JPH06240033A - 易接着性ポリエステルフイルムの製造方法 - Google Patents

易接着性ポリエステルフイルムの製造方法

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JPH06240033A
JPH06240033A JP5025395A JP2539593A JPH06240033A JP H06240033 A JPH06240033 A JP H06240033A JP 5025395 A JP5025395 A JP 5025395A JP 2539593 A JP2539593 A JP 2539593A JP H06240033 A JPH06240033 A JP H06240033A
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JP
Japan
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gelatin
polyester
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resin
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JP5025395A
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Masayuki Fukuda
雅之 福田
Shinji Yano
真司 矢野
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光性層に対する接着性に優れかつ耐熱変形
性に優れ、感光性材料、特に写真用下引フイルムとして
有用な易接着性ポリエステルフイルムの製造方法を提供
する。 【構成】 配向結晶化が完了してない厚さ20〜300
μmのポリアルキレンナフタレートフイルムの少なくと
も片面にポリエステル、アクリル変性ポリエステル、ポ
リウレタン、アクリル樹脂、ビニル樹脂、塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、
変性ポリビニルアルコール及びゼラチンからなる群から
選ばれる少なくとも一種の易接着性物質を含む水性塗液
を塗布し、続いて乾燥、延伸、熱処理を行なって配向結
晶化を完了させかつ第1プライマー層を塗設したフイル
ムとし、次いで該第1プライマー層の上にゼラチンを含
む塗液を塗布し、続いて乾燥を行って第2プライマー層
を塗設することを特徴とする光透過率70%以上の感光
剤易接着性ポリエステルフイルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は易接着性ポリエステルフ
イルムの製造方法に関し、さらに詳しくは感光性層に対
する接着性に優れかつ耐熱変形性に優れ、感光性材料、
特に写真用下引フイルムとして有用な易接着性ポリエス
テルフイルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートフイルムは
透明性、機械的特性、化学的特性に優れ、X線写真用フ
イルム等のベースフイルムとして広く使用されている。
しかし、ポリエチレンテレフタレートは二次転移点が約
70℃であって熱に対する安定性はそれほど高くなく、
70℃より高い温度ではフイルムの平面性が失われやす
い。また剛性率も充分高いとは言えず、フイルムが変形
をおこしやすい欠点ももっている。このため、例えば写
真用フイルムは実用面で種々の加工プロセスがあり、温
度が上がる場合には不安定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る点を解消し、感光性層に対する接着性に優れ、耐熱変
形性に優れた易接着性ポリエステルフイルムの製造方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、配向結晶化が完了していない厚さ20
〜300μmのポリアルキレンナフタレートフイルムの
少なくとも片面にポリエステル、アクリル変性ポリエス
テル、ポリウレタン、アクリル樹脂、ビニル樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリビニルアル
コール、変性ポリビニルアルコール及びゼラチンからな
る群から選ばれる少なくとも一種の易接着性物質を含む
水性塗液を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を行って
配向結晶化を完了させかつ第1プライマー層を塗設した
フイルムとし、次いで第1プライマー層の上にゼラチン
を含む塗液を塗布し、続いて乾燥を行って第2プライマ
ー層を塗設することを特徴とする光透過率70%以上の
感光剤易接着性ポリエステルフイルムの製造方法によっ
て達成される。
【0005】本発明においてポリアルキレンナフタレー
トとは、2,6―ナフタレンジカルボン酸、1,5―ナ
フタレンジカルボン酸等のナフタレンジカルボン酸成分
