JPH06246774A - 端部に端部部品を有する部材とその製造方法 - Google Patents
端部に端部部品を有する部材とその製造方法Info
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- JPH06246774A JPH06246774A JP5083576A JP8357693A JPH06246774A JP H06246774 A JPH06246774 A JP H06246774A JP 5083576 A JP5083576 A JP 5083576A JP 8357693 A JP8357693 A JP 8357693A JP H06246774 A JPH06246774 A JP H06246774A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の主要な目的は、部材本体の端部に端部
部品を射出成形するものにおいて、端部部品が所定の強
度で成形されるようにすることにある。 【構成】FRP製の板ばね本体11の端部25に、端部
部品の一例としての目玉部12が成形されている。目玉
部12は射出成形によって板ばね本体11の端部25に
設けられる。板ばね本体11の表面に隣接する目玉部基
端縁45の全周にわたってシール材50が配置されてい
る。シール材50は、目玉部12が射出成形される前に
金型のアウトサート用開口部の内面側にセットされ、ア
ウトサート用開口部に板ばね本体11の端部25が挿入
された状態で目玉部成形用の溶融樹脂が金型内に射出さ
れる。この射出成形時に、板ばね本体11の表面とアウ
トサート用開口部の内面との間がシール材50によって
シールされているため、溶融樹脂が板ばね本体11とア
ウトサート用開口部との間から漏れることが防止されて
所定の射出保持圧が確保される。
部品を射出成形するものにおいて、端部部品が所定の強
度で成形されるようにすることにある。 【構成】FRP製の板ばね本体11の端部25に、端部
部品の一例としての目玉部12が成形されている。目玉
部12は射出成形によって板ばね本体11の端部25に
設けられる。板ばね本体11の表面に隣接する目玉部基
端縁45の全周にわたってシール材50が配置されてい
る。シール材50は、目玉部12が射出成形される前に
金型のアウトサート用開口部の内面側にセットされ、ア
ウトサート用開口部に板ばね本体11の端部25が挿入
された状態で目玉部成形用の溶融樹脂が金型内に射出さ
れる。この射出成形時に、板ばね本体11の表面とアウ
トサート用開口部の内面との間がシール材50によって
シールされているため、溶融樹脂が板ばね本体11とア
ウトサート用開口部との間から漏れることが防止されて
所定の射出保持圧が確保される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばFRP板ばねな
どのように、部材本体の端部に例えば目玉部等の端部部
品を備えた部材と、その製造方法に関する。
どのように、部材本体の端部に例えば目玉部等の端部部
品を備えた部材と、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の懸架装置に使われる板ばね装置に
おいて、軽量化を図るために繊維強化プラスチック(F
RP)製の板ばねの使用が望まれている。懸架用の板ば
ねは、帯状の板ばね本体の端部に、車体側の部材などに
連結するために目玉部等の端部部品が設けられるが、F
RP製の板ばねは、フィラメントワインディング法など
によって一方向強化繊維の張力をほぼ一定にした状態で
成形されるため、板ばね本体の端部に曲率半径の小さな
目玉部を一体に巻回成形することに困難を伴う。このた
め通常は、板ばね本体とは別に作られた目玉部品をボル
トや座金等の締結用部品によって、板ばね本体に固定す
ることが行われる。
おいて、軽量化を図るために繊維強化プラスチック(F
RP)製の板ばねの使用が望まれている。懸架用の板ば
ねは、帯状の板ばね本体の端部に、車体側の部材などに
連結するために目玉部等の端部部品が設けられるが、F
RP製の板ばねは、フィラメントワインディング法など
によって一方向強化繊維の張力をほぼ一定にした状態で
成形されるため、板ばね本体の端部に曲率半径の小さな
目玉部を一体に巻回成形することに困難を伴う。このた
め通常は、板ばね本体とは別に作られた目玉部品をボル
トや座金等の締結用部品によって、板ばね本体に固定す
ることが行われる。
【0003】ところが目玉部品をボルト等の締結用部品
によって固定するためには、板ばね本体にボルト等を挿
通する孔を開設しかつナット等によって締付けなければ
ならない。このため、目玉部品を完全に固定しておくこ
とに困難を伴う場合がある。また、板ばね本体にあけら
れた孔を起点として割れが生じることがあるなどの問題
がある。
によって固定するためには、板ばね本体にボルト等を挿
通する孔を開設しかつナット等によって締付けなければ
ならない。このため、目玉部品を完全に固定しておくこ
とに困難を伴う場合がある。また、板ばね本体にあけら
れた孔を起点として割れが生じることがあるなどの問題
がある。
【0004】そこで本発明者らは、板ばね本体の端部に
目玉部を射出成形によって成形することを考えた。この
場合に使われる目玉部成形用の金型は、板ばね本体の端
部が挿入されるアウトサート用開口部と目玉部成形用の
キャビティとを有しており、アウトサート用開口部に板
ばね本体の端部を挿入した状態で目玉部が射出成形され
る。
目玉部を射出成形によって成形することを考えた。この
場合に使われる目玉部成形用の金型は、板ばね本体の端
部が挿入されるアウトサート用開口部と目玉部成形用の
キャビティとを有しており、アウトサート用開口部に板
ばね本体の端部を挿入した状態で目玉部が射出成形され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように射出成形
によって目玉部を成形した場合、許容限度を越えるボイ
ドが発生することなどによって目玉部の強度が不足する
ことがあった。例えば、目玉部が大きな引張りの荷重を
受けた時に、目玉部の一部分にクラック等の破壊の起点
