JPH06246797A - 成形品外観へのヒケ防止方法および射出成形用金型 - Google Patents
成形品外観へのヒケ防止方法および射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH06246797A JPH06246797A JP5207770A JP20777093A JPH06246797A JP H06246797 A JPH06246797 A JP H06246797A JP 5207770 A JP5207770 A JP 5207770A JP 20777093 A JP20777093 A JP 20777093A JP H06246797 A JPH06246797 A JP H06246797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- mold
- molded product
- skin layer
- molten resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0025—Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/37—Mould cavity walls, i.e. the inner surface forming the mould cavity, e.g. linings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2628—Moulds with mould parts forming holes in or through the moulded article, e.g. for bearing cages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形品の外観面となる表面にヒケが発生
するのを防止する。 【構成】 成形品の外観面に対応する固定側又は可動側
金型2の一部または全面に、相対する成形品裏面に対応
する金型面よりも、射出される溶融樹脂との密着性の良
い断熱性薄膜6を形成させた状態で、所定量の熱可塑性
溶融樹脂を金型キャビティ1内に射出充填し、断熱性薄
膜6面での溶融樹脂3のスキン層7の成長を遅延させ、
相対的に他方の型表面でのスキン層7形成とスキン層7
剥離を優先的に生じさせることによって、溶融樹脂3の
冷却固化に起因する体積収縮分を、当該優先剥離したス
キン層7に選択的に吸収させる。
するのを防止する。 【構成】 成形品の外観面に対応する固定側又は可動側
金型2の一部または全面に、相対する成形品裏面に対応
する金型面よりも、射出される溶融樹脂との密着性の良
い断熱性薄膜6を形成させた状態で、所定量の熱可塑性
溶融樹脂を金型キャビティ1内に射出充填し、断熱性薄
膜6面での溶融樹脂3のスキン層7の成長を遅延させ、
相対的に他方の型表面でのスキン層7形成とスキン層7
剥離を優先的に生じさせることによって、溶融樹脂3の
冷却固化に起因する体積収縮分を、当該優先剥離したス
キン層7に選択的に吸収させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂からなる
成形品の外観面にヒケやウエルドラインが発生するのを
防止する射出成形法および射出成形用金型に関し、家
電、電子機器、機械などのハウジング、カバーなど表面
外観の優れた成形品を提供するものである。
成形品の外観面にヒケやウエルドラインが発生するのを
防止する射出成形法および射出成形用金型に関し、家
電、電子機器、機械などのハウジング、カバーなど表面
外観の優れた成形品を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に熱可塑性樹脂からなる射出成形法
は、生産性の良いこと、複雑な形状のものが容易に成形
できることなどの利点があるため、工業製品や日用雑貨
品等の広い範囲にわたって採用されている。従来の射出
成形法では、溶融樹脂を金型キャビティ内に射出圧入す
る際に樹脂が流動し合流する箇所では、樹脂同士の融着
が不完全となってウエルドラインが発生しやすい。又冷
却固化させる過程で、樹脂の相変化と体積収縮に伴う表
面へのヒケ発生も避けられない。特にリブ,ボス等の厚
肉部が存在する成形品にあっては、これらの厚肉部の表
面又は裏面等にヒケが集中して発生し易い。ヒケやウエ
ルドラインが成形品の外観面に生じることは、成形品の
商品価値を著しく損なうので、最も避けるべき欠陥の一
つとされている。
は、生産性の良いこと、複雑な形状のものが容易に成形
できることなどの利点があるため、工業製品や日用雑貨
品等の広い範囲にわたって採用されている。従来の射出
成形法では、溶融樹脂を金型キャビティ内に射出圧入す
る際に樹脂が流動し合流する箇所では、樹脂同士の融着
が不完全となってウエルドラインが発生しやすい。又冷
却固化させる過程で、樹脂の相変化と体積収縮に伴う表
面へのヒケ発生も避けられない。特にリブ,ボス等の厚
肉部が存在する成形品にあっては、これらの厚肉部の表
面又は裏面等にヒケが集中して発生し易い。ヒケやウエ
ルドラインが成形品の外観面に生じることは、成形品の
商品価値を著しく損なうので、最も避けるべき欠陥の一
つとされている。
【0003】特に成形品のリブやボスなどの背後の外観
面に顕著なヒケが発生することは従来から経験的に知ら
れている。そのヒケの深さはリブ厚さおよびボス径が大
きくなるにつれて増加し、また樹脂温度が高いほど大き
くなる。例えば図1に示すように、固定型2と可動型2
に挟まれて形成されたキャビティ1に溶融樹脂3が圧入
するとき、その流動先端では、中心層から噴水流4とし
て湧き出した溶融樹脂3の表面は急速に冷却されながら
キャビティの両型表面に接して伸長による配向を受けた
まま固化し、それぞれの表面スキン層5を形成する。
(単位樹脂流体3uで伸長の状態と配向の方向を示
す。)キャビティに溶融樹脂が充満して流動を停止する
と同時に冷却の進行にともない内部の溶融樹脂は熱を奪
われ、表面スキン層から内部に向けて固化層を形成し始
め、同時に内部には収縮による負圧状態が生じる。(以
下、表面スキン層と固化層を含めた場合をスキン層とい
う。)
面に顕著なヒケが発生することは従来から経験的に知ら
れている。そのヒケの深さはリブ厚さおよびボス径が大
きくなるにつれて増加し、また樹脂温度が高いほど大き
くなる。例えば図1に示すように、固定型2と可動型2
に挟まれて形成されたキャビティ1に溶融樹脂3が圧入
するとき、その流動先端では、中心層から噴水流4とし
て湧き出した溶融樹脂3の表面は急速に冷却されながら
キャビティの両型表面に接して伸長による配向を受けた
まま固化し、それぞれの表面スキン層5を形成する。
(単位樹脂流体3uで伸長の状態と配向の方向を示
す。)キャビティに溶融樹脂が充満して流動を停止する
と同時に冷却の進行にともない内部の溶融樹脂は熱を奪
われ、表面スキン層から内部に向けて固化層を形成し始
め、同時に内部には収縮による負圧状態が生じる。(以
下、表面スキン層と固化層を含めた場合をスキン層とい
う。)
【0004】このとき、周囲よりも厚肉である部分が存
在すると、そこは他の部分よりも冷却が遅れるので、周
囲の収縮歪みがその部分に集積されて負圧状態が顕著に
なる。この部分ではそれぞれのスキン層にまだ柔軟性が
残っているので、より柔らかい方のスキン層か又はキャ
ビティ表面への密着力の低い方のスキン層がキャビティ
面から引き剥がされて陥没しヒケを生じる。しかも外観
面となる面は平板状の場合が多いのでスキン層自体が面
方向に収縮してキャビティ表面から剥離し易いのに対
し、特にリブ,ボス等の存在する反対面は複雑形状とな
りキャビティ表面から剥離しにくいので、外観面のスキ
ン層の方が内部の負圧に引き込まれて、必ず外観面にヒ
ケを生じる。
在すると、そこは他の部分よりも冷却が遅れるので、周
囲の収縮歪みがその部分に集積されて負圧状態が顕著に
なる。この部分ではそれぞれのスキン層にまだ柔軟性が
残っているので、より柔らかい方のスキン層か又はキャ
ビティ表面への密着力の低い方のスキン層がキャビティ
面から引き剥がされて陥没しヒケを生じる。しかも外観
面となる面は平板状の場合が多いのでスキン層自体が面
方向に収縮してキャビティ表面から剥離し易いのに対
し、特にリブ,ボス等の存在する反対面は複雑形状とな
りキャビティ表面から剥離しにくいので、外観面のスキ
ン層の方が内部の負圧に引き込まれて、必ず外観面にヒ
ケを生じる。
【0005】そこで部分的に著しい厚肉部を持つ成形品
を成形する際には、型キャビティ内にキャビティを満た
すに不十分の溶融樹脂を射出中又は射出完了後に、高圧
ガスを圧入しながら溶融樹脂中に中空部を作る第一工程
と、中空化した樹脂流路を介して高圧ガスによる保持圧
をかけ、キャビティ内の溶融樹脂を加圧状態でキャビテ
ィ壁に密着させたまま冷却・固化させてヒケ発生を抑制
する第二工程とで構成される高圧ガスアシスト法が多数
提案されている。しかし、複雑な形状を持つ成形品を製
造する場合、ガス流路として連続している厚肉部が必要
となり設計上の制約が生じる。またこの厚肉部は、溶融
樹脂のフローリーダーとなるので、成形品全体への樹脂
の充填バランスを崩し、成形品にエアートラップや激し
いフローマーク等の表面欠陥発生を生じさせ易い。ま
た、高圧ガスを使用することに伴う危険性とガス取扱の
困難性および制御設備への過大な投資を必要とする等の
問題も持っている。
を成形する際には、型キャビティ内にキャビティを満た
