JPH06246484A - 粉粒体充填管の製造方法 - Google Patents
粉粒体充填管の製造方法Info
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- JPH06246484A JPH06246484A JP5036758A JP3675893A JPH06246484A JP H06246484 A JPH06246484 A JP H06246484A JP 5036758 A JP5036758 A JP 5036758A JP 3675893 A JP3675893 A JP 3675893A JP H06246484 A JPH06246484 A JP H06246484A
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- welding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 健全な接合溶接部を得ることにより管外皮に
割れのない粉粒体充填管を製造する方法を提供する。 【構成】 金属帯板を管状体1に成形する途中で管状体
1に粉粒体25を供給し、管状体1の両エッジ面2L 、
2R を高周波溶接により突合せ溶接し、溶接管を縮径す
る粉粒体充填管の製造方法において、管状体1の管肉厚
が5mm以下、管外径が50mm以下であって、エッジ厚み
方向の中心から上下に開く開先に成形した両エッジ部1
9L 、19R を突合せ溶接する。
割れのない粉粒体充填管を製造する方法を提供する。 【構成】 金属帯板を管状体1に成形する途中で管状体
1に粉粒体25を供給し、管状体1の両エッジ面2L 、
2R を高周波溶接により突合せ溶接し、溶接管を縮径す
る粉粒体充填管の製造方法において、管状体1の管肉厚
が5mm以下、管外径が50mm以下であって、エッジ厚み
方向の中心から上下に開く開先に成形した両エッジ部1
9L 、19R を突合せ溶接する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は炭素鋼、ステンレス
鋼、銅合金、アルミニウム合金その他の金属管に粉粒体
を充填した粉粒体充填管の製造方法に関する。
鋼、銅合金、アルミニウム合金その他の金属管に粉粒体
を充填した粉粒体充填管の製造方法に関する。
【0002】ここで、粉粒体とは溶接用フラックス、酸
化物超電導材、溶鋼用添加剤等の粉粒体をいう。
化物超電導材、溶鋼用添加剤等の粉粒体をいう。
【0003】
【従来の技術】粉粒体充填管の一つとして、溶接用フラ
ックス入りシームレスワイヤがある。このシームレスワ
イヤの製造では、帯鋼を所要の幅でスリッティングし、
スリット後の帯鋼を成形ロールによりU字形からO字形
に漸次成形する。この成形途中でU字形帯鋼の長手方向
に沿った開口からフィーダによりフラックスを帯鋼谷部
に供給する。ついで、O字形に成形すると同時に、開口
の相対するエッジ面を溶接により接合し、引き続いて縮
径する。さらに必要に応じて焼鈍したのちフラックスが
充填された管を所望の径に伸線、巻き取って製品とす
る。
ックス入りシームレスワイヤがある。このシームレスワ
イヤの製造では、帯鋼を所要の幅でスリッティングし、
スリット後の帯鋼を成形ロールによりU字形からO字形
に漸次成形する。この成形途中でU字形帯鋼の長手方向
に沿った開口からフィーダによりフラックスを帯鋼谷部
に供給する。ついで、O字形に成形すると同時に、開口
の相対するエッジ面を溶接により接合し、引き続いて縮
径する。さらに必要に応じて焼鈍したのちフラックスが
充填された管を所望の径に伸線、巻き取って製品とす
る。
【0004】上記粉粒体充填管の製造における溶接法と
して、高周波誘導溶接法、高周波抵抗溶接法等の高周波
溶接が広く用いられている。これらの溶接法は、いずれ
もほぼO字形に成形したところで、高周波電流により発
生するジュール熱により開口のエッジ面を溶融温度まで
加熱し、相対するエッジ面を一対のスクイズロールによ
り圧接する。
して、高周波誘導溶接法、高周波抵抗溶接法等の高周波
溶接が広く用いられている。これらの溶接法は、いずれ
もほぼO字形に成形したところで、高周波電流により発
生するジュール熱により開口のエッジ面を溶融温度まで
加熱し、相対するエッジ面を一対のスクイズロールによ
り圧接する。
【0005】ところで、フラックスを充填し、溶接した
管を圧延、伸線等により縮径する際に、管外皮に割れが
発生することがある。そして、この割れの原因として、
次のように考えられている。溶接時に管状体の開口エッ
ジ面に酸化物やケイ酸物等のフラックスの一部が吸着す
る。すなわち溶接位置では溶接電流によって発生した磁
場により管状体の開口エッジ部は磁極となる。したがっ
てフラックスのうちの強磁性成分は、磁力により開口エ
ッジ部に吸着される。このとき非磁性成分も強磁性成分
に伴われて開口エッジ部に吸着する。これら開口エッジ
部に吸着したフラックスは、接合溶接部の介在物とな
り、溶接欠陥となる。そして、この溶接欠陥により縮径
時に割れが発生する。縮径時の割れはそのまま製品すな
わち溶接用フラックス入りワイヤに持ち込まれ、溶接作
業性を劣化させる。
管を圧延、伸線等により縮径する際に、管外皮に割れが
発生することがある。そして、この割れの原因として、
次のように考えられている。溶接時に管状体の開口エッ
ジ面に酸化物やケイ酸物等のフラックスの一部が吸着す
る。すなわち溶接位置では溶接電流によって発生した磁
場により管状体の開口エッジ部は磁極となる。したがっ
てフラックスのうちの強磁性成分は、磁力により開口エ
ッジ部に吸着される。このとき非磁性成分も強磁性成分
に伴われて開口エッジ部に吸着する。これら開口エッジ
部に吸着したフラックスは、接合溶接部の介在物とな
り、溶接欠陥となる。そして、この溶接欠陥により縮径
時に割れが発生する。縮径時の割れはそのまま製品すな
わち溶接用フラックス入りワイヤに持ち込まれ、溶接作
業性を劣化させる。
【0006】このような問題を解決する技術の一つに特
開昭60−234794号公報で開示された「溶接用複
合ワイヤ」があり、非透磁率が1.10以下の粉末原料
の実質的に非磁性の粉体を充填し、粉体が磁力により開
口エッジ部に吸着するのを防止する。特開昭63−58
97号公報で開示された「複合管の製造方法」があり、
粉体の供給時に48メッシュより細かい微粉末を除去
し、微粉末が開口エッジ部に付着するのを防止する。ま
た他の技術として、特開昭54−109040号公報で
開示された「粉末が充填された管を製造する方法」があ
る。この技術は、管状体いっぱいに充満されないように
して粉体を供給し、接合溶接部と供給された粉体層表面
との間に空隙すなわち距離を設け、粉体が舞い上って開
口エッジ部に至らないようにしている。
開昭60−234794号公報で開示された「溶接用複
合ワイヤ」があり、非透磁率が1.10以下の粉末原料
の実質的に非磁性の粉体を充填し、粉体が磁力により開
口エッジ部に吸着するのを防止する。特開昭63−58
97号公報で開示された「複合管の製造方法」があり、
粉体の供給時に48メッシュより細かい微粉末を除去
し、微粉末が開口エッジ部に付着するのを防止する。ま
た他の技術として、特開昭54−109040号公報で
開示された「粉末が充填された管を製造する方法」があ
る。この技術は、管状体いっぱいに充満されないように
して粉体を供給し、接合溶接部と供給された粉体層表面
との間に空隙すなわち距離を設け、粉体が舞い上って開
口エッジ部に至らないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
