JPH0624801B2 - 防水シ−ト - Google Patents
防水シ−トInfo
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- JPH0624801B2 JPH0624801B2 JP61045041A JP4504186A JPH0624801B2 JP H0624801 B2 JPH0624801 B2 JP H0624801B2 JP 61045041 A JP61045041 A JP 61045041A JP 4504186 A JP4504186 A JP 4504186A JP H0624801 B2 JPH0624801 B2 JP H0624801B2
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- sheet
- waterproof
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート建造物などの屋上防水や車輌用屋
根布に用いる防水シートに関する。
根布に用いる防水シートに関する。
更に詳しくは、アクリロニトリル・ブタジェンゴム(以
下NBRと略称する)などのゴム系有機溶剤接着剤を防
水シート面に塗布することなく、コンクリートなどの防
水下地面のみに塗布するだけで、防水シートを防水下地
に強固且つ確実に接着することが可能な防水シートに関
する。
下NBRと略称する)などのゴム系有機溶剤接着剤を防
水シート面に塗布することなく、コンクリートなどの防
水下地面のみに塗布するだけで、防水シートを防水下地
に強固且つ確実に接着することが可能な防水シートに関
する。
コンクリート建造物の屋上には、雨水の漏洩を防止する
為に必ず防水工事が施されている。
為に必ず防水工事が施されている。
これらの防水工事は大別して下記の三種類に分類され
る。
る。
アスファルト防水工法 シート防水工法 塗膜防水工法 のアスファルト防水工法は明治時代から続いている歴
史的な防水工事であり、現在でも非常に多くのシェアー
を占めている。しかし、その代表的工事方法として、石
油産業の副生物としてのアスファルトを熱で溶解し、そ
れを屋上にスプレー法によって散布し、アスファルト含
浸不織布を積層し、その上面に再び熱溶融アスファルト
を散布するという工程を4〜5回繰返す方法であること
から、アスファルトの熱溶解時の悪臭及び熱溶融アスフ
ァルトの散布の際の熱の発生と身体への付着による汚れ
があるなどの理由から、これらアスファルト防水工事を
希望する職人、特に若い職人の確保が困難となり次第に
シェアーの低下を招来している。
史的な防水工事であり、現在でも非常に多くのシェアー
を占めている。しかし、その代表的工事方法として、石
油産業の副生物としてのアスファルトを熱で溶解し、そ
れを屋上にスプレー法によって散布し、アスファルト含
浸不織布を積層し、その上面に再び熱溶融アスファルト
を散布するという工程を4〜5回繰返す方法であること
から、アスファルトの熱溶解時の悪臭及び熱溶融アスフ
ァルトの散布の際の熱の発生と身体への付着による汚れ
があるなどの理由から、これらアスファルト防水工事を
希望する職人、特に若い職人の確保が困難となり次第に
シェアーの低下を招来している。
そこで登場して来たのがのシート防水工法と、の塗
膜防水工法であるが、の塗膜防水工法は均一な塗膜厚
さの確保が困難であること、及び塗膜の多くが硬化剤と
主剤とからなる二液混合型反応性塗料を用いることか
ら、その混合比率のバラツキ,混合・攪拌の不足,及び
施工時の気温などにより得られる塗膜の性能が大きく左
右されるなどの不安定要素があることから、未だ確固た
る信頼性が得られていない。
膜防水工法であるが、の塗膜防水工法は均一な塗膜厚
さの確保が困難であること、及び塗膜の多くが硬化剤と
主剤とからなる二液混合型反応性塗料を用いることか
ら、その混合比率のバラツキ,混合・攪拌の不足,及び
施工時の気温などにより得られる塗膜の性能が大きく左
右されるなどの不安定要素があることから、未だ確固た
る信頼性が得られていない。
その点、の防水工法は、塩化ビニル樹脂,EVA樹脂,
合成ゴムなどを主成分とする合成樹脂シート(又は合成
ゴムシート)を、合成樹脂系接着剤又は合成ゴム系接着
剤を用いて防水下地に接着するという工法であることか
ら、アスファルト防水工事の様な異臭の汚れもなく、防
水層(防水シート層)も厚さが均一で且つ品質管理が行
きとどいた工場生産品であることから、耐候性を含む種