すに不十分の溶融樹脂を射出中又は射出完了後に、高圧
ガスを圧入しながら溶融樹脂中に中空部を作る第一工程
と、中空化した樹脂流路を介して高圧ガスによる保持圧
をかけ、キャビティ内の溶融樹脂を加圧状態でキャビテ
ィ壁に密着させたまま冷却・固化させてヒケ発生を抑制
する第二工程とで構成される高圧ガスアシスト法が多数
提案されている。しかし、複雑な形状を持つ成形品を製
造する場合、ガス流路として連続している厚肉部が必要
となり設計上の制約が生じる。またこの厚肉部は、溶融
樹脂のフローリーダーとなるので、成形品全体への樹脂
の充填バランスを崩し、成形品にエアートラップや激し
いフローマーク等の表面欠陥発生を生じさせ易い。ま
た、高圧ガスを使用することに伴う危険性とガス取扱の
困難性および制御設備への過大な投資を必要とする等の
問題も持っている。
【0006】又ヒケの発生箇所の裏面を金型温度以上に
加熱器で局部加熱してその箇所の冷却速度を他の箇所よ
り遅らすことにより、表面にヒケの生じない成形品を得
る方法(特開昭56−167410)や、成形品のヒケ
が発生しやすい部分の背面に多孔部材の貫通孔を設け、
その貫通孔から圧縮空気を導入して成形品の背面を押圧
することにより、表面にヒケの生じない成形品を得る方
法(特公昭61−9126)等も紹介されている。これ
らの方法は、成形品の商品価値を著しく損なうヒケを外
観面には生じさせず、その背面に生成させて成形品の欠
陥を防ぐという点で、本発明と思想を同じくするが、前
者は金型温度を局部的に一時高温にしたり冷却したりす
る必要があるので、成形サイクルが長くなるという欠点
を持ち、後者は金型内に多孔部材の貫通孔を設け、更に
圧縮空気を供給するための特殊な金型構造や付帯設備が
必要でコストが高くつく等の問題を持っている。
加熱器で局部加熱してその箇所の冷却速度を他の箇所よ
り遅らすことにより、表面にヒケの生じない成形品を得
る方法(特開昭56−167410)や、成形品のヒケ
が発生しやすい部分の背面に多孔部材の貫通孔を設け、
その貫通孔から圧縮空気を導入して成形品の背面を押圧
することにより、表面にヒケの生じない成形品を得る方
法(特公昭61−9126)等も紹介されている。これ
らの方法は、成形品の商品価値を著しく損なうヒケを外
観面には生じさせず、その背面に生成させて成形品の欠
陥を防ぐという点で、本発明と思想を同じくするが、前
者は金型温度を局部的に一時高温にしたり冷却したりす
る必要があるので、成形サイクルが長くなるという欠点
を持ち、後者は金型内に多孔部材の貫通孔を設け、更に
圧縮空気を供給するための特殊な金型構造や付帯設備が
必要でコストが高くつく等の問題を持っている。
【0007】一方、二方向からの溶融樹脂流の会合によ
り、表面スキン層同志が密着しないまま固定されて生じ
るウエルドラインを低減させるための色々な提案もなさ
れている。例えば金型のウエルドライン発生箇所に対応
して加熱装置と冷却装置を設けるもの(特開昭51−2
2759),金型内の溶融樹脂の一部に剪断力を加える
もの(特開平3−274127),流動中の樹脂に超音
波を伝達するもの(特開平4−90309)等を挙げる
ことができる。これらの方法はそれぞれ特別の付帯設備
や装置を設置しなければならず,ウエルドライン発生防
止にはかなりの効果はあるが未だ満足すべきものではな
い。更に又,ウエルドライン及びフローマーク等を同時
に解消する金型として,特開平4−211912が提案
されている。この方法は金型表面を熱伝導率が0.1c
al/cm・sec・℃以下,水との接触角が30度以
下で且つ厚さ0.1〜50μmの金属酸化物,けい素酸
化物,けい素系複合酸化物,プラズマ重合プラスチック
等の薄膜でコーテイング処理するものである。この方法
によれば、キャビティ内に充填された高温の溶融樹脂
は、断熱性の薄膜に接触すると瞬時にその薄膜表面の温
度を上昇させて、薄膜に対する優れた濡れ性及び密着性
を発現するので転写性が向上しウエルドライン等が解消
するが、樹脂の冷却時の体積収縮に起因するヒケは解消
されない。
り、表面スキン層同志が密着しないまま固定されて生じ
るウエルドラインを低減させるための色々な提案もなさ
れている。例えば金型のウエルドライン発生箇所に対応
して加熱装置と冷却装置を設けるもの(特開昭51−2
2759),金型内の溶融樹脂の一部に剪断力を加える
もの(特開平3−274127),流動中の樹脂に超音
波を伝達するもの(特開平4−90309)等を挙げる
ことができる。これらの方法はそれぞれ特別の付帯設備
や装置を設置しなければならず,ウエルドライン発生防
止にはかなりの効果はあるが未だ満足すべきものではな
い。更に又,ウエルドライン及びフローマーク等を同時
に解消する金型として,特開平4−211912が提案
されている。この方法は金型表面を熱伝導率が0.1c
al/cm・sec・℃以下,水との接触角が30度以
下で且つ厚さ0.1〜50μmの金属酸化物,けい素酸
化物,けい素系複合酸化物,プラズマ重合プラスチック
等の薄膜でコーテイング処理するものである。この方法
によれば、キャビティ内に充填された高温の溶融樹脂
は、断熱性の薄膜に接触すると瞬時にその薄膜表面の温
度を上昇させて、薄膜に対する優れた濡れ性及び密着性
を発現するので転写性が向上しウエルドライン等が解消
するが、樹脂の冷却時の体積収縮に起因するヒケは解消
されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般にキャビティに導
入された溶融樹脂はキャビティを形成する金属の型面に
接する瞬間から急冷されて接触面に表面スキン層を形成
し、次第に内部に向けてスキン層を成長させながら固化
していく。この時ガラス転位温度で起きる急激な体積収
縮で負圧が樹脂層内部に生じ、表面スキン層を内部に引
き込む力として作用する。この力がスキン層の自己保形
性を上回った瞬間に、スキン層はキャビティ接触面から
剥離して内部方向に引き込まれ、ヒケ発生の端著となる
とされている。本発明は、かかるヒケ発生の端著となる
現象を逆に活用することによって上記した従来方法の様
々な問題点を解決するものである。従って本発明の課題
は、特に射出成形時に発生し易い成形品の外観面へのヒ
ケ発生を容易にかつ経済的方法で解消させると同時に、
溶融樹脂の充填時に発生するウエルドライン等の解消効
果をも併せ持つ射出成形方法を提供することである。
入された溶融樹脂はキャビティを形成する金属の型面に
接する瞬間から急冷されて接触面に表面スキン層を形成
し、次第に内部に向けてスキン層を成長させながら固化
していく。この時ガラス転位温度で起きる急激な体積収
縮で負圧が樹脂層内部に生じ、表面スキン層を内部に引
き込む力として作用する。この力がスキン層の自己保形
性を上回った瞬間に、スキン層はキャビティ接触面から
剥離して内部方向に引き込まれ、ヒケ発生の端著となる
とされている。本発明は、かかるヒケ発生の端著となる
現象を逆に活用することによって上記した従来方法の様
々な問題点を解決するものである。従って本発明の課題
は、特に射出成形時に発生し易い成形品の外観面へのヒ
ケ発生を容易にかつ経済的方法で解消させると同時に、
溶融樹脂の充填時に発生するウエルドライン等の解消効
果をも併せ持つ射出成形方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等はヒケ発生の
端著となる現象について種々検討した結果、ヒケ防止を
希望するキャビティ面に特定の断熱性薄膜を形成させる
ことでヒケを防止する本発明に到達した。即ち本発明
は、射出成形用金型キャビティ内の成形品の外観面に対
応する固定側又は可動側金型の一部または全面に、相対
する成形品裏面に対応する金型面よりも、射出される溶
融樹脂と密着性の良い断熱性薄膜を形成させた状態で、
所定量の熱可塑性溶融樹脂を金型キャビティ内に射出充
填し、冷却進行時における断熱性薄膜面での溶融樹脂の
スキン層の成長と薄膜面からの剥離を遅延させ、相対的
に他方の型表面でのスキン層形成と型表面からのスキン
層剥離を優先的に生じさせることによって、溶融樹脂の
冷却固化に起因する体積収縮分を、当該優先剥離したス
キン層に選択的に吸収させることを特徴とする成形品外
観へのヒケ防止方法である。特に断熱性薄膜は水に対す
る接触角が40〜90度であり、その熱伝導率(cal
/cm・sec・℃)を薄膜の厚さ(cm)で除して得
られる熱伝導量係数(単位:cal/sec・℃)が
0.03〜0.5となる厚みで構成していることを特徴
とする射出成形方法である。又成形品の形状に対応して
形成された射出成形用金型キャビティであって,成形品
外観面に対応する固定側又は可動側金型面の一部または
全面に、水に対する接触角が40〜90度であり、熱伝
導量係数(cal/sec・℃)が0.03〜0.5の
範囲からなる断熱性薄膜が被覆されていることを特徴と
する射出成形用金型に関するものである。
端著となる現象について種々検討した結果、ヒケ防止を
希望するキャビティ面に特定の断熱性薄膜を形成させる
ことでヒケを防止する本発明に到達した。即ち本発明
は、射出成形用金型キャビティ内の成形品の外観面に対
応する固定側又は可動側金型の一部または全面に、相対
する成形品裏面に対応する金型面よりも、射出される溶
融樹脂と密着性の良い断熱性薄膜を形成させた状態で、
所定量の熱可塑性溶融樹脂を金型キャビティ内に射出充
填し、冷却進行時における断熱性薄膜面での溶融樹脂の
スキン層の成長と薄膜面からの剥離を遅延させ、相対的
に他方の型表面でのスキン層形成と型表面からのスキン
層剥離を優先的に生じさせることによって、溶融樹脂の