とエチレングリコール、1,3―プロパンジオール、
1,4―ブタンジオール等のアルキレングリコール成分
とからつくられるポリエステルである。具体的には、ポ
リエチレン―2,6―ナフタレートが好ましい。これら
ポリエステルの一部が他のジカルボン酸や他のグリコー
ルで置換されていてもよい。
【0006】本発明におけるポリエステルフイルムは、
従来から知られている方法で製造できる。例えば、上記
ポリエステルを乾燥後溶融し、ダイ(例えばTダイ、I
ダイ等)から冷却ドラム上に押出し急冷して未延伸フイ
ルムとし、該未延伸フイルムを二軸方向に延伸し、更に
熱固定することによって製造することができる。フイル
ムの厚さは20〜300μmである。フイルムの厚さが
20μm未満ではフイルムの腰が弱く、一方300μm
を超えると加工性が劣る。
【0007】ポリエステルフイルムとしては滑剤を含ま
ないフイルムが表面平坦性の点で好ましいが、表面粗さ
制御のため滑剤、例えば炭酸カルシウム、カオリン、シ
リカ、酸化チタン等の如き無機微粒子及び/又は触媒残
渣の析出微粒子等を含有させたフイルムであっても良
く、またドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの如き帯電
防止剤、色調調整剤等の如き他の添加剤を含有させたフ
イルムであっても良い。
【0008】本発明において第1の易接着性プライマー
層の形成に用いる水性塗液は、ポリエステル、アクリル
変性ポリエステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、ビニ
ル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリエチレンイミン、ポ
リビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール及びゼ
ラチンからなる群から選ばれる少なくとも一種の易接着
性物質を含む水性塗液である。
【0009】前記ポリエステルとしては親水性を付与す
るため分子内にスルホン酸アルカリ塩基やカルボン酸ア
ルカリ塩基等を有するコポリエステルが好ましく例示さ
れる。具体的にはテレフタル酸―イソフタル酸―5Na
―スルホイソフタル酸―エチレングリコール―ジエチレ
ングリコール―ネオペンチルグリコール系共重合ポリエ
ステル等が好ましく挙げられる。
【0010】前記アクリル変性ポリエステルとしては上
記ポリエステルにアクリル系モノマー等をグラフトさせ
た変性ポリマー等が例示される。具体的にはテレフタル
酸―5Na―スルホイソフタル酸―ジエチレングリコー
ル―1,4―ブタンジオール共重合ポリエステル(50
%)の存在下でメタクリル酸メチル―アクリル酸エチル
―アクリル酸アンモニウム―アクリル酸ブチル(50
%)を重合させて得られる変性ポリマー等が好ましく挙
げられる。
【0011】前記ポリウレタンとしては、分子内にスル
ホン酸アルカリ塩基やカルボン酸アミン塩基を有する親
水性ポリウレタンが好ましく例示される。具体的にはポ
リエチレングリコール―ジフェニルメタンジイソシアネ
ート―エチレンジアミン、ジメチロールプロピオン酸ア
ミン塩系ポリウレタン等が好ましく挙げられる。
【0012】前記アクリル樹脂としては、メタクリル酸
メチル―アクリル酸エチル―アクリル酸アンモニウム―
アクリルアミド共重合体、メタクリルアミド―アクリル
酸ブチル―アクリル酸ソーダ―メタクリル酸メチル―N
―メチロールアクリルアミド系共重合体等が好ましく挙
げられる。アクリル樹脂はアクリルエマルジョン、アク
リル水溶液、アクリルディスパージョン等として製造で
き、また入手できる。
【0013】前記ビニル樹脂としては、酢酸ビニル、塩
化ビニル、メチルビニルエーテル、ビニルピロリドン、
スチレン、アクリル酸塩、スチレンスルホン酸ソーダ、
イタコン酸塩等の共重合体が例示される。具体的には酢
酸ビニル―マレイン酸ソーダ―塩化ビニル―アクリル酸
ソーダ共重合体、酢酸ビニル―スチレン―ブチルビニル
エーテル共重合体、ポリビニルブチラール等が好ましく
挙げられる。これらの樹脂は他の樹脂との混合が好まし
い。
【0014】前記塩化ビニリデン樹脂としては、塩化ビ
ニリデンの単独ポリマーエマルジョンや塩化ビニリデン
と他のビニル系モノマーの共重合体エマルジョンが好ま
しく例示される。具体的には塩化ビニリデン―塩化ビニ
ル共重合体、塩化ビニリデン―アクリル酸エチル―アク
リル酸ソーダ共重合体等が好ましく挙げられる。
【0015】前記ポリエチレンイミンはエチレンイミン
の重合体であり、この分子量は任意に選定しうる。直鎖
状ポリマーの他に他のポリマーへのグラフト重合体も含
む。
【0016】前記ポリビニルアルコールとしては、ケン
化度の異なる種々のポリビニルアルコールが好ましく例
示される。前記変性ポリビニルアルコールとしては、ポ
リビニルアルコールの水酸基をエステル化、エーテル
化、イソシアネートの反応等によって変性した誘導体が
好ましく例示される。また、前記ゼラチンとしては公知
のものを任意に使用でき、例えば石灰処理ゼラチン、酸