々の性能も保証されるという利点を有する。更に、最近
省エネルギー対策の一貫として、屋上に断熱工事が行わ
れているが、この場合もシート防水工事は比較的容易に
対応することができるし、老旧化した防水層の補修又は
更新工事の際も、老旧化防水層の上面に新しい防水シー
トを直接施工する工法が適用できることなどの新しい展
開が見られ、シート防水工法は今後、防水工法の主流と
なることが予測されている。
合成ゴムなどを主成分とする合成樹脂シート(又は合成
ゴムシート)を、合成樹脂系接着剤又は合成ゴム系接着
剤を用いて防水下地に接着するという工法であることか
ら、アスファルト防水工事の様な異臭の汚れもなく、防
水層(防水シート層)も厚さが均一で且つ品質管理が行
きとどいた工場生産品であることから、耐候性を含む種
々の性能も保証されるという利点を有する。更に、最近
省エネルギー対策の一貫として、屋上に断熱工事が行わ
れているが、この場合もシート防水工事は比較的容易に
対応することができるし、老旧化した防水層の補修又は
更新工事の際も、老旧化防水層の上面に新しい防水シー
トを直接施工する工法が適用できることなどの新しい展
開が見られ、シート防水工法は今後、防水工法の主流と
なることが予測されている。
しかし乍ら、シート防水工法は、一定幅で一定長さのシ
ートを用いることから(イ)防水シートを接着剤で防水
下地に接着すること、(ロ)相隣らなる防水シート同志
との重ね目地部が発生すること、という二つのウィーク
ポイントが存在する。シート防水工法の場合、防水シー
ト自体の材質の改良と共に常にこの二つのウィークポイ
ントに対する研究がなされて来ている。
ートを用いることから(イ)防水シートを接着剤で防水
下地に接着すること、(ロ)相隣らなる防水シート同志
との重ね目地部が発生すること、という二つのウィーク
ポイントが存在する。シート防水工法の場合、防水シー
ト自体の材質の改良と共に常にこの二つのウィークポイ
ントに対する研究がなされて来ている。
(イ)の場合、防水下地に対し防水シートをどの様な状
態で接着するかが絶えず論議された。即ち2液混合型エ
ポキシ系接着剤を用いる剛接着か、合成ゴム系接着剤を
用いる軟接着かが問われ、その結果、合成ゴム系接着剤
を用いた軟接着が、防水下地のクラックに対する防水シ
ートの追随性の点でエポキシ系接着剤を用いた剛接着よ
りも優れているという結論に達したのである。勿論エポ
キシ系接着剤の場合、防水下地が湿気(又は水分)を呼
び易い場合や、コンクリート表面は乾燥しているが躯体
全体としては未だ乾燥が不十分な建物に対し、合成ゴム
系接着剤よりも優れた接着性を示すので、現在もこれら
の用途には不可欠とされているが、通常の防水下地では
次第にNBR(ニトリルゴム)系接着剤やネオプレン系接
着剤など合成ゴム系接着剤を用いる軟接着が多くなって
来ている。
態で接着するかが絶えず論議された。即ち2液混合型エ
ポキシ系接着剤を用いる剛接着か、合成ゴム系接着剤を
用いる軟接着かが問われ、その結果、合成ゴム系接着剤
を用いた軟接着が、防水下地のクラックに対する防水シ
ートの追随性の点でエポキシ系接着剤を用いた剛接着よ
りも優れているという結論に達したのである。勿論エポ
キシ系接着剤の場合、防水下地が湿気(又は水分)を呼
び易い場合や、コンクリート表面は乾燥しているが躯体
全体としては未だ乾燥が不十分な建物に対し、合成ゴム
系接着剤よりも優れた接着性を示すので、現在もこれら
の用途には不可欠とされているが、通常の防水下地では
次第にNBR(ニトリルゴム)系接着剤やネオプレン系接
着剤など合成ゴム系接着剤を用いる軟接着が多くなって
来ている。
しかし乍ら、ここで実際の施工現場の施工操作上及び施
工コストという点で二つの問題点が生じて来ている。そ
れは合成ゴム系接着剤は別名を「コンタクトセメント」
と呼ばれているように、被着体同志の両面に、シート防
水工法で言えばすなわち第3図に示す如く、コンクリー
ト面などの防水下地面B1と、防水シート1裏面との両
面に合成ゴム系接着剤c1,c2を塗布し、15〜20分間
のオープンタイム(乾燥時間)をとった後(この状態で
は指をつけても、乾いた感触があり、指がくっつくこと
はない)、この両接着剤塗布面を接着させることにより
強固な接着が得られるという接着方法を用いる点にあ
る。
工コストという点で二つの問題点が生じて来ている。そ
れは合成ゴム系接着剤は別名を「コンタクトセメント」
と呼ばれているように、被着体同志の両面に、シート防
水工法で言えばすなわち第3図に示す如く、コンクリー