冷却固化に起因する体積収縮分を、当該優先剥離したス
キン層に選択的に吸収させることを特徴とする成形品外
観へのヒケ防止方法である。特に断熱性薄膜は水に対す
る接触角が40〜90度であり、その熱伝導率(cal
/cm・sec・℃)を薄膜の厚さ(cm)で除して得
られる熱伝導量係数(単位:cal/sec・℃)が
0.03〜0.5となる厚みで構成していることを特徴
とする射出成形方法である。又成形品の形状に対応して
形成された射出成形用金型キャビティであって,成形品
外観面に対応する固定側又は可動側金型面の一部または
全面に、水に対する接触角が40〜90度であり、熱伝
導量係数(cal/sec・℃)が0.03〜0.5の
範囲からなる断熱性薄膜が被覆されていることを特徴と
する射出成形用金型に関するものである。
【0010】以下本発明について詳細に説明する。先ず
本発明の原理について説明すると図2に示すごとく、キ
ャビティ面とスキン層の密着力をヒケ防止に効果的に生
かすため、成形品の外観面に対応する金型キャビティの
型表面の一部または全体を、相対する型表面よりも著し
く樹脂材料と密着性の良い後述する断熱薄膜6で被覆し
ている。金型キャビティに溶融樹脂が射出充満される
と、型被覆表面に接して伸長による配向を受けたまま固
化した表面スキン層は、断熱薄膜が熱的に飽和するまで
被膜により断熱されているため、内部の溶融樹脂層から
の熱で一時的に再溶融されその配向を緩和されるととも
に、内部へのスキン層としての成長も遅延させられる。
この期間の間、体積収縮に起因する面方向の応力発生が
阻害されるため、密着を破壊する剪断力が密着面に働か
ない。その後、スキン層が除々に成長を始めても、その
成長にともなう体積収縮を一方向に強く助長する樹脂の
配向がすでに緩和されているので、密着面に働く剪断力
も低減していることから、樹脂との良好な密着性を持つ
型被覆表面により、スキン層はキャビティ面との密着状
態を確実に維持し続ける。
本発明の原理について説明すると図2に示すごとく、キ
ャビティ面とスキン層の密着力をヒケ防止に効果的に生
かすため、成形品の外観面に対応する金型キャビティの
型表面の一部または全体を、相対する型表面よりも著し
く樹脂材料と密着性の良い後述する断熱薄膜6で被覆し
ている。金型キャビティに溶融樹脂が射出充満される
と、型被覆表面に接して伸長による配向を受けたまま固
化した表面スキン層は、断熱薄膜が熱的に飽和するまで
被膜により断熱されているため、内部の溶融樹脂層から
の熱で一時的に再溶融されその配向を緩和されるととも
に、内部へのスキン層としての成長も遅延させられる。
この期間の間、体積収縮に起因する面方向の応力発生が
阻害されるため、密着を破壊する剪断力が密着面に働か
ない。その後、スキン層が除々に成長を始めても、その
成長にともなう体積収縮を一方向に強く助長する樹脂の
配向がすでに緩和されているので、密着面に働く剪断力
も低減していることから、樹脂との良好な密着性を持つ
型被覆表面により、スキン層はキャビティ面との密着状
態を確実に維持し続ける。
【0011】ところが、相対的に他方の型非被覆表面に
形成される表面スキン層は図2(A)のように、内部の
溶融樹脂3の流動停止とともに冷却が急速に進行し、内
部に向けてスキン層7として成長しながら固化していく
ので、その増大する体積収縮力により容易にキャビティ
面との密着力を失って剥離部8を生じる。この結果、更
に冷却が進行すると図2(B)のように、型非被覆表面
のスキン層剥離部8には体積収縮により樹脂層内部に蓄
積された負圧が集中して働き、この部分のスキン層7を
内部方向に陥没させるので、ヒケ現象9は、型非被覆表
面のスキン層剥離部にのみ選択的に発生し、成形品の外
観面に対応する型被覆表面側には発生しない。
形成される表面スキン層は図2(A)のように、内部の
溶融樹脂3の流動停止とともに冷却が急速に進行し、内
部に向けてスキン層7として成長しながら固化していく
ので、その増大する体積収縮力により容易にキャビティ
面との密着力を失って剥離部8を生じる。この結果、更
に冷却が進行すると図2(B)のように、型非被覆表面
のスキン層剥離部8には体積収縮により樹脂層内部に蓄
積された負圧が集中して働き、この部分のスキン層7を
内部方向に陥没させるので、ヒケ現象9は、型非被覆表
面のスキン層剥離部にのみ選択的に発生し、成形品の外
観面に対応する型被覆表面側には発生しない。
【0012】それゆえ、本発明によれば、リブ,ボス等
が設置された成形品でも、背面部にのみ従来見られなか
ったヒケを発生させて、成形品の外観面にはヒケ現象を
発生させないことが可能となる。また断熱薄膜の存在
は、上述したごとく型被覆表面に接して伸長による配向
を受けたまま固化した表面スキン層を、断熱薄膜が熱的
に飽和するまでの間に、内部の溶融樹脂層からの熱で再
溶融させるので、表面スキン層が折り畳まれたまま固定
されて生じるウェルドラインをも型被覆表面側だけを消
去させてしまう効果も発揮させるものである。
が設置された成形品でも、背面部にのみ従来見られなか
ったヒケを発生させて、成形品の外観面にはヒケ現象を
発生させないことが可能となる。また断熱薄膜の存在
は、上述したごとく型被覆表面に接して伸長による配向
を受けたまま固化した表面スキン層を、断熱薄膜が熱的
に飽和するまでの間に、内部の溶融樹脂層からの熱で再
溶融させるので、表面スキン層が折り畳まれたまま固定
されて生じるウェルドラインをも型被覆表面側だけを消
去させてしまう効果も発揮させるものである。
【0013】本発明に使用される射出成形用金型には、
成形品の形状に対応して形成された射出成形用金型キャ
ビティであって,成形品外観面に対応する固定側又は可
動側金型面の一部または全面に、溶融樹脂材料との濡れ
性と密着性の良い断熱性薄膜が被覆されていることを特
徴としている。ここで本発明に使用される断熱性薄膜
は,一般の熱可塑性樹脂の射出成形温度に耐え得る耐熱
性を保持していると同時に溶融樹脂材料との濡れ性を示
す水に対する接触角(以下、接触角と略す)の値と熱伝
導量係数の両方が特定の値を満足する必要がある。
成形品の形状に対応して形成された射出成形用金型キャ
ビティであって,成形品外観面に対応する固定側又は可
動側金型面の一部または全面に、溶融樹脂材料との濡れ
性と密着性の良い断熱性薄膜が被覆されていることを特
徴としている。ここで本発明に使用される断熱性薄膜
は,一般の熱可塑性樹脂の射出成形温度に耐え得る耐熱
性を保持していると同時に溶融樹脂材料との濡れ性を示
す水に対する接触角(以下、接触角と略す)の値と熱伝
導量係数の両方が特定の値を満足する必要がある。
【0014】即ち本発明における断熱性薄膜の接触角は
40〜95度好ましくは70〜90度である。このよう
な接触角を持つ型被覆表面の断熱性薄膜は、一般の熱可
塑性樹脂の持つ接触角70〜95度に近似しているの
で、射出される溶融樹脂材料とのなじみが良く強い密着
性を示す。薄膜表面の接触角が40度未満では樹脂材料
との密着性があまりに強過ぎて離型性が悪くなり、90
度を越すと密着性が低くて滑りを生じ、ヒケは逆に発生
しやすくなる。とくにフッ素系樹脂のように接触角が1
05度と高い場合は断熱性はあるが,ヒケは逆に発生し
易い。又本発明における断熱性薄膜は上記接触角を満足
すると同時にその熱伝導量係数(単位:cal/sec
・℃)が0.03〜0.5となるものでなければならな
い。ここで熱伝導量係数(単位:cal/sec・℃)
とは、断熱性薄膜材料の熱伝導率K(単位:cal/c
m・sec・℃)を薄膜厚さR(単位:cm)で除した
(K/R)もので、この値が小なるほど断熱効果が高
い。熱伝導量係数が0.03未満では、その高断熱性の
ため熱伝導量が小さくなり、成形サイクルが著しく増長
されてしまう。熱伝導量係数が0.5を越えると断熱効
果が不十分なため、ヒケの低減効果が小さい。本発明で
は、成形サイクルを考慮して瞬間断熱効果を発現させる
ことを目的とするため、上記の如き有効範囲を見いだし
たものである。
40〜95度好ましくは70〜90度である。このよう
な接触角を持つ型被覆表面の断熱性薄膜は、一般の熱可
塑性樹脂の持つ接触角70〜95度に近似しているの
で、射出される溶融樹脂材料とのなじみが良く強い密着
性を示す。薄膜表面の接触角が40度未満では樹脂材料
との密着性があまりに強過ぎて離型性が悪くなり、90
度を越すと密着性が低くて滑りを生じ、ヒケは逆に発生
しやすくなる。とくにフッ素系樹脂のように接触角が1
05度と高い場合は断熱性はあるが,ヒケは逆に発生し
易い。又本発明における断熱性薄膜は上記接触角を満足
すると同時にその熱伝導量係数(単位:cal/sec
・℃)が0.03〜0.5となるものでなければならな
い。ここで熱伝導量係数(単位:cal/sec・℃)
とは、断熱性薄膜材料の熱伝導率K(単位:cal/c
m・sec・℃)を薄膜厚さR(単位:cm)で除した
(K/R)もので、この値が小なるほど断熱効果が高
い。熱伝導量係数が0.03未満では、その高断熱性の
ため熱伝導量が小さくなり、成形サイクルが著しく増長
されてしまう。熱伝導量係数が0.5を越えると断熱効
果が不十分なため、ヒケの低減効果が小さい。本発明で
は、成形サイクルを考慮して瞬間断熱効果を発現させる
ことを目的とするため、上記の如き有効範囲を見いだし
たものである。
【0015】一方、成形品の裏側に対応する型非被覆面
は従来からの熱伝導性の良好な金属鋼材を用いる。但し
場合によっては、熱伝導性を阻害しない程度にフッ素系
樹脂を付着させてもよい。これによって、溶融樹脂は冷
却工程の進行に伴い金属鋼材表面でのスキン層形成と型
