JPH06239931A - ポリ(第2アミン)とその製造方法 - Google Patents

ポリ(第2アミン)とその製造方法

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JPH06239931A
JPH06239931A JP5312035A JP31203593A JPH06239931A JP H06239931 A JPH06239931 A JP H06239931A JP 5312035 A JP5312035 A JP 5312035A JP 31203593 A JP31203593 A JP 31203593A JP H06239931 A JPH06239931 A JP H06239931A
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polyaldehyde
carbon
secondary amine
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JP5312035A
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Martin P Mcgrath
ピーター マックグラス マーチン
Samuel J Tremont
ジョセフ トレモント サミュエル
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Monsanto Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/04Reduction, e.g. hydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/30Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule
    • C08C19/34Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with oxygen or oxygen-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/30Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups
    • C08F8/32Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups by reaction with amines

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御された官能性密度のポリ(第2アミド)
とその製造方法を提供すること。 【構成】 制御された官能性密度のポリ(第2アミン)
の製造方法において、次の工程: (a)オレフィン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホルミ
ル化触媒の存在下のヒドロホルミル化条件下で、一酸化
炭素及び水素と接触させて、反応性炭素−炭素二重結合
を含む、制御された官能性密度のポリアルデヒドを製造
する工程と; (b)前記ポリアルデヒドを、ルテニウム含有イミン水
素化触媒の存在下の還元的アミノ化条件下で、水素及び
第1アミンと接触させて、又は(b1 )前記ポリアルデ
ヒドをアルカリ金属ホウ水素化物触媒の存在下の還元的
アミノ化条件下で、立体障害脂肪族もしくは脂環式第1
アミン又は芳香族第1アミンと接触させて、前記ポリア
ルデヒド中のアルデヒド基/反応性炭素−炭素二重結合
比と実質的に等しい第2アミン基/反応性炭素−炭素二
重結合比を有する前記ポリ(第2アミン)を製造する工
程とを含む上記方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオレフィン不飽和を含
む、制御された官能性密度(functional density)のポ
リ(第2アミン)に関する。1つの態様では、本発明は
出発物質のオレフィン不飽和含有ポリマー中の炭素−炭
素二重結合の選択的反応による、制御された官能性密度
のポリ(第2アミン)の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィンを水素、一酸化炭素及び第1
アミン又は第2アミンと反応させることによってアミン
を製造する原理は公知である。この原理を利用する種々
な方法が、種々な触媒を用いて、開示されている。この
ような方法は一般にアミノメチル化反応と呼ばれる。J
achimowicz等は、J.Org.Chem.,
47,445(1982)において、オレフィンからア
ミンへの、1工程の、効果的な一般的転化方法を考案し
ようと試みて用いた、種々なアプローチを開示する。触
媒としては鉄ペンタカルボニル、酸化ロジウム、ルテニ
ウム/鉄カルボニル及びイリジウム触媒が用いられる。
【0003】米国特許第4,297,481号はポリマ
ーのポリアミン/アミドの製造方法を開示する、この方
法では窒素原子に結合した少なくとも2個の不安定な水
素を有する、モノマーの窒素化合物と、少なくとも2個
のオレフィン基を含む、モノマーの炭化水素化合物と、
一酸化炭素と、水とを触媒量のロジウム含有化合物の存
在下で接触させることによって、前記アミノ/アミド窒
素がポリマーバックボーン中に配置される。この発明は
アンンモニア又は第1アミンの使用を述べているが、排
他的にペンダント第2アミン基を有するポリマーを製造
していない。ペンダントのアミン基とアミド基とを有す
るポリマーの製造は米国特許第4,312,965号に
述べられている。これらのポリマーはポリマーのポリオ
レフィンと、一酸化炭素と、水と、例えばアンモニア及
び第1もしくは第2アミンのような窒素化合物とから製
造される。この場合にも、ロジウム又はロジウム含有化
合物が触媒として役立つ。しかし、この発明では、第1
アミンを出発物質として用いる場合に、主として第3ア
ミン基を含むアミンを軽度に含むポリマーが開示され
る。
【0004】米国特許第4,503,217号はポリブ
タジエンと、アンモニアと、第1もしくは第2アミン
と、一酸化炭素と、水素とから、ルテニウム含有触媒
と、生成物ポリアミンの容易な分離を可能にする、2相
液体生成物を生ずるジメチルホルムアミド溶媒との存在
下でポリマーのポリアミンを製造する方法を開示する。
この発明に第1アミンを用いる場合には、ビニル基のみ
が官能性化され、アミン含有ポリマーの収率が低く、得
られるポリマーは有機溶剤に不溶である。米国特許第
4,657,984号は一酸化炭素と、水素と、ポリマ
ーのオレフィンと、第2アミンとからの、触媒としてル
テニウムホスフィン又はロジウムホスフィンを用いる、
ポリマーのポリ(第3アミン)の製造を開示する。これ
らの特定触媒の使用が反応を促進し、従って、内部オレ
フィン基並びにビニルオレフィン基の官能性化を促進す
ることが述べられている。
【0005】このように、ポリマーの第2ポリアミン及
び第3ポリアミンの製造に関する最新技術は、種々な条
件下で種々な触媒を用いてビニルオレフィンと内部オレ
フィンとを反応させることができるアミノメチル化反応
を教えている。しかし、アミノメチル化先行技術ではポ
リアルデヒド又はこれから製造されるポリアミンの官能
性化度、すなわち官能性密度を如何にして制御するかに
ついて教示されていないので、これらの反応はヒドロホ
ルミル化と還元的アミノ化とのシーケンスとは有意に異
なる。緩和な反応条件を用いて、残留反応性炭素−炭素
二重結合を含む、制御された官能性密度のポリ(第2ア
ミン)を生成し、第2アミン基と第3アミン基との混合
物を含むのではなく第3アミン基を本質的に含まない、
高い官能性密度のポリマーを生じ、かつ有機溶剤に可溶
であるポリマーを生ずる方法が非常に望ましい。
【0006】本発明の方法によって製造されるポリ(第
2アミン)は、例えば、硬化中に有害な揮発性物質を放
出しないポリマー結合硬化促進剤、1成分から他の成分
へ移行することがありえないポリマー補助活性化剤、及
び例えばタイヤのようなゴム製品から浸出する傾向が有
意に低いポリマー結合酸化防止剤及び/又はオゾン亀裂
防止剤のようなゴム薬品に有用である。本発明の方法に
よって製造されるポリ(第2アミン)はウレタン/尿素
物質、塗料、接着剤、シーラント及び、第3アミンでは
利用できない結合を通しての3次元ネットワークの構築
にも有用である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】オレフィン不飽和を有