ト面などの防水下地面B1と、防水シート1裏面との両
面に合成ゴム系接着剤c1,c2を塗布し、15〜20分間
のオープンタイム(乾燥時間)をとった後(この状態で
は指をつけても、乾いた感触があり、指がくっつくこと
はない)、この両接着剤塗布面を接着させることにより
強固な接着が得られるという接着方法を用いる点にあ
る。
この両接着剤塗布面同志の接着(以下両面接着と呼ぶ)
は極めて強力で且つ瞬時にしてすぐれた接着力が発現さ
れる。この事は一見すぐれているようであるが、現場的
には不都合な点が多い。例えば防水シートを、所定の面
にシワを発生させず平らに貼りつけようとして作業を進
める場合に、10m乃至20mの長さのシートを扱う関係
上、多少の歪みやシートの緩みが避けられず、その結果
部分的に目地曲りやシワの発生が生じることがある。そ
の様な場合、上記の如く両面接着では瞬時に且つ強力な
接着が発現しているため、最早や手直しが不可能か非常
に困難となり、無理に接着面を剥離して手直しを行なお
うとすると、防水シートに過大な力を加えねばならず、
その為にシートが極部的に伸ばされて、かえって悪い結
果を招来したり、極端な場合にはシートが破断したりす
る事もあった。
は極めて強力で且つ瞬時にしてすぐれた接着力が発現さ
れる。この事は一見すぐれているようであるが、現場的
には不都合な点が多い。例えば防水シートを、所定の面
にシワを発生させず平らに貼りつけようとして作業を進
める場合に、10m乃至20mの長さのシートを扱う関係
上、多少の歪みやシートの緩みが避けられず、その結果
部分的に目地曲りやシワの発生が生じることがある。そ
の様な場合、上記の如く両面接着では瞬時に且つ強力な
接着が発現しているため、最早や手直しが不可能か非常
に困難となり、無理に接着面を剥離して手直しを行なお
うとすると、防水シートに過大な力を加えねばならず、
その為にシートが極部的に伸ばされて、かえって悪い結
果を招来したり、極端な場合にはシートが破断したりす
る事もあった。
また防水下地と防水シートとの両面に接着剤を塗布しな
ければならない為、エポキシ系接着剤の様に「防水下地
のみに接着剤を塗布して防水シートを接着させる」(以
下、片面接着と呼ぶ)のに較べ、2倍の接着剤量が必要
であり、且つ2倍の塗布時間を要する。このことは単に
コストが高い,施工時間が長いという以外に、接着剤の
塗布面積が広いため、その乾燥中に発生する溶剤量も著
しく、火災の危険や人体に対する影響も看過できず、こ
れらの改善、即ち合成ゴム系接着剤を用い且つ片面接着
での施工法の完成が叫ばれて来た。
ければならない為、エポキシ系接着剤の様に「防水下地
のみに接着剤を塗布して防水シートを接着させる」(以
下、片面接着と呼ぶ)のに較べ、2倍の接着剤量が必要
であり、且つ2倍の塗布時間を要する。このことは単に
コストが高い,施工時間が長いという以外に、接着剤の
塗布面積が広いため、その乾燥中に発生する溶剤量も著
しく、火災の危険や人体に対する影響も看過できず、こ
れらの改善、即ち合成ゴム系接着剤を用い且つ片面接着
での施工法の完成が叫ばれて来た。
従来の防水シートの儘では、片面接着ではどの様なゴム
系接着剤を用いてもすぐれた接着が得られず、風圧など
によって簡単に剥離してしまうので、実用上採用するこ
とが出来ず、一日も早い解決が求められて来たのであ
る。
系接着剤を用いてもすぐれた接着が得られず、風圧など
によって簡単に剥離してしまうので、実用上採用するこ
とが出来ず、一日も早い解決が求められて来たのであ
る。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであって、塩
化ビニル樹脂,EVA,合成ゴムシートなどの軟質合成樹
脂シートの裏面に、NBR系有機溶媒溶液接着剤(以下
NBR系接着剤と略称する)に含有するケトン類,芳香
族炭化水素類,エステル類,塩素化類の溶剤の単体又は
混合の溶剤により容易に膨潤又は/及び溶解する合成樹
脂層を、塗布又は積層して設けてなる防水シートを提供
するものである。
化ビニル樹脂,EVA,合成ゴムシートなどの軟質合成樹
脂シートの裏面に、NBR系有機溶媒溶液接着剤(以下
NBR系接着剤と略称する)に含有するケトン類,芳香
族炭化水素類,エステル類,塩素化類の溶剤の単体又は
混合の溶剤により容易に膨潤又は/及び溶解する合成樹
脂層を、塗布又は積層して設けてなる防水シートを提供
するものである。
本発明の実施の一例を図面について説明すると、軟質合
成樹脂シート1は塩化ビニル系樹脂にDOP,DOA,DIOPなど
