JPH0623868Y2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0623868Y2
JPH0623868Y2 JP141388U JP141388U JPH0623868Y2 JP H0623868 Y2 JPH0623868 Y2 JP H0623868Y2 JP 141388 U JP141388 U JP 141388U JP 141388 U JP141388 U JP 141388U JP H0623868 Y2 JPH0623868 Y2 JP H0623868Y2
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point
temperature
fan
heat exchanger
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光彦 山本
元志 西尾
登 山口
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は冷凍装置に関するものであり、特に自動温度
調節機能を有する冷凍装置に係る。
(従来の技術) 自動温度調節機能を有する冷凍装置の具体例としては、
例えば実公昭61-4198号公報に記載されている海上コン
テナ用の冷凍装置を挙げることができる。その装置にお
いては、冷凍庫内に庫内サーモが設けられ、庫内温度の
設定温度に対する高低温度状態に応じて上記庫内サーモ
から発せられる信号に基づき、冷凍装置の運転と停止と
が自動的に制御される。そして上記装置では、運転中の
冷却空気を庫内へと循環させるためのクーラファンを、
庫内温度が設定温度以下となって装置停止状態となって
いる間においては、例えば3分間隔で所定時間の間欠運
転を行うようになされている。
一方、室内の冷房や暖房を行う空調機として構成される
冷凍装置においても、室温を検出する室内サーモからの
信号に基づいて運転と停止とを自動的に制御していくよ
うになされている。そしてこのような空調機において
は、室温が設定温度に達して運転停止状態となった場合
には、通常、室内空気を循環させるための室内ファンも
停止状態に維持される。つまり、設定温度状態の室内空
気に対しては強制的な撹拌力をできるだけ与えないよう
にすることによって、利用者に気流感や、或いは騒音を
感じさせず、これによって空調快適性を維持・向上する
ようになされているのである。
また空調快適性をさらに向上するために、通常、室温が
設定温度に達したとして運転の停止信号を発する点(サ
ーモオフ点)と、再起動信号を発する点(サーモオン
点)とをわずかに異なる温度として設定するようにもな
されている。例えば冷房運転時に利用者による設定温度
が25℃の場合には、サーモオフ点が25.0℃、サーモオン
点が26.0℃となるような自動設定が行われるのである。
つまりサーモオン点とサーモオフ点とを同一温度として
運転を制御していく場合には運転と停止とが頻繁に繰返
されてハンチング現象が生ずることとなり、このために
利用者に不快感を与えるものとなるが、上記のようにサ
ーモオン点とサーモオフ点との間に程度の温度差を設け
ることによって、運転と停止との繰返し頻度が抑えられ
ることとなり、この結果、空調快適性を向上することが
可能となるのである。なお上記サーモオン点とサーモオ
フ点との温度関係は、暖房運転時にはその高低が逆転す
る。つまり冷房運転時には検出温度が、サーモオン点よ
りもさらに低いサーモオフ点にまで低下したときにサー
モオフ状態となり、一方暖房運転時には検出温度が、サ
ーモオン点よりもさらに高いサーモオフ点にまで上昇し
たときにサーモオフ状態となるのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記のような空調機においては、室内サーモに
おける室温検出センサは、室内ユニット内部、特に室内
熱交換器に近接させて、この室内熱交換器を通過する空
気の流通経路上に配設されている。そしてこのような室
温検出センサからの検出信号に基づいて前記のような運