処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、誘導体ゼラチン、変
性ゼラチン、フタル化ゼラチン、低分子ゼラチン等が例
示される。
【0017】これら樹脂は1種又は2種以上の混合物と
して用いられる。また、これら樹脂と共にアミノ樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート等
の架橋性樹脂や他の樹脂を併用することができる。
【0018】本発明において水性塗液は、アニオン型界
面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性
剤等の界面活性剤を必要量添加して用いることができ
る。
【0019】これら界面活性剤としては、塗布液の表面
張力を50dyne/cm以下に、好ましくは40dyne/cm以
下に降下でき、ポリエステルフイルムへの濡れを促進す
るものが好ましく、例えばポリアルキレンオキシド、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレン―脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アル
キル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルスルホコ
ハク酸塩、第4級アンモニウムクロライド塩、アルキル
アミン塩酸等を挙げることができる。
【0020】この他に帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔
料、有機フィラー、無機フィラー、潤滑剤、ブロッキン
グ防止剤、分散剤等を添加することができる。
【0021】本発明においては、結晶配向化が完了する
前のポリエステルフイルムの片面又は両面に前記水性塗
液を塗布する。
【0022】ここで、結晶配向化が完了する前のポリエ
ステルフイルムとは、ポリエステルを熱溶融してそのま
まフイルム状となした未延伸フイルム;未延伸フイルム
を縦方向(長手方向)または横方向(幅方向)の何れか
一方に配向せしめた一軸延伸フイルム;さらには縦方向
及び横方向の二方向に低倍率延伸配向せしめたもの(最
終的に縦方向または横方向に再延伸せしめて配向結晶化
を完了せしめる前の二軸延伸フイルム)等を含むもので
ある。
【0023】上記水性塗液の固形分濃度は、通常30重
量%以下であり、10重量%以下が更に好ましい。塗布
量は走行しているフイルム1m2 当り0.5〜20g、
更に1〜10gが好ましい。
【0024】塗布方法としては、公知の任意の塗工法が
適用できる。例えばキスコート法、リバースコート法、
ダイコート法、リバースキスコート法、オフセットグラ
ビアコート法、マイヤーバーコート法、ロールブラッシ
ュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸
法、カーテンコート法などを単独または組み合わせて適
用するとよい。
【0025】水性塗液を塗布した結晶配向化が完了する
前のポリエステルフイルムは、次いで乾燥され、延伸、
熱固定等の工程に導かれて結晶配向化が完了される。例
えば水性塗液を塗布した縦一軸延伸ポリエステルフイル
ムは、ステンターに導かれて横延伸及び熱固定されて二
軸延伸フイルムとされる。この間、塗布液は乾燥され、
第1の易接着性プライマー層を形成する。
【0026】ポリエステルフイルムの配向結晶化条件、
例えば、延伸、熱固定等の条件は、従来から当業者に蓄
積された条件で行なうことができる。
【0027】本発明においては、さらに、前記第1の易
接着性プライマー層の上にゼラチンを含む塗液を塗布
し、乾燥することで第2の易接着性プライマー層を形成
する。このゼラチンは第1の易接着性プライマー層に用
い得るゼラチンと同じものでも異なっていてもよいが、
同じものが好ましい。このゼラチンとしては、いわゆる
石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチ
ン、誘導体ゼラチン、変性ゼラチン、フタル化ゼラチ
ン、低分子ゼラチン等を用いることができ、さらにゼラ
チンと他の高分子の共重合体も用いることができ、ゼラ
チンとアクリル酸、メタアクリル酸及びそれらのエステ
ル、アミド等の誘導体、アクリロニトリル、スチレン等
のビニルモノマーとの共重合体が例示される。
【0028】第2の易接着性プライマー層中でのゼラチ
ンの配合割合は30〜90重量%、さらには50〜80
重量%であることが好ましい。
【0029】前記第2の易接着性プライマー層には帯電
防止剤を含有させることが好ましい。この帯電防止剤と
しては特に限定されず、種々のものが使用でき、大きく
分けるとイオン伝導タイプのものと電子伝導タイプのも
のがある。
【0030】イオン伝導タイプの帯電防止剤としては、
アニオン系のものとして脂肪酸アミン塩、アルキルホス
フェート型、アルキルサルフェート型、アルキルアリル
サルフェート型等が例示でき、カチオン系のものとして
アルキルアミンサルフェート型、第四級アンモニウム塩
型、第四級アンモニウム樹脂型、ピリジウム型、モルホ