の可塑剤を加えたものの他、必要に応じNBR,アクリル
エラストマーなどの軟質エラストマー,MBSその他の加
工助剤や改質剤を加えたものが用いられる。またエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA樹脂)や熱可塑性ポ
リエステル樹脂,熱可塑性ポリウレタンエラストマー,
アクリル系エラストマーなどの軟質エラストマー或いは
エチレン−塩化ビニル共重合体,塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂などの塩化ビニル成分を主成分とする各
種共重合体に液状可塑剤及び/又はNBR,アクリルエラ
ストマーなどの軟質エラストマーを加えたものも用いる
ことが出来る。また合成ゴムの加硫ゴムシート及び未加
硫ブチルゴムシートなどの合成ゴムシートも用いること
が出来る。
成樹脂シート1は塩化ビニル系樹脂にDOP,DOA,DIOPなど
の可塑剤を加えたものの他、必要に応じNBR,アクリル
エラストマーなどの軟質エラストマー,MBSその他の加
工助剤や改質剤を加えたものが用いられる。またエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA樹脂)や熱可塑性ポ
リエステル樹脂,熱可塑性ポリウレタンエラストマー,
アクリル系エラストマーなどの軟質エラストマー或いは
エチレン−塩化ビニル共重合体,塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂などの塩化ビニル成分を主成分とする各
種共重合体に液状可塑剤及び/又はNBR,アクリルエラ
ストマーなどの軟質エラストマーを加えたものも用いる
ことが出来る。また合成ゴムの加硫ゴムシート及び未加
硫ブチルゴムシートなどの合成ゴムシートも用いること
が出来る。
NBR系接着剤はその溶剤として、数種類の溶剤を混合し
た混合溶剤が用いられるが、その推薦溶剤は第1表及び
第2表の通りである。
た混合溶剤が用いられるが、その推薦溶剤は第1表及び
第2表の通りである。
可接着性合成樹脂層2は第1表及び第2表に示された強
溶剤又は良溶剤により容易に膨潤又は/及び溶解する合
成樹脂よりなるものであって、その合成樹脂の例として
酢酸ビニル樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)樹脂,重合度が600以下の酢酸ビニルなどとの塩ビ共
重合体,非晶質系線状飽和ポリエステル樹脂などが挙げ
られる。
溶剤又は良溶剤により容易に膨潤又は/及び溶解する合
成樹脂よりなるものであって、その合成樹脂の例として
酢酸ビニル樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)樹脂,重合度が600以下の酢酸ビニルなどとの塩ビ共
重合体,非晶質系線状飽和ポリエステル樹脂などが挙げ
られる。
EVA樹脂の場合、酢酸ビニル含有量が50%以上のものが
適しており、50%以下の樹脂は軟質合成樹脂シート1に
対する親和性が乏しく適さない。
適しており、50%以下の樹脂は軟質合成樹脂シート1に
対する親和性が乏しく適さない。
重合度が600以下の塩ビ共重合体の例としては、日本ゼ
オン(株)のゼオン400×150ML(=560),400×150P
(=500),400×150J(=450),400×100A(=
400:酢酸ビニルの他に無水マレイン酸とのトリポリマ
ーである)、東洋曹達(株)のリューロンQS(=450-
500),QA(=430-460),QJ(=440)、三菱
化成ビニル(株)のビニカ51SF(=450)などが代表
的な銘柄で、これらはいずれも本発明の可接着性合成樹
脂層の合成樹脂として好適である。
オン(株)のゼオン400×150ML(=560),400×150P
(=500),400×150J(=450),400×100A(=
400:酢酸ビニルの他に無水マレイン酸とのトリポリマ
ーである)、東洋曹達(株)のリューロンQS(=450-
500),QA(=430-460),QJ(=440)、三菱
化成ビニル(株)のビニカ51SF(=450)などが代表
的な銘柄で、これらはいずれも本発明の可接着性合成樹
脂層の合成樹脂として好適である。
非晶質系線状飽和ポリエステル樹脂は、東洋紡績(株)
のバイロン200,300、ボスチック・ジャパン(株)のボ
スチックポリエステル7901,7907、世界長ゴム(株)の
ポリデンなどが知られており、本発明の目的に特に適し
ている。