転と停止の自動運転制御がなされる場合に、サーモオフ
点に達して運転の停止状態(以下、サーモオフ状態に言
う)となった後の再起動のタイミングが遅れがちとな
り、この結果、設定温度に対する室温の偏差が大きくな
って空調快適性が充分に得られないという問題が生じて
いる。これは上記のようにサーモオン点とサーモオフ点
との間に比較的大きな温度差が存することにも起因する
ものであるが、さらに次のことにも起因している。すな
わちサーモオフ状態においては、ファンが停止状態に維
持されるために、室内空気は室内ユニット内を循環せ
ず、したがって上記室温検出センサでの検出温度は室内
ユニット内の雰囲気温度となり、この温度は、利用者の
位置する室内空気温度に必ずしも充分に追従する温度と
はならないということである。特にサーモオフ点に達し
て運転の停止となった時点からしばらくの間は、室内熱
交換器が冷房運転時には低温状態に、また暖房運転時に
は高温状態にあり、このような室内熱交換器からの熱影
響を受ける室内ユニット内の雰囲気温度は、室温とは異
なる温度状態となるのである。このため、室温が設定温
度を超えた場合にも、上記室温検出センサでの検出温度
に基づく再起動信号は発生されず、設定温度からの偏差
が大きくなって空調快適性が損なわれる結果となるので
ある。そこで前述のように、サーモオフ状態においてフ
ァンの間欠的な発停を連続的に繰返すことも考えられる
が、この場合にはファンの無用の発停による不快感を生
ずることになる。
この考案は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、運転と停止との繰返し頻度を抑えるために設定温度
近傍の互いに異なる温度でサーモオン点とサーモオフ点
とを設ける構成において、頻繁な発停という不具合を解
消しながらも、設定温度からの制御温度偏差をより小さ
くなし得る運転制御を行うことが可能な冷凍装置を提供
することにあり、さらに上記のような冷凍装置において
ファンの無用な発停を低減することもその目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の冷凍装置は、第1図に示すように、圧
縮機1に熱源側熱交換器7、減圧機構8、利用側熱交換
器10を順次接続して冷媒循環回路を構成し、また上記
利用側熱交換器10にファン12を付設すると共に、こ
のファン12の作動によって上記利用側熱交換器10を
通過する空気の通過前の空気流通経路上に空気温度検出
手段13を設け、さらに運転中の上記空気温度検出手段
13での検出温度がサーモオン点を経てサーモオフ点を
超えたときに冷媒循環と上記ファン12の停止を行うと
共に、停止中の検出温度が上記サーモオフ点を経てサー
モオン点を超えたときに冷媒循環と上記ファン12の再
起動を行う運転制御手段22を有して成る冷凍装置であ
って、上記サーモオフ点を超えて停止した時からの停止
時間を計測する計時手段31と、この停止時間が所定の
時間に達した時の検出温度が上記サーモオフ点とサーモ
オン点との間であるときに上記運転制御手段22に運転
要求信号を出力する第1停止時起動手段32と、上記検
出温度がサーモオフ点よりも反サーモオン点側であると
きに上記ファン12を特定時間作動する停止時ファン制
御手段33と、上記特定時間経過後の検出温度がサーモ
オフ点よりもサーモオン点側であるときに上記運転制御
手段22に運転要求信号を出力する第2停止時起動手段
34とを設けている。
また無用なファンの発停を低減するため、特定時間経過
後の検出温度がサーモオン点側ではないときには、上記
運転制御手段22によって運転が再開されるまで、上記
ファン12を停止状態に維持するファン停止手段35を
設けてある。
(作用) 上記の冷凍装置においては、空気温度検出手段13での
検出温度が上記サーモオフ点を越えて運転停止状態(以
下、サーモオフ状態と言う)となったときには、検出温
度がサーモオン点に達する条件とは別に、次の2つの時
点での検出温度が上記サーモオン点に達せずともサーモ
オフ点を越えている条件によって運転が再開される。す
なわちサーモオフ状態が所定時間経過した後、及びその