リン誘導体等が例示でき、非イオン系のものとしてソル
ビタン型、エーテル型、アミン型、アミド型、エタノー
ルアミド型、脂肪酸グリセリンエステル、アルキルポリ
エチレンイミン等が例示でき、両性イオン系のものとし
てアルキルベタイン型、アルキルイミダゾリン誘導体、
N―アルキルβ―アラニン型等が例示できる。
【0031】電子伝導タイプの帯電防止剤としては、カ
ーボンブラック、アンチモンドープスズ等の金属微粒子
分散体、TCNQ―TTN錯体に代表される金属錯体等
ラジカルのホッピングを利用したものがあげられる。
【0032】第2の易接着プライマー層中での帯電防止
剤の配合割合は10〜30重量%、さらには10〜20
重量%であることが好ましい。
【0033】前記第2の易接着プライマー層には、ゼラ
チンや帯電防止剤を強固に固定するために第3成分とし
て他の樹脂を併用することも可能であり、かつ好まし
い。この他の樹脂としてはポリエステル、ポリウレタ
ン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、セルロース樹、ポリ
ビニルアルコール等が好ましく例示される。この他の樹
脂の配合量は0〜40重量%であることが好ましい。
【0034】上記塗液は水系であっても溶剤系であって
も一向にさしつかえない。この塗液の塗布方法として公
知の方法を適用できる。例えばスプレーコート法、エア
ーナイフ法、リバースコート法、キスコート法、グラビ
アコート法、マイヤーバー法、ロールブラッシュ法、ダ
イコート法等が適用できる。塗液濃度は、コーティング
方式により異なるが、一般には0.5〜50重量%であ
る。塗布量はwet量で1〜20g/m2 であることが
好ましく、dry膜厚で0.5μm以上、さらには1μ
m以上であることが好ましい。
【0035】かくして得られた易接着性ポリエステルフ
イルムは、光透過率が70%以上である。この光透過率
が70%未満では、写真のような光学的用途では好まし
くない。
【0036】本発明の易接着性ポリエステルフイルムは
感光性層に対して優れた接着性を示し、特にゼラチン系
感光性層に対して接着力が大きく、現像、定着のような
アルカリ、酸処理に耐え、耐水性も良好である。
【0037】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。なお、例中の特性は次の方法で評価した。
【0038】1.接着性 (イ)感光性乳剤の調製 1Nの臭化アンモニウム溶液10ml、1Nのヨウ化カリ
ウム0.5ml、ゼラチン6gと水40mlを混合し、40
〜50℃に保って攪拌下に1Nアンモニア性硝酸銀溶液
10mlを2分かけて滴下して乳剤Nを調製する。
【0039】(ロ)接着性の評価 サンプルフイルムの易接着剤塗布面に、上記(イ)で調
製した感光性乳剤Nを塗布し、乾燥して3μmの厚さの
膜を形成させる。次にpH11の水酸化ナトリウム水溶
液に32℃で2分間浸漬する。更にpH4.2の酢酸水
溶液(酢酸ナトリウム1%含有)に32℃で2分間浸漬
する。その後水洗し、一日乾燥した後、セルロースを貼
り、剥離テストを行なう。剥離状態により3段階の評価
をつける。 A:塗膜が全く剥がれない。 B:塗膜の一部が剥がれる。 C:塗膜の全部が剥がれる。
【0040】2.帯電防止性 23℃×50%RHでフイルムを24hrs放置後、振
動容量型電位差測定器TR―84M型(タケダ理研製)
で測定、その値でもって表示する。
【0041】3.耐熱変形性 フイルムサンプル(30cm×20cm)を120℃で10
分間保持し、その前後のフイルムの平面性の変化を観察
して次の評価をつける。 A:平面性が保持されている。 B:フイルムが変形している。
【0042】
【実施例1〜12】35℃のo―クロロフェノール中で
測定した固有粘度0.64のポリエチレン―2,6―ナ
フタレートを20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融
押出し、急冷して未延伸フイルムとし、次に該未延伸フ
イルムを機械軸方向に3.4倍延伸し、その後、表1の
組成の第1層塗剤(4重量%濃度)をキスコート法にて
フイルムの片面に塗布した(wet塗布量20g/
2 )。引続いて横方向に4.5倍延伸し、さらに22
0℃で熱処理し、厚み110μmのプライマー被覆ポリ
エステルフイルムを得た。
【0043】さらに、表1の組成の第2層塗剤(10重
量%濃度)をリバースコート法にて上記のプライマー被
覆ポリエステルフイルム上に塗布した(10g/
2 )。引き続き、80℃にて2分間乾燥を行い、2層
により被覆されたポリエステルフイルムを得た。このフ
イルムの特性を表1に示す。
【0044】
【比較例1】実施例1において塗剤を塗布しないこと以
外は同様に行なった。この結果を表1に示す。
【0045】
【比較例2】35℃のo―クロロフェノール中で測定し
た固有粘度0.63のポリエチレンテレフタレートを2
0℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融押出し、急冷し
て未延伸フイルムとし、次に該未延伸フイルムを機械軸