によって接合溶接部の改善を図っても、管縮径時に依然
として前述のような割れが発生し、製品歩留りの低下を
招いていた。割れは一度発生すると、最初は微小な割れ
でも、管の縮径サイズが小さくなるに従って管長手方向
に延び、製品サイズではもはや無視できない程度の長さ
となる。
によって接合溶接部の改善を図っても、管縮径時に依然
として前述のような割れが発生し、製品歩留りの低下を
招いていた。割れは一度発生すると、最初は微小な割れ
でも、管の縮径サイズが小さくなるに従って管長手方向
に延び、製品サイズではもはや無視できない程度の長さ
となる。
【0008】そこで、この発明は、健全な接合溶接部を
得ることにより管外皮に割れのない粉粒体充填管を提供
することを目的とする。
得ることにより管外皮に割れのない粉粒体充填管を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明者らは、管縮径時の
割れは溶接時に管状体の開口エッジ部に粉粒体粒子が磁
力により磁着することに基づく溶接欠陥であることを再
認識するとともに、これを防止するには実質的に非磁性
の原料粉末のみを供給する、あるいは接合溶接部と供給
された粉体層表面との間に空隙すなわち距離を設けると
いった漠然とした処置のみでは効果が乏しいこと、すな
わち管状体の開口エッジ面への粉粒体粒子の磁着を皆無
にすることに限界があることも確認した。そこでこの磁
着は避けられないという観点に立ち、磁着した粉粒体粒
子を接合溶接部から取り除いて介在物のないクリーンな
状態にするための手段を鋭意検討した。
割れは溶接時に管状体の開口エッジ部に粉粒体粒子が磁
力により磁着することに基づく溶接欠陥であることを再
認識するとともに、これを防止するには実質的に非磁性
の原料粉末のみを供給する、あるいは接合溶接部と供給
された粉体層表面との間に空隙すなわち距離を設けると
いった漠然とした処置のみでは効果が乏しいこと、すな
わち管状体の開口エッジ面への粉粒体粒子の磁着を皆無
にすることに限界があることも確認した。そこでこの磁
着は避けられないという観点に立ち、磁着した粉粒体粒
子を接合溶接部から取り除いて介在物のないクリーンな
状態にするための手段を鋭意検討した。
【0010】この発明の粉粒体充填管の製造方法は、金
属帯板を管状体に成形する途中で管状体に粉粒体を供給
し、管状体の両エッジ面を高周波溶接により突合せ溶接
し、溶接管を縮径する粉粒体充填管の製造方法におい
て、管状体の肉厚が5mm以下、管外径が50mm以下であ
って、エッジ厚み方向の中心から上下に向かって開く開
先に成形した両エッジ部を突合せ溶接することを特徴と
する。このような形状の開先として、X、H、Kまたは
両面J開先が用いられる。
属帯板を管状体に成形する途中で管状体に粉粒体を供給
し、管状体の両エッジ面を高周波溶接により突合せ溶接
し、溶接管を縮径する粉粒体充填管の製造方法におい
て、管状体の肉厚が5mm以下、管外径が50mm以下であ
って、エッジ厚み方向の中心から上下に向かって開く開
先に成形した両エッジ部を突合せ溶接することを特徴と
する。このような形状の開先として、X、H、Kまたは
両面J開先が用いられる。
【0011】また、この発明の粉粒体充填管の製造方法
は、両エッジ部の少なくとも一方をフィンロールのフィ
ンで圧下してエッジ厚み方向の中心から上下に向かって
開く開先に成形することを特徴としている。つまり、エ
ッジ面をフィンロールのフィンにより「く字形断面」に
圧潰整形してからX開先などで突合せ溶接する。
は、両エッジ部の少なくとも一方をフィンロールのフィ
ンで圧下してエッジ厚み方向の中心から上下に向かって
開く開先に成形することを特徴としている。つまり、エ
ッジ面をフィンロールのフィンにより「く字形断面」に
圧潰整形してからX開先などで突合せ溶接する。
【0012】さらに、管状体のエッジ面の接合終端形状
の頂点をP、外側端点をO、内側端点をI、線分OIの
中点をMとしたとき、距離LPM、LOIと板厚tとの間
に、 LPM/t=0.5〜7.0 LOI/LPM≦1.0 ただし、LPM…管軸方向のP−M 間距離 LOI…管軸方向のO−I 間距離 なる関係が成立する山形の接合終端形状になるように管
状体の両エッジ面を接合することを特徴としている。
の頂点をP、外側端点をO、内側端点をI、線分OIの
中点をMとしたとき、距離LPM、LOIと板厚tとの間
に、 LPM/t=0.5〜7.0 LOI/LPM≦1.0 ただし、LPM…管軸方向のP−M 間距離 LOI…管軸方向のO−I 間距離 なる関係が成立する山形の接合終端形状になるように管
状体の両エッジ面を接合することを特徴としている。
【0013】さらにまた、前記LPM/tが所定の値とな
るように、V収束角θを3〜15°の範囲で調整するこ
とを特徴としている。
るように、V収束角θを3〜15°の範囲で調整するこ
とを特徴としている。
【0014】この発明において、エッジ厚み方向の中心
から上下に向かって開く開先(X開先など)の形成に機
械加工または塑性加工が用いられる。しかし、管状体の
肉厚が5mm以下、管外径が50mm以下と薄肉小径である
ことから、加工が比較的困難である。したがって、両エ
ッジ部の少なくとも一方をフィンロールのフィンで圧下
してX開先などに成形すると、経済的かつ能率的であ
る。ここでフィンロールとは、粉粒体供給位置と突合せ
溶接位置との間に設置されたフィンパスロール、シーム
ガイドロール等のフィン付きロールをいう。このフィン
ロールのフィンにより管状体開口部の少なくとも一方の
エッジ面を「く字形断面」に圧潰整形する。この様子を
図1に示す具体例により説明すると、粉粒体25を内蔵
した管状体1はフィンロール35、支持ロール36から
なるロール対に挟まれてスクイズロールに向かって走行
する。このとき管状体1の開口部にはフィンロール35
のフィン37が差し込まれ、その両エッジ面2L と2R
が圧潰整形される。すなわちエッジ面2L と2R の上方
部分もしくは下方部分あるいはその両方、図示の例では
下方部分にフィン37の側面を押しつけて潰し、エッジ
面2L と2R を平面状から断面「く字形」(山形状)の
突起面に圧潰整形する。整形後のエッジ面2Lと2R は
内側斜面2iL、2iRと外側斜面2oL、2oRとからなる
「く字形断面」のエッジ面となる。このような整形処理
をエッジ面に施してから板厚中央部の接触が先行するX
開先で突合せ溶接する。
から上下に向かって開く開先(X開先など)の形成に機
械加工または塑性加工が用いられる。しかし、管状体の
肉厚が5mm以下、管外径が50mm以下と薄肉小径である
ことから、加工が比較的困難である。したがって、両エ
ッジ部の少なくとも一方をフィンロールのフィンで圧下
してX開先などに成形すると、経済的かつ能率的であ
る。ここでフィンロールとは、粉粒体供給位置と突合せ
溶接位置との間に設置されたフィンパスロール、シーム
ガイドロール等のフィン付きロールをいう。このフィン
ロールのフィンにより管状体開口部の少なくとも一方の
エッジ面を「く字形断面」に圧潰整形する。この様子を
図1に示す具体例により説明すると、粉粒体25を内蔵
した管状体1はフィンロール35、支持ロール36から
なるロール対に挟まれてスクイズロールに向かって走行
する。このとき管状体1の開口部にはフィンロール35
のフィン37が差し込まれ、その両エッジ面2L と2R
が圧潰整形される。すなわちエッジ面2L と2R の上方
部分もしくは下方部分あるいはその両方、図示の例では
下方部分にフィン37の側面を押しつけて潰し、エッジ