後にファン12を特定時間作動させた後の2つの時点で
ある。このためサーモオフ状態において、前記のように
検出温度の変化が制御領域での温度変化に対して遅れが
ちな場合にも、従来よりも早く再起動が行われることと
なる。また所定時間経過後には、ファン12を特定時間
作動することによって制御領域の空気の温度が検出され
ることとなり、利用側熱交換器10の熱影響の解消され
た検出温度に基づいて再起動がなされることとなり、制
御領域の温度変化に従来よりも即応した運転の再開を行
わせることが可能となる。このため従来よりも設定温度
からの偏差が低減された精度の良い温度制御を行うこと
ができる。
またファン12が特定時間だけ作動した後においても検
出温度がサーモオフ点に達しないような状態において
は、検出温度と制御領域の空気温度とに大きな差異がな
く、利用側熱交換器10の熱影響もさほど大きくはない
ことを意味している訳であるから、それ以後のサーモオ
フ状態の継続中は、ファン停止手段35によって、ファ
ン12の起動を行わないような制御を行う。
(実施例) 次にこの考案の冷凍装置の具体的な実施例について、図
面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図には、セパレート形空気調和機として構成したこ
の考案の一実施例における装置の冷媒回路図を示してお
り、同図において、Xは室外ユニット、Yは室内ユニッ
トであって、室外ユニットX内には圧縮機1が設けら
れ、この圧縮機1の吐出配管2と吸込配管3とはそれぞ
れ四路切換弁4に接続されている。この四路切換弁4に
はさらに第1ガス管5と第2ガス管6とが接続され、上
記第1ガス管5に室外熱交換器(熱源側熱交換器)7
と、キャピラリチューブより成る減圧機構8の介設され
た液管9とが順次接続されて、室外ユニットX側の冷媒
回路を構成している。一方、室内ユニットYには室内熱
交換器(利用側熱交換器)10が設けられ、この室内熱
交換器10が上記液管9と第2ガス管6との間に接続さ
れて冷媒循環回路が構成されている。なお、室外熱交換
器7には室外ファン11が、また室内熱交換機10には
室内ファン12がそれぞれ付設されており、さらに上記
室内熱交換器10と室内ファン12との間には、サーミ
スタより構成された室温センサ(空気温度検出手段)1
3が配設されている。上記室内ファン12を作動するこ
とによって、室内の空気は室内ユニットY内に吸込ま
れ、室内熱交換器10を通過して再び室内へと放出され
るような循環を生ずるのであり、このときの上記室内熱
交換器10通過前の空気温度を上記室温センサ13で検
出するようになされている。
上記装置においては、図中実線矢印で示すように、圧縮
機1からの吐出ガス冷媒を室外熱交換器7側から室内熱
交換器10へと回流させることによって、室外熱交換器
7は凝縮器として、また室内熱交換器10は蒸発器とし
てそれぞれ作用し、冷房運転が行われる。一方、四路切
換弁4を切換えて、図中破線矢印で示すように、圧縮機
1からの吐出ガス冷媒を室内熱交換器10側から室外熱
交換器7へと回流させ、室内熱交換器10を凝縮器、室
外熱交換器7を蒸発器としてそれぞれ作用させることに
よって、暖房運転が行われる。
上記のような冷房、或いは暖房運転は、前記室温センサ
13での検出温度が利用者の希望する設定温度となるよ
うに運転一停止が自動的に制御されるが、このために室
外ユニットXには室外制御装置が、また室内ユニットY
には室内制御装置がそれぞれ設けられており、第3図に
は上記室内制御装置における制御回路構成を模式的に示
している。同図において、21は室内ユニット側の制御
用マイコンであって、この制御用マイコン21は室内外
伝送線によって室外ユニットX内の室外制御装置(運転
制御手段)22と接続されており、送信回路23と受信
回路24とを介して相互の信号の授受が行われる。
また室内ユニットY側には、利用者によって操作される
リモコン25が設けられており、このリモコン25での
操作に応じて発生される冷房・暖房の切換信号や運転ス
イッチON信号、室温設定温度信号、室内ファン回転速度