が生じることがあり、その原因を追及したところ、次に
述べるようなことが判った。
によって目玉部を成形した場合、許容限度を越えるボイ
ドが発生することなどによって目玉部の強度が不足する
ことがあった。例えば、目玉部が大きな引張りの荷重を
受けた時に、目玉部の一部分にクラック等の破壊の起点
が生じることがあり、その原因を追及したところ、次に
述べるようなことが判った。
【0006】FRP製の板ばね本体は、エポキシ等の熱
硬化性樹脂からなるマトリックスをガラス繊維等の一方
向繊維によって強化したものであり、この板ばね本体を
製造する場合、樹脂含浸槽にガラスロービングを通すこ
とによって所定量の樹脂を含浸させたのち、フィラメン
トワインディング法などによって、回転する金型に樹脂
含浸ガラスロービングを所定の厚みとなるまで巻付け、
硬化炉において所定時間加熱したのち脱型するようにし
ている。
硬化性樹脂からなるマトリックスをガラス繊維等の一方
向繊維によって強化したものであり、この板ばね本体を
製造する場合、樹脂含浸槽にガラスロービングを通すこ
とによって所定量の樹脂を含浸させたのち、フィラメン
トワインディング法などによって、回転する金型に樹脂
含浸ガラスロービングを所定の厚みとなるまで巻付け、
硬化炉において所定時間加熱したのち脱型するようにし
ている。
【0007】このようにFRP製の板ばね本体はその製
造中にかなり大きな温度変化を生じるため、所定の製品
寸法に仕上げるには、樹脂の温度変化による収縮や、樹
脂が硬化する際の収縮量を見込んで金型等を設計する必
要がある。しかしながら、樹脂の収縮の挙動は必ずしも
計算通りにいかないから、成形された製品と設計値との
間にある程度の寸法誤差が生じることは避けられない。
例えばマトリックス樹脂がエポキシの場合、±0.3mm
程度の寸法公差を見込んでおく必要がある。この公差
は、射出成形に用いられるインサートまたはアウトサー
トのスチール等の金属加工品の公差に比べてかなり大き
いものである。
造中にかなり大きな温度変化を生じるため、所定の製品
寸法に仕上げるには、樹脂の温度変化による収縮や、樹
脂が硬化する際の収縮量を見込んで金型等を設計する必
要がある。しかしながら、樹脂の収縮の挙動は必ずしも
計算通りにいかないから、成形された製品と設計値との
間にある程度の寸法誤差が生じることは避けられない。
例えばマトリックス樹脂がエポキシの場合、±0.3mm
程度の寸法公差を見込んでおく必要がある。この公差
は、射出成形に用いられるインサートまたはアウトサー
トのスチール等の金属加工品の公差に比べてかなり大き
いものである。
【0008】上記のように比較的寸法公差の大きい板ば
ね本体の端部に目玉部を射出成形する場合、金型に設け
られるアウトサート用開口部は、板ばね本体の寸法公差
分を見込んで、ある程度大きめに作っておく必要があ
る。このため、板ばね本体の端部をアウトサート用開口
部に挿入した時に、板ばね本体の表面と金型内面との間
に比較的大きい隙間が生じることがある。このような隙
間が生じた状態で目玉部成形用の溶融樹脂がキャビティ
に射出されると、隙間から溶融樹脂が漏れることによっ
て射出保持圧が不足し、許容限度を越えるボイドが発生
したり樹脂の密度が下がる原因となり、目玉部の強度が
低下する。
ね本体の端部に目玉部を射出成形する場合、金型に設け
られるアウトサート用開口部は、板ばね本体の寸法公差
分を見込んで、ある程度大きめに作っておく必要があ
る。このため、板ばね本体の端部をアウトサート用開口
部に挿入した時に、板ばね本体の表面と金型内面との間
に比較的大きい隙間が生じることがある。このような隙
間が生じた状態で目玉部成形用の溶融樹脂がキャビティ
に射出されると、隙間から溶融樹脂が漏れることによっ
て射出保持圧が不足し、許容限度を越えるボイドが発生
したり樹脂の密度が下がる原因となり、目玉部の強度が
低下する。
【0009】従って本発明の目的は、FRP製板ばね本
体等の部材本体の端部に例えば目玉部等の端部部品が射
出成形されるものにおいて、強度の高い端部部品が得ら
れるような端部部品を有する部材とその製造方法を提供
することにある。
体等の部材本体の端部に例えば目玉部等の端部部品が射
出成形されるものにおいて、強度の高い端部部品が得ら
れるような端部部品を有する部材とその製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明の端部部品を有する部材は、繊維強
化プラスチックあるいは金属またはセラミックスからな
る細長い形状の部材本体と、射出成形によって上記部材
本体の端部に設けられる端部部品とを有し、かつ上記部
材本体の表面と隣接する端部部品の基端縁の全周に、上
記端部部品の基端縁と部材本体とに密接するシール材を
設けたことを特徴とするものである。
に開発された本発明の端部部品を有する部材は、繊維強
化プラスチックあるいは金属またはセラミックスからな
る細長い形状の部材本体と、射出成形によって上記部材
本体の端部に設けられる端部部品とを有し、かつ上記部
材本体の表面と隣接する端部部品の基端縁の全周に、上
記端部部品の基端縁と部材本体とに密接するシール材を
設けたことを特徴とするものである。
【0011】また本発明の製造方法は、射出成形によっ
て部材本体の端部に端部部品を設けるための方法であっ
て、上記部材本体の端部が挿入されるアウトサート用開
口部と端部部品成形用のキャビティとを有する一対の金
型の内部に、上記アウトサート用開口部の内面と上記部
材本体の表面との間の全周にわたって連続するシール材
を配置し、このシール材によって上記部材本体の表面と
アウトサート用開口部の内面との間をシールした状態で
上記キャビティ内に端部部品成形用の溶融樹脂を射出す
るとともに、射出保持圧を維持した状態で樹脂を硬化さ
せたのち、成形された端部部品を上記シール材と共に脱
型することを特徴とする。なお、部材本体において端部
部品が射出成形される部位の表面に接着剤を塗布するこ
とによって、端部部品と部材本体を互いに接着するとよ
い。
て部材本体の端部に端部部品を設けるための方法であっ
て、上記部材本体の端部が挿入されるアウトサート用開
口部と端部部品成形用のキャビティとを有する一対の金
