JPH06248160A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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- JPH06248160A JPH06248160A JP5061216A JP6121693A JPH06248160A JP H06248160 A JPH06248160 A JP H06248160A JP 5061216 A JP5061216 A JP 5061216A JP 6121693 A JP6121693 A JP 6121693A JP H06248160 A JPH06248160 A JP H06248160A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/04—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
- C08K5/51—Phosphorus bound to oxygen
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L55/00—Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
- C08L55/02—ABS [Acrylonitrile-Butadiene-Styrene] polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐衝撃性、耐熱性および自己消火性に優れた
難燃性樹脂組成物を提供する。 【構成】 特定のゴム強化樹脂100重量部に対し、ノ
ボラック型フェノール樹脂1〜200重量部および有機
系リン含有化合物1〜200重量部を含有してなる難燃
性樹脂組成物。
難燃性樹脂組成物を提供する。 【構成】 特定のゴム強化樹脂100重量部に対し、ノ
ボラック型フェノール樹脂1〜200重量部および有機
系リン含有化合物1〜200重量部を含有してなる難燃
性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性、耐熱性およ
び自己消火性に優れた難燃性樹脂組成物に関する。
び自己消火性に優れた難燃性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム状重合体によって耐衝撃性を
付与された熱可塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹
脂としてよく知られているが、用途によっては難燃性を
有していることが必要条件となる。このことは、特に家
庭用品、電気製品、OA機器、自動車などの製品、ある
いは建築材料として用いられる場合についていえる。A
BS樹脂をはじめとするゴム強化熱可塑性樹脂を難燃性
にする公知の方法としては、難燃剤をブレンドすること
からなるが、多くの場合、このような難燃剤は臭素化ジ
フェニルオキシド化合物や臭素化ポリカーボネート化合
物などのハロゲン含有化合物を含んでいる。これらの難
燃剤は、三酸化アンチモンと一緒に配合すると、優れた
難燃化効果を示す。ところが、上記のハロゲン含有化合
物を樹脂組成物中に添加すると、成形加工時および燃焼
時に有害物質の発生を引き起こす。なかでも、人体にと
って猛毒となるダイオキシンやフランの発生は、大きな
問題となっている。
付与された熱可塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹
脂としてよく知られているが、用途によっては難燃性を
有していることが必要条件となる。このことは、特に家
庭用品、電気製品、OA機器、自動車などの製品、ある
いは建築材料として用いられる場合についていえる。A
BS樹脂をはじめとするゴム強化熱可塑性樹脂を難燃性
にする公知の方法としては、難燃剤をブレンドすること
からなるが、多くの場合、このような難燃剤は臭素化ジ
フェニルオキシド化合物や臭素化ポリカーボネート化合
物などのハロゲン含有化合物を含んでいる。これらの難
燃剤は、三酸化アンチモンと一緒に配合すると、優れた
難燃化効果を示す。ところが、上記のハロゲン含有化合
物を樹脂組成物中に添加すると、成形加工時および燃焼
時に有害物質の発生を引き起こす。なかでも、人体にと
って猛毒となるダイオキシンやフランの発生は、大きな
問題となっている。
【0003】このような欠点を取り除くための方法とし
て、ハロゲン含有化合物の代わりに、リンおよび/また
はチッ素を含む化合物などを、ABS樹脂をはじめとす
るゴム強化熱可塑性樹脂へ添加することが提案されてい
る。しかしながら、これらの化合物は、難燃化効果の点
でハロゲン含有化合物に劣る。とりわけ、ABS樹脂を
はじめとするスチレン系ゴム強化熱可塑性樹脂に対する
難燃化効果が低く、このような樹脂を用いる場合、リン
および/またはチッ素を含む化合物などを多量に添加し
なければならず、この場合、樹脂組成物の耐衝撃性、耐
熱性などの物性が著しく損なわれる。
て、ハロゲン含有化合物の代わりに、リンおよび/また
はチッ素を含む化合物などを、ABS樹脂をはじめとす
るゴム強化熱可塑性樹脂へ添加することが提案されてい
る。しかしながら、これらの化合物は、難燃化効果の点
でハロゲン含有化合物に劣る。とりわけ、ABS樹脂を
はじめとするスチレン系ゴム強化熱可塑性樹脂に対する
難燃化効果が低く、このような樹脂を用いる場合、リン
および/またはチッ素を含む化合物などを多量に添加し
なければならず、この場合、樹脂組成物の耐衝撃性、耐
熱性などの物性が著しく損なわれる。
【0004】さらに、このような欠点を取り除くための
方法として、例えば西独国特許第3,401,835A
公報には、難燃性を示す高分子組成物として、熱可塑性
グラフト共重合体、チャー形成性ノボラック樹脂、リン
化合物およびメラミンの混合物が提案されている。しか
しながら、この高分子組成物は、その貯蔵時にしばしば
メラミン粒子の滲み出しを生じ、その結果、組成物表面
には「ブルーミング」と呼ばれる結晶析出が見られる。
加えて、リン化合物の可塑化効果による耐熱性の著しい
低下も見られる。そして、このような組成物の示す難燃
性は満足のいくものではなかった。このように、組成物
本来の耐衝撃性、耐熱性などの性能を劣化させることな
く、しかも優れた難燃性を示す高分子組成物の開発が望
まれていた。
方法として、例えば西独国特許第3,401,835A
公報には、難燃性を示す高分子組成物として、熱可塑性
グラフト共重合体、チャー形成性ノボラック樹脂、リン
化合物およびメラミンの混合物が提案されている。しか
しながら、この高分子組成物は、その貯蔵時にしばしば
メラミン粒子の滲み出しを生じ、その結果、組成物表面
には「ブルーミング」と呼ばれる結晶析出が見られる。
加えて、リン化合物の可塑化効果による耐熱性の著しい
低下も見られる。そして、このような組成物の示す難燃
性は満足のいくものではなかった。このように、組成物
本来の耐衝撃性、耐熱性などの性能を劣化させることな
く、しかも優れた難燃性を示す高分子組成物の開発が望
まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、特定の組成を有する
高分子組成物を組み合わせることにより、耐衝撃性、耐
熱性および自己消火性の優れた難燃性樹脂組成物を提供
することを目的とする。
術の課題を背景になされたもので、特定の組成を有する
高分子組成物を組み合わせることにより、耐衝撃性、耐
熱性および自己消火性の優れた難燃性樹脂組成物を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の
(A)、(B)および(C)の群から選ばれた少なくと
も1種のゴム強化樹脂100重量部に対し、ノボラック
型フェノール樹脂1〜200重量部および有機系リン含
有化合物1〜200重量部を含有してなる難燃性樹脂組
成物を提供するものである。 (A)ゲル含有率が2〜50重量%であるゴム状重合体
の存在下で芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化
合物を重合して得られるゴム強化樹脂。 (B)ゴム状重合体、芳香族ビニル化合物およびシアン
化ビニル化合物を構成成分とし、ゴム強化樹脂中のシア
ン化ビニル化合物量が5〜50重量%であるゴム強化樹
脂。 (C)ゴム状重合体、芳香族ビニル化合物、シアン化ビ
