JPH0624165B2 - 薄肉超電導コイルの製作方法 - Google Patents

薄肉超電導コイルの製作方法

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JPH0624165B2
JPH0624165B2 JP12609084A JP12609084A JPH0624165B2 JP H0624165 B2 JPH0624165 B2 JP H0624165B2 JP 12609084 A JP12609084 A JP 12609084A JP 12609084 A JP12609084 A JP 12609084A JP H0624165 B2 JPH0624165 B2 JP H0624165B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/06Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は電子または陽子等の衝突反応粒子検出器用の薄
肉超電導コイルの製作方法に関する。
この種のコイルは強力な電磁場を効率よく均一に発生さ
せる必要がある。このため超電導状態で数千アンペアの
直流電流をコイルに流すことにより導体断面積を著しく
小形化するとともに、前記超電導コイルから生ずる磁束
を回帰させるために帰路鉄心を前記コイルの周囲に装着
するよう構成される。ところがかかる構成では、前記コ
イルの磁気的中心と帰路鉄心の磁気中心とが一致してい
ないと両者間に軸方向の電磁推力が作用して、前記コイ
ルまたはコイル支持構造物が破壊してしまうという問題
があり、コイルおよび鉄心の磁気中心がよく一致した超
電導コイルの製作方法の確立が求められている。
〔従来技術とその問題点〕
第1図は従来の薄肉超電導コイルの製作方法を示す断面
図である。図において1は超電導コイルで、金属製の筒
状の巻枠2と、この巻枠2の内周面に密接して絶縁被覆
された平角超電導々体(以下超電導線とよぶ)よりなる
筒状コイル3とで構成されており、筒状コイルは軸方向
および半径方向に所定の面圧が加えられた状態で接着剤
等によって超電導線相互間ならびに筒状コイル3と巻枠
2とが一体に固着されて超電導コイル1が形成される。
つぎに超電導コイル1の製作方法を第1図について説明
する。4は巻枠2の内側に嵌挿されて筒状コイル3の巻
き始め位置(a位置)を規制する筒状の嵌合部4aを有
するコイル受けで、まず巻枠2の一方端をコイル受け4
に挿入して固定する。つぎに筒状コイル3をa位置を起
点として図の左方向にコイルの外周面が巻枠2の内周面
に密着するように圧力を加えながら所定の回数N回巻回
する。ついで巻枠2の他方端から筒状の嵌合部5aを有
する加圧治具5を挿入し、筒状コイル3の軸方向に荷重
Pを加えて押圧し筒状コイル3の巻き終り位置が所定位
置bに達するまで圧縮する。ついでコイル受け4と加圧
治具5とを図示しない圧力保持ボルト等で連結して筒状
コイル3端面に加えられた荷重Pを保持した状態で超電
導コイル1を加熱硬化炉に入れて加熱する。この際筒状
コイル3を形成する超電導線の絶縁被覆に予め接着剤等
を被着しておけば、加熱硬化することにより、筒状コイ
ル3および巻枠2は互いに固着して一体化される。この
ようにして形成された超電導コイルは、コイルに流れる
大電流によって生ずる半径方向の電磁力および軸方向の
内部圧縮力に対して金属製巻枠2を補強部材として充分
機能させることができ、したがって薄肉の超電導コイル
で強力な電磁場を発生させることを可能にしている。
ところが筒状コイル3を巻回するにあたって、巻枠2を
半径方向に広げようとする放射状の圧力を加えながら超
電導線を巻回しているために巻枠2と筒状コイル3との
間に滑り摩擦抵抗が発生する。したがって加圧治具5に
よって筒状コイル3の軸方向に荷重Pを加えて圧力保持
ボルトでコイル受け4と加圧治具5とを連結し前記荷重
Pを保持するようにした場合、コイル受け4は巻枠2に
より固定されているために軸方向への移動は規制されて
コイル受け4からは筒状コイル3の端面へには面圧が加
わらない。このため筒状コイルの各巻回間に作用する面
圧Pは前記滑り摩擦抵抗により減殺されて第2図に示す
ように、加圧治具5に接したb部で最も高く加圧治具か
ら離れるとともに急激に減少し加圧治具から最も離れた
a部で最小になるような軸方向に不均等な分布になる。
前記衝突反応粒子検出器用超電導コイルは1個の長さが
10メートル前後にも及ぶものがあり、超電導線の巻回数
も極めて多いために、各巻回間の面圧の差,言いかえれ
