JPH06246761A - 自動車用エアバッグにおけるリッド表皮の製造方法 - Google Patents
自動車用エアバッグにおけるリッド表皮の製造方法Info
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- JPH06246761A JPH06246761A JP5037170A JP3717093A JPH06246761A JP H06246761 A JPH06246761 A JP H06246761A JP 5037170 A JP5037170 A JP 5037170A JP 3717093 A JP3717093 A JP 3717093A JP H06246761 A JPH06246761 A JP H06246761A
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- chloride resin
- polymerization
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- B29C41/00—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
- B29C41/02—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C41/18—Slush casting, i.e. pouring moulding material into a hollow mould with excess material being poured off
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2027/00—Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material
- B29K2027/06—PVC, i.e. polyvinylchloride
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29K2105/0038—Plasticisers
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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- B29K2105/25—Solid
- B29K2105/251—Particles, powder or granules
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用エアバッグにおけるリッド表皮の耐
光,耐熱後の残存伸び率を向上させ、衝突時のエアバッ
グ膨張展開時の表皮飛散を改良することを目的とする。 【構成】 パウダスラッシュのベース基材塩化ビニルの
重合度を1500〜2500の範囲内に設定するととも
に、パウダスラッシュ成形時、上記内容の成形材料を型
面に溶着させ、余剰材料を型外に排出した後、溶着層裏
面を追加加熱して未溶融部を補足加熱することを特徴と
するエアバッグリッド表皮の製造方法。
光,耐熱後の残存伸び率を向上させ、衝突時のエアバッ
グ膨張展開時の表皮飛散を改良することを目的とする。 【構成】 パウダスラッシュのベース基材塩化ビニルの
重合度を1500〜2500の範囲内に設定するととも
に、パウダスラッシュ成形時、上記内容の成形材料を型
面に溶着させ、余剰材料を型外に排出した後、溶着層裏
面を追加加熱して未溶融部を補足加熱することを特徴と
するエアバッグリッド表皮の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用インストルメ
ントパネルに装着されるエアバッグのリッド表皮の製造
方法に関するものである。
ントパネルに装着されるエアバッグのリッド表皮の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パウダスラッシュ成形法
は、ベース塩化ビニル系樹脂に可塑剤,安定剤,流動化
剤等を配合してなる粉体成形材料を、所定温度まで加熱
した成形型に投入し、型面に溶着させた後、余剰の材料
を型外に排出し、溶着層が溶融した後、成形型を冷却
し、脱型する工程からなる表皮材の成形工法である。
は、ベース塩化ビニル系樹脂に可塑剤,安定剤,流動化
剤等を配合してなる粉体成形材料を、所定温度まで加熱
した成形型に投入し、型面に溶着させた後、余剰の材料
を型外に排出し、溶着層が溶融した後、成形型を冷却
し、脱型する工程からなる表皮材の成形工法である。