のバイロン200,300、ボスチック・ジャパン(株)のボ
スチックポリエステル7901,7907、世界長ゴム(株)の
ポリデンなどが知られており、本発明の目的に特に適し
ている。
これらの合成樹脂は、MEKや二塩化エタン,ニトロメタ
ンなどのNBR用の強溶剤や、酢酸エチル,トリクロルエ
チレン,MIBK,酢酸ブチルなどの良溶剤に広い濃度範囲
で容易に溶解するか、強い膨潤を容易に示すものであ
る。溶解は通常、膨潤→溶解の過程を得るが、膨潤の儘
で、均一な溶液とならないものもある。例えば酢ビ含有
量の低いEVAはMEKやジオキサンには容易に強い膨潤を示
すが、均一な溶液にはならない。しかしこの合成樹脂も
本発明の可接着性合成樹脂層として使用できる。
ンなどのNBR用の強溶剤や、酢酸エチル,トリクロルエ
チレン,MIBK,酢酸ブチルなどの良溶剤に広い濃度範囲
で容易に溶解するか、強い膨潤を容易に示すものであ
る。溶解は通常、膨潤→溶解の過程を得るが、膨潤の儘
で、均一な溶液とならないものもある。例えば酢ビ含有
量の低いEVAはMEKやジオキサンには容易に強い膨潤を示
すが、均一な溶液にはならない。しかしこの合成樹脂も
本発明の可接着性合成樹脂層として使用できる。
しかし乍らNBR用の強溶剤又は良溶剤に対し、不溶或い
は弱い膨潤しか示さない合成樹脂は本発明には使用でき
ない。これらの合成樹脂としては重合度600以上の塩化
ビニルストレート樹脂及び各種共重合樹脂,ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,通常の熱可塑性ポリエステル樹
脂,熱可塑性ポリウレタン樹脂などがある。例えば酢ビ
含有量5%で重合度800のチッソ(株)製ニポリットMR
や重合度1050の同ニポリットSLなどはNBR用強溶剤又は
良溶剤に対して不溶であり、僅かに膨潤を示すもので、
本発明の防水シートに適用した場合、一見接着している
ように見られるが、時間が経過しても接着力は増大せ
ず、シートと接着剤との間の所謂界面剥離を越こして充
分な接着力は生じない。その点、前記の如くNBR用の強
溶剤又は良溶剤に可溶か或いは容易に強い膨潤を示す合
成樹脂を塗布したシートは接着直後から強い接着強度を
示し、その接着強度は時間の経過と共に増大し、強固な
接着を完成させるのである。
は弱い膨潤しか示さない合成樹脂は本発明には使用でき
ない。これらの合成樹脂としては重合度600以上の塩化
ビニルストレート樹脂及び各種共重合樹脂,ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,通常の熱可塑性ポリエステル樹
脂,熱可塑性ポリウレタン樹脂などがある。例えば酢ビ
含有量5%で重合度800のチッソ(株)製ニポリットMR
や重合度1050の同ニポリットSLなどはNBR用強溶剤又は
良溶剤に対して不溶であり、僅かに膨潤を示すもので、
本発明の防水シートに適用した場合、一見接着している
ように見られるが、時間が経過しても接着力は増大せ
ず、シートと接着剤との間の所謂界面剥離を越こして充
分な接着力は生じない。その点、前記の如くNBR用の強
溶剤又は良溶剤に可溶か或いは容易に強い膨潤を示す合
成樹脂を塗布したシートは接着直後から強い接着強度を
示し、その接着強度は時間の経過と共に増大し、強固な
接着を完成させるのである。
これら可接着性合成樹脂の軟質合成樹脂シートへの塗布
量は、基布など吸収性裏打材の有無によって異なってく
るが、シート単体の場合には10〜15%溶液で約20g/m2
(固型分0.2〜0.3g/m2)であり、基布面への塗布の場
合には、約50g/m2(固型分0.5〜0.75g/m2)であっ
て、いずれも極めて少量で良い。
量は、基布など吸収性裏打材の有無によって異なってく
るが、シート単体の場合には10〜15%溶液で約20g/m2
(固型分0.2〜0.3g/m2)であり、基布面への塗布の場
合には、約50g/m2(固型分0.5〜0.75g/m2)であっ
て、いずれも極めて少量で良い。
この様に軟質合成樹脂シート1の裏面に、可接着性合成
樹脂を塗布2したシートAを用いる場合、NBR溶液系接
着剤は躯体側に塗布するのみで極めて強固な接着性が得
られることは驚くべきことである。
樹脂を塗布2したシートAを用いる場合、NBR溶液系接
着剤は躯体側に塗布するのみで極めて強固な接着性が得
られることは驚くべきことである。
通常この種のシート1をNBR系接着剤でコンクリート躯
体B1上に接着せんとする場合は、まずクシゴテでコン
クリート躯体B1面に250〜350g/m2塗布C1する。次