面2L と2R を平面状から断面「く字形」(山形状)の
突起面に圧潰整形する。整形後のエッジ面2Lと2R は
内側斜面2iL、2iRと外側斜面2oL、2oRとからなる
「く字形断面」のエッジ面となる。このような整形処理
をエッジ面に施してから板厚中央部の接触が先行するX
開先で突合せ溶接する。
【0015】高周波溶接に伴い管内に発生する磁場は、
粉粒体層25の表層部に存在する磁性粉粒体粒子を舞上
げ22、エッジ面2に磁着23させる。この磁着粒子は
溶接欠陥ひいては管外皮の割れを引き起こす原因となる
ものであるから、これを極力エッジ面2から除去するこ
とが望ましい。この解決手段としてこの発明では、管状
体1の両エッジ部19をX開先などに成形して2つの斜
面2o 、2i (図4参照)で構成する。
粉粒体層25の表層部に存在する磁性粉粒体粒子を舞上
げ22、エッジ面2に磁着23させる。この磁着粒子は
溶接欠陥ひいては管外皮の割れを引き起こす原因となる
ものであるから、これを極力エッジ面2から除去するこ
とが望ましい。この解決手段としてこの発明では、管状
体1の両エッジ部19をX開先などに成形して2つの斜
面2o 、2i (図4参照)で構成する。
【0016】図2a、bによりエッジ面2に磁着した粉
粒体粒子の排出のメカニズムを説明する。 a…図2aの斜線部26L 、26R は高周波電流のジュ
ール熱によるエッジ部19L 、19R の熱影響部を示
す。溶接位置において管状体の左右の両エッジ面2L 、
2R は一対のスクイズロールの押圧力によりその間隔を
狭め、やがて接触して圧接状態になる。まず両エッジ面
2L と2R の頂点pL とpR が接触し、そののち内側斜
面2iL、2iRと外側斜面2oLと2oR間のエッジ部が圧接
され、最後に内側端点iLとiR、外側端点oLとoRが圧接さ
れる。
粒体粒子の排出のメカニズムを説明する。 a…図2aの斜線部26L 、26R は高周波電流のジュ
ール熱によるエッジ部19L 、19R の熱影響部を示
す。溶接位置において管状体の左右の両エッジ面2L 、
2R は一対のスクイズロールの押圧力によりその間隔を
狭め、やがて接触して圧接状態になる。まず両エッジ面
2L と2R の頂点pL とpR が接触し、そののち内側斜
面2iL、2iRと外側斜面2oLと2oR間のエッジ部が圧接
され、最後に内側端点iLとiR、外側端点oLとoRが圧接さ
れる。
【0017】b…内側斜面2iLと2iRと外側斜面2oLと
2oR間のエッジ部が圧接されるとき、図2bの斜線部に
位置する熱影響部27は板厚両端方向の空間28o 、2
8iに向かって移動し溢れる状態になる、つまりメタル
フロー立上がり現象が生ずる。このときエッジ面2に、
図示の例では内側斜面2iLに磁着した粉粒体粒子23に
はこのメタルフロー立上がりによって矢印で示す外力が
作用し、その結果完全に接合部から排出される。
2oR間のエッジ部が圧接されるとき、図2bの斜線部に
位置する熱影響部27は板厚両端方向の空間28o 、2
8iに向かって移動し溢れる状態になる、つまりメタル
フロー立上がり現象が生ずる。このときエッジ面2に、
図示の例では内側斜面2iLに磁着した粉粒体粒子23に
はこのメタルフロー立上がりによって矢印で示す外力が
作用し、その結果完全に接合部から排出される。
【0018】なお上記メタルフロー立上がり現象は、高
周波電流が流れることによって現れる略三角形状をした
熱影響部26L 、26R で起こるから、高周波電流によ
る加熱部分を必要最小限に抑えることができ、従って溶
接に必要な高周波電流、つまり入熱を低減できることに
なり、きわめて効率のよい溶接が可能になる。
周波電流が流れることによって現れる略三角形状をした
熱影響部26L 、26R で起こるから、高周波電流によ
る加熱部分を必要最小限に抑えることができ、従って溶
接に必要な高周波電流、つまり入熱を低減できることに
なり、きわめて効率のよい溶接が可能になる。
【0019】これに対して図3は従来のエッジ面が平行
なI型開先による場合を示している。この図3の斜線部
32L 、32R は高周波電流によるエッジ部29L 、2
9Rの熱影響部を示す。この場合エッジ面33L 、33R
はほぼ同時に接触して圧接が開始されるから、磁着に
よりエッジ面33L 、33R 間に挟まれた粉粒体粒子2
3は逃げ場を失って加熱金属内部に閉じ込められる。そ
の後粉粒体粒子23は熱影響部32L 、32R のメタル
フロー立上がりによりエッジ内外に向かって移動しよう
とするが、エッジ面上の粉粒体粒子23の磁着位置(初
期位置)によってはエッジ内外に排出されないことがあ
り、この状態は粉粒体粒子23が板厚中央部付近に磁着
したときに顕著に現れる。これを解消するために単純に
スクイズロールによるアップセット量を増やしたとして
も充分な排出効果は得られず、しかもそのためには入熱
量を増加してエッジ部の熱影響幅を広くしなければなら
ないからこれは電力消費の増大に直結し、また入熱量の
増加はスパッタの発生を促進させて管内に飛散混入する
チャンスを増やす。さらにアップセット量を大きくする
とエッジ内外面のビード量が増えるので外皮帯板の消費
増となり、かつエッジ内面側に隆起した過大なビードは
管内に飛散した上記スパッタと同様に管縮径時の断線を
誘発するようになる。従ってアップセット量をあまり大
きく出来ず、粉粒体粒子23をエッジ面から完全に排出
することに限界があった。
なI型開先による場合を示している。この図3の斜線部
32L 、32R は高周波電流によるエッジ部29L 、2
9Rの熱影響部を示す。この場合エッジ面33L 、33R
はほぼ同時に接触して圧接が開始されるから、磁着に
よりエッジ面33L 、33R 間に挟まれた粉粒体粒子2
3は逃げ場を失って加熱金属内部に閉じ込められる。そ
の後粉粒体粒子23は熱影響部32L 、32R のメタル
フロー立上がりによりエッジ内外に向かって移動しよう
とするが、エッジ面上の粉粒体粒子23の磁着位置(初
期位置)によってはエッジ内外に排出されないことがあ
り、この状態は粉粒体粒子23が板厚中央部付近に磁着
したときに顕著に現れる。これを解消するために単純に
スクイズロールによるアップセット量を増やしたとして
も充分な排出効果は得られず、しかもそのためには入熱
量を増加してエッジ部の熱影響幅を広くしなければなら
ないからこれは電力消費の増大に直結し、また入熱量の
増加はスパッタの発生を促進させて管内に飛散混入する
チャンスを増やす。さらにアップセット量を大きくする
とエッジ内外面のビード量が増えるので外皮帯板の消費
増となり、かつエッジ内面側に隆起した過大なビードは
管内に飛散した上記スパッタと同様に管縮径時の断線を
誘発するようになる。従ってアップセット量をあまり大
きく出来ず、粉粒体粒子23をエッジ面から完全に排出
することに限界があった。
【0020】またこの発明において接合終端形状とは、
管状体の両エッジ面2を高周波溶接により接合したとき
接合溶接部の終了端に形成される接合終了線の形状をい
う。図4に示すようにこの発明ではエッジ面2を2つの
斜面すなわち外側斜面2o と内側斜面2i とにより構成
し、そして接合溶接部17の終了端に形成される接合終
了線18の頂点をP、外側端点をO、内側端点をIそし
て端点O、Iがつくる線分OIの中点をMとしたとき、
これら各点の位置により定まる管軸方向距離LPM、LOI
と板厚tとの間に、関係式 LPM/t=0.5〜7.0
および LOI/LPM≦1.0 が成立する接合終端形
状にする。これは、LPM/t<0.5では粉粒体粒子の
エッジ面からの排出効果が十分でなく、LPM/t>7.