【0003】このパウダスラッシュ成形法は、深絞り形
状の成形が可能であり、また、糸目模様などその周囲と
異なった表面形状を所定位置に形成させることができる
などの特徴を備えており、近年、自動車用インストルメ
ントパネルのパッド表皮材等の成形などに広く採用され
るようになってきている。
状の成形が可能であり、また、糸目模様などその周囲と
異なった表面形状を所定位置に形成させることができる
などの特徴を備えており、近年、自動車用インストルメ
ントパネルのパッド表皮材等の成形などに広く採用され
るようになってきている。
【0004】ところで、上記インストルメントパネルに
は、最近アシスト側の衝突時の安全対策として、エアバ
ッグを装備することが増加する傾向にある。
は、最近アシスト側の衝突時の安全対策として、エアバ
ッグを装備することが増加する傾向にある。
【0005】エアバッグの機構は、車両の衝突時に所定
以上のエネルギーが加わった場合、起動装置を作動さ
せ、高圧ガス等でエアバッグを膨張展開させるものであ
るが、この時、表皮材やウレタン等のエアバッグのリッ
ド構成材の飛散を防止することは、眼球保護等の安全面
から重要な問題となっている。
以上のエネルギーが加わった場合、起動装置を作動さ
せ、高圧ガス等でエアバッグを膨張展開させるものであ
るが、この時、表皮材やウレタン等のエアバッグのリッ
ド構成材の飛散を防止することは、眼球保護等の安全面
から重要な問題となっている。
【0006】特に、エアバッグのリッド等は直射日光に
晒されるため、光,熱による伸び率低下が懸念される。
晒されるため、光,熱による伸び率低下が懸念される。
【0007】一方、自動車用インストルメントパネル用
パッド表皮に関しては、軽量化要求のほか、耐久性など
に対する要求が益々強くなってきており、引裂き強さ等
の強度を高いレベルに保ちながらより薄肉化することが
望まれている。
パッド表皮に関しては、軽量化要求のほか、耐久性など
に対する要求が益々強くなってきており、引裂き強さ等
の強度を高いレベルに保ちながらより薄肉化することが
望まれている。
【0008】そのため、ベース塩化ビニル系樹脂に重合
度の高いものを使用することが考えられるが、自動車用
インストルメントパネル用パッド表皮の成形法として優
位にあるパウダスラッシュ成形法は、前述の工程からな
る工法であるため、粉体成形材料の熱溶融に大きな制限
があり、実用化には至っていない。
度の高いものを使用することが考えられるが、自動車用
インストルメントパネル用パッド表皮の成形法として優
位にあるパウダスラッシュ成形法は、前述の工程からな
る工法であるため、粉体成形材料の熱溶融に大きな制限
があり、実用化には至っていない。
【0009】本発明者らが調査分析した市販粉体成形材
料(3種)のベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、
780〜860の範囲であり、また、藤原らの報文「パ
ウダスラッシュインパネの成形技術」(自動車技術,4
0,No.5,74(1989))において論じられて
いるPVC重合度の範囲は700〜1000である。
料(3種)のベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、
780〜860の範囲であり、また、藤原らの報文「パ
ウダスラッシュインパネの成形技術」(自動車技術,4
0,No.5,74(1989))において論じられて
いるPVC重合度の範囲は700〜1000である。
【0010】さらに、出願特許に見られる先行技術例に
ついてみても、特公昭63−54019号公報の実施例
に開示されているベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度
は800及び1050であり、比較例については、ベー
ス塩化ビニル系樹脂の重合度が2350の例が示されて
いるが、伸び率が80%であり、実施例で示された伸び
率350〜400%に比し著しく劣り、実用に供し得な
いとし、また他の比較例では、溶融性,表面平滑性が劣
るとしている。これらの低い伸び率,劣る表面平滑性は
溶融性が悪く不完全溶融だったことに起因するものと推
定される。
ついてみても、特公昭63−54019号公報の実施例
に開示されているベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度
は800及び1050であり、比較例については、ベー
ス塩化ビニル系樹脂の重合度が2350の例が示されて
いるが、伸び率が80%であり、実施例で示された伸び
率350〜400%に比し著しく劣り、実用に供し得な
いとし、また他の比較例では、溶融性,表面平滑性が劣
るとしている。これらの低い伸び率,劣る表面平滑性は