する、制御された官能性密度のポリ(第2アミン)の製
造方法を提供することが、本発明の目的である。緩和な
反応条件を用いて、残留反応性炭素−炭素二重結合を含
む、制御された官能性密度のポリ(第2アミン)を製造
するための効果的でかつ商業的に実行可能な方法におい
て、本質的に第3アミン基を含まず、有機溶剤に可溶で
ある、高い官能性密度のポリマーを生成する方法を提供
することが、本発明の他の目的である。例えば、硬化促
進剤、ポリマー補助活性剤並びに酸化防止剤及び/又は
オゾン亀裂防止剤のような、ゴム薬品用途に用いるため
の制御された官能性密度のポリ(第2アミン)の製造方
法を提供することが、本発明のさらに他の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、制御さ
れた官能性密度のポリ(第2アミン)の製造方法におい
て、(a)オレフィン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホ
ルミル化触媒の存在下のヒドロホルミル化条件下で、一
酸化炭素及び水素と接触させて、反応性炭素−炭素二重
結合を含む、制御された官能性密度のポリアルデヒドを
製造する工程と;(b)前記ポリアルデヒドを、ルテニ
ウム含有イミン水素化触媒の存在下の還元的アミノ化条
件下で、水素及び第1アミンと接触させて、前記ポリア
ルデヒド中のアルデヒド基/反応性炭素−炭素二重結合
比と実質的に等しい第2アミン基/反応性炭素−炭素二
重結合比を有する前記ポリ(第2アミン)を製造する工
程とを含む方法を提供する。1実施態様では、還元的ア
ミノ化を一酸化炭素の存在下で実施する。他の実施態様
では、還元的アミノ化の前にポリアルデヒドを回収す
る。他の実施態様では、ヒドロホルミル化中の一酸化炭
素と水素との消費を制御することによって、ポリアルデ
ヒドの官能性密度を制御する。
【0009】さらに、本発明によると、制御された官能
性密度のポリ(第2アミン)の製造方法において、
(a)オレフィン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホルミ
ル化触媒の存在下のヒドロホルミル化条件下で、一酸化
炭素及び水素と接触させて、反応性炭素−炭素二重結合
を含む、制御された官能性密度のポリアルデヒドを製造
する工程と;(b)前記ポリアルデヒドを、アルカリ金
属ホウ水素化物触媒(alkali metal borohydride)の存
在下の還元的アミノ化条件下で、置換もしくは非置換の
立体障害脂肪族第1アミンもしくは立体障害脂環式第1
アミン、又は置換もしくは非置換の芳香族第1アミンと
接触させて、前記ポリアルデヒド中のアルデヒド基/反
応性炭素−炭素二重結合比と実質的に等しい第2アミン
基/反応性炭素−炭素二重結合比を有する前記ポリ(第
2アミン)を製造する工程とを含む方法を提供する。1
実施態様では、還元的アミノ化の前にポリアルデヒドを
回収する。他の実施態様では、ヒドロホルミル化中の一
酸化炭素と水素との消費を制御することによって、ポリ
アルデヒドの官能性密度を制御する。
【0010】さらに本発明によると、反応性炭素−炭素
二重結合を有する、オレフィン不飽和含有ポリマーの反
復単位から誘導される反復単位と、ヒドロホルミル化さ
れ、還元的アミノ化された、オレフィン不飽和を含む同
じポリマーの反復単位から誘導される反復単位とを含
み、約1〜約90モル%の官能性密度を有するポリ(第
2アミン)を提供する。
【0011】本発明の第1実施態様は、(a)オレフィ
ン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホルミル化触媒の存在
下のヒドロホルミル化条件下で、一酸化炭素及び水素と
接触させて、反応性炭素−炭素二重結合を含む、制御さ
れた官能性密度のポリアルデヒドを製造する工程と;
(b)前記ポリアルデヒドを、ルテニウム含有イミン水
素化触媒の存在下の還元的アミノ化条件下で、水素及び
第1アミンと接触させて、前記ポリアルデヒド中のアル
デヒド基/反応性炭素−炭素二重結合比と実質的に等し
い第2アミン基/反応性炭素−炭素二重結合比を有する
ポリ(第2アミン)を製造する工程とを含む、制御され
た官能性密度のポリ(第2アミン)の製造方法に関す
る。
【0012】本発明の第1実施態様の方法によると、還
元的アミノ化の前に任意にポリアルデヒドを回収するこ
とができる。さらに、還元的アミノ化を一酸化炭素の存
在下で任意に実施することができる。還元的アミノ化中
に一酸化炭素が存在する場合には、一酸化炭素対水素の
モル比は約0.15:1未満、好ましくは約0.1:1
未満、最も好ましくは約0.05:1未満である。
【0013】本発明の第2実施態様は、(a)オレフィ
ン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホルミル化触媒の存在
下のヒドロホルミル化条件下で、一酸化炭素及び水素と
接触させて、反応性炭素−炭素二重結合を含む、制御さ
れた官能性密度のポリアルデヒドを製造する工程と;
(b)前記ポリアルデヒドを、アルカリ金属ホウ水素化
物触媒の存在下の還元的アミノ化条件下で、置換もしく
は非置換の立体障害脂肪族第1アミンもしくは立体障害
脂環式第1アミン、又は置換もしくは非置換の芳香族第
1アミンと接触させて、前記ポリアルデヒド中のアルデ
ヒド基/反応性炭素−炭素二重結合比と実質的に等しい
第2アミン基/反応性炭素−炭素二重結合比を有するポ
リ(第2アミン)を製造する工程とを含む、制御された
官能性密度のポリ(第2アミン)の製造方法に関する。
【0014】本発明の第2実施態様の方法によると、還
元的アミノ化の前に任意にポリアルデヒドを回収するこ
とができる。本発明の方法によって製造されるポリ(第
2アミン)は、容易に回収可能であり、ゴム薬品、ウレ
タン/尿素物質、塗料、接着剤、シーラント及び、第3
アミンでは利用できない結合を通しての3次元ネットワ
ークの構築に用いるために適している。
【0015】本発明の第3実施態様は、式:
【化7】 [式中、P1 はヒドロホルミル化され、還元的アミノ化
された、オレフィン不飽和含有ポリマーの反復単位を表
し、P2 は反応性炭素−炭素二重結合を有するオレフィ
ン不飽和を含む同ポリマーの反復単位を表し、Rは脂肪
族基、芳香族基、脂環式基、置換脂肪族基、置換芳香族
基、置換脂環式基及びこれらの組合せから成る群から選
択され、P1 対P2 の比は約1:99から約90:10
までである]で示される反復単位を含むポリ(第2アミ
ン)に関する。
【0016】前記置換脂肪族基、置換芳香族基及び置換
脂環式基の置換基は下記式:
【化8】 [式中、R1 、R2 、R3 、R5 及びR6 は水素、脂肪
族基、芳香族基及び脂環式基から成る群から独立的に選
択され、R4 は脂肪族基、芳香族基及び脂環式基から成
る群から選択され、mは0〜4の整数であり、nは1〜
7の整数である]で示される基及びこれらの混合物から
成る群から選択される。
【0017】本発明によって製造されるポリ(第2アミ
ン)は式:
【化9】 で示される反復単位を本質的に含まない、すなわち、ポ
リアルデヒド中のアルデヒド基の本質的に全ては還元的
アミノ化中に第2アミン基に転化する。さらに、本発明
によって製造されるポリ(第2アミン)は式:
【化10】 [式中、R’は脂肪族基、芳香族基、脂環式基、置換脂
肪族基、置換芳香族基、置換脂環式基及びこれらの組合
せから成る群から選択される]で示される反復単位を本
質的に含まない、すなわち、ポリ(第2アミン)は本質
的に第3アミン基を含まない。
【0018】ヒドロホルミル化 本発明によると、オレフィン不飽和含有ポリマーをヒド
ロホルミル化することによって得られるアルデヒド官能
性化ポリマーから、ポリ(第2アミン)を製造する。本
発明の方法に有用な、オレフィン不飽和含有ポリマーは
多重炭素−炭素二重結合を有するC4 −C10モノマー、
例えばブタジエン、イソプレン、シクロペンタジエン、
シクロペンタジエンのダイマー、1,3−ブタジエン、
1,4−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、1,4
−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,4−ヘキ
サジエン、1,3,5−ヘキサトリエン等のようなから
形成されるホモポリマーであることができる。本発明に
用いられるオレフィン不飽和含有ポリマーはそれらの異
性体、立体配置のいずれの形態であることもできる。例
えば、ポリブタジエンの場合には、ポリブタジエンはそ
のシスー1,4−、トランスー1,4−もしくはトラン
スー1,2−配置又はこれらの混合配置であることがで