表面からのスキン層剥離を優先的に生じさせることとな
る。本発明に従って熱可塑性樹脂の射出成形を行うと、
成形品の外観面に対応する金型キャビティの型被覆面
が、熱伝導量係数が0.03〜0.5の範囲に形成され
ていて、その薄膜表面の接触角が40〜90度である場
合、型被覆面にはヒケはほとんど発生しない。一方、成
形品の裏側にはヒケが逆に発生しやすくなる。
は従来からの熱伝導性の良好な金属鋼材を用いる。但し
場合によっては、熱伝導性を阻害しない程度にフッ素系
樹脂を付着させてもよい。これによって、溶融樹脂は冷
却工程の進行に伴い金属鋼材表面でのスキン層形成と型
表面からのスキン層剥離を優先的に生じさせることとな
る。本発明に従って熱可塑性樹脂の射出成形を行うと、
成形品の外観面に対応する金型キャビティの型被覆面
が、熱伝導量係数が0.03〜0.5の範囲に形成され
ていて、その薄膜表面の接触角が40〜90度である場
合、型被覆面にはヒケはほとんど発生しない。一方、成
形品の裏側にはヒケが逆に発生しやすくなる。
【0016】上述の条件を満たして断熱性薄膜を形成で
き、かつ一般の熱可塑性樹脂の射出成形温度に耐え得る
耐熱性を保持した材料としては、全芳香族熱硬化型ポリ
イミド、ビスマレイミド型熱硬化型ポリイミド、熱可塑
性ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミ
ド、芳香族ポリイミドなどのポリイミド系樹脂,ポリア
リレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ
フェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリオキシベンゾイル共重合体、ポリフェニレンエーテ
ルなどの耐熱性高分子樹脂等を挙げることができる。こ
れらの内特に耐熱性、耐久性や平滑性の点でポリイミド
系樹脂が最も好ましい。これらの耐熱性高分子の接触角
は70〜95度の範囲内であり、且つ熱伝導率は3〜9
×104cal/sec・cm・℃の範囲内にある。こ
れらの材料で上記熱伝導量係数が0.03〜0.5の範
囲に相当する膜厚は薄膜の強度などを考慮すると実用上
は50〜300μmの範囲が適当であり好ましい。50
μm未満では形成される薄膜の断熱性が不十分のためヒ
ケやウエルドラインが解消されない。又300μm以上
では,薄膜の高断熱性のために熱伝導量が小さくなり、
成形サイクルが長くなるという難点がある。
き、かつ一般の熱可塑性樹脂の射出成形温度に耐え得る
耐熱性を保持した材料としては、全芳香族熱硬化型ポリ
イミド、ビスマレイミド型熱硬化型ポリイミド、熱可塑
性ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミ
ド、芳香族ポリイミドなどのポリイミド系樹脂,ポリア
リレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ
フェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリオキシベンゾイル共重合体、ポリフェニレンエーテ
ルなどの耐熱性高分子樹脂等を挙げることができる。こ
れらの内特に耐熱性、耐久性や平滑性の点でポリイミド
系樹脂が最も好ましい。これらの耐熱性高分子の接触角
は70〜95度の範囲内であり、且つ熱伝導率は3〜9
×104cal/sec・cm・℃の範囲内にある。こ
れらの材料で上記熱伝導量係数が0.03〜0.5の範
囲に相当する膜厚は薄膜の強度などを考慮すると実用上
は50〜300μmの範囲が適当であり好ましい。50
μm未満では形成される薄膜の断熱性が不十分のためヒ
ケやウエルドラインが解消されない。又300μm以上
では,薄膜の高断熱性のために熱伝導量が小さくなり、
成形サイクルが長くなるという難点がある。
【0017】かかる耐熱性高分子樹脂を金型キャビティ
表面に被覆する方法としては、吹付け塗装,流動浸漬,
電着塗装,溶射などの他にモノマーからの蒸着重合法も
使用することができる。特に蒸着重合法はモノマーから
直接型面に均一で実用性に富んだ薄膜を形成することが
できるので最も好ましい。また、上述の条件を満たして
断熱性薄膜を形成できる耐熱性高分子樹脂以外のものと
して,アルミナ、ジルコニア、酸化チタン、チタン酸ア
ルミニウムなどのセラミック類も使用可能であり、これ
らを単独および/又は複合して使用することもできる。
上記セラミックの100℃付近の熱伝導率は0.005
〜0.04cal/sec・cm・℃の範囲にあり、こ
の材料で上記熱伝導量係数0.03〜0.5の範囲に相
当する膜厚は計算上では100〜1700μmの範囲で
あるが、成形サイクルへの影響および膜強度を考慮する
と実用的には800〜1200μmの範囲が適当であり
好ましい。
表面に被覆する方法としては、吹付け塗装,流動浸漬,
電着塗装,溶射などの他にモノマーからの蒸着重合法も
使用することができる。特に蒸着重合法はモノマーから
直接型面に均一で実用性に富んだ薄膜を形成することが
できるので最も好ましい。また、上述の条件を満たして
断熱性薄膜を形成できる耐熱性高分子樹脂以外のものと
して,アルミナ、ジルコニア、酸化チタン、チタン酸ア
ルミニウムなどのセラミック類も使用可能であり、これ
らを単独および/又は複合して使用することもできる。
上記セラミックの100℃付近の熱伝導率は0.005
〜0.04cal/sec・cm・℃の範囲にあり、こ
の材料で上記熱伝導量係数0.03〜0.5の範囲に相
当する膜厚は計算上では100〜1700μmの範囲で
あるが、成形サイクルへの影響および膜強度を考慮する
と実用的には800〜1200μmの範囲が適当であり
好ましい。
【0018】セラミックを金型キャビティに被覆する方
法としては溶射、プラズマジェットおよびイオンプレー
ティングなどを使用することができる。又断熱性薄膜と
して,セラミックと耐熱性高分子樹脂との複合使用も可
能である。セラミックと耐熱性高分子の複合化法として
は、例えば、セラミックを空洞ができるように溶射して
おき、その空洞に耐熱性高分子を含浸させて作製するこ
とができる。また、上記断熱性薄膜だけでは耐久性や平
滑性などに不安を生じる場合は、薄膜上に熱伝導率0.
3cal/cm・sec・℃以下で水との接触角が40
〜95度の金属材料薄膜を被覆することもできる。この
ときの金属薄膜の厚さは0.1〜50μmが適当である
が、出来るだけ薄いほうが好ましい。0.1μm未満で
は薄膜の強度が弱く、50μm以上では金属の高熱伝導
性の影響を受けてヒケの防止効果が著しく低減される。
法としては溶射、プラズマジェットおよびイオンプレー
ティングなどを使用することができる。又断熱性薄膜と
して,セラミックと耐熱性高分子樹脂との複合使用も可
能である。セラミックと耐熱性高分子の複合化法として
は、例えば、セラミックを空洞ができるように溶射して
おき、その空洞に耐熱性高分子を含浸させて作製するこ
とができる。また、上記断熱性薄膜だけでは耐久性や平
滑性などに不安を生じる場合は、薄膜上に熱伝導率0.
3cal/cm・sec・℃以下で水との接触角が40
〜95度の金属材料薄膜を被覆することもできる。この
ときの金属薄膜の厚さは0.1〜50μmが適当である
が、出来るだけ薄いほうが好ましい。0.1μm未満で
は薄膜の強度が弱く、50μm以上では金属の高熱伝導
性の影響を受けてヒケの防止効果が著しく低減される。
【0019】本発明の射出成形法により、ヒケ防止効果
を発揮する樹脂としては、ポリスチレン、ゴム変性ポリ
スチレン、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂な
どのほとんどの熱可塑性樹脂、或は充填強化材を混入し
た樹脂などがある。上述したごとく、本発明では、成形
品の外観面に対応する金型キャビティの型表面を他の型
表面よりも樹脂材料と密着性の良い断熱薄膜で被覆する
ことで、冷却進行時における断熱性薄膜面での溶融樹脂
のスキン層の成長と薄膜面からの剥離を遅延させ、相対
的にキャビティ非被覆面に形成されるスキン層を選択的
に優先剥離させ、冷却の際の樹脂の体積収縮に起因する
ヒケ現象を、キャビティ非被覆面のスキン層剥離部に選
択的に発生させて、キャビティ被覆面に対応した成形品
の外観面となる表面にヒケが発生するのを防止してい
る。しかも、断熱性薄膜の存在は、その瞬間的断熱効果
により表面スキン層を内部の樹脂溶融層からの伝熱で再
溶融してしまうので、通常発生するウェルドラインをも
消去させてしまうという副次効果も発揮するが、この断
熱薄膜は遮熱量が小さいので成形サイクルへの影響がほ
とんどない。この様に本発明の効果は、従来解決が困難
とされてきた成形品の外観欠陥を容易かつ一挙に解決す
るものである。
を発揮する樹脂としては、ポリスチレン、ゴム変性ポリ
スチレン、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂な
どのほとんどの熱可塑性樹脂、或は充填強化材を混入し
た樹脂などがある。上述したごとく、本発明では、成形
品の外観面に対応する金型キャビティの型表面を他の型
表面よりも樹脂材料と密着性の良い断熱薄膜で被覆する
ことで、冷却進行時における断熱性薄膜面での溶融樹脂
のスキン層の成長と薄膜面からの剥離を遅延させ、相対
的にキャビティ非被覆面に形成されるスキン層を選択的
に優先剥離させ、冷却の際の樹脂の体積収縮に起因する
ヒケ現象を、キャビティ非被覆面のスキン層剥離部に選
択的に発生させて、キャビティ被覆面に対応した成形品
の外観面となる表面にヒケが発生するのを防止してい