ニル化合物およびマレイミド化合物を構成成分とし、ゴ
ム強化樹脂中のマレイミド化合物量が5〜60重量%で
あるゴム強化樹脂。
(A)、(B)および(C)の群から選ばれた少なくと
も1種のゴム強化樹脂100重量部に対し、ノボラック
型フェノール樹脂1〜200重量部および有機系リン含
有化合物1〜200重量部を含有してなる難燃性樹脂組
成物を提供するものである。 (A)ゲル含有率が2〜50重量%であるゴム状重合体
の存在下で芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化
合物を重合して得られるゴム強化樹脂。 (B)ゴム状重合体、芳香族ビニル化合物およびシアン
化ビニル化合物を構成成分とし、ゴム強化樹脂中のシア
ン化ビニル化合物量が5〜50重量%であるゴム強化樹
脂。 (C)ゴム状重合体、芳香族ビニル化合物、シアン化ビ
ニル化合物およびマレイミド化合物を構成成分とし、ゴ
ム強化樹脂中のマレイミド化合物量が5〜60重量%で
あるゴム強化樹脂。
【0007】まず、本発明に用いられるゴム強化樹脂に
ついて説明する。すなわち、本発明のゴム強化樹脂に用
いられるゴム状重合体としては、ポリブタジエン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、ポリイソプレン、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン
−(非共役ジエン)共重合体、イソブチレン−イソプレ
ン共重合体、アクリルゴム、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチ
レンラジアルテレブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、SEBSなどの水素
添加ジエン系(ブロック、ランダム、およびホモ)重合
体、ポリウレタンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム
などが挙げられる。これらのなかで、ポリブタジエン、
ブタジエン−スチレン共重合体、エチレン−プロピレン
−(非共役ジエン)共重合体、水素添加ジエン系重合体
およびシリコーンゴムが好ましい。
ついて説明する。すなわち、本発明のゴム強化樹脂に用
いられるゴム状重合体としては、ポリブタジエン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、ポリイソプレン、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン
−(非共役ジエン)共重合体、イソブチレン−イソプレ
ン共重合体、アクリルゴム、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチ
レンラジアルテレブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、SEBSなどの水素
添加ジエン系(ブロック、ランダム、およびホモ)重合
体、ポリウレタンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム
などが挙げられる。これらのなかで、ポリブタジエン、
ブタジエン−スチレン共重合体、エチレン−プロピレン
−(非共役ジエン)共重合体、水素添加ジエン系重合体
およびシリコーンゴムが好ましい。
【0008】また、ゴム強化樹脂に用いられる芳香族ビ
ニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、
o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−ヒドロキシスチレン、α−エチルスチレ
ン、メチル−α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、
ブロモスチレン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレ
ン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、トリクロルス
チレン、スチレンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられ
る。これらのなかで、スチレン、p−メチルスチレン、
α−メチルスチレンが好ましい。
ニル化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、
o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−ヒドロキシスチレン、α−エチルスチレ
ン、メチル−α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、
ブロモスチレン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレ
ン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、トリクロルス
チレン、スチレンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられ
る。これらのなかで、スチレン、p−メチルスチレン、
α−メチルスチレンが好ましい。
【0009】さらに、ゴム強化樹脂に用いられるシアン
化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどが挙げられる。これらのなかで、アクリ
ロニトリルが好ましい。
化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどが挙げられる。これらのなかで、アクリ
ロニトリルが好ましい。
【0010】さらに、マレイミド化合物としては、マレ
イミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ド、N−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイ
ミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマ
レイミド、N−フェニルマレイミド、N−(2−メチル
フェニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチルフェニ
ル)マレイミド、N−(4−カルボキシフェニル)マレ
イミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド、
N−(4−ブロモフェニル)マレイミド、トリブロモフ
ェニルマレイミド)、N−(4−クロルフェニル)マレ
イミドなどが挙げられる。これらのなかで、N−フェニ
ルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドおよびN
−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミドが好ましい。
イミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ド、N−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイ
ミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマ
レイミド、N−フェニルマレイミド、N−(2−メチル
フェニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチルフェニ
ル)マレイミド、N−(4−カルボキシフェニル)マレ
イミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド、
N−(4−ブロモフェニル)マレイミド、トリブロモフ
ェニルマレイミド)、N−(4−クロルフェニル)マレ
イミドなどが挙げられる。これらのなかで、N−フェニ
ルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドおよびN
−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミドが好ましい。
【0011】本発明で用いられるゴム強化樹脂中、前記