きる。さらに、本発明の方法に有用なポリマーは、例え
ばポリ(ブタジエンーイソプレン)、ポリ(ブタジエン
ー1,4−ペンタジエン)等のコポリマーとしてポリブ
タジエンセグメントを有するコポリマーのような、炭素
−炭素二重結合を含むポリマーセグメントをそれぞれ形
成することができる、2種以上のモノマー化合物から形
成されるコポリマーである。
【0019】本発明の方法に有用なオレフィン不飽和含
有ポリマーは、上記したオレフィン含有ポリマーセグメ
ントを形成する少なくとも1種のモノマーと、オレフィ
ン含有ポリマーを形成しない、例えばアクリルアミド、
アクリロニトリル、スチレン、アクリレート、アルキル
ビニルエーテル、アルキルビニルケトン等及びこれらの
混合物のような、並びにこのようなモノマーのC1 −C
20ヒドロカルビル誘導体(例えばα−メチルスチレン、
メチルアクリレート等)のような、少なくとも1種の共
重合可能なビニルモノマーとから形成されるコポリマー
であることもできる。このような物質は周知であるよう
な、フリーラジカル重合、カチオン重合又はアニオン重
合方法によって、通常のやり方で形成される。例えばポ
リ(ブタジエンーアクリロニトリル)、ポリ(ブタジエ
ンースチレン)、アクリロニトリルーブタジエンースチ
レン(ABS)樹脂、エチレンープロピレンージエン
(EPDM)ポリマー等のような、非常に多様なこれら
のポリマーが商業的に容易に入手可能である。生成する
ポリマーが所望のポリアルデヒド生成物の活性先駆体と
して作用するために充分な量の炭素−炭素二重結合を含
むかぎり、所望の程度にモノマー基を含む非オレフィン
によって、オレフィン不飽和含有ポリマーを形成するこ
とができる。
【0020】本発明の方法に有用なオレフィン不飽和含
有ポリマーは、分枝、異性化等によって残留炭素−炭素
二重結合を有するポリマー物質を生成する、例えばエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、2−メチルー1−プロペン、3−メチルー1−
ペンテン、4−メチルー1−ペンテン、3,3−ジメチ
ルー1−ブテン、2,4,4−トリメチルー1−ペンテ
ン、3−メチルー1−ヘキセン、3−メチルー1−ブテ
ン等のような、オレフィンモノマーからも形成すること
ができる。
【0021】適当なオレフィン不飽和含有ポリマーに
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリブタジエン及びポリオクテンのようなホモポリ
マー;例えばポリ(エチレンプロピレン)、ポリ(エチ
レンオクテン)、ポリ(エチレンイソブチレン)、ポリ
(エチレンー1−ブテン)、ポリ(エチレンヘキセン)
及びポリ(プロピレンオクテン)のようなオレフィンの
コポリマー;オレフィンと少なくとも1種の共重合可能
なモノオレフィンモノマーとのコポリマー、例えばポリ
(エチレンプロピレンジエンモノマー)(EPDM)の
ような、2種以上のオレフィンとジエンモノマーとのコ
ポリマー、ポリ(エチレンー酢酸ビニル)、ポリ(エチ
レンビニルアルコール)、ポリ(エチレンーエチルアク
リレート)、ポリ(プロピレンーメチルアクリレー
ト);例えばブタジエンとアクリロニトリルとのコポリ
マーのような、ジエンとアクリロニトリルとのコポリマ
ー;等がある。
【0022】満足できるジエンモノマーには、例えば
1,4−ヘキサジエン、2−メチルー2,4−ペンタジ
エン、1,4,9−デカトリエン及び11−エチルー
1,11−トリデカジエンのような直鎖(非環式)ジエ
ン;例えば1,5−シクロオクタジエンのような単環式
ジエン、例えば5−エチリデンノルボルネン(EN
B)、5−メチレンー2−ノルボルネン、5−イソプロ
ピリデンー2−ノルボルネン及び2−メチルービシクロ
ー(2.2.1)−2,5−ヘプタジエンのようなジエ
ン;例えばビシクロ(4.3.0)−3,7−ノナジエ
ン、5−メチルービシクロ(4.3.0)−3,7−ノ
ナジエン、5,6−ジメチルービシクロ(4.3.0)
−3,7−ノナジエン及びビシクロ(3.2.0)−
2,6−ヘプトジエンのような、融合環二環式化合物;
例えば4−ビニルーシクロヘキセン、1,2−ジビニル
シクロブタン及び1,2,4−トリビニルシクロヘキサ
ンのようなアルケニル置換単環式化合物;及び例えばジ
シクロペンタジエン(DCPD)のような三環式化合物
がある。本発明の実施に用いるために適した等級のEP
DMゴムは商業的に入手可能である;Rubber W
orld BlueBook1975年版、「ゴムの材
料と配合成分」,406〜410頁。好ましいEPDM
ゴムはUniroyal Chemical Comp
any社(コネチカット州,ミドルバリー)から例えば
Trilene(登録商標)66と67(ENBジエン
モノマー)、Trilene(登録商標)55と65
(DCPDジエンモノマー)等のように、商品名Tri
lene(登録商標)で販売されているものである。他
の好ましいEPDMゴムには、ジエンモノマーが5−イ
ソプロピリデンー2−ノルボルネンであるEDPMゴム
がある。特に必要ではないが、このようなEPDMゴム
におけるエチレン/プロピレン比は約40/60から約
50/50までの範囲であることが好ましい。
【0023】本発明に有用な、好ましいオレフィン不飽
和含有ポリマーはポリブタジエンとポリ(エチレンプロ
ピレンジエンモノマー)である。オレフィン不飽和含有
ポリマーは、ヒドロホルミル化を受けるために、一定レ
ベルの不飽和を、すなわち、合成ガス(一酸化炭素と水
素)がアルデヒド基(−CHO)基を形成する部位であ
る炭素−炭素二重結合として、含まなければ成らない。
この不飽和は、例えばEPDMポリマーにおけるよう
に、ポリマーバックボーン中及び/又はポリマーのペン
ダント基中に存在することができる。オレフィン不飽和
含有ポリマー中の不飽和レベルは好ましくはポリマー鎖
(又は分子)につき炭素−炭素二重結合約1個から炭素
原子4個につき炭素−炭素二重結合約1個までの範囲内
である。ポリマーの不飽和レベルの測定方法は周知であ
る。例えば、不飽和レベルはASTM D−1638−
59Tを用いて測定することができる。不飽和レベルは
また、赤外分光法又は 1H NMRを用いても測定する
ことができる。この方法は、Willard等,「In
strumentalMethod of Analy
sis」,5章と6章,Van Nostrand C
o.社発行(1965)に述べられているような、周知
の方法に従って実施することができる。或いは、周知の
滴定方法を用いることもできる。不飽和レベルの好まし
い測定方法は、 1H NMRである。
【0024】適当なオレフィン不飽和含有ポリマーは約
300〜約250,000、好ましくは約600〜約1
50,000、最も好ましくは約1000〜約150,
000の重量平均分子量(MW )を有するポリマーであ
る。オレフィン不飽和含有ポリマーを一酸化炭素及び水
素と、ポリマーが溶融相にある時に又はポリマーを不活
性溶剤に溶解させて、混合する。溶剤を用いない場合に
は、ポリマーをその特定ポリマーに対応するガラス転移
温度(Tg )に加熱してから、これに一酸化炭素及び水
素とを加えて、混合する。不活性溶剤を用いる場合に
は、ポリマーを溶剤中に溶解しから、これに一酸化炭素
及び水素とを加えて、混合する。ポリマーを溶解するた
めの適当な不活性溶剤には、トルエンがある。
【0025】水素と一酸化炭素とは、水素:一酸化炭素
のモル比約1:3から約3:1まで、好ましくは約1:
2から約2:1まで、最も好ましくは約1:1におい
て、該ポリマーと接触させる。反応の全過程を通して、
水素と一酸化炭素との存在が最初のモル比に本質的に維
持されることが好ましい。水素と一酸化炭素との添加後
に、適当な触媒を混合物に加える。或いは、水素と一酸
化炭素との添加前に、触媒をポリマーと接触させること
ができる。オレフィン不飽和含有ポリマーをヒドロホル
ミル化するための適当な触媒は、限定する訳ではなく、
第VIII族金属触媒を含む。好ましい第VIII族金
属はロジウムIである。適当なロジウムI触媒の例に
は、ジカルボニルアセチルアセトネートロジウムI(R
h(Co)2 AcAc)、シクロオクタジエントリフル
オロアセチルロジウムIダイマー([Rh(COD)
(O2 CCF3 )])2 、RhH(CO)(PPh3
3 等がある。好ましいヒドロホルミル化触媒はRh(C
O)2 AcAcとRhH(CO)(PPh3 3 であ
る。
【0026】ヒドロホルミル化反応は一酸化炭素/水素
雰囲気下で実施する。ヒドロホルミル化反応中の一酸化
炭素/水素の圧力は約50psig〜約1000psi
g、好ましくは約200psig〜約1000psig