いでシート1裏面にも同様の方法で250〜350g/m2塗布
C2し、約20分のオープンタイムをとった後、両者を貼
り合せると両者は瞬時に且つ強固に接着する(第3
図)。
体B1上に接着せんとする場合は、まずクシゴテでコン
クリート躯体B1面に250〜350g/m2塗布C1する。次
いでシート1裏面にも同様の方法で250〜350g/m2塗布
C2し、約20分のオープンタイムをとった後、両者を貼
り合せると両者は瞬時に且つ強固に接着する(第3
図)。
本発明の防水シートの場合には即ち軟質合成樹脂シート
1の裏面に、可接着性合成樹脂層2を塗布して設けた防
水シートAを用いる場合、コンクリート躯体B1面にク
シゴテでNBR系接着剤C1を250〜350g/m2塗布し、約1
5分のオープンタイムをとった後、本発明の防水シート
Aを貼合せると、一見粘着接着の如く強いタックを示し
て躯体B1面に接着するが、その接着力はあまり強くな
く、必要な場合は接着面からシートAを剥して手直しす
ることが容易に出来る程度の強さである。しかし乍ら防
水シートAを躯体B1の接着剤C1塗布面に貼合せた
後、ローラーなどで抑えると、接着強度は次第に増大し
て来て、貼合せた後約40〜50分で材質破壊を示す程強固
な接着力を示すに至ることは正に驚異的な効果である。
1の裏面に、可接着性合成樹脂層2を塗布して設けた防
水シートAを用いる場合、コンクリート躯体B1面にク
シゴテでNBR系接着剤C1を250〜350g/m2塗布し、約1
5分のオープンタイムをとった後、本発明の防水シート
Aを貼合せると、一見粘着接着の如く強いタックを示し
て躯体B1面に接着するが、その接着力はあまり強くな
く、必要な場合は接着面からシートAを剥して手直しす
ることが容易に出来る程度の強さである。しかし乍ら防
水シートAを躯体B1の接着剤C1塗布面に貼合せた
後、ローラーなどで抑えると、接着強度は次第に増大し
て来て、貼合せた後約40〜50分で材質破壊を示す程強固
な接着力を示すに至ることは正に驚異的な効果である。
次に本発明の具体的態様を詳述する。
実施例1 日本ゼオン製塩ビ共重合体樹脂ゼオン 400×150ML(重
合度=560)を用い、下記の配合の溶液を調製した。
合度=560)を用い、下記の配合の溶液を調製した。
−配合1− この配合1の溶液を厚さ1.3mmの軟質塩化ビニル樹脂シ
ート1の裏面に100メッシュのメッシュロールを用いグ
ラビヤコーターで塗布2し、乾燥する。100メッシュの
メッシュロールの塗布量は概ね20g/m2(溶液量)であ
った。
ート1の裏面に100メッシュのメッシュロールを用いグ
ラビヤコーターで塗布2し、乾燥する。100メッシュの
メッシュロールの塗布量は概ね20g/m2(溶液量)であ
った。
このシートを幅30mm,長さ300mmの短冊型にカットし、
接着用試験片Aとする。別に、前記の配合1の溶液を塗
布しない同様の短冊型無処理試験片A′を準備する。
接着用試験片Aとする。別に、前記の配合1の溶液を塗
布しない同様の短冊型無処理試験片A′を準備する。
次いで厚さ約8mmで400×400mmのスレート板B2を準備
し、その上面に約300g/m2の比率でNBR系接着剤C
1(プルーフセメントNR:ロンシール工業(株))をク
シゴテにより塗布する。オープンタイムを15分及び30分
の2種として前記両試験片A,A′を貼りつけゴムロー
ルで押圧(第4図a,b)し、その接着力の経時変化を
プルゲージによって測定した。
し、その上面に約300g/m2の比率でNBR系接着剤C
1(プルーフセメントNR:ロンシール工業(株))をク
シゴテにより塗布する。オープンタイムを15分及び30分
の2種として前記両試験片A,A′を貼りつけゴムロー
ルで押圧(第4図a,b)し、その接着力の経時変化を
プルゲージによって測定した。
測定結果を表3に示す。
またこの場合本発明の接着用試験片Aがオープンタイム
の長短によって接着強度に影響するか否かを測定した結
果、オープンタイム30分の場合は接着強度がやや低下し
たが、その場合でも材質破壊があった。その結果を表4
に示す。
の長短によって接着強度に影響するか否かを測定した結
果、オープンタイム30分の場合は接着強度がやや低下し
たが、その場合でも材質破壊があった。その結果を表4
に示す。
比較例1 チッソ(株)ニポリットMR(酢ビ含有量5%,重合度
=800)のTHF15%溶液を準備し、実施例1と同様の方法
で軟質塩化ビニル樹脂シートの裏面に塗布し、実施例1
と同様にしてその接着強度を測定した結果、すべて塩化