ば各巻回間の絶縁寸法の差が累積されるとコイル軸方向
の巻数密度(軸方向単位長さ当りの巻回数)にかなりの
差が発生する。すなわち第1図において、巻枠の軸方向
の長さをLとしてその軸方向中央位置をO1とする、ま
た巻枠の両端A,Bからそれぞれ等しい寸法内側に入っ
たa,b間に全巻数Nなる筒状コイル3が巻回され、
a,b位置からそれぞれ全巻数の2分の1宛コイル内に
入った位置をo(以下筒状コイルの磁気中心と呼ぶ)と
する。筒状コイル3の面圧分布が第2図に示されるよう
な場合、筒状コイルの磁気中心oは巻枠2の中央位置よ
りΔlだけ加圧治具5側に移動する。
第3図は従来の衝突反応粒子検出器の概略断面図で、巻
枠2の軸方向中央位置O1と帰路鉄心6の磁気中心位置
2とが一致するよう巻枠2は帰路鉄心6に固定され
る。この時筒状コイルの磁気中心oが帰路鉄心6の磁気
中心O2とΔlだけずれているために、筒状コイル両端
部の磁束φが図のように左右対称な分布にならない。こ
のために筒状コイルの両端部で筒状コイルの軸方向に作
用する電磁機械力が異なり、筒状コイルに電磁推力が作
用するという問題がある。このようにして筒状コイルの
軸方向に作用する外部推力は例えばΔlが10mmあると10
4Kgにも達する巨大な力となる場合があり、超電導コイ
ルまたは支持構造材がこのような外部推力に耐えきれず
に破損するという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は上述の状況に鑑みてなされたもので、金属製の
巻枠の軸方向中央位置と筒状コイルの磁気的中心位置と
が一致し、かつ筒状コイルの磁気的中心位置に対して面
圧の軸方向分布が左右対称な薄肉超電導コイルの製作方
法を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明によれば、上述の目的は、筒状の巻枠の内周面に
密接して筒状コイルを巻回するのに、前記筒状コイルを
それぞれ総巻数の2分の1宛の第1,第2の部分コイル
に分けてそれぞれ前記巻枠の軸方向中央位置を巻き始め
として両方向に巻回するとともに、第1,第2の部分コ
イル別々に前記巻き始め位置を支点として巻き終り側か
らコイル端面に互いに逆向きの軸方向荷重を加えるとい
う着想により、前記巻枠の軸方向中央位置と筒状コイル
の磁気的中心位置とが一致し、かつ前記中央位置に対し
て対称な面圧分布言いかえれば対称な磁束分布を発生で
きるコイルを得られるようにしたもので、具体的には、
前記巻枠の一方端から巻枠内に嵌挿され嵌挿部の先端位
置が前記巻枠の軸方向中央位置に一致するよう規制され
た筒状のコイル受けに前記巻枠を固定し、前記コイル受
けの先端部を巻き始めとして前記巻枠と他方端に向けて
前記超電導線を筒状コイルの全巻数の2分の1だけ巻回
して第1の部分コイルを形成する第1の工程と、前記巻
枠の他方端から筒状の第1の加圧治具を挿入して前記第
1の部分コイルの端面に所定の面圧を加え、この面圧を
保持しつつ前記第1の部分コイルを前記巻枠の内周面に
固定する第2の工程と、前記巻枠を前記第1の加圧治具
に固定して前記コイル受けを取り外し、前記第1の部分
コイルの巻き始め位置から前記第1の部分コイルとは逆
方向に向けて筒状コイルの全巻数の残りの2分の1を巻
回して第2の部分コイルを形成する第3の工程と、前記
巻枠の一方端から筒状の第2の加圧治具を挿入し前記第
2の部分コイルの端面に所定の面圧を加える第4の工程
と、この面圧を保持しつつ前記第2の部分コイルおよび
第1の部分コイルと前記巻枠とを加熱固化して一体化す
る第5の工程とで構成することにより達成された。
〔発明の実施例〕
第4ないし第7図は本発明の製作方法を説明するための
概念図である。まず第4図によって第1〜第2の工程を
説明する。11はコイル受けで、筒状の巻枠2の内側に嵌
挿される筒状の嵌合部11 aとフランジ部11 bとからな
り、嵌合部11 aの先端が巻枠2の軸方向中央位置O1
一致するよう、フランジ部11 bが巻枠2の一方の端面A
部と当接することにより位置が規制されており、巻枠2
はコイル受け11に固定される。12は第1の部分コイル
で、コイル受け11の端面oを巻き始めとして、プリプレ
グ絶縁被覆された平角超電導線を巻枠2の内周面に外向
きの圧力を加えながら筒状コイルの全巻数の2分の1だ
け巻回し、まず第1の工程が終了する。つぎに巻枠の他
方端から加圧治具13が巻枠2に嵌挿され、第1の部分コ
イルの巻き終り端面b部に軸方向の荷重Pが加えられ
る。この時荷重Pは第1の部分コイルの巻き始め端面o