る。しかも、断熱性薄膜の存在は、その瞬間的断熱効果
により表面スキン層を内部の樹脂溶融層からの伝熱で再
溶融してしまうので、通常発生するウェルドラインをも
消去させてしまうという副次効果も発揮するが、この断
熱薄膜は遮熱量が小さいので成形サイクルへの影響がほ
とんどない。この様に本発明の効果は、従来解決が困難
とされてきた成形品の外観欠陥を容易かつ一挙に解決す
るものである。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例を説明す
る。なお断熱性薄膜材量の水に対する接触角は,自動接
触角計CA−Z型(協和界面科学製)を使用し室温23
℃で実測したものである。 実施例1 本実施例においては図3に示すように、60×150m
m,厚み2mmの平板部11に幅20mm、長さ10m
mの角穴12と背面に厚み4mm、高さ5mm、長さ3
0mmのリブ13,14,15とを有する成形品10を
成形した。なお、平板11の側面には溶融状態の熱可塑
性樹脂を注入するためのゲート16が形成されている。
リブ13,14,15は平板11の板厚よりも格段に厚
くなっている。この厚みのため、通常の射出成形法によ
るとき、リブ13,14,15の位置に対応する成形品
10の表面側13a、14a及び15a部にはヒケが著
しく発生する。また、角穴12のゲートの反対側の位置
17aおよび17bにはウェルドラインが発生する。本
実施例においては、成形品10の表面側11aを外観面
とし、金型の鋼材はプレハードン鋼(大同製鋼製:NA
K80)を使用した。
る。なお断熱性薄膜材量の水に対する接触角は,自動接
触角計CA−Z型(協和界面科学製)を使用し室温23
℃で実測したものである。 実施例1 本実施例においては図3に示すように、60×150m
m,厚み2mmの平板部11に幅20mm、長さ10m
mの角穴12と背面に厚み4mm、高さ5mm、長さ3
0mmのリブ13,14,15とを有する成形品10を
成形した。なお、平板11の側面には溶融状態の熱可塑
性樹脂を注入するためのゲート16が形成されている。
リブ13,14,15は平板11の板厚よりも格段に厚
くなっている。この厚みのため、通常の射出成形法によ
るとき、リブ13,14,15の位置に対応する成形品
10の表面側13a、14a及び15a部にはヒケが著
しく発生する。また、角穴12のゲートの反対側の位置
17aおよび17bにはウェルドラインが発生する。本
実施例においては、成形品10の表面側11aを外観面
とし、金型の鋼材はプレハードン鋼(大同製鋼製:NA
K80)を使用した。
【0021】成形品の外観面となる表面に対応する固定
側キャビティの表面をサンドブラストで荒した後、ポリ
エーテルスルホン(PES)のN−メチル−2−ピロリ
ドン溶液を塗布して加熱処理し、厚み100μmの薄膜
を形成させた。PES薄膜の熱伝導量係数は0.04、
水に対する接触角は85度である。金型温度を50℃に
保持し、キャビティに樹脂温度210℃のポリスチレン
樹脂(新日鐵化学製エスチレンH−65)溶融体を充填
時間1.5秒で射出充填し、20秒間冷却してから金型
を開き、成形品を取り出した。得られた成形品10の表
面状態を調べたところ、薄膜の型被覆表面側の成形品表
面については、本来ヒケが発生しやすい位置13a,1
4a,15a部にヒケは見られなかった。また、本来ウ
ェルドラインが発生しやすい位置17にもウェルドライ
ンは見当たらなかった。これに対し薄膜の型非被覆側と
なる成形品裏面では、リブ13,14,15の側面およ
び周辺にヒケが見られ、位置17bにウェルドラインが
発生していた。
側キャビティの表面をサンドブラストで荒した後、ポリ
エーテルスルホン(PES)のN−メチル−2−ピロリ
ドン溶液を塗布して加熱処理し、厚み100μmの薄膜
を形成させた。PES薄膜の熱伝導量係数は0.04、
水に対する接触角は85度である。金型温度を50℃に
保持し、キャビティに樹脂温度210℃のポリスチレン
樹脂(新日鐵化学製エスチレンH−65)溶融体を充填
時間1.5秒で射出充填し、20秒間冷却してから金型
を開き、成形品を取り出した。得られた成形品10の表
面状態を調べたところ、薄膜の型被覆表面側の成形品表
面については、本来ヒケが発生しやすい位置13a,1
4a,15a部にヒケは見られなかった。また、本来ウ
ェルドラインが発生しやすい位置17にもウェルドライ
ンは見当たらなかった。これに対し薄膜の型非被覆側と
なる成形品裏面では、リブ13,14,15の側面およ
び周辺にヒケが見られ、位置17bにウェルドラインが
発生していた。
【0022】比較例1 実施例1で用いた金型の固定側キャビティの表面を研磨
加工したまま薄膜を形成せずに使用し、実施例1と同一
条件で成形したところ、得られた成形品10の表面11
aには位置13a,14a,15aにヒケが発生した反
面、リブ13,14,15の側面および周辺にヒケは見
られず、成形品の表側及び裏側とも位置17a、17b
にウェルドラインが見られた。
加工したまま薄膜を形成せずに使用し、実施例1と同一
条件で成形したところ、得られた成形品10の表面11
aには位置13a,14a,15aにヒケが発生した反
面、リブ13,14,15の側面および周辺にヒケは見
られず、成形品の表側及び裏側とも位置17a、17b
にウェルドラインが見られた。
【0023】比較例2 実施例1で用いた金型の固定側キャビティ表面をサンド
ブラストで荒した後、ポリエーテルスルホン(PES)
のN−メチル−2−ピロリドン溶液を塗布して加熱処理
し、厚み7μmの薄膜を形成させた。このときのPES
薄膜の熱伝導量係数は0.57、水に対する接触角は8
5度である。この金型により実施例1と同一条件で成形
したところ、得られた成形品10の表面11aには位置
13a,14a,15aにヒケが発生した反面、リブ1
3,14,15の側面および周辺にヒケは見られず、成
形品の表側及び裏側とも位置17a、17bにウェルド
ラインが見られた。
ブラストで荒した後、ポリエーテルスルホン(PES)
のN−メチル−2−ピロリドン溶液を塗布して加熱処理
し、厚み7μmの薄膜を形成させた。このときのPES
薄膜の熱伝導量係数は0.57、水に対する接触角は8
5度である。この金型により実施例1と同一条件で成形
したところ、得られた成形品10の表面11aには位置
13a,14a,15aにヒケが発生した反面、リブ1
3,14,15の側面および周辺にヒケは見られず、成
形品の表側及び裏側とも位置17a、17bにウェルド
ラインが見られた。
【0024】比較例3 実施例1と同形状の成形品の外観面となる表面に対応す
る固定側キャビティの表面をサンドブラストで荒した
後、PESの厚さ1.0mmのシートを同じくPESの
N−メチル−2−ピロリドン溶液で接着した。作製した
厚さ1.0mm膜の熱伝導量係数は0.004で、水に
対する接触角は85度である。この金型により実施例1
と同一条件で成形したところ、得られた成形品10の表
面11aには位置13a,14a,15aに著しいヒケ
は発生しなかったが、表面全体に波打ち状の小さな凹凸
が見られた。位置17aのウェルドラインは検出されな
かった。
る固定側キャビティの表面をサンドブラストで荒した
後、PESの厚さ1.0mmのシートを同じくPESの
N−メチル−2−ピロリドン溶液で接着した。作製した
厚さ1.0mm膜の熱伝導量係数は0.004で、水に
対する接触角は85度である。この金型により実施例1
と同一条件で成形したところ、得られた成形品10の表
面11aには位置13a,14a,15aに著しいヒケ
は発生しなかったが、表面全体に波打ち状の小さな凹凸
が見られた。位置17aのウェルドラインは検出されな
かった。
【0025】実施例2 実施例1で用いた金型の成形品の表面外観となる表面に
対応する固定側キャビティの表面をサンドブラストで荒
した後、プラズマ溶射法によりアルミナを溶射し厚み8
00μmの薄膜を形成させ、更に、その薄膜の上に20
μmのニッケル薄膜を無電解メッキ法によって積層し
た。使用したアルミナの熱伝導率は0.035cal/
cm・sec・℃、形成した積層薄膜(厚さ800μm
のアルミナ薄膜+厚さ20μmのニッケル薄膜)の熱伝
導量係数は0.44で、ニッケル表面の水に対する接触
角は90度である。この金型を用いて実施例1と同一条
件で成形したところ、得られた成形品10の表面11a
は位置13a,14a,15a部に著しいヒケは見られ
なかった。また、本来ウエルドラインが発生しやすい位
置17aには僅かにウェルドラインが見られた。これに
対し型非被覆側となる成形品裏面では、リブ13,1
4,15の側面および周辺にヒケが見られ、位置17b
にウェルドラインが発生していた。
対応する固定側キャビティの表面をサンドブラストで荒
した後、プラズマ溶射法によりアルミナを溶射し厚み8
00μmの薄膜を形成させ、更に、その薄膜の上に20
μmのニッケル薄膜を無電解メッキ法によって積層し
た。使用したアルミナの熱伝導率は0.035cal/
cm・sec・℃、形成した積層薄膜(厚さ800μm
のアルミナ薄膜+厚さ20μmのニッケル薄膜)の熱伝
導量係数は0.44で、ニッケル表面の水に対する接触
角は90度である。この金型を用いて実施例1と同一条
件で成形したところ、得られた成形品10の表面11a
は位置13a,14a,15a部に著しいヒケは見られ
なかった。また、本来ウエルドラインが発生しやすい位
置17aには僅かにウェルドラインが見られた。これに
対し型非被覆側となる成形品裏面では、リブ13,1
4,15の側面および周辺にヒケが見られ、位置17b