型の内部に、上記アウトサート用開口部の内面と上記部
材本体の表面との間の全周にわたって連続するシール材
を配置し、このシール材によって上記部材本体の表面と
アウトサート用開口部の内面との間をシールした状態で
上記キャビティ内に端部部品成形用の溶融樹脂を射出す
るとともに、射出保持圧を維持した状態で樹脂を硬化さ
せたのち、成形された端部部品を上記シール材と共に脱
型することを特徴とする。なお、部材本体において端部
部品が射出成形される部位の表面に接着剤を塗布するこ
とによって、端部部品と部材本体を互いに接着するとよ
い。
【0012】
【作用】部材本体は予め所定の形状に成形されており、
部材本体の端部にシール材を取付けておく。そして金型
のアウトサート用開口部に部材本体の端部を配置すると
ともに、アウトサート用開口部の内面と部材本体の表面
との間にシール材が収まるようにして金型を閉じる。部
材本体がFRPのように比較的寸法公差が大きい材料に
よって成形されている場合、部材本体の表面とアウトサ
ート用開口部の内面との間に比較的大きな隙間があくこ
とがあるが、この隙間は上記シール材によって塞がれ
る。
部材本体の端部にシール材を取付けておく。そして金型
のアウトサート用開口部に部材本体の端部を配置すると
ともに、アウトサート用開口部の内面と部材本体の表面
との間にシール材が収まるようにして金型を閉じる。部
材本体がFRPのように比較的寸法公差が大きい材料に
よって成形されている場合、部材本体の表面とアウトサ
ート用開口部の内面との間に比較的大きな隙間があくこ
とがあるが、この隙間は上記シール材によって塞がれ
る。
【0013】こうしてシール材が金型内の所定位置にセ
ットされた状態で、射出成形機によって端部部品成形用
の溶融樹脂がキャビティ内に射出されかつ所定の射出保
持圧が印加されることにより、溶融樹脂がキャビティ内
に充填されるとともに、溶融樹脂の一部がシール材のと
ころにも達する。ここで溶融樹脂はシール材によって外
部に漏れることが防止されるため、所定の射出保持圧が
維持される。
ットされた状態で、射出成形機によって端部部品成形用
の溶融樹脂がキャビティ内に射出されかつ所定の射出保
持圧が印加されることにより、溶融樹脂がキャビティ内
に充填されるとともに、溶融樹脂の一部がシール材のと
ころにも達する。ここで溶融樹脂はシール材によって外
部に漏れることが防止されるため、所定の射出保持圧が
維持される。
【0014】このため、端部部品に許容限度を越えるボ
イドが発生することが抑制されるとともに端部部品の密
度が下がることも回避され、端部部品にボイドが発生し
ても強度に影響を与えない程度となる。このため、引張
りや曲げあるいはねじりの荷重に対して所要の強度を満
足する端部部品が成形される。なお、端部部品が射出成
形される部位に接着剤を塗布した場合は、単なる射出成
形のみによる固定に比較して、部材本体に対する端部部
品の固定強度が大幅に向上する。
イドが発生することが抑制されるとともに端部部品の密
度が下がることも回避され、端部部品にボイドが発生し
ても強度に影響を与えない程度となる。このため、引張
りや曲げあるいはねじりの荷重に対して所要の強度を満
足する端部部品が成形される。なお、端部部品が射出成
形される部位に接着剤を塗布した場合は、単なる射出成
形のみによる固定に比較して、部材本体に対する端部部
品の固定強度が大幅に向上する。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図8を参照して説明する。図2に示される車両懸架用
の板ばね装置10は、部材本体の一例としての帯状のF
RP製板ばね本体11と、この板ばね本体11の両端部
に設けられた一対の目玉部12を備えている。この目玉
部12は端部部品の一例である。また、板ばね本体11
の長手方向中間部にアクスル支持部材13が設けられて
おり、このアクスル支持部材13によって車輪14が支
持されている。
し図8を参照して説明する。図2に示される車両懸架用
の板ばね装置10は、部材本体の一例としての帯状のF
RP製板ばね本体11と、この板ばね本体11の両端部
に設けられた一対の目玉部12を備えている。この目玉
部12は端部部品の一例である。また、板ばね本体11
の長手方向中間部にアクスル支持部材13が設けられて
おり、このアクスル支持部材13によって車輪14が支
持されている。
【0016】図2において左側に位置する一方の目玉部
12は、車体側のブラケット20に連結され、車両の走
行中などに前後方向や上下方向あるいはねじれの荷重が
作用する。図2の右側に位置する他方の目玉部12は、
シャックル等の支持部材21を介して車体側のブラケッ
ト22に支持される。上記支持部材21は、板ばね本体
11が上下方向に撓む際のスパン変化に伴って前後方向
に揺動する。
12は、車体側のブラケット20に連結され、車両の走
行中などに前後方向や上下方向あるいはねじれの荷重が
作用する。図2の右側に位置する他方の目玉部12は、
シャックル等の支持部材21を介して車体側のブラケッ
ト22に支持される。上記支持部材21は、板ばね本体
11が上下方向に撓む際のスパン変化に伴って前後方向
に揺動する。
【0017】板ばね本体11の一例は、マトリックスと
してのエポキシ樹脂を、板ばね本体11の長手方向に沿
う多数のガラス繊維によって強化したものであり、図示
例の板ばね本体11は、長手方向中間部が下に凸となる
ように湾曲した形状に成形されている。
してのエポキシ樹脂を、板ばね本体11の長手方向に沿
う多数のガラス繊維によって強化したものであり、図示
例の板ばね本体11は、長手方向中間部が下に凸となる
ように湾曲した形状に成形されている。
【0018】板ばね本体11の製造方法の一例として、
周知のフィラメントワインディング法を適用することが
できるが、プルフォーミング法や、その他の製造方法が
採用されてもよい。フィラメントワインディング法によ
って板ばね本体11を製造する場合、硬化前のマトリッ
クス樹脂を収容した樹脂含浸槽にガラスロービングを通
すとともに、回転する金型に樹脂含浸ガラスロービング
を所定の厚みとなるまで巻付ける。そして硬化炉におい