を支点として巻線を軸方向に押し縮めるように作用する
が、巻枠2の一方端がコイル受け11に固定されているた
めに、巻枠2と第1の部分コイル12との接触面の滑り摩
擦抵抗が作用して、部分コイル内の各巻回間の面圧pは
一様にならず第5図に示すように加圧端b部で最も高
く、コイル内で指数関数的に減少する分布となる。しか
しコイルの軸方向の長さおよび巻回数が共に従来の2分
の1になっているために滑り摩擦抵抗も減少し、加圧点
と支持点との面圧分布の差は従来方法によるよりは減少
する。ついで加圧治具13によって第1の部分コイルに与
えられた面圧pの分布を保持しつつ第1の部分コイル12
を巻枠2に固定するが、例えばコイル受け11と加圧治具
13とを双方のフランジ部において図示しない連結ボルト
等で連結した状態で加熱乾燥炉に収納し、超電導線に予
め被着された接着剤等を加熱硬化することにより第1の
筒状コイルおよび巻枠を一体化することができる。超電
導線の絶縁被覆としてはガラス布テープ等に例えばエポ
キシ樹脂等を含浸しこれを加熱乾燥したいわゆるBステ
ージのプリプレグ絶縁被覆が適しており、筒状コイルに
巻回後、コイルの軸方向ならびに半径方向に荷重を加え
た状態で加熱すれば、絶縁被覆中の樹脂が軟化して接着
面にしみ出して空隙をうずめ超電導線相互ならびに超電
導線と巻枠とを完全に一体化することができる。なお巻
枠の内周面に必要には応じて予め接着用の樹脂を塗布す
る。
第1の部分コイルが固定された巻枠2は、第1の加圧治
具13側に固定してコイル受け11を取り外す。この時第1
の加圧治具13の代りに第6図に示すようにB位置で巻枠
2の他方の端面と当接するフランジ部を有する別のコイ
ル受け14と交換してもよい。いずれにしても巻枠2の他
方端B側で支持された巻枠2の内周面には、第1の部分
コイル12の巻き始め端部に導電接続された超電導線を巻
枠2の一方端B側に向かって筒状コイルの総巻数の残り
の2分の1だけ巻回して第2の部分コイル15を形成す
る。これが第3の工程である。つぎに巻枠の一方端A側
から第2の加圧治具16を嵌挿し、第2の部分コイル15の
巻き終り端面に前記第2の工程とは逆向きの軸方向荷重
Pを加え第2の部分コイル15の巻終り端面をa位置まで
圧縮する。この時第1の部分コイル12はすでに巻枠2に
固定されているので、第2の部分コイル15はo位置を支
点として軸方向に圧縮され、各巻回間に発生する軸方向
の面圧は第7図に示すようにa位置で最も高くコイル内
部で指数関数的に減少する分布となる。その結果第1の
部分コイル12内部の面圧分布と対称な分布となり、磁気
的中心位置oが巻枠2の軸方向中央位置Oと一致し、面
圧分布が磁気的中心位置oに対して対称な超電導コイル
が形成される。これが第4の工程である。つぎに加圧治
具16と加圧治具(またはコイル受け)14とを図示しない
圧力保持ボルト等で連結して面圧を保持するとともに、
第2の部分コイル15の内周面から半径方向の圧力を放射
状に加えつつ加熱乾燥炉に収納し、超電導線に被着され
た接着樹脂等を含む絶縁被覆を加熱硬化させ、超電導コ
イル全体を一体化する。加熱硬化を終った超電導コイル
は常温に戻した後治具類を取り外し、第5の工程を終了
する。
前述の実施例の説明では、第2の工程で第1の部分コイ
ルを加熱硬化し、第5の工程で第2の部分コイルを加熱
硬化するよう構成した場合について述べたが、第2の工
程では第1の部分コイルの内周面側に内張りばね等の拘
束治具を取り付けて面圧を保持しておき、第5の工程で
第1,第2の部分コイルを同時に加熱硬化するよう構成
することも可能である。この場合超電導線の絶縁被覆お
よび巻枠の内周面にプリプレグ絶縁を施し、第1,第2
の工程で第1の部分コイルに加える半径方向および軸方
向の圧力によって、前記プリプレグ絶縁同志が粘着して
面圧を保持するようにすると一層効果的である。超電導
コイルの製作方法をこのように構成することにより、第
2の工程が簡略化されるとともに、第1の部分コイルを
2回加熱硬化することによって、第1の加熱硬化によっ
て一体化された接着面が2回目の加熱によって剥離する
等の劣化を防止できる効果がある。なお前述の実施例に
おいて筒状コイルを複数対の部分コイルに分割すれば各
巻回間の面圧分布をより均等化できる。
つぎに本発明における部分コイルの巻回方法について説
明する。第8図および第9図は部分コイルの巻回方法を
説明する概念図である。まず第8図において、筒状の巻
枠2の内周面に密接して第1の部分コイル12を巻回する
場合、まず回動自在に支持され巻枠2内に挿入された巻