である。ヒドロホルミル化反応の温度は約25℃〜約2
00℃、好ましくは約50℃〜約150℃、最も好まし
くは約80℃〜約120℃である。ヒドロホルミル化反
応中に生成するポリアルデヒドの官能性密度は、出発物
質のオレフィン不飽和含有ポリマー中に存在する不飽和
度に対する一酸化炭素と水素との量に依存して変化す
る。ポリアルデヒドの官能性密度はヒドロホルミル化反
応中の一酸化炭素/水素ガス消費量を測定することによ
って制御される。このようにして、オレフィン不飽和含
有ポリマー上に配置されるアルデヒド基の量を測定し
て、制御することができる。所望の官能性密度が得られ
た時に、反応を停止することができる。
【0027】ヒドロホルミル化触媒、特にロジウムI触
媒はヒドロホルミル化反応に、オレフィン不飽和含有ポ
リマー106 部につき金属ロジウムに基づく触媒約20
0部未満のレベルで用いられる。従って、このヒドロホ
ルミル化反応は経済的に、すなわち低触媒費用で、かつ
比較的緩和な条件において実施することができる。本発
明のプロセスはポリアルデヒドの官能性密度を約1モル
%〜約90モル%の範囲で制御する可能性を提供する、
この場合に官能性密度とはアルデヒド基にヒドロホルミ
ル化される、オレフィン不飽和含有ポリマー中の炭素−
炭素二重結合のモル%である。本発明の方法はポリアル
デヒドの官能性密度を上記範囲内のいずれに制御するこ
とも可能にするが、約10モル%〜約85モル%の範囲
内の官能性密度を有することが好ましい。
【0028】ポリアルデヒドを回収する実施態様では、
通常のいずれの回収方法によっても回収を行うことがで
きる。例えば、ヒドロホルミル化触媒を例えばトルエン
のような溶媒の存在下で実施する場合に、反応混合物中
の溶媒の量を減ずることができ、混合物を撹拌しながら
メタノールを徐々に加えることによってポリアルデヒド
を沈殿させることができる。次に、このポリマーを回収
し、オリジナル溶媒中に再溶解させて、再びメタノール
によって沈殿させることができる。次に、精製されたポ
リアルデヒドを回収することができる。
【0029】還元的アミノ化 上記ポリアルデヒドを適当な溶媒中、ルテニウム含有イ
ミン触媒の存在下で第1アミン及び水素と反応させるこ
とによって、又は上記ポリアルデヒドをアルカリ金属ホ
ウ水素化物触媒の存在下で立体障害脂肪族第1アミン又
は芳香族第1アミンと反応させることによって、還元的
アミノ化を実施する。本発明の方法によって製造される
ポリ(第2アミン)は、ポリアルデヒド中のアルデヒド
基/反応性炭素−炭素二重結合比と実質的に等しい第2
アミン基/反応性炭素−炭素二重結合比を有する。
【0030】ポリ(第2アミン)官能性密度はポリアル
デヒドの官能性密度に依存する。従って、ポリ(第2ア
ミン)の官能性密度は約1モル%〜約90モル%の範囲
内に容易に制御することができる、この場合に官能性密
度とはオレフィン不飽和含有ポリマー中の炭素−炭素二
重結合のレベルに基づく。従って、ポリ(第2アミン)
の官能性密度は、ポリ(第2アミン)のエンドユーズに
望ましい特定の官能性密度に依存して、例えば10モル
%〜約85モル%のような、約1モル%〜約90モル%
の範囲内のいずれの範囲に及ぶこともできる。
【0031】ルテニウム含有イミン水素化触媒を用いる
本発明の方法への使用に適したアミンは、限定する訳で
はなく、脂肪族第1アミン、芳香族第1アミン、脂環式
第1アミン、置換脂肪族第1アミン、置換芳香族第1ア
ミン及び置換脂環式第1アミン並びにこれらの混合物か
ら成る群から選択される第1アミンを含む第1アミンで
ある。置換脂肪族第1アミン、置換芳香族第1アミン及
び置換脂環式第1アミンの場合には、置換第1アミンの
脂肪族基、脂環式基及び芳香族基の置換基は、下記式:
【化11】 [式中、R1 、R2 、R3 、R5 及びR6 は水素、脂肪
族基、芳香族基及び脂環式基から成る群から独立的に選
択され、R4 は脂肪族基、芳香族基及び脂環式基から成
る群から選択され、mは0〜4の整数であり、nは1〜
7の整数である]で示される基及びこれらの混合物から
成る群から選択される。本発明の方法に置換第1アミン
を用いる場合には、好ましい置換基はーOR1 とーNR
1 2 とから成る群から選択され、最も好ましい置換基
はーNR1 2 [R1 とR2 の一方は水素であり、R1
とR2 の他方は脂肪族基又は脂環式基である]である。
【0032】適当な第1アミンの例は、メチルアミン、
エチルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、n−ヘキシルアミン、n−オクチルアミン、2−ア
ミノヘプタン、シクロヘキシルアミン、シクロオクチル
アミン、アニリン、ベンジルアミン、2−アミノエタノ
ール、4−アミノー1−ブタノール、2−アミノー1−
ブタノール、6−アミノー1−ヘキサノール、2−アミ
ノー1−メトキシプロパン、4−アミノフェノール、4
−アミノシクロヘキサノール、4−アミノベンゾトリフ
ルオリド、N−イソプロピルー4−アミノフェニルアミ
ン、N−(2−ブチル)−4−アミノフェニルアミン、
N−メチルイソアミル−4−アミノフェニルアミン、N
−シクロヘキシル−4−アミノフェニルアミン、N−オ
クチル−4−アミノフェニルアミン、4−アミノジフェ
ニルアミン、N,N−ジメチルエチレンジアミン等及び
これらの混合物を含む。
【0033】アルカリ金属ホウ水素化物を用いる本発明
の方法への使用に適したアミンは、立体障害脂肪族もし
くは脂環式第1アミン、芳香族第1アミン、置換立体障
害脂肪族もしくは脂環式及び置換芳香族第1アミン並び
にこれらの混合物である。置換立体障害脂肪族もしくは
脂環式及び置換芳香族第1アミンの場合には、脂肪族
基、脂環式基又は芳香族基の置換基は上記で定義した通
りである。
【0034】適当な立体障害脂肪族もしくは脂環式アミ
ンの適当な例には、限定する訳ではなく、イソプロピル
アミン、シクロヘキシルアミン、シクロオクチルアミ
ン、イソブチルアミン、シクロペンチルアミン及びこれ
らの混合物がある。本発明の方法における第1アミンの
使用量は第1アミンモル数/ポリアルデヒド中のーCH
Oモル数の比として便宜的に表すことができる、すなわ
ち第1アミン量はポリアルデヒドの官能性密度に依存し
て変化する。このようなモル比は約1:1から約30:
1まで、好ましくは約1:1から約20:1まで、最も
好ましくは約2:1から約10:1まで変化することが
できる。生成するポリアミンは官能基を含み、官能基中
のアルデヒド基の本質的に全てはアミノ化される。
【0035】還元的アミノ化反応に用いられる触媒は、
還元的アミノ化中に炭素−炭素二重結合を水素化しない
ルテニウム含有イミン水素化触媒である。ルテニウム含
有イミン水素化触媒は多様な形態をとりうる。例えば、
酸化ルテニウム(IV)水和物、無水二酸化ルテニウム
(IV)及び四酸化ルテニウム(VIII)の場合のよ
うに、酸化物形態でルテニウムを反応混合物に加える。
或いは、塩化ルテニウム(III)水和物、臭化ルテニ
ウム(III)、ヨウ化ルテニウム(III)、ヨウ化
トリカルボニルルテニウム(II)、無水塩化ルテニウ
ム(III)及び硝酸ルテニウムの場合のように、又は
例えば酢酸ルテニウム(III)、ナフテン酸ルテニウ
ム、吉草酸ルテニウム、カルボニル含有配位子を含むル
テニウム錯体(例えば、アセチルアセトン酸ルテニウム
(III))のような、適当な有機カルボン酸の塩の場
合のように、ルテニウムを無機酸の塩として加えること
ができる。ルテニウムはまた、水素化カルボニル誘導体
として、すなわち水素化カルボニルルテニウム誘導体と
して反応帯に加えることができる。この場合に、適当な
例には、トリルテニウムドデカカルボニル、及び例えば
2 Ru4 (CO) 13又はH4 Ru4 (CO)12のよう
な、他の水素化ルテニウムカルボニル、及び例えば塩化
トリカルボニルルテニウム(II)ダイマー,[Ru
(CO)3 Cl 2 2 のような、置換カルボニル種があ
る。
【0036】好ましいルテニウム含有イミン水素化触媒
には、ルテニウムの酸化物、有機カルボン酸のルテニウ
ム塩及びルテニウムカルボニル又は水素化ルテニウムカ
ルボニル誘導体がある。これらの中では、二酸化ルテニ
ウム(IV)水和物、四酸化ルテニウム、無水酸化ルテ
ニウム(IV)、酢酸ルテニウム、アセチルアセトン酸
ルテニウム(III)、及びトリルテニウムドデカカル
ボニルが特に好ましい。最も好ましいルテニウム含有イ
ミン水素化触媒はトリルテニウムドデカカルボニル(R
3 (CO)12)である。
【0037】ルテニウム含有イミン水素化触媒を用いる
場合には、水素雰囲気下で還元的アミノ化を実施する。
還元的アミノ化は任意に、一酸化炭素/水素比が約0.