0 では接合終端形状の頂点近傍に高周波電流が集中し
てスパッタが多発し良好な接合を期待できず、また L
OI/LPM>1.0 ではアップセット量がエッジ内外部
で偏り過ぎることからやはり良好な接合を期待できなく
なるという理由による。
管状体の両エッジ面2を高周波溶接により接合したとき
接合溶接部の終了端に形成される接合終了線の形状をい
う。図4に示すようにこの発明ではエッジ面2を2つの
斜面すなわち外側斜面2o と内側斜面2i とにより構成
し、そして接合溶接部17の終了端に形成される接合終
了線18の頂点をP、外側端点をO、内側端点をIそし
て端点O、Iがつくる線分OIの中点をMとしたとき、
これら各点の位置により定まる管軸方向距離LPM、LOI
と板厚tとの間に、関係式 LPM/t=0.5〜7.0
および LOI/LPM≦1.0 が成立する接合終端形
状にする。これは、LPM/t<0.5では粉粒体粒子の
エッジ面からの排出効果が十分でなく、LPM/t>7.
0 では接合終端形状の頂点近傍に高周波電流が集中し
てスパッタが多発し良好な接合を期待できず、また L
OI/LPM>1.0 ではアップセット量がエッジ内外部
で偏り過ぎることからやはり良好な接合を期待できなく
なるという理由による。
【0021】この接合終端形状(太線で示す)はエッジ
面の中央付近から内側方向に傾斜する接合終了線18i
と外側方向に傾斜する接合終了線180 とで構成される
山形状となる。このときのエッジ部19の断面(管軸に
対して垂直)の形状は図4の点線枠21内に示すような
「く字形」(山形状)であり、そして図2に示すように
これを合わせた両エッジ部19L と19R はX開先を形
成する。点線枠21内のエッジ部19が形成する「く字
形」の頂点p、外側端点o、内側端点iおよび端点o、
iがつくる線分oiの中点mはそれぞれ接合終端形状の
頂点P、外側端点O、内側端点Iおよび中点Mに対応す
るものであるが、相対するエッジ面間の接触順序はp→
o→i(図示の例)となって同時接触ではなく板厚中央
部の接触が先行する。すなわち接合終了線18の点P、
O、Iはそれぞれ異なるエッジ断面部の点p、o、iに
対応する。また開先高さH(頂点pと中点mの管軸方向
距離)は接合終端形状における距離LPMに対応する。
面の中央付近から内側方向に傾斜する接合終了線18i
と外側方向に傾斜する接合終了線180 とで構成される
山形状となる。このときのエッジ部19の断面(管軸に
対して垂直)の形状は図4の点線枠21内に示すような
「く字形」(山形状)であり、そして図2に示すように
これを合わせた両エッジ部19L と19R はX開先を形
成する。点線枠21内のエッジ部19が形成する「く字
形」の頂点p、外側端点o、内側端点iおよび端点o、
iがつくる線分oiの中点mはそれぞれ接合終端形状の
頂点P、外側端点O、内側端点Iおよび中点Mに対応す
るものであるが、相対するエッジ面間の接触順序はp→
o→i(図示の例)となって同時接触ではなく板厚中央
部の接触が先行する。すなわち接合終了線18の点P、
O、Iはそれぞれ異なるエッジ断面部の点p、o、iに
対応する。また開先高さH(頂点pと中点mの管軸方向
距離)は接合終端形状における距離LPMに対応する。
【0022】図5 (a) (b) (c) (d) に接合終端
形状の具体例を示す。 (a) … LPM/t=2.7、LOI/LPM=0 (b) … LPM/t=2.6、LOI/LPM=0.8(V
開先傾向) (c) … LPM/t=3.9、LOI/LPM=0.8(逆
V開先傾向) (d) … LPM/t=0.6、LOI/LPM=0 図6は溶接位置における管状体の上面図、図7a、bは
それぞれ図6のVIa −VIa 線図、VIb −VIb 線図であ
り、ここでは簡単のため LOI/LPM=0 の場合の接
合終端形状を示している。溶接位置における両エッジ面
2L 、2R の開き角度すなわちV収束角θ、開先高さH
と上記管軸に沿うP−M間距離LPMとは、図6に斜線部
で示す直角三角形から明らかなように理論的には、 [LPM]=H・(sinθ/2)-1 ∴ [LPM/t]=(H/t)・(sinθ/2)-1 (但し、[ ]は理論値であることをを示す。)なる関
係が成り立つ。そして実測値LPM/tと理論値[LPM/
t]との間に、 LPM/t=α・[LPM/t] が成立することが実験的に確認されている。係数αは各
々の造管条件(管寸法(肉厚、管径)、スクイズ代、入
熱、溶接速度等)によって決まり、略1〜5の範囲をと
る。図8は上記理論式をグラフ化した[LPM/t]−θ
図であり、該図から明らかなようにV収束角θを一定に
したときH/t値が大きいほど[LPM/t]値は大きく
なり、またV収束角θが大きくすると[LPM/t]値は
漸減してくる。従ってH/t値が小さい、つまりI開先
に近い場合にはV収束角θを小さく設定し、またH/t
値が大きい、つまりエッジ面の頂角が90°に近い場合
にはV収束角θを大きく設定することにより理論値[L
PM/t]を、従って実測値LPM/tを適正範囲内に収め
ることができる。すなわちV収束角θを制御変数として
実測値LPM/tを調整することが可能である。このV収
束角θは良好な接合溶接部を形成する上でθ=3〜15
°の範囲内で設定することが望ましい。
形状の具体例を示す。 (a) … LPM/t=2.7、LOI/LPM=0 (b) … LPM/t=2.6、LOI/LPM=0.8(V
開先傾向) (c) … LPM/t=3.9、LOI/LPM=0.8(逆
V開先傾向) (d) … LPM/t=0.6、LOI/LPM=0 図6は溶接位置における管状体の上面図、図7a、bは
それぞれ図6のVIa −VIa 線図、VIb −VIb 線図であ
り、ここでは簡単のため LOI/LPM=0 の場合の接
合終端形状を示している。溶接位置における両エッジ面
2L 、2R の開き角度すなわちV収束角θ、開先高さH
と上記管軸に沿うP−M間距離LPMとは、図6に斜線部
で示す直角三角形から明らかなように理論的には、 [LPM]=H・(sinθ/2)-1 ∴ [LPM/t]=(H/t)・(sinθ/2)-1 (但し、[ ]は理論値であることをを示す。)なる関
係が成り立つ。そして実測値LPM/tと理論値[LPM/
t]との間に、 LPM/t=α・[LPM/t] が成立することが実験的に確認されている。係数αは各
々の造管条件(管寸法(肉厚、管径)、スクイズ代、入
熱、溶接速度等)によって決まり、略1〜5の範囲をと
る。図8は上記理論式をグラフ化した[LPM/t]−θ