にウェルドラインが発生していた。
【0026】比較例4 実施例2に準拠し、成形品の外観面となる表面に対応す
る固定側キャビティの表面をサンドブラストで荒した
後、プラズマ溶射法によりアルミナを溶射し厚み200
μmの薄膜を形成させ、更に、その薄膜の上に20μm
のニッケル薄膜を無電解法によって積層させた。形成し
た積層薄膜(アルミナ膜200μm+ニッケル膜20μ
m)の熱伝導量係数は1.75、ニッケル表面の水に対
する接触角は90度である。この金型を用い実施例1と
同一条件で成形したところ、型被覆面に対応する成形品
の表面13a,14a,15aにはヒケが発生し、成形
品の表側及び裏側とも位置17a、17bにウェルドラ
インが見られた。
る固定側キャビティの表面をサンドブラストで荒した
後、プラズマ溶射法によりアルミナを溶射し厚み200
μmの薄膜を形成させ、更に、その薄膜の上に20μm
のニッケル薄膜を無電解法によって積層させた。形成し
た積層薄膜(アルミナ膜200μm+ニッケル膜20μ
m)の熱伝導量係数は1.75、ニッケル表面の水に対
する接触角は90度である。この金型を用い実施例1と
同一条件で成形したところ、型被覆面に対応する成形品
の表面13a,14a,15aにはヒケが発生し、成形
品の表側及び裏側とも位置17a、17bにウェルドラ
インが見られた。
【0027】実施例3 実施例1で用いた金型の成形品の外観面となる表面に対
応する固定側キャビティ11の表面をサンドブラストで
荒した後、一回毎に厚み20μmのポリイミド薄膜に相
当するポリアミド酸溶液を塗布して加熱処理し、脱水開
環させることを繰り返し、200μmのポリイミド積層
薄膜を得た。ところが、この積層薄膜は繰り返し塗布を
する時に、表面に凸凹が生じるのが避けられないので、
ポリイミドの良好な機械加工性を利用して表面を切削
後、表面研磨をし、厚み100μmのポリイミド薄膜と
したところ、充分実用に耐えうる薄膜となった。この時
のポリイミド薄膜の熱伝導量係数は0.04、水に対す
る接触角は85度である。この金型を用いて実施例1と
同一条件で成形したところ、型被覆表面側の成形品表面
については、本来ヒケが発生しやすい位置13a,14
a,15a部にまったくヒケは見られず、また本来ウエ
ルドラインが発生しやすい位置17aにもウエルドライ
ンが皆無であった。これに対し型非被覆側となる成形品
裏面では、リブ13,14,15の側面および周辺に著
しいヒケが見られ、位置17bにウェルドラインが発生
していた。
応する固定側キャビティ11の表面をサンドブラストで
荒した後、一回毎に厚み20μmのポリイミド薄膜に相
当するポリアミド酸溶液を塗布して加熱処理し、脱水開
環させることを繰り返し、200μmのポリイミド積層
薄膜を得た。ところが、この積層薄膜は繰り返し塗布を
する時に、表面に凸凹が生じるのが避けられないので、
ポリイミドの良好な機械加工性を利用して表面を切削
後、表面研磨をし、厚み100μmのポリイミド薄膜と
したところ、充分実用に耐えうる薄膜となった。この時
のポリイミド薄膜の熱伝導量係数は0.04、水に対す
る接触角は85度である。この金型を用いて実施例1と
同一条件で成形したところ、型被覆表面側の成形品表面
については、本来ヒケが発生しやすい位置13a,14
a,15a部にまったくヒケは見られず、また本来ウエ
ルドラインが発生しやすい位置17aにもウエルドライ
ンが皆無であった。これに対し型非被覆側となる成形品
裏面では、リブ13,14,15の側面および周辺に著
しいヒケが見られ、位置17bにウェルドラインが発生
していた。
【0028】実施例4 本実施例においては図4に示すように、60×65×1
0mm,厚み2mmの箱形状の天板部21に幅15m
m、長さ10mmの角穴22と内面に厚み2.5mmと
4.5mm、高さ5mm、長さ30mmの各リブ23,
24とを有する成形品20を成形した。なお、側面には
熱可塑性樹脂を注入するためのゲート16が形成されて
いる。通常の射出成形法によるとき、リブ23,24は
天板21の板厚よりも格段に厚いので、リブ23,24
の位置に対応する天板部21の表面23a、24a部に
はにヒケが著しく発生し、角穴22を境にしてゲートの
反対側25a,25bにはウエルドラインが強く発生す
る。この成形品を成形する金型の成形品の外観面となる
表面に対応する固定側キャビティの表面をサンドブラス
トで荒した後、実施例3と同様に、一回毎に厚み20μ
mのポリイミド薄膜に相当するポリアミド酸溶液を塗布
して加熱処理を繰り返し、200μmのポリイミド薄膜
を成膜した後、切削と表面研磨の機械加工して厚み10
0μmのポリイミド薄膜を形成させたところ、充分実用
に耐えうる薄膜となった。ポリイミド薄膜の熱伝導量係
数は0.04、水に対する接触角は85度である。
0mm,厚み2mmの箱形状の天板部21に幅15m
m、長さ10mmの角穴22と内面に厚み2.5mmと
4.5mm、高さ5mm、長さ30mmの各リブ23,
24とを有する成形品20を成形した。なお、側面には
熱可塑性樹脂を注入するためのゲート16が形成されて
いる。通常の射出成形法によるとき、リブ23,24は
天板21の板厚よりも格段に厚いので、リブ23,24
の位置に対応する天板部21の表面23a、24a部に
はにヒケが著しく発生し、角穴22を境にしてゲートの
反対側25a,25bにはウエルドラインが強く発生す
る。この成形品を成形する金型の成形品の外観面となる
表面に対応する固定側キャビティの表面をサンドブラス
トで荒した後、実施例3と同様に、一回毎に厚み20μ
mのポリイミド薄膜に相当するポリアミド酸溶液を塗布
して加熱処理を繰り返し、200μmのポリイミド薄膜
を成膜した後、切削と表面研磨の機械加工して厚み10
0μmのポリイミド薄膜を形成させたところ、充分実用
に耐えうる薄膜となった。ポリイミド薄膜の熱伝導量係
数は0.04、水に対する接触角は85度である。
【0029】この金型を用いて金型温度を50℃に保持
し、キャビティに樹脂温度210℃のポリスチレン樹脂
(新日鐵化学製エスチレンH−65)溶融体を充填時間
1秒で射出充填し、25秒間冷却してから金型を開き、
成形品を取り出した。この金型により得られた成形品の
型被覆表面側の成形品表面については、本来ヒケが発生
しやすい位置23a、24a部にまったくヒケは見られ
ず、また本来ウェルドラインが発生しやすい位置25a
にもウェルドラインが皆無であった。これに対し型非被
覆側となる成形品裏面では、リブ23,24の側面およ
び周辺に著しいヒケが見られ、位置25bにウェルドラ
インが発生していた。ところが連続して成形を行ったと
ころ、ゲート16の周囲の薄膜が5000ショット付近
から剥離を起こし始めた。そこで、ポリアミド酸溶液の
塗布前に固定側キャビティ面に20μmの銅メッキ層を
設けたところ、キャビティ面へのポリイミド薄膜の密着
性が向上し、この現象は解消した。
し、キャビティに樹脂温度210℃のポリスチレン樹脂
(新日鐵化学製エスチレンH−65)溶融体を充填時間
1秒で射出充填し、25秒間冷却してから金型を開き、
成形品を取り出した。この金型により得られた成形品の
型被覆表面側の成形品表面については、本来ヒケが発生
しやすい位置23a、24a部にまったくヒケは見られ
ず、また本来ウェルドラインが発生しやすい位置25a
にもウェルドラインが皆無であった。これに対し型非被
覆側となる成形品裏面では、リブ23,24の側面およ
び周辺に著しいヒケが見られ、位置25bにウェルドラ
インが発生していた。ところが連続して成形を行ったと
ころ、ゲート16の周囲の薄膜が5000ショット付近
から剥離を起こし始めた。そこで、ポリアミド酸溶液の
塗布前に固定側キャビティ面に20μmの銅メッキ層を
設けたところ、キャビティ面へのポリイミド薄膜の密着
性が向上し、この現象は解消した。
【0030】実施例5 本実施例においては実施例4と同じ成形品20を得るた
め、使用する金型は、成形品の外観面に対応する固定側
キャビティの表面に、厚み100μmのポリイミド薄膜
を蒸着重合法により形成した。この方法によるとき、ピ
ロメリット酸二無水物(PMDA)と4,4’−ジアミ
ノジフェニールエーテル(ODA)のモノマーを蒸着重
合装置内で真空昇華させ、装置内にセットした固定側キ
ャビティの表面にポリアミック酸として蒸着させながら
重合反応を行ない、キャビティ表面にポリイミド薄膜を
成長させるので、得られたキャビティ表面のポリイミド
薄膜は、極めて密着性に優れ且つ均一で平滑性に富んだ
鏡面皮膜となる。この方法は一工程で所定のポリイミド
薄膜を形成できるので、実施例3や実施例4のポリイミ
ド薄膜形成法にくらべ極めて容易かつ実用性に富んだ方
法である。
め、使用する金型は、成形品の外観面に対応する固定側
キャビティの表面に、厚み100μmのポリイミド薄膜
を蒸着重合法により形成した。この方法によるとき、ピ
ロメリット酸二無水物(PMDA)と4,4’−ジアミ
ノジフェニールエーテル(ODA)のモノマーを蒸着重
合装置内で真空昇華させ、装置内にセットした固定側キ
ャビティの表面にポリアミック酸として蒸着させながら
重合反応を行ない、キャビティ表面にポリイミド薄膜を
成長させるので、得られたキャビティ表面のポリイミド
薄膜は、極めて密着性に優れ且つ均一で平滑性に富んだ
鏡面皮膜となる。この方法は一工程で所定のポリイミド
薄膜を形成できるので、実施例3や実施例4のポリイミ
ド薄膜形成法にくらべ極めて容易かつ実用性に富んだ方
法である。
【0031】この金型を用いて実施例4と同一条件で成
形したところ、型被覆表面側の成形品表面については、