15:1未満、好ましくは約0.1:1未満、最も好ま
しくは約0.05:1未満である水素/一酸化炭素雰囲
気下で実施することができる。還元的アミノ化中の水素
又は水素/一酸化炭素の圧力は約150psig〜約1
000psig、好ましくは約200psig〜約10
00psigである。還元的アミノ化の温度は約110
℃〜約200℃、好ましくは約120℃〜約150℃で
ある。
【0038】還元的アミノ化に用いるアルカリ金属ホウ
水素化物は好ましくはホウ水素化ナトリウムもしくはホ
ウ水素化リチウムであり、最も好ましくはホウ水素化ナ
トリウムである。適当なアルカリ金属ホウ水素化物の例
は、限定する訳でなく、NaBH(O2 CCH3 3
NaBH3 CN、NaBH4 、LiBH4 及びこれらの
混合物である。現在好ましいアルカリ金属ホウ水素化物
は、それらの有効性とそれらによって得られる、良好な
結果とのために、NaBH(O2 CCH3 3及びNa
BH3 CNである。
【0039】還元的アミノ化は典型的に、適当な溶媒系
の存在下で実施する。適当な溶媒系の例には、限定する
訳ではなく、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)とアルカンもしくはシクロアルカンとの混
合物(例えば、DMF/シクロアルカン)、例えばテト
ラヒドロフランのようなエーテル、例えばジクロロエタ
ンのような塩素化炭化水素等、及びこれらの混合物があ
る。ルテニウム含有イミン水素化触媒を用いる場合に現
在好ましい溶媒系は、DMFとシクロヘキサンとの混合
物である。アルカリ金属ホウ水素化物を用いる場合に現
在好ましい溶媒系は、テトラヒドロフランである。本発
明の方法によって製造されるポリ(第2アミン)は通常
の回収方法によって回収することができる。
【0040】
【実施例】実施例1 この実施例はEPDMベースドポリアルデヒドの製造を
説明する。EPDM(エチレンープロピレンージエンモ
ノマー)ポリマー[Uniroyal Chemica
l Co.社(コネチカット州,ミドルバリー)によっ
て販売されるTrilene(登録商標)55,二重結
合5個/鎖]300.05gをトルエン500ml中に
溶解し、この溶液をアルゴンによるバッブリング(bubbl
ing)によって脱気することによって、EPDMポリマー
のトルエン溶液を製造した。別のフラスコでは、Rh
(CO)2 (AcAc)(75.3mg,0.292m
mol)(AcAc=アセチルアセトネート)をトルエ
ン100ml中に溶解し、この溶液をアルゴンによるバ
ッブリングによって脱気した。両溶液を2リットル反応
器に入れた。この反応器において溶液を窒素によって3
回脱気してから、5psigの窒素下で100℃に加熱
した。この反応器に1000psigになるまで水素/
一酸化炭素(1:1モル比)を供給した。目盛り付き貯
蔵器(calibrated reservoir)からのガス消費量によって
反応度を測定した。このようにして、ポリマーバックボ
ーンに配置されたアルデヒド基の量を測定して、制御す
ることができた。所望の官能性密度において、反応器を
急冷し、反応器から水素/一酸化炭素ガスを排出するこ
とによって反応を停止させた。次に、ポリマー溶液を反
応器から取り出した。回転蒸発によってトルエン溶媒量
を減じ、撹拌しながら徐々にメタノール(500ml)
を加えることによってヒドロホルミル化ポリマーを沈殿
させた。次に、溶媒を捨て、ポリマーをトルエン500
mlによって再溶解し、再びメタノールによって沈殿さ
せた。溶媒を捨てた後に、回転蒸発によってポリマーか
ら残留メタノールを除去し、精製ポリアルデヒドの淡琥
珀色トルエン溶液を残した。ポリアルデヒドを 1H N
MRによって分析し、ポリマー中のアルデヒド基の積分
値と残留オレフィン基の積分値とを比較することによっ
て、官能性化度を算出した。ポリアルデヒドのアルデヒ
ド官能性密度はアルデヒド基3.9個/鎖であり、この
ことは有効な炭素−炭素二重結合の78%がヒドロホル
ミル化されたことを実証した。
【0041】実施例2 この実施例はポリブタジエンベースドポリアルデヒドの
製造を説明する。300mlーParr反応器におい
て、ポリブタジエンポリマー[Revertexによっ
て販売されるLX−16;平均M.N.8000,ビニ
ル12%,シス及びトランスー1,4,88%]10
0.00gをトルエン100ml中に溶解することによ
って、ポリブタジエンポリマーのトルエン溶液を製造し
た。次に、HRh(CO)(PPh3 3 (70mg;
76.19μmol)とPPh 3 (3.0g;0.01
1mol;150equiv/Rh)とをこの反応器に
加えて、反応器を密封した。この反応器において溶液を
窒素によって3回脱気してから、100℃に加熱した。
この反応器に、600psigにまで1:1 H 2 /C
Oを供給した。目盛り付き貯蔵器からのガス消費量によ
って反応度を測定した。このようにして、ポリマーバッ
クボーンに配置されたアルデヒド基の量を測定して、制
御することができた。所望の官能性密度において、反応
器を急冷し、反応器からH2 /COガスを排出すること
によって反応を停止させた。次に、ポリマー溶液を反応
器から取り出した。反応混合物をトルエン100mlに
よって希釈してから、撹拌しながら徐々にメタノール
(270ml)を加えることによってヒドロホルミル化
ポリマーを沈殿させた。次に、溶媒を捨て、ポリマーを
トルエン200mlによって再溶解し、再びメタノール
250mlによって沈殿させた。この最後の操作を全体
で3回の沈殿に対して繰り返した。溶媒を捨てた後に、
ポリマー溶液にトルエン200mlを加え、回転蒸発に
よってポリマーから残留メタノールを除去して、精製ポ
リアルデヒドの淡琥珀色トルエン溶液を残した。 1
NMRにおいてポリマーのアルデヒド基の積分値と残留
オレフィン基の積分値とを比較することによって、官能
性化度を算出することができた。 1HNMRは、出発二
重結合の13.84%がヒドロホルミル化されたことを
明らかにした。
【0042】実施例3 この実施例は、実施例2で製造されたポリアルデヒドを
用いる、ポリ(第2アミン)の製造を説明する。ポリブ
タジエンベースドアルデヒド(23.14重量%ポリマ
ー)のトルエン溶液を丸底フラスコに入れた(溶液4
3.22g;ポリマー10g;−CHO0.0238m
ol)。次に、回転蒸発器上でトルエンの大部分を除去
した。次にポリマーをジメチルホルムアミド(DMF)
/シクロヘキサン混合物(26ml/22ml)中に溶
解して、100ml−Parr反応器に加えた。ポリア
ルデヒド中のーCHOモル数に基づいて3当量のイソプ
ロピルアミン(6.1ml)と0.001当量のトリル
テニウムドデカカルボニル(0.015g)とをこの反
応器に加えた。反応器を密封し、撹拌せずに、水素/一
酸化炭素(1:1モル比)によって2回パージし、次に
水素/一酸化炭素(1:1モル比)によって、撹拌しな
がら、3回脱気した。次に、この反応器に60psig
にまで水素/一酸化炭素(1:1モル比)を供給し、さ
らに、反応器を水素によって600psigに加圧し
た。次に、反応器を撹拌しながら120℃に加熱し、2
0時間反応させた。次に、反応混合物を室温に冷却し、
排気した。反応混合物を分液ロートに移し、相分離させ
た。底部から排出したDMF層はルテニウム触媒の大部
分を含有した。シクロヘキサン層をDMFによって3回
(各40ml)洗浄した。次に、回転蒸発器上でシクロ
ヘキサンを除去し、ポリマーをトルエン中に溶解した。
ポリ(第2アミン)を 1H NMRによって分析し、ポ
リマーのこの分析は全てのアルデヒド基がイソプロピル
アミノメチル基に転化したことを明らかにした。
【0043】実施例4 この実施例は官能性密度19%を有するポリブタジエン
ベースドポリアルデヒドの製造を説明する。300ml
ーParr反応器において、ポリブタジエンポリマー
[Revertexによって販売されるLX−16;平
均M.N.8000,ビニル12%,シス及びトランス
ー1,4,88%]100.00gをトルエン100m
l中に溶解することによって、ポリブタジエンポリマー
のトルエン溶液を製造した。次に、HRh(CO)(P
Ph3 3 (70mg;76.19μmol)とPPh
3 (3.0g;0.011mol;150equiv/
Rh)とをこの反応器に加えて、反応器を密封した。こ
の反応器において溶液を窒素によって3回脱気してか
ら、100℃に加熱した。この反応器に、600psi