方向に3.5倍延伸し、その後、実施例1の塗剤(4重
量%濃度)をキスコート法にてフイルムの片面に塗布し
た(wet塗布量15g/m2 )。引続いて横方向に
3.9倍延伸し、さらに215℃で熱処理し、厚み13
0μmのプライマー被覆ポリエステルフイルムを得た。
【0046】さらに、表1の組成の第2層塗剤(10重
量%)をリバースコート法にて上記のプライマー被覆ポ
リエステルフイルム上に塗布した(10g/m2 )。引
き続き、80℃にて2分間乾燥を行い、2層により被覆
されたポリエステルフイルムを得た。このフイルムの特
性を表1に示す。
【0047】
【比較例3〜4】実施例1において第1層もしくは第2
層の塗設を行なわないこと以外は同様に行なった。この
結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】1)塗剤の種類 <ポリエチレンイミン系A>ポリエチレンイミン/ポリ
ビニルアルコール/メラミン樹脂/ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル=50/20/20/10(w
t%)。
【0050】<アクリル系B>メタクリル酸メチル―ア
クリル酸エチル―アクリル酸Na―N―メチロールアク
リルアミド(55wt%)/ポリ塩化ビニリデン(20
wt%)/ポリビニルアルコール(10wt%)/メラ
ミン樹脂(5wt%)/ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル(10wt%)。
【0051】<ポリウレタン系C>ポリオキシエチレン
グリコール(MW=2000)―トリレンジイソシアネ
ート―エチレンジアミンジメチロールプロピオン酸アミ
ン塩系ポリウレタン(75wt%)/ポリエチレンイミ
ン(10wt%)/ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル(15wt%)。
【0052】<ポリエステル系D>テレフタル酸―イソ
フタル酸―5Naスルホイソフタル酸―エチレングリコ
ール―ジエチレングリコール―ネオペンチルグリコール
共重合ポリエステル(60wt%)/ポリエチレンイミ
ン(20wt%)/メラミン樹脂(10wt%)/ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル(10wt
%)。
【0053】2)ゼラチンの種類 G―0176K(新田ゼラチン製)
【0054】3)帯電防止剤の種類 <帯電防止剤x> スルホン酸ソーダ系 Newcol271A(日本乳化
剤製) <帯電防止剤y> 酸化スズ分散液 セラメースF(多木化学製) <帯電防止剤z> エトサルフェート型 エレガン264A(日本油脂製)
【0055】4)界面活性剤の種類 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルNS―21
0(日本油脂製)
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、感光性層に対する接着
性に優れ、かつ耐熱変形性に優れた易接着性ポリエステ
ルフイルムの製造方法を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配向結晶化が完了していない厚さ20〜
    300μmのポリアルキレンナフタレートフイルムの少
    なくとも片面にポリエステル、アクリル変性ポリエステ
    ル、ポリウレタン、アクリル樹脂、ビニル樹脂、塩化ビ
    ニリデン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコ
    ール、変性ポリビニルアルコール及びゼラチンからなる
    群から選ばれる少なくとも一種の易接着性物質を含む水
    性塗液を塗布し、続いて乾燥、延伸、熱処理を行って配
    向結晶化を完了させかつ第1プライマー層を塗設したフ
    イルムとし、次いで第1プライマー層の上にゼラチンを
    含む塗液を塗布し、続いて乾燥を行って第2プライマー
    層を塗設することを特徴とする光透過率70%以上の感
    光剤易接着性ポリエステルフイルムの製造方法。
JP5025395A 1993-02-15 1993-02-15 易接着性ポリエステルフイルムの製造方法 Pending JPH06240033A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073294A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Nagoya Oilchemical Co., Ltd. 耐熱性シート
WO2006134893A1 (ja) * 2005-06-15 2006-12-21 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 光学フィルム及び光学フィルム用支持体

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