JPH0625091Y2 - スキャナーにおける読取り開始制御装置 - Google Patents

スキャナーにおける読取り開始制御装置

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JPH0625091Y2
JPH0625091Y2 JP16015488U JP16015488U JPH0625091Y2 JP H0625091 Y2 JPH0625091 Y2 JP H0625091Y2 JP 16015488 U JP16015488 U JP 16015488U JP 16015488 U JP16015488 U JP 16015488U JP H0625091 Y2 JPH0625091 Y2 JP H0625091Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はスキャナーにおける読取り開始制御装置に係
り、より詳細には、読取り開始を原稿セット領域の開始
ラインから正確に実行させ、組立て誤差等を考慮した不
感帯を不要とする装置に関する。
[従来の技術] 原稿読取り装置であるスキャナーには原稿セット台が移
動式のものと固定式(ブック型)のものとがあるが、一
般にブック型スキャナーは第6図に示すような構造を有
している。
同図において、ランプ51とミラー52を搭載した照明
スキャンユニット53は、周回するタイミングベルト等
54によりガイド55に沿って副走査方向へストローク
し、タイミングベルト等54への周回駆動力はユニット
駆動制御部56がモータ57を正転/逆転させることに
より供給される。
読取りに際しては、先ず原稿セット領域Sのコンタクト
ガラス58の上に原稿59をセットし、照明スキャンユ
ニット53に取付けられているセンサ検知板60をフォ
トインタラプタ61が検知することにより、照明スキャ
ンユニット53が初期位置にセットされていることをユ
ニット駆動制御部56が確認する。この位置で照明スキ
ャンユニット53は原稿セット領域Sを画する枠体62
における読取り開始側部分とコンタクトガラス58との
間に介装されているシェーデイング補正用ホワイト板6
3を照射し、その反射光がミラー52から外部固定ミラ
ー64,65、更にレンズ系66を介してイメージセン
サ67へ集光せしめられ、イメージセンサ67の走査デ
ータが入力されたデータ処理部68でシェーディング補
正処理がなされる。
この後、ユニット駆動制御部56はモータ57を正転さ
せて照明スキャンユニット53を副走査方向へ移動さ
せ、第7図に示すようにランプ51の照射中心が原稿セ
ット領域Sへ至った時点で、データ処理部68がイメー
ジセンサ67からの読取りデータを取込み蓄積する。ま
た、原稿59の読取りが終了すると、ユニット駆動制御
部56がモータ57を逆転させて照明スキャンユニット
53を前記の初期位置へ戻すが、この際の戻しの確認も
センサ検知板60をフォトインタラプタ61が検知する
ことにより行われる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記の動作において、シェーディング補正後
の原稿読取り開始のタイミングは、フォトインタラプタ
61から初期位置を確認した後、モータ57のステップ
数やエンコーダによるカウント出力等から所定の距離だ
け照明スキャンユニット53が移動したことを検知して
第一ライン目の読取り開始を実行させるようにしてい
る。
しかし、初期位置をセットするためのセンサ検知板60
やフォトインタラプタ61の取付けに際しては常に取付
け誤差が生じ、また外装カバーや照明スキャンユニット
53の寸法誤差等もあるため、前記のステップ数やカウ
ント出力に基づくと理想的な読取り開始のタイミングを
得ることができなくなり、読取り開始点が枠体62の範
囲になった場合には原稿セット領域Sとの境界部分が読
取り画像内に含まれるようなことも生じ、この場合には
同境界線が黒い線になって再生画像に現れてしまうこと
になる。
従来から、前記の不具合を解消するために、計算上得ら