て所定時間加熱したのち脱型することにより、所定形状
の板ばね本体11が成形される。
周知のフィラメントワインディング法を適用することが
できるが、プルフォーミング法や、その他の製造方法が
採用されてもよい。フィラメントワインディング法によ
って板ばね本体11を製造する場合、硬化前のマトリッ
クス樹脂を収容した樹脂含浸槽にガラスロービングを通
すとともに、回転する金型に樹脂含浸ガラスロービング
を所定の厚みとなるまで巻付ける。そして硬化炉におい
て所定時間加熱したのち脱型することにより、所定形状
の板ばね本体11が成形される。
【0019】なお、板ばね本体11に用いられる強化繊
維は、ガラス繊維の代りに炭素繊維等の無機繊維や、ア
ラミッド繊維などの有機繊維、あるいは金属繊維が使わ
れてもよい。マトリックス樹脂は、エポキシの代りに、
不飽和ポリエステルやフェノール樹脂等が使われてもよ
く、要するに熱硬化性樹脂であればよい。
維は、ガラス繊維の代りに炭素繊維等の無機繊維や、ア
ラミッド繊維などの有機繊維、あるいは金属繊維が使わ
れてもよい。マトリックス樹脂は、エポキシの代りに、
不飽和ポリエステルやフェノール樹脂等が使われてもよ
く、要するに熱硬化性樹脂であればよい。
【0020】目玉部12は図1,3,4に示されるよう
な形状に成形されている。この目玉部12は短繊維で強
化されたFRPの射出成形品であり、板ばね本体11の
端部25を包み込む形状に成形された基部30と、板ば
ね本体11の端面31の外側に位置する円筒状の端末取
付部32とが一体に成形されている。また、基部30の
上下両面と端末取付部32をつなぐようにして補強用の
リブ33が一体に成形されている。
な形状に成形されている。この目玉部12は短繊維で強
化されたFRPの射出成形品であり、板ばね本体11の
端部25を包み込む形状に成形された基部30と、板ば
ね本体11の端面31の外側に位置する円筒状の端末取
付部32とが一体に成形されている。また、基部30の
上下両面と端末取付部32をつなぐようにして補強用の
リブ33が一体に成形されている。
【0021】端末取付部32の中心部分に、金属製のカ
ラー35が埋設されている。このカラー35の軸線方向
に沿う貫通孔36には、前述したブラケット20やシャ
ックル等の支持部材21に連結するためのピンあるいは
ブッシュ等の軸部材37が挿入されるようになってい
る。
ラー35が埋設されている。このカラー35の軸線方向
に沿う貫通孔36には、前述したブラケット20やシャ
ックル等の支持部材21に連結するためのピンあるいは
ブッシュ等の軸部材37が挿入されるようになってい
る。
【0022】図4に示されるように、目玉部12の基部
30の幅B1 よりも端末取付部32の幅B2 が狭くなる
ように、目玉部12の両側にテーパ状の部分40が設け
られている。また板ばね本体11の端部25も、上記テ
ーパ状部分40に対応して、端面31側の板幅が狭くな
るようなテーパ面41が形成されている。こうすること
により端末取付部32の幅B2 が板ばね本体11の幅B
3 と同等となるため、ブラケット20やシャックル等の
支持部材21が従来のままであっても問題なく取付ける
ことができる。なお、基部30の幅B1 と端末取付部3
2の幅B2 が同等でよい場合には、板ばね本体11の端
部25もストレートな形状のままでよいから、テーパ面
41を設ける必要がない。
30の幅B1 よりも端末取付部32の幅B2 が狭くなる
ように、目玉部12の両側にテーパ状の部分40が設け
られている。また板ばね本体11の端部25も、上記テ
ーパ状部分40に対応して、端面31側の板幅が狭くな
るようなテーパ面41が形成されている。こうすること
により端末取付部32の幅B2 が板ばね本体11の幅B
3 と同等となるため、ブラケット20やシャックル等の
支持部材21が従来のままであっても問題なく取付ける
ことができる。なお、基部30の幅B1 と端末取付部3
2の幅B2 が同等でよい場合には、板ばね本体11の端
部25もストレートな形状のままでよいから、テーパ面
41を設ける必要がない。
【0023】目玉部12は、ナイロン66(ポリヘキサメ
チレンアジポアミド)などのような熱可塑性樹脂からな
るマトリックスに強化繊維としてガラス短繊維を混入し
たものであり、射出成形時の樹脂の流動性と硬化後の所
望強度を確保するために、ガラス含有率を30wt%〜6
0wt%の範囲としてある。なお、目玉部12に使われる
短繊維は、ガラス以外に、炭素繊維あるいはセラミック
ス繊維、または有機繊維であってもよい。目玉部12に
使われるマトリックス樹脂としては、軽量でかつ耐腐食
性に優れたものが適しているが、射出成形可能なもので
あればよいからナイロン66に限らず適宜の熱可塑性樹脂
を使用することができる。
チレンアジポアミド)などのような熱可塑性樹脂からな
るマトリックスに強化繊維としてガラス短繊維を混入し
たものであり、射出成形時の樹脂の流動性と硬化後の所
望強度を確保するために、ガラス含有率を30wt%〜6
0wt%の範囲としてある。なお、目玉部12に使われる
短繊維は、ガラス以外に、炭素繊維あるいはセラミック
ス繊維、または有機繊維であってもよい。目玉部12に
使われるマトリックス樹脂としては、軽量でかつ耐腐食
性に優れたものが適しているが、射出成形可能なもので
あればよいからナイロン66に限らず適宜の熱可塑性樹脂
を使用することができる。
【0024】そして目玉部12の基部30の縁、すなわ
ち目玉部基端縁45に、その全周にわたって連続するシ
ール材50が設けられている。このシール材50は、目
玉部12を射出成形する際の溶融樹脂に触れても劣化し
ない程度の耐熱性(たとえば90℃に耐える耐熱性)を
有するOリング等の弾性体からなり、例えば、ニトリル
ゴム、ポリふっ化エチレン、ポリプロピレン、シリコン
ゴム等が適している。シール材50は板ばね本体11の
表面と目玉部基端縁45の双方に密接し、シール材50
の背面側が目玉部基端縁45に接着した状態となってい
る。
ち目玉部基端縁45に、その全周にわたって連続するシ
ール材50が設けられている。このシール材50は、目
玉部12を射出成形する際の溶融樹脂に触れても劣化し
ない程度の耐熱性(たとえば90℃に耐える耐熱性)を
