との比較から明らかなように、本考案によれば、標 準金型温度150℃のもとで、入れ子内側部分1bの加熱温度を入れ子外側部分 1aの加熱温度より約20℃高くするだけで、曲り管の角度を正規の900にな し得るのに対し、スロット無しの場合、曲り管の角度を正規の900にするには 、入れ子内側部分1bの加熱温度を入れ子外側部分1aの加熱温度より約40℃ も高くしなければならなかった。
【0016】 上記の実施例において、スロット2の長さdとピッチpとの比d/pを大きく するほど、熱絶縁上有利であるが、余り大きくし過ぎると機械的強度を保証し難 くなるので、熱絶縁性と機械的強度との兼ね合いより、比d/pが設定される。
【0017】
本考案の曲り管状体の射出成形用金型は上述した通りの構成であり、射出成形 しようとする曲り管状体の曲り中立面に面一の仮想面を境とする両入れ子部分に 加熱温度差を与えて曲り管状体の曲り角を正規の角度に設定するにあたり、その 加熱温度差を充分に小さくできるから、各入れ子部分の加熱温度を金型標準温度 に充分に近接した温度になし得、樹脂温度に対する影響をよく排除でき、良好な 成形性を保証できる。また、曲り管状体の曲り角度不良に対して効率的な温度制 御が可能となる。
【図1】図1の(イ)は本考案の実施例を示す横断面説
明図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面
説明図である。
明図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面
説明図である。
【図2】図2の(イ)は本考案の金型によって射出成形
される曲り管状体を示す側面図、図2の(ロ)は図2の
(イ)におけるロ−ロ断面図である。
される曲り管状体を示す側面図、図2の(ロ)は図2の
(イ)におけるロ−ロ断面図である。
【図3】本考案金型を使用して直角曲り管を射出成形す
る場合と従来例との曲り角の温度制御結果を示す図表で
ある。
る場合と従来例との曲り角の温度制御結果を示す図表で
ある。
A 曲り管状体 n 曲り中立面 1 外型入れ子 1a 入れ子外側部分 1b 入れ子内側部分 k 曲り中立面に面一な仮想面 2 断熱層
Claims (1)
- 【請求項1】曲り管状体を成形する外型入れ子に、同曲
り管状体の曲り中立面に面一の仮想面位置において断熱
層を設けたことを特徴とする曲り管状体の射出成形用金
型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6033092U JPH0623724U (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 曲り管状体の射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6033092U JPH0623724U (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 曲り管状体の射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623724U true JPH0623724U (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=13139055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6033092U Pending JPH0623724U (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 曲り管状体の射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623724U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023103007A (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-26 | 横浜ゴム株式会社 | 屈曲樹脂管の製造方法および装置 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP6033092U patent/JPH0623724U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023103007A (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-26 | 横浜ゴム株式会社 | 屈曲樹脂管の製造方法および装置 |
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