切換信号等が伝送用マイコン26を介して上記制御用マ
イコン21に入力されるようになされている。さらにこ
の制御用マイコン21には前記室温センサ13が接続さ
れると共に、この制御用マイコン21から室内ファン1
2の作動信号が、上記リモコン25での室内ファン回転
速度切換信号に応じて、強風(H)、中風(M)、弱風
(L)、微風(LL)の各駆動回路27・・27を選択
して供給されるようになされている。なお図において2
8は電源回路である。
上記の制御回路の作動状態を、冷房運転時を例にして説
明する。
リモコン25での冷房・暖房切換スイッチが冷房側で、
運転スイッチがON操作されると、その時の設定温度が制
御用マイコン21に入力され、この設定温度に対して、
サーモオン点とサーモオフ点とが1℃の温度差で上記設
定温度を挟んでそれぞれ決定される。例えば設定温度が
25℃のときには、サーモオン点が26.0℃、サーモオフ点
が25.0℃として決定されるのである。そして上記サーモ
オン点の温度よりも前記室温センサ13から入力される
検出温度が高いときに、上記制御用マイコン21から運
転要求信号が室外制御装置22に入力され、この室外制
御装置22によって圧縮機1の起動、室外ファン11の
駆動が開始され、また上記制御用マイコン21によって
室内ファン12が駆動され、冷房運転が開始される。こ
の冷房運転が継続によって室温が徐々に低下し、そして
室温センサ13での検出温度が上記サーモオン点を経て
サーモオフ点に達したことが上記制御用マイコン21で
判別されると、前記運転要求信号は停止され、この結
果、室外制御装置22によって圧縮機1の停止、室外フ
ァン11の停止がなされると共に、上記制御用マイコン
21に室内ファン停止信号が出力され、室内ファン12
の作動も停止されて運転停止状態(サーモオフ状態)と
なる。このサーモオフ状態における時間経過と共に室温
が上昇し、そして検出温度がサーモオン点を超えた時
に、制御用マイコン21から再び運転要求信号が出力さ
れ、これにより前記した冷房運転が再開されることとな
る。このようにサーモオフ点(25.0℃)で冷房運転の停
止、サーモオン点(26.0℃)で冷房運転の再起動を繰返
していくことによって、運転と停止との繰返し頻度を適
度に抑えて室温を設定温度(25℃)に略維持する自動運
転が行われる。
ところで上記サーモオフ状態においては室内ファン12
の作動も停止するために、室内ユニットY内に設けられ
ている室温センサ13での検出温度は、前記したよう
に、利用者の位置する室内雰囲気温度に対する追随性が
損なわれ易く、冷房運転時にはそれまでの運転中の低温
状態にある室内熱交換器10からの冷輻射を受けて上記
室温センサ13での的確な室温の検出ができなくなり、
この結果、室温が上昇しているにもかかわらず、いつま
でも再起動がなされずに利用者の快適性が損なわれるこ
ととなり易い。そこで上記実施例においては、サーモオ
フ状態における室温変化に対する再起動の即応性を向上
する機能をさらに設けており、以下、この機能につい
て、第4図に示した上記制御マイコン21内に構成され
ているフローチャートに基づいて説明する。
第4図において、ステップS1は圧縮機1の動作状態を判
別するステップであって、前記したリモコン25の運転
スイッチがON操作された直後においては、上記圧縮機1
は停止状態にあり、したがってこのときにはステップS1
の判別条件はNOとなって次にステップS2に移行し、前記
室温センサ13での検出温度(Th)をサーモオン点(To
n)と比較する。運転スイッチのON操作時点において
は、当然に検出温度Thはサーモオン点Tonよりも高い状
態にあり、このため、ステップS3において前記制御用マ
イコン21から運転要求信号が室外制御装置22に出力
される結果、前記したように圧縮機1等が起動されると
共に、ステップS4で室内ファン12の駆動も開始され
て、冷房運転が開始される。次いでステップS5は後述す
るタイマtのリセット処理を行うステップであって、こ
のステップS5を経て上記ステップS1に戻ることとなる。
このときには圧縮機1は運転状態にあるので、上記ステ