図であり、該図から明らかなようにV収束角θを一定に
したときH/t値が大きいほど[LPM/t]値は大きく
なり、またV収束角θが大きくすると[LPM/t]値は
漸減してくる。従ってH/t値が小さい、つまりI開先
に近い場合にはV収束角θを小さく設定し、またH/t
値が大きい、つまりエッジ面の頂角が90°に近い場合
にはV収束角θを大きく設定することにより理論値[L
PM/t]を、従って実測値LPM/tを適正範囲内に収め
ることができる。すなわちV収束角θを制御変数として
実測値LPM/tを調整することが可能である。このV収
束角θは良好な接合溶接部を形成する上でθ=3〜15
°の範囲内で設定することが望ましい。
【0023】なお接合終端形状を、LPM/t=0.5〜
7.0 および LOI/LPM≦1.0 が成立する山形
状にするためには、所望の形状になるように予め成形ス
ケジュールを実験により決定し、その成形スケジュール
に従って管を成形する。成形スケジュールを決定する場
合、 …予成形ロールによるフープ(帯板)の両エッジ部分
の端曲げ度合い …成形ロール群による成形度合い …フィンロールのフィンによるオープン管(管状体)
のエッジ面の整形度合い …スクイズロールによるアップセット度合い …シームガイドロールとスクイズロールとの間隔 …シームガイドロールのフィン幅 等を調整し、これにより所望の接合終端形状とする。な
おV収束角θは主として、を調整して設定する。
7.0 および LOI/LPM≦1.0 が成立する山形
状にするためには、所望の形状になるように予め成形ス
ケジュールを実験により決定し、その成形スケジュール
に従って管を成形する。成形スケジュールを決定する場
合、 …予成形ロールによるフープ(帯板)の両エッジ部分
の端曲げ度合い …成形ロール群による成形度合い …フィンロールのフィンによるオープン管(管状体)
のエッジ面の整形度合い …スクイズロールによるアップセット度合い …シームガイドロールとスクイズロールとの間隔 …シームガイドロールのフィン幅 等を調整し、これにより所望の接合終端形状とする。な
おV収束角θは主として、を調整して設定する。
【0024】また接合終端形状の判定は溶接管の押し広
げ試験によって実施する。実施要領を説明すると、まず
溶接を停止し、オープン管と溶接管の両方にまたがる適
当な長さ(例えば管外径の2〜5倍)の試験片(スクイ
ズロールを通過した位置にある)を溶接位置からサンプ
リングし、この試験片のオープン管側の管端を角度60
°の円錐形工具にプレス(10トン程度)で押しつけてラ
ッパ形に押し広げ、得られた試料の破面を観察して接合
終端形状を判定する。
げ試験によって実施する。実施要領を説明すると、まず
溶接を停止し、オープン管と溶接管の両方にまたがる適
当な長さ(例えば管外径の2〜5倍)の試験片(スクイ
ズロールを通過した位置にある)を溶接位置からサンプ
リングし、この試験片のオープン管側の管端を角度60
°の円錐形工具にプレス(10トン程度)で押しつけてラ
ッパ形に押し広げ、得られた試料の破面を観察して接合
終端形状を判定する。
【0025】
【作用】この発明では、エッジ厚み方向の中心から上下
に向かって開く開先に成形した両エッジ部を突合せ溶接
する。このような形状の開先が形成された両エッジ面を
突き合わせると、エッジ部の両端方向に向かって広がる
空間が開先内に形成され、この空間の存在によりエッジ
部を圧接する過程で発生するエッジ面の板厚中央付近か
ら板厚両端方向へ向かうメタルフロー立上がり現象がよ
り顕著に現れる。このときエッジ面に付着した粉粒体粒
子は加熱金属のメタルフロー立上がりにより接合部から
ほぼ完全に排出される。すなわち、エッジ面に粉粒体粒
子が付着していても、この付着粉粒体粒子(いわゆる汚
れ)をエッジ部の圧接する過程で管内外に排出する自浄
作用を有する。
に向かって開く開先に成形した両エッジ部を突合せ溶接
する。このような形状の開先が形成された両エッジ面を
突き合わせると、エッジ部の両端方向に向かって広がる
空間が開先内に形成され、この空間の存在によりエッジ
部を圧接する過程で発生するエッジ面の板厚中央付近か
ら板厚両端方向へ向かうメタルフロー立上がり現象がよ
り顕著に現れる。このときエッジ面に付着した粉粒体粒
子は加熱金属のメタルフロー立上がりにより接合部から
ほぼ完全に排出される。すなわち、エッジ面に粉粒体粒
子が付着していても、この付着粉粒体粒子(いわゆる汚
れ)をエッジ部の圧接する過程で管内外に排出する自浄
作用を有する。
【0026】またこの発明では、両エッジ部の少なくと
も一方をフィンロールのフィンにより圧潰し「く字形断
面」に整形してからX開先などで突合せ溶接する。この
場合、フィンロールのフィンにより圧潰するので、エッ
ジ面の加工装置を別途設ける等の処置は不要であり、イ
ンラインで連続的に整形処理を施すことができる。
も一方をフィンロールのフィンにより圧潰し「く字形断
面」に整形してからX開先などで突合せ溶接する。この
場合、フィンロールのフィンにより圧潰するので、エッ
ジ面の加工装置を別途設ける等の処置は不要であり、イ
ンラインで連続的に整形処理を施すことができる。
【0027】なお、接合終端形状が前記した特定の山形
状になるように管状体の両エッジ面をX開先などで突合
せ溶接すると、上記自浄作用を効果的に発現させること
ができる。
状になるように管状体の両エッジ面をX開先などで突合
せ溶接すると、上記自浄作用を効果的に発現させること
ができる。
【0028】また、上記メタルフロー立上がり現象は、
高周波電流が流れることによって現れる略三角形状をし
たエッジ部の熱影響部で起こるから、高周波電流による
加熱部分を必要最小限に抑えることができ、従って溶接
に必要な高周波電流、つまり入熱が低減できることにな
り、きわめて効率のよい溶接が可能になる。
高周波電流が流れることによって現れる略三角形状をし
たエッジ部の熱影響部で起こるから、高周波電流による
加熱部分を必要最小限に抑えることができ、従って溶接
に必要な高周波電流、つまり入熱が低減できることにな
り、きわめて効率のよい溶接が可能になる。
【0029】このようにして、この発明では粉粒体が管
状体のエッジ面に磁着等により付着することに起因する
管の割れはなくなる。また比較的低入熱(低電力量)域
での効率のよい安定した溶接が実現できる。
状体のエッジ面に磁着等により付着することに起因する
管の割れはなくなる。また比較的低入熱(低電力量)域
での効率のよい安定した溶接が実現できる。
【0030】
【実施例】以下、溶接用フラックス入りワイヤの製造を