(A)成分は、ゲル含有率が2〜50重量%、好ましく
は5〜40重量%、さらに好ましくは10〜30重量%
であるゴム状重合体の存在下で、芳香族ビニル化合物お
よびシアン化ビニル化合物を重合して得られるゴム強化
樹脂である。上記ゲル含有率がこの範囲にあると、難燃
性を犠牲にすることなく、耐衝撃性が一段と優れた難燃
性樹脂組成物を得ることができる。なお、本発明におい
て、「ゲル」とは、ゴム状重合体をメチルエチルケトン
またはトルエンなどの溶媒に溶解したときの不溶成分を
いう。また、芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合
物との割合は、芳香族ビニル化合物が45〜95重量
%、好ましくは55〜80重量%、シアン化ビニル化合
物が55〜5重量%、好ましくは45〜20重量%であ
る。
(A)成分は、ゲル含有率が2〜50重量%、好ましく
は5〜40重量%、さらに好ましくは10〜30重量%
であるゴム状重合体の存在下で、芳香族ビニル化合物お
よびシアン化ビニル化合物を重合して得られるゴム強化
樹脂である。上記ゲル含有率がこの範囲にあると、難燃
性を犠牲にすることなく、耐衝撃性が一段と優れた難燃
性樹脂組成物を得ることができる。なお、本発明におい
て、「ゲル」とは、ゴム状重合体をメチルエチルケトン
またはトルエンなどの溶媒に溶解したときの不溶成分を
いう。また、芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合
物との割合は、芳香族ビニル化合物が45〜95重量
%、好ましくは55〜80重量%、シアン化ビニル化合
物が55〜5重量%、好ましくは45〜20重量%であ
る。
【0012】また、本発明で用いられるゴム強化樹脂
中、前記(B)成分は、ゴム状重合体、芳香族ビニル化
合物およびシアン化ビニル化合物を構成成分とし、該ゴ
ム強化樹脂中のシアン化ビニル化合物量が5〜50重量
%、好ましくは10〜48重量%、さらに好ましくは1
5〜45重量%のゴム強化樹脂である。シアン化ビニル
化合物量がこの範囲にあると、成形性、色調などを大き
く犠牲にすることなく、一段と優れた難燃性を得ること
ができる。
中、前記(B)成分は、ゴム状重合体、芳香族ビニル化
合物およびシアン化ビニル化合物を構成成分とし、該ゴ
ム強化樹脂中のシアン化ビニル化合物量が5〜50重量
%、好ましくは10〜48重量%、さらに好ましくは1
5〜45重量%のゴム強化樹脂である。シアン化ビニル
化合物量がこの範囲にあると、成形性、色調などを大き
く犠牲にすることなく、一段と優れた難燃性を得ること
ができる。
【0013】さらに、本発明で用いられるゴム強化樹脂
中、前記(C)成分は、ゴム状重合体、芳香族ビニル化
合物、シアン化ビニル化合物およびマレイミド化合物を
構成成分とし、該ゴム強化樹脂中のマレイミド化合物量
が5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%、さら
に好ましくは15〜45重量%のゴム強化樹脂である。
マレイミド化合物がこの範囲にあると、成形性を大きく
犠牲にすることなしに、一段と優れた耐熱性、難燃性を
得ることができる。なお、芳香族ビニル化合物とシアン
化ビニル化合物との割合は、芳香族ビニル化合物が45
〜95重量%、好ましくは55〜80重量%、シアン化
ビニル化合物が55〜5重量%、好ましくは45〜20
重量%である。
中、前記(C)成分は、ゴム状重合体、芳香族ビニル化
合物、シアン化ビニル化合物およびマレイミド化合物を
構成成分とし、該ゴム強化樹脂中のマレイミド化合物量
が5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%、さら
に好ましくは15〜45重量%のゴム強化樹脂である。
マレイミド化合物がこの範囲にあると、成形性を大きく
犠牲にすることなしに、一段と優れた耐熱性、難燃性を
得ることができる。なお、芳香族ビニル化合物とシアン
化ビニル化合物との割合は、芳香族ビニル化合物が45
〜95重量%、好ましくは55〜80重量%、シアン化
ビニル化合物が55〜5重量%、好ましくは45〜20
重量%である。
【0014】なお、本発明のゴム強化樹脂(B)および
(C)の製造に用いられるゴム状重合体のゲル含有率
は、好ましくは2〜50重量%、さらに好ましくは5〜
40重量%、特に好ましくは10〜30重量%である。
ゲル含有率が50重量%以下であると、特に耐衝撃性に
優れた難燃性樹脂組成物を得ることができる。
(C)の製造に用いられるゴム状重合体のゲル含有率
は、好ましくは2〜50重量%、さらに好ましくは5〜
40重量%、特に好ましくは10〜30重量%である。
ゲル含有率が50重量%以下であると、特に耐衝撃性に
優れた難燃性樹脂組成物を得ることができる。
【0015】また、本発明に用いられるゴム強化樹脂
(A)〜(C)のグラフト率は、好ましくは5〜150
%、さらに好ましくは8〜120%である。このグラフ
ト率が5%未満では耐衝撃性が低下し、一方150%を
超えると燃焼時のドリッピング(溶融滴下)が起こりや
すくなる。また、ゴム強化樹脂(A)〜(C)のマトリ
ックス樹脂の極限粘度〔η〕(メチルエチルケトン中、
30℃で測定)は、好ましくは0.1〜1.5dl/
g、さらに好ましくは0.3〜1.0dl/gである。
〔η〕が0.1dl/g未満では衝撃強度が充分に発現
されず、一方1.5dl/gを超えると成形加工性が低
下する。ここで、マトリックス樹脂とは、ゴム強化樹脂
中のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分のことであり、
上記極限粘度〔η〕は、ゴム強化樹脂中のメチルエチル
ケトン溶解分を常法に従って測定することにより求めた
値である。
(A)〜(C)のグラフト率は、好ましくは5〜150
%、さらに好ましくは8〜120%である。このグラフ
ト率が5%未満では耐衝撃性が低下し、一方150%を
超えると燃焼時のドリッピング(溶融滴下)が起こりや
すくなる。また、ゴム強化樹脂(A)〜(C)のマトリ
ックス樹脂の極限粘度〔η〕(メチルエチルケトン中、
30℃で測定)は、好ましくは0.1〜1.5dl/
g、さらに好ましくは0.3〜1.0dl/gである。
〔η〕が0.1dl/g未満では衝撃強度が充分に発現
されず、一方1.5dl/gを超えると成形加工性が低
下する。ここで、マトリックス樹脂とは、ゴム強化樹脂
中のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分のことであり、
上記極限粘度〔η〕は、ゴム強化樹脂中のメチルエチル
ケトン溶解分を常法に従って測定することにより求めた
値である。
【0016】本発明に用いられるゴム強化樹脂(A)〜
(C)を製造する方法としては、例えば ゴム状重合体の存在下に、他の単量体成分を重合し
て、ゴム強化樹脂を得る方法、 ゴム状重合体の存在下に、他の単量体成分の一部を重
合し、残りの他の単量体成分を別途重合し、これらをブ
レンドするグラフト・ブレンド法、 芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化合物を重
合して得られる共重合体、芳香族ビニル化合物、シアン
化ビニル化合物およびマレイミド化合物を重合して得ら
れる共重合体、あるいは芳香族ビニル化合物、無水マレ
イン酸およびマレイミド化合物からなる共重合体を別途
共重合し、これを上記あるいはの方法により得られ
たものにブレンドする方法、などが挙げられる。
(C)を製造する方法としては、例えば ゴム状重合体の存在下に、他の単量体成分を重合し
て、ゴム強化樹脂を得る方法、 ゴム状重合体の存在下に、他の単量体成分の一部を重
合し、残りの他の単量体成分を別途重合し、これらをブ
レンドするグラフト・ブレンド法、 芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化合物を重
合して得られる共重合体、芳香族ビニル化合物、シアン
化ビニル化合物およびマレイミド化合物を重合して得ら
れる共重合体、あるいは芳香族ビニル化合物、無水マレ
イン酸およびマレイミド化合物からなる共重合体を別途
共重合し、これを上記あるいはの方法により得られ
たものにブレンドする方法、などが挙げられる。
【0017】また、本発明に用いられるゴム強化樹脂
(A)〜(C)中のゴム状重合体の含有率は、好ましく
は5〜70重量%、さらに好ましくは7〜60重量%、
特に好ましくは10〜50重量%である。ゴム状重合体