gにまで1:1 H 2 /COを供給した。目盛り付き貯
蔵器からのガス消費量によって反応度を測定した。所望
の官能性密度において、反応器を急冷し、反応器からH
2 /COガスを排出することによって反応を停止させ
た。次に、ポリマー溶液を反応器から取り出した。反応
混合物をトルエン100mlによって希釈してから、撹
拌しながら徐々にメタノール(500ml)を加えるこ
とによって、ヒドロホルミル化ポリマーをトルエン溶液
から沈殿させた。次に、溶媒を捨て、ポリマーをトルエ
ン300mlによって再溶解し、再びメタノール600
mlによって沈殿させた。溶媒を捨てた後に、ポリマー
溶液にトルエン200mlを加え、回転蒸発によってポ
リマーから残留メタノールを除去して、精製ポリアルデ
ヒドの淡琥珀色トルエン溶液を残した。 1H NMRに
おいてポリマーのアルデヒド基の積分値と残留オレフィ
ン基の積分値とを比較することによって、官能性化度を
算出することができた。 1HNMRは、出発二重結合の
19%がヒドロホルミル化されたことを明らかにした。
【0044】実施例5 この実施例は、実施例4で製造されたポリアルデヒドを
用いる、ポリブタジエン/メチルアミンベースドポリ
(第2アミン)の製造を説明する。炭素−炭素二重結合
の19%がヒドロホルミル化された8000MW ポリブ
タジエンから製造されたポリアルデヒド(10g)を、
300ml−Parr反応器において、DMF98ml
とシクロヘキサン83mlとの中に溶解した。トリルテ
ニウムドデカカルボニル(0.02g,3.2x10-5
mol)を加え、反応器を閉鎖し、窒素によってパージ
した。メチルアミン(20.9g,21.2当量)をイ
ンーライン貯蔵器から反応器に加え、反応器に170p
sigの水素/一酸化炭素を流し入れた。次に、反応器
を水素によって600psigの全圧にまで加圧した。
反応器を120℃に加熱し、約18時間反応させた。反
応器を周囲温度に冷却した後に、生成物をシクロヘキサ
ン溶媒層から単離し、DMFによって抽出した。このポ
リ(第2アミン)を 1H NMRによって分析した。結
果はアルデヒド基から第2アミン基への完全な反応を示
した。
【0045】実施例6 この実施例は、実施例4によって製造されたポリアルデ
ヒドの低圧還元的アミノ化を説明する。炭素−炭素二重
結合の19%がヒドロホルミル化された8000MW
リブタジエンから製造されたポリアルデヒド(27.6
g)を、300ml−Parr反応器において、DMF
72mlとシクロヘキサン61mlとの中に溶解した。
トリルテニウムドデカカルボニル(0.056g,8.
8x10-5mol)とイソプロピルアミン(10.4
g,2当量)とを反応器に加え、反応器を閉鎖した。こ
の反応器を60psigの水素/一酸化炭素(1:1モ
ル比)によって加圧した。次に、反応器を水素によって
90psigの全圧に加圧した。反応器を120℃に加
熱した。この昇温時間中に、130psigの反応器圧
かつ120℃の反応器条件において1時間後に反応が開
始したことが認められた。反応器圧を水素によって約2
00psigに調節し、反応を48時間の全反応時間に
わたって進行させた。反応器を周囲温度に冷却した後
に、生成物をシクロヘキサン溶媒層から単離し、DMF
によって抽出した。このポリ(第2アミン)を 1H N
MRによって分析した。結果はアルデヒド基から所望の
イソプロピルアミンポリマーへの完全な反応を示した。
この実施例は、低圧還元的アミノ化を用いて、ポリ(第
2アミン)を製造することができることを実証する。
【0046】実施例7 この実施例は、実施例4によって製造されたポリアルデ
ヒドからの、一酸化炭素の存在なしでの、低圧還元的ア
ミノ化によるポリ(第2アミン)の製造を説明する。炭
素−炭素二重結合の19%がヒドロホルミル化された8
000MW ポリブタジエンから製造されたポリアルデヒ
ド(27.6g)を、300ml−Parr反応器にお
いて、DMF72mlとシクロヘキサン61mlとの中
に溶解した。トリルテニウムドデカカルボニル(0.0
56g,8.8x10-5mol)とイソプロピルアミン
(10.4g,2当量)とを反応器に加え、反応器を閉
鎖し、窒素によってパージした。次に、この反応器を水
素で90psigの全圧にまで加圧し、反応器を120
℃に加熱した。この昇温時間中に、130psigの反
応器圧かつ120℃の反応器条件において1時間後に反
応が開始したことが認められた。反応器圧を水素によっ
て約200psigに調節し、反応を49時間の全反応
時間にわたって進行させた。反応器を周囲温度に冷却し
た後に、生成物をシクロヘキサン溶媒層から単離し、D
MFによって抽出した。このポリ(第2アミン)を 1
及び13C NMRによって分析した。結果はアルデヒド
基から所望のイソプロピルアミン基への完全な反応を示
した。この実施例は、還元的アミノ化が一酸化炭素の存
在なしに実施されうることを実証する。
【0047】実施例8 この実施例は、4−アミノジフェニルアミン(4−AD
PA)第2アミン基を含む、ポリブタジエンに基づくポ
リ(第2アミン)の製造を説明する。300mlーPa
rr反応器において、ポリブタジエン(100g)(A
ldrich Cat.No.20050−6,平均M
N 4500,ビニル45%)をトルエン100ml中に
溶解した。HRh(CO)(PPh3 3 (0.07
g,7.6x10-5mol)とPPh3 (3.0g,
1.14x10-2mol)とを加えて、反応器を密封
し、窒素によってパージした。この反応器を次に100
℃に加熱し、600psigの合成ガス(水素/一酸化
炭素,1:1モル比)を供給した。ガス消費量を監視
し、所望の転化度において反応を停止させた。 1HNM
Rを用いた分析によって、出発炭素−炭素二重結合の3
2%がヒドロホルミル化されたことが確認された。反応
混合物をトルエン100mlによって希釈してから、メ
タノール300mlによってポリマーを沈殿させた。次
に、溶媒を捨て、ポリマーをトルエン中に溶解し、メタ
ノール300mlによって沈殿させた。溶媒を捨て、ポ
リマーをトルエン中に溶解し、残留メタノールとトルエ
ンの大部分とを回転蒸発によって除去した。
【0048】次に、ポリアルデヒド(33g)を、30
0ml−Parr反応器において、DMF87mlとシ
クロヘキサン73mlとの中に溶解した。トリルテニウ
ムドデカカルボニル(0.1g,1.66x10-4mo
l)と4−ADPA(61.2g,2当量/ポリマーの
アルデヒド基)とを反応混合物に加え、反応器を密封し
た。この反応器を合成ガスによってパージした。次に、
反応器を合成ガスによって60psigに加圧した後
に、水素によって600psigの全圧に加圧した。反
応器を120℃に加熱し、32時間反応させた。反応を
冷却させ、排気させ、反応混合物をエタノール1リット
ル中に滴下することによって、ポリマーを単離した。溶
媒を捨て、ポリマーをトルエン200ml中に溶解し、
エタノール1リットル中に沈殿させてから、このポリマ
ーをトルエン中に溶解し、残留エタノールを回転蒸発に
よって除去した。4−ADPA基のアリールプロトンと
ポリマーバックボーン中の残留オレフィン基とからのア
リールプロトンの積分値を 1H NMRを用いて比較す
ることによって、ポリアルデヒドからポリマー結合4−
ADPAへの完全な転化が示された。積分値の比較によ
って、モノマー単位の32%が今や4−ADPA基を含
むことが判明した。
【0049】この実施例は、還元的アミノ化中にポリマ
ーバックボーン中の未反応炭素−炭素二重結合の競合的
副反応(水素化、ヒドロホルミル化又は誤った(errant)
アミノメチル化)又は第1アミン(4−ADPA)の多
重アルキル化が生ずることなく、ポリアルデヒドからポ
リ(第2アミン)への選択的転化が行われることを実証
する。反応が選択的でないならば、4−ADPA基対未
反応炭素−炭素二重結合の比が出発ポリアルデヒド中の
アルデヒド基対未反応炭素−炭素二重結合の比と同じに
ならないと思われる。
【0050】実施例9 この実施例は19.6%の官能性密度を有するポリブタ
ジエンベースドポリアルデヒドとブチルアミンとからの
ポリ(第2アミン)の製造を説明する。二重結合の1
9.6%がヒドロホルミル化された8000MWポリブ
タジエンから製造されたポリマーアルデヒド10gを、
300ml−Parr反応器において、DMF(ジメチ
ルホルムアミド)98mlとシクロヘキサン83mlと
の中に溶解した。Ru3 (CO)12(0.02g,3.