実施例として説明する。図9は溶接用フラックス入りワ
イヤ製造装置の主要部の構成図である。
実施例として説明する。図9は溶接用フラックス入りワ
イヤ製造装置の主要部の構成図である。
【0031】図9に示すように、オープン管(管状体)
1の送り方向に沿って成形ロール群24、サイドロール
3およびフラックス供給装置4が配置されている。成形
ロール24の上流側には、予成形ロール(図示しない)
が設けられている。サイドロール3とサイドロール3と
の間5より成形途中のオープン管1にフラックス25が
供給される。フラックス25を供給されたオープン管1
は、フィンパスロール6、シームガイドロール7を通過
し、溶接ゾーンに入る。高周波誘導溶接装置8はワーク
コイル9およびスクイズロール10を備えている。ワー
クコイル9には電源12から、高周波溶接電流が供給さ
れる。溶接された管11は切削バイト13により外面側
の余盛りビード14が切削され、圧延ロール群16で圧
延され、さらに焼鈍を施しながら圧延装置および伸線装
置(いずれも図示しない)により外径1.0〜2.0 m
m の製品サイズまで縮径される。なお内面側の余盛りビ
ード15はそのまま製品サイズまで残留する。
1の送り方向に沿って成形ロール群24、サイドロール
3およびフラックス供給装置4が配置されている。成形
ロール24の上流側には、予成形ロール(図示しない)
が設けられている。サイドロール3とサイドロール3と
の間5より成形途中のオープン管1にフラックス25が
供給される。フラックス25を供給されたオープン管1
は、フィンパスロール6、シームガイドロール7を通過
し、溶接ゾーンに入る。高周波誘導溶接装置8はワーク
コイル9およびスクイズロール10を備えている。ワー
クコイル9には電源12から、高周波溶接電流が供給さ
れる。溶接された管11は切削バイト13により外面側
の余盛りビード14が切削され、圧延ロール群16で圧
延され、さらに焼鈍を施しながら圧延装置および伸線装
置(いずれも図示しない)により外径1.0〜2.0 m
m の製品サイズまで縮径される。なお内面側の余盛りビ
ード15はそのまま製品サイズまで残留する。
【0032】このような高周波誘導溶接により幅w=3
0〜150mm、厚さt=1〜5mm程度の鋼帯を外径D=
10〜50mm程度の管に造管する。このときの溶接条件
として 高周波電流の周波数 … f=300〜800kHz 入熱量(電力量=EpIp) … P=50〜500kVA ワークコイル〜V収束点間の距離 … L=10〜100mm V収束角 … θ=3〜15° 程度のものが採用され、溶接速度(造管速度)V=10
〜200m/min 程度の速度で造管が行われる。
0〜150mm、厚さt=1〜5mm程度の鋼帯を外径D=
10〜50mm程度の管に造管する。このときの溶接条件
として 高周波電流の周波数 … f=300〜800kHz 入熱量(電力量=EpIp) … P=50〜500kVA ワークコイル〜V収束点間の距離 … L=10〜100mm V収束角 … θ=3〜15° 程度のものが採用され、溶接速度(造管速度)V=10
〜200m/min 程度の速度で造管が行われる。
【0033】このような高周波溶接を実施するとオープ
ン管1内に磁場が発生する。この磁場は、粉粒体層25
の表層部に存在する磁性粉粒体粒子を舞上げてエッジ面
2に磁着させる。この磁着粒子は溶接欠陥ひいては管外
皮の割れを引き起こす原因となるものであるから、これ
を極力エッジ面2から除去することが望ましい。この解
決手段として、この発明では管状体のエッジ面2をフィ
ンロールのフィンにより圧潰整形し「く字形断面」す
る。すなわちこの発明の製造方法は、図9に示すワイヤ
の製造方法において、スクイズロール10に向かって走
行するオープン管1のエッジ面2(2L 、2R )をフィ
ンパスロール6、シームガイドロール7のフィン37に
よりエッジ面2の上方部分もしくは下方部分あるいはそ
の両方にフィン37の側面を押しつけて潰し、エッジ面
2を平面状から断面「く字形」(山形状)の突起面に圧
潰整形する。しかるのちスクイズロール10により圧接
してX開先で突合せ溶接する(図1参照)。この圧接の
過程でエッジ面2の板厚中央付近から板厚両端方向へ向
かうメタルフロー立上がり現象がより顕著に現れ、これ
によりエッジ面に磁着した粉粒体粒子を接合部からほぼ
完全に排出することができる。
ン管1内に磁場が発生する。この磁場は、粉粒体層25
の表層部に存在する磁性粉粒体粒子を舞上げてエッジ面
2に磁着させる。この磁着粒子は溶接欠陥ひいては管外
皮の割れを引き起こす原因となるものであるから、これ
を極力エッジ面2から除去することが望ましい。この解
決手段として、この発明では管状体のエッジ面2をフィ
ンロールのフィンにより圧潰整形し「く字形断面」す
る。すなわちこの発明の製造方法は、図9に示すワイヤ
の製造方法において、スクイズロール10に向かって走
行するオープン管1のエッジ面2(2L 、2R )をフィ
ンパスロール6、シームガイドロール7のフィン37に
よりエッジ面2の上方部分もしくは下方部分あるいはそ
の両方にフィン37の側面を押しつけて潰し、エッジ面
2を平面状から断面「く字形」(山形状)の突起面に圧
潰整形する。しかるのちスクイズロール10により圧接
してX開先で突合せ溶接する(図1参照)。この圧接の
過程でエッジ面2の板厚中央付近から板厚両端方向へ向
かうメタルフロー立上がり現象がより顕著に現れ、これ
によりエッジ面に磁着した粉粒体粒子を接合部からほぼ
完全に排出することができる。
【0034】つぎに、この発明の製造方法により製造し
た溶接用フラックス入りワイヤの割れ発生結果について
説明する。板厚2.2mm、幅65.5mmの鋼帯(SPH
C,C=0.05%)を、外径22.4mm、内径18.
0mmの管に成形する。成形途中でフラックスを充填率1
5%で供給し、オープン管を連続的に突合せ接合した。
このときワークコイルに供給した高周波電流の周波数は
510kHz 、溶接速度Vは30m/min 、ワークコイル
〜V収束点間距離は15mmであった。溶接後の管を圧延
ロール群により途中1回の焼鈍を施して外径3.2mmま
で縮径し、焼鈍、めっきを施してコイルに巻き取った。
ついで、仕上伸線し、管外径1.2mm、内径0.6mmの
製品サイズまで縮径して製品ワイヤの割れ発生状況を調
べた。
た溶接用フラックス入りワイヤの割れ発生結果について
説明する。板厚2.2mm、幅65.5mmの鋼帯(SPH
C,C=0.05%)を、外径22.4mm、内径18.