線機21に、第1の部分コイル12を巻回するに必要な長さ
の超電導線を第1の部分コイル12の巻回方向とは逆方向
に巻回して仮巻きコイル22を形成し巻き終り端相当部は
巻線機21に固定する。つぎに巻き始め端を案内ローラー
23を介して巻枠2に導き固定する。つぎに巻線機21を仮
コイル22を巻き戻す方向に回転させ、超電導線を巻枠2
の内周面に押し込むように案内ローラー23によって導く
ことにより、第1の部分コイル12を所定回数巻回する。
第3の工程で第2の部分コイルを巻回する場合も前記と
同様に第2の部分コイルに対応する仮コイルを巻縁機に
挿入し、第1,第2の部分コイルのそれぞれの巻き始め
端を導電接続した後所定回数巻回する。このようにして
第1,第2の部分コイルを巻枠2の内周面に密接して巻
回することができる。
第9図は第1,第2の部分コイルを1本の超電導線を用
いて接続部なしに巻回する方法を示したものである。こ
の実施例ではまず筒状コイルの全巻数を巻回するのに必
要な超電導線を巻線機21に巻回して、仮巻きコイル24を
形成する。つぎに仮巻きコイル24の中央部を案内ローラ
ー23を介してコイル受け11に固定された巻枠2の軸方向
中央位置に導く、この時第1の部分コイルに対応する仮
コイル24a の終端は巻線機21に固定し、第2の部分コイ
ルに対応する仮コイル24b は終端部を固定せずに自由に
する。このようにして第1の工程では巻線機21を仮コイ
ル24a を巻き戻す方向に回転して第1の部分コイルを形
成する。この場合仮コイル24b は終端部が拘束されてい
ないので超電導線の弾性によって複数の案内ローラー23
によって規制される直径の範囲内で幾分巻き戻り、巻線
機を回転させた時巻線機の周囲を自由に滑動するので第
1の部分コイルを巻回する作業に支障を与えない。また
第3の工程で第2の部分コイルを巻回する場合は仮コイ
ル24b の終端を巻線機21に固定し、仮コイル24b を巻き
戻す方向,言いかえれば、第1の部分コイルを巻回した
場合とは逆方向に回転させて所定回数巻回する。このよ
うにして第1,第2の部分コイルからなる超電導コイル
を継ぎ目なしに形成することができる。一般に極めて細
い超電導線材を純アルミニウム等の安定化材中に埋設さ
れてなる超電導線の接続作業は高度の技術を必要とする
が、前述の実施例のような継ぎ目なしコイルの製作方法
を提供することにより、高度の技術を必要とせずかつ信
頼性の高い薄肉超電導コイルを提供できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、金属製の筒状の巻枠の内周面に密着し
て一体化された筒状の超電導コイルを製作するのに、筒
状コイルを第1,第2の部分コイルに分割して、前記巻
枠の軸方向中央位置を巻き始めとして互いに巻枠の異な
る端部に向かって巻回し、前記巻き始め位置を支点とし
てまず第1の部分コイルを軸方向に押圧して巻枠に固定
し、ついで第2の部分コイルを第1の部分コイルとは逆
方向に押圧して巻枠に固定するように構成した導肉超電
導コイルの製作方法を提供した。その結果巻枠の軸方向
中央位置とコイルの磁気的中心位置とが完全に一致し、
かつ前記軸方向中央位置に対して面圧分布あるいは磁束
分布が対称な超電導コイルの製作を可能にした。したが
って本発明の方法によって製作された薄肉超電導コイル
を例えば衝突反応粒子検出器に適用する場合、前記巻枠
と鉄心との軸方向中央位置が互いに一致するよう両者を
組み合わせれば、超電導コイルに流れる大電流によって
発生する電磁機械力,ことに電磁推力が最も少ない装置
を提供することができる。またコイル支持構造材の軽量
化,簡素化が可能になる。また上述の効果が相乗的に作
用して電磁機械力に対して安定かつ信頼性の高い超電導
機器を提供することに貢献できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の薄肉超電導コイルと製作方
法および問題点を説明するための概念図、第4図ないし
第7図は本発明の薄肉超電導コイルの製作方法および特
徴を説明するための概念図、第8図および第9図は本発
明の薄肉超電導コイルの巻回方法を説明するための概念
図である。 図において、1……薄肉超電導コイル、2……筒状の巻
枠、3……筒状コイル、4,11,14……コイル受け、12
……第1の部分コイル、15……第2の部分コイル、13…
…第1の加圧治具、16……第2の加圧治具、22,24……
仮巻コイル、O……巻枠の軸方向中心位置、o……筒