ビニルシートと接着剤の界面剥離で接着力も低かった。
=800)のTHF15%溶液を準備し、実施例1と同様の方法
で軟質塩化ビニル樹脂シートの裏面に塗布し、実施例1
と同様にしてその接着強度を測定した結果、すべて塩化
ビニルシートと接着剤の界面剥離で接着力も低かった。
その結果を表5に示す。
比較例2 チッソ(株)のニポリットSL(塩ビストレートポリマ
ー,重合度=1050)を用い、比較例2と同様の方法で
接着強度を測定した。すべて塩化ビニルシートと接着剤
の界面剥離で接着力は低かった。その結果を表6に示
す。
ー,重合度=1050)を用い、比較例2と同様の方法で
接着強度を測定した。すべて塩化ビニルシートと接着剤
の界面剥離で接着力は低かった。その結果を表6に示
す。
可接着性合成樹脂層2は実施例1の他に、50%程度の濃
厚溶液を準備し、ドクター刃で厚塗りしても良い。この
場合は防水シートの一部を該合成樹脂層が構成するもの
となる。また、非晶質系線状ポリエステル樹脂溶液を離
型紙上に塗布し、乾燥後、基布を有するシート、例えば
電車用屋根布を積層したものは、これまで両面塗布で行
っていた施工法に代えて、電車の屋根面にNBR系接着剤
をスプレーするのみで施工出来、きわめてすぐれた接着
適性を示した。
厚溶液を準備し、ドクター刃で厚塗りしても良い。この
場合は防水シートの一部を該合成樹脂層が構成するもの
となる。また、非晶質系線状ポリエステル樹脂溶液を離
型紙上に塗布し、乾燥後、基布を有するシート、例えば
電車用屋根布を積層したものは、これまで両面塗布で行
っていた施工法に代えて、電車の屋根面にNBR系接着剤
をスプレーするのみで施工出来、きわめてすぐれた接着
適性を示した。
軟質塩化ビニル樹脂シートに含まれる可塑剤が可接着性
合成樹脂層に移行して来て、接着強度を低下させる怖れ
がある場合には、可接着性合成樹脂の塗布又は積層に先
立ってアクリル樹脂フィルムを積層しておくか、アクリ
ル樹脂溶液を塗布しておくと良い。
合成樹脂層に移行して来て、接着強度を低下させる怖れ
がある場合には、可接着性合成樹脂の塗布又は積層に先
立ってアクリル樹脂フィルムを積層しておくか、アクリ
ル樹脂溶液を塗布しておくと良い。
本発明の防水シートは種々の優れた特徴を有する。
本発明の防水シートの第1の特徴は、NBR系接着剤を用
いてコンクリート躯体など被着体に接着せんとする場
合、その被着体面のみに、NBR系接着剤を塗布すれば良
く、防水シート裏面への塗布は不要である。すなわちゴ
ム系接着剤を用いて片面接着が可能となった。
いてコンクリート躯体など被着体に接着せんとする場
合、その被着体面のみに、NBR系接着剤を塗布すれば良
く、防水シート裏面への塗布は不要である。すなわちゴ
ム系接着剤を用いて片面接着が可能となった。
この事は高価な接着剤の節約を意味するのみならず、接
着剤から揮散する溶剤量を1/2に減らすことが出来るの
で、人体への影響を軽減することが出来、更に施工作業
効率を大幅にアップすることが出来る。
着剤から揮散する溶剤量を1/2に減らすことが出来るの
で、人体への影響を軽減することが出来、更に施工作業
効率を大幅にアップすることが出来る。
本発明の防水シートの第2の特徴は、これまでコンタク
トセメントを用いて接着した場合、貼り合せ時の手直し
が全く不可能であったが、本発明の防水シートでは初期
の接着はゴムローラーなどで押圧しない限り、あまり強
くないので、シワや曲りが入った際には簡単に手直しす
ることが出来、正しく施工されたのを確認した後、ゴム
ローラーで押圧することにより、充分な接着強度が発揮
されるので、施工時の手直しに要する時間と労力を大幅
に軽減することが出来る。
トセメントを用いて接着した場合、貼り合せ時の手直し
が全く不可能であったが、本発明の防水シートでは初期
の接着はゴムローラーなどで押圧しない限り、あまり強
くないので、シワや曲りが入った際には簡単に手直しす
ることが出来、正しく施工されたのを確認した後、ゴム
ローラーで押圧することにより、充分な接着強度が発揮
されるので、施工時の手直しに要する時間と労力を大幅
に軽減することが出来る。
本発明の防水シートの第3の特徴は、合成樹脂シートの
みではなく、基布などが積層されている場合、その基布
面に可接着性合成樹脂層2を設けることによりシート単
体の場合と同様、NBR系接着剤を被着体面のみに塗布す
る所謂片面接着が出来るので、裏面に基布などが積層さ
れている防水シート(JIS A 9009該当品)や車輌用屋根
布などへの応用も出来る。