れる読取り開始ライン(境界線)より原稿セット領域S
側へ1mm程度入ったラインを読取り開始ラインの中心と
し、同ラインに対して副走査方向へ±1mmの幅内にある
領域を不感帯(読取りを保証しない領域:第7図のX領
域)を設けているが、この方法によると読取り領域を狭
くすると共に、原稿を正確にセットしても端部に画情報
がある場合にはその画情報を読取れなくなるという新た
な問題点を生じる。
そこで、本考案は、読取りの開始を原稿セット領域の開
始ラインから正確に実行させ、不感帯を設ける必要のな
いスキャナーを提供することを目的として創作された。
[課題を解決するための手段] 本考案の基本的構成は第1図及び第2図に示され、ラン
プ1及びミラー2を搭載した照明スキャンユニット3を
副走査方向へ走行させながら、原稿4からの反射光を読
取りセンサ5へ集光させて主走査方向ラインデータを読
取るブック型スキャナーにおいて、原稿セット領域を画
する枠体6における読取り開始側部分とコンタクトガラ
ス7との間に、帯状のシェーディング補正用ホワイト面
8と所定の読取りライン数(N)に対応する幅の帯状の
ブラック面9を有する薄板10をブラック面9の縁が原
稿セット領域の縁に合致するように介装すると共に、読
取りセンサ5の読取ったラインデータを蓄積するライン
バッファ11と、ラインバッファ11に蓄積されるライ
ンデータが全黒ラインか否かを判定するライン判定手段
12と、ライン判定手段12の全黒ライン有りの判定に
基づき、ラインバッファ11に蓄積される全黒ラインの
連続数をカウントするラインカウント手段13と、読取
り開始後にラインカウント手段13が最初に所定ライン
数(N)をカウントしたときに、ラインバッファ11へ
蓄積される次のラインデータ以降のラインデータをデー
タ処理部14へ転送するデータ転送制御手段15とを具
備したことを特徴とするスキャナーにおける読取り開始
制御装置に係る。
[作用] 照明スキャンユニット3は駆動制御部16で制御される
ユニット駆動部17で副走査方向へストロークせしめら
れる。照明スキャンユニット3の初期位置は従来技術と
同様にセンサ等の手段によって駆動制御部16が確認し
て同ユニット3を同位置にセットする。
この位置では読取りラインが薄板10のシェーディング
補正用ホワイト面8となっており、同面8の反射光はミ
ラー2→固定ミラー18,19→レンズ系20を通じて
読取りセンサ5へ集光され、同センサ5の出力データは
ラインバッファ11に蓄積されて、データ転送制御手段
15がデータ処理部14へ転送することになるが、デー
タ処理部14では同データを用いてシェーディング補正
処理のみを実行する。
この後、駆動制御部16はユニット駆動部17により照
明スキャンユニット3を副走査方向へ移動させる。この
移動により、ランプ1の照射ラインが薄板10のブラッ
ク面9となり、ブラック面9の主走査方向ラインデータ
が読取りセンサ5で読取られてラインバッファ11に蓄
積されることになるが、ライン判定手段12が全黒ライ
ン有りを判定し、その判定に基づいてラインカウント手
段13が連続して蓄積される全黒ライン数をカウントす
る。尚、データ転送制御手段15はこの走査データにつ
いてはデータ処理部へ転送しない。
この状態でラインカウント手段13のカウントが進行
し、Nラインをカウントすると、データ転送制御手段1
5はラインカウント手段13からのNカウント信号に基
づいてラインバッファ11の次の走査ラインデータ以降
のデータをデータ処理部14へ転送する。
ところで、薄板10のブラック面9の幅は読取りライン
数Nに対応する幅に設定されていると共に、その縁が原
稿セット領域の縁に合致せしめられている。
従って、ランプ1により照射ラインが原稿セット領域へ
入った時点で自動的に最初の走査データからデータ処理
部14へ転送されることになり、不感帯を設ける必要が
なくなると共に、原稿4を原稿セット領域へ正しくセッ
トすれば、確実にその端部から読取りデータを得ること
ができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第3図から第5図を用いて説
明する。
第3図はスキャナーの駆動部とその制御システム回路を
概略的に示した図である。同図において、21は原稿セ
ット領域を画する枠体の読取り開始側部分、22は第4
図に示すような帯状のホワイト面22wとブラック面2
2bを有した薄板、23はコンタクトガラス、24はガ
イドバー、25はランプ26とミラー27を搭載した照
明スキャンユニット、28はタイミングベルト、29は
ベルト駆動用プーリー、30はステッピングモータ、3
1はモータドライバ、32,33は固定ミラー、34は
集光レンズ、35はCCDイメージセンサ、36はCC
D制御部、37はA/D変換器、38はラインバッフ
ァ、39はオペポート、40はオペポートI/Fであ
り、これらの内の電気回路部はマイクロコンピュータ回
路によって制御される。マイクロコンピュータ回路は、
システム制御プログラムを格納したROM41と、各種
管理データを格納するRAM42と、読取られた画情報
を蓄積するRAM43と、I/Oポート44がCPU4
5のバスライン46に接続された構成を有し、CPU4
5がROM41のプログラムに基づいて外部回路を制御
する。
以下、第5図のフローチャートを参照しながらこのスキ
ャナーの原稿読取り動作を説明する。
先ず、照明スキャンユニット25が初期位置にセットさ
れている状態、即ち、照明スキャンラインが薄板22の
ホワイト面22wに位置するようにセットされている状
態で、オペポート39から読取り指示を入力すると、D
PU45はランプ26を伴い点灯させると共に、CCD
制御部36によりCCDイメージセンサ35をON状態
にする。これにより、ホワイト面22wの反射光がミラ
ー27,32,33で集光レンズ34へ導かれてCCD
イメージセンサ35へ入射され、その走査出力がA/D
変換器37で量子化された後、ラインバッファ38に蓄
積される[ステップ(1)]。そして、CPU45はライ
ンバッファ38に蓄積された白ラインデータをI/Oポ
ート44を通じてRAM42へ取込み、これを参照して
シェーディング補正用データをセットし、読取りデータ
の入力に備える[ステップ(2)]。
前記の動作が終了すると、CPU45はモータドライバ
31によりモータ30を正転させ、照明スキャンユニッ
ト25を副走査方向(右方向)へ移動させると共に、そ
の移動速度に同期させてCCD制御部36によってCC
Dイメージセンサ35による走査を開始させる[ステッ
プ(3)(4)]。この走査は、第4図に示すように、薄板2
2におけるホワイト面22wの領域(W)の走査から始
め、照明スキャンユニット25の移動によりブラック面
22bの領域(B)へ移行することになるが、この過程
で、CPU45はラインバッファ38に蓄積されるライ
ンデータが全黒ラインデータになるかどうかをチェック
しており、全黒ラインデータが検出されると直にその全
黒ライン数のカウントを開始する[ステップ(5)(6)]。
尚、この階段ではラインバッファ38のデータはマイク
ロコンピュータ回路側へは取込まれず、ラインバッファ
38での入力データの書換えのみが実行されている。
そして、CPU45が連続して入力されている全黒ライ
ン数が5ラインになったことを確認すると、I/Oポー
ト44を制御して前記の5ライン目の次にラインバッフ
ァ38へ入力されたラインデータ以降のラインデータを
取込み、RAM43へ蓄積させる[ステップ(7)〜(1
0)]。即ち、薄板22のブラック面22bは第4図に示
すように走査ライン数5本分に相当する幅に設定されて
おり、且つ、第3図に示すようにその縁が原稿セット領
域を画する枠体21の縁と合致するように介装されてい
ることから、ブラック面22bの領域(B)を5ライン
分走査すると次の走査ラインは原稿セット領域(R)に
移行することになる。尚、ブラック面22bの領域
(B)の幅は読取りにおける幅走査方向線密度により定
まり、例えば、前記のように全黒ライン数のカウント値
が5本と設定している場合で、幅走査方向線密度が7.