溶融性が悪く不完全溶融だったことに起因するものと推
定される。
【0011】特開昭63−74146号公報では、塩化
ビニル系樹脂の平均重合度は400〜1500の範囲、
特に500〜1200の範囲であるのが好ましいとして
いるが、実施例で開示された塩化ビニル系樹脂の平均重
合度が500〜1050の範囲である。
ビニル系樹脂の平均重合度は400〜1500の範囲、
特に500〜1200の範囲であるのが好ましいとして
いるが、実施例で開示された塩化ビニル系樹脂の平均重
合度が500〜1050の範囲である。
【0012】特開平2−138355号公報の実施例,
比較例においても、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合
度は800であり、特開平2−112913号公報の実
施例においてもベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度は
700及び800である。
比較例においても、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合
度は800であり、特開平2−112913号公報の実
施例においてもベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度は
700及び800である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一方、表皮材の特性、
特に伸び特性,引裂き特性は、ベース塩化ビニル系樹脂
の平均重合度が高い方が優れており、これらの特性が向
上することにより、さらに薄肉化が可能となるなどの利
点がある。
特に伸び特性,引裂き特性は、ベース塩化ビニル系樹脂
の平均重合度が高い方が優れており、これらの特性が向
上することにより、さらに薄肉化が可能となるなどの利
点がある。
【0014】しかし、前述の通り、塩化ビニル系樹脂は
熱劣化しやすく、成形温度に制約があるため、熱溶融性
が制限となって粉体成形材料のベース塩化ビニル系樹脂
の平均重合度を高くすることができないという問題点が
あった。
熱劣化しやすく、成形温度に制約があるため、熱溶融性
が制限となって粉体成形材料のベース塩化ビニル系樹脂
の平均重合度を高くすることができないという問題点が
あった。
【0015】本発明者らは、粉体成形材料の配合や成形
型の肉厚を厚くし熱容量を大きくする、銅をバックアッ
プにして熱伝導性を向上させるなど、ベース塩化ビニル
系樹脂の平均重合度を高くする方策について種々検討
し、既に従来知見の延長で平均重合度1300まで可能
とする技術的見通しを得ている。
型の肉厚を厚くし熱容量を大きくする、銅をバックアッ
プにして熱伝導性を向上させるなど、ベース塩化ビニル
系樹脂の平均重合度を高くする方策について種々検討
し、既に従来知見の延長で平均重合度1300まで可能
とする技術的見通しを得ている。
【0016】さらに、熱溶融挙動について詳細に観察す
るなど、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度を高くす
る新たな方法を鋭意研究し、本発明に到達した。
るなど、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度を高くす
る新たな方法を鋭意研究し、本発明に到達した。
【0017】このように、本発明の目的とするところ
は、ベース塩化ビニル系樹脂の重合度を高く設定するこ
とにより、高いレベルの伸び特性,引裂き特性を有し、
これによって薄肉化,軽量化が可能なエアバッグリッド
表皮の製造方法を提供することにある。
は、ベース塩化ビニル系樹脂の重合度を高く設定するこ
とにより、高いレベルの伸び特性,引裂き特性を有し、
これによって薄肉化,軽量化が可能なエアバッグリッド
表皮の製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均重合度が
1500〜2500であるベース塩化ビニル系樹脂に可
塑剤,安定剤,流動化剤等を配合してなる粉体成形材料
を、所定温度まで加熱した成形型に投入し、型面に溶着
させた余剰の材料を型外に排出し、次いで溶着層裏面か
ら加熱処理し、その後成形型を冷却して脱型することに
より、所望のパウダスラッシュ成形表皮を得ることを特
徴とする。
1500〜2500であるベース塩化ビニル系樹脂に可
塑剤,安定剤,流動化剤等を配合してなる粉体成形材料
を、所定温度まで加熱した成形型に投入し、型面に溶着
させた余剰の材料を型外に排出し、次いで溶着層裏面か
ら加熱処理し、その後成形型を冷却して脱型することに
より、所望のパウダスラッシュ成形表皮を得ることを特