の含有率が5重量%未満であると、充分な耐衝撃性が得
られず、一方70重量%を超えると、難燃性が損なわれ
る。
(A)〜(C)中のゴム状重合体の含有率は、好ましく
は5〜70重量%、さらに好ましくは7〜60重量%、
特に好ましくは10〜50重量%である。ゴム状重合体
の含有率が5重量%未満であると、充分な耐衝撃性が得
られず、一方70重量%を超えると、難燃性が損なわれ
る。
【0018】さらに、本発明に用いられるゴム強化樹脂
(A)〜(C)の重合法としては、塊状重合、溶液重
合、懸濁重合、乳化重合、あるいは沈澱重合が挙げら
れ、またこれらを組み合わせた方法を用いることができ
る。
(A)〜(C)の重合法としては、塊状重合、溶液重
合、懸濁重合、乳化重合、あるいは沈澱重合が挙げら
れ、またこれらを組み合わせた方法を用いることができ
る。
【0019】本発明の難燃性樹脂組成物の特徴は、前記
ゴム強化樹脂と後記のノボラック型フェノール樹脂およ
び有機系リン含有化合物との相乗作用によって、難燃性
能を付与するばかりでなく、該ゴム強化樹脂に対し、以
下の工夫を施すことによって樹脂本来の耐衝撃性、耐熱
性を大きく犠牲にすることなく、より一層高いレベルの
難燃化性能を達成したことにある。 方法1;ゴム状重合体のゲル含有率を2〜50重量%と
する。 方法2;ゴム強化樹脂中のシアン化ビニル化合物量を5
〜50重量%とする。 方法3;ゴム強化樹脂中のマレイミド化合物量を5〜6
0重量%とする。
ゴム強化樹脂と後記のノボラック型フェノール樹脂およ
び有機系リン含有化合物との相乗作用によって、難燃性
能を付与するばかりでなく、該ゴム強化樹脂に対し、以
下の工夫を施すことによって樹脂本来の耐衝撃性、耐熱
性を大きく犠牲にすることなく、より一層高いレベルの
難燃化性能を達成したことにある。 方法1;ゴム状重合体のゲル含有率を2〜50重量%と
する。 方法2;ゴム強化樹脂中のシアン化ビニル化合物量を5
〜50重量%とする。 方法3;ゴム強化樹脂中のマレイミド化合物量を5〜6
0重量%とする。
【0020】次に、本発明の難燃性樹脂組成物に用いら
れるノボラック型フェノール樹脂としては、置換または
非置換のフェノール類とホルムアルデヒドなどとを縮合
して得られる比較的低分子量のポリマーであって、遊離
のメチロール基を有しないものである。このようなノボ
ラック型フェノール樹脂については、「Encyclo
pedia of Polymer Science
and Engineering,Vol.11,p
p.45〜95」に記載されている。置換フェノールの
具体例としては、クレゾール、レゾルシノール、p−フ
ェニルフェノールなどのアリール置換フェノール、およ
びp−t−ブチルフェノール、p−オクチルフェノー
ル、キシレノールなどのアルキル化フェノールが挙げら
れる。本発明においては、フェノール、クレゾール、レ
ゾルシノールおよびこれらの混合物を使用したノボラッ
ク型フェノール樹脂が好ましい。
れるノボラック型フェノール樹脂としては、置換または
非置換のフェノール類とホルムアルデヒドなどとを縮合
して得られる比較的低分子量のポリマーであって、遊離
のメチロール基を有しないものである。このようなノボ
ラック型フェノール樹脂については、「Encyclo
pedia of Polymer Science
and Engineering,Vol.11,p
p.45〜95」に記載されている。置換フェノールの
具体例としては、クレゾール、レゾルシノール、p−フ
ェニルフェノールなどのアリール置換フェノール、およ
びp−t−ブチルフェノール、p−オクチルフェノー
ル、キシレノールなどのアルキル化フェノールが挙げら
れる。本発明においては、フェノール、クレゾール、レ
ゾルシノールおよびこれらの混合物を使用したノボラッ
ク型フェノール樹脂が好ましい。
【0021】ノボラック型フェノール樹脂の配合量は、
前記ゴム強化樹脂100重量部に対し、1〜200重量
部、好ましくは1〜100重量部、さらに好ましくは5
〜50重量部である。ノボラック型フェノール樹脂が1
部未満であると、充分な耐熱性を有する樹脂が得られ
ず、一方200重量部を超えると、樹脂としての耐熱性
および耐熱性が損なわれる。
前記ゴム強化樹脂100重量部に対し、1〜200重量
部、好ましくは1〜100重量部、さらに好ましくは5
〜50重量部である。ノボラック型フェノール樹脂が1
部未満であると、充分な耐熱性を有する樹脂が得られ
ず、一方200重量部を超えると、樹脂としての耐熱性
および耐熱性が損なわれる。
【0022】次に、本発明の難燃性樹脂組成物に用いら
れる有機系リン含有化合物としては、トリフェニルホス
フェートに代表されるホスフェート類、トリフェニルホ
スファイトに代表されるホスファイト類などが挙げられ
るが、例えば下記一般式(1)〜(4)で表される構造
単位の少なくとも1種を有する化合物である。
れる有機系リン含有化合物としては、トリフェニルホス
フェートに代表されるホスフェート類、トリフェニルホ
スファイトに代表されるホスファイト類などが挙げられ
るが、例えば下記一般式(1)〜(4)で表される構造
単位の少なくとも1種を有する化合物である。
【0023】
【化1】
【0024】(式中、R1 〜R3 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、X1 〜X4 は酸素原
子またはイオウ原子、q1 〜q3 は0または1を示
す。)
換されていてもよい炭化水素残基、X1 〜X4 は酸素原
子またはイオウ原子、q1 〜q3 は0または1を示
す。)
【0025】
【化2】
【0026】(式中、R1 〜R4 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、R5 〜R8 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X8 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q6 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
換されていてもよい炭化水素残基、R5 〜R8 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X8 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q6 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
【0027】
【化3】
【0028】(式中、R1 〜R5 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、R6 〜R13は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X8 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q7 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
換されていてもよい炭化水素残基、R6 〜R13は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X8 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q7 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
【0029】
【化4】
【0030】(式中、R1 〜R6 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、R7 〜R9 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X12は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q9 は0または1を示
す。)
換されていてもよい炭化水素残基、R7 〜R9 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X12は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q9 は0または1を示
す。)
【0031】これらの有機系リン含有化合物は、単独で