7本/mmであるときには0.65mmの幅に設定しておけ
ばよい。
以降、モータ30で照明スキャンユニット25を副走査
方向へ送りながらコンタクトガラス23の上にセットさ
れている原稿50の画情報をCCDイメージセンサ35
で読取り、A/D変換後のラインデータをラインバッフ
ァ38からRAM43へ蓄積してゆくことになるが、原
稿の読取りが終了すると、CPU45はI/Oポート4
4を通じて制御信号を出力してCCD制御部36でCC
Dイメージセンサ35の読取り動作を停止させ、またモ
ータドライバ31でモータ30を停止させる[ステップ
(10)〜(12)]。そして、この停止後、CPU45はI/
Oポート44からモータドライバ31へ制御信号を出力
してモータ30を逆転させ、照明スキャンユニット25
を逆方向へ移動させて初期位置へ戻し、初期位置に戻さ
れたことを検知するとモータ30を停止させる[ステッ
プ(13)〜(15)]。尚、照明スキャンユニット25が初期
位置にセットされたか否かの判断は、従来の技術と同様
に、照明スキャンユニット25に取付けられている検知
板(図示せず)を枠体21側に取付けられているフォト
インタラプタ(図示せず)が検知して、この検知信号を
CPU45がI/Oポート44を介して検出することに
より行われる。
[考案の効果] 以上のように、本考案は、ブック型スキャナーにおい
て、枠体とコンタクトガラスの間に介装された薄板のブ
ラック面の走査ライン数をカウントし、所定カウント数
が確認された後の次ラインデータから読取り画情報とし
てデータ処理部へ転送するようにしたため、常に画情報
読取り開始ラインが原稿セット領域の開始位置から始ま
るようにでき、画情報の読取り開始位置がスキャナーの
部品の寸法・仕様精度や組立て精度等に影響されないよ
うになり、また所謂不感帯を設ける必要をなくす。この
結果、原稿端部の読取り画情報が欠落せず、全画情報の
確実な再生が可能となる。
また、本考案は、シェーディング補正用の薄板にブラッ
ク面を施すだけで、他の制御はソフトウェアにより実現
できるため、ハードウェア上の大きな変更を伴わないと
いう利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本的構成を示す図、第2図は薄板の
平面図、第3図は実施例に係るスキャナーの駆動部とそ
の制御システム回路を概略的に示した図、第4図は走査
態様を示す薄板の平面図、第5図は原稿読取り動作プロ
セスを示すフローチャート、第6図は従来のスキャナー
の構成を示す断面図、第7図は同スキャナーの一部を拡
大した要部断面図である。 1……ランプ、2……ミラー、3……照明スキャンユニ
ット、4……原稿、5……読取りセンサ、6……枠体、
7……コンタクトガラス、8……シェーディング補正用
ホワイト面、9……ブラック面、10……薄板、11…
…ラインバッファ、12……ライン判定手段、13……
ラインカウント手段、14……データ処理部、15……
データ転送制御手段、16……駆動制御部、17……ユ
ニット駆動部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプ及びミラーを搭載した照明スキャン
    ユニットを副走査方向へ走行させながら、原稿からの反
    射光を読取りセンサへ集光させて主走査方向ラインデー
    タを読取るブック型スキャナーにおいて、 原稿セット領域を画する枠体における読取り開始側部分
    とコンタクトガラスとの間に、帯状のシェーディング補
    正用ホワイト面と所定の読取りライン数(N)に対応す
    る幅の帯状のブラック面を有する薄板をブラック面の縁
    が原稿セット領域の縁に合致するように介装すると共
    に、読取りセンサの読取ったラインデータを蓄積するラ
    インバッファと、ラインバッファに蓄積されるラインデ
    ータが全黒ラインか否かを判定するライン判定手段と、
    ライン判定手段の全黒ライン有りの判定に基づき、ライ
    ンバッファに蓄積される全黒ラインの連続数をカウント
    するラインカウント手段と、読取り開始後にラインカウ
    ント手段が最初に所定ライン数(N)をカウントしたと
    きに、ラインバッファへ蓄積される次のラインデータ以
    降のラインデータをデータ処理部へ転送するデータ転送
    制御手段とを具備したことを特徴とするスキャナーにお
    ける読取り開始制御装置。
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