徴とする。
【0019】ここで、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重
合度が1500未満であると特性の向上効果が小さく、
また2500を越えると熱溶融が不完全となり、実用性
のある特性が得られがたくなる。
合度が1500未満であると特性の向上効果が小さく、
また2500を越えると熱溶融が不完全となり、実用性
のある特性が得られがたくなる。
【0020】より好ましい平均重合度の範囲は、170
0〜2200である。ベース塩化ビニル系樹脂の平均粒
子径としては、大きすぎると溶融性が悪くなり、小さす
ぎると粉体の流動性が悪くなることから、100〜20
0μmの範囲が好ましい。
0〜2200である。ベース塩化ビニル系樹脂の平均粒
子径としては、大きすぎると溶融性が悪くなり、小さす
ぎると粉体の流動性が悪くなることから、100〜20
0μmの範囲が好ましい。
【0021】可塑剤量は成形品の硬さに関係するほか、
熱溶融性や粉体の流動性に影響を与え、ベース塩化ビニ
ル系樹脂100重量部当たりの可塑剤量が少なすぎると
熱溶融性が悪くなり、多すぎると粉体の流動性が悪くな
るため、次の一般式で表わされる範囲が有用な範囲であ
り、さらに好ましくは70重量部から110重量部の範
囲である。
熱溶融性や粉体の流動性に影響を与え、ベース塩化ビニ
ル系樹脂100重量部当たりの可塑剤量が少なすぎると
熱溶融性が悪くなり、多すぎると粉体の流動性が悪くな
るため、次の一般式で表わされる範囲が有用な範囲であ
り、さらに好ましくは70重量部から110重量部の範
囲である。
【0022】(5/100)X+35≧Y≧70 (式中、Yはベース塩化ビニル系樹脂100重量部当た
りの可塑剤量の重量,Xはベース塩化ビニル系樹脂の平
均重合度を示す。) 溶着層裏面の加熱処理方法としては、熱風による方法,
赤外線照射による方法等が実際的である。
りの可塑剤量の重量,Xはベース塩化ビニル系樹脂の平
均重合度を示す。) 溶着層裏面の加熱処理方法としては、熱風による方法,
赤外線照射による方法等が実際的である。
【0023】また、パウダスラッシュ成形表皮の特性と
しては、充分に溶融していることが必要であり、絞深さ
など表面形状の影響を除外した、JIS K6723に
よる伸び率が250%以上,さらには300%以上であ
ることが望ましい。
しては、充分に溶融していることが必要であり、絞深さ
など表面形状の影響を除外した、JIS K6723に
よる伸び率が250%以上,さらには300%以上であ
ることが望ましい。
【0024】
【作用】パウダスラッシュ成形における熱溶融は、成形
型に接触した粉体成形材料が溶融し、この溶融層を通し
て次の粉体に熱が伝達されてこの粉体が溶融し、さらに
次の粉体に熱が伝達されて溶融するという形で溶融が進
行する。
型に接触した粉体成形材料が溶融し、この溶融層を通し
て次の粉体に熱が伝達されてこの粉体が溶融し、さらに
次の粉体に熱が伝達されて溶融するという形で溶融が進
行する。
【0025】ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度を高
くした場合、ある程度の厚さの溶融層になると伝達熱量
の低下と相俟って粉体の溶融が不十分となり、溶融が不
十分になると熱伝導性が低下し、さらに溶融しがたくな
るという挙動を示す。
くした場合、ある程度の厚さの溶融層になると伝達熱量
の低下と相俟って粉体の溶融が不十分となり、溶融が不
十分になると熱伝導性が低下し、さらに溶融しがたくな
るという挙動を示す。
【0026】この溶融不十分により引き起こされる熱伝
導性の低下が、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度が
高い粉体成形材料の熱溶融に対し、予想以上に大きな影
響を与えている。
導性の低下が、ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度が
高い粉体成形材料の熱溶融に対し、予想以上に大きな影
響を与えている。
【0027】すなわち、ベース塩化ビニル系樹脂の平均
重合度が高い粉体成形材料の熱溶融性の低下には、ベー
ス塩化ビニル系樹脂の平均重合度が高いことによっても
たらされる熱溶融性の低下が直接関係する部分と、熱伝
導性の低下という現象を通じて間接的に関係する部分と
があり、この熱伝導性の低下を補う手段を与えることに
よって、ベース塩化ビニル系樹脂の重合度を大幅に高く
することが可能であることを見出し、本発明に到達し
た。
重合度が高い粉体成形材料の熱溶融性の低下には、ベー
ス塩化ビニル系樹脂の平均重合度が高いことによっても
たらされる熱溶融性の低下が直接関係する部分と、熱伝