2x10-5mol)とn−ブチルアミン(6.5ml,
0.065mol)とを加え、反応器を閉鎖して、H2
/COによって撹拌せずに3回、撹拌しながら3回パー
ジした。次に、60psigのH2 /COを反応器に加
えた。次に、この反応器をH2 によって600psig
の全圧にまで加圧した。反応器を120℃に加熱し、約
18時間反応させた。反応器を周囲温度に冷却した後
に、生成物をシクロヘキサン溶媒層から単離し、DMF
によって抽出した。この生成物ポリマーの 1H NMR
は、所望のブチルアミンポリマーへの完全な反応を示し
た。NMR溶媒として重水素化酢酸を用いると、アミン
基の酢酸塩が形成される。アミン基の窒素に隣接する炭
素のプロトンは 1H NMRにおいてダウンフィールド
にシフトされ、これらのプロトンの積分値をポリマーバ
ックボーン中の未反応オレフィンと比較して、ポリマー
のアミン基の官能性密度を確認することができる。重水
素化酢酸 1H NMRにおけるアンモニウムメチレンの
プロトンと未反応オレフィンとの比較はポリマー上のア
ミン基が19.7%であることを示す。これは我々のオ
リジナルの19.6%アルデヒド官能性密度の実験誤差
の範囲内であり、アルデヒド基から第2アミン基への選
択的転化を実証する。このことは生成物ポリマーの下記
の元素分析によっても実証される:計算値:C 84.
04%;H 12.11%;N3.86%;実測値:C
83.94,84.00%;H 12.42,12.
32%;N 3.98,3.94%。有意な副反応が生
じて、第3アミンが製造されたならば、 1H NMRと
元素分析の結果との両方は歪められて、予想19.6%
よりも低い官能性密度が生じたと思われる。
【0051】この実施例は、本発明によって製造される
ポリ(第2アミン)が本質的に第3アミン反復単位を含
まないことを実証する。この実施例はさらに、第2アミ
ン基/反応性炭素−炭素二重結合の比がポリアルデヒド
中のアルデヒド基/反応性炭素−炭素二重結合の比に実
質的に等しいことを実証する。
【0052】実施例10 この実施例は、19.6%の官能性密度を有するポリブ
タジエンベースドポリアルデヒドとイソプロピルアミン
とからのポリ(第2アミン)の製造を説明する。二重結
合の19.6%がヒドロホルミル化された8000MW
ポリブタジエンから製造されたポリマーアルデヒド10
gを、300ml−Parr反応器において、DMF
(ジメチルホルムアミド)98mlとシクロヘキサン8
3mlとの中に溶解した。Ru3 (CO)12(0.02
g,3.2x10-5mol)とイソプロピルアミン
(5.6ml,0.065mol)とを加え、反応器を
閉鎖して、H2 /COによって撹拌せずに3回、撹拌し
ながら3回パージした。次に、60psigのH2 /C
Oを反応器に加えた。次に、この反応器をH2 によって
600psigの全圧にまで加圧した。反応器を120
℃に加熱し、約18時間反応させた。反応器を周囲温度
に冷却した後に、生成物をシクロヘキサン溶媒層から単
離し、DMFによって抽出した。この生成物ポリマーの
1H NMRは、所望のイソプロピルアミンポリマーへ
の完全な反応を示した。NMR溶媒として重水素化酢酸
を用いると、アミン基の酢酸塩が形成される。アミン基
の窒素に隣接する炭素のプロトンは 1H NMRにおい
てダウンフィールドにシフトされ、これらのプロトンの
積分値をポリマーバックボーン中の未反応オレフィンと
比較して、ポリマーのアミン基の官能性密度を確認する
ことができる。重水素化酢酸 1H NMRにおけるアン
モニウムメチンのプロトンと未反応オレフィンとの比較
はポリマー上のアミン基が21.5%であることを示
す。重水素化酢酸 1H NMRにおけるアンモニウムメ
チレンのプロトンと未反応オレフィンとの比較は、ポリ
マー上のアミン基が21.3%であることを示す。これ
は我々のオリジナルの19.6%アルデヒド官能性密度
の実験誤差の範囲内であり、アルデヒド基から第2アミ
ン基への選択的転化を実証する。 1H NMRにおける
メチン基対メチレン基の1:1の対応はアルデヒド先駆
体からの高度の第2アミン形成をさらに実証する。第3
アミンの形成は、アミンが二重にアルキル化されるの
で、2:1のメチレン対メチン比を生ずると考えられ
る。この高い第2アミン選択性は生成物ポリマーの下記
の元素分析によっても実証される:計算値:C 83.
97%;H 12.02%;N 4.01%;実測値:
C 83.86,83.62%;H 12.00,1
2.31%;N 4.09,4.10%。有意な副反応
が生じて、第3アミンが製造されたならば、 1H NM
Rと元素分析の結果との両方は歪められて、予想19.