ップS1からステップS6に移行し、このステップS6におい
て、検出温度Thがサーモオフ点Toffと比較され、ThがTo
ffよりも高い間は、このステップS6から上記ステップS
3、S4、S5、そしてS1、S6の繰返し処理が行われ、検出
温度Thがサーモオフ点Toff以下となるまでは、ステップ
S3における運転要求信号の出力、すなわち室外制御装置
22による圧縮機1等の駆動と、ステップS4における室
内ファン12の駆動とが継続されて、冷房運転状態が維
持される。
上記冷房運転を継続して検出温度Thがサーモオフ点Toff
まで低下すると、ステップS6からステップS7に移行し、
後述する停止時ファン起動処理ビット(N)に0が設定
されると共に、ステップS8において上記運転要求信号の
出力が停止される結果、圧縮機1等の運転が停止され、
またステップS9で室内ファン12の作動も停止されて、
冷房運転の停止したサーモオフ状態に切換えられる。次
いでステップS10は上記停止時ファン起動処理ビットN
の判別を行うステップであり、上記サーモオフ状態移行
直後においては上記Nは0であるので、ステップS11か
らS12の処理、すなわちタイマtの計時動作がスタート
され、その後ステップS13において上記タイマtの計時
値が予め設定されている所定の時間t1(例えば6分)に
達するまでは、上記ステップS13からS1に戻り、そして
ステップS2、S8、S9、S10、S11、S13の処理が繰返さ
れ、上記冷房運転の停止状態が維持される。なお、この
間に検出温度Thがサーモオン点Ton以上となった場合に
はステップS2からステップS3へと移行して上記した冷房
運転が再開されると共に、ステップS5において上記タイ
マtの計時動作が停止され、その計時値がリセットされ
た後に、上記した冷房運転継続の各処理ステップS1、S
6、S3〜S5が繰返されることとなる。
一方、上記サーモオフ状態が、例えば6分間として設定
した所定時間t1経過するまで、検出温度Thがサーモオン
点よりも低い状態で維持されている場合には、上記ステ
ップS13からステップS14に移行し、このステップS14に
おいて、上記所定時間t1経過後における検出温度Thをサ
ーモオフ点Toffと比較する。そしてこの時、ThがToffよ
り高い場合には、ステップS3へと移行して、冷房運転が
再開されるようになされている。つまりサーモオフ状態
になった時から所定時間t1経過後の検出温度Thがサーモ
オフ点より高い場合には、さらにサーモオン点にまで上
昇するのを待たずに、冷房運転を再開するのである。こ
の結果、前記のようにサーモオフ状態における室温の上
昇変化速度に比べて、室内ユニットY内に配設されてい
る室温センサ13での検出温度変化に遅れが生じる場合
にも、より即応性のある運転の制御が行われることとな
る。
さらに上記ステップS14において、検出温度Thがサーモ
オフ点Toff以下に維持されている場合には、ステップS1
5において上記タイマtのリセットを行い、ステップS16
で停止時ファン起動処理ビットNに1を設定した後、ス
テップS17においてそれまでの運転要求信号の停止状態
を維持したままで、ステップS18において室内ファン1
2のみの作動を開始するようになされている。そしてこ
の室内ファン12の作動開始時において、ステップS19
からS20に至る処理によってタイマtの計時動作がスタ
ートされ、この計時値が予め定められている特定の時間
t2(例えば1分間)に達するまで、ステップS21、S23か
ら上記S17に戻り、そしてS18、S19、S21、S23を反復す
る繰返し処理、すなわち上記室内ファン12のみの作動
が継続される。なおこの間に検出温度Thがサーモオン点
Ton以上となった場合には、ステップS21からステップS3
へと移行して、前記と同様に冷房運転が再開される。
一方、上記特定時間t2が経過するまで検出温度Thがサー
モオン点Ton以上とならない場合には、ステップS23から
ステップS24に移行し、検出温度Thをサーモオフ点toff
と比較する。そして上記ThがToffより高い場合には、サ