導性の低下という現象を通じて間接的に関係する部分と
があり、この熱伝導性の低下を補う手段を与えることに
よって、ベース塩化ビニル系樹脂の重合度を大幅に高く
することが可能であることを見出し、本発明に到達し
た。
【0028】
〈実施例1〉 ・粉体成形材料の調合 平均重合度1700のベース塩化ビニル樹脂(平均粒子
径130μm)100重量部をスーパーミキサ[(株)
カワタ製]に投入し、撹拌しながらエポキシ化大豆油5
重量部に分散させた金属系安定剤4重量部、ペースト状
着色剤3重量部を添加、続いてトリメリテート系可塑剤
80重量部を逐次添加する。撹拌を継続し、内容物の温
度が120℃になったら冷却を開始する。内容物の温度
が50℃以下になったら流動化剤[平均粒子径が1μm
のペースト状塩化ビニル樹脂(平均重合度1500)]
10重量部を加えて混合し、粉体成形材料を得た。
径130μm)100重量部をスーパーミキサ[(株)
カワタ製]に投入し、撹拌しながらエポキシ化大豆油5
重量部に分散させた金属系安定剤4重量部、ペースト状
着色剤3重量部を添加、続いてトリメリテート系可塑剤
80重量部を逐次添加する。撹拌を継続し、内容物の温
度が120℃になったら冷却を開始する。内容物の温度
が50℃以下になったら流動化剤[平均粒子径が1μm
のペースト状塩化ビニル樹脂(平均重合度1500)]
10重量部を加えて混合し、粉体成形材料を得た。
【0029】・パウダスラッシュ成形 厚さ3mmのニッケル電鋳型(100×200×20m
mの箱型)をホットプレート上で230℃に加熱した
後、粉体成形材料を投入し、10秒後未溶着粉体を排出
する。さらに、ホットプレート上で成形型を40秒間加
熱継続した。この際、溶着層裏面(型に接していない
面)に320℃の熱風を10秒間吹付け、40秒後、ニ
ッケル電鋳型ごと水中に投入し冷却して脱型した。 ・パウダスラッシュ成形品の評価 次の評価を行い、結果を表1に示したが、ほぼ完全に溶
融し、伸び率も430%と充分高いレベルであった。
mの箱型)をホットプレート上で230℃に加熱した
後、粉体成形材料を投入し、10秒後未溶着粉体を排出
する。さらに、ホットプレート上で成形型を40秒間加
熱継続した。この際、溶着層裏面(型に接していない
面)に320℃の熱風を10秒間吹付け、40秒後、ニ
ッケル電鋳型ごと水中に投入し冷却して脱型した。 ・パウダスラッシュ成形品の評価 次の評価を行い、結果を表1に示したが、ほぼ完全に溶
融し、伸び率も430%と充分高いレベルであった。
【0030】評価試験項目 裏面(型に接してない面)の溶融性:目視により評価
し、溶融している 〇 やや溶融不足 △ 溶融不完全 × とした。 成形品の引張り強さおよび伸び率:JIS K6723
に準拠した。 成形品の引裂き強さ :JIS K6723
に準拠した。 耐光試験(サンシャインウエザォメータ ブラックパネ
ル温度83℃×1000Hr 降雨なし)後の残存伸び
率:JIS K6723に準拠した。 耐熱試験(120℃×400Hr 恒温槽)後の残存伸
び率:JIS K6723に準拠した。
し、溶融している 〇 やや溶融不足 △ 溶融不完全 × とした。 成形品の引張り強さおよび伸び率:JIS K6723
に準拠した。 成形品の引裂き強さ :JIS K6723
に準拠した。 耐光試験(サンシャインウエザォメータ ブラックパネ
ル温度83℃×1000Hr 降雨なし)後の残存伸び
率:JIS K6723に準拠した。 耐熱試験(120℃×400Hr 恒温槽)後の残存伸
び率:JIS K6723に準拠した。
【0031】〈実施例2〉平均重合度2200のベース
塩化ビニル樹脂とした以外は実施例1に準じた。成形試
験の結果、ほぼ完全に溶融し、伸び率も430%と充分
高いレベルであった。
塩化ビニル樹脂とした以外は実施例1に準じた。成形試
験の結果、ほぼ完全に溶融し、伸び率も430%と充分
高いレベルであった。
【0032】〈比較例1〉平均重合度800のベース塩
化ビニル樹脂とした以外は実施例1に準じた。成形試験
の結果、完全に溶融したが、伸び率は250%と高いと
は言えないレベルであった。
化ビニル樹脂とした以外は実施例1に準じた。成形試験
の結果、完全に溶融したが、伸び率は250%と高いと
は言えないレベルであった。
【0033】〈比較例2〉実施例1に準じたが、溶融層
裏面への熱風吹付けを行わなかった。成形試験の結果、
溶融が不完全であり、伸び率も低く実施例の場合の73
%であった。
裏面への熱風吹付けを行わなかった。成形試験の結果、
溶融が不完全であり、伸び率も低く実施例の場合の73
%であった。
【0034】〈比較例3〉ニッケル電鋳型の加熱温度を
280℃とした以外は比較例2に準じた。成形試験の結