状コイルの磁気的中心位置、である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の巻枠の内周面に密接してプリプレグ
    絶縁被覆された超電導線を巻回し所定の巻数の一層の筒
    状コイルを形成した後プリプレグ絶縁被覆を加熱硬化さ
    せて前記巻枠と一体化する方法において、前記巻枠の軸
    方向中央位置を起点として巻枠の一方端に向けて前記超
    電導線を筒状コイルの全巻数の2分の1だけ巻回して第
    1の部分コイルを形成し、該第1の部分コイルを前記軸
    方向中央位置に対して軸方向に加圧し、次いでこの加圧
    力を保持しつつ前記軸方向中央位置を起点として巻枠の
    他方端に向けて前記超電導線を筒状コイルの残りの巻数
    だけ巻回して第2の部分コイルを形成し、該第2の部分
    コイルを前記軸方向中央位置に対し前記加圧力と同じ圧
    力で加圧することを特徴とする薄肉超電導コイルの製作
    方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方法におい
    て、製作工程が、前記巻枠の一方端から巻枠内に嵌挿さ
    れ嵌挿部の先端位置が前記巻枠の軸方向中央位置に一致
    するよう規制された筒状のコイル受けに前記巻枠を固定
    し、前記コイル受けの先端部を巻き始めとして巻枠の他
    方端に向けて前記超電導線を前記筒状コイルの全巻数の
    2分の1だけ巻回して第1の部分コイルを形成する第1
    の工程と、前記巻枠の他方端から筒状の第1の加圧治具
    を挿入して前記第1の部分コイルの端面に所定の面圧を
    加え、この面圧を保持しつつ第1の部分コイルを巻枠の
    内周面に固定する第2の工程と、前記巻枠を第1の加圧
    治具に固定して前記コイル受けを取り外し、前記第1の
    部分コイルの巻き始め位置から第1の部分コイルとは逆
    方向に向けて前記筒状コイルの全巻数の残りの2分の1
    を巻回して第2の部分コイルを形成する第3の工程と、
    前記巻枠の一方端から筒状の第2の加圧治具を挿入し第
    2の部分コイルの端面に所定の面圧を加える第4の工程
    と、この面圧を保持しつつ第2の部分コイルを巻枠の内
    周面に固定する第5の工程とからなることを特徴とする
    薄肉超電導コイルの製作方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    方法において、各部分コイルを巻回加圧後部分コイルの
    内周面側から外側に向けて放射状の圧力を加える拘束治
    具を取り付け、全体を所定温度に加熱してプリプレグ絶
    縁被覆を加熱硬化させて部分コイルをそれぞれ前記巻枠
    と一体化することを特徴とする薄肉超電導コイルの製作
    方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の方法において、各部分コイルのプリプレグ
    絶縁被覆を同時に加熱硬化することを特徴とする薄肉超
    電導コイルの製作方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れかに記載の方法において、第3の工程が前記第1およ
    び第2の部分コイルのそれぞれの巻き始め端部を導電接
    続する工程を含むことを特徴とする薄肉超電導コイルの
    製作方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
    れかに記載の方法において、第1の工程が、予め前記筒
    状コイルの全巻数に相当する長さの超電導線を前記筒状
    コイルより小なる直径の仮コイルに形成し、該仮コイル
    を巻枠内に回動自在に挿入しておき、前記仮コイルの中
    央部を前記巻枠の軸方向中央部に誘導し、仮コイルの半
    分を巻き戻しながら第1の部分コイルを巻回する工程を
    含み、第3の工程において前記仮コイルの残りの半分を
    巻き戻しながら第2の部分コイルを前記第1の部分コイ
    ルの巻き始め端部と連続して巻回するようにしたことを
    特徴とする薄肉超電導コイルの製作方法。
JP12609084A 1984-06-05 1984-06-19 薄肉超電導コイルの製作方法 Expired - Lifetime JPH0624165B2 (ja)

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