ーモオン点Ton迄上昇するのを待つことなく、ステップS
3へと移行して冷房運転を再開する。なお上記ステップS
24での判別においても検出温度Thがサーモオフ点Toff以
下に維持されている場合には、次いでステップS25にお
いてタイマtのリセットを行った後、ステップS1へと戻
り、さらにこのステップS1からS2、S8、S9の各処理を行
い、したがって運転の停止状態を維持して、室内ファン
12の作動が停止される。そしてこの時、停止時ファン
起動処理ビットNには1が設定されているので、以降は
ステップS10からステップS1、S2、S8、S9、S10の繰返し
処理となり、ステップS2において検出温度Thがサーモオ
ン点Ton以上となったことが判別される迄は、室内ファ
ン12の停止と共に、運転停止状態を維持したサーモオ
フ状態が継続することとなる。すなわち上記ステップS
7、S10、S16によってファン停止手段35が構成されて
いるのである。なお上記各運転再開条件で冷房運転が再
開され、その後に再びサーモオフ状態となる毎に、所定
時間t1経過後、及びその後特定時間t2の間室内ファン1
2を作動した後の各検出温度Thのサーモオフ点Toffとの
比較による冷房運転再開の判別制御が行われる。
このように、上記実施例では、サーモオフ状態となって
運転が停止した状態において、検出温度がサーモオン点
Tonに達したか否かとの判別とは別に、所定時間t1経過
時の検出温度Thに対して上記Tonよりも低い温度で設定
されているサーモオフ点Toffとの比較を行い、この結果
によっても冷房運転の再開を行うようになされており、
さらに上記所定時間t1経過後には特定時間t2の間室内フ
ァン12を作動し、その後の検出温度Thを上記Toffと比
較して、この結果によって冷房運転が再開されるように
もなされている。この結果、室内ユニットY内に配設さ
れている室温センサ13でのサーモオフ状態における検
出温度の変化が室温の変化より遅れる場合にも、より即
応性のある運転の再開が行われることとなり、また所定
時間経過後に室内ファン12を短時間作動させ、室内ユ
ニットY内へと室内空気を循環させた後の検出温度で判
別することにより、前記したサーモオフ時にしばらくは
低温状態にある室内熱交換器10の影響による室温の検
出誤差が解消され、室温変化に即応した冷房運転の再開
が行われることとなる。この結果、設定温度に対する室
温の偏差量が従来よりも小さなものとなり、設定温度に
より精度よく室温を維持した運転が可能となる一方、頻
繁に発停を繰返すハンチング現象の発生を防止し得るの
で、利用者の空調快適性が向上する。
また上記実施例では、サーモオフ状態において所定時間
t1経過後に短時間t2の間、一度だけ室内ファン12を作
動する構成であり、その後サーモオンによって運転が再
開されるまでの間は上記室内ファン12は停止状態に維
持される。つまり室内熱交換器10の低温状態の影響は
サーモオフ状態の経過時間と共に低減するものであり、
したがって上記室内ファン12の作動によって検出温度
がサーモオン点Tonに達しないということは、室内熱交
換器10の熱影響が少なく、検出温度が室温に近接して
いるということを意味する訳であるから、それ以後のサ
ーモオフ状態での室内ファン12の作動を停止しておく
ことよって、室内ファン12の作動時間を必要最小限に
抑えることができ、サーモオフ状態における気流感が騒
音をできるだけ少なくすることによって利用者への不快
感が低減された空調運転を行うことができるのである。
なお上記実施例では、第4図に示した制御フローチャト
においてステップS11〜S13で計時手段31を、またステ
ップS14で第1停止時起動手段32を、ステップS17〜S2
3で停止時ファン制御手段33を、ステップS24で第2停
止時起動手段34を、ステップS7、S16、S10によってフ
ァン停止手段35をそれぞれ構成しているが、この考案
は上記のような構成のみに限定されるものではない。ま
た上記実施例では冷房運転時を例に挙げて説明したが、
暖房運転時においても、さらに空調機以外の冷凍装置に
おいてもこの考案を適用して構成することが可能であ
る。