果、溶融が不完全であり、また型に接した面は熱劣化し
著しく変色した。
280℃とした以外は比較例2に準じた。成形試験の結
果、溶融が不完全であり、また型に接した面は熱劣化し
著しく変色した。
【0035】〈比較例4〉重合度3000のベース塩化
ビニル樹脂とした以外は実施例1に準じた。成形試験の
結果、伸び率が100%以下と予想される不完全溶融で
あった。
ビニル樹脂とした以外は実施例1に準じた。成形試験の
結果、伸び率が100%以下と予想される不完全溶融で
あった。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明方法によれ
ば、ベース塩化ビニル系樹脂の重合度が高い粉体成形材
料を容易に成形可能な方法を見出し、高いレベルの伸び
特性,引裂き特性実現を可能とした。また、耐熱,耐光
後の残存伸び率も向上した。
ば、ベース塩化ビニル系樹脂の重合度が高い粉体成形材
料を容易に成形可能な方法を見出し、高いレベルの伸び
特性,引裂き特性実現を可能とした。また、耐熱,耐光
後の残存伸び率も向上した。
【0038】従って、薄肉化かつ軽量なエアバッグリッ
ド表皮を提供することができるという効果を有する。
ド表皮を提供することができるという効果を有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 ベース塩化ビニル系樹脂の平均重合度が
1500〜2500,可塑剤量が次の一般式で表わされ
る範囲にある粉体成形材料をパウダスラッシュ成形する
ことにより、JIS K6723による伸び率が250
%以上であることを特徴とする自動車用エアバッグにお
けるリッド表皮の製造方法。 (5/100)X+35≧Y≧70 (式中、Yはベース塩化ビニル系樹脂100重量部当た
りの可塑剤量の重量,Xはベース塩化ビニル系樹脂の平
均重合度を示す。) - 【請求項2】 平均重合度が1500〜2500である
ベース塩化ビニル系樹脂に可塑剤,安定剤,流動化剤等
を配合してなる粉体成形材料を、所定型温まで加熱した
成形型に投入し、型面に溶着させた後、余剰材料を型外
に排出し、次いで溶着層裏面を加熱処理し、その後成形
型を冷却し、脱型することを特徴とする自動車用エアバ
ッグにおけるリッド表皮の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037170A JPH06246761A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 自動車用エアバッグにおけるリッド表皮の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037170A JPH06246761A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 自動車用エアバッグにおけるリッド表皮の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246761A true JPH06246761A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12490129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5037170A Pending JPH06246761A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 自動車用エアバッグにおけるリッド表皮の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06246761A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009107463A1 (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | 日本ゼオン株式会社 | 粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物、塩化ビニル系樹脂成形体、積層体、自動車内装材及び粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 |
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-
1993
- 1993-02-26 JP JP5037170A patent/JPH06246761A/ja active Pending
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