有するOリング等の弾性体からなり、例えば、ニトリル
ゴム、ポリふっ化エチレン、ポリプロピレン、シリコン
ゴム等が適している。シール材50は板ばね本体11の
表面と目玉部基端縁45の双方に密接し、シール材50
の背面側が目玉部基端縁45に接着した状態となってい
る。
【0025】上記目玉部12は、図5,6,7に示すよ
うな射出成形用の一対の金型55,56を用いて成形さ
れる。一方の金型55は固定側、他方の金型56は移動
側であり、これらの金型55,56は、図示しない型締
装置によって、図5中の矢印方向から加圧されて型締め
される。
うな射出成形用の一対の金型55,56を用いて成形さ
れる。一方の金型55は固定側、他方の金型56は移動
側であり、これらの金型55,56は、図示しない型締
装置によって、図5中の矢印方向から加圧されて型締め
される。
【0026】図6に示されるように、固定側の金型55
に設けられている固定側取付板60に樹脂注入口61が
設けられており、この樹脂注入口61に射出成形機(図
示せず)のノズルが接合されるようになっている。
に設けられている固定側取付板60に樹脂注入口61が
設けられており、この樹脂注入口61に射出成形機(図
示せず)のノズルが接合されるようになっている。
【0027】金型55,56は、板ばね本体11の端部
25が挿入されるアウトサート用開口部65を有してい
るとともに、目玉部成形用のキャビティ66を有してい
る。また、図7等に示されるように、金型55にはキャ
ビティ66に連通するゲート70や溶融樹脂流通部7
1、スプール72などが設けられている。
25が挿入されるアウトサート用開口部65を有してい
るとともに、目玉部成形用のキャビティ66を有してい
る。また、図7等に示されるように、金型55にはキャ
ビティ66に連通するゲート70や溶融樹脂流通部7
1、スプール72などが設けられている。
【0028】移動側の金型56にピン80が突設されて
いる。このピン80には、前述したカラー35が挿着さ
れるようになっている。ピン80の先端面には円錐台状
の凸部81が設けられている。この凸部81は、固定側
の金型55に設けられたテーパ状の凹部82と対向し、
金型55,56が閉じた時に凸部81と凹部82が互い
に嵌合することにより、金型55に対するピン80のセ
ンタ出しが正確になされるようになっている。
いる。このピン80には、前述したカラー35が挿着さ
れるようになっている。ピン80の先端面には円錐台状
の凸部81が設けられている。この凸部81は、固定側
の金型55に設けられたテーパ状の凹部82と対向し、
金型55,56が閉じた時に凸部81と凹部82が互い
に嵌合することにより、金型55に対するピン80のセ
ンタ出しが正確になされるようになっている。
【0029】前記シール材50は、アウトサート用開口
部65の内周面側に位置するシール材収容部85に収容
される。図8に示されるように、シール材50の厚み
(高さH)は、シール材収容部85の高さhと同等以上
としている。すなわち、シール材50の厚みHは、シー
ル材50を取り除いた時の目玉部基端縁45の先端成形
高さとほぼ同じとなる。こうすることにより、射出成形
時に溶融樹脂がシール材収容部85に達した時に溶融樹
脂がシール材50の外側に回り込むことが防止され、シ
ール材50がキャビティ66側に移動してしまう不具合
が回避される。
部65の内周面側に位置するシール材収容部85に収容
される。図8に示されるように、シール材50の厚み
(高さH)は、シール材収容部85の高さhと同等以上
としている。すなわち、シール材50の厚みHは、シー
ル材50を取り除いた時の目玉部基端縁45の先端成形
高さとほぼ同じとなる。こうすることにより、射出成形
時に溶融樹脂がシール材収容部85に達した時に溶融樹
脂がシール材50の外側に回り込むことが防止され、シ
ール材50がキャビティ66側に移動してしまう不具合
が回避される。
【0030】次に、上記金型55,56を使って目玉部
12を製造する方法について説明する。なお、板ばね本
体11は予め板ばね製造工程において所定形状に成形し
ておく。そして板ばね本体11の端部25にシール材5
0を取付けておく。また、板ばね本体11の端部25の
全面に例えばエポキシ系の接着剤を塗布しておく。この
接着剤は、目玉部12を射出成形する際の熱によって硬
化することによって、目玉部12と板ばね本体11とを
互いに強固に接着することができる。
12を製造する方法について説明する。なお、板ばね本
体11は予め板ばね製造工程において所定形状に成形し
ておく。そして板ばね本体11の端部25にシール材5
0を取付けておく。また、板ばね本体11の端部25の
全面に例えばエポキシ系の接着剤を塗布しておく。この
接着剤は、目玉部12を射出成形する際の熱によって硬
化することによって、目玉部12と板ばね本体11とを
互いに強固に接着することができる。
【0031】上記接着剤を塗布した場合、目玉部成形後
の引張り強さ(目玉部12の長手方向に荷重を負荷した
時の強さ)は4500kgfであった。これに対し、接着剤を
塗布しない場合の引張り強さは 500kgfであった。
の引張り強さ(目玉部12の長手方向に荷重を負荷した
時の強さ)は4500kgfであった。これに対し、接着剤を
塗布しない場合の引張り強さは 500kgfであった。
【0032】金型55,56のアウトサート用開口部6
5に板ばね本体11の端部25を配置し、シール材50
をアウトサート用開口部65のシール材収容部85に位
置させる。こうすることにより、型締め時に、板ばね本
体11の表面とアウトサート用開口部65の内周面との
間が全周にわたってシール材50によってシールされ
る。従って、FRP製の板ばね本体11のように寸法公
差が比較的大きなアウトサートであっても、シール材5
0を設けたことによって、板ばね本体11とアウトサー
ト用開口部65との間に隙間があくことが回避される。
5に板ばね本体11の端部25を配置し、シール材50
をアウトサート用開口部65のシール材収容部85に位
置させる。こうすることにより、型締め時に、板ばね本
体11の表面とアウトサート用開口部65の内周面との
間が全周にわたってシール材50によってシールされ