6%よりも低い官能性密度を生じたと思われる。
【0053】この実施例は、本発明によって製造される
ポリ(第2アミン)が本質的に第3アミン反復単位を含
まないことを実証する。この実施例はさらに、第2アミ
ン基/反応性炭素−炭素二重結合の比がポリアルデヒド
中のアルデヒド基/反応性炭素−炭素二重結合の比に実
質的に等しいことを実証する。
【0054】実施例11 この実施例は、実施例1の方法に従ってアルカリ金属ホ
ウ水素化物を用いて製造されるEPDMベースドポリア
ルデヒドからのポリ(第2アミン)の製造を説明する。
EPDMアルデヒド(ポリマー37.26重量%)のト
ルエン溶液を丸底フラスコに計り入れた(27.35g
溶液;ポリマー10.19g;3.02−CHO/鎖;
−CHO 6.28mmol;官能性密度=60%)。
次に、回転蒸発器上でトルエンの大部分を除去した。ポ
リマーをテトラヒドロフラン(THF)100ml中に
再溶解した。このポリマー溶液を撹拌バーを装備した1
2オンスFisher−Porterガラス反応器に移
した。この反応器を閉鎖し、溶液をArによるバッブリ
ングによって脱気した。次に、イソプロピルアミン
(1.6ml;3当量;0.0188mol)を注射器
によって反応器に加えた。溶液を室温において30分間
撹拌して、イミンを形成した。この溶液を次に氷浴によ
って0℃に冷却した。次に、反応器を開き、反応器が空
気に暴露される時間を最小にするように注意しながら、
NaB(O2 CCH3 3 H(2.0g;9.42mm
ol;1.5当量)を溶液に加え、数mlのTHFによ
ってすすぎ入れる。次に、反応器を閉鎖し、撹拌しなが
ら室温に温度上昇させた。この溶液を3時間反応させ
た。
【0055】溶液を500ml−ビーカーに移す。5%
NaHCO3 水溶液を徐々に加えることによって、ポリ
マーを沈殿させる。溶媒を捨てた。ニートなポリマーを
MeOHによって洗浄し、THF100ml中に再溶解
した。5%NaHCO3 水溶液を徐々に加えることによ
って、ポリマーを沈殿させ、溶媒を捨てた。ポリマーを
MeOHによって洗浄し、THF10ml中に再溶解し
た。次に、回転蒸発によって全ての溶媒を除去し、ポリ
マーを一晩、完全に真空乾燥させた。このポリマーの 1
H NMR分析は、全てのアルデヒド基がイソプロピル
アミノメチル基に転化したことを明らかにした。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御された官能性密度のポリ(第2アミ
    ン)の製造方法において、次の工程: (a)オレフィン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホルミ
    ル化触媒の存在下のヒドロホルミル化条件下で、一酸化
    炭素及び水素と接触させて、反応性炭素−炭素二重結合
    を含む、制御された官能性密度のポリアルデヒドを製造
    する工程と; (b)前記ポリアルデヒドを、ルテニウム含有イミン水
    素化触媒の存在下の還元的アミノ化条件下で、水素及び
    第1アミンと接触させて、前記ポリアルデヒド中のアル
    デヒド基/反応性炭素−炭素二重結合比と実質的に等し
    い第2アミン基/反応性炭素−炭素二重結合比を有する
    前記ポリ(第2アミン)を製造する工程とを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記第1アミンが脂肪族第1アミン、芳
    香族第1アミン、脂環式第1アミン、置換脂肪族第1ア
    ミン、置換芳香族第1アミン及び置換脂環式第1アミン
    並びにこれらの混合物から成る群から選択される請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1アミンの脂肪族基、芳香族基又
    は脂環式基の置換基が、下記式: 【化1】 [式中、R1 、R2 、R3 、R5 及びR6 は水素、脂肪
    族基、芳香族基及び脂環式基から成る群から独立的に選
    択され、R4 は脂肪族基、芳香族基及び脂環式基から成
    る群から選択され、mは0〜4の整数であり、nは1〜
    7の整数である]で示される基及びこれらの混合物から
    成る群から選択される請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ポリ(第2アミン)の官能性密度が
    約1モル%〜約90モル%である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ルテニウム含有イミン水素化触媒が
    トリルテニウムドデカカルボニルである請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記還元的アミノ化を一酸化炭素の存在
    下で実施する請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリアルデヒドを前記還元的アミノ
    化の前に回収する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記オレフィン不飽和含有ポリマーがポ
    リブタジエンとポリ(エチレンプロピレンジエンモノマ
    ー)とから成る群から選択される請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ヒドロホルミル化中の一酸化炭素と
    水素との消費を制御することによって、前記ポリアルデ
    ヒドの官能性密度を制御する請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 式: 【化2】 [式中、P1 はヒドロホルミル化され、還元的アミノ化
    された、オレフィン不飽和含有ポリマーの反復単位を表
    し、P2 は反応性炭素−炭素二重結合を有するオレフィ
    ン不飽和を含む、同ポリマーの反復単位を表し、Rは脂
    肪族基、芳香族基、脂環式基、置換脂肪族基、置換芳香
    族基、置換脂環式基及びこれらの組合せから成る群から
    選択され、P1 対P2 の比は約1:99から約90:1
    0までである]で示される反復単位を含むポリ(第2ア
    ミン)。
  11. 【請求項11】 P1 対P2 の比が約10:90から約
    85:15までである請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記置換脂肪族基、置換芳香族基及び
    置換脂環式基の置換基が下記式: 【化3】 [式中、R1 、R2 、R3 、R5 及びR6 は水素、脂肪
    族基、芳香族基及び脂環式基から成る群から独立的に選
    択され、R4 は脂肪族基、芳香族基及び脂環式基から成
    る群から選択され、mは0〜4の整数であり、nは1〜
    7の整数である]で示される基及びこれらの混合物から
    成る群から選択される請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 式: 【化4】 で示される反復単位を本質的に含まない請求項10記載
    のポリ(第2アミン)。
  14. 【請求項14】 式: 【化5】 [式中、R’は脂肪族基、芳香族基、脂環式基、置換脂
    肪族基、置換芳香族基、置換脂環式基及びこれらの組合
    せから成る群から選択される]で示される反復単位を本
    質的に含まない請求項10記載のポリ(第2アミン)。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の方法によって製造され
    るポリ(第2アミン)。
  16. 【請求項16】 請求項8記載の方法によって製造され
    るポリ(第2アミン)。
  17. 【請求項17】 制御された官能性密度のポリ(第2ア
    ミン)の製造方法において、次の工程: (a)ポリブタジエンとポリ(エチレンプロピレンジエ
    ンモノマー)とから成る群から選択されるポリマーを、
    ヒドロホルミル化触媒の存在下のヒドロホルミル化条件
    下で、一酸化炭素及び水素と接触させて、反応性炭素−
    炭素二重結合を含む、制御された官能性密度のポリアル
    デヒドを製造する工程と; (b)前記ポリアルデヒドを、トリルテニウムドデカカ
    ルボニル触媒の存在下の還元的アミノ化条件下で、水素
    及び第1アミンと接触させて、前記ポリアルデヒド中の
    アルデヒド基/反応性炭素−炭素二重結合比と実質的に
    等しい第2アミン基/反応性炭素−炭素二重結合比を有
    する前記ポリ(第2アミン)を製造する工程とを含む方
    法。
  18. 【請求項18】 制御された官能性密度のポリ(第2ア
    ミン)の製造方法において、次の工程: (a)オレフィン不飽和含有ポリマーを、ヒドロホルミ
    ル化触媒の存在下のヒドロホルミル化条件下で、一酸化
    炭素及び水素と接触させて、反応性炭素−炭素二重結合
    を含む、制御された官能性密度のポリアルデヒドを製造
    する工程と; (b)前記ポリアルデヒドを、アルカリ金属ホウ水素化
    物触媒の存在下の還元的アミノ化条件下で、置換もしく
    は非置換の立体障害脂肪族もしくは脂環式第1アミン、
    又は置換もしくは非置換の芳香族第1アミンと接触させ
    て、前記ポリアルデヒド中のアルデヒド基/反応性炭素
    −炭素二重結合比と実質的に等しい第2アミン基/反応
    性炭素−炭素二重結合比を有する前記ポリ(第2アミ
    ン)を製造する工程とを含む方法。
  19. 【請求項19】 前記置換立体障害脂肪族もしくは脂環
    式第1アミンの脂肪族もしくは脂環式基の置換基、又は
    前記置換芳香族第1アミンの芳香族基の置換基が下記
    式: 【化6】 [式中、R1 、R2 、R3 、R5 及びR6 は水素、脂肪
    族基、芳香族基及び脂環式基から成る群から独立的に選
    択され、R4 は脂肪族基、芳香族基及び脂環式基から成
    る群から選択され、mは0〜4の整数であり、nは1〜
    7の整数である]で示される基及びこれらの混合物から
    成る群から選択される請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ポリ(第2アミン)の官能性密度
    が約1モル%〜約90モル%である請求項18記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 前記アルカリ金属ホウ水素化物がNa
    BH(O2 CCH33 又はNaBH3 CNである請求
    項18記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ポリアルデヒドを前記還元的アミ
    ノ化の前に回収する請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記オレフィン不飽和含有ポリマーが
    ポリブタジエンとポリ(エチレンプロピレンジエンモノ
    マー)とから成る群から選択される請求項18記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 前記ヒドロホルミル化中の一酸化炭素
    と水素との消費を制御することによって、前記ポリアル
    デヒドの官能性密度を制御する請求項18記載の方法。
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