0mmの管に成形する。成形途中でフラックスを充填率1
5%で供給し、オープン管を連続的に突合せ接合した。
このときワークコイルに供給した高周波電流の周波数は
510kHz 、溶接速度Vは30m/min 、ワークコイル
〜V収束点間距離は15mmであった。溶接後の管を圧延
ロール群により途中1回の焼鈍を施して外径3.2mmま
で縮径し、焼鈍、めっきを施してコイルに巻き取った。
ついで、仕上伸線し、管外径1.2mm、内径0.6mmの
製品サイズまで縮径して製品ワイヤの割れ発生状況を調
べた。
【0035】各実験 No.の接合終端形状は、所望の形状
になるように予め成形スケジュールを実験により決定
し、その成形スケジュールに従って管を成形することに
より形成した。成形スケジュールの調整方法は前記した
通りである。なお本発明に係わる実験例ではオープン管
の開口部のエッジ面をフィンロールのフィンにより圧潰
し「く字形断面」に整形してからX開先で突合せ溶接し
た。このときLPM/t値は、V収束角θを5〜10°の
範囲で調整することにより設定した。
になるように予め成形スケジュールを実験により決定
し、その成形スケジュールに従って管を成形することに
より形成した。成形スケジュールの調整方法は前記した
通りである。なお本発明に係わる実験例ではオープン管
の開口部のエッジ面をフィンロールのフィンにより圧潰
し「く字形断面」に整形してからX開先で突合せ溶接し
た。このときLPM/t値は、V収束角θを5〜10°の
範囲で調整することにより設定した。
【0036】入熱量P(=EpIp)は、実験 No.1〜10
(本発明例)ではP=130〜150kVA の範囲で設定
し、また実験 No.11〜13(比較例)ではP=165
kVAに設定して高周波溶接を実施した。
(本発明例)ではP=130〜150kVA の範囲で設定
し、また実験 No.11〜13(比較例)ではP=165
kVAに設定して高周波溶接を実施した。
【0037】供給したフラックスの組成を表1に示す。
原料粉末を混合したあと、固着剤(水ガラス)を添加し
て造粒し、分級して供給フラックスを準備した。
原料粉末を混合したあと、固着剤(水ガラス)を添加し
て造粒し、分級して供給フラックスを準備した。
【0038】
【表1】
【0039】割れ発生結果を表2に示す。割れの評価は
伸線後の外径1.2mmφの製品ワイヤ100km(ワイヤ
20kg巻スプール×37)の全長にわたってワイヤ外皮
の渦流探傷試験(ECT)を実施して割れの有無と位置
を確認し、割れ信号が出たとき該当部分を拡大鏡で観察
してワイヤ長手方向の割れの存在を確認することにより
実施した。割れの存在が全く確認できないとき、これを
良好とした。また、割れがあるとその割れの開口から表
面処理中あるいは伸線中に処理液がワイヤ中に浸入して
製品の品質を劣化させる傾向にあることから、割れの発
生を1箇所でも確認した場合にはこれを不良とした。
伸線後の外径1.2mmφの製品ワイヤ100km(ワイヤ
20kg巻スプール×37)の全長にわたってワイヤ外皮
の渦流探傷試験(ECT)を実施して割れの有無と位置
を確認し、割れ信号が出たとき該当部分を拡大鏡で観察
してワイヤ長手方向の割れの存在を確認することにより
実施した。割れの存在が全く確認できないとき、これを
良好とした。また、割れがあるとその割れの開口から表
面処理中あるいは伸線中に処理液がワイヤ中に浸入して
製品の品質を劣化させる傾向にあることから、割れの発
生を1箇所でも確認した場合にはこれを不良とした。
【0040】
【表2】
【0041】表2において、実験 No.1〜10は本発明
の実験例であり、接合溶接部の終了端の形状はいずれも
本発明で特定する接合終端形状となっている。これらの
実験例ではいずれの場合も管外皮の割れは確認されず、
製品ワイヤとしての品質は良好で、この溶接用フラック
ス入りワイヤを用いて溶接を行ったところ良好な溶接作
業性が実現できた。
の実験例であり、接合溶接部の終了端の形状はいずれも
本発明で特定する接合終端形状となっている。これらの
実験例ではいずれの場合も管外皮の割れは確認されず、
製品ワイヤとしての品質は良好で、この溶接用フラック
ス入りワイヤを用いて溶接を行ったところ良好な溶接作
業性が実現できた。
【0042】これに対して、実験 No.11〜13は比較
例であって、接合溶接部の終了端の形状はいずれも本発
明で特定する接合終端形状となっていない。すなわち、
実験No.11はLPM/t値が下限値(0.5)に満たな
い。実験 No.12はLPM/t値が上限値(7.0)を越
えている。また実験 No.13はI形状の開先である。結
局これらの比較例では、フラックス表層部に存在する磁
性粒子が磁場により舞い上りオープン管のエッジ部に磁
着した結果、管外皮に割れが発生し、製品歩留りを下げ
た。
例であって、接合溶接部の終了端の形状はいずれも本発
明で特定する接合終端形状となっていない。すなわち、
実験No.11はLPM/t値が下限値(0.5)に満たな
い。実験 No.12はLPM/t値が上限値(7.0)を越
えている。また実験 No.13はI形状の開先である。結
局これらの比較例では、フラックス表層部に存在する磁
性粒子が磁場により舞い上りオープン管のエッジ部に磁
着した結果、管外皮に割れが発生し、製品歩留りを下げ
た。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、金属帯板を管状体に
成形する途中で管状体に粉粒体を供給し、管状体の両エ
ッジ面を高周波溶接により接合し、粉粒体が充填された
溶接管を縮径する粉粒体充填管の製造方法において、エ
ッジ厚み方向の中心から上下に向かって開く開先(X開
先など)に成形した両エッジ部を突合せ溶接する。ま
た、前記エッジ面をフィンロールのフィンにより圧潰し
「く字形断面」に整形してからX開先などで突合せ溶接
する。さらに、接合終端形状が前記した特定の山形状に
なるように管状体のエッジ面をX開先などで突合せ溶接
する。これらのことから、 ・エッジ面に付着した粉粒体粒子は加熱金属のメタルフ
ロー立上がりにより接合部からほぼ完全に排出される。
すなわちエッジ面に粉粒体粒子が付着していても、この
付着粉粒体粒子(いわゆる汚れ)をエッジ部の圧接する
過程で管内外に排出する自浄作用を有する。
成形する途中で管状体に粉粒体を供給し、管状体の両エ
ッジ面を高周波溶接により接合し、粉粒体が充填された
溶接管を縮径する粉粒体充填管の製造方法において、エ
ッジ厚み方向の中心から上下に向かって開く開先(X開
先など)に成形した両エッジ部を突合せ溶接する。ま
た、前記エッジ面をフィンロールのフィンにより圧潰し
「く字形断面」に整形してからX開先などで突合せ溶接
する。さらに、接合終端形状が前記した特定の山形状に
なるように管状体のエッジ面をX開先などで突合せ溶接
する。これらのことから、 ・エッジ面に付着した粉粒体粒子は加熱金属のメタルフ
ロー立上がりにより接合部からほぼ完全に排出される。
すなわちエッジ面に粉粒体粒子が付着していても、この
付着粉粒体粒子(いわゆる汚れ)をエッジ部の圧接する
過程で管内外に排出する自浄作用を有する。
【0044】・メタルフロー立上がり現象は、エッジ部
の「く字形断面」部分の熱影響部で起こるから、高周波
電流による加熱部分を必要最小限に抑えることができ、
従って溶接に必要な高周波電流、つまり入熱が低減でき
ることになり、きわめて効率のよい溶接が可能になる。
の「く字形断面」部分の熱影響部で起こるから、高周波
電流による加熱部分を必要最小限に抑えることができ、
従って溶接に必要な高周波電流、つまり入熱が低減でき
ることになり、きわめて効率のよい溶接が可能になる。
【0045】・エッジ面をインラインで連続的に「く字
形断面」に整形処理できる。従って別工程で別途設けた
加工装置によりエッジ面を整形処理する等の煩雑さは無
い。
形断面」に整形処理できる。従って別工程で別途設けた
加工装置によりエッジ面を整形処理する等の煩雑さは無
い。
【0046】・ワークロール直前でX開先などを形成す
るので、開先形状の調整がしやすく、加工も簡単にな
る。
るので、開先形状の調整がしやすく、加工も簡単にな
る。
【0047】このようにして、この発明では粉粒体が管
状体のエッジ面に磁着等により付着することに起因する
管の割れはなくなる。この結果、製品歩留りの向上を図
ることができ、しかも品質良好な粉粒体充填管を得るこ
とができる。
状体のエッジ面に磁着等により付着することに起因する
管の割れはなくなる。この結果、製品歩留りの向上を図
ることができ、しかも品質良好な粉粒体充填管を得るこ
とができる。
【図1】フィンロールのフィンによるエッジ面の整形状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図2】(a) (b) はこの発明によるエッジ面に付着