る。従って、FRP製の板ばね本体11のように寸法公
差が比較的大きなアウトサートであっても、シール材5
0を設けたことによって、板ばね本体11とアウトサー
ト用開口部65との間に隙間があくことが回避される。
【0033】この状態で金型55,56を閉じて、型締
装置によって締付けると、予めピン80に取付けておい
たカラー35の両端面90,91が金型55,56の内
面に密接する。この状態で、射出成形機によって、可塑
化された目玉部成形用の樹脂をスプール72およびゲー
ト70などを経てキャビティ66内に射出する。
装置によって締付けると、予めピン80に取付けておい
たカラー35の両端面90,91が金型55,56の内
面に密接する。この状態で、射出成形機によって、可塑
化された目玉部成形用の樹脂をスプール72およびゲー
ト70などを経てキャビティ66内に射出する。
【0034】キャビティ66内に存在していた空気は、
溶融樹脂の射出に伴って金型55,56間の隙間(20
〜30μm程度)から外部に排出される。この程度の僅
かなガス抜き隙間では溶融樹脂が通り抜けることができ
ないから、キャビティ66内には目玉部成形用の溶融樹
脂が隙間なく充填され、所定の射出保持圧が印加され
る。そしてシール材50のところに達した溶融樹脂は、
シール材50によって外部に漏れることが阻止されるた
め、所定の射出保持圧が維持される。
溶融樹脂の射出に伴って金型55,56間の隙間(20
〜30μm程度)から外部に排出される。この程度の僅
かなガス抜き隙間では溶融樹脂が通り抜けることができ
ないから、キャビティ66内には目玉部成形用の溶融樹
脂が隙間なく充填され、所定の射出保持圧が印加され
る。そしてシール材50のところに達した溶融樹脂は、
シール材50によって外部に漏れることが阻止されるた
め、所定の射出保持圧が維持される。
【0035】上述したように、本実施例の目玉部12は
射出成形によって板ばね本体11の端部25に成形され
かつ接着剤によって板ばね本体11と目玉部12とが強
固に一体化させられているので、締結用のボルトやクラ
ンプ部品等を用いなくても、板ばね本体11と目玉部1
2を互いに確実に固定しておくことができる。
射出成形によって板ばね本体11の端部25に成形され
かつ接着剤によって板ばね本体11と目玉部12とが強
固に一体化させられているので、締結用のボルトやクラ
ンプ部品等を用いなくても、板ばね本体11と目玉部1
2を互いに確実に固定しておくことができる。
【0036】また、射出成形によって金属製カラー35
が目玉部12に埋設されるため、カラー35を目玉部の
孔に圧入する場合に比べて、割れや残留歪みの発生等の
不具合を回避できる。このカラー35は、目玉部12の
樹脂が射出成形されたのちにある程度収縮することによ
って、カラー35の全周が強固に目玉部12に密着する
ため、抜けに対する強度がきわめて高いものとなる。
が目玉部12に埋設されるため、カラー35を目玉部の
孔に圧入する場合に比べて、割れや残留歪みの発生等の
不具合を回避できる。このカラー35は、目玉部12の
樹脂が射出成形されたのちにある程度収縮することによ
って、カラー35の全周が強固に目玉部12に密着する
ため、抜けに対する強度がきわめて高いものとなる。
【0037】なお、板ばね本体11と目玉部12との間
は前記接着剤によって接着されているため、通常は、車
両の走行中に跳ね上げた泥水や雨水等が板ばね本体11
と目玉部12との間に入り込むことはない。仮に、目玉
部基端縁45の接着が剥れたとしても、この部位にシー
ル材50が設けられているため、目玉部12の内側に水
や異物等が入り込むことを防止できる。
は前記接着剤によって接着されているため、通常は、車
両の走行中に跳ね上げた泥水や雨水等が板ばね本体11
と目玉部12との間に入り込むことはない。仮に、目玉
部基端縁45の接着が剥れたとしても、この部位にシー
ル材50が設けられているため、目玉部12の内側に水
や異物等が入り込むことを防止できる。
【0038】また、目玉部基端縁45において板ばね本
体11の表面がシール材50によって板厚方向に押さえ
付けられているため、目玉部基端縁45の近傍において
板ばね本体11の表面に繊維のささくれ立ちや亀裂が生
じても、目玉部12の内側に進行することをシール材5
0によって抑制することができる。
体11の表面がシール材50によって板厚方向に押さえ
付けられているため、目玉部基端縁45の近傍において
板ばね本体11の表面に繊維のささくれ立ちや亀裂が生
じても、目玉部12の内側に進行することをシール材5
0によって抑制することができる。
【0039】なお、図9および図10に示されるような
形状に成形された目玉部12の基端縁45にシール材5
0を設けるようにしてもよい。あるいは図11および図
12に示されるように、目玉部12の基部30に肉厚の
薄い延長部95を設けるとともに、この延長部95の基
端縁45の全周にわたってシール材50を設けるように
してもよい。
形状に成形された目玉部12の基端縁45にシール材5
0を設けるようにしてもよい。あるいは図11および図
12に示されるように、目玉部12の基部30に肉厚の
薄い延長部95を設けるとともに、この延長部95の基
端縁45の全周にわたってシール材50を設けるように
してもよい。
【0040】なお本発明は、板ばねに限ることなく、例
えば車両のサスペンション機構部に用いられるテンショ
ンロッドや、ラテラルロッドなど、要するに曲げや引張
り・圧縮等の荷重を受ける部材であって、細長い形状の
部材本体の端部に端部部品を有するものであれば同様に
適用できる。また、部材本体の材質はFRPに限ること
なく、金属あるいはセラミックスであっても同様に適用
できる。
えば車両のサスペンション機構部に用いられるテンショ
ンロッドや、ラテラルロッドなど、要するに曲げや引張
り・圧縮等の荷重を受ける部材であって、細長い形状の
部材本体の端部に端部部品を有するものであれば同様に
適用できる。また、部材本体の材質はFRPに限ること
なく、金属あるいはセラミックスであっても同様に適用
できる。
【0041】図13に示した本発明の他の実施例におけ
る端部部品100は、その部材本体101の端面102