本来ヒケが発生しやすい位置23a、24a部にまった
くヒケは見られず、成形品表面はきわめて鏡面に近い平
滑性をもっていた。また本来ウェルドラインが発生しや
すい位置25aにもウェルドラインが皆無であった。こ
れに対し型非被覆側となる成形品裏面では、リブ23,
24の側面および周辺に著しいヒケが見られ、位置25
bにウエルドラインが発生していた。この金型で長期間
にわたり連続成形を行なったが、実施例4のような薄膜
の剥離現象は全く皆無であった。
形したところ、型被覆表面側の成形品表面については、
本来ヒケが発生しやすい位置23a、24a部にまった
くヒケは見られず、成形品表面はきわめて鏡面に近い平
滑性をもっていた。また本来ウェルドラインが発生しや
すい位置25aにもウェルドラインが皆無であった。こ
れに対し型非被覆側となる成形品裏面では、リブ23,
24の側面および周辺に著しいヒケが見られ、位置25
bにウエルドラインが発生していた。この金型で長期間
にわたり連続成形を行なったが、実施例4のような薄膜
の剥離現象は全く皆無であった。
【0032】実施例6 本実施例においては図5に示すように、45×400×
11.5mm,標準肉厚2.5mmの箱形状の天板部3
1の一部に、6.5mmの厚肉部32と三個所の角穴3
3,34,35と内面に厚み1mmのリブ36,37お
よび厚み3mmのリブ38,39とを有する成形品30
を成形した。なお、側面には熱可塑性樹脂を注入するた
めのゲート16が形成されている。この成形品を成形す
る金型の成形品の外観面となる固定側キャビティの表面
には、実施例5と同様に蒸着重合法により厚み150μ
mのポリイミド薄膜を形成した。この金型を用いて金型
温度を50℃に保持し、キャビティに樹脂温度210℃
のポリスチレン樹脂(新日鐵化学製エスチレンH−6
5)溶融体を充填時間1.7〜7秒で射出充填し80秒
間冷却してから金型を開き成形品を取り出した。得られ
た成形品30の表面状態を調べたところ、型被覆表面側
の成形品表面には、本来ヒケが発生しやすい厚肉部32
の表面32aおよびリブ37,38の表面37a,38
aの位置にまったくヒケは見られず、成形品表面はきわ
めて鏡面に近い平滑性をもっていた。またウェルドライ
ンが発生しやすい位置にもウェルドラインが皆無の見事
な成形品が得られた。
11.5mm,標準肉厚2.5mmの箱形状の天板部3
1の一部に、6.5mmの厚肉部32と三個所の角穴3
3,34,35と内面に厚み1mmのリブ36,37お
よび厚み3mmのリブ38,39とを有する成形品30
を成形した。なお、側面には熱可塑性樹脂を注入するた
めのゲート16が形成されている。この成形品を成形す
る金型の成形品の外観面となる固定側キャビティの表面
には、実施例5と同様に蒸着重合法により厚み150μ
mのポリイミド薄膜を形成した。この金型を用いて金型
温度を50℃に保持し、キャビティに樹脂温度210℃
のポリスチレン樹脂(新日鐵化学製エスチレンH−6
5)溶融体を充填時間1.7〜7秒で射出充填し80秒
間冷却してから金型を開き成形品を取り出した。得られ
た成形品30の表面状態を調べたところ、型被覆表面側
の成形品表面には、本来ヒケが発生しやすい厚肉部32
の表面32aおよびリブ37,38の表面37a,38
aの位置にまったくヒケは見られず、成形品表面はきわ
めて鏡面に近い平滑性をもっていた。またウェルドライ
ンが発生しやすい位置にもウェルドラインが皆無の見事
な成形品が得られた。
【0033】これに対し型非被覆側となる成形品裏面で
は、リブ側面および周辺部と厚肉部32の肉厚変化部付
近に著しいヒケが見られた。特にリブ39の付根では、
図2(A)に示すスキン層7が、剥離部8に接するコー
ナー部分Eで樹脂の冷却時の収縮力で破断されているの
が、部分的に観察された。また、角孔の周辺にウェルド
ラインが発生していた。本実施例によれば、成形時の樹
脂の体積収縮に伴うヒケ現象を選択的に型非被覆面に移
行させて、外観に全くヒケのない成形品が得られること
が明らかである。
は、リブ側面および周辺部と厚肉部32の肉厚変化部付
近に著しいヒケが見られた。特にリブ39の付根では、
図2(A)に示すスキン層7が、剥離部8に接するコー
ナー部分Eで樹脂の冷却時の収縮力で破断されているの
が、部分的に観察された。また、角孔の周辺にウェルド
ラインが発生していた。本実施例によれば、成形時の樹
脂の体積収縮に伴うヒケ現象を選択的に型非被覆面に移
行させて、外観に全くヒケのない成形品が得られること
が明らかである。
【0034】
【発明の効果】本発明の射出成形法は、樹脂材料との濡
れ性及び密着性の良い断熱薄膜で被覆した型被覆面への
樹脂の密着性を増大させるとともに、型被覆面のスキン
層の形成速度を遅らせて、相対的にキャビティ非被覆面
でのスキン層形成と優先剥離を促進させることで、冷却
の際の樹脂の体積収縮に起因するヒケ現象を、キャビテ
ィ非被覆面のスキン層剥離部に選択的に発生させて、成
形品欠陥である外観面のヒケのない成形品を製造するも
のである。また、断熱薄膜の存在はよく知られるよう
に、表面スキン層の一瞬の再溶融現象で、成形品の外観
欠陥となる型被覆面側のウェルドラインをも消去すると
いう副次効果も発揮する。そして、これらの効果を、特
別な付帯設備などを必要とせずに、断熱薄膜の接触角と
熱伝導量係数および膜厚を特定した薄膜で被覆された金
型を用い、成形することだけで実現している。また、一
般の成形条件や成形環境から逸脱しないで本発明の射出
成形法を実施できる等の経済的効果も大きい。
れ性及び密着性の良い断熱薄膜で被覆した型被覆面への
樹脂の密着性を増大させるとともに、型被覆面のスキン
層の形成速度を遅らせて、相対的にキャビティ非被覆面
でのスキン層形成と優先剥離を促進させることで、冷却
の際の樹脂の体積収縮に起因するヒケ現象を、キャビテ
ィ非被覆面のスキン層剥離部に選択的に発生させて、成
形品欠陥である外観面のヒケのない成形品を製造するも
のである。また、断熱薄膜の存在はよく知られるよう
に、表面スキン層の一瞬の再溶融現象で、成形品の外観
欠陥となる型被覆面側のウェルドラインをも消去すると
いう副次効果も発揮する。そして、これらの効果を、特
別な付帯設備などを必要とせずに、断熱薄膜の接触角と
熱伝導量係数および膜厚を特定した薄膜で被覆された金
型を用い、成形することだけで実現している。また、一
般の成形条件や成形環境から逸脱しないで本発明の射出
成形法を実施できる等の経済的効果も大きい。
【図1】キャビティ内の樹脂流動先端の説明図である。
【図2】断熱被覆金型によるヒケの選択的発生を説明す
る図である。
る図である。
【図3】実施例1で得られた成形品10の斜視図であ
る。
る。
【図4】実施例4で得られた成形品20の斜視図であ
る。
る。
【図5】実施例5で得られた成形品30の斜視図であ
る。
る。
1 キャビティ 2 固定型または可動型 3 内部の溶融樹脂 4 流動先端の噴水流 5 表面スキン層 6 断熱薄膜 7 スキン層 8 スキン層剥離部 9 ヒケ現象 10 実施例1の成形品 11 平板部 12 角孔 13、14、15 リブ 16 ゲート 17a 表面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 17b 裏面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 21 天板部 22 角孔 23、24 リブ 25a 表面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 25b 裏面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 31 天板部 32 厚肉部 33、34、35 角孔 36、37、38、39 リブ
線 17b 裏面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 21 天板部 22 角孔 23、24 リブ 25a 表面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 25b 裏面のウェルドラインの発生し易い位置の仮想
線 31 天板部 32 厚肉部 33、34、35 角孔 36、37、38、39 リブ
Claims (6)
- 【請求項1】 射出成形用金型キャビティ内の成形品の
外観面に対応する固定側又は可動側金型の一部または全
面に、相対する成形品裏面に対応する金型面よりも、射
出される溶融樹脂と密着性の良い断熱性薄膜を形成させ
た状態で、所定量の熱可塑性溶融樹脂を金型キャビティ
内に射出充填し、冷却進行に伴う断熱性薄膜面での溶融
樹脂のスキン層の成長と薄膜面からの剥離を一時的に遅
延させ、相対的に他方の型面でのスキン層形成とスキン
層剥離を優先的に生じさせることによって、溶融樹脂の
冷却固化に起因する体積収縮分を、当該優先剥離したス
キン層に選択的に吸収させることを特徴とする成形品外
観へのヒケ防止方法。 - 【請求項2】 断熱性薄膜は水に対する接触角が40〜
90度であり、その熱伝導率を薄膜の厚さ(cm)で除
して得られる熱伝導量係数(単位:cal/sec・
℃)が0.03〜0.5となるように形成することを特
徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂の射出成形方法。 - 【請求項3】 射出成形用金型キャビティであって,成
形品外観面に対応する固定側又は可動側金型面の一部ま
たは全面に、水に対する接触角が40〜90度であり、
熱伝導量係数(cal/sec・℃)が0.03〜0.