した粉粒体粒子の排出状態を示す説明図である。
した粉粒体粒子の排出状態を示す説明図である。
【図3】従来の開先形状(I開先)のエッジ面の突き合
わせ状態を示す説明図である。
わせ状態を示す説明図である。
【図4】接合終端形状の説明図である。
【図5】(a) (b) (c) (d) は接合終端形状の具
体例を示す説明図である。
体例を示す説明図である。
【図6】溶接位置における管状体の上面図である。
【図7】(a) は図6のVIIa −VIIa 線断面図、 (b)
は図6のVIIb −VIIb 線断面図である。
は図6のVIIb −VIIb 線断面図である。
【図8】理論値[LPM/t]とV収束角θの関係を示す
[LPM/t]−θ図である。
[LPM/t]−θ図である。
【図9】溶接用フラックス入りワイヤの製造装置の主要
部の構成図である。
部の構成図である。
1 オープン管(管状体) 2 エッジ面 3 サイドロール 4 フラックス供給装置 6 フィンパスロール 7 シームガイドロール 8 高周波溶接装置 9 ワークコイル 10 スクイズロール 11 溶接された管 12 電源 16 圧延ロール群 17 接合溶接部 18 接合終了線 18o 外側方向の接合終了線 18i 内側方向の接合終了線 19 エッジ部 22 舞い上がる磁性粒子 23 エッジ面に磁着した磁性粒子 25 フラックス(粉粒体) 26L 熱影響部 26R 熱影響部 27 熱影響部 35 フィンロール 37 フィンロールのフィン P 接合終了線の頂点 O 接合終了線の外側端点 I 接合終了線の内側端点 M 端点O、Iがつくる線分OIの中点 LPM 管軸方向のP−M間距離 LOI 管軸方向のO−I間距離 p エッジ部の「く字形」の頂点 o エッジ部の「く字形」の外側端点 i エッジ部の「く字形」の内側端点 m 端点o、iがつくる線分oiの中点 H 管軸方向のp−m間距離(開先高さ)
Claims (4)
- 【請求項1】 金属帯板を管状体に成形する途中で管状
体に粉粒体を供給し、管状体の両エッジ面を高周波溶接
により突合せ溶接し、溶接管を縮径する粉粒体充填管の
製造方法において、管状体の肉厚が5mm以下、管外径が
50mm以下であって、エッジ厚み方向の中心から上下に
向かって開く開先に成形した両エッジ部を突合せ溶接す
ることを特徴とする粉粒体充填管の製造方法。 - 【請求項2】 前記両エッジ部の少なくとも一方をフィ
ンロールのフィンで圧下してエッジ厚み方向の中心から
上下に向かって開く開先に成形する請求項1記載の粉粒
体充填管の製造方法。 - 【請求項3】 管状体のエッジ面の接合終端形状の頂点
をP、外側端点をO、内側端点をI、線分OIの中点を
Mとしたとき、距離LPM、LOIと板厚tとの間に、 LPM/t=0.5〜7.0 LOI/LPM≦1.0 ただし、LPM…管軸方向のP−M 間距離 LOI…管軸方向のO−I 間距離 なる関係が成立する山形の接合終端形状とする請求項1
記載の粉粒体充填管の製造方法。 - 【請求項4】 前記LPM/tが所定の値となるように、
V収束角θを3〜15°の範囲で調整する請求項3記載
の粉粒体充填管の製造方法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5036758A JPH06246484A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 粉粒体充填管の製造方法 |
| TW082107756A TW228488B (ja) | 1992-09-25 | 1993-09-21 | |
| US08/125,400 US5474736A (en) | 1992-09-25 | 1993-09-23 | Methods for manufacturing tubes filled with powdery and granular substances |
| DE69333320T DE69333320D1 (de) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Herstellungsverfahren von mit Pulver oder Granulat gefüllten Rohren |
| DE69318241T DE69318241T2 (de) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Herstellungsverfahren von mit Pulver oder Granulat gefüllten Rohren |
| EP97115181A EP0812648B1 (en) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Method for manufacturing tubes filled with powdery and granular substances |
| EP93115433A EP0589470B1 (en) | 1992-09-25 | 1993-09-24 | Methods for manufacturing tubes filled with powdery and granular substances |
| KR1019930019757A KR0173799B1 (ko) | 1992-09-25 | 1993-09-25 | 분립체 충전관의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5036758A JPH06246484A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 粉粒体充填管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246484A true JPH06246484A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12478655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5036758A Pending JPH06246484A (ja) | 1992-09-25 | 1993-02-25 | 粉粒体充填管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06246484A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009241079A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Jfe Steel Corp | シーム部品質に優れる電縫鋼管の製造方法 |
| WO2012007490A1 (de) * | 2010-07-15 | 2012-01-19 | Bühler-Würz Kaltwalztechnik Gmbh | VERFAHREN ZUR FERTIGUNG EINES MIT FÜLLMATERIAL GEFÜLLTEN SCHWEIßDRAHTES SOWIE SCHWEIßDRAHT |
| JP2017131953A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | Jfeスチール株式会社 | 電縫鋼管の製造方法 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5036758A patent/JPH06246484A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009241079A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Jfe Steel Corp | シーム部品質に優れる電縫鋼管の製造方法 |
| WO2012007490A1 (de) * | 2010-07-15 | 2012-01-19 | Bühler-Würz Kaltwalztechnik Gmbh | VERFAHREN ZUR FERTIGUNG EINES MIT FÜLLMATERIAL GEFÜLLTEN SCHWEIßDRAHTES SOWIE SCHWEIßDRAHT |
| JP2017131953A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | Jfeスチール株式会社 | 電縫鋼管の製造方法 |
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