みではなく、基布などが積層されている場合、その基布
面に可接着性合成樹脂層2を設けることによりシート単
体の場合と同様、NBR系接着剤を被着体面のみに塗布す
る所謂片面接着が出来るので、裏面に基布などが積層さ
れている防水シート(JIS A 9009該当品)や車輌用屋根
布などへの応用も出来る。
本発明の第4の特徴は、可接着性合成樹脂の多くはすぐ
れた熱活性化の合成樹脂であり、特に非晶質系線状ポリ
エステル樹脂の場合は、特願昭56-182732号などに見る
ように極めてすぐれた熱活性化型接着剤としての性質を
有するので防水シートA同志の目地の接合、即ち熱風に
よる熱溶着も出来るので、これらの目地接合に何ら支障
ないばかりか曽って有効に使用することが可能である。
れた熱活性化の合成樹脂であり、特に非晶質系線状ポリ
エステル樹脂の場合は、特願昭56-182732号などに見る
ように極めてすぐれた熱活性化型接着剤としての性質を
有するので防水シートA同志の目地の接合、即ち熱風に
よる熱溶着も出来るので、これらの目地接合に何ら支障
ないばかりか曽って有効に使用することが可能である。
第1図は本発明防水シートの断面図、第2図は該シート
を用いて防水下地への施工状態図、第3図は従来の施工
状態図、第4図a,bは実施例1における試験片及び比
較例におけるシートの接着状態図であり、Aは防水シー
ト、1は合成樹脂シート、2は可接着性合成樹脂層であ
る。
を用いて防水下地への施工状態図、第3図は従来の施工
状態図、第4図a,bは実施例1における試験片及び比
較例におけるシートの接着状態図であり、Aは防水シー
ト、1は合成樹脂シート、2は可接着性合成樹脂層であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】アクリロニトリル・ブタジェンゴム系有機
溶剤溶液接着剤を塗布又はコーティングした防水下地に
用いる防水シートであって、軟質合成樹脂シートの裏面
に、可接着性合成樹脂層を設けてなる防水シートで、該
合成樹脂層が、アクリロニトリル・ブタジェンゴム系有
機溶剤溶液接着剤中に含有するケトン類,芳香族炭化水
素類,エステル類,塩素化類の溶剤の単体又は混合溶剤
により、容易に膨潤又は/及び溶解して該アクリロニト
リル・ブタジェンゴムに対して可接着性を有する合成樹
脂層である防水シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61045041A JPH0624801B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 防水シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61045041A JPH0624801B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 防水シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201238A JPS62201238A (ja) | 1987-09-04 |
| JPH0624801B2 true JPH0624801B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=12708279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61045041A Expired - Fee Related JPH0624801B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 防水シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624801B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5345610B2 (ja) * | 1973-08-28 | 1978-12-07 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP61045041A patent/JPH0624801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201238A (ja) | 1987-09-04 |
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