5の範囲からなる断熱性薄膜が形成されていることを特
徴とする射出成形用金型。 - 【請求項4】 断熱性薄膜が厚さ50〜300μmの範
囲の芳香族ポリイミド等の耐熱性高分子からなることを
特徴とする請求項4記載の射出成形用金型。 - 【請求項5】 前記薄膜が、厚さ800〜1200μm
の範囲からなるセラミック類からなることを特徴とする
請求項4記載の射出成形用金型。 - 【請求項6】 断熱性薄膜上には熱伝導率0.3cal
/cm・sec・℃以下及び水との接触角が40〜95
度の金属薄膜が被覆されていることを特徴とする請求項
4記載の射出成形用金型。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5207770A JPH06246797A (ja) | 1992-12-28 | 1993-08-23 | 成形品外観へのヒケ防止方法および射出成形用金型 |
| US08/464,870 US5653932A (en) | 1992-12-28 | 1993-12-17 | Injection molding method for preventing formation of surface defects and mold assembly therefor |
| EP94903015A EP0677369A4 (en) | 1992-12-28 | 1993-12-17 | INJECTION MOLDING METHOD THAT PREVENTS THE SURFACE DEFECTS AND METAL MOLDS FOR INJECTION MOLDING. |
| KR1019950702655A KR960700142A (ko) | 1992-12-28 | 1993-12-17 | 표면결함의 발생을 방지하는 사출성형방법 및 사출성형용 금형(injection molding method preventing generation of surface defects and metal molds for injection molding) |
| PCT/JP1993/001830 WO1994014592A1 (fr) | 1992-12-28 | 1993-12-17 | Procede de moulage par injection empechant la formation de defauts superficiels, et moules metalliques utilises pour le moulage par injection |
| AU57148/94A AU5714894A (en) | 1992-12-28 | 1993-12-17 | Injection molding method preventing generation of surface defects and metal molds for injection molding |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36117792 | 1992-12-28 | ||
| JP4-361177 | 1992-12-28 | ||
| JP5207770A JPH06246797A (ja) | 1992-12-28 | 1993-08-23 | 成形品外観へのヒケ防止方法および射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246797A true JPH06246797A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=26516460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5207770A Withdrawn JPH06246797A (ja) | 1992-12-28 | 1993-08-23 | 成形品外観へのヒケ防止方法および射出成形用金型 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5653932A (ja) |
| EP (1) | EP0677369A4 (ja) |
| JP (1) | JPH06246797A (ja) |
| KR (1) | KR960700142A (ja) |
| AU (1) | AU5714894A (ja) |
| WO (1) | WO1994014592A1 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995035194A1 (en) * | 1994-06-22 | 1995-12-28 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Delustered injection molded product of synthetic resin and molding method for the same |
| WO1996007527A1 (en) * | 1994-09-09 | 1996-03-14 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Low-pressure injection molding method |
| JP2004175112A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-24 | Maxell Hi Tec Ltd | 成型用金型及びその製造方法 |
| WO2006038617A1 (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-13 | Suzuka Fuji Xerox Co., Ltd. | 中空成形用金型 |
| WO2008069235A1 (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-12 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | 断熱金型、金型部品、成形機及び断熱金型の製造方法 |
Families Citing this family (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR980700158A (ko) * | 1994-11-30 | 1998-03-30 | 유미꾸라 레이이찌 | 합성수지 성형용 금형 및 이를 이용한 성형법(Mold for Molding Synthetic Resins and Molding Method Using the Same) |
| JPH09174563A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-08 | Teijin Seiki Co Ltd | 光造形型およびその製造方法 |
| GB9811634D0 (en) * | 1998-05-29 | 1998-07-29 | Unilever Plc | Stamping dies |
| US6305923B1 (en) | 1998-06-12 | 2001-10-23 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Molding system using film heaters and/or sensors |
| US6042140A (en) * | 1998-07-10 | 2000-03-28 | Larry J. Winget | Air bag cover having a visually perceptible tear seam |
| US7241131B1 (en) | 2000-06-19 | 2007-07-10 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Thick film heater apparatus |
| JP2003011182A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用灯具のレンズの成形方法及び成形金型 |
| JP3809996B2 (ja) * | 2001-07-23 | 2006-08-16 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具における樹脂製部品の成形金型 |
| FR2840557B1 (fr) * | 2002-06-10 | 2005-05-06 | Cit Alcatel | Procede de fabrication d'une piece polymere avec coefficient d'expansion thermique negatif, et piece polymere obtenue avec un tel procede |
| US20040156945A1 (en) * | 2003-02-10 | 2004-08-12 | Jae-Dong Yoon | Injection mold, molding system having injection mold, method thereof and molded product |
| US7034185B2 (en) * | 2003-04-24 | 2006-04-25 | Xerox Corporation | Colorant precursor compositions |
| JP3838372B2 (ja) * | 2004-06-08 | 2006-10-25 | トヨタ自動車株式会社 | 射出成形方法と射出成形装置 |
| WO2007129673A1 (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Hiroyuki Iwami | 熱可塑性樹脂成形用金型、キャビティ型及びそのキャビティ型の製造方法 |
| US7740466B2 (en) * | 2006-06-29 | 2010-06-22 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Molding device for molding a weather strip |
| US7837917B2 (en) * | 2006-08-30 | 2010-11-23 | Lrm Industries International, Inc. | Method of forming a molded plastic article having molded extensions |
| US20080057286A1 (en) * | 2006-08-30 | 2008-03-06 | Polk Dale E | Method of forming a molded plastic article having at least one molded extension |
| US8133047B2 (en) | 2006-09-06 | 2012-03-13 | Prime Polymer Co., Ltd. | Injection molding metal mold and shaped article |
| ES2526932T3 (es) | 2008-05-05 | 2015-01-16 | Dow Global Technologies Llc | Método mejorado para encapsular el borde de una hoja flexible |
| JP2011056753A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Polyplastics Co | 射出成形品の製造方法 |
| CN103348493B (zh) | 2010-12-17 | 2016-01-27 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 改良的光伏器件 |
| JP5812631B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2015-11-17 | ポリプラスチックス株式会社 | 射出成形品の製造方法 |
| JP2012187729A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-10-04 | Polyplastics Co | 射出成形品の製造方法 |
| PL2824141T3 (pl) * | 2013-07-09 | 2016-12-30 | Zastosowanie kompozycji poliolefinowej do redukcji zapadnięć | |
| DE102015208037B4 (de) | 2014-05-02 | 2025-10-30 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Formungsvorrichtung, Formungsverfahren und geformte Produkte |
| JPWO2017018007A1 (ja) * | 2015-07-30 | 2017-07-27 | 株式会社棚澤八光社 | 樹脂成形用型 |
| US10455747B2 (en) * | 2017-07-11 | 2019-10-22 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Additively manufactured protrusions |
| NL2024636B1 (nl) * | 2020-01-09 | 2021-09-07 | Gereedschappenfabriek Van Den Brink B V | Werkwijze voor het vervaardigen van een kunststof spuitgietproduct, een spuitgietmatrijs, en een werkwijze voor het vervaardigen van een dergelijke spuitgietmatrijs |
Family Cites Families (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1604434A1 (de) * | 1965-12-30 | 1970-09-10 | Basf Ag | Spritzgussform |
| US3734449A (en) * | 1970-10-14 | 1973-05-22 | Tokyo Shibaura Electric Co | Metal mold for injection molding |
| JPS54142266A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-06 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Molding of synthetic resin article |
| EP0006289A1 (en) * | 1978-05-30 | 1980-01-09 | Allied Corporation | Mould for controlling sink-marks on moulded plastic articles and method of producing the articles |
| US4225109A (en) * | 1978-07-06 | 1980-09-30 | Osaka City & Taiyo Manufacturing Works Co., Ltd. | Insulated metal mold |
| JPS5555818A (en) * | 1978-07-10 | 1980-04-24 | Oosakashi | Element for molding thermoplastic resin and its manufacturing method |
| JPS5555839A (en) * | 1978-10-21 | 1980-04-24 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | Fiber-contained resin injection molding die |
| JPS60113930A (ja) * | 1983-11-26 | 1985-06-20 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の樹脂封止成形方法 |
| JPS6179611A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-23 | C Uyemura & Co Ltd | エンジニアリングプラスチツク成形品の製造方法 |
| WO1989010829A1 (en) * | 1988-05-06 | 1989-11-16 | Baresich Frank J | Method of molding plastic and mold therefor |
| US5020770A (en) * | 1988-05-12 | 1991-06-04 | Moberg Clifford A | Combination of mold and alloy core pin |
| EP0437345A3 (en) * | 1990-01-10 | 1992-08-19 | Taiyo Manufacturing Works Co., Ltd. | Mold used for fabricating thermoplastic resin articles |
| EP0489335A1 (en) * | 1990-12-03 | 1992-06-10 | General Electric Company | Insulated mold structure with multilayered metal skin |
| JP2673623B2 (ja) * | 1991-10-01 | 1997-11-05 | 旭化成工業株式会社 | 合成樹脂の成形法 |
| JP3382281B2 (ja) * | 1993-01-22 | 2003-03-04 | 株式会社太洋工作所 | 熱可塑性樹脂射出成形用金型 |
| US5458818A (en) * | 1993-08-31 | 1995-10-17 | General Electric Co. | Insulated mold structure for injection molding of optical disks |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP5207770A patent/JPH06246797A/ja not_active Withdrawn
- 1993-12-17 KR KR1019950702655A patent/KR960700142A/ko not_active Withdrawn
- 1993-12-17 WO PCT/JP1993/001830 patent/WO1994014592A1/ja not_active Ceased
- 1993-12-17 US US08/464,870 patent/US5653932A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-17 EP EP94903015A patent/EP0677369A4/en not_active Withdrawn
- 1993-12-17 AU AU57148/94A patent/AU5714894A/en not_active Abandoned
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995035194A1 (en) * | 1994-06-22 | 1995-12-28 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Delustered injection molded product of synthetic resin and molding method for the same |
| WO1996007527A1 (en) * | 1994-09-09 | 1996-03-14 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Low-pressure injection molding method |
| JP2004175112A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-24 | Maxell Hi Tec Ltd | 成型用金型及びその製造方法 |
| WO2006038617A1 (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-13 | Suzuka Fuji Xerox Co., Ltd. | 中空成形用金型 |
| WO2008069235A1 (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-12 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | 断熱金型、金型部品、成形機及び断熱金型の製造方法 |
| JP2008142952A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 断熱金型、金型部品、成形機及び断熱金型の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0677369A4 (en) | 1996-12-04 |
| US5653932A (en) | 1997-08-05 |
| WO1994014592A1 (fr) | 1994-07-07 |
| EP0677369A1 (en) | 1995-10-18 |
| AU5714894A (en) | 1994-07-19 |
| KR960700142A (ko) | 1996-01-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06246797A (ja) | 成形品外観へのヒケ防止方法および射出成形用金型 | |
| KR0159270B1 (ko) | 고 생산성 플로오로폴리머 함유 주조필름의 제조방법 | |
| EP0610002A1 (en) | Mold for injection molding of thermoplastic resin | |
| CA2097193A1 (en) | Mold for synthetic resin molding | |
| JP3141295B2 (ja) | 中空樹脂成形体を製造するための改良された射出成形方法とその方法に用いるための金型 | |
| JP3640724B2 (ja) | 高接触角ポリイミド断熱膜の作製方法 | |
| JPWO2021256348A5 (ja) | ||
| JPH0872086A (ja) | 低圧射出成形法 | |
| JPH07117084A (ja) | 熱可塑性樹脂の射出成形方法及び射出成形用金型 | |
| JP2714308B2 (ja) | 新規な射出成形法 | |
| WO1996007527A1 (en) | Low-pressure injection molding method | |
| JPH1067032A (ja) | 中空射出成形品の製造方法 | |
| WO2013035443A1 (ja) | 樹脂複合成形体の製造方法、及び樹脂複合成形体 | |
| JP4725906B2 (ja) | 熱可塑性樹脂射出成形用金型 | |
| JPH10296743A (ja) | 合成樹脂成形用金型 | |
| JPH0970860A (ja) | 補強リブ付成形品及びその成形方法 | |
| JP2727303B2 (ja) | 合成樹脂成形品の成形法 | |
| CN224075218U (zh) | 耐高温薄膜 | |
| JPH04211912A (ja) | 熱可塑性樹脂成形用金型 | |
| JPH10100184A (ja) | 合成樹脂の成形法 | |
| JPH08169035A (ja) | 合成樹脂の射出成形法 | |
| RU2184903C1 (ru) | Способ покрытия поверхностей трубопровода термопластом литьем под давлением | |
| JPS62299312A (ja) | 金属複合樹脂成形品を製造する方法 | |
| JP3473629B2 (ja) | 熱可塑性樹脂成形用金型 | |
| JPH0857888A (ja) | 射出成形品の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |