JPH06247064A - 感熱転写材 - Google Patents

感熱転写材

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JPH06247064A
JPH06247064A JP50A JP3845093A JPH06247064A JP H06247064 A JPH06247064 A JP H06247064A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 3845093 A JP3845093 A JP 3845093A JP H06247064 A JPH06247064 A JP H06247064A
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JP
Japan
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parts
wax
adhesive layer
resin
layer
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Pending
Application number
JP50A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kimura
康典 木村
Tatsuya Nakao
龍也 中尾
Akifumi Kuwabara
章史 桑原
Toru Omura
徹 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication of JPH06247064A publication Critical patent/JPH06247064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、各種の被転写材への転写性に優れ
た感熱転写材の提供を目的とする。 【構成】 基材上に剥離層、着色層および接着層を順次
積層してなる感熱転写材において、接着層が蔗糖安息香
酸エステルを含有する感熱転写材。 【効果】 本発明の感熱転写材は、コート紙、合成紙、
各種プラスチックシート等多種の被転写材に対して優れ
た転写性を有しており、密着性、耐摩擦性および屋外耐
性の良好な記録物が得られるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コート紙、合成紙およ
びプラスチックフィルムへの転写性、密着性、耐摩擦性
および屋外耐性に優れた感熱転写材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、感熱転写記録装置は、ノンインパ
クトで無騒音、メンテナンスフリー、低価格、小型軽量
である等の特徴を有する為、ファクシミリ、ワ−ドプロ
セッサ−、コンピュ−タ−端末プリンタ−等に非常に多
く用いられている。一般的な感熱転写材はポリエステル
フィルム(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート等)等の薄いプラスチックフィルムの基材
上にワックスを主成分とする熱溶融性インキ層を設けた
もので、該熱溶融性インキ面と例えば普通紙等の被転写
面とを重ね合わせ、基材裏面からのサ−マルヘッド等を
用いた加熱により熱溶融性インキを普通紙面上に転写し
て記録が行われる。
【0003】感熱転写記録装置の普及により、最近では
対象とする被転写材の種類も増大し、従来用いられてき
た感熱記録専用紙や普通紙等の紙およびオーバーヘッド
プロジェクター用専用ポリエステルシート等に加え、用
途に応じたコート紙、合成紙、プラスチックシート等多
種の材料が用いられ始めている。また、これらの被転写
材のなかでもプラスチックシートは屋外で使用されるこ
ともあり、従来要求されてきた転写性、密着性、耐摩擦
性等に加えて屋外耐性、特に耐候性が重視されるように
なってきている。しかし、先に挙げたような被転写材に
対して通常のワックスを主体とする転写層を設けてなる
感熱転写材を用いた記録物では、充分な転写性、密着強
度、耐摩擦性および屋外耐候性を満足させることは難し
く、例えば特開昭61−273989号公報にワックスを含有す
る剥離層、ワックスを含有しない着色層およびワックス
を含有する接着層を順次積層してなる感熱転写材が開示
されているが、着色層がワックスを含有していないので
普通紙へ転写した場合の耐摩擦性は向上している反面、
接着層がワックスを主成分とするためプラスチックフィ
ルム等の被転写材には密着性が低く、たとえ鮮明な記録
物が得られても指で擦ったり、セロテ−プで接着剥離す
ると簡単に取れてしまう等の欠点があった。
【0004】このような欠点を改良するために、特開平
4-22684号公報にワックスを主成分とする剥離層、ガラ
ス転移点50〜110 ℃で分子量8000以上の樹脂と耐磨耗剤
および着色剤からなる着色層、軟化点60〜150 ℃で分子
量 500〜5000の樹脂とアンチブロッキング剤を含む接着
層を順次積層してなる感熱転写材が開示されている。し
かし、例示されている接着層ではプラスチックフィルム
等の種類によっては被転写材との界面での十分な密着性
が得られず、より密着性を向上させるものが望まれてい
た。また、転写物を屋外で用いる際の屋外耐性、特に耐
候性の点においては劣化の主原因である紫外線に対する
対策が特にとられていないため経時での劣化や変色を招
くことがあり、さらには剥離層がワックスを主成分とす
るために屋外耐性が低く、経時でグロスの低下等の表面
劣化を生じる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はかかる欠点
に鑑み鋭意検討した結果、蔗糖安息香酸エステルが従来
感熱転写材に用いられていたワックスに類似したシャー
プな融点と熱可塑性樹脂が有する広範囲な種々被転写材
への密着性とを兼ね備えているため、該蔗糖安息香酸エ
ステルを接着層に用いることで良好な転写性と密着性が
得られ、着色層が実質的に熱可塑性樹脂と着色材からな
ることより良好な耐摩擦性を示すことを見出し、本発明
に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、基
材上に剥離層、着色層および接着層を順次積層してなる
感熱転写材において、接着層に蔗糖安息香酸エステルを
含有することを特徴とする感熱転写材を提供する。
【0007】接着層に用いられる蔗糖安息香酸エステル
としては、蔗糖が8個の水酸基を有するため安息香酸に
よる置換度が1〜8までのものがあり、置換度により融
点および他の樹脂との相溶性が異なる。本発明において
は、置換度が約8のものが適度な融点(73℃)を示し、
他の広範な樹脂との相溶性を有するため、好ましい。接
着層には、その他構成成分として従来公知の熱可塑性樹
脂、ワックス、着色材、添加剤等を必要に応じて用いる
ことができる。
【0008】熱可塑性樹脂は、接着層塗液の基材への塗
工時における粘度等の塗工適性を調整するために、転写
性、密着性を損なわない範囲において、単独または2種
以上併せて用いることができる。熱可塑性樹脂と蔗糖安
息香酸エステルの配合比は、蔗糖安息香酸エステル 100
〜1 重量%に対して熱可塑性樹脂 0〜99重量%が好まし
く、蔗糖安息香酸エステル80〜20重量%に対して熱可塑
性樹脂20〜80重量%がより好ましい。着色材は、着色層
の濃度を補強するために必要に応じて用いることができ
る。
【0009】ワックスは、本発明の感熱転写材を巻き取
って使用する際にブロッキングを防止する効果があるた
め、被転写材への密着性を低下させない範囲で用いても
よい。かかるワックスの例としては、天然ワックスとし
てキャンデリラワックス、カルナバワックス、ライスワ
ックス、木ろう、ホホバ油などの植物系ワックス、蜜ろ
う、ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス、モンタンワ
ックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ペトロラタム等の石油系ワックス、合成ワックスとして
はフィッシャートロピッシュワックス、ポリエチレンワ
ックス等の合成炭化水素、モンタンワックス誘導体、パ
ラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタリンワック
ス誘導体、等の変性ワックス、硬化ひまし油、硬化ひま
し油誘導体等の水素化ワックス、ラノリン酸、パルミチ
ン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシス
テアリン酸等の高級脂肪酸、さらにこれら高級脂肪酸の
アミド、エステル、金属塩等が挙げられる。
【0010】添加剤としては、耐候性を向上させるため
の紫外線吸収剤および紫外線遮断剤の他に、従来公知の
顔料分散剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、酸化防止剤等
が必要に応じて用いられる。その他接着層塗液の基材へ
の塗工時における粘度等の塗工適性を調整するため、ま
た、接着層の皮膜強度を向上させるフィラーとしてシリ
カ、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリ
ウム等の体質顔料を添加しても良い。接着層の固形分構
成比は、充分な皮膜強度を得るため、蔗糖安息香酸エス
テルと熱可塑性樹脂の総和が40〜100 重量%のものが好
ましく、さらにワックスを 0〜10重量%、添加剤を 0〜
20重量%、着色材を 0〜50重量%含有しても良い。接着
層の厚さは、極端に薄いと効果が得られなくなり極端に
厚いと転写性および解像度が低下するため、 0.1〜2.0
μmが好ましく、0.3 〜1.0 μmがより好ましい。
【0011】着色層は実質的に熱可塑性樹脂と着色材か
らなり、ワックスを含まないことが好ましい。但し、顔
料分散剤等の従来公知の各種添加剤は、固形分構成比で
5重量%以下であれば必要に応じて添加してもよい。ワ
ックスを添加すると着色層の凝集力が低下し、転写物の
密着性および耐摩擦性が低下する等の問題を生じる。着
色層の着色材/樹脂重量比は、特にインキ隠蔽力、解像
度に対し影響を及ぼし、有機顔料の場合は 0.5〜4 が好
ましく、無機顔料の場合は比重が大きいため0.5〜6 が
好ましい。該範囲より小さいと転写時のキレが低下し、
大きいと密着性、耐摩擦性が低下する。着色層の厚さは
隠蔽力、転写性および耐摩擦性を考慮して用途に応じ所
定の膜厚とすればよいが、 0.3〜5 μmが好ましく、
0.5〜3 μmがより好ましい。
【0012】熱可塑性樹脂は、従来公知のものを単独ま
たは2種以上用いることができる。かかる熱可塑性樹脂
の例としては、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、
ポリ(メタ)アクリル酸樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、スチレ
ン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ酢酸ビニル、ポリスチレン、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、ポリアセタール樹脂、セルロ
ース誘導体、石油樹脂、ケトン樹脂、キシレン樹脂、ロ
ジン、ロジン誘導体、テルペン樹脂、インデンクマロン
樹脂、塩素化ポリオレフィン、スチレン−無水マレイン
酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン−酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、スチレン−
ブタジエンゴム、ポリ(メタ)アクリロニトリル、アク
リルゴム、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ポリウレ
ア樹脂、アミノ樹脂等が挙げられる。
【0013】着色材としては、カーボンブラック、アニ
リンブラック、酸化チタン、フタロシアニン系、モノア
ゾ系、ジスアゾ系、ニトロ系、ニトロソ系、ペリレン
系、イソインドリノン系、キナクリドン系等の顔料や、
アゾ系、アントラキノン系、ニグロシン系等の染料等通
常インキに使用される材料が挙げられるが、特に耐光性
の良好な転写物を得るには顔料が好ましく、中でもカー
ボンブラック、ファストイエロー、カドミウムイエロ
ー、黄色酸化鉄、クロモフタルイエロー、アンスラピリ
ミジンイエロー、イソインドリノンイエロー、銅アゾメ
チンイエロー、ベンゾイミダゾロンイエロー、キノフタ
ロンイエロー、ニッケルジオキシンイエロー、フラバン
スロンイエロー、黄鉛、チタンイエロー、ジスアゾイエ
ロー、ベンゾイミダゾロンオレンジ、ピランスロンオレ
ンジ、ペリノンオレンジ、パラレッド、レーキレッド、
ナフトールレッド、ピラゾロンレッド、パーマネントレ
ッド、マダーレーキ、チオインジゴボルドー、ベンガ
ラ、鉛丹、カドミウムレッド、ナフトールレッド、キナ
クリドンマゼンタ、ペリレンバーミリオン、ペリレンレ
ッド、クロモフタルスカーレット、アンスアンスロンレ
ッド、ジアントラキノリルレッド、ペリレンマルーン、
ベンゾイミダゾロンカーミン、ペリレンスカーレット、
キナクリドンレッド、ピランスロンレッド、マンガンバ
イオレット、ジオキサジンバイオレット、フタロシアニ
ンブルー、紺青、コバルトブルー、群青、インダンスロ
ンブルー、フタロシアニングリーン、ピグメントグリー
ン、ニッケルアゾイエロー、酸化クロム、ビリジアン、
ベンゾイミダゾロンブラウン、ブロンズパウダー、鉛
白、亜鉛華、リトポン、酸化チタン、パール顔料等が好
ましい。
【0014】剥離層は、熱可塑性樹脂、ワックス、添加
剤、必要に応じて着色材からなる。また、転写物の転写
部表面の機械強度をさらに高めるためには最低成膜温度
70℃以上の熱可塑性樹脂エマルジョンを含有するエマル
ジョンにより形成されるのが好ましい。従来は、十分な
転写時のキレ、剥離性を得るためワックスを主成分とし
た剥離層が用いられていたが、転写部分の表面強度を得
るには限界があった。また、転写部分の表面強度を向上
させるためには樹脂成分を増量することが必要となる
が、転写時のキレ、剥離性等の転写特性を著しく低下さ
せてしまう問題が生じ、実用特性を満足させるものは得
られなかった。しかしながら、最低成膜温度70℃以上の
熱可塑性樹脂エマルジョンを用いると、通常の塗布乾燥
温度条件ではエマルジョン粒子が成膜しないために樹脂
を主成分としても転写時のキレは良好であり、さらには
転写時のサーマルヘッドによる高温加熱でエマルジョン
粒子が部分的に溶融接着して成膜するために転写後の表
面強度が著しく向上する。該熱可塑性樹脂エマルジョン
は常温で成膜性がないため結着剤として他の熱可塑性樹
脂を併用するのが好ましく、その添加量は全樹脂分中の
1〜50重量%が好ましい。この範囲を越えて添加した場
合は、転写時のキレが低下することがある。かかる熱可
塑性樹脂としては従来公知のものを単独または2種以上
用いることができ、特に限定はしない。また、ワックス
は接着層と同様のものを用いることができる。なお、剥
離層の全樹脂分/ワックス重量比は1〜9が好ましく、
より好ましくは2〜4である。
【0015】さらに転写物の屋外耐性、特に耐候性を向
上させるためには、紫外線吸収剤および/または紫外線
遮断剤を転写後に最表面となる剥離層に含有させること
が好ましい。かかる紫外線吸収剤としては、 290〜400n
m の波長の光を吸収する化合物として、例えばベンゾフ
ェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸誘導体
系、シアノアクリレート系、桂皮酸系、アミノブタジエ
ン系、シュウ酸アニリド誘導体系化合物等を、さらに紫
外線遮断剤としては、例えば超微粒子酸化チタン、超微
粒子亜鉛華、超微粒子タルク、超微粒子カオリン、超微
粒子炭酸カルシウム、超微粒子酸化鉄等を挙げることが
できる。剥離層に添加する紫外線吸収剤および/または
紫外線遮断剤の添加量は効果を発揮する最低量でよい
が、固形分中1〜10重量%が好ましい。剥離層には、着
色層の濃度を補強するために従来公知の着色材を含有さ
せてもよく、中でも先に例示した耐候性の優れたものが
好ましい。着色材の添加量は必要最低量でよく、固形分
中 0〜10重量%が好ましい。その他、従来公知の顔料分
散剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、安定剤、酸化防止剤
等を必要に応じて添加してもよい。剥離層の厚さは、極
端に薄いと転写性が低下し極端に厚いと転写剥離性が低
下するため、 0.1〜3 μmが好ましく、 0.3〜2 μmが
より好ましい。
【0016】基材としては、従来公知のもの、例えばポ
リエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート等)、ポリアミドフィルム(ナ
イロン等)、ポリオレフィンフィルム(ポリプロピレン
等)、セルロース系フィルム(トリアセテート等)、ポ
リカーボネートフィルム等を用いることができる。中で
もポリエステルフィルムは、耐熱性、機械強度、引張強
度、引張安定性などが優れ最も好ましい。基材は薄いほ
ど熱伝導性がよいが、強度やインキ層の塗工のしやすさ
から 3〜50μmが最も好ましい。また、基材の熱溶融性
層の反対面に耐熱性の樹脂からなるバックコート層を設
けてもよい。接着層、着色層、剥離層を基材に設けるた
めには、通常一般に用いられる塗工方法、すなわちホッ
トメルトコーティング法あるいはより好ましくはソルベ
ントコーティング法が用いられる。
【0017】本発明の感熱転写材は、コート紙、合成紙
およびプラスチックシート等の被転写材に対して優れた
転写性、密着性、耐摩擦性および屋外耐性を有する転写
物を得ることができるが、さらに受像層と反対側の面に
粘着剤層を介して離型紙を設けた被転写材を用いても良
く、特に上記被転写材に熱接着性樹脂、例えば、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリル
酸エステル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体等からなる受像層を設けたシートを用いるこ
とで、より一層優れた転写性、密着性、耐摩擦性および
屋外耐性を有する転写物を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、感熱転写材を作成した実施例により本
発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。なお、実施例中にある「部」とは「重
量部」を、「%」とは「重量%」を示す。 〔実施例1〕剥離層インキ組成 カルナバワックスエマルジョン(固形分20%) 10部 アクリル樹脂エマルジョン(最低成膜温度75℃、固形分20%) 85部 水溶性アクリル樹脂溶液(固形分20%) 5部 上記組成物を十分に混合攪拌し、剥離層インキを調製し
た。着色層インキ組成 スチレン−アクリル共重合体 10 部 (積水化学工業社製「エスレックTI4587」) カーボンブラック 10 部 分散剤 0.1部 トルエン 40 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をボールミルで十分に分散して着色層インキ
を調製した。接着層インキ組成物 蔗糖安息香酸エステル(第一工業製薬社製「モノペットSB」) 3部 ポリエステル樹脂(東洋紡績社製「バイロン 130」) 7部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 50部 上記組成物を均一にワニス化して接着層インキを調製し
た。次に、基材(帝人(株)製 6μmのFB1バック
コート付きポリエステルフィルム)のバックコート面と
反対側の面に、剥離層インキを乾燥時の膜厚が 0.5μm
になるようにバーコーターを用いて塗布し、60℃の温風
で十分に乾燥させた。続いてその上に、着色層、接着層
インキも同様にして乾燥時の膜厚がそれぞれ1μm、
0.5μmとなるよう順に塗布、乾燥させて感熱転写材を
作成した。
【0019】〔実施例2〕剥離層インキ組成 パラフィンワックス 16部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 4部 (三井デュポンポリケミカル社製「エバフレックスV577」) トルエン 80部 2-ヒドロキシ -4-メトキシ -5-スルホベンゾフェノン 0.5部 トリハイドレート 上記組成物をボールミルで十分に分散混練し、剥離層イ
ンキを調製した。着色層インキ組成 ポリエステル樹脂(東洋紡績社製「バイロン 200」) 8 部 レーキレッド 12 部 分散剤 0.1部 トルエン 40 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をアトライターで十分に分散して着色層イン
キを調製した。接着層インキ組成物 蔗糖安息香酸エステル(第一工業製薬社製「モノペットSB」) 7部 アクリル樹脂(三菱レイヨン社製「ダイヤナール BR105」) 2部 レーキレッド 1部 トルエン 50部 メチルエチルケトン 40部 上記組成物をアトライターで十分に分散して接着層イン
キを調製した。次に、実施例1と全く同様にして感熱転
写材を作成した。
【0020】〔実施例3〕剥離層は実施例1と同じもの
を用い、着色層、接着層に以下のものを用いた。 着色層インキ組成 アクリル樹脂(三菱レイヨン社製「ダイヤナール BR87 」) 7 部 ジスアゾイエロー 14 部 分散剤 0.1部 トルエン 40 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をボールミルで十分に分散して着色層インキ
を調製した。接着層インキ組成物 蔗糖安息香酸エステル(第一工業製薬社製「モノペットSB」) 4.5部 ポリウレタン樹脂 4 部 (住友バイエルウレタン社製「デスモコール 530」) ジスアゾイエロー 1.0部 カルナバワックス 0.5部 トルエン 50 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をボールミルで十分に分散して接着層インキ
を調製した。次に、実施例1と全く同様にして感熱転写
材を作成した。
【0021】〔実施例4〕剥離層は実施例1と同じもの
を用い、着色層、接着層に以下のものを用いた。着色層インキ組成 ポリエステル樹脂(東洋紡績社製「バイロン 200」) 15 部 フタロシアニングリーン 5 部 分散剤 0.1部 トルエン 40 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をアトライターで十分に分散して着色層イン
キを調製した。接着層インキ組成物 蔗糖安息香酸エステル(第一工業製薬社製「モノペットSB」) 8.5部 フタロシアニングリーン 1.0部 カルナバワックス 0.5部 トルエン 50 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をアトライターで十分に分散して接着層イン
キを調製した。次に、実施例1と全く同様にして感熱転
写材を作成した。
【0022】〔実施例5〕剥離層は実施例2と同じもの
を用い、着色層、接着層に以下のものを用いた。着色層インキ組成 スチレン−アクリル共重合体 3.5部 (藤倉化成社製「アクリベースMH7025」) カーボンブラック 16.5部 分散剤 0.1部 トルエン 40 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をボールミルで十分に分散して着色層インキ
を調製した。接着層インキ組成物 蔗糖安息香酸エステル(第一工業製薬社製「モノペットSB」) 8.5部 カーボンブラック 1.0部 カルナバワックス 0.5部 トルエン 50 部 イソプロピルアルコール 40 部 上記組成物をボールミルで十分に分散して接着層インキ
を調製した。次に、実施例1と全く同様にして感熱転写
材を作成した。
【0023】〔比較例1〕剥離層、着色層は実施例1と
同じものを用い、接着層に以下のものを用いた。 接着層インキ組成物 ポリウレタン樹脂 9部 (住友バイエルウレタン社製「デスモコール 530」) カーボンブラック 1部 トルエン 50部 メチルエチルケトン 40部 上記組成物をアトライターで十分に分散して接着層イン
キを調製した。次に、実施例1と全く同様にして感熱転
写材を作成した。
【0024】〔比較例2〕剥離層インキ組成 パラフィンワックスエマルジョン(固形分20%) 90部 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(固形分20%) 10部 上記組成物を十分に混合攪拌し、剥離層インキを調製し
た。着色層インキ組成 テルペン樹脂(安原油脂工業社製「ポリスター T-115」) 7 部 レーキレッド 5 部 カルナバワックス 8 部 分散剤 0.1部 トルエン 40 部 メチルエチルケトン 40 部 上記組成物をボールミルで十分に分散して着色層インキ
を調製した。接着層インキ組成物 エチレン−酢酸ビニル共重合体 2部 (三井デュポンポリケミカル社製「エバフレックスV577」) カルナバワックス 8部 トルエン 90部 上記組成物をボールミルで十分に分散して接着層インキ
を調製した。次に、実施例1と全く同様にして感熱転写
材を作成した。
【0025】実施例の評価 実施例1〜5および比較例1〜2で得られた感熱転写材
を市販の熱転写プリンターを用いて1mj/dotの印字エネ
ルギーにてポリエステルシート(表中にて PETと略
す)、軟質塩化ビニルシート(表中にて塩ビと略す)、
合成紙(ピーチコート紙、表中で合成と略す)にそれぞ
れ転写して転写記録物を作成した。次に、それらの転写
性、耐摩擦性、密着性および耐褪色性を評価して表1に
まとめた。 (評価方法) 転写性 :転写記録物の画像鮮明性を目視で判定し
た。 耐摩擦性 :転写記録物の表面を爪で擦ったときのイン
キのとられ程度を目視で判定した。 密着性 :転写記録物の表面に18mm幅のセロハンテー
プを密着した後に一瞬で剥離させたときのインキの剥離
程度を目視で判定した。 耐褪色性 :周りに太陽光を遮るような建造物のない屋
外にて、地平線に対し45℃の角度で南向きに設置された
屋外暴露試験台に転写記録物を取り付け、1ヵ月放置後
に褪色の程度を判定した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の感熱転写材は、コート紙、合成
紙、各種プラスチックシート等多種の被転写材に対して
優れた転写性を有しており、密着性、耐摩擦性および屋
外耐性の良好な記録物が得られるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 徹 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に剥離層、着色層および接着層を
    順次積層してなる感熱転写材において、接着層に蔗糖安
    息香酸エステルを含有することを特徴とする感熱転写
    材。
  2. 【請求項2】 着色層が、実質的に熱可塑性樹脂と着色
    材から構成されることを特徴とする請求項1記載の感熱
    転写材。
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