(考案の効果) 上記のように第1請求項記載の冷凍装置においては、サ
ーモオフ状態からの運転の再開は、検出温度がサーモオ
ン点に達するという条件の他に、所定時間経過後におけ
る検出温度、さらにその後特定時間ファンを作動した後
の検出温度が、それぞれ上記サーモオン点に達していな
くとも、サーモオフ点を超えていることを条件として行
われるようになされているので、例えば室内温度等の制
御領域の温度変化に対して、より即応した運転の再開が
可能となり、この結果設定温度からの偏差をより小さく
した運転が可能となる。
また第2請求項記載の冷凍装置においては、ファンが特
定時間だけ作動した後においても検出温度がサーモオフ
点に達しないような状態においては、検出温度と制御領
域の空気温度とに大きな差異がなく、利用側熱交換器の
熱影響もさほど大きくはないことを意味している訳であ
るから、それ以後のサーモオフ状態の継続中は、ファン
停止手段によって、ファンの起動を行わないような制御
を行い、これにより無用なファンの発停を低減し、その
ため例えば空気調和機においては利用快適性を向上する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の冷凍装置の機能ブロック図、第2図
は空気調和機として構成したこの考案の一実施例におけ
る装置の冷媒回路図、第3図は上記装置の室内ユニット
側の制御回路模式図、第4図は上記室内ユニット側でな
される運転制御のフローチャートである。 1……圧縮機、7……室外熱交換器(熱源側熱交換
器)、8……減圧機構、10……室内熱交換器(利用側
熱交換器)、12……室内ファン、13……室温センサ
(空気温度検出手段)、22……室外制御装置(運転制
御手段)、31……計時手段、32……第1停止時起動
手段、33……停止時ファン制御手段、34……第2停
止時起動手段、35……ファン停止手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)に熱源側熱交換器(7)、減
    圧機構(8)、利用側熱交換器(10)を順次接続して冷媒
    循環回路を構成し、また上記利用側熱交換器(10)にファ
    ン(12)を付設すると共に、このファン(12)の作動によっ
    て上記利用側熱交換器(10)を通過する空気の通過前の空
    気流通経路上に空気温度検出手段(13)を設け、さらに運
    転中の上記空気温度検出手段(13)での検出温度がサーモ
    オン点を経てサーモオフ点を超えたときに冷媒循環と上
    記ファン(12)の停止を行うと共に、停止中の検出温度が
    上記サーモオフ点を経てサーモオン点を超えたときに冷
    媒循環と上記ファン(12)の再起動を行う運転制御手段(2
    2)を有して成る冷凍装置であって、上記サーモオフ点を
    超えて停止した時からの停止時間を計測する計時手段(3
    1)と、この停止時間が所定の時間に達した時の検出温度
    が上記サーモオフ点とサーモオン点との間であるときに
    上記運転制御手段(22)に運転要求信号を出力する第1停
    止時起動手段(32)と、上記検出温度がサーモオフ点より
    も反サーモオン点側であるときに上記ファン(12)を特定
    時間作動する停止時ファン制御手段(33)と、上記特定時
    間経過後の検出温度がサーモオフ点よりもサーモオン点
    側であるときに上記運転制御手段(22)に運転要求信号を
    出力する第2停止時起動手段(34)とを設けていることを
    特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】上記特定時間経過後の検出温度がサーモオ
    ン点側ではないときには、上記運転制御手段(22)によっ
    て運転が再開されるまで、上記ファン(12)を停止状態に
    維持するファン停止手段(35)を設けていることを特徴と
    する第1請求項記載の冷凍装置。
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