が露出するようにして部材本体101の端部103の外
周に射出成形されている。従ってこの場合、端部部品1
00の両端の基端縁104にそれぞれシール材50を設
けている。部材本体101の一例は前記実施例と同様の
FRP製の板ばねであるが、それ以外の部材であっても
よい。カラー105を備えた端末取付部106は、部材
本体101の一面側に設けられている。また本発明は、
図14に示されるように、3本以上の部材本体110の
各端部を互いに連結するための端部部品111を射出成
形する場合にも同様に適用することができる。
る端部部品100は、その部材本体101の端面102
が露出するようにして部材本体101の端部103の外
周に射出成形されている。従ってこの場合、端部部品1
00の両端の基端縁104にそれぞれシール材50を設
けている。部材本体101の一例は前記実施例と同様の
FRP製の板ばねであるが、それ以外の部材であっても
よい。カラー105を備えた端末取付部106は、部材
本体101の一面側に設けられている。また本発明は、
図14に示されるように、3本以上の部材本体110の
各端部を互いに連結するための端部部品111を射出成
形する場合にも同様に適用することができる。
【0042】また本発明は、図15に示した車両用FR
P懸架装置120に適用することもできる。この懸架装
置120は、FRP製の板ばね本体(部材本体)121
と、この板ばね本体121の一端側に射出成形された車
体側の端部部品122と、板ばね本体121の他端側に
射出成形されたアクスル側の端部部品123と、テンシ
ョンロッド124等を備えている。上記端部部品12
2,123は前記実施例と同様に射出成形されかつ端部
部品122,123の基端縁に前記実施例と同様のシー
ル材50が設けられている。車体側の端部部品122
は、図示しないボルト等によって車体に固定される。ア
クスル側の端部部品123は、ボールジョイント130
とナックル(図示せず)等を介して車輪131を支持す
る。テンションロッド124の一端側は、端部部品12
3の端末取付部135に連結されている。テンションロ
ッド124の他端側は、車体側のブラケット136にゴ
ムブッシュ137等を介して連結される。
P懸架装置120に適用することもできる。この懸架装
置120は、FRP製の板ばね本体(部材本体)121
と、この板ばね本体121の一端側に射出成形された車
体側の端部部品122と、板ばね本体121の他端側に
射出成形されたアクスル側の端部部品123と、テンシ
ョンロッド124等を備えている。上記端部部品12
2,123は前記実施例と同様に射出成形されかつ端部
部品122,123の基端縁に前記実施例と同様のシー
ル材50が設けられている。車体側の端部部品122
は、図示しないボルト等によって車体に固定される。ア
クスル側の端部部品123は、ボールジョイント130
とナックル(図示せず)等を介して車輪131を支持す
る。テンションロッド124の一端側は、端部部品12
3の端末取付部135に連結されている。テンションロ
ッド124の他端側は、車体側のブラケット136にゴ
ムブッシュ137等を介して連結される。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、部材本体の端部に射出
成形によって端部部品が成形されるものにおいて、部材
本体の寸法公差が比較的大きくても、射出成形時に金型
内面と部材本体との間をシールできるため、所定の射出
保持圧を維持することができ、端部部品に許容限度以上
のボイドが発生したり密度が下がることを防止できるこ
となどにより、端部部品の強度を高める上で大きな効果
がある。
成形によって端部部品が成形されるものにおいて、部材
本体の寸法公差が比較的大きくても、射出成形時に金型
内面と部材本体との間をシールできるため、所定の射出
保持圧を維持することができ、端部部品に許容限度以上
のボイドが発生したり密度が下がることを防止できるこ
となどにより、端部部品の強度を高める上で大きな効果
がある。
【図1】本発明の一実施例を示す板ばね装置の部材本体
の一部と目玉部の斜視図。
の一部と目玉部の斜視図。
【図2】図1に示された板ばね装置を車両に取付けた状
態の側面図。
態の側面図。
【図3】図1に示された板ばね装置の部材本体の一部と
目玉部の側面図。
目玉部の側面図。
【図4】図1に示された板ばね装置の部材本体の一部と
目玉部の平面図。
目玉部の平面図。
【図5】図1に示された板ばね装置の目玉部を成形する
ために用いる金型を一部断面で示す平面図。
ために用いる金型を一部断面で示す平面図。
【図6】図5に示された金型が閉じた状態を一部断面で
示す平面図。
示す平面図。
【図7】図6中のa−a線に沿う断面図。
【図8】図7に示された金型の一部と板ばね装置の一部
を示す断面図。
を示す断面図。
【図9】本発明の他の実施例を示す板ばね装置の一部の
断面図。
断面図。
【図10】図9中のb−b線に沿う断面図。
【図11】本発明の更に別の実施例を示す板ばね装置の
一部の断面図。
一部の断面図。
【図12】図11中のc−c線に沿う断面図。
【図13】本発明の更に別の実施例を示す部材本体の一
部と端部部品の側面図。
部と端部部品の側面図。
【図14】本発明の更に別の実施例を示す部材本体の一
部と端部部品の断面図。
部と端部部品の断面図。
【図15】本発明の更に別の実施例を示す車両用懸架装
置の斜視図。
置の斜視図。
10…板ばね装置、11…板ばね本体(部材本体)、1
2…目玉部(端部部品)、25…板ばね本体の端部、3
0…目玉部の基部、32…端末取付部、45…目玉部の
基端縁(端部部品の基端縁)、50…シール材、55,
56…金型、65…アウトサート用開口部、66…キャ
ビティ、85…シール材収容部、100…端部部品、1
01…部材本体、110…部材本体、111…端部部
品、121…部材本体、122,123…端部部品。
2…目玉部(端部部品)、25…板ばね本体の端部、3
0…目玉部の基部、32…端末取付部、45…目玉部の
基端縁(端部部品の基端縁)、50…シール材、55,
56…金型、65…アウトサート用開口部、66…キャ
ビティ、85…シール材収容部、100…端部部品、1
01…部材本体、110…部材本体、111…端部部
品、121…部材本体、122,123…端部部品。
Claims (3)
- 【請求項1】繊維強化プラスチックあるいは金属または
セラミックスからなる細長い形状の部材本体と、射出成
形によって上記部材本体の端部に設けられる端部部品と
を有し、かつ上記部材本体の表面と隣接する端部部品の
基端縁の全周に、上記端部部品の基端縁と部材本体とに
密接するシール材を設けたことを特徴とする端部に端部
部品を有する部材。 - 【請求項2】上記部材本体の端部において上記端部部品
が射出成形される部位の表面に、この部材本体と端部部
品とを接着する接着剤が塗布されている請求項1記載の
端部部品を有する部材。 - 【請求項3】繊維強化プラスチックあるいは金属または
セラミックスからなる細長い形状の部材本体と、射出成
形によって上記部材本体の端部に設けられる端部部品と
を有する部材を製造する方法であって、上記部材本体の
端部が挿入されるアウトサート用開口部と端部部品成形
用のキャビティとを有する一対の金型の内部に、上記ア
ウトサート用開口部の内面と上記部材本体の表面との間
の全周にわたって連続するシール材を配置し、このシー
ル材によって上記部材本体の表面とアウトサート用開口
部の内面との間をシールした状態で上記キャビティ内に
端部部品成形用の溶融樹脂を射出するとともに、射出保
持圧を維持した状態で樹脂を硬化させたのち、成形され
た端部部品を上記シール材と共に脱型することを特徴と
する端部に端部部品を有する部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083576A JPH06246774A (ja) | 1992-12-28 | 1993-04-09 | 端部に端部部品を有する部材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-349188 | 1992-12-28 | ||
| JP34918892 | 1992-12-28 | ||
| JP5083576A JPH06246774A (ja) | 1992-12-28 | 1993-04-09 | 端部に端部部品を有する部材とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246774A true JPH06246774A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=26424615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5083576A Pending JPH06246774A (ja) | 1992-12-28 | 1993-04-09 | 端部に端部部品を有する部材とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06246774A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001524187A (ja) * | 1997-04-17 | 2001-11-27 | オハイオ マットレス カンパニー ライセンシング アンド コンポーネンツ グループ | 係合用取付具を一体に形成した複合材料製ばねモジュール |
| KR20030004918A (ko) * | 2001-07-07 | 2003-01-15 | 박영규 | 사출에 의한 아이엔드의 제조방법 |
| US6738761B1 (en) | 1999-09-17 | 2004-05-18 | Nec Corporation | Information processing system capable of indicating tendency to change |
| WO2018158031A1 (de) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zur herstellung einer blattfeder, sowie blattfeder und radaufhängung |
| JP2021049727A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 住友理工株式会社 | 車両用樹脂モジュール及び車両用樹脂モジュールの製造方法 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP5083576A patent/JPH06246774A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001524187A (ja) * | 1997-04-17 | 2001-11-27 | オハイオ マットレス カンパニー ライセンシング アンド コンポーネンツ グループ | 係合用取付具を一体に形成した複合材料製ばねモジュール |
| US6738761B1 (en) | 1999-09-17 | 2004-05-18 | Nec Corporation | Information processing system capable of indicating tendency to change |
| KR20030004918A (ko) * | 2001-07-07 | 2003-01-15 | 박영규 | 사출에 의한 아이엔드의 제조방법 |
| WO2018158031A1 (de) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zur herstellung einer blattfeder, sowie blattfeder und radaufhängung |
| JP2021049727A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 住友理工株式会社 | 車両用樹脂モジュール及び車両用樹脂モジュールの製造方法 |
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