も、あるいは2種以上を混合して使用してもよい。本発
明においては、有機系リン含有化合物として、トリフェ
ニルホスフェート、下記一般式(5)で表されるトリチ
オフェニルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、下記一般式(6)で表されるトリキシレニルチオホ
スフェート、ハイドロキノンビス(ジフェニルホスフェ
ート)、レゾルシノールビス(ジフェニルホスフェー
ト)などが好ましい。
も、あるいは2種以上を混合して使用してもよい。本発
明においては、有機系リン含有化合物として、トリフェ
ニルホスフェート、下記一般式(5)で表されるトリチ
オフェニルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、下記一般式(6)で表されるトリキシレニルチオホ
スフェート、ハイドロキノンビス(ジフェニルホスフェ
ート)、レゾルシノールビス(ジフェニルホスフェー
ト)などが好ましい。
【0032】
【化5】
【0033】
【化6】
【0034】有機系リン化合物の配合量は、前記ゴム強
化樹脂100重量部に対し、1〜200重量部、好まし
くは1〜100重量部、さらに好ましくは5〜50重量
部である。有機系リン化合物が1重量部未満であると、
充分な難燃性を有する樹脂が得られず、一方200重量
部を超えると、樹脂としての耐熱性および耐衝撃性が損
なわれる。
化樹脂100重量部に対し、1〜200重量部、好まし
くは1〜100重量部、さらに好ましくは5〜50重量
部である。有機系リン化合物が1重量部未満であると、
充分な難燃性を有する樹脂が得られず、一方200重量
部を超えると、樹脂としての耐熱性および耐衝撃性が損
なわれる。
【0035】本発明の難燃性樹脂組成物は、単独で使用
することができるが、必要に応じて下記のような他の樹
脂材料を混合して使用することもできる。他の樹脂材料
の配合割合は、本発明の難燃性樹脂組成物5〜95重量
%、好ましくは30〜95重量%、さらに好ましくは6
0〜95重量%と、他の樹脂材料95〜5重量%、好ま
しくは70〜5重量%、さらに好ましくは40〜5重量
%である。
することができるが、必要に応じて下記のような他の樹
脂材料を混合して使用することもできる。他の樹脂材料
の配合割合は、本発明の難燃性樹脂組成物5〜95重量
%、好ましくは30〜95重量%、さらに好ましくは6
0〜95重量%と、他の樹脂材料95〜5重量%、好ま
しくは70〜5重量%、さらに好ましくは40〜5重量
%である。
【0036】この他の樹脂材料としては、ポリカーボネ
ート、ナイロン6などのポリアミド、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)などのポリエステル、ポリフェニレンスルフ
ィド(PPS)、ポリフェニレンオキサイド(PP
O)、ポリオキシメチレン(POM)などのポリアセタ
ール、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリアリレート、ポリメタクリル酸メチル、シリ
コーン樹脂、塩化ビニル樹脂(PVC)などの塩素系ポ
リマー、フッ素系ポリマー、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン、不飽和ポリエステル、および熱可塑性エラストマー
の群から選ばれた少なくとも1種のポリマーが挙げられ
る。これらのなかでは、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、PBT、PET、PPSおよびPPOの群から選ば
れた少なくとも1種のポリマーが好ましい。
ート、ナイロン6などのポリアミド、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)などのポリエステル、ポリフェニレンスルフ
ィド(PPS)、ポリフェニレンオキサイド(PP
O)、ポリオキシメチレン(POM)などのポリアセタ
ール、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリアリレート、ポリメタクリル酸メチル、シリ
コーン樹脂、塩化ビニル樹脂(PVC)などの塩素系ポ
リマー、フッ素系ポリマー、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン、不飽和ポリエステル、および熱可塑性エラストマー
の群から選ばれた少なくとも1種のポリマーが挙げられ
る。これらのなかでは、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、PBT、PET、PPSおよびPPOの群から選ば
れた少なくとも1種のポリマーが好ましい。
【0037】また、上記の他の樹脂材料との混合物の製
造に際しては、重合体間の相溶性を向上させるために相
溶化剤を用いることにより、耐衝撃性および成形品表面
外観を向上させることができる。相溶化方法としては、
混練り時に酸無水物基、ヒドロキシル基、アミノ基、エ
ポキシ基、オキサゾリン基、およびイミド基の群から選
ばれた少なくとも1種の官能基を有する官能基含有不飽
和化合物、および必要に応じて過酸化物を存在させる方
法、上記官能基を有する他の重合体を用いる方法などが
ある。上記官能基を有する重合体は、上記官能基を有す
る不飽和化合物と、これと共重合可能な他のビニル単量
体とのランダム、ブロックおよびグラフト共重合体であ
る。
造に際しては、重合体間の相溶性を向上させるために相
溶化剤を用いることにより、耐衝撃性および成形品表面
外観を向上させることができる。相溶化方法としては、
混練り時に酸無水物基、ヒドロキシル基、アミノ基、エ
ポキシ基、オキサゾリン基、およびイミド基の群から選
ばれた少なくとも1種の官能基を有する官能基含有不飽
和化合物、および必要に応じて過酸化物を存在させる方
法、上記官能基を有する他の重合体を用いる方法などが
ある。上記官能基を有する重合体は、上記官能基を有す
る不飽和化合物と、これと共重合可能な他のビニル単量
体とのランダム、ブロックおよびグラフト共重合体であ
る。
【0038】相溶化剤の具体例としては、スチレン−グ
リシジルメタクリレート共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体など
の、スチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応
じてこれらと共重合可能な単にビニル単量体の1種以上
とを共重合した共重合体が挙げられる。また、エチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−グリ
シジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体などの、エ
チレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応じてこ
れらと共重合可能な他のビニル単量体の1種以上とを共
重合した共重合体も挙げられる。これらの共重合体に
は、これらのエチレン共重合体上に他の重合体をグラフ
ト反応させたものも含まれる。グラフト反応させる他の
重合体としては、例えばポリ(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体などのラジカル重合可能なビニル単量体
を用いて重合された重合体が挙げられる。
リシジルメタクリレート共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体など
の、スチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応
じてこれらと共重合可能な単にビニル単量体の1種以上
とを共重合した共重合体が挙げられる。また、エチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−グリ
シジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体などの、エ
チレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応じてこ
れらと共重合可能な他のビニル単量体の1種以上とを共
重合した共重合体も挙げられる。これらの共重合体に
は、これらのエチレン共重合体上に他の重合体をグラフ
ト反応させたものも含まれる。グラフト反応させる他の
重合体としては、例えばポリ(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体などのラジカル重合可能なビニル単量体
を用いて重合された重合体が挙げられる。
【0039】本発明の組成物は、各種押出機、バンバリ
ーミキサー、ニーダー、ロールなどで、好ましくは20
0℃〜350℃の範囲で各成分を混練りすることによっ
て得ることができる。混練りするに際しては、各成分を
一括混練りしてもよく、また任意の成分を混練りしたの
ち、残りの成分を添加し混練りする多段分割混練り法を
採用することもできる。好ましい混練り法は、押出機で
行う方法であり、押出機としては、二軸同方向回転押出
機が特に好ましい。
ーミキサー、ニーダー、ロールなどで、好ましくは20
0℃〜350℃の範囲で各成分を混練りすることによっ
て得ることができる。混練りするに際しては、各成分を
一括混練りしてもよく、また任意の成分を混練りしたの
ち、残りの成分を添加し混練りする多段分割混練り法を
採用することもできる。好ましい混練り法は、押出機で
行う方法であり、押出機としては、二軸同方向回転押出
機が特に好ましい。
【0040】本発明の難燃性樹脂組成物には、必要に応
じて酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、シリコン
オイル、低分子量ポリエチレンなどの滑剤、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、酸化チタン、酸化アンチモン、
酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、ホウ酸亜鉛、酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸
マグネシウム、カーボンブラック、硫酸バリウム、酸化
カルシウム、酸化アルミニウム、マイカ、ガラスビー
ズ、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ガラスフレ
ーク、熱膨張性黒鉛、乳酸鉄、フェロセン、酸化アルミ
ニウム、金属フィラーなどの充填剤、分散剤、発泡剤、
着色剤などを添加することができる。これらのうち、ガ
ラス繊維および炭素繊維の形状としては、6〜60μm
の繊維径と30μm以上の繊維長を有するものが好まし
い。これらの添加剤の配合量は、本発明の組成物100
重量部に対し、0.01〜150重量部程度が好まし
い。
じて酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、シリコン
オイル、低分子量ポリエチレンなどの滑剤、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、酸化チタン、酸化アンチモン、
酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、ホウ酸亜鉛、酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸
マグネシウム、カーボンブラック、硫酸バリウム、酸化
カルシウム、酸化アルミニウム、マイカ、ガラスビー
ズ、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ガラスフレ
ーク、熱膨張性黒鉛、乳酸鉄、フェロセン、酸化アルミ
ニウム、金属フィラーなどの充填剤、分散剤、発泡剤、
着色剤などを添加することができる。これらのうち、ガ
ラス繊維および炭素繊維の形状としては、6〜60μm
の繊維径と30μm以上の繊維長を有するものが好まし
い。これらの添加剤の配合量は、本発明の組成物100
重量部に対し、0.01〜150重量部程度が好まし
い。
【0041】本発明の難燃性樹脂組成物は、押出成形、
射出成形、圧縮成形などの成形手段により成形品とされ
るが、これらの成形品は、難燃性、耐衝撃性、耐熱性お
よび実用成形性に優れており、表面外観も良好であるの
で、家庭用品、電気機器、OA機器などの物品、自動車
などの部品、あるいは建築材料として極めて有用であ
る。
射出成形、圧縮成形などの成形手段により成形品とされ
るが、これらの成形品は、難燃性、耐衝撃性、耐熱性お
よび実用成形性に優れており、表面外観も良好であるの
で、家庭用品、電気機器、OA機器などの物品、自動車
などの部品、あるいは建築材料として極めて有用であ
る。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は特に断らないかぎり重量基準である。
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は特に断らないかぎり重量基準である。
【0043】実施例1〜9、比較例1〜6ゴム強化樹脂の調製 ゴム強化樹脂として、下記のものを用いた。 グラフト共重合体(a−1);還流冷却器、温度計およ
び攪拌機を備えたセパラブルフラスコに、イニシャル成
分としてポリブタジエンゴムラテックスを固形分換算で
40部、イオン交換水65部、ロジン酸セッケン0.3
5部、スチレン15部およびアクリロニトリル5部を加
え、次にピロリン酸ナトリウム0.2部、硫酸第1鉄7
水和物0.01部およびブドウ糖0.4部をイオン交換
水20部に溶解した溶液に加えた。次いで、キュメンハ
イドロパーオキサイド0.07部を加えて重合を開始
し、1時間重合を開始し、1時間重合させたのち、イン
クレメント成分としてイオン交換水45部、ロジン酸セ
ッケン0.7部、スチレン30部、アクリロニトリル1
0部およびキュメンハイドロパーオキサイド0.01部
を2時間かけて連続的に添加し、さらに1時間かけて重
合させ反応を完結させた。得られた共重合体ラテックス
に硫酸を加え凝固し、水洗、乾燥してグラフト共重合体
(a−1)を得た。
び攪拌機を備えたセパラブルフラスコに、イニシャル成
分としてポリブタジエンゴムラテックスを固形分換算で
40部、イオン交換水65部、ロジン酸セッケン0.3
5部、スチレン15部およびアクリロニトリル5部を加
え、次にピロリン酸ナトリウム0.2部、硫酸第1鉄7
水和物0.01部およびブドウ糖0.4部をイオン交換
水20部に溶解した溶液に加えた。次いで、キュメンハ
イドロパーオキサイド0.07部を加えて重合を開始
し、1時間重合を開始し、1時間重合させたのち、イン
クレメント成分としてイオン交換水45部、ロジン酸セ
ッケン0.7部、スチレン30部、アクリロニトリル1
0部およびキュメンハイドロパーオキサイド0.01部
を2時間かけて連続的に添加し、さらに1時間かけて重
合させ反応を完結させた。得られた共重合体ラテックス
に硫酸を加え凝固し、水洗、乾燥してグラフト共重合体
(a−1)を得た。
【0044】グラフト共重合体(a−2);表1に示す
ゴム状重合体を用いる以外は、グラフト共重合体(a−
1)と同様の方法で重合を行い、反応を完結させ、グラ
フト共重合体(a−2)を得た。 グラフト共重合体(a−3);表1に示す単量体を用い
る以外は、グラフト共重合体(a−1)と同様の方法で
重合を行い、反応を完結させ、グラフト共重合体(a−
3)を得た。 グラフト共重合体(a−4);表1に示す単量体を用い
る以外は、グラフト共重合体(a−1)と同様の方法で
重合を行い、反応を完結させ、グラフト共重合体(a−
4)を得た。 グラフト共重合体(a−5);表1に示す単量体を用い
る以外は、グラフト共重合体(a−1)と同様の方法で
重合を行い、反応を完結させ、グラフト共重合体(a−
5)を得た。
ゴム状重合体を用いる以外は、グラフト共重合体(a−
1)と同様の方法で重合を行い、反応を完結させ、グラ
フト共重合体(a−2)を得た。 グラフト共重合体(a−3);表1に示す単量体を用い
る以外は、グラフト共重合体(a−1)と同様の方法で
重合を行い、反応を完結させ、グラフト共重合体(a−
3)を得た。 グラフト共重合体(a−4);表1に示す単量体を用い
る以外は、グラフト共重合体(a−1)と同様の方法で
重合を行い、反応を完結させ、グラフト共重合体(a−
4)を得た。 グラフト共重合体(a−5);表1に示す単量体を用い
る以外は、グラフト共重合体(a−1)と同様の方法で
重合を行い、反応を完結させ、グラフト共重合体(a−
5)を得た。
【0045】
【表1】
【0046】*1)グラフト率は、グラフト共重合体1
g中のゴム成分量をx、グラフト共重合体1g中のメチ
ルエチルケトン不溶分をyとすると、下記式より算出し
た値である。 グラフト率(%)={(y−x)/x}×100
g中のゴム成分量をx、グラフト共重合体1g中のメチ
ルエチルケトン不溶分をyとすると、下記式より算出し
た値である。 グラフト率(%)={(y−x)/x}×100
【0047】共重合体(b−1);還流冷却器、温度計
および攪拌機を備えたセパラブルフラスコに、イオン交
換水250部、ロジン酸カリウム3.0部、スチレン7
5部、アクリロニトリル25部およびt−ドデシルメル
カプタン0.1部を加え、次にエチレンジアミン四酢酸
ナトリウム0.05部、硫酸第1鉄7水和物0.002
部およびナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
0.1部をイオン交換水8部に溶解した溶液に加えた。
次いで、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド0.1部を加えて重合を開始し、約1時間重合させて
反応を完結した。得られた共重合体ラテックスに硫酸を
加え凝固し、水洗、乾燥して共重合体(b−1)を得
た。
および攪拌機を備えたセパラブルフラスコに、イオン交
換水250部、ロジン酸カリウム3.0部、スチレン7
5部、アクリロニトリル25部およびt−ドデシルメル
カプタン0.1部を加え、次にエチレンジアミン四酢酸
ナトリウム0.05部、硫酸第1鉄7水和物0.002
部およびナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
0.1部をイオン交換水8部に溶解した溶液に加えた。
次いで、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド0.1部を加えて重合を開始し、約1時間重合させて
反応を完結した。得られた共重合体ラテックスに硫酸を
加え凝固し、水洗、乾燥して共重合体(b−1)を得
た。
【0048】共重合体(b−2);スチレン55部、ア
クリロニトリル45部を用いる以外は、共重合体(b−
1)と同様の方法で重合を行い、反応を完結させ、共重
合体(b−2)を得た。 共重合体(b−3);スチレン95部、アクリロニトリ
ル5部を用いる以外は、共重合体(b−1)と同様の方
法で重合を行い、反応を完結させ、共重合体(b−3)
を得た。
クリロニトリル45部を用いる以外は、共重合体(b−
1)と同様の方法で重合を行い、反応を完結させ、共重
合体(b−2)を得た。 共重合体(b−3);スチレン95部、アクリロニトリ
ル5部を用いる以外は、共重合体(b−1)と同様の方
法で重合を行い、反応を完結させ、共重合体(b−3)
を得た。
【0049】共重合体(b−4);チッ素置換した内容
積100リットルの攪拌機を備えた温度制御可能な反応
器に、イオン交換水200部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.3部、エチレンジアミン四酢酸ナト
リウム0.1部、硫酸第1鉄7水和物0.003部ソジ
ウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.2部、およ
びジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.
05部を加えて昇温を開始した。反応器の内容液が70
℃に到達したのち、アクリロニトリル15部に溶解した
N−フェニルマレイミド30部、スチレン55部、t−
ドデシルメルカプタン0.15部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.7部およびイオン交換水50部
を、乳化装置〔ノリタケカンパニー(株)製、スタティ
ックミキサーT3−27〕に送って連続的に乳化させ、
該反応器に導入し70℃に保ちながら6時間かけて添加
した。
積100リットルの攪拌機を備えた温度制御可能な反応
器に、イオン交換水200部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.3部、エチレンジアミン四酢酸ナト
リウム0.1部、硫酸第1鉄7水和物0.003部ソジ
ウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.2部、およ
びジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.
05部を加えて昇温を開始した。反応器の内容液が70
℃に到達したのち、アクリロニトリル15部に溶解した
N−フェニルマレイミド30部、スチレン55部、t−
ドデシルメルカプタン0.15部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.7部およびイオン交換水50部
を、乳化装置〔ノリタケカンパニー(株)製、スタティ
ックミキサーT3−27〕に送って連続的に乳化させ、
該反応器に導入し70℃に保ちながら6時間かけて添加
した。
【0050】このときの乳化溶液をスタティックミキサ
ーの出口で採取し、その乳化単量体の大きさを、光学顕
微鏡で測定したところ、その平均粒子径は30μm以下
であった。また、上記単量体の一部が混合されてから反
応器に導入されるまでの時間は6秒であった。さらに、
乳化溶液を反応器に導入すると同時にエチレンジアミン
四酢酸ナトリウム0.1部、硫酸第1鉄7水和物0.0
03部、ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート
0.2部をイオン交換水20部に溶解した溶液と、ジイ
ソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部
も、5時間かけて連続的に重合系に添加した。反応開始
後、6時間かけて重合率99.5%に達し、生成した共
重合体ラテックスの凝集物は0.09%であった。得ら
れた共重合体ラテックスに塩化カルシウムを加えて凝固
し、水洗、乾燥して共重合体(b−4)を得た。
ーの出口で採取し、その乳化単量体の大きさを、光学顕
微鏡で測定したところ、その平均粒子径は30μm以下
であった。また、上記単量体の一部が混合されてから反
応器に導入されるまでの時間は6秒であった。さらに、
乳化溶液を反応器に導入すると同時にエチレンジアミン
四酢酸ナトリウム0.1部、硫酸第1鉄7水和物0.0
03部、ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート
0.2部をイオン交換水20部に溶解した溶液と、ジイ
ソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部
も、5時間かけて連続的に重合系に添加した。反応開始
後、6時間かけて重合率99.5%に達し、生成した共
重合体ラテックスの凝集物は0.09%であった。得ら
れた共重合体ラテックスに塩化カルシウムを加えて凝固
し、水洗、乾燥して共重合体(b−4)を得た。
【0051】ノボラック型フェノール樹脂の調製 ノボラック型フェノール樹脂として、荒川化学工業
(株)製の「タマノル759」を用いた。有機系リン含有化合物の調製 有機系リン含有化合物として、トリフェニルチオホスフ
ェート、トリフェニルホスフェートを用いた。他の樹脂材料の調製 他の樹脂材料として、ポリカーボネートを用いた。
(株)製の「タマノル759」を用いた。有機系リン含有化合物の調製 有機系リン含有化合物として、トリフェニルチオホスフ
ェート、トリフェニルホスフェートを用いた。他の樹脂材料の調製 他の樹脂材料として、ポリカーボネートを用いた。
【0052】難燃性樹脂組成物の製造および評価 表2に示す各成分を、内径50mmの押出機で温度19
0〜240℃の範囲で溶融混練りし、ペレットを作製し
た。得られたペレットを、5oz射出成形機を用いて、
成形温度200〜240℃の範囲で成形して試験片を作
製し、その物性を評価した。結果を表2に示す。なお、
物性の評価は、以下のとおりである。燃焼試験 UL−94に準拠。試験片;1/16″×1/2″×
5″アイゾット衝撃強度 ASTM D256(1/4″、23℃、ノッチ付き)熱変形温度 ASTM D648(18.6kg/cm2 )
0〜240℃の範囲で溶融混練りし、ペレットを作製し
た。得られたペレットを、5oz射出成形機を用いて、
成形温度200〜240℃の範囲で成形して試験片を作
製し、その物性を評価した。結果を表2に示す。なお、
物性の評価は、以下のとおりである。燃焼試験 UL−94に準拠。試験片;1/16″×1/2″×
5″アイゾット衝撃強度 ASTM D256(1/4″、23℃、ノッチ付き)熱変形温度 ASTM D648(18.6kg/cm2 )
【0053】
【表2】
【0054】表2から明らかなように、実施例1〜9の
本発明の難燃性樹脂組成物は、本発明の目的とするもの
が得られている。これに対し、比較例1は、重合前のゴ
ム状重合体のゲル含有率が本発明の範囲を超えており、
難燃性と耐衝撃性のバランスが劣っている。比較例2
は、シアン化ビニル化合物の含有率が本発明の範囲未満
の組成物であり、目的とする難燃性が得られない。比較
例3〜4は、マレイミド化合物の含有率が本発明の範囲
未満であり、組成物の耐熱性が劣っている。比較例5
は、ノボラック型フェノール樹脂の含有率が本発明の範
囲未満の組成物であり、目的とする難燃性が得られな
い。比較例6は、有機系リン化合物の含有率が本発明の
範囲未満の組成物であり、目的とする難燃性が得られな
い。
本発明の難燃性樹脂組成物は、本発明の目的とするもの
が得られている。これに対し、比較例1は、重合前のゴ
ム状重合体のゲル含有率が本発明の範囲を超えており、
難燃性と耐衝撃性のバランスが劣っている。比較例2
は、シアン化ビニル化合物の含有率が本発明の範囲未満
の組成物であり、目的とする難燃性が得られない。比較
例3〜4は、マレイミド化合物の含有率が本発明の範囲
未満であり、組成物の耐熱性が劣っている。比較例5
は、ノボラック型フェノール樹脂の含有率が本発明の範
囲未満の組成物であり、目的とする難燃性が得られな
い。比較例6は、有機系リン化合物の含有率が本発明の
範囲未満の組成物であり、目的とする難燃性が得られな
い。
【0055】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物によれば、ハ
ロゲン含有化合物を難燃剤として使用することなく、優
れた難燃性を得ることができる。しかも、成形加工時お
よび燃焼時にダイオキシンなどの有害物質の発生が起こ
りにくく、さらに実用レベルの高度な耐衝撃性、耐熱性
をも有している。
ロゲン含有化合物を難燃剤として使用することなく、優
れた難燃性を得ることができる。しかも、成形加工時お
よび燃焼時にダイオキシンなどの有害物質の発生が起こ
りにくく、さらに実用レベルの高度な耐衝撃性、耐熱性
をも有している。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨志田 洋一 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の(A)、(B)および(C)の群
から選ばれた少なくとも1種のゴム強化樹脂100重量
部に対し、ノボラック型フェノール樹脂1〜200重量
部および有機系リン含有化合物1〜200重量部を含有
してなる難燃性樹脂組成物。 (A)ゲル含有率が2〜50重量%であるゴム状重合体
の存在下で芳香族ビニル化合物およびシアン化ビニル化
合物を重合して得られるゴム強化樹脂。 (B)ゴム状重合体、芳香族ビニル化合物およびシアン
化ビニル化合物を構成成分とし、ゴム強化樹脂中のシア
ン化ビニル化合物量が5〜50重量%であるゴム強化樹
脂。 (C)ゴム状重合体、芳香族ビニル化合物、シアン化ビ
ニル化合物およびマレイミド化合物を構成成分とし、ゴ
ム強化樹脂中のマレイミド化合物量が5〜60重量%で
あるゴム強化樹脂。 - 【請求項2】 (B)〜(C)成分の重合前のゴム状重
合体のゲル含有率が2〜50重量%である請求項1記載
の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の難燃性樹脂組成
物5〜95重量%と他の樹脂材料95〜5重量%とをブ
レンドしてなる難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061216A JPH06248160A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 難燃性樹脂組成物 |
| KR1019940003411A KR100303758B1 (ko) | 1993-02-26 | 1994-02-12 | 난연성수지조성물 |
| US08/201,031 US5605962A (en) | 1993-02-26 | 1994-02-24 | Flame retarding resin composition |
| EP94102911A EP0612806A1 (en) | 1993-02-26 | 1994-02-25 | Flame retarding resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061216A JPH06248160A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 難燃性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06248160A true JPH06248160A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13164788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5061216A Pending JPH06248160A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 難燃性樹脂組成物 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5605962A (ja) |
| EP (1) | EP0612806A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06248160A (ja) |
| KR (1) | KR100303758B1 (ja) |
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| WO1997031980A1 (en) * | 1996-02-29 | 1997-09-04 | Kaneka Corporation | Flame-retardant thermoplastic resin composition |
| US6462112B2 (en) | 1998-04-01 | 2002-10-08 | Daihachi Chemical Industry Co., Ltd. | Flame-retarded acrylonitrile-butadiene-styrene resin |
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| KR100331377B1 (ko) | 1999-07-14 | 2002-04-09 | 안복현 | 난연성을 갖는 열가소성 수지 조성물의 제조방법 |
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| KR102501598B1 (ko) | 2019-10-21 | 2023-02-20 | 주식회사 엘지화학 | 열가소성 수지 조성물 |
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1994
- 1994-02-12 KR KR1019940003411A patent/KR100303758B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1994-02-24 US US08/201,031 patent/US5605962A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-02-25 EP EP94102911A patent/EP0612806A1/en not_active Withdrawn
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| KR940019800A (ko) | 1994-09-15 |
| KR100303758B1 (ko) | 